JPH08209064A - 天然木化粧合板用抗菌塗料 - Google Patents
天然木化粧合板用抗菌塗料Info
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- JPH08209064A JPH08209064A JP6340953A JP34095394A JPH08209064A JP H08209064 A JPH08209064 A JP H08209064A JP 6340953 A JP6340953 A JP 6340953A JP 34095394 A JP34095394 A JP 34095394A JP H08209064 A JPH08209064 A JP H08209064A
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- Japan
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- antifungal
- antimicrobial
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は有毒性によるや環境汚染のない天然木
化粧合板用抗菌塗料に関するもので、特に抗菌、抗カビ
性能をもつ銀、亜鉛およびそれらの金属化合物からなる
群のうちから選ばれた一つ又は複数の抗菌イオン源と、
該抗菌イオンを吸着担持するリン酸ジルコニウムセラミ
ックス材料からなる群のうちから選ばれた一つを主成分
とする天然木化粧合板用抗菌塗料に関し、木質系及びム
ク材の建築内装材及び木工製品全てに使用できる天然木
化粧合板用抗菌塗料を提供することを目的とするもので
ある。 【構成】天然木化粧合板用抗菌塗料であって、抗菌、抗
カビ性能をもつ銀、亜鉛およびそれらの金属化合物から
なる群のうちから選ばれた一つ又は複数の抗菌イオン源
と、該抗菌イオンを吸着担持するリン酸ジルコニウムセ
ラミックス材料からなる群のうちから選ばれた一つを主
成分とし、2液形アクリル変性ウレタン系塗料100重
量部に対して0.1乃至3重量部を含有したことを特徴
とし、且つ、抗菌剤の沈降防止効果のあるポリエチレン
ワックスの微粒子を使用することを特徴とする。
化粧合板用抗菌塗料に関するもので、特に抗菌、抗カビ
性能をもつ銀、亜鉛およびそれらの金属化合物からなる
群のうちから選ばれた一つ又は複数の抗菌イオン源と、
該抗菌イオンを吸着担持するリン酸ジルコニウムセラミ
ックス材料からなる群のうちから選ばれた一つを主成分
とする天然木化粧合板用抗菌塗料に関し、木質系及びム
ク材の建築内装材及び木工製品全てに使用できる天然木
化粧合板用抗菌塗料を提供することを目的とするもので
ある。 【構成】天然木化粧合板用抗菌塗料であって、抗菌、抗
カビ性能をもつ銀、亜鉛およびそれらの金属化合物から
なる群のうちから選ばれた一つ又は複数の抗菌イオン源
と、該抗菌イオンを吸着担持するリン酸ジルコニウムセ
ラミックス材料からなる群のうちから選ばれた一つを主
成分とし、2液形アクリル変性ウレタン系塗料100重
量部に対して0.1乃至3重量部を含有したことを特徴
とし、且つ、抗菌剤の沈降防止効果のあるポリエチレン
ワックスの微粒子を使用することを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は有毒性による環境汚染の
ない天然木化粧合板用抗菌塗料に関するもので、特に抗
菌性、抗カビ性を有する銀、亜鉛及びそれらの金属化合
物からなる群の中から選ばれた少なくとも1種の化合物
および/又は複数の抗菌イオン源と該抗菌イオンを吸着
担持するリン酸ジルコニウムセラミックス材である一群
の抗菌性及び抗カビ性物質の少なくとも1種を主成分と
する抗菌性及び抗カビ性成分(A成分)、平均粒子径3
ミクロン以下のポリエチレンワックス微粒子(B成
分)、2液形アクリル変性ウレタン系塗料(C成分)か
ら構成され、A成分が、(B成分+C成分)の100重
量部に対して0.1乃至3重量部を含有することを特徴
とする天然木化粧合板用抗菌塗料に関し、木質系及びム
ク材の建築内装材及び木工製品全てに使用できる天然木
化粧合板用抗菌塗料に関するものである。
ない天然木化粧合板用抗菌塗料に関するもので、特に抗
菌性、抗カビ性を有する銀、亜鉛及びそれらの金属化合
物からなる群の中から選ばれた少なくとも1種の化合物
および/又は複数の抗菌イオン源と該抗菌イオンを吸着
担持するリン酸ジルコニウムセラミックス材である一群
の抗菌性及び抗カビ性物質の少なくとも1種を主成分と
する抗菌性及び抗カビ性成分(A成分)、平均粒子径3
ミクロン以下のポリエチレンワックス微粒子(B成
分)、2液形アクリル変性ウレタン系塗料(C成分)か
ら構成され、A成分が、(B成分+C成分)の100重
量部に対して0.1乃至3重量部を含有することを特徴
とする天然木化粧合板用抗菌塗料に関し、木質系及びム
ク材の建築内装材及び木工製品全てに使用できる天然木
化粧合板用抗菌塗料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から木工製品に抗菌性を付与させる
抗菌塗料が開発されており、これらの抗菌塗料には塗料
中に銅、銀、亜鉛、カドミウム、水銀、ゲルマニウム、
錫、鉛などの金属塩類またはそれらの有機金属化合物が
混合されたものがあるが、抗菌効果を大きくするために
多量の抗菌成分を含有させており、そのために塗膜強度
が弱くなるという欠点があった。しかも有害性が強いた
めに環境汚染の面で問題があった。
抗菌塗料が開発されており、これらの抗菌塗料には塗料
中に銅、銀、亜鉛、カドミウム、水銀、ゲルマニウム、
錫、鉛などの金属塩類またはそれらの有機金属化合物が
混合されたものがあるが、抗菌効果を大きくするために
多量の抗菌成分を含有させており、そのために塗膜強度
が弱くなるという欠点があった。しかも有害性が強いた
めに環境汚染の面で問題があった。
【0003】また、近年、亜鉛、銀および銅などの金属
イオンを無機質系の担体(ゼオライト、多孔質セラミッ
クス、モンモリロナイトなど)に担持させた無機金属系
抗菌剤が開発されているのも公知の事実である。しか
し、これらは金属イオンを徐放させる機能を持たせるも
のであり、担体から遊離した金属イオンが塗膜を変色さ
せる原因ともなっている。また機能面から抗菌剤の持続
性確保が困難であった。また、担体が吸着水を持ってい
る場合は何らかの形で加熱された場合に吸着水を遊離す
るため、塗膜中に気泡や濁りを発生する問題をもってい
る。
イオンを無機質系の担体(ゼオライト、多孔質セラミッ
クス、モンモリロナイトなど)に担持させた無機金属系
抗菌剤が開発されているのも公知の事実である。しか
し、これらは金属イオンを徐放させる機能を持たせるも
のであり、担体から遊離した金属イオンが塗膜を変色さ
せる原因ともなっている。また機能面から抗菌剤の持続
性確保が困難であった。また、担体が吸着水を持ってい
る場合は何らかの形で加熱された場合に吸着水を遊離す
るため、塗膜中に気泡や濁りを発生する問題をもってい
る。
【0004】また、機能性を有するこれらの化合物は比
重が比較的大きく、分散安定性、特に沈降安定性を確保
することは困難で、機能面からは抗菌剤の持続性を確保
し、かつ機能する塗膜表面にいかに抗菌剤を高濃度で配
向させるかが困難であった。
重が比較的大きく、分散安定性、特に沈降安定性を確保
することは困難で、機能面からは抗菌剤の持続性を確保
し、かつ機能する塗膜表面にいかに抗菌剤を高濃度で配
向させるかが困難であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記せるような従来の
抗菌塗料では、塗膜が脆弱なために傷つきやすいばかり
でなく剥離しやすく、さらに人体等に対する有害性が強
く環境汚染の面で問題があった。さらに、抗菌剤の寿命
が短く、塗膜の変色や塗膜中に気泡や濁りを発生する問
題があったので、これを改良すべく塗膜硬度を増し有毒
性を防止し、更に抗菌効果の寿命を長くし、しかも使用
し易い抗菌塗料の開発が望まれており、如何に高濃度で
該抗菌剤を配向せしめるかの課題があった。
抗菌塗料では、塗膜が脆弱なために傷つきやすいばかり
でなく剥離しやすく、さらに人体等に対する有害性が強
く環境汚染の面で問題があった。さらに、抗菌剤の寿命
が短く、塗膜の変色や塗膜中に気泡や濁りを発生する問
題があったので、これを改良すべく塗膜硬度を増し有毒
性を防止し、更に抗菌効果の寿命を長くし、しかも使用
し易い抗菌塗料の開発が望まれており、如何に高濃度で
該抗菌剤を配向せしめるかの課題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記せる課題を
解決すべく開発された天然木化粧合板用抗菌塗料であっ
て、抗菌、抗カビ性能をもつ銀、亜鉛およびそれらの金
属化合物からなる群のうちから選ばれた一つ又は複数の
抗菌イオン源と、該抗菌イオンを吸着担持するリン酸ジ
ルコニウムセラミックス材料からなる群のうちから選ば
れた一つを主成分(A成分)、平均粒子経3ミクロン以
下のポリエチレンワックス微粒子(B成分)、2液形ア
クリル変性ウレタン系塗料(C成分)、シンナー(D成
分)から構成され、A成分が、(B成分+C成分)の1
00重量部に対し、0.1乃至3重量部を含有し、B成
分であるワックスの使用量は抗菌剤(A成分)の量との
関係においてA/Bが0.05/1〜1/1の範囲で使
用することを特徴とする天然木化粧合板用抗菌塗料であ
る。
解決すべく開発された天然木化粧合板用抗菌塗料であっ
て、抗菌、抗カビ性能をもつ銀、亜鉛およびそれらの金
属化合物からなる群のうちから選ばれた一つ又は複数の
抗菌イオン源と、該抗菌イオンを吸着担持するリン酸ジ
ルコニウムセラミックス材料からなる群のうちから選ば
れた一つを主成分(A成分)、平均粒子経3ミクロン以
下のポリエチレンワックス微粒子(B成分)、2液形ア
クリル変性ウレタン系塗料(C成分)、シンナー(D成
分)から構成され、A成分が、(B成分+C成分)の1
00重量部に対し、0.1乃至3重量部を含有し、B成
分であるワックスの使用量は抗菌剤(A成分)の量との
関係においてA/Bが0.05/1〜1/1の範囲で使
用することを特徴とする天然木化粧合板用抗菌塗料であ
る。
【0007】本発明に使用される銀イオン又は、銀イオ
ン及び亜鉛イオンを担持するリン酸ジルコニウムセラミ
ックス材料の一つとしては、例えば商品名ノバロンAG
300又はノバロンAGZ330(東亜合成(株)製)
が適合する。銀イオン及び亜鉛イオンを担持する表面積
を大きくするためにリン酸ジルコニウムセラミックス材
料はできるだけ細かい微粒子にすることが望ましく、1
ミクロン以下が望ましい。バインダーとして使用する2
液形アクリル変性ウレタン系塗料として好ましいものの
ひとつとして、商品名ウレローズフラット(大成化工
(株)製)が適合する。
ン及び亜鉛イオンを担持するリン酸ジルコニウムセラミ
ックス材料の一つとしては、例えば商品名ノバロンAG
300又はノバロンAGZ330(東亜合成(株)製)
が適合する。銀イオン及び亜鉛イオンを担持する表面積
を大きくするためにリン酸ジルコニウムセラミックス材
料はできるだけ細かい微粒子にすることが望ましく、1
ミクロン以下が望ましい。バインダーとして使用する2
液形アクリル変性ウレタン系塗料として好ましいものの
ひとつとして、商品名ウレローズフラット(大成化工
(株)製)が適合する。
【0008】
【作用】本発明天然木化粧合板用抗菌塗料は、木質系及
びムク材の建築内装材及び木工製品全てに容易に塗布す
ることができ、更に詳しくは内装用パネル(内壁)、引
き戸ドア、床材、天井材、柱、手すり、洋服ダンス、べ
っド、テーブル、椅子、こたつ板、箪笥、本箱、机、収
納家具、キャビネット類、盆、下駄、サンダル等の日用
品や台所用品、または病院の備品等に塗布することがで
き、抗菌性及び抗カビ性を得ることができしかもこれら
の表面に透明な強い塗膜を形成できるので表面の保護に
もなる。
びムク材の建築内装材及び木工製品全てに容易に塗布す
ることができ、更に詳しくは内装用パネル(内壁)、引
き戸ドア、床材、天井材、柱、手すり、洋服ダンス、べ
っド、テーブル、椅子、こたつ板、箪笥、本箱、机、収
納家具、キャビネット類、盆、下駄、サンダル等の日用
品や台所用品、または病院の備品等に塗布することがで
き、抗菌性及び抗カビ性を得ることができしかもこれら
の表面に透明な強い塗膜を形成できるので表面の保護に
もなる。
【0009】またポリエチレンワックスは微妙な風合を
呈するツヤ消し剤として広く使用されており、本発明で
はこの風合発現に効果のあるポリエチレンをツヤ消し剤
として活用し、これを同時に抗菌機能を有するフィラー
の沈降防止剤として利用している。
呈するツヤ消し剤として広く使用されており、本発明で
はこの風合発現に効果のあるポリエチレンをツヤ消し剤
として活用し、これを同時に抗菌機能を有するフィラー
の沈降防止剤として利用している。
【0010】活用できるポリエチレンワックスは直鎖あ
るいは分岐したもの、あるいは極性基を含有するものい
ずれでもよく、ただ風合を発揮させるか付着性等の物性
上の選択から適度な硬さを示すものを選択すればよい。
大切なことはワックスの粒度で、風合、ツヤ消し性およ
び沈降防止能を発揮させるためには、少なくとも平均粒
度が3ミクロン以下のものを用いるのが好ましい。
るいは分岐したもの、あるいは極性基を含有するものい
ずれでもよく、ただ風合を発揮させるか付着性等の物性
上の選択から適度な硬さを示すものを選択すればよい。
大切なことはワックスの粒度で、風合、ツヤ消し性およ
び沈降防止能を発揮させるためには、少なくとも平均粒
度が3ミクロン以下のものを用いるのが好ましい。
【0011】これより大きな粒径の使用は不可というわ
けではないが、目的とする機能をそこなう方向となる。
B成分であるワックスの使用量は抗菌剤(A成分)の量
との関係においてA/Bが0.05〜1/1の範囲で使
用するのがもっとも沈降防止効果かがあり好ましい結果
を与える。
けではないが、目的とする機能をそこなう方向となる。
B成分であるワックスの使用量は抗菌剤(A成分)の量
との関係においてA/Bが0.05〜1/1の範囲で使
用するのがもっとも沈降防止効果かがあり好ましい結果
を与える。
【0012】次に抗菌剤であるが、市販の抗菌能を有す
る化合物はいずれも使用しうるが、特に化学的に安定で
かつ比較的マイルドである銀、亜鉛及びそれらの金属化
合物からなる一群から選ばれる少なくとも1種及び/又
は複数の抗菌イオン源と該抗菌イオンを吸着担持するリ
ン酸ジルコニウムセラミックス材である一群の抗菌性及
び抗カビ性物質の少なくとも1種を主成分とする抗菌性
及び抗カビ性成分(A成分)を、ワックスの粒子径と同
じ程度の粒子径(好ましくは1ミクロン以下の平均粒
子)で利用するのがよい。
る化合物はいずれも使用しうるが、特に化学的に安定で
かつ比較的マイルドである銀、亜鉛及びそれらの金属化
合物からなる一群から選ばれる少なくとも1種及び/又
は複数の抗菌イオン源と該抗菌イオンを吸着担持するリ
ン酸ジルコニウムセラミックス材である一群の抗菌性及
び抗カビ性物質の少なくとも1種を主成分とする抗菌性
及び抗カビ性成分(A成分)を、ワックスの粒子径と同
じ程度の粒子径(好ましくは1ミクロン以下の平均粒
子)で利用するのがよい。
【0013】これらの抗菌、抗カビ剤としては、コロイ
ダル銀、コロイダル亜鉛、銀酸化物、酸化亜鉛、ハロゲ
ン化銀、ハロゲン化亜鉛の他に銀、亜鉛イオンを担持し
たリン酸ジルコニウムセラミックスとして市販されてい
る東亜合成株式会社製ノバロンAG300あるいはノバ
ロンAGZ330が適している。
ダル銀、コロイダル亜鉛、銀酸化物、酸化亜鉛、ハロゲ
ン化銀、ハロゲン化亜鉛の他に銀、亜鉛イオンを担持し
たリン酸ジルコニウムセラミックスとして市販されてい
る東亜合成株式会社製ノバロンAG300あるいはノバ
ロンAGZ330が適している。
【0014】
【実施例】 (1)2液形アクリル変性ウレタン系塗料として大成化
工(株)製のウレローズフラット5分消を使用しこの2
液形アクリル変性ウレタン塗料100重量部に対して、
東亜合成(株)製の商品名ノバロンAG300を0.3
重量部、ポリエチレンワックス微粒子を2重量部、シン
ナー55重量部を混合させ、木材を素材とする被塗物に
塗布し抗菌性塗膜を有する試料1を得た。 (2)大成化工(株)製の2液形アクリル変性ウレタン
系塗料(ウレローズフラット)を塗布した試料2を得
た。 (3)前記試料1及び試料2の比較を、下記の方法によ
り黒こうじカビ、大腸菌、黄色ブドウ球菌サルモネラの
発育状況比較試験で実施した。 (4)黒こうじカビの発育状況試験は試料1および試料
2上に黒こうじカビの菌液を1ml滴下し25℃で保存
した後、保存日毎に上記検体上の生菌数を菌数測定用培
地を用いた混釈平板培養法により測定した。抗菌結果を
表−1に示す。表−1での表示数は、試験菌液の生菌数
を測定し検体1枚当たりに換算して表示した。
工(株)製のウレローズフラット5分消を使用しこの2
液形アクリル変性ウレタン塗料100重量部に対して、
東亜合成(株)製の商品名ノバロンAG300を0.3
重量部、ポリエチレンワックス微粒子を2重量部、シン
ナー55重量部を混合させ、木材を素材とする被塗物に
塗布し抗菌性塗膜を有する試料1を得た。 (2)大成化工(株)製の2液形アクリル変性ウレタン
系塗料(ウレローズフラット)を塗布した試料2を得
た。 (3)前記試料1及び試料2の比較を、下記の方法によ
り黒こうじカビ、大腸菌、黄色ブドウ球菌サルモネラの
発育状況比較試験で実施した。 (4)黒こうじカビの発育状況試験は試料1および試料
2上に黒こうじカビの菌液を1ml滴下し25℃で保存
した後、保存日毎に上記検体上の生菌数を菌数測定用培
地を用いた混釈平板培養法により測定した。抗菌結果を
表−1に示す。表−1での表示数は、試験菌液の生菌数
を測定し検体1枚当たりに換算して表示した。
【0015】
【表−1】
【0016】(5)表−1に示す比較試験結果より明ら
かなように、試料1は試料2より優れた抗カビ性を有し
ている。 (6)前記試料1及び試料2の比較を、下記の方法によ
り大腸菌、黄色ブドウ球菌サルモネラの発育状況比較試
験で実施した。 (7)試料1及び試料2上に試験菌液を1ml滴下し3
5℃で保存した後、保存24時間後に検体を滅菌リン酸
緩衝液で洗い出し、この洗い出した液中の生菌数をSC
DLP寒天培地「日本製薬(株)製」を用いた混釈平板
培養法(35℃、2日間)で測定した。抗菌結果を表−
2に示す。表−2での表示数は、使用した菌液の菌数を
測定し検体1枚当たりに換算して表示した。
かなように、試料1は試料2より優れた抗カビ性を有し
ている。 (6)前記試料1及び試料2の比較を、下記の方法によ
り大腸菌、黄色ブドウ球菌サルモネラの発育状況比較試
験で実施した。 (7)試料1及び試料2上に試験菌液を1ml滴下し3
5℃で保存した後、保存24時間後に検体を滅菌リン酸
緩衝液で洗い出し、この洗い出した液中の生菌数をSC
DLP寒天培地「日本製薬(株)製」を用いた混釈平板
培養法(35℃、2日間)で測定した。抗菌結果を表−
2に示す。表−2での表示数は、使用した菌液の菌数を
測定し検体1枚当たりに換算して表示した。
【0017】
【表−2】
【0018】(11)表−2に示す比較試験結果より明
らかなように、試料1は試料2より優れた抗カビ性を有
している。
らかなように、試料1は試料2より優れた抗カビ性を有
している。
【0019】
【発明の効果】本発明の天然木化粧合板用抗菌塗料は、
高い抗菌性及び抗カビ性を有するだけでなく、木工塗装
に於いて、密着性、乾燥性が優れ、塗膜の硬度が高く改
善され傷がつきにくく、半永久的に美しい塗膜を保つこ
とができる。
高い抗菌性及び抗カビ性を有するだけでなく、木工塗装
に於いて、密着性、乾燥性が優れ、塗膜の硬度が高く改
善され傷がつきにくく、半永久的に美しい塗膜を保つこ
とができる。
【0020】
【表−1】
【0021】
【表−2】
Claims (2)
- 【請求項1】抗菌性、抗カビ性を有する銀、亜鉛及びそ
れらの金属化合物からなる群の中から選ばれた少なくと
も1種の化合物及び/又は複数の抗菌イオン源と該抗菌
イオンを吸着担持するリン酸ジルコニウムセラミックス
材である一群の抗菌性及び抗カビ性物質の少なくとも1
種を主成分とする抗菌性及び抗カビ性成分(A成分)、
平均粒子径3ミクロン以下のポリエチレンワックス微粒
子(B成分)、2液形アクリル変性ウレタン系塗料(C
成分)、シンナー(D成分)から構成されることを特徴
とする天然木化粧合板用抗菌塗料。 - 【請求項2】抗菌性、抗カビ性を有する銀、亜鉛及びそ
れらの金属化合物からなる群の中から選ばれた少なくと
も1種の化合物及び/又は複数の抗菌イオン源と該抗菌
イオンを吸着担持するリン酸ジルコニウムセラミックス
材である一群の抗菌性及び抗カビ性物質の少なくとも1
種を主成分とする抗菌性及び抗カビ性成分(A成分)、
平均粒子径3ミクロン以下のポリエチレンワックス微粒
子(B成分)、2液形アクリル変性ウレタン系塗料(C
成分)から構成され、A成分が、(B成分+C成分)の
100重量部に対して0.1乃至3重量部を含有するこ
とを特徴とする請求項1の天然木化粧合板用抗菌塗料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6340953A JPH08209064A (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 天然木化粧合板用抗菌塗料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6340953A JPH08209064A (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 天然木化粧合板用抗菌塗料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08209064A true JPH08209064A (ja) | 1996-08-13 |
Family
ID=18341834
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6340953A Pending JPH08209064A (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 天然木化粧合板用抗菌塗料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08209064A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100366257B1 (ko) * | 2000-06-14 | 2003-01-09 | 안정오 | 목재처리방법 |
JP2012510559A (ja) * | 2008-12-01 | 2012-05-10 | ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニー | 抗菌性uv硬化性コーティング組成物 |
US9352119B2 (en) | 2012-05-15 | 2016-05-31 | Becton, Dickinson And Company | Blood control IV catheter with antimicrobial properties |
US9579486B2 (en) | 2012-08-22 | 2017-02-28 | Becton, Dickinson And Company | Blood control IV catheter with antimicrobial properties |
US9675793B2 (en) | 2014-04-23 | 2017-06-13 | Becton, Dickinson And Company | Catheter tubing with extraluminal antimicrobial coating |
US9695323B2 (en) | 2013-02-13 | 2017-07-04 | Becton, Dickinson And Company | UV curable solventless antimicrobial compositions |
US9750928B2 (en) | 2013-02-13 | 2017-09-05 | Becton, Dickinson And Company | Blood control IV catheter with stationary septum activator |
US9789279B2 (en) | 2014-04-23 | 2017-10-17 | Becton, Dickinson And Company | Antimicrobial obturator for use with vascular access devices |
US10232088B2 (en) | 2014-07-08 | 2019-03-19 | Becton, Dickinson And Company | Antimicrobial coating forming kink resistant feature on a vascular access device |
US10376686B2 (en) | 2014-04-23 | 2019-08-13 | Becton, Dickinson And Company | Antimicrobial caps for medical connectors |
US10493244B2 (en) | 2015-10-28 | 2019-12-03 | Becton, Dickinson And Company | Extension tubing strain relief |
WO2022018958A1 (ja) * | 2020-07-20 | 2022-01-27 | サカタインクス株式会社 | 光硬化型抗菌ニス組成物 |
-
1994
- 1994-12-27 JP JP6340953A patent/JPH08209064A/ja active Pending
Cited By (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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