JPH08209191A - 生分解性ビルダー、その製造方法及び該ビルダーを用いた洗浄剤組成物 - Google Patents
生分解性ビルダー、その製造方法及び該ビルダーを用いた洗浄剤組成物Info
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- JPH08209191A JPH08209191A JP4415595A JP4415595A JPH08209191A JP H08209191 A JPH08209191 A JP H08209191A JP 4415595 A JP4415595 A JP 4415595A JP 4415595 A JP4415595 A JP 4415595A JP H08209191 A JPH08209191 A JP H08209191A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 キレート能力に優れ、かつ生分解性を有する
経済的に有利なビルダー、このものを効率よく製造する
方法及び該生分解性ビルダーを含有する洗浄性能に優
れ、かつ環境にやさしい洗浄剤組成物を提供すること。 【構成】 アクリル酸系重合体の酸化剤処理物からなる
生分解性ビルダー、水性媒体又はアルコール性媒体中に
おいて、アクリル酸系重合体を温度−３０〜１００℃の
条件にて酸化剤処理する生分解性ビルダーの製造方法、
及び界面活性成分と上記生分解性ビルダーとを含有する
洗浄剤組成物である。
経済的に有利なビルダー、このものを効率よく製造する
方法及び該生分解性ビルダーを含有する洗浄性能に優
れ、かつ環境にやさしい洗浄剤組成物を提供すること。 【構成】 アクリル酸系重合体の酸化剤処理物からなる
生分解性ビルダー、水性媒体又はアルコール性媒体中に
おいて、アクリル酸系重合体を温度−３０〜１００℃の
条件にて酸化剤処理する生分解性ビルダーの製造方法、
及び界面活性成分と上記生分解性ビルダーとを含有する
洗浄剤組成物である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は生分解性ビルダー、その
製造方法及び該生分解性ビルダーを含有する洗浄剤組成
物に関する。さらに詳しくは、本発明は、キレート能力
に優れ、かつ生分解性を有する経済的に有利なビルダ
ー、該ビルダーを効率よく製造する方法、及び上記生分
解性ビルダーを含有する洗浄性能に優れ、かつ環境への
適合性に優れた洗浄剤組成物に関するものである。
製造方法及び該生分解性ビルダーを含有する洗浄剤組成
物に関する。さらに詳しくは、本発明は、キレート能力
に優れ、かつ生分解性を有する経済的に有利なビルダ
ー、該ビルダーを効率よく製造する方法、及び上記生分
解性ビルダーを含有する洗浄性能に優れ、かつ環境への
適合性に優れた洗浄剤組成物に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、界面活性剤を主成分とする洗浄剤
においては、該界面活性剤の補助成分としてビルダーを
配合することにより、洗浄性能を高めることが行われて
いる。このビルダーとしては、水に添加した際にアルカ
リ性を示す無機化合物や不飽和脂肪族カルボン酸の重合
体などが知られている。前者の例としては、ナトリウム
やカリウムの炭酸塩，炭酸水素塩，リン酸塩，ポリリン
酸塩，ケイ酸塩あるいはゼオライトなどが挙げられ、後
者の例としては、ポリアクリル酸，ポリマレイン酸，ポ
リイタコン酸などが挙げられる。これらのビルダーの中
では、効果，経済性及び作業性などの面から、リン酸
塩，ポリリン酸塩及びゼオライトが多量に使用されてい
る。しかしながら、リン酸塩やポリリン酸塩は、湖沼や
河川の富栄養化の原因となり、また、ゼオライトは水に
不溶であるため堆積するなどの問題を有している。した
がって、ビルダーとしての性能（キレート能力）に優
れ、かつ生分解性を有し、環境汚染等の問題を生じず、
しかも経済的に有利なビルダーの開発が望まれていた。
においては、該界面活性剤の補助成分としてビルダーを
配合することにより、洗浄性能を高めることが行われて
いる。このビルダーとしては、水に添加した際にアルカ
リ性を示す無機化合物や不飽和脂肪族カルボン酸の重合
体などが知られている。前者の例としては、ナトリウム
やカリウムの炭酸塩，炭酸水素塩，リン酸塩，ポリリン
酸塩，ケイ酸塩あるいはゼオライトなどが挙げられ、後
者の例としては、ポリアクリル酸，ポリマレイン酸，ポ
リイタコン酸などが挙げられる。これらのビルダーの中
では、効果，経済性及び作業性などの面から、リン酸
塩，ポリリン酸塩及びゼオライトが多量に使用されてい
る。しかしながら、リン酸塩やポリリン酸塩は、湖沼や
河川の富栄養化の原因となり、また、ゼオライトは水に
不溶であるため堆積するなどの問題を有している。した
がって、ビルダーとしての性能（キレート能力）に優
れ、かつ生分解性を有し、環境汚染等の問題を生じず、
しかも経済的に有利なビルダーの開発が望まれていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
状況下で、キレート能力に優れ、かつ生分解性を有する
経済的に有利なビルダー、このものを効率よく製造する
方法、及び上記生分解性ビルダーを含有する洗浄性能に
優れ、かつ環境への適合性に優れた洗浄剤組成物を提供
することを目的とするものである。
状況下で、キレート能力に優れ、かつ生分解性を有する
経済的に有利なビルダー、このものを効率よく製造する
方法、及び上記生分解性ビルダーを含有する洗浄性能に
優れ、かつ環境への適合性に優れた洗浄剤組成物を提供
することを目的とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成するために鋭意研究を重ねた結果、アクリル酸系
重合体の酸化剤処理物は、キレート能力に優れ、かつ生
分解性を有し、しかも簡単なプロセスで効率よく製造す
ることができ、経済的にも有利であること、そしてこの
生分解性ビルダーと界面活性成分とを、必須成分として
含有する洗浄剤組成物は洗浄性能に優れ、環境への適合
性に優れることを見出した。本発明はかかる知見に基づ
いて完成したものである。
を達成するために鋭意研究を重ねた結果、アクリル酸系
重合体の酸化剤処理物は、キレート能力に優れ、かつ生
分解性を有し、しかも簡単なプロセスで効率よく製造す
ることができ、経済的にも有利であること、そしてこの
生分解性ビルダーと界面活性成分とを、必須成分として
含有する洗浄剤組成物は洗浄性能に優れ、環境への適合
性に優れることを見出した。本発明はかかる知見に基づ
いて完成したものである。
【０００５】すなわち、本発明はアクリル酸系重合体、
好ましくは数平均分子量１０００〜４００万のアクリル
酸系重合体の酸化剤処理物からなる生分解性ビルダーを
提供するとともに、界面活性成分とこの生分解性ビルダ
ーとを含有してなる洗浄剤組成物をも提供するものであ
る。また、上記生分解性ビルダーは、水性媒体又はアル
コール性媒体中において、アクリル酸系重合体を温度−
３０〜１００℃の条件にて、酸化剤処理、好ましくはオ
ゾン及び／又は過酸化物による酸化剤処理することによ
り、製造することができる。以下、本発明についてさら
に詳細に説明する。
好ましくは数平均分子量１０００〜４００万のアクリル
酸系重合体の酸化剤処理物からなる生分解性ビルダーを
提供するとともに、界面活性成分とこの生分解性ビルダ
ーとを含有してなる洗浄剤組成物をも提供するものであ
る。また、上記生分解性ビルダーは、水性媒体又はアル
コール性媒体中において、アクリル酸系重合体を温度−
３０〜１００℃の条件にて、酸化剤処理、好ましくはオ
ゾン及び／又は過酸化物による酸化剤処理することによ
り、製造することができる。以下、本発明についてさら
に詳細に説明する。
【０００６】本発明の生分解性ビルダーは、アクリル酸
系重合体の酸化剤処理物からなるものであって、原料と
して用いられるアクリル酸系重合体としては、アクリル
酸の単独重合体や共重合体を挙げることができる。アク
リル酸の共重合体に用いられるコモノマーとしては、例
えばメタクリル酸，アクリル酸アミド，メタクリル酸ア
ミド，無水マレイン酸，マレイン酸，マレイン酸アミ
ド，マレイン酸イミド，イタコン酸，クロトン酸，フマ
ル酸，無水イタコン酸，エチレン，プロピレン，イソブ
チレン，ブテン−１，メチルビニルエーテル，スチレ
ン，酢酸ビニル，アクリル酸エステル，メタクリル酸エ
ステル，アクリロニトリル，塩化ビニルなどが挙げられ
る。これらのコモノマーは一種用いてもよく、二種以上
を組み合わせて用いてもよい。
系重合体の酸化剤処理物からなるものであって、原料と
して用いられるアクリル酸系重合体としては、アクリル
酸の単独重合体や共重合体を挙げることができる。アク
リル酸の共重合体に用いられるコモノマーとしては、例
えばメタクリル酸，アクリル酸アミド，メタクリル酸ア
ミド，無水マレイン酸，マレイン酸，マレイン酸アミ
ド，マレイン酸イミド，イタコン酸，クロトン酸，フマ
ル酸，無水イタコン酸，エチレン，プロピレン，イソブ
チレン，ブテン−１，メチルビニルエーテル，スチレ
ン，酢酸ビニル，アクリル酸エステル，メタクリル酸エ
ステル，アクリロニトリル，塩化ビニルなどが挙げられ
る。これらのコモノマーは一種用いてもよく、二種以上
を組み合わせて用いてもよい。
【０００７】上記アクリル酸系重合体は、得られる酸化
剤処理物のキレート能力及び生分解性の点から、数平均
分子量が１０００〜４００万の範囲のものが好適であ
る。なお、この数平均分子量は、ゲルパーミエーション
クロマトグラフィー（ＧＰＣ）法により、ポリエチレン
グリコールを標準物質として測定した値である。この生
分解性ビルダーは、様々な方法により製造することがで
きるが、以下に示すような本発明の方法に従えば、容易
に製造することができる。まず、前記アクリル酸系重合
体の一種又は二種以上を、水性媒体又はアルコール性媒
体に溶解してアクリル酸系重合体溶液を調製する。この
際用いられる水性媒体又はアルコール性媒体としては、
例えば水や、メタノール，エタノール，プロパノールな
どの低級アルコール、あるいはこれらの混合物を挙げる
ことができる。アクリル酸系重合体の濃度については特
に制限はないが、通常１〜５０重量％の範囲で選ばれ
る。
剤処理物のキレート能力及び生分解性の点から、数平均
分子量が１０００〜４００万の範囲のものが好適であ
る。なお、この数平均分子量は、ゲルパーミエーション
クロマトグラフィー（ＧＰＣ）法により、ポリエチレン
グリコールを標準物質として測定した値である。この生
分解性ビルダーは、様々な方法により製造することがで
きるが、以下に示すような本発明の方法に従えば、容易
に製造することができる。まず、前記アクリル酸系重合
体の一種又は二種以上を、水性媒体又はアルコール性媒
体に溶解してアクリル酸系重合体溶液を調製する。この
際用いられる水性媒体又はアルコール性媒体としては、
例えば水や、メタノール，エタノール，プロパノールな
どの低級アルコール、あるいはこれらの混合物を挙げる
ことができる。アクリル酸系重合体の濃度については特
に制限はないが、通常１〜５０重量％の範囲で選ばれ
る。
【０００８】次に、温度−３０〜１００℃の範囲におい
てオゾン及び／又は過酸化物等の酸化剤を吹き込み酸化
処理する。この温度が−３０℃未満では反応速度が遅く
て実用的ではなく、１００℃を超えると副反応の割合が
大きくなり、実用的でない。反応速度及び性能の面か
ら、好ましい処理温度は０〜９０℃、さらに好ましくは
２５〜８０℃の範囲である。また、酸化剤の量は、アク
リル酸系重合体１重量部に対して0.０１重量部以上が好
ましい。この酸化剤量が0.０１重量部未満では処理時間
がかかりすぎ、実用的でない。処理時間は、処理温度に
より左右され、一概に定めることはできないが、通常は
５分間〜２０時間程度、好ましくは３０分間〜１０時
間、さらに好ましくは２時間〜５時間である。このよう
にして、酸化剤処理したのち、反応終了液から公知の方
法に従い、酸化アクリル酸系重合体を単離することによ
り、本発明の生分解性ビルダーが得られる。このように
して得られたアクリル酸系重合体の酸化剤処理物からな
る本発明の生分解性ビルダーは、キレート能力に優れる
とともに、生分解性を有し、洗浄剤ビルダーとして好適
に用いられ、また分散剤などとしても有用である。
てオゾン及び／又は過酸化物等の酸化剤を吹き込み酸化
処理する。この温度が−３０℃未満では反応速度が遅く
て実用的ではなく、１００℃を超えると副反応の割合が
大きくなり、実用的でない。反応速度及び性能の面か
ら、好ましい処理温度は０〜９０℃、さらに好ましくは
２５〜８０℃の範囲である。また、酸化剤の量は、アク
リル酸系重合体１重量部に対して0.０１重量部以上が好
ましい。この酸化剤量が0.０１重量部未満では処理時間
がかかりすぎ、実用的でない。処理時間は、処理温度に
より左右され、一概に定めることはできないが、通常は
５分間〜２０時間程度、好ましくは３０分間〜１０時
間、さらに好ましくは２時間〜５時間である。このよう
にして、酸化剤処理したのち、反応終了液から公知の方
法に従い、酸化アクリル酸系重合体を単離することによ
り、本発明の生分解性ビルダーが得られる。このように
して得られたアクリル酸系重合体の酸化剤処理物からな
る本発明の生分解性ビルダーは、キレート能力に優れる
とともに、生分解性を有し、洗浄剤ビルダーとして好適
に用いられ、また分散剤などとしても有用である。
【０００９】次に本発明の洗浄剤組成物は、界面活性成
分と、上記のようにして得られた生分解性ビルダーとを
必須成分として含有するものである。界面活性成分とし
ては、例えば陰イオン性界面活性剤，陽イオン性界面活
性剤，非イオン性界面活性剤，両性界面活性剤などが用
いられる。ここで、陰イオン性界面活性剤としては、例
えば脂肪酸石ケン，アルキルエーテルカルボン酸塩，Ｎ
−アシルアミノ酸塩，アルキルベンゼンスルホン酸塩，
アルキルナフタレンスルホン酸塩，ジアルキルスルホコ
ハク酸エステル塩，α−オレフィンスルホン酸塩，高級
アルコール硫酸エステル塩，アルキルエーテル硫酸塩，
ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩，
脂肪酸アルキロールアミドの硫酸エステル塩，アルキル
エーテルリン酸エステル塩，アルキルリン酸エステル塩
などが、陽イオン性界面活性剤としては、例えば脂肪族
アミン塩，脂肪族四級アンモニウム塩，ベンザルコニウ
ム塩，塩化ベンゼトニウム，ピリジニウム塩，イミダゾ
リニウム塩などが、非イオン性界面活性剤としては、例
えばポリオキシエチレンアルキルエーテル，ポリオキシ
エチレンアルキルフェニルエーテル，ポリオキシエチレ
ンポリオキシプロピレンブロックポリマー，ポリオキシ
エチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル，ポリ
オキシエチレングリセリン脂肪酸エステル，ポリオキシ
エチレンヒマシ油，ポリオキシエチレンソルビタン脂肪
酸エステル，ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エ
ステル，ポリエチレングリコール脂肪酸エステル，脂肪
酸モノグリセリド，ポリグリセリン脂肪酸エステル，ソ
ルビタン脂肪酸エステル，脂肪酸アルカノールアミド，
ポリオキシエチレン脂肪酸アミド，ポリオキシエチレン
アルキルアミン，アルキルアミンオキシドなどが、両性
界面活性剤としては、例えばカルボキシベタイン型化合
物，アミノカルボン酸塩，イミダゾリニウムベタインな
どが挙げられる。これらの界面活性剤は、洗浄剤組成物
の用途に応じて、一種又は二種以上が適宜選ばれ用いら
れる。
分と、上記のようにして得られた生分解性ビルダーとを
必須成分として含有するものである。界面活性成分とし
ては、例えば陰イオン性界面活性剤，陽イオン性界面活
性剤，非イオン性界面活性剤，両性界面活性剤などが用
いられる。ここで、陰イオン性界面活性剤としては、例
えば脂肪酸石ケン，アルキルエーテルカルボン酸塩，Ｎ
−アシルアミノ酸塩，アルキルベンゼンスルホン酸塩，
アルキルナフタレンスルホン酸塩，ジアルキルスルホコ
ハク酸エステル塩，α−オレフィンスルホン酸塩，高級
アルコール硫酸エステル塩，アルキルエーテル硫酸塩，
ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩，
脂肪酸アルキロールアミドの硫酸エステル塩，アルキル
エーテルリン酸エステル塩，アルキルリン酸エステル塩
などが、陽イオン性界面活性剤としては、例えば脂肪族
アミン塩，脂肪族四級アンモニウム塩，ベンザルコニウ
ム塩，塩化ベンゼトニウム，ピリジニウム塩，イミダゾ
リニウム塩などが、非イオン性界面活性剤としては、例
えばポリオキシエチレンアルキルエーテル，ポリオキシ
エチレンアルキルフェニルエーテル，ポリオキシエチレ
ンポリオキシプロピレンブロックポリマー，ポリオキシ
エチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル，ポリ
オキシエチレングリセリン脂肪酸エステル，ポリオキシ
エチレンヒマシ油，ポリオキシエチレンソルビタン脂肪
酸エステル，ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エ
ステル，ポリエチレングリコール脂肪酸エステル，脂肪
酸モノグリセリド，ポリグリセリン脂肪酸エステル，ソ
ルビタン脂肪酸エステル，脂肪酸アルカノールアミド，
ポリオキシエチレン脂肪酸アミド，ポリオキシエチレン
アルキルアミン，アルキルアミンオキシドなどが、両性
界面活性剤としては、例えばカルボキシベタイン型化合
物，アミノカルボン酸塩，イミダゾリニウムベタインな
どが挙げられる。これらの界面活性剤は、洗浄剤組成物
の用途に応じて、一種又は二種以上が適宜選ばれ用いら
れる。
【００１０】本発明の洗浄剤組成物は、前記界面活性成
分及びアクリル酸系重合体の酸化物処理物からなる生分
解性ビルダーを必須成分として含有するものであるが、
通常洗浄剤に用いられる各種添加剤を用途に応じて適宜
含有していてもよい。また、本発明の洗浄剤組成物の用
途については特に制限はなく、例えば衣料用，人体用，
台所用，浴室用，家具用など種々の用途に用いることが
できる。
分及びアクリル酸系重合体の酸化物処理物からなる生分
解性ビルダーを必須成分として含有するものであるが、
通常洗浄剤に用いられる各種添加剤を用途に応じて適宜
含有していてもよい。また、本発明の洗浄剤組成物の用
途については特に制限はなく、例えば衣料用，人体用，
台所用，浴室用，家具用など種々の用途に用いることが
できる。
【００１１】
【実施例】次に本発明を実施例によりさらに詳しく説明
するが、本発明は、これらの例によってなんら限定され
るものではない。なお、数平均分子量，Ｃａイオンキレ
ート能及び生分解率は以下の方法により求めた。 （１）数平均分子量 ゲルパーミエーションクロマトグラフィー（ＧＰＣ）法
により、ポリエチレングリコールを標準物質として測定
した。 （２）Ｃａイオンキレート能 ５０ミリリットルビーカーに、ポリマー１０ｍｇを入
れ、さらに塩化カルシウム0.００１モル／リットル
（Ｍ）と塩化カリウム0.０８Ｍとを含有する水溶液５０
ミリリットルを入れ、２５℃の恒温槽中で混合し、水溶
液中の二価のＣａイオン濃度をイオンメーターにより測
定した。Ｃａイオンキレート能は、ポリマー１００ｇに
よってキレートされたＣａイオン量（ｇ／１００ｇ）と
して表した。
するが、本発明は、これらの例によってなんら限定され
るものではない。なお、数平均分子量，Ｃａイオンキレ
ート能及び生分解率は以下の方法により求めた。 （１）数平均分子量 ゲルパーミエーションクロマトグラフィー（ＧＰＣ）法
により、ポリエチレングリコールを標準物質として測定
した。 （２）Ｃａイオンキレート能 ５０ミリリットルビーカーに、ポリマー１０ｍｇを入
れ、さらに塩化カルシウム0.００１モル／リットル
（Ｍ）と塩化カリウム0.０８Ｍとを含有する水溶液５０
ミリリットルを入れ、２５℃の恒温槽中で混合し、水溶
液中の二価のＣａイオン濃度をイオンメーターにより測
定した。Ｃａイオンキレート能は、ポリマー１００ｇに
よってキレートされたＣａイオン量（ｇ／１００ｇ）と
して表した。
【００１２】（３）生分解率 生物化学的酸素要求量（ＢＯＤ）は、ＪＩＳ規格Ｋ０１
０２−１９９３に準じて２５℃で５日間攪拌させた際に
消費される溶存酸素の量から求め、次式に従って生分解
率を算出した。 生分解率（％）＝ＢＯＤ／ＴＯＤ×１００ ＢＯＤ：試料の生物化学的酸素要求量 ＴＯＤ：試料の理論的酸素要求量
０２−１９９３に準じて２５℃で５日間攪拌させた際に
消費される溶存酸素の量から求め、次式に従って生分解
率を算出した。 生分解率（％）＝ＢＯＤ／ＴＯＤ×１００ ＢＯＤ：試料の生物化学的酸素要求量 ＴＯＤ：試料の理論的酸素要求量
【００１３】実施例１ １リットルフラスコに、水５００ｇ及びポリアクリル酸
（数平均分子量５５万）５０ｇを入れ溶解したのち、水
酸化ナトリウムでｐＨを１２に調整し、次いで溶液中
に、３０℃で６０分間オゾンを吹き込んだ。反応終了
後、凍結乾燥によりオゾン酸化ポリアクリル酸を単離し
た。このオゾン酸化ポリアクリル酸の数平均分子量は４
3,０００であった。このもののＣａイオンキレート能及
び生分解率を第１表に示す。また、このオゾン酸化した
ポリアクリル酸をフーリエ変換赤外線吸収スペクトル
（ＦＴ−ＩＲ）で測定した結果、水酸基とカルボニル基
が確認された。
（数平均分子量５５万）５０ｇを入れ溶解したのち、水
酸化ナトリウムでｐＨを１２に調整し、次いで溶液中
に、３０℃で６０分間オゾンを吹き込んだ。反応終了
後、凍結乾燥によりオゾン酸化ポリアクリル酸を単離し
た。このオゾン酸化ポリアクリル酸の数平均分子量は４
3,０００であった。このもののＣａイオンキレート能及
び生分解率を第１表に示す。また、このオゾン酸化した
ポリアクリル酸をフーリエ変換赤外線吸収スペクトル
（ＦＴ−ＩＲ）で測定した結果、水酸基とカルボニル基
が確認された。
【００１４】実施例２ 実施例１において、ポリアクリル酸の代わりにアクリル
酸−マレイン酸共重合体（数平均分子量２９万、マレイ
ン酸単位含有量８モル％）を用いた以外は、実施例１と
同様にして、数平均分子量１1,０００のオゾン酸化アク
リル酸−マレイン酸共重合体を得た。このもののＣａイ
オンキレート能及び生分解率を第１表に示す。
酸−マレイン酸共重合体（数平均分子量２９万、マレイ
ン酸単位含有量８モル％）を用いた以外は、実施例１と
同様にして、数平均分子量１1,０００のオゾン酸化アク
リル酸−マレイン酸共重合体を得た。このもののＣａイ
オンキレート能及び生分解率を第１表に示す。
【００１５】実施例３ 実施例１において、数平均分子量５５万のポリアクリル
酸の代わりに数平均分子量１８万のポリアクリル酸を用
いた以外は、実施例１と同様にして、数平均分子量8,３
００のオゾン酸化ポリアクリル酸を得た。このもののＣ
ａイオンキレート能及び生分解率を第１表に示す。
酸の代わりに数平均分子量１８万のポリアクリル酸を用
いた以外は、実施例１と同様にして、数平均分子量8,３
００のオゾン酸化ポリアクリル酸を得た。このもののＣ
ａイオンキレート能及び生分解率を第１表に示す。
【００１６】実施例４ 実施例１において、オゾンの吹込み時間を２時間とした
以外は、実施例１と同様に実施して数平均分子量6,３０
０のオゾン酸化ポリアクリル酸を得た。このもののＣａ
イオンキレート能及び生分解率を第１表に示す。
以外は、実施例１と同様に実施して数平均分子量6,３０
０のオゾン酸化ポリアクリル酸を得た。このもののＣａ
イオンキレート能及び生分解率を第１表に示す。
【００１７】比較例１ 実施例１で用いた未処理ポリアクリル酸のＣａイオンキ
レート能及び生分解率を第１表に示す。
レート能及び生分解率を第１表に示す。
【００１８】比較例２ 実施例２で用いた未処理アクリル酸−マレイン酸共重合
体のＣａイオンキレート能及び生分解率を第１表に示
す。
体のＣａイオンキレート能及び生分解率を第１表に示
す。
【００１９】比較例３ 実施例３で用いた未処理ポリアクリル酸のＣａイオンキ
レート能及び生分解率を第１表に示す。
レート能及び生分解率を第１表に示す。
【００２０】
【表１】
【００２１】実施例５〜８及び比較例４〜６ 実施例１〜４及び比較例１〜３で得られた生成物をそれ
ぞれビルダーとして用い、下記配合の粉末洗剤組成物を
得た。このものについて下記の方法で洗浄力の評価を行
った。結果を第２表に示す。 ノニオン性界面活性剤*1 ２５重量部 アニオン性界面活性剤*2 １５重量部 ビルダー ５重量部 エタノール ３重量部 水 残部 計 １００重量部 ＊１・・Ｃ12/13 セカンダリーアルコールエチレンオキサイド９モル付加物 ＊２・・Ｃ12/13 脂肪族アルコールエチレンオキサイド３モル付加物の硫酸エ ステルのナトリウム塩
ぞれビルダーとして用い、下記配合の粉末洗剤組成物を
得た。このものについて下記の方法で洗浄力の評価を行
った。結果を第２表に示す。 ノニオン性界面活性剤*1 ２５重量部 アニオン性界面活性剤*2 １５重量部 ビルダー ５重量部 エタノール ３重量部 水 残部 計 １００重量部 ＊１・・Ｃ12/13 セカンダリーアルコールエチレンオキサイド９モル付加物 ＊２・・Ｃ12/13 脂肪族アルコールエチレンオキサイド３モル付加物の硫酸エ ステルのナトリウム塩
【００２２】（洗浄力試験法）下記の有機汚垢成分、焼
成粘土およびカーボンブラックを６9.７：２9.８：0.５
（重量比）にて混合した人工汚垢を作成した。 オレイン酸 ２8.３重量部 トリオレイン １5.６重量部 コレステロールオレイン １2.２重量部 流動パラフィン 2.５重量部 スクワレン 2.５重量部 コレステロール 1.６重量部 ゼラチン 7.０重量部 計 ６9.７重量部 この人工汚垢を用い、水溶媒系湿式法にて汚染布を作成
し、これを５ｃｍ×５ｃｍに裁断して反射率が３８〜４
３％のものを試験に供した。
成粘土およびカーボンブラックを６9.７：２9.８：0.５
（重量比）にて混合した人工汚垢を作成した。 オレイン酸 ２8.３重量部 トリオレイン １5.６重量部 コレステロールオレイン １2.２重量部 流動パラフィン 2.５重量部 スクワレン 2.５重量部 コレステロール 1.６重量部 ゼラチン 7.０重量部 計 ６9.７重量部 この人工汚垢を用い、水溶媒系湿式法にて汚染布を作成
し、これを５ｃｍ×５ｃｍに裁断して反射率が３８〜４
３％のものを試験に供した。
【００２３】−洗浄条件− 試験機 Terg-O-Tometer 回転数 １２０ｒｐｍ 水の硬度 ９０ｐｐｍ（ＣａＣＯ3 換算） 洗液量 ９００ミリリットル 洗浄温度 ３０℃ 洗浄濃度 0.０６７％ 浴比 ３０倍 洗浄時間 １０分 すすぎ時間 ３分を２回 乾燥 ロ紙にはさんでアイロン乾燥 その後、洗浄前後の布の表面反射率を測定し、次式から
洗浄力を求めた。 洗浄力（％） （汚垢布のＫ／Ｓ−洗浄布のＫ／Ｓ）／
（汚垢布のＫ／Ｓ−洗浄布のＫ／Ｓ）×１００ 注）Ｋ／Ｓ＝（１−Ｒ）2 ×１２Ｒ (Kubelka-Munk の
式）、ここでＲは布の表面反射率を示す。
洗浄力を求めた。 洗浄力（％） （汚垢布のＫ／Ｓ−洗浄布のＫ／Ｓ）／
（汚垢布のＫ／Ｓ−洗浄布のＫ／Ｓ）×１００ 注）Ｋ／Ｓ＝（１−Ｒ）2 ×１２Ｒ (Kubelka-Munk の
式）、ここでＲは布の表面反射率を示す。
【００２４】
【表２】
【００２５】実施例９ １リットルフラスコに、水４７０ｇ及びポリアクリル酸
（数平均分子量３万）５０ｇを入れ溶解したのち、水酸
化ナトリウムでｐＨを７.0に調整した。次いで３０％過
酸化水素水３３ミリリットルを入れ、８０℃で２０時間
加熱した。反応終了後、反応溶液を酸性にした後、アセ
トンを加えて再沈精製を行った。この変性ポリアクリル
酸の数平均分子量は５５００であった。このもののＣａ
イオンキレート能及び生分解率を第３表に示す。また、
この過酸化水素水で変性したポリアクリル酸をフーリエ
変換赤外線吸収スペクトル（ＦＴ−ＩＲ）で測定した結
果、水酸基とカルボニル基が確認された。
（数平均分子量３万）５０ｇを入れ溶解したのち、水酸
化ナトリウムでｐＨを７.0に調整した。次いで３０％過
酸化水素水３３ミリリットルを入れ、８０℃で２０時間
加熱した。反応終了後、反応溶液を酸性にした後、アセ
トンを加えて再沈精製を行った。この変性ポリアクリル
酸の数平均分子量は５５００であった。このもののＣａ
イオンキレート能及び生分解率を第３表に示す。また、
この過酸化水素水で変性したポリアクリル酸をフーリエ
変換赤外線吸収スペクトル（ＦＴ−ＩＲ）で測定した結
果、水酸基とカルボニル基が確認された。
【００２６】実施例１０ １リットルフラスコに、水４４０ｇ及びポリアクリル酸
（数平均分子量３万）５０ｇを入れ溶解したのち、水酸
化ナトリウムでｐＨを９.2に調整した。次いで３０％過
酸化水素水６０ミリリットルを入れ、２０℃で６時間加
熱した。反応終了後、反応溶液を酸性にした後、アセト
ンを加えて再沈精製を行った。この変性ポリアクリル酸
の数平均分子量は９２００であった。このもののＣａイ
オンキレート能及び生分解率を第３表に示す。
（数平均分子量３万）５０ｇを入れ溶解したのち、水酸
化ナトリウムでｐＨを９.2に調整した。次いで３０％過
酸化水素水６０ミリリットルを入れ、２０℃で６時間加
熱した。反応終了後、反応溶液を酸性にした後、アセト
ンを加えて再沈精製を行った。この変性ポリアクリル酸
の数平均分子量は９２００であった。このもののＣａイ
オンキレート能及び生分解率を第３表に示す。
【００２７】実施例１１ ５００ミリリットルフラスコに、ポリアクリル酸（数平
均分子量３万）１０ｇを入れ、水２００ミリリットルを
加えて溶液とした。次に過酢酸が４０％酢酸溶液１ミリ
リットルを加えて、２０℃で５時間反応させた。反応終
了後、アセトンを加えて再沈精製を行った。この変性ポ
リアクリル酸の数平均分子量は１４０００であった。こ
のもののＣａイオンキレート能及び生分解率を第３表に
示す。
均分子量３万）１０ｇを入れ、水２００ミリリットルを
加えて溶液とした。次に過酢酸が４０％酢酸溶液１ミリ
リットルを加えて、２０℃で５時間反応させた。反応終
了後、アセトンを加えて再沈精製を行った。この変性ポ
リアクリル酸の数平均分子量は１４０００であった。こ
のもののＣａイオンキレート能及び生分解率を第３表に
示す。
【００２８】実施例１２ １リットルフラスコに、水４７０ｇ及びポリアクリル酸
（数平均分子量３万）５０ｇを入れ溶解したのち、水酸
化ナトリウムでｐＨを７.0に調整した。次いで３０％過
酸化水素水３３ミリリットルを入れ、さらにオゾンを吹
き込みつつ２５℃で５時間反応させた。反応終了後、反
応溶液を酸性にした後、アセトンを加えて再沈精製を行
った。この変性ポリアクリル酸の数平均分子量は６６０
０であった。このもののＣａイオンキレート能及び生分
解率を第３表に示す。
（数平均分子量３万）５０ｇを入れ溶解したのち、水酸
化ナトリウムでｐＨを７.0に調整した。次いで３０％過
酸化水素水３３ミリリットルを入れ、さらにオゾンを吹
き込みつつ２５℃で５時間反応させた。反応終了後、反
応溶液を酸性にした後、アセトンを加えて再沈精製を行
った。この変性ポリアクリル酸の数平均分子量は６６０
０であった。このもののＣａイオンキレート能及び生分
解率を第３表に示す。
【００２９】
【表３】
【００３０】実施例１３〜１６ 実施例９〜１２で得られた生成物をそれぞれビルダーと
して用い、実施例５〜８と同様な方法で粉末洗剤組成物
を得た。得られた粉末洗剤組成物について実施例５〜８
と同様な方法で洗浄力の評価を行った。結果を第４表に
示す。
して用い、実施例５〜８と同様な方法で粉末洗剤組成物
を得た。得られた粉末洗剤組成物について実施例５〜８
と同様な方法で洗浄力の評価を行った。結果を第４表に
示す。
【００３１】
【表４】
【００３２】
【発明の効果】本発明の生分解性ビルダーは、キレート
能力に優れ、かつ生分解性を有し、しかも経済的に有利
であり、洗浄剤ビルダーとして好適に用いられる。ま
た、本発明の方法によると、該生分解性ビルダーを、ア
クリル酸系重合体を原料に用い、簡単なプロセスで効率
よく製造することができる。この生分解性ビルダーを含
有する本発明の洗浄剤組成物は洗浄性能に優れ、かつ環
境への適合性に優れる。従って、本発明の洗浄剤組成物
は、例えば衣料用，人体用，台所用，浴室用，家具用な
ど種々の用途に用いられる。
能力に優れ、かつ生分解性を有し、しかも経済的に有利
であり、洗浄剤ビルダーとして好適に用いられる。ま
た、本発明の方法によると、該生分解性ビルダーを、ア
クリル酸系重合体を原料に用い、簡単なプロセスで効率
よく製造することができる。この生分解性ビルダーを含
有する本発明の洗浄剤組成物は洗浄性能に優れ、かつ環
境への適合性に優れる。従って、本発明の洗浄剤組成物
は、例えば衣料用，人体用，台所用，浴室用，家具用な
ど種々の用途に用いられる。
Claims (5)
- 【請求項１】 アクリル酸系重合体の酸化剤処理物から
なる生分解性ビルダー。 - 【請求項２】 アクリル酸系重合体が、数平均分子量１
０００〜４００万であることを特徴とする請求項１記載
の生分解性ビルダー。 - 【請求項３】 水性媒体又はアルコール性媒体中におい
て、アクリル酸系重合体を温度−３０〜１００℃の条件
にて、酸化剤処理してなることを特徴とする生分解性ビ
ルダーの製造方法。 - 【請求項４】 前記酸化剤が、オゾン及び／又は過酸化
物であることを特徴とする請求項３記載の生分解性ビル
ダーの製造方法。 - 【請求項５】 界面活性成分と請求項１又は２記載の生
分解性ビルダーとを含有してなる洗浄剤組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4415595A JPH08209191A (ja) | 1994-11-28 | 1995-03-03 | 生分解性ビルダー、その製造方法及び該ビルダーを用いた洗浄剤組成物 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6-293124 | 1994-11-28 | ||
| JP29312494 | 1994-11-28 | ||
| JP4415595A JPH08209191A (ja) | 1994-11-28 | 1995-03-03 | 生分解性ビルダー、その製造方法及び該ビルダーを用いた洗浄剤組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08209191A true JPH08209191A (ja) | 1996-08-13 |
Family
ID=26384005
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4415595A Pending JPH08209191A (ja) | 1994-11-28 | 1995-03-03 | 生分解性ビルダー、その製造方法及び該ビルダーを用いた洗浄剤組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08209191A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017193819A (ja) * | 2017-07-20 | 2017-10-26 | ユニ・チャーム株式会社 | 使用済み衛生用品からリサイクルパルプを製造する方法 |
| US10773421B2 (en) | 2014-10-15 | 2020-09-15 | Unicharm Corporation | Method for manufacturing recycled pulp from used sanitary article |
-
1995
- 1995-03-03 JP JP4415595A patent/JPH08209191A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10773421B2 (en) | 2014-10-15 | 2020-09-15 | Unicharm Corporation | Method for manufacturing recycled pulp from used sanitary article |
| US11554520B2 (en) | 2014-10-15 | 2023-01-17 | Unicharm Corporation | Recycled pulp, absorbent, non-woven fabric, and sanitary article |
| JP2017193819A (ja) * | 2017-07-20 | 2017-10-26 | ユニ・チャーム株式会社 | 使用済み衛生用品からリサイクルパルプを製造する方法 |
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