JPH0820624A - 水発泡連通フォームの製造方法 - Google Patents
水発泡連通フォームの製造方法Info
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- JPH0820624A JPH0820624A JP6181822A JP18182294A JPH0820624A JP H0820624 A JPH0820624 A JP H0820624A JP 6181822 A JP6181822 A JP 6181822A JP 18182294 A JP18182294 A JP 18182294A JP H0820624 A JPH0820624 A JP H0820624A
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- polyol
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- foam
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- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 難燃性に優れた水発泡による低密度連通フォ
ームの製造方法を提供する。 【構成】 ポリイソシアネート成分と臭素化ポリオー
ル、アミノポリオール、ポリオキシエチレンアルキルフ
ェニルエーテル、水および触媒を含むポリオール成分と
を混合し発泡させる。
ームの製造方法を提供する。 【構成】 ポリイソシアネート成分と臭素化ポリオー
ル、アミノポリオール、ポリオキシエチレンアルキルフ
ェニルエーテル、水および触媒を含むポリオール成分と
を混合し発泡させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は難燃性の水発泡連通フォ
ームの製造方法に関し、特に住宅の断熱施工等に利用す
ることができる水発泡連通ウレタンフォームの製造方法
に関する。
ームの製造方法に関し、特に住宅の断熱施工等に利用す
ることができる水発泡連通ウレタンフォームの製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、住宅、冷凍保温倉庫などの各種建
造物における断熱施工対象箇所に断熱層を現場発泡によ
り施工する断熱施工方法が実施されている。この方法
は、ポリイソシアネート成分とポリオール成分と発泡剤
とを混合液として施工箇所の隙間に注入しまたはスプレ
ーすることにより混合液を反応硬化させて硬質ウレタン
フォームの断熱層を形成するものである。
造物における断熱施工対象箇所に断熱層を現場発泡によ
り施工する断熱施工方法が実施されている。この方法
は、ポリイソシアネート成分とポリオール成分と発泡剤
とを混合液として施工箇所の隙間に注入しまたはスプレ
ーすることにより混合液を反応硬化させて硬質ウレタン
フォームの断熱層を形成するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の断熱施工方
法において通常使用される発泡剤はトリクロロモノフル
オロメタン、ジクロロジフルオロメタン、ジクロロフル
オロエタン等のフロンであるが、近年フロンの使用の規
制が強まるにつれて、発泡剤としてフロンガス以外の物
質を使用するウレタンフォームを開発する必要性が高ま
っている。
法において通常使用される発泡剤はトリクロロモノフル
オロメタン、ジクロロジフルオロメタン、ジクロロフル
オロエタン等のフロンであるが、近年フロンの使用の規
制が強まるにつれて、発泡剤としてフロンガス以外の物
質を使用するウレタンフォームを開発する必要性が高ま
っている。
【0004】水がイソシアネートと反応して発生する二
酸化炭素で発泡する方法は公知であり、発泡剤として水
とフロン又は水のみを使用した低密度の連通ウレタンフ
ォームは梱包材等に広く使用されている。しかし、梱包
材等に使用されている従来の低密度連通ウレタンフォー
ムは燃え易いために住宅等の建築物に使用するには適当
でない。
酸化炭素で発泡する方法は公知であり、発泡剤として水
とフロン又は水のみを使用した低密度の連通ウレタンフ
ォームは梱包材等に広く使用されている。しかし、梱包
材等に使用されている従来の低密度連通ウレタンフォー
ムは燃え易いために住宅等の建築物に使用するには適当
でない。
【0005】本発明は上記従来技術の問題点を解決する
ためになされたものであって、水を発泡剤として使用し
ながら住宅の断熱施工等に利用して好適な難燃性に優れ
た水発泡のウレタンフォームの製造方法を提供しようと
するものである。
ためになされたものであって、水を発泡剤として使用し
ながら住宅の断熱施工等に利用して好適な難燃性に優れ
た水発泡のウレタンフォームの製造方法を提供しようと
するものである。
【0006】また、住宅の断熱施工等に供されるウレタ
ンフォームはその経済性に対する要求からできるだけ低
密度とすることが望ましいが、低密度フォームは、その
気泡形状が独立気泡であると、発泡後の気泡内の内部温
度の低下とともに気泡内圧力が低下しフォームの骨格が
外圧に耐えられなくなってフォームの収縮現象を生じ、
フォームが収縮した箇所の断熱性が低下するという欠点
を生じる。したがって、このような低密度フォームにお
いては気泡形状は独立気泡ではなく連続気泡でなくては
ならず、フォームはこのような連続気泡の集合からなる
連通フォームでなければならない。
ンフォームはその経済性に対する要求からできるだけ低
密度とすることが望ましいが、低密度フォームは、その
気泡形状が独立気泡であると、発泡後の気泡内の内部温
度の低下とともに気泡内圧力が低下しフォームの骨格が
外圧に耐えられなくなってフォームの収縮現象を生じ、
フォームが収縮した箇所の断熱性が低下するという欠点
を生じる。したがって、このような低密度フォームにお
いては気泡形状は独立気泡ではなく連続気泡でなくては
ならず、フォームはこのような連続気泡の集合からなる
連通フォームでなければならない。
【0007】よって、本発明の他の目的は、難燃性に優
れた水発泡による低密度連通フォームの製造方法を提供
することにある。
れた水発泡による低密度連通フォームの製造方法を提供
することにある。
【0008】本発明のその他の目的および特徴は以下の
発明の詳細な説明から明らかとなるであろう。
発明の詳細な説明から明らかとなるであろう。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用】上記本発明の
目的を達成するため、本発明者らは、研究と実験を重ね
た結果、ポリイソシアネート成分とポリオール、水、触
媒等を含むポリオール成分とを混合してウレタンフォー
ムを製造するに際し、ポリオールとして臭素化ポリオー
ル、アミノポリオール、軟質ポリウレタン用ポリオール
およびポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルを
組合せて使用し、発泡剤として水を使用することによ
り、JIS−A 9514に規定された燃焼試験に合格
し、またフォームの収縮を生じるおそれのない住宅の断
熱施工等に好適な低密度連通フォームを得ることができ
ることを見出し、本発明に到達した。すなわち、上記目
的を達成する水発泡連通フォームの製造方法は、 (A)ポリイソシアネート成分 (B)臭素化ポリオール、アミノポリオール、軟質ポリ
ウレタン用ポリオール、ポリオキシエチレンアルキルフ
ェニルエーテル、水および触媒を含むポリオール成分 の両成分を混合し、発泡させることを特徴とする。
目的を達成するため、本発明者らは、研究と実験を重ね
た結果、ポリイソシアネート成分とポリオール、水、触
媒等を含むポリオール成分とを混合してウレタンフォー
ムを製造するに際し、ポリオールとして臭素化ポリオー
ル、アミノポリオール、軟質ポリウレタン用ポリオール
およびポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルを
組合せて使用し、発泡剤として水を使用することによ
り、JIS−A 9514に規定された燃焼試験に合格
し、またフォームの収縮を生じるおそれのない住宅の断
熱施工等に好適な低密度連通フォームを得ることができ
ることを見出し、本発明に到達した。すなわち、上記目
的を達成する水発泡連通フォームの製造方法は、 (A)ポリイソシアネート成分 (B)臭素化ポリオール、アミノポリオール、軟質ポリ
ウレタン用ポリオール、ポリオキシエチレンアルキルフ
ェニルエーテル、水および触媒を含むポリオール成分 の両成分を混合し、発泡させることを特徴とする。
【0010】上記目的を達成するため前記ポリオール成
分の特に好ましい配合は、ポリオール成分中臭素化ポリ
オール、アミノポリオール、軟質ポリウレタン用ポリオ
ールおよびポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテ
ルの合計100重量部に対し、臭素化ポリオールの含有
量を15〜35重量部、アミノポリオールの含有量を1
5〜35重量部、軟質ポリウレタン用ポリオールの含有
量を20〜40重量部、ポリオキシエチレンアルキルフ
ェニルエーテルの含有量を10〜30重量部とすること
である。
分の特に好ましい配合は、ポリオール成分中臭素化ポリ
オール、アミノポリオール、軟質ポリウレタン用ポリオ
ールおよびポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテ
ルの合計100重量部に対し、臭素化ポリオールの含有
量を15〜35重量部、アミノポリオールの含有量を1
5〜35重量部、軟質ポリウレタン用ポリオールの含有
量を20〜40重量部、ポリオキシエチレンアルキルフ
ェニルエーテルの含有量を10〜30重量部とすること
である。
【0011】また発泡剤として使用する水の好ましい使
用量は、ポリオール成分中臭素化ポリオール、アミノポ
リオール、軟質ポリウレタン用ポリオールおよびポリオ
キシエチレンアルキルフェニルエーテルの合計100重
量部に対し、20〜40部である。本発明によって製造
される連通フォームの密度は7〜20kg/m3 であ
る。
用量は、ポリオール成分中臭素化ポリオール、アミノポ
リオール、軟質ポリウレタン用ポリオールおよびポリオ
キシエチレンアルキルフェニルエーテルの合計100重
量部に対し、20〜40部である。本発明によって製造
される連通フォームの密度は7〜20kg/m3 であ
る。
【0012】臭素化ポリオールとはジブロモネオペンチ
ルグリコール、臭素化ペンタエリスリトール、エピクロ
ロヒドリンと臭素化ポリオールの重合ポリオール等であ
る。臭素化ポリオールの使用量はポリオール成分臭素化
ポリオール、アミノポリオール、軟質ポリウレタン用ポ
リオールおよびポリオキシエチレンアルキルフェニルエ
ーテルの合計100重量部(以下、部は重量部を示す)
中15〜35部である。15部未満ではJIS−A95
14に規定された燃焼試験に不合格となる場合がある。
また、臭素化ポリオールは粘度が高いために35部を越
えて使用するとポリオール成分の粘度が高くなる場合が
あり、発泡機等の従来の製造装置が使用し難くなるので
好ましくない。また、臭素化ポリオールは比較的高価で
あり、この理由でも35部を越える使用は好ましくな
い。特に好ましい使用量は20部〜30部である。
ルグリコール、臭素化ペンタエリスリトール、エピクロ
ロヒドリンと臭素化ポリオールの重合ポリオール等であ
る。臭素化ポリオールの使用量はポリオール成分臭素化
ポリオール、アミノポリオール、軟質ポリウレタン用ポ
リオールおよびポリオキシエチレンアルキルフェニルエ
ーテルの合計100重量部(以下、部は重量部を示す)
中15〜35部である。15部未満ではJIS−A95
14に規定された燃焼試験に不合格となる場合がある。
また、臭素化ポリオールは粘度が高いために35部を越
えて使用するとポリオール成分の粘度が高くなる場合が
あり、発泡機等の従来の製造装置が使用し難くなるので
好ましくない。また、臭素化ポリオールは比較的高価で
あり、この理由でも35部を越える使用は好ましくな
い。特に好ましい使用量は20部〜30部である。
【0013】アミノポリオールとはエチレンジアミン、
トリレンジアミン、トリエタノールアミン、マンニッヒ
縮合物等にアルキレンオキシドを付加したものであるが
低粘度の物が好ましい。アミノポリオールの使用量は1
5〜35部が好ましい。15部未満ではポリオール成分
の反応性が低くなり、ポリオールに比較して高価な触媒
の必要量を増さなければならない。また、35部を越え
ると気泡の連通化が起こり難く、独立気泡となり易いた
めフォームは収縮し易くなる。特に好ましい使用量は2
0〜30部である。
トリレンジアミン、トリエタノールアミン、マンニッヒ
縮合物等にアルキレンオキシドを付加したものであるが
低粘度の物が好ましい。アミノポリオールの使用量は1
5〜35部が好ましい。15部未満ではポリオール成分
の反応性が低くなり、ポリオールに比較して高価な触媒
の必要量を増さなければならない。また、35部を越え
ると気泡の連通化が起こり難く、独立気泡となり易いた
めフォームは収縮し易くなる。特に好ましい使用量は2
0〜30部である。
【0014】軟質ポリウレタン用ポリオールとはジプロ
ピレングリコール、グリセリン等にアルキレンオキシド
を付加した約25〜75の水酸基価と2〜3の官能基を
有するポリオールであり、分子量は約1000〜700
0である。特に好ましいポリオールはグリセリンにプロ
ピレンオキシドとエチレンオキシドを付加した分子量3
000以上のトリオールである。軟質ポリウレタン用ポ
リオールの使用量は20〜40部が好ましい。20部未
満では気泡の連通化が起こり難いためにフォームは収縮
し易くなる。また、40部を越えるとポリオール成分の
相溶性が悪化し、不均質となるだけでなく、フォームは
燃え易くなる。
ピレングリコール、グリセリン等にアルキレンオキシド
を付加した約25〜75の水酸基価と2〜3の官能基を
有するポリオールであり、分子量は約1000〜700
0である。特に好ましいポリオールはグリセリンにプロ
ピレンオキシドとエチレンオキシドを付加した分子量3
000以上のトリオールである。軟質ポリウレタン用ポ
リオールの使用量は20〜40部が好ましい。20部未
満では気泡の連通化が起こり難いためにフォームは収縮
し易くなる。また、40部を越えるとポリオール成分の
相溶性が悪化し、不均質となるだけでなく、フォームは
燃え易くなる。
【0015】ポリオキシエチレンアルキルフェニルエー
テルとはノニルフェノール又はオクチルフェノール等の
アルキルフェノールに2〜15モルのエチレンオキシド
を付加したものであり、使用量は10〜30部が好まし
い。10部未満ではポリオール同士又はポリオールと水
を相溶性化できず均質なポリオール成分が得られ難く、
ポリオール成分の攪拌が必要となる。また、30部を越
えるとポリオール成分の相溶性が高くなり過ぎるために
連通化が起こり難いためにフォームは収縮し易くなる。
テルとはノニルフェノール又はオクチルフェノール等の
アルキルフェノールに2〜15モルのエチレンオキシド
を付加したものであり、使用量は10〜30部が好まし
い。10部未満ではポリオール同士又はポリオールと水
を相溶性化できず均質なポリオール成分が得られ難く、
ポリオール成分の攪拌が必要となる。また、30部を越
えるとポリオール成分の相溶性が高くなり過ぎるために
連通化が起こり難いためにフォームは収縮し易くなる。
【0016】本発明で使用する水はポリイソシアネート
成分と反応して二酸化炭素を発生させ、発泡剤として作
用するだけでなく反応熱によって水蒸気となり気泡の連
通化を促進する。水の使用量は20〜40部が好まし
い。20部未満ではフォームの密度が高くなるだけでな
く、気泡の連通化が起こり難いためにフォームは収縮し
易くなる。また、40部を越えるとポリオールとの相溶
性が低くなるために均質なポリオール成分が得られな
い。
成分と反応して二酸化炭素を発生させ、発泡剤として作
用するだけでなく反応熱によって水蒸気となり気泡の連
通化を促進する。水の使用量は20〜40部が好まし
い。20部未満ではフォームの密度が高くなるだけでな
く、気泡の連通化が起こり難いためにフォームは収縮し
易くなる。また、40部を越えるとポリオールとの相溶
性が低くなるために均質なポリオール成分が得られな
い。
【0017】本発明で使用する触媒は、例えば、ジメチ
ルエタノールアミン、ジメチルアミノエトキシエタノー
ル、トリエチレンジアミン、ビス(2−ジメチルアミノ
エチル)エーテル、N,N,N′,N′−テトラメチル
ヘキサメチレンジアミン、N,N′,N′,N″−ペン
タメチルジエチレントリアミン等のアミン類であり、使
用量は1〜5部が適当である。
ルエタノールアミン、ジメチルアミノエトキシエタノー
ル、トリエチレンジアミン、ビス(2−ジメチルアミノ
エチル)エーテル、N,N,N′,N′−テトラメチル
ヘキサメチレンジアミン、N,N′,N′,N″−ペン
タメチルジエチレントリアミン等のアミン類であり、使
用量は1〜5部が適当である。
【0018】本発明で使用するポリイソシアネート成分
は2,4−及び2,6−トリレンジイソシアネート4,
4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、4,2′−
ジフェニルメタンジイソシアネート、ポリメチレンポリ
フェニルポリイソシアネート等である。これらは単独又
は混合して使用することができる。使用量はNCO/O
H当量比0.3〜0.6が適当である。
は2,4−及び2,6−トリレンジイソシアネート4,
4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、4,2′−
ジフェニルメタンジイソシアネート、ポリメチレンポリ
フェニルポリイソシアネート等である。これらは単独又
は混合して使用することができる。使用量はNCO/O
H当量比0.3〜0.6が適当である。
【0019】本発明の水発泡連通フォームの製造に際し
ては、この他に整泡剤、減粘剤、着色剤、安定剤等、ポ
リウレタンフォームの製造に際して一般的に使用される
添加剤を使用することができる。特に減粘剤としては難
燃剤でもあるトリスクロロエチルフォスフェート、トリ
スクロロプロピルフォスフェート、トリメチルフォスフ
ェート等のリン酸エステル等が適当である。
ては、この他に整泡剤、減粘剤、着色剤、安定剤等、ポ
リウレタンフォームの製造に際して一般的に使用される
添加剤を使用することができる。特に減粘剤としては難
燃剤でもあるトリスクロロエチルフォスフェート、トリ
スクロロプロピルフォスフェート、トリメチルフォスフ
ェート等のリン酸エステル等が適当である。
【0020】
【実施例】以下実施例および比較例を挙げて本発明を具
体的に説明する。なお、フォームの密度と燃焼性はJI
S A 9514に準じて測定した。 実施例1〜11、比較例1〜3 本実施例および比較例に使用する各配合成分として次の
原料を使用した。
体的に説明する。なお、フォームの密度と燃焼性はJI
S A 9514に準じて測定した。 実施例1〜11、比較例1〜3 本実施例および比較例に使用する各配合成分として次の
原料を使用した。
【0021】ポリイソシアネート:ポリメチレンポリフ
ェニルイソシアネート、NCO含量30.5% ポリオールA :エピクロロヒドリンと臭素化ポリオ
ールの重合ポリオール、水酸基価 330 ポリオールB :トリレンジアミンのプロピレンオキ
シド及びエチレンオキシド付加物、水酸基価 400 ポリオールC :トリエタノールアミンのプロピレン
オキシド及びエチレンオキシド付加物、水酸基価 45
0 ポリオールD :マンニッヒ縮合物のプロピレンオキ
シド及びエチレンオキシド付加物、水酸基価 470 ポリオールE :グリセリンのプロピレンオキシド及
びエチレンオキシド付加物、水酸基価 33 ポリオールF :ノニルフェノールのエチレンオキシ
ド付加物、水酸基価83 整 泡 剤 :日本ユニカー社製 L−520 触 媒 A :N,N,N′,N′,N″−ペンタ
メチルジエチレントリアミン 触 媒 B :ビス(2−ジメチルアミノエチル)
エーテル 減 粘 剤 :トリスクロロプロピルフォスフェー
ト 下表1(実施例)および付表2(比較例)に示す配合処
方でポリオール、水、触媒、減粘剤等を配合してポリオ
ール成分とした後、ガスマー社製 モデルFF−160
0発泡機を使用してポリイソシアネート成分とポリオー
ル成分を容積比1:1で混合して300×300×30
0mmの木箱に吐出して水発泡連通フォームを得た。ポ
リイソシアネート成分とポリオール成分の温度は50℃
である。
ェニルイソシアネート、NCO含量30.5% ポリオールA :エピクロロヒドリンと臭素化ポリオ
ールの重合ポリオール、水酸基価 330 ポリオールB :トリレンジアミンのプロピレンオキ
シド及びエチレンオキシド付加物、水酸基価 400 ポリオールC :トリエタノールアミンのプロピレン
オキシド及びエチレンオキシド付加物、水酸基価 45
0 ポリオールD :マンニッヒ縮合物のプロピレンオキ
シド及びエチレンオキシド付加物、水酸基価 470 ポリオールE :グリセリンのプロピレンオキシド及
びエチレンオキシド付加物、水酸基価 33 ポリオールF :ノニルフェノールのエチレンオキシ
ド付加物、水酸基価83 整 泡 剤 :日本ユニカー社製 L−520 触 媒 A :N,N,N′,N′,N″−ペンタ
メチルジエチレントリアミン 触 媒 B :ビス(2−ジメチルアミノエチル)
エーテル 減 粘 剤 :トリスクロロプロピルフォスフェー
ト 下表1(実施例)および付表2(比較例)に示す配合処
方でポリオール、水、触媒、減粘剤等を配合してポリオ
ール成分とした後、ガスマー社製 モデルFF−160
0発泡機を使用してポリイソシアネート成分とポリオー
ル成分を容積比1:1で混合して300×300×30
0mmの木箱に吐出して水発泡連通フォームを得た。ポ
リイソシアネート成分とポリオール成分の温度は50℃
である。
【0022】
【表1】
【0023】
【表2】
【0024】上記実施例および比較例から明らかなよう
に臭素化ポリオールを使用しない比較例1はJIS A
9514の燃焼試験に合格することができず、アミノポ
リオールを使用しない比較例2は燃焼試験は合格するも
のの、反応性が悪く、高価な触媒を多量に使用しなけれ
ば正常なフォームが得られないので経済的に不利であ
り、またポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル
を使用しない比較例3はポリオール成分が均質とならず
分離した外観を呈し、フォームが得られなかった。
に臭素化ポリオールを使用しない比較例1はJIS A
9514の燃焼試験に合格することができず、アミノポ
リオールを使用しない比較例2は燃焼試験は合格するも
のの、反応性が悪く、高価な触媒を多量に使用しなけれ
ば正常なフォームが得られないので経済的に不利であ
り、またポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル
を使用しない比較例3はポリオール成分が均質とならず
分離した外観を呈し、フォームが得られなかった。
【0025】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ポ
リイソシアネート成分と、臭素化ポリオール、アミノポ
リオール、軟質ポリウレタン用ポリオール、ポリオキシ
エチレンアルキルフェニルエーテル、水および触媒を含
むポリオール成分とを混合し発泡させることにより、難
燃性に優れ住宅の断熱施工等に好適な水発泡による低密
度連通フォームを製造することができる。
リイソシアネート成分と、臭素化ポリオール、アミノポ
リオール、軟質ポリウレタン用ポリオール、ポリオキシ
エチレンアルキルフェニルエーテル、水および触媒を含
むポリオール成分とを混合し発泡させることにより、難
燃性に優れ住宅の断熱施工等に好適な水発泡による低密
度連通フォームを製造することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 75:04
Claims (4)
- 【請求項1】 次の成分(A)と成分(B)とを混合し
発泡させることを特徴とする水発泡連通フォームの製造
方法。 (A)ポリイソシアネート成分 (B)臭素化ポリオール、アミノポリオール、軟質ポリ
ウレタン用ポリオール、ポリオキシエチレンアルキルフ
ェニルエーテル、水および触媒を含むポリオール成分 - 【請求項2】 前記ポリオール成分中臭素化ポリオー
ル、アミノポリオール、軟質ポリウレタン用ポリオール
およびポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルの
合計100重量部に対し、臭素化ポリオールの含有量は
15〜35重量部、アミノポリオールの含有量は15〜
35重量部、軟質ポリウレタン用ポリオールの含有量は
20〜40重量部、ポリオキシエチレンアルキルフェニ
ルエーテルの含有量は10〜30重量部であることを特
徴とする請求項1記載の水発泡連通フォームの製造方
法。 - 【請求項3】 前記ポリオール成分中臭素化ポリオー
ル、アミノポリオール、軟質ポリウレタン用ポリオール
およびポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルの
合計100重量部に対し、水の使用量は20〜40部で
あることを特徴とする請求項1または2記載の水発泡連
通フォームの製造方法。 - 【請求項4】 密度が7〜20kg/m3 である請求項
1〜3のいずれかに記載の水発泡連通フォームの製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6181822A JP2849332B2 (ja) | 1994-07-11 | 1994-07-11 | 水発泡連通フォームの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6181822A JP2849332B2 (ja) | 1994-07-11 | 1994-07-11 | 水発泡連通フォームの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0820624A true JPH0820624A (ja) | 1996-01-23 |
JP2849332B2 JP2849332B2 (ja) | 1999-01-20 |
Family
ID=16107429
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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