JPH08205794A - こんにゃく食品の製造方法 - Google Patents

こんにゃく食品の製造方法

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JPH08205794A
JPH08205794A JP7034539A JP3453995A JPH08205794A JP H08205794 A JPH08205794 A JP H08205794A JP 7034539 A JP7034539 A JP 7034539A JP 3453995 A JP3453995 A JP 3453995A JP H08205794 A JPH08205794 A JP H08205794A
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JP
Japan
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hot water
water
konjac
food
gap
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Application number
JP7034539A
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English (en)
Inventor
Masamitsu Sono
正光 園
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SONO KOSAKUSHO KK
Original Assignee
SONO KOSAKUSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 糊状こんにゃくをスリット状の吐出口から強
制的に押し出し、その際に生ずる膨張と養生後の加熱と
により見た目には晒し鯨を思わせるこんにゃく食品を製
造する。 【構成】 こんにゃくの精粉を水攪き又は湯攪きにより
糊状になす。糊状こんにゃくを押出筒により石灰水と混
練する。スリット状の吐出口から上記混練物を強制的に
押し出す。膨張により該吐出口の間隙よりもある程度厚
肉で帯状の一次成形品を成形する。一次成形品を養生し
てから熱湯により所要時間加熱して、表面が凹凸面で全
体が白色のこんにゃく食品となす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、こんにゃくを原料と
する加工食品で、見た目や食感がさらし鯨に似たこんに
ゃく食品の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常のこんにゃく食品は、精粉に適量の
石灰を溶かした水または湯を加えて攪き混ぜ、糊状とし
たのちに押出筒を備えた練り機により更に石灰水(水酸
化カルシウム)を加えて混練し、その混練物を型函に押
し出して養生槽の温水に漬け、所要時間の養生を行って
凝固させてから、ブロック状に裁断している。
【0003】また白滝、糸こんにゃくと称されているこ
んにゃく食品は、多数の孔を穿設した目皿を使用し、そ
の目皿から養生槽に混練物を強制的に押し出し、そのま
ま養生して糸状に凝固させている。
【0004】このようなこんにゃく食品は、水分を除く
主たる成分がグレコマンナンで、石灰(水酸化カルシウ
ム)との混練によりカルシウムを多分に含む。このため
難消化性でノンカロリーの食品として知られ、またグレ
コマンナンが食物繊維の一種であることと、食品として
カルシウム含有が多いことから、健康食品としての見直
しが行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、石灰水
と混練して凝固したこんにゃくの食べ方としては、適当
なな大きさや形状に調理して他の食品と煮ることが主
で、こんにゃく独特の食感と風味を味うというものであ
り、必然的に食材としての利用範囲も限られたものとな
っている。このため食物繊維としてのグレコマンナン、
さらにはカルシウム等をこんにゃくから摂取するには、
食材としての利用を広げる必要があるとのことから、新
たなこんにゃく食品の開発が望まれている。
【0006】この発明は、上記事情から考えられたもの
であって、その目的は、通常のこんにゃく食品にはない
色合いと歯応えのある食感とを有し、見た目には晒し鯨
(鯨の脂肪層を薄く切り、熱湯で脂肪を除いて冷水に晒
した食品)に似た新たなこんにゃく食品の製造方法を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的によるこの発明
は、こんにゃくの精粉を水攪き又は湯攪きにより糊状に
なし、その糊状こんにゃくを押出筒により石灰水と混練
してのち、間隙が0.5〜1.0mmのスリット状の吐出
口から上記混練物を強制的に押し出して、膨張により該
吐出口の間隙よりもある程度厚肉で帯状の一次成形品を
成形し、その一次成形品を養生してから75°〜90℃
の熱湯により所要時間加熱して、表面が凹凸面で全体が
白色のこんにゃく食品となす、というものである。
【0008】上記精粉の水攪き又は湯攪きは、従来と同
様に所要量の石灰を5°〜30℃の水又は湯に加えて行
われる。最終製品の固さはこのときの精粉の量により異
なるが、精粉1kgに対して水又は湯が20〜40kgの範
囲がよい。また攪拌時に空気を取り込むことになるが、
脱泡等を行わずそのまま糊状となったこんにゃくを所要
時間(たとえば15分程度)放置してから練り機の押出
筒内にて混練するの好ましい。
【0009】上記押出筒は内径が73mmまたは86mmで
内部に混練翼を備えた回転軸を有するものでよく、これ
までと同様に混練は石灰水を加えながら行われ、押出筒
の先端部に取り付けた吐出用のポンプをもって混練物を
上記吐出口から強制的に押し出すのであるが、吐出口を
上記間隙よりも狭すると、糊状こんにゃくのつながりが
悪くなって一次成形品の成形が難しくなり、また広くす
ると通常のこんにゃくに近いものとなる。
【0010】上記ポンプとしては、φ25mm,回転数5
0〜80rpm ,吐出圧力6.0〜9.3kgと、φ42m
m,回転数24〜45rpm ,吐出圧力6.0kgの2種を
採用しており、そのポンプの吐出側に開口端を偏平に押
し潰してスリット状の上記吐出口を形成した管体を取り
付けて、混練物を3.0〜4.0kgの吐出圧力で湯を満
たした養生槽内に押し出している。
【0011】上記養生槽の湯の温度は40°〜60℃
で、少量の石灰を加えることが好ましく、また押し出し
により帯状に成形された一次成形品は、そのまま養生槽
に入れて完全に凝固するまで養生するが、帯状のままで
は折り返しながら槽内に積重するので、一定の長さに切
断しながら養生槽に落とし入れることが好ましい。
【0012】
【作 用】上記方法において、スリット状の吐出口から
ポンプにより圧力を加えて糊状こんにゃくを強制的に押
し出すと、糊状こんにゃくが膨張して吐出口の間隙より
も肉厚の帯状となる。この膨張は間隙が狭いほど大き
く、間隙0.5mmの場合には約1mmの肉厚となるが、間
隙1.5mmでは厚さは2mm程度で、間隙0.5mmの場合
に比べて膨張率が小さくなっている。
【0013】また押出成形された一次成形品の表面に
は、偏平で1〜3mmほどの大きさの膨らみが全面的に生
じ、これらの膨らみによって表面は滑らかな凹凸面とな
っている。また全体的に薄く白化する。
【0014】養生により凝固した一次成形品を上記熱湯
により20分以上加熱し、水により冷やして取り出す
と、一次成形品に縮みが生じて表面の凹凸が顕著とな
り、また色も濃くなって全体的に白色を呈し、通常のこ
んにゃく食品とは比較にならない程の強さを有するよう
になる。
【0015】
【実施例】
使用材料 こんにゃくの精粉 1 kg 石 灰 20g 湯(15℃) 25kg 上記石灰を溶かした湯加えながら攪拌して精粉を糊状に
する。糊状こんにゃくを15分ほど放置してから混練を
行う。
【0016】混 練 り 使用機械 こんにゃく練り機(SN102型 有限会
社園工作所製) 押出筒の内径 73mm 混練回転数 410〜500rpm 吐出ポンプの直径 25mm, ポンプ回転数 80rpm , 吐出圧力 3.0〜4.0kg 吐出管の内径 42mm 吐出口の間隙 1mm 吐出口の巾 65mm
【0017】上記押出筒に濃度10〜16g/lの石灰
水を混練物に対して8〜12%の割合で注入しながら混
練を10〜18秒間行って上記吐出口から上記圧力によ
り強制的に押し出して帯状の一次成形品を成形した。
【0018】この一次成形品を50mmの間隔にてカッテ
ングしながら60℃の湯を満たした養生槽に落とし入れ
て完全に凝固するまで養生した。その後、80℃の熱湯
により40分ほど加熱し、水に付けて冷やしてから取り
出したところ縮みが生じており、また表面が凹凸面で全
体的に白色のこんにゃく食品が得られた。
【0019】
【発明の効果】この発明によるこんにゃく食品は、従来
のこんにゃく食品には見られない強さを有し、また白色
で歯ごたえも充分に有り、見た目もまた食したときの歯
ざわりなども晒し鯨に似るものであった。更に味のしみ
具合もよく、これまでのこんにゃくを原料とする食品に
はない食感を有するので、多くの料理の食材として利用
でき、ノンカロリーでカルシウム含有が多く、食物繊維
を有する食品としてのこんにゃくの有効性を一層高める
ことが出来る。
【0020】また製法としても、従来方法と相違すると
ころは、糊状こんにゃくを間隙が0.5〜1.5mmのス
リット状の吐出口から強制的に押し出して、膨張により
厚肉で帯状の一次成形品を成形し、その一次成形品を養
生してから所要時間加熱するという点のみであり、混練
に至る手段は同様であるので、これまでの練り機に採用
して直ちに実施することができ、従来のこんにゃく食品
と比べて特にコスト高となるようにこともない。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 こんにゃくの精粉を水攪き又は湯攪きに
    より糊状になし、その糊状こんにゃくを押出筒内にて石
    灰水と混練してのち、間隙が0.5〜1.5mmのスリッ
    ト状の吐出口から上記混練物を強制的に押し出して、膨
    張により該吐出口の間隙よりもある程度厚肉で帯状の一
    次成形品を成形し、その一次成形品を養生してから75
    °〜90℃の熱湯により所要時間加熱して、表面が凹凸
    面で全体が白色のこんにゃく食品となすことを特徴とす
    るこんにゃく食品の製造方法。
JP7034539A 1995-01-31 1995-01-31 こんにゃく食品の製造方法 Pending JPH08205794A (ja)

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JP7034539A JPH08205794A (ja) 1995-01-31 1995-01-31 こんにゃく食品の製造方法

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JPH08205794A true JPH08205794A (ja) 1996-08-13

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