JPH08207792A - 動力舵取装置 - Google Patents

動力舵取装置

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JPH08207792A
JPH08207792A JP7014606A JP1460695A JPH08207792A JP H08207792 A JPH08207792 A JP H08207792A JP 7014606 A JP7014606 A JP 7014606A JP 1460695 A JP1460695 A JP 1460695A JP H08207792 A JPH08207792 A JP H08207792A
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JP
Japan
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motor
steering
sleeve
shaft
worm
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JP7014606A
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English (en)
Inventor
Manabu Takaoka
学 高岡
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Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D3/00Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
    • F16D3/16Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts
    • F16D3/18Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts the coupling parts (1) having slidably-interengaging teeth
    • F16D3/185Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts the coupling parts (1) having slidably-interengaging teeth radial teeth connecting concentric inner and outer coupling parts

Abstract

(57)【要約】 【目的】 操舵補助用のモータの出力軸と伝動装置への
入力軸とのスプラインによる密な連結を、加工及び組み
立ての困難さを伴うことなく実現し、モータの回転力を
確実に舵取機構に伝え、安定した動作が可能な電動式の
動力舵取装置を提供することを目的とする。 【構成】 舵取機構への伝動装置の入力軸となるウォー
ム軸11の延長部3と、操舵補助用のモータMの出力軸4
との突き合わせ端に、夫々の軸心を中心とする球面部3
a,4aを設け、夫々の外周にスプライン歯を形成する。
これらのスプライン歯に跨がってスリーブ5を噛合さ
せ、このスリーブ5によりウォーム軸11と出力軸4とを
連結する。スリーブ5の内側に、軸方向の移動を拘束し
て規制板50を配し、この規制板50の両面に球面部3a,4a
の先端面を当接させ、スリーブ5の軸方向の移動を規制
する。規制板50は、望ましくは、弾性体製とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、舵輪の操作に応じた操
舵補助力を自動車の舵取機構に加えて舵取りを補助する
動力舵取装置に関し、特に、操舵補助力の発生源として
電動モータの回転力を利用する電動式の動力舵取装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年の自動車には、舵取りのための舵輪
(ステアリングホィール)の操作に要する労力負担を軽
減して快適な操舵感覚を得るべく、動力舵取装置(パワ
ーステアリング装置)が広く装備されている。この動力
舵取装置は、操舵補助力の発生源として油圧を利用する
油圧式と、同じく電動モータの回転力を利用する電動式
とに大別される。
【0003】後者、即ち、電動式の動力舵取装置は、舵
輪から舵取り用の車輪(一般的には前輪)に至る舵取機
構の中途に操舵補助用の電動モータを配し、このモータ
の回転力を伝動装置を介して舵取機構に伝え、舵輪の回
転に応じた舵取機構の動作を補助する構成としたもので
ある。前記モータは、舵輪に加わる操舵トルクの検出結
果に基づいて駆動され、操舵トルクの作用方向に、この
大きさに応じた回転力を発するようになしてあり、この
回転力が操舵補助力として舵取機構に加わる結果、舵輪
操作に要する力が軽減されることになる。
【0004】但し、電動モータの回転力として所望の操
舵補助力を直接的に得るには、大型のモータが必要であ
り、このようなモータの配設空間を舵取機構の周辺に確
保することは困難である。操舵補助用のモータと舵取機
構との間の前記伝動装置は、モータの回転力を増力して
舵取機構に伝え、小型のモータの使用を可能とするため
に必要なものであり、コンパクトに構成でき、しかも高
い減速比(増力比)が得られるものとして、歯車式の減
速装置、特に、ウォーム歯車式の減速装置が多く用いら
れている。
【0005】図3は、操舵補助用のモータから舵取機構
への伝動のための従来の伝動系の構成を示す断面図であ
る。図中Mは、操舵補助用のモータであり、該モータM
の回転力を舵取機構に伝える伝動装置1は伝動ハウジン
グHに内蔵されている。
【0006】伝動ハウジングHは、図示しない舵取機構
に連なる舵輪軸2を同軸回動自在に支承する本体ハウジ
ングH1 と、該本体ハウジングH1 の周上に軸心を略直
交させて連設されたウォームハウジングH2 とを備えて
なる。前記伝動装置1は、本体ハウジングH1 の内部に
おいて舵輪軸2に嵌着されたウォームホィール10と、ウ
ォームハウジングH2 の内部に同軸回動自在に支承され
たウォーム軸11とを備え、これらを、夫々の外周に形成
されたウォーム歯により相互に噛合せしめ、ウォーム軸
11に入力される回転力を、ウォームホィール10及びこれ
が嵌着された舵輪軸2に減速(増力)して伝達する構成
となっている。
【0007】ウォーム軸11は、ウォームハウジングH2
の内部に嵌合固定された軸受ブッシュ12と玉軸受13とに
より、ウォームホィール10との噛合部の両側を支持さ
れ、玉軸受13による支持位置を逆側に延長してなる延長
部6を備えており、この延長部6は、ウォームハウジン
グH2 の同側に連設された大径部60により同軸的に囲わ
れている。
【0008】前記大径部60の他側は全面に亘って開口し
ており、この開口縁には、操舵補助用の前記モータMが
嵌合され、周方向に複数本の固定ボルト(図示せず)に
より固定されている。このように固定されたモータMの
出力軸7は、大径部60の内側に突出し、伝動装置1への
入力軸となる前記ウォーム軸11の延長部6に同軸的に突
き合わされており、これらは、夫々の突き合わせ端面か
ら各所定長に亘って形成されたスプライン間に跨がって
噛合するスリーブ8を介して連結されている。
【0009】以上の構成において、操舵補助用のモータ
Mの回転は、該モータMの出力軸7に取り出され、先端
側のスプラインに噛合するスリーブ8を介してウォーム
軸11に伝達され、更に、これの外周のウォーム歯を介し
てウォームホィール10に伝達され、該ウォームホィール
10が嵌着された舵輪軸2に伝達されて舵取機構に加えら
れる。この伝動の過程においてモータMが発生する回転
力は、ウォーム軸11とウォームホィール10との間での減
速に伴って増力されるから、舵輪軸2に加わる力(操舵
補助力)は前記モータMの回転力よりも十分に大きいも
のとなる。従って、図示の如く、舵輪軸2を支承する本
体ハウジングH1 の外側への直接的な固定が可能な小型
のモータMにより十分な操舵補助力を得ることができ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ウォーム軸
11の延長部6とモータMの出力軸7とは、夫々の外周の
スプライン歯を前記スリーブ8の内周のスプライン歯に
噛合せしめて連結されており、これらの噛合部に隙間が
存在することから、前述した伝動に際し、スプライン歯
同士の衝突に起因する耳障りな異音、所謂、歯打ち音が
発生し、運転者に不快感をもたらすという問題があっ
た。
【0011】このような歯打ち音の発生は、前記スプラ
イン歯の噛合隙間を減じて、密な噛合状態を得ることに
より緩和される。ところが、このためには、前記スプラ
イン歯の形成に高い加工精度が要求される上、ウォーム
軸11の延長部6とモータMの出力軸7とを同軸上に正し
く突き合わせるべく、前記大径部60へのモータMの取り
付けに際し、両者を同心上に正しく位置決めする必要が
あり、この位置決めのための嵌合部の加工に高い加工精
度が要求され、またモータMの組付け時に同心度の調整
作業を要し、加工工数及び組み立て工数が増すのみなら
ず、加工及び組み立ての不良に起因して、動作不良、ス
プライン歯の破損等の不都合が生じ易いという難点があ
った。
【0012】更に、スプライン歯の噛合不良が生じてい
る場合、操舵補助用のモータMの回転に伴って前記スリ
ーブ8に軸方向の移動力が作用し、延長部6及び出力軸
7との噛合が外れて動作不能に陥る虞れさえある。従来
の動力舵取装置においては、図3に示す如く、延長部6
及び出力軸7の外周に係着した止め輪80,80をスリーブ
8の両端面に当接させ、該スリーブ8の前述した移動を
拘束するようにしてあるが、この構成においては、移動
するスリーブ8の両面が止め輪80,80に衝突して、前記
歯打ち音と同様の異音を発生する難点があった。
【0013】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、操舵補助用のモータの出力軸と伝動装置への入
力軸とのスプラインによる密な連結を、加工工数及び組
み立て工数の増加を招くことなく実現し、モータの回転
力を確実に舵取機構に伝え、安定した動作が可能な動力
舵取装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係る動力舵取装
置は、舵取機構への伝動装置を内蔵する伝動ハウジング
の外側にモータを取り付け、該モータの出力軸と前記伝
動装置への入力軸とを、前記伝動ハウジングの内側にて
突き合わせ、夫々の外周に形成されたスプライン歯に跨
がって噛合するスリーブを介して連結してなり、前記モ
ータの回転力を前記伝動装置を介して舵取機構に伝えて
舵取りを補助する構成とした動力舵取装置において、前
記出力軸及び前記入力軸の前記スプライン歯の形成域
は、夫々の軸心上に中心を有する球面としてあり、前記
スリーブの内側に、前記出力軸及び前記入力軸の端面と
当接して、該スリーブの軸方向の移動を規制する規制部
材を具備することを特徴とする。
【0015】更に加えて、前記規制部材は、前記端面に
弾性的に当接する弾性部材であることを特徴とする。
【0016】
【作用】本発明においては、モータの出力軸及び伝動装
置への入力軸の端部を夫々の軸心を中心とする球面と
し、この球面部の外側にスプラインを夫々形成して、こ
れらに跨がる態様に噛合するスリーブにより両軸を連結
し、該スリーブの内面に対する球面部の傾きにより同心
度のずれを吸収する。また、スリーブの内側に規制部材
を備え、この規制部材を両軸の端面に当接させてスリー
ブの移動を規制し、スプラインの噛合状態を維持する。
【0017】更に、前記規制部材を弾性体製とし、モー
タの出力軸及び伝動装置への入力軸との当接を弾性的に
生ぜしめ、この当接に伴う音の発生を緩和する。
【0018】
【実施例】以下本発明をその実施例を示す図面に基づい
て詳述する。図1は、本発明に係る動力舵取装置におけ
る操舵補助用のモータから舵取機構への伝動系の構成を
示す断面図である。この伝動系の基本的な構成は、従来
の動力舵取装置における図3に示す伝動系と同様であ
り、操舵補助用のモータMの回転を、伝動ハウジングH
の内部に構成されたウォーム歯車式の伝動装置1を介し
て舵取機構に伝える構成となっている。
【0019】伝動ハウジングHは、図示しない舵取機構
に連なる舵輪軸2を同軸回動自在に支承する本体ハウジ
ングH1 と、該本体ハウジングH1 の周上に軸心を略直
交させて連設されたウォームハウジングH2 とを備えて
なる。前記伝動装置1は、舵輪軸2に同軸的に嵌着さ
れ、本体ハウジングH1 に囲繞されたウォームホィール
10と、ウォームハウジングH2 の内部に同軸回動自在に
支承されたウォーム軸11とを備え、これらを夫々の外周
に形成されたウォーム歯により相互に噛合させ、ウォー
ム軸11に入力される回転力をウォームホィール10及びこ
れが嵌着された舵輪軸2に減速(増力)して伝達し、こ
の伝達力を操舵補助力として舵取機構に加える構成とな
っている。
【0020】ウォームハウジングH2 には、玉軸受13の
固定部位の逆側を同心的に拡径して円筒状をなす大径部
30が連設されており、該大径部30の他側は全面に亘って
開口させてある。ウォーム軸11は、ウォームハウジング
2 の内部に夫々嵌合固定された軸受ブッシュ12と玉軸
受13とにより、ウォームホィール10との噛合部の両側に
て支持され、玉軸受13による支持部位を逆側に延長して
なる延長部3を備えており、該延長部3は、前記大径部
30の軸心部に適長突出させてある。
【0021】操舵補助用のモータMは、前記大径部30の
開口縁に嵌合され、周方向に複数本の固定ボルト(図示
せず)により固定されており、該モータMの出力軸4
は、拡径部30の内側に突出し、伝動装置1への入力軸と
なる前記ウォーム軸11の延長部3と同軸的に突き合わさ
れている。
【0022】図2は、ウォーム軸11の延長部3とモータ
Mの出力軸4との突き合わせ部近傍の拡大図である。本
図に示す如く延長部3及び出力軸4の先端側、即ち、夫
々との突き合わせ端側には、軸心上に中心を有して球面
部3a,4aが備えられており、これらの外側にスプライン
歯が形成されており、延長部3と出力軸4、即ち、ウォ
ーム軸11とモータMとは、両スプライン歯間に跨がって
噛合する円筒形のスリーブ5を介して連結されている。
【0023】球面部3a,4aへのスリーブ5の噛合は、該
スリーブ5の両端面から各所定長に亘って形成されたス
プライン歯によりなされている。スリーブ5の内側の略
中央には、前記スプライン歯の形成部分よりも大なる内
径を有する部分が残されており、この部分には、板状を
なす規制部材(規制板5a)が、少なくとも軸方向の移動
を拘束されて内嵌固定されている。この規制板5aは、ゴ
ム等、適宜の弾性を有する弾性材料を用いてなり、スリ
ーブ5の内側に両側から挿入された前記球面部3a,4aの
先端面は、図示の如く、規制板5aの両面に弾接させてあ
る。
【0024】而して、ウォーム軸11の延長部3と出力軸
4とは、前者の球面部3aと後者の球面部4aとに跨がって
噛合する前記スリーブ5により同軸上に連結されたこと
になり、この連結は、夫々の嵌合周上でのスプライン歯
の噛合により周方向に、また夫々の先端面に弾接する規
制板5aにより軸方向に拘束されて維持される。
【0025】以上の構成において、操舵補助用のモータ
Mの回転は、該モータMの出力軸4に取り出され、これ
の先端の球面部4aに噛合するスリーブ5を介して前記延
長部3先端の球面部3aに伝達され、更にウォーム軸11に
伝達されて、これの外周のウォーム歯に噛合するウォー
ムホィール10に伝わり、該ウォームホィール10が嵌着さ
れた舵輪軸2を経て舵取機構に加えられる。この伝動の
間、モータMが発生する回転力は、ウォーム軸11とウォ
ームホィール10との間での減速に伴って増力されるか
ら、舵輪軸2に加わる力(操舵補助力)は前記モータM
の回転力よりも十分に大きいものとなり、図示の如き小
型のモータMにより十分な操舵補助力を得ることができ
る。
【0026】このとき、ウォーム軸11の延長部3と出力
軸4とのスリーブ5による連結部において、周方向の拘
束作用をなすスプライン歯は、スリーブ5側では円筒面
に形成されているが、延長部3及び出力軸4側では夫々
の先端の球面部3a,4aに形成されていることから、両ス
プライン歯の噛合状態は、ウォーム軸11の軸心と出力軸
4の軸心との間の位置ずれ、これらの軸心の夫々に対す
る傾きの如何に拘わらず良好に維持される。また、球面
部3a,4aの先端に当接する規制板5aが弾性材料製である
ことから、前述した如き軸心の位置ずれ及び/又は傾き
が生じている場合においても、規制板5aの弾性変形によ
り当接状態を維持することができる。
【0027】従って、ウォームハウジングH2 の大径部
30への前記モータMの固定に際し、両者の軸心のずれ及
び傾きが生じた状態にあっても、モータMの出力軸4と
ウォームハウジングH2 内部のウォーム軸11との連結が
確実に行われ、スプライン歯同士の衝突に起因する歯打
ち音を伴うことなくモータMの回転力をウォーム軸11に
確実に伝えることができる。また前記連結が、スリーブ
5内部の規制板5aに球面部3a,4aの先端を弾接せしめた
状態でなされているから、前記伝動に伴って作用する軸
方向力によるスリーブ5の移動が確実に阻止され、この
移動に伴う異音の発生を防止することができる。
【0028】即ち、ウォームハウジングH2 へのモータ
Mの組み付けに際し、両者間の同心度の誤差が許容され
るから、良好な連結による確実な伝動を損害しない範囲
において、前記取り付けに関連する加工部の加工精度、
及び組み立て精度に対する要求を緩和することができ、
加工工数及び組み立て工数の大幅な削減が達成される
上、伝動に伴って発生する異音を大幅に低減することが
可能となる。
【0029】なお本実施例においては、操舵補助用のモ
ータMから舵取機構へ連なる舵輪軸2への伝動が、ウォ
ームホィール10とウォーム軸11とを備えるウォームギヤ
式の伝動装置を介して行われる構成について述べたが、
この伝動装置は、他の形式の歯車伝動装置であってもよ
く、更には、チェーン,ベルト等を用いてなる巻き掛け
伝動装置であってもよい。
【0030】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明に係る動力舵取
装置においては、操舵補助用のモータの出力軸、及びこ
のモータの回転を舵取機構に伝える伝動装置への入力軸
の端部に夫々の軸心を中心とする球面を設け、これらの
球面部に形成したスプライン間に跨がって噛合するスリ
ーブにより両軸を連結したから、該スリーブに対する球
面部の傾きにより両軸の位置ずれ及び傾きを吸収して、
これらを許容しつつ確実な連結を維持することができ、
また、スリーブの内側に規制部材を備え、この規制部材
を前記両軸の端面に当接させてスリーブの移動を規制し
たから、前記位置ずれ又は傾きが生じた状態での回転に
よる前記スリーブの移動を確実に拘束することができ、
操舵補助用のモータの取り付けに際しての加工及び組み
立ての困難さを伴うことなく、前記モータの回転力を確
実に舵取機構に伝えることができ、安定した動作が可能
となる。
【0031】また、前記規制部材を弾性体製とし、モー
タの出力軸及び伝動装置への入力軸の先端部との当接を
弾性的に行わせたから、スリーブの移動規制に伴う音の
発生を緩和することができ、前記スプラインの噛合部に
おける歯打ち音の低減とにより、伝動に伴う耳障りな異
音の発生を大幅に低減し得る等、本発明は優れた効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る動力舵取装置における操舵補助用
のモータから舵取機構への伝動系の構成を示す断面図で
ある。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】従来の動力舵取装置における操舵補助用のモー
タから舵取機構への伝動系の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 伝動装置 2 舵輪軸 3 延長部 3a 球面部 4 出力軸 4a 球面部 5 スリーブ 5a 規制板 10 ウォームホィール 11 ウォーム軸 M モータ H 伝動ハウジング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 舵取機構への伝動装置を内蔵する伝動ハ
    ウジングの外側にモータを取り付け、該モータの出力軸
    と前記伝動装置への入力軸とを、前記伝動ハウジングの
    内側にて突き合わせ、夫々の外周に形成されたスプライ
    ン歯に跨がって噛合するスリーブを介して連結してな
    り、前記モータの回転力を前記伝動装置を介して舵取機
    構に伝えて舵取りを補助する構成とした動力舵取装置に
    おいて、前記出力軸及び前記入力軸の前記スプライン歯
    の形成域は、夫々の軸心上に中心を有する球面としてあ
    り、前記スリーブの内側に、前記出力軸及び前記入力軸
    の端面と当接して、該スリーブの軸方向の移動を規制す
    る規制部材を具備することを特徴とする動力舵取装置。
  2. 【請求項2】 前記規制部材は、前記端面に弾性的に当
    接する弾性部材である請求項1記載の動力舵取装置。
JP7014606A 1995-01-31 1995-01-31 動力舵取装置 Pending JPH08207792A (ja)

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