JPH08208064A - シート材給送装置及び記録装置及びシート材分離方法 - Google Patents

シート材給送装置及び記録装置及びシート材分離方法

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JPH08208064A
JPH08208064A JP7015063A JP1506395A JPH08208064A JP H08208064 A JPH08208064 A JP H08208064A JP 7015063 A JP7015063 A JP 7015063A JP 1506395 A JP1506395 A JP 1506395A JP H08208064 A JPH08208064 A JP H08208064A
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sheet
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 剛性の異なる種々のシート材でも確実に一枚
ずつに分離供給することのできるシート材給送装置を提
供する。 【構成】 給送ローラ9から送り出されたシート材はつ
き当て部材10を湾曲させてそれを乗り越えることによ
り1枚ずつに分離される。つき当て部材10は湾曲の量
により支点位置が変わり、剛性の小さいシート材では支
点10cによりつき当て部材10が湾曲し、剛性の大き
いシート材で支点10dによりつき当て部材10が大き
く湾曲する。これによりシート材の剛性の応じたつき当
て部材10の弾性力が適正に得られ、分離できるシート
材の範囲を大幅に広げることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、ワードプロセ
ッサ、パーソナルコンピュータ等における情報出力装置
としての記録装置(プリンタ)や、複写機、ファクシミ
リなどの画像形成装置、その他各種のシート材使用機器
等において、シート材積載部に積載されたシート材(印
字用紙、転写紙、感光紙、静電記録紙、印刷紙、OHP
シート、封筒、葉書、シート原稿等)を記録部、読み取
り部、加工部等のシート材処理部へ給送するためのシー
ト材給送装置及びこのシート材給送装置を備えた記録装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】シート材給送装置は積載されているシー
ト材から確実に一枚ずつ分離して給送する機能が要求さ
れている。
【0003】従来、積載されているシート材の前端角部
に爪部材を設け、給送ローラでシート材を送り出したと
きに最上位のシート材のみが撓んで爪部材を乗り越える
ことにより一枚ずつ分離する方式のものがあるが、撓み
にくいシート材、例えば封筒や葉書など腰の強いシート
材の分離には適していなかった。
【0004】そこで、曲げ弾性率の異なるシート材でも
1つの分離部手段で分離できるようにした技術として、
特開昭58−202228号公報に記載されたものがあ
る。この技術を図13,14に基づき概略説明する。
【0005】シート材が積載されているシート材積載台
301はバネ302により上方に付勢されており、シー
ト材の先端左右近傍に配置された押さえ爪302により
最上位のシート材の位置が規制されている。そして、給
送ローラ303が最上位のシート材に当接しており、回
転することにより送り出す。
【0006】積載されているシート材の前端の位置を規
制する基準面304にはつき当て部材305が設けられ
ており、このつき当て部材305は所定の曲げ弾性力を
有するプラスチックフィルムまたは金属バネ板等からな
り、給送ローラ303により送り出されたシート材がつ
き当たることにより角度変化が生じるようになってい
る。
【0007】このシート材給送装置では、例えば上記複
写機用のシート材などの曲げ弾性率の小さいシート材は
爪部材による分離方式と同じように、シート材の角部が
撓んで押さえ爪302を乗り越えることにより一枚ずつ
分離され、封筒や葉書などの曲げ弾性率が大きな厚紙な
どでは、先端でつき当て部材を大きく撓ませて、撓んだ
つき当て部材に摺接しながら抜けることにより一枚ずつ
分離される。このようにして種々の曲げ弾性率を有する
シート材を分離することができる。
【0008】また、図14に示すように基準面側に厚紙
用の分離板306を設けてもよい。この場合には、厚紙
は分離板306を乗り越えてつき当て部材を撓ませるこ
とにより分離される。
【0009】さらに、前述したつき当て部材と同様な部
材を用いてシートを分離するための技術として特開平2
−193834号公報で開示されたものがある。これ
は、シート材を積載したシート材積載台をバネにより給
送ローラに押し付け、給送ローラが回転することにより
シート材を送り出すものであり、シート材の送り出し方
向に直角につき当て部材を配置し、給送ローラにより送
り出したシート材がこのつき当て部材を撓ませることに
より一枚ずつ分離されるものである。この構成によれ
ば、種々の曲げ弾性率の異なるシート材を分離すること
ができる。
【0010】しかしながら上述のごときシート材給送装
置では次のような問題がある。例えば葉書程度の厚みの
シート材を安定して給送するようにつき当て部材の弾性
力を設定した場合の葉書より厚いシート材を給送しよう
とすると給送ローラの給送力によって前記シート材がつ
き当て部材につき当たった際、葉書よりも前記シート材
の弾性力が強いため前記つき当て部材は必要以上に湾曲
し、その結果シート材間の摩擦力がシート間に強く働
き、2枚以下のシート材はつき当て部材を乗り越え易く
なって2枚重送や3枚重送等の重送が発生することにな
る。
【0011】この重送を防止するために、つき当て部材
の弾性力を強くしたり又は上端の高さを高くすると葉書
及び葉書より薄いシート材を給送する際に、前記シート
材の先端が折れたり、給送ローラの給送力がつき当て部
材の弾性力に負けて給送ローラがシート材表面をスリッ
プして給送不良を発生することになる。
【0012】前述のごとくシート材の弾性力が大きく異
なる場合に起きる分離作用の問題を解決する技術として
実公平5−35944号公報に記載されたシート材給送
装置がある。この技術を図15に基づき概略説明する。
【0013】このシート材給送装置は、シート材を給送
する給送ローラ401と、給送ローラ401によって給
送されたシート材Sを一枚毎に分離する分離部材とを有
し、分離部材は薄い方の厚手用紙の分離に適する高さと
した可撓性を有する第1の分離爪402と、厚手用紙の
分離を主として行なう、用紙側の面の上端側に複数の突
起404を設け、かつ上端が第1の分離爪402の上端
より少し低くなるようにした可撓性を有する第2の分離
爪403とを上部を除いて接合固定した構成のものであ
る。
【0014】上記構成において、給送ローラ401で給
送された1枚目のシート材S先端は第2の分離爪403
の突起404に引掛かると(図15(a))、第2の分
離爪403はシート材Sの剛性に負けて屈曲し続いてシ
ート材Sの先端は跳ね上がって第2の分離爪403を乗
り越え更に第1の分離爪を返らせながら第1の分離爪4
02も乗り越える(図15(b))。第2の分離爪40
3はその間垂直に戻り、そのため2枚以下のシート材は
第2の分離爪403により保持される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記実
公平5−35944号公報に開示されているシート材給
送装置でも上記問題を確実に解決することができない。
すなわち、この装置では第1及び第2の2つ分離爪を配
置し、第2の分離爪で分離できなかったシート材を第1
の分離爪で分離するというものであり、シート材の剛性
が大きく異なると第1の分離爪の部分で図13及び図1
4に示したものと同じ問題が生じる。したがって、この
装置においても従来の問題の十分な解決が図れていなか
った。
【0016】さらに、近年ではシート材として紙以外の
材質のもの、例えば表面の摩擦係数の低い樹脂フィルム
等を送ることがあり、この場合には給紙ローラでの給送
力が大きく低下してしまい、それに合わせたつき当て部
材や分離爪の材質を最適なものに選択できなくなってい
る。
【0017】したがって、現状では、上記つき当て部材
や分離爪では分離するシート材の材質及び厚さの範囲が
制限され、それ以外のシート材を分離するときには他の
分離方式を用いて行なう必要があり、装置の複雑化やコ
ストアップを招くという問題点があった。
【0018】本発明は以上の問題点に鑑みてなされたも
のであり、表面摩擦係数の低いシート材や、逆に曲げ弾
性力の大きなシート材でも確実に一枚ずつに分離供給す
ることのできるシート材給送装置を提供することを目的
とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数のシート
材を積載するシート材積載手段と、前記シート材積載手
段に積載されているシート材を送り出すシート材給送手
段と、前記シート材給送手段により送り出されたシート
材がつき当たることによって弾性的に湾曲変形が生じて
シート材が乗り越えることにより一枚ずつシート材を分
離するための板状部材を有する分離手段と、を備え、前
記分離手段は、前記板状部材の湾曲変形が生じる方向に
関して前記板状部材の湾曲支点を変更するための支点変
更手段を有することを特徴とする。
【0020】本発明は、前記支点変更手段が、少なくと
も前記板状部材が湾曲変形をして最初に接する第1の支
点付与部と、前記湾曲変形量が増加することによって前
記板状部材に接する第2の支点付与部とを有することを
特徴とする。
【0021】
【作用】上記構成によれば、シート材給送手段により送
り出されるシート材の剛性により板状部材が湾曲変形
し、シート材がその上を乗り越えることにより一枚ずつ
分離される。すなわち、シート材の剛性と板状部材の弾
性力とのバランスによりシートが分離される。このと
き、シート材の剛性の大きさにより板状部材の支点位置
を変更してシート材の剛性の大きさに合わせて板状部材
の弾性力が最適となるようにすることによってこの板状
部材で分離できるシート材の種類を広げることができ
る。
【0022】第1及び第2の支点付与部を設けて、相対
的に剛性の小さいシート材を分離するときには板状部材
の湾曲変形量が少ないため第1の支点付与部を支点とし
て板状部材が変形して比較的小さな弾性力が発生してシ
ート材の分離を行い、相対的に剛性の大きいシート材を
分離するときには板状部材の湾曲変形量が多くなり第2
の支点付与部を支点として板状部材が変形し比較的大き
な弾性力が発生してシート材の分離を行う。この場合、
シートの剛性に応じて板状部材の湾曲変形量が変わるた
め自動的に第1または第2の支点付与部の間で支点位置
が変更される。
【0023】
【実施例】図1及び図2は本発明を記録手段としてイン
クジェット方式を用いたインクジェットプリンタに応用
した第1の実施例を示し、図1は本装置の機構を示す模
式図で、図2は本装置の断面図である。
【0024】図2において、装置本体の外側はカバー1
と軸2aを中心に回動可能な蓋2からなっている。前記
蓋2はシート材トレイも兼ねている。シート材は前記カ
バー1に設けられた挿入口1aから挿入され排出口1b
から排出される。前記カバー1内に設けられた複数の側
板3の内側には、軸4aを中心に1端がピン6により固
定されたばね5により給送ローラ9方向(上方)へ付勢
されているシート材積載台(シート材積載手段)4と、
シート材と接触しうる長半径部とシート材と接触しない
短半径部とを有し軸8に固着されている給送ローラ(シ
ート材給送手段)9と、軸8に固着され軸8の回動によ
り前記シート材積載台4の左右端に設けられたフォロア
部4bと係合して前記シート材積載台4を下方に押し下
げる駆動カム7と、給送ローラ9により給送されたシー
ト材がつき当たることにより角度変化が起きてシート材
を分離する分離部材であるつき当て部材(分離手段)1
0と、つき当て部材10により分離されたシート材の先
端が上昇する方向に誘導される面11aを有し、この面
11aによる誘導によりシート材と前記つき当て部材1
0の先端を離間させるためのガイド部材11とを備えて
いる。
【0025】又前記つき当て部材10は前記ガイド部材
11に設けられた段部からなる複数の支点11c,11
dの位置で屈曲する。
【0026】また、ガイド部材11の下流側には、発光
部と受光部を備え反射光の有り無しでシート材の前端及
び後端を検出するフォトセンサー(シート材検知手段)
PHと、軸12に固着され前記給送ローラ9により上ガ
イド28aとガイド部材11によってガイドされて給送
されたシート材を一定速度で搬送する搬送ローラ(搬送
手段)13と、軸14に回転自在に設けられ軸14を介
してばね15の力によりシート材を前記搬送ローラ13
に押圧する第1ピンチローラ16と、インク吸収材17
を内蔵したプラテン18と、軸19に固着され印字され
たシート材を排出する排紙ローラ20と、軸21に回転
自在に設けられ、軸21を介してばね22の力により用
紙を前記排出ローラ20に押圧する第2ピンチローラ2
3と、ガイド軸24、25にガイドされて用紙の幅方向
に移動自在のキャリッジ26と、このキャリッジ26に
搭載されていて、画像情報に対応して吐出部27aから
インクを吐出して印字を行う記録ヘッド27とを備えて
いる。
【0027】前記キャリッジ26は上ガイド28aを有
する中央側板28に設けられたモータ29と、その出力
軸に設けられたプーリ30と、一端がキャリッジ26に
固定され前記プーリ30に取り付けられているベルト3
1によって駆動される。
【0028】更にケース1の内側にはケース1の穴から
突出して設けられた複数のスイッチボタン32を備えた
操作用電気基板33と、シート材積載台4の下側に設け
られた、マイクロコンピュータやメモリーを搭載して本
装置の動作をコントロールするコントロール用電気基板
(制御手段)34が適宜配置されている。
【0029】図1に基づいて本装置の機構を更に説明す
る。まず、シート材積載台4上のシート材と給送ローラ
9とを当接・離間させる切換手段について説明する。
【0030】給送ローラ9の軸8に固着された駆動カム
(カム部材)7とシート材積載台4に設けられたフォロ
ア部4bとはばね5の力により所定の位置で当接してお
り、給送ローラ9の給送回動に同期して前記駆動カム7
も回動し、この駆動カム7の回動により、前記シート材
積載台4は上昇及び下降動作を行いシート材と給送ロー
ラ9とを当接・離間させる。
【0031】搬送ローラ軸12の一端に設けられたプー
リ37と排紙ローラ軸19の一端に設けられたプーリ3
8はベルト39で連結されているので、前記軸12を介
して駆動源であるモータMの回転が排紙ローラ20に伝
えられる。
【0032】シート材の搬送路をはさんでモータと反対
側には、記録ヘッド27のインク吐出部27aをカバー
するキャップ40を備えたキャップ台41が設けられて
いる。このキャップ台41は回転軸41aと押し下げカ
ム部41bを有しており、ばね42の力により軸41a
を中心に反時計方向へ回動が付勢されている。そして、
前記キャリッジ26の移動によりキャリッジ26の突出
部26aが前記押し下げカム41bに当接するとキャッ
プ台41はばね42の力に抗して押し下げられてキャッ
プ40も下がり、前記突出部26aが押し下げカム41
bを通過するとキャップ40は上昇して前記吐出部27
aに密着して吐出口をカバーする。
【0033】ポンプ43はラック43aを形成したピス
トン軸43bと、吸引口43cと、排出口43dを有し
ており、前記吸引口43cと前記キャップ40はチュー
ブ40aにより、排出口43bはプラテン台18とチュ
ーブ44により夫々が連結されていて、キャップ40か
ら吸引したインクがプラテン18内の吸収部材17へ排
出される。
【0034】ポンプ43のラック43aが噛み合うポン
プ駆動歯車45は、軸12の軸心に沿った方向は移動可
能に、軸12の回動には連動するように軸12上に設け
られており、ばね46により前記ラック43aと噛み合
わない所に位置付勢されている。
【0035】記録ヘッド27の吐出口周辺はインクの固
形成分が付着し易く吐出不良を起こすことがある。その
際には吐出不良回復動作を行うためコントローラ34の
命令でモータ29は、キャリッジ26を移動させ吐出部
27aをキャップ40と結合させる。前記キャリッジ2
6の移動によりキャリッジ26の突出部26bはポンプ
駆動歯車45を2点鎖線で示した位置迄移動させるの
で、ポンプ駆動歯車45はラック43aと噛み合い状態
になる。この状態でモータMの駆動により歯車45はあ
らかじめ定めた回転角以内の正逆回転を所定回数くり返
すと、ラック43aは直進方向の往復動を所定回数行
う。このラック43aの往復動がピストン軸43bに連
動してピストンも往復動するので、ポンプ43は前記イ
ンク吐出部27aからインク及びその固形分を吸収し、
更に吸引したものをプラテン18内の吸収部材17へ排
出する。
【0036】次に、モータMの回転を排紙ローラ9、搬
送ローラ13へ伝達する駆動伝達手段の構成を説明す
る。
【0037】モータMはコントローラ34の信号により
モータ軸に設けられた出力歯車47と、2段歯車48
と、軸12に固着されている搬送ローラ歯車49を介し
て搬送ローラ対13、16を回動させシート材を搬送す
る。
【0038】一方、モータMは出力歯車47と、2段歯
車48と、軸50に固着されている歯車51を回動させ
る。同じく軸50に固着された第1太陽歯車52と噛み
合う第1遊星歯車53は大遊星歯車53a、小遊星歯車
53bで構成されており、第1遊星歯車53の軸54は
軸50を軸として回動する第1キャリア55に軸支され
ている。
【0039】軸54上に設けられたばね56によって前
記第1遊星歯車53を第1キャリアの一方の腕部材55
aに所定の圧力で押し付けられているので、第1遊星歯
車53の自転には一定の負荷が与えられている。
【0040】図1及び図3において、モータMの軸に設
けられた出力歯車47の矢印47a方向の回転により第
1太陽歯車52は矢印50a方向に回転する。第1太陽
歯車52と噛み合う大遊星歯車53aの自転には一定の
負荷が与えられているので、第1遊星歯車53は自転は
しないで第1太陽歯車52のまわりを矢印50a方向に
公転する。この公転により第1キャリア55も同じく矢
印50a方向に回転するので、小遊星歯車53bと給送
ローラ軸8に固着された歯車57は噛み合い状態によ
り、モータMの矢印47a方向の回転が軸8に伝達され
てその結果給紙ローラ9は給送方向8aに回転する。
【0041】歯車57には欠歯部57aが設けられてお
り、歯車57の回転が進んで欠歯部57aが小遊星歯車
53bとの噛み合い位置に来ると小遊星歯車53bは空
転して歯車57への伝達は行わず、従って歯車57と給
紙ローラ9の給送方向への回転は停止する。
【0042】図1及び図4において、モータMの矢印4
7b方向の回転により太陽歯車52は矢印50b方向に
回転する。この回転に従動して第1キャリア55、55
aは第1遊星歯車53と共に矢印50b方向に回転す
る。第1キャリア55の矢印50b方向の回転により小
遊星歯車53bは歯車57との噛み合位置から離脱し、
キャリアの一方の腕部材55aがピン58に当突するこ
とにより第1キャリア55の回転は止まる。第1キャリ
ア55の回転が停止した位置で、第1太陽歯車52の矢
印50b方向の回転中は小遊星歯車53bは空転を続け
る。
【0043】第1太陽歯車52と噛み合う歯車60及び
第2太陽歯車61は軸59に固着されている。第2太陽
歯車61と噛み合う第2遊星歯車62は軸59のまわり
を自由に回転する第2キャリア63に軸支されている。
第2遊星歯車62はばね64によって第2キャリアの一
方の腕部材63aに所定の圧力で押し付けられているの
で、第2遊星歯車62の自転には一定の負荷が与えられ
ている。
【0044】図1、図3において、モータMの矢印47
a方向の回転により歯車60、軸59、第2太陽歯車6
1は矢印59aの方向に回転し、この回転に応動して第
2キャリア63は第2遊星歯車62と共に同じく矢印5
9a方向に回転し、最後にキャリア腕部材63aとピン
65が当接したところで第2キャリア63の回転は停止
する。第2キャリア63の静止した状態で太陽歯車61
の続いての回転により第2遊星歯車62は空転を続け
る。
【0045】図1及び図4において、モータMの矢印4
7b方向の回転により、太陽歯車61は矢印59b方向
に回転し、この回転に応動して第2キャリア63は第2
遊星歯車62と共に同じく矢印59b方向に回転し、最
後に第2遊星歯車62は欠歯歯車57と噛み合う状態に
なり、そのため第2太陽歯車61の矢印59b方向の回
転は軸8を通して給紙ローラ9へ給送方向8aの回転と
して伝達される。
【0046】歯車57の第2遊星歯車62の駆動による
回転が進み歯車57の欠歯部57aが第2遊星歯車62
との噛み合い位置に来ると第2遊星歯車62は空転をし
て歯車57への伝達を断つ。
【0047】第2遊星歯車62が第2太陽歯車61の周
りを公転する全公転角度領域内で第2遊星歯車62が欠
歯歯車57と噛み合わないいわゆる不連動工程領域内の
所定の角度αにおいて第2遊星歯車は内歯車66と噛み
合うようになっている。この噛み合いによって第2遊星
歯車62は自転しながら第2太陽歯車61の周りを公転
する。
【0048】図1において、モータMの所定量の正逆回
転によりポンプ43が動作する際、歯車57と第2遊星
歯車62が噛み合いを起こさないためにこの不連動工程
領域が設けられている。
【0049】本実施例ではモータMが上記動作を行うた
めに必要な所定量の回転をした場合不連動工程領域とし
ての角度が360°必要であり、内歯車66を設けずに
第2遊星歯車62が自転せずに公転だけした場合には3
60°の不連動工程領域を設定することは不可能であ
る。
【0050】そこで、内歯車66を設けることにより第
2遊星歯車61を自転させ公転速度を減速させて不連動
工程領域を設定できるようにする。これを説明する。第
2太陽歯車61の歯数をZ1、第2遊星歯車62の歯数
をZ2、内歯車66の歯数をZ3とすると Z3=Z1+2Z2 なる関係になる。
【0051】従ってZ1とZ3の減速比は Z1/Z3=1/1+2(Z2/Z1) となる。すなわち第2太陽歯車61が内歯車66の歯が
設けられた角度領域をα度回転すると第2遊星歯車62
はα/1+2(Z1/Z2)度の公転を行うこととなり、
公転速度は大きく減速される。
【0052】例えばα=120°、Z1=10、Z2=1
0とすると第2遊星歯車62の公転角度βはβ=120
°/3=40°となる。
【0053】一方、第2遊星歯車62が120°の公転
を行うためには第2太陽歯車61は120°×3=36
0°の回転を行うことになり、必要な不連動工程領域を
120°で設定することができる。
【0054】次に、図1〜図4及び図5〜図10を用い
て第1の実施例における給送動作及び印字記録動作につ
いて説明する。図5〜図8は図1におけるシート材を給
送する主要構成部材を示す断面図である。
【0055】まず、イニシャライズ動作として、装置の
電源がONになると図2に示すコントローラ34のイニ
シャライズ動作命令により図1に示すモータMが矢印4
7a方向、すなわち搬送ローラ13がシート材Sを図2
における排出口16に向けて副走査搬送する方向に所定
量回転すると駆動伝達部は図3、図5に示すモータMの
回転が給送ローラ9に伝わらない状態になり、一方シー
ト材給送部は図5で示す状態になる。
【0056】図5において、駆動カム7の停止位置リフ
ト面7bとシート材積載台4に設けられたフォロア部4
bがばね5の力により係合した状態で前記シート材積載
台4は下方に移動した位置で静止している。この状態に
おいてシート材積載台4の上に複数のシート材Sをその
先端部をつき当て部材10の下方につき当てて載置す
る。
【0057】図4、図6において、コントローラ34の
給送命令によりモータMが矢印47bの方向に所定の量
回転すると、第2遊星歯車62は第2キャリア63とピ
ン65が当接していた位置から歯車57との噛み合い位
置迄公転する。この噛み合い位置に来た第2遊星歯車6
2はモータMの矢印47b方向の回転を歯車57に伝達
するので軸8を通して給送ローラ9は矢印8a方向、す
なわち給送方向に回転を始める。
【0058】一方、第1遊星歯車53はモータMの矢印
47b方向の回転により第1太陽歯車52の周りを矢印
50b方向に回動して歯車57との噛み合い位置から離
れる。
【0059】歯車57の回転により軸8に固着された駆
動カム7が矢印8a方向に回動するので駆動カム7の停
止位置リフト面7bとシート材積載台4に設けられたフ
ォロア部4bとの係合がはずれ、続いてシート材載置台
4がばね5の引張力により上昇する。
【0060】シート材載置台4の上昇により複数のシー
ト材Sの最上位のシート材S1は回転中の給送ローラ9
に当接するので最上位のシート材S1はつき当て部材1
0方向に給送される。移動中のシート材Sにつき当てら
れたつき当て部材10は前記シート材Sの移動する力に
よりシート材の進行方向に角度変化が生じる。
【0061】使用するシート材の中で特に表面摩擦係数
の値が低く更に弾性度の小さいものの場合について説明
する。
【0062】図7は図6において給送ローラ9が更に回
転を行い、最上位のシート材S1が更に移動し、前記つ
き当て部材10の先端部とシート材S1の先端部が一致
して釣り合いの状態にあることを示している。左右2個
の給送ローラ9は摩擦係数の高いクロロプレンゴム又は
ニトリルゴム又はシリコンゴム等からなりシート材積載
台4に複数枚積載されたシート材Sはばね5の力により
押圧力F0で2個の給送ローラ9に押しつけられてい
る。
【0063】前記給送ローラ9とシート材S1との間で
μ1の摩擦係数をもち、次に前記シート材S1と2枚目の
シート材S2の間でμ2の摩擦係数をもち、更にシート材
2と3枚目のシート材S3の間でμ3の摩擦係数をも
ち、4枚目以降のシート材においても同様に所定の摩擦
係数を有している。
【0064】摩擦係数μ1とμ2はμ1≫μ2なる関係を有
する。従って、シート材積載台4に複数枚で積載されて
いるシート材Sはばね5の力により給送ローラ9の面に
0の押圧力で押しつけられると、最上位のシート材S1
は F1=F0(μ1−μ2) なる移動力F1でもってつき当て部材10につき当た
る。一方2枚目以降のシート材の移動力F2はF2=F
(μ2−μ3)においてμ2≒μ3なのでF1に比べて小さ
な値になる。
【0065】図7において、最上位のシート材S1はF3
=F1cosA1なる力でもって前記つき当て部材10に
10aの位置からA2+A3なる角度の変化を与え、その
時点でシート材S1とつき当て部材10の先端は点69
においてお互いの弾性力で釣り合った状態になってシー
ト材S1の移動は停止していると考える。
【0066】シート材S1がつき当て部材10を押す力
をF3、シート材S1の先端とつき当て部材10の摩擦係
数をμ4、シート材S1の点69における接線70と前記
つき当て部材10の点69における接線71がなす角を
θ°とすると F4=F3cosθ° F5=F3sinθ°…(1) F6=μ43sinθ°従って、 F4−F6>0 F3(1−μ4tanθ°)>0 θ°>tan-1 1/μ4…(2) なるθ°でシート材S1はつき当て部材10の面を滑り
出す。
【0067】点69を通り給送方向72からの垂線73
と接線70の点69からの垂線74とがなす角をA1
adとするとシート材S1は A1≒F8L 1…(3) K1=1/2×E1×I1…(3)′ ただし K1=シート材S1の弾性度 A1=シート材S1のたわみ角(rad) L=シート材S1のたわみ長 E1=シート材S1のヤング率 I1=シート材S1の断面二次モーメント なる角度でたわんでいることになり、前記釣り合いによ
り F5′=F5=F8cosA1°(但しA1°=A1×180°/π)…(4) となる。
【0068】又垂線73と接線71とがなす角をA2
adとするとつき当て部材10は A2≒F73 22…(5) K2=1/2×E2×I2×n…(5a) ただし K2=つき当て部材10の弾性度 A2=つき当て部材10のたわみ角(rad) L3=つき当て部材10のたわみ長(支点11cを規準
とした場合) E2=つき当て部材10のヤング率 I2=つき当て部材10の断面二次モーメント n=つき当て部材10の個数(本実施例においてはn=
2) なる角度でたわんでいることにより、前記釣り合いによ
り F5=F7cosA2°(但しA2°=A2×180°/π)…(6) となる。
【0069】一方、垂線73と点69において直交する
線分75と接線70とがなす角はA1°となり、又線分
75と接線71と直交する線分76とがなす角はA2°
となり以上の関係から θ°+A1°+A2°≒90°(=π/2rad)…(7) がなりたつ。
【0070】式(1)、(4)、(6)から釣り合いの
状態のときのF3はF3sinθ°=F8cosA1°=F
7cosA2°なる関係から F3=F8cosA1°/sinθ°=F7cosA2°/sinθ°…(8) 従って、前記(6)式より求まるF3より大きい移動力
が給送ローラ9によりシート材S1に与えられるとシー
ト材S1の先端はつき当て部材10の先端から抜け出て
前記2枚目以降のシート材S2、S3、…から完全に分離
される。この分離作用を第2の分離作用という。
【0071】式(2)からθ°は摩擦係数μ4のみから
定まる値とすると式(5)から A1°+A2°≒90°−θ°=一定…(9) となる。
【0072】式(3)を構成するシート材S1の弾性度
1の値はシート材Sの種類によって大きく変わる。例
えば厚み0.065mmの薄紙の弾性度をK1−aと
し、はがきや封筒の弾性度をK1−bとすると K1−b/K1−a≒13…(10) となった。
【0073】(9)式の第2の分離を行うθ°は薄い紙
の場合A1°≫A2°となる。すなわち薄い紙の分離はシ
ート材自体のたわみ角が分離に大きく寄与する。
【0074】一方、はがき等の厚い紙はA1°≧A2°と
なる。すなわち、つき当て部材10のたわみ角が分離に
大きく寄与する。分離作用を行う際、2枚目以降の重送
を防止するためには(9)式におけるA2°の値を出来
るだけ小さくする必要がある。(3)式におけるA1°
は前記(10)式にあたるようにK1の値により大きく
変わるものだが一方シート材Sのたわみ長Lの値は
2乗で変わるのでその適性設定によりたわみ角A1に対
する(10)式の影響を少なくすることが出来る。
【0075】L2を大きくしていくと厚い紙はたわみ角
1が大きくなって有利だが薄い紙は2枚目以降の紙も
たわみ易くなり重送が起きる。L2を小さくしていくと
薄い紙はたわみ角A1が小さくなって有利だが厚い紙は
たわみにくくなるためつき当て部材10のたわみ角A2
が大きくなり2枚目以降の紙に重送が起きる。以上の結
果からシート材Sの弾性度K1が(10)式に示す範囲
に於いて、L2=15〜25mmの間に設定することで
良好な分離が可能であった。
【0076】次に使用するシート材の中で表面摩擦係数
μの値が高くて特に弾性度の大きいシート材の場合につ
いて説明する。
【0077】図8において、前記給送ローラ9とシート
材S1との間でμ11の摩擦係数をもち、次に前記シート
材S1と2枚目のシート材S2の間でμ2の摩擦係数をも
ち、更にシート材S2と3枚目のシート材S3の間でμ3
の摩擦係数をもち、4枚目以降のシート材においても同
様に所定の摩擦係数を有している。
【0078】摩擦係数μ11とμ2はμ11≫μ2なる関係を
有する。従って、シート材積載台4に複数枚で積載され
ているシート材Sはばね5の力により給送ローラ9の面
にF0の押圧力で押しつけられると、最上位のシート材
1は F11=F0(μ11−μ2) なる移動力F11でもってつき当て部材10につき当た
る。一方2枚目以降のシート材の移動力F2はF2=F
(μ2−μ3)においてμ2≒μ3なのでF1に比べて小さ
な値になる。
【0079】図8において、最上位のシート材S1はF3
=F11cosA11なる力でもって前記つき当て部材10
に10aの位置からA9+A10+A12なる角度の変化を
与え、その時点でシート材S1とつき当て部材10の先
端は点69においてお互いの弾性力で釣り合った状態に
なってシート材S1の移動は停止していると考える。
【0080】なお、A9はシート材が突出支点11dに
当接するまでの角度、A10は当接後変化した角度であ
る。前記のようにお互の弾性力で釣り合った状態におい
ては前記つき当て部材10の根本近傍はガイド部材11
に設けられた突出部11dに当接しており、従ってつき
当て部材10のたわみ長L13は最初の支点11cにおけ
るたわみ長L3より短くなりつき当て部材10の弾性力
は支点位置が変わった所から不連続的に急に強くなる。
【0081】前記突出部11dがつき当て部材10に当
接する際、つき当て部材10の幅方向一満に線状で当接
するか又は間欠的な点状で当接していてもよい。
【0082】図8において突出支点11dがなく支点1
1cのみでつき当て部材10がたわんでいるとしたらつ
き当て部材10の弾性力F17′は前記(5)式より F17′≒(A9+A10)/L3 22 =A9/L3 2・K2+A10/L3 22…(11) ただし K2=つき当て部材10の弾性度 A9=つき当て部材10の支点11dまでのたわみ角
(rad) A10=つき当て部材10の支点11dからのたわみ角
(rad) L3=つき当て部材10の支点11cからのたわみ長 なる弾性力でシート材S1の先端部をたわますことにな
る。
【0083】一方、図8に示すごとく突出支点11dが
あって前記支点11aを支点として前記つき当て部材が
たわんで、つき当て部材10の弾性力F17は F17≒A9/L3 22+A10/L13 22…(12) ただし K2=つき当て部材10の弾性度 A9=つき当て部材10の支点11dまでのたわみ角
(rad) A10=つき当て部材10の支点11dからのたわみ角
(rad) L3=つき当て部材10の支点11cからのたわみ長 L13=つき当て部材10の支点11dからのたわみ長 なる弾性力でシート材Sの先端部をたわますことにな
る。
【0084】弾性力F17とF17′の力の差は式(1
1),(12)より
【0085】
【外1】 ここでL3,L13には次なる関係がある。
【0086】L3>L13…(14) 式(13),(14)より L3 2−L13 2=(L3−L13)(L3+L13)>0 従ってF17−F17′>0 F17>F17′…(15) となり支点11dを設けることで(15)式に示す通り
つき当て部材10の弾性力を強くすることが可能となり
弾性力の大きいシート材S1でも一枚毎に分離すること
が可能となる。
【0087】ここで、突出支点11eを更に設けること
によりつき当て部材10のたわみ長L23は更に短くなる
ためつき当て部材10の弾性力も更に大きくなり、更に
弾性力の大きいシート材でも一枚毎に分離することがで
きる。
【0088】又、前記突出支点11eの位置を更に上方
に設けつき当て部材10の先端部近傍を前記支点11e
当接させることにより支点11eはつき当て部材10の
たわみ角を一定に制限するストッパーとしての働きをさ
せることも出来る。
【0089】次に分離されて送り出されたシート材の斜
行の補正を説明する。
【0090】図9において、分離されたシート材の先端
がフォトセンサPHを横切ると、フォトセンサPHは信
号を発生し、この信号に基づき図2におけるコントロー
ラ34によりモータMは距離L5+α(α=余裕値=2
〜5mm)相当分のパルス数P4の回転を行ってから一
旦停止する。モータのP4のパルス数の回転に応動する
給送ローラ9によりシート材S1の先端は、矢印49b
方向に逆転中の搬送ローラ13と第1ピンチローラ16
の接触位置77につき当てられ、そのシート材S1の先
端の移動は阻止される。
【0091】シート材S1の移動が阻止された状態にお
いて給送ローラ9がまだ回転の途中である場合には給送
ローラ9はシート材S1の上面をスリップしながら回転
する。
【0092】シート材S1が斜行していると、一方の先
端部が先に接触位置77につき当たって一方の先端部の
移動は停止するが、他方の先端部は移動するのでシート
材は一方の先端部を中心に回転する。この回転によって
シート材S1の先端はその幅全域にわたって前記接触位
置に平行に整列することにより斜行が補正される。
【0093】P4のパルス数のモータの回転後、モータ
Mは搬送ローラ13によって搬送される距離L6相当分
のP5のパルス数で矢印47a方向である正方向回転を
行う(図4から図3に示す状態)。モータMのP5のパ
ルス数の回転によって給送ローラ9は更なる回転を行っ
てシート材S1の先端を接触位置77に押し込み、押し
込められたシート材S1の先端は搬送ローラ13の矢印
49bとは逆の方向の回動により距離L6迄搬送され
る。
【0094】次に、シート材S1の斜行を補正した後の
シート材の搬送について説明する。
【0095】モータMの駆動総パルス数PT及びフォト
センサPHが発生するシート材Sの通過信号によりコン
トローラ34は図1におけるモータMの出力歯車47を
矢印47aの方向に回転させる。
【0096】図10において、歯車47の回転により搬
送ローラ13は矢印49a方向に回転する。一方、同時
にキャリア55は軸50を中心として矢印50a方向に
回動するので第1遊星歯車53の小遊星歯車53bと歯
車57は瞬時に噛み合う。この噛み合いにより給送ロー
ラ9は給送方向に回転してシート材S1の先端を搬送ロ
ーラ13と第1ピンチローラ16の接触位置77に押し
込む。押し込められたシート材S1の先端は搬送ローラ
13の回転により接触位置77を通過する。
【0097】シート材S1が接触位置77を通過する迄
の間給送ローラ9はシート材Sの上面を押さえながら回
転しているため、図7で説明した通り、2枚目以下のシ
ート材S2、S3、…にもF1より充分小さな移動力F2
働き、移動力F2により行われるつき当て部材10の角
度変化はシート材S2がつき当て部材10に当接する点
において(2)式を構成するθ°が θ°≧tan-1 1/μ4…(16) となるので2枚目以下のシート材S2、S3、…の先端は
つき当て部材10の面を滑らず、従ってシート材先端は
つき当て部材の先端を越えない。
【0098】軸8上では歯車57、駆動カム7、給送ロ
ーラ9は夫々の向きに関して相対的位相関係が一定に維
持された状態で一体化が計られている。また、駆動カム
7は駆動リフト面7a、最大リフト面7b、と最大リフ
ト面7bよりリフト量の小さい停止位置リフト面7dと
前記最大リフト面7bと前記停止位置リフト面7dを連
絡した傾斜面7cを有している。
【0099】第1遊星歯車53の小遊星歯車53bの回
動により歯車57、軸8を通して駆動カム7は矢印8a
方向に回動する。この回動の途中において駆動リフト面
7aとシート材積載台4の左右両端に設けられたフォロ
ア部46が当接し、駆動カム7の回転によりシート材積
載台4は軸4aを中心としてばね5の力に抗して下方に
回転する。
【0100】シート材積載台4の下方向の回転によりシ
ート材Sの上部はばね5の力により給送ローラ9に押圧
されていた状態から押圧から開放され一切の押圧力が無
の状態になるので、2枚目以降のシート材S2、S3、…
の給送方向とは逆方向の移動が容易となり、つき当て部
材10の復元力により2枚目以降のシート材S2、S3
は逆給送方向に移動しながらシート材積載台4の下方向
の回転に従動して下方に移動する。
【0101】2枚目以降のシート材S2、S3…の前記移
動によりつき当て部材10のシート材がつき当たる面よ
りシート材が無くなるのでつき当て部材10の角度変化
は最初の角度変化の無い状態に戻る。このようにしてつ
き当て部材10にかかわっている負荷が解除される。
【0102】シート材Sの上面を押圧する力が開放され
た図11に示す状態において、ガイド部材11の頂点1
1bによりシート材S1が所定の位置から下方にたるむ
ことを規制している。すなわち、規制されたシート材S
1の下面とつき当て部材10の先端の間に所定の隙間7
8が出来るように頂点11bとつき当て部材10の先端
の位置は適宜設定されている。
【0103】この隙間78を設けることにより、つき当
て部材10が最初の角度変化の無い状態にもどる過程で
つき当て部材10の先端はシート材S1からの干渉を受
けず、従って戻り動作が確実に行える。又隙間78を設
けることにより、最上位のシート材S1の移動中につき
当て部材10と干渉して異音を発生することが防止され
る。
【0104】なお、シート材給送手段として、長半径部
と短半径部とからなる給送ローラ9では、長半径部の表
面のゴム等の高摩擦面によりシート材に当接して回転す
ることによりシート材を送り出し、シート材を送り出し
た後は短半径部をシート材上面に対面させる。短半径部
は低摩擦材料からなるフランジ部9aが突出していて高
摩擦面が埋没しているため、シート材を送り出して搬送
ローラ13が搬送を開始して短半径部がシート材上面に
対面すると、長、短半径部の長さの差の分だけシート材
の撓み量が小さくなり、同時にフランジ部9aの一部が
搬送されているシート材の上面に接触してシート材の浮
き上がりを防止しながら搬送をガイドする。このとき、
フランジ部9aは低摩擦材料から形成されているため、
シート材の搬送時の抵抗は減少し、搬送ローラ13の駆
動源であるモータMに加わる負荷の変動も減少するの
で、搬送ローラ13によるシート材の搬送精度は向上す
る。
【0105】図11及び図12において、駆動カム7の
最大リフト面7bがフォロア部4bの当接部46aを通
過すると同時に歯車57の欠歯部57aが第1遊星歯車
53の小遊星歯車53bとの噛み合い位置に来るので、
小遊星歯車53bによる歯車57への回転伝達は断たれ
て歯車57及び給送ローラ9の回転は停止する。
【0106】歯車57の第1遊星歯車57bによる回転
が停止直後フォロア部4bの当接部46aはばね5の力
11により駆動カム7の傾斜面7cを押圧するので前
記傾斜面7cに分力F12が働き駆動カム7及び歯車5
7は矢印8a方向に少量回転し、当接部46aが傾斜面
7c上をすべって駆動カム7の停止位置リフト面7dの
位置に来ると駆動カム7の回転は停止する。
【0107】なお、駆動カム7のリフト面7dとフォロ
ア部4bの当接部46aはほぼ同じ半径の円弧形状に形
成されており、はまり込むことにより停止する。このと
き、駆動カム7にフォロア部4bから加わる力(ばね5
の弾性力)は軸8の軸心に向かう方向(図12の矢印)
に生じるように設定されており、さらにリフト面7dと
当接部46a摩擦により、確実に停止する。
【0108】図12において、当接部46aが停止位置
リフト面7dにあるとき、歯車57の欠歯部57dの位
相は第1遊星歯車53の小遊星歯車53bと欠歯部57
aの噛み合いが断たれた位置より少し進んでいる。この
ように、欠歯歯車の位相を所定量進めることにより前記
歯車57の欠歯部近傍の歯は小遊星歯車53bの歯と噛
み合う位置から完全に退避するので小遊星歯53bの空
転時に両者の歯の干渉は完全に無くなり従って両者の歯
の干渉によって振動や異音が発生するという問題を無く
することが出来る。なお、駆動カム7とフォロア部4b
とのはまり込む関係は逆であってもよい。すなわち、駆
動カム7側が凸形状であり、フォロア部4bが凹形状と
してもよい。
【0109】図12において、モータMが距離L6に相
当するパルス数P4の回転をするとシート材S1の先端は
接触位置77からL6だけ進んだ位置まで搬送ローラ1
3によって搬送される。記録ヘッド27のインク吐出部
27aの先頭ノズルの印字する位置がシート材S1の先
端から所定長さL7になるよう長さL6はコントローラ3
4により設定される。
【0110】使用者は例えば1.5mm、3mmとかの
7の値を本記録装置と接続されているコンピュータを
通してプリンターのコントローラ34に指示することが
出来る。
【0111】ここで給送ローラ9及び搬送ローラ13が
シート材S1の先端をL6の位置迄搬送する間に前記フォ
ロア部46の当接部46aは必ず前記駆動カム7の停止
位置リフト面7a位置において当接していなければなら
ない。図12においてもし長さL7を小さくすることで
リフト面7aと前記当接部46aの当接に不確実性が出
る場合には、まず最初はL7を充分大きな値に設定した
長さL6の搬送を行い次に搬送ローラ13の逆転により
所定の長さL13(L6>L13)の逆送を行い、次に搬送
ローラ13の矢印49a方向の正転により印字位置長さ
14の正送を行う。
【0112】以上述べたように前記動作は長さL6を一
定にいておいて印字位置長さL14を任意に変える事が可
能となり前記リフト面7aと前記フォロア部46の当接
部46aの当接が確実に行われるものである。
【0113】又長さL13の逆送を行った後に長さL14
正送を行うことにより、モータMの回転を搬送ローラ1
3に伝達する歯車手段のバックラッシュは0となり、搬
送ローラ13が長さL14の搬送後に行う記録のための搬
送の搬送精度変動をきわめて小さくすることが出来るも
のである。
【0114】図1及び図12において、記録ヘッド27
の印字位置迄給送されたシート材S1の上をキャリッジ
27が主走査方向に往復移動しながらコントローラ34
の指示により記録ヘッド27の吐出部27aからインク
を吐出して所定の画像をシート材S1の上に記録する。
1行の記録が終了するとコントローラ34はモータMを
制御してシート材Sを副走査方向に1行送り出す。
【0115】以上の動作をくり返すことにより記録ヘッ
ド27はシート材S1の全面にわたって文字や画像の記
録を行う。
【0116】シート材S1が搬送ローラ13により副走
査方向に移動を行う際シート材S1は給送ローラ9のフ
ランジ部9aとガイド部材11の頂点11bで規制され
て大きな円弧状となって移動するがガイド部材11とシ
ート材S1との間には低い接触抵抗しか働かないので搬
送ローラ13の回動の際の後方負荷はきわめて小さい。
この後方負荷がきわめて小さいとモータMにかかる負荷
の変動も小さくなり、従って搬送ローラ9の搬送精度が
良くなりその結果記録ヘッド27による記録精度も向上
して画質の向上が図られる。
【0117】図1、図2、図12において、シート材S
1の後端がフォトセンサPHによって検出されるとコン
トローラ34はフォトセンサPHの検出位置からインク
吐出部27aの後端ノズル位置迄の長さL8を予測し
て、長さL8以内に記録ヘッド27によって記録を行わ
せた後搬送ローラ13及び排出ローラ20に所定量の連
続回転を行わせて図2における排出口1bからシート材
1を排出する。
【0118】排出ローラ20の所定量の連続回転後コン
トローラ34は記録装置と接続しているコンピュータか
らの指示があれば次のシート材Sの給送動作を行う。
【0119】又本発明は前記実施例における記録ヘッド
を読み取りヘッドに換えてキャリッジ26の主走査方向
の移動により前記給送装置から給送されたシート原稿の
画像情報を読み取り、読み取った情報をコンピュータに
入力するための情報処理装置にも適用することができ
る。
【0120】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の技
術を用いることで従来技術では給送して一枚毎に分離が
困難であった特に表面摩擦係数μの低いシート材及び特
に剛性の高いシート材を一つの分離手段で給送して一枚
毎に分離することが可能となり、従ってシート材給送装
置を用いるシート材の種類の範囲を大きく拡大すること
が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシート材給送装置を備えた記録装置の
構成を示す斜視図
【図2】図1に示す記録装置の縦断面図
【図3】本発明のシート材給送装置の駆動伝達機構にお
ける正転状態を示す図
【図4】本発明のシート材給送装置の駆動伝達機構にお
ける逆転状態を示す図
【図5】本発明のシート材給送装置の分離前の状態を示
す側面図
【図6】本発明のシート材給送装置の分離途中の状態を
示す側面図
【図7】本発明のシート材給送装置の分離途中での力関
係を示す側面図
【図8】本発明のシート材給送装置の分離途中での力関
係を示す側面図
【図9】本発明のシート材給送装置のシート材の送り量
を示す側面図
【図10】本発明のシート材給送装置の駆動伝達機構に
おいて逆転状態から正転状態に切り換えたときの状態を
示す側面図
【図11】本発明のシート材給送装置において給送ロー
ラとシート材とが離間するときの状態を示す側面図
【図12】本発明のシート材給送装置において給送ロー
ラとシート材とが離間した後歯車の欠歯部の位置決めを
行ったときの状態を示す側面図
【図13】本発明の従来技術の一例を示す図
【図14】本発明の従来技術の一例を示す図
【図15】本発明の従来技術の一例を示す図
【符号の説明】
4 シート材積載台(シート材積載手段) 9 給送ローラ(シート材給送手段) 10 つき当て部材(板状部材) 11c,11d,11e 支点

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のシート材を積載するシート材積載
    手段と、 前記シート材積載手段に積載されているシート材を送り
    出すシート材給送手段と、 前記シート材給送手段により送り出されたシート材がつ
    き当たることによって弾性的に湾曲変形が生じてシート
    材が乗り越えることにより一枚ずつシート材を分離する
    ための板状部材を有する分離手段と、を備え、 前記分離手段は、前記板状部材の湾曲変形が生じる方向
    に関して前記板状部材の湾曲支点を変更するための支点
    変更手段を有することを特徴とするシート材給送装置。
  2. 【請求項2】 前記支点変更手段は、少なくとも前記板
    状部材が湾曲変形をして最初に接する第1の支点付与部
    と、前記湾曲変形量が増加することによって前記板状部
    材に接する第2の支点付与部とを有することを特徴とす
    る請求項1に記載のシート材給送装置。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2の支点付与部はシート
    材の送り方向前後に配置された段部から構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート材給送装置。
  4. 【請求項4】 前記板状部材は、シート材の送り方向に
    対する垂直面よりもシート材が乗り越える側の端部が前
    記シート材積載手段側となるように傾斜させて取り付け
    られていることを特徴とする請求項1に記載のシート材
    給送装置。
  5. 【請求項5】 前記板状部材は合成樹脂フィルムから形
    成したことを特徴とする請求項4に記載のシート材給送
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか1項に記載
    のシート材給送装置と、 前記シート材給送装置により送り出されたシートに記録
    を行う記録手段と、を備えたことを特徴とする記録装
    置。
  7. 【請求項7】 前記記録手段は、信号に応じて電気熱変
    換体に通電し、該電気熱変換体による膜沸騰を越える加
    熱によって生じる気泡の成長によりインクを吐出して記
    録を行うインクジェット記録手段であることを特徴とす
    る請求項6に記載の記録装置。
  8. 【請求項8】 シートを積載した積載シート部から自由
    端を有する板状弾性部材を用いてシートの分離を行うシ
    ート材分離方法であって、 相対的に薄いシート材は第1の支点付与部を支点として
    湾曲された前記板状弾性部材により分離し、 相対的に厚いシート材は前記第1の支点付与部よりも自
    由端側に配置された第2の支点付与部を支点として湾曲
    された板状弾性部材により分離することを特徴とするシ
    ート材分離方法。
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JP2014080298A (ja) * 2014-02-13 2014-05-08 Brother Ind Ltd シート搬送装置、及び画像読取装置

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