JPH082053Y2 - 簡易キャブ - Google Patents
簡易キャブInfo
- Publication number
- JPH082053Y2 JPH082053Y2 JP9512889U JP9512889U JPH082053Y2 JP H082053 Y2 JPH082053 Y2 JP H082053Y2 JP 9512889 U JP9512889 U JP 9512889U JP 9512889 U JP9512889 U JP 9512889U JP H082053 Y2 JPH082053 Y2 JP H082053Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- driver
- column
- vertical girder
- canopy
- seat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、建設機械，作業車両などに装備される運
転室用の簡易キャブに関する。
転室用の簡易キャブに関する。
従来技術 第４図は、従来技術キャノピ１をそなえた小旋回掘削
機の斜視図である。図において、２は下部走行体、３は
上部旋回体、４は上部旋回体３にそなえられた運転席、
5L，5Rは運転席４後側の左右に立設された支柱、６は天
蓋、７はガード用側面板、８は上部旋回体３のフロント
部に装着した作業アタッチメント、Ｏ−Ｏは上部旋回体
３の旋回中心、Ｒは上部旋回体３の後端旋回半径であ
る。
機の斜視図である。図において、２は下部走行体、３は
上部旋回体、４は上部旋回体３にそなえられた運転席、
5L，5Rは運転席４後側の左右に立設された支柱、６は天
蓋、７はガード用側面板、８は上部旋回体３のフロント
部に装着した作業アタッチメント、Ｏ−Ｏは上部旋回体
３の旋回中心、Ｒは上部旋回体３の後端旋回半径であ
る。
次に、従来技術キャノピ１の構成を第４図について述
べる。運転席４後側の左右に支柱5L，5Rを立設し、その
支柱5L，5Rの上端に運転席４を覆う天蓋６を取付け、か
つ運転席４の左右側面部のうち一方の側面部にガード用
側面板７を装備し、前面部，後面部および他方の側面部
を開放状態に形成している。なおガード用側面板７は、
運転者が運転席４に着座して運転を行うとき作業アタッ
チメント８に面する側に、安全上の配慮にもとづき固定
的に設けられている。
べる。運転席４後側の左右に支柱5L，5Rを立設し、その
支柱5L，5Rの上端に運転席４を覆う天蓋６を取付け、か
つ運転席４の左右側面部のうち一方の側面部にガード用
側面板７を装備し、前面部，後面部および他方の側面部
を開放状態に形成している。なおガード用側面板７は、
運転者が運転席４に着座して運転を行うとき作業アタッ
チメント８に面する側に、安全上の配慮にもとづき固定
的に設けられている。
この考案の解決しようとする課題 小旋回掘削機では、上部旋回体の平面視外周部がその
後端旋回半径の円周付近にほぼ一致するように、最小限
に構成されている。そのために機器配置構成上の理由、
また製造コストにかかわる理由により、キャノピの前面
部，後面部，片側の側面部が開放状態に形成されてい
る。したがって運転者が作業対応，安全対策などを行う
ために、開放状態の側面部および後面部にそれぞれサイ
ドパネルおよびリアパネルの取付けを所望しても、その
取付けはできなかった。
後端旋回半径の円周付近にほぼ一致するように、最小限
に構成されている。そのために機器配置構成上の理由、
また製造コストにかかわる理由により、キャノピの前面
部，後面部，片側の側面部が開放状態に形成されてい
る。したがって運転者が作業対応，安全対策などを行う
ために、開放状態の側面部および後面部にそれぞれサイ
ドパネルおよびリアパネルの取付けを所望しても、その
取付けはできなかった。
この考案は上記の課題を解決し、キャノピにサイドパ
ネルとリアパネルを設けようとするとき、サイドパネル
とリアパネルとの接続境界部となる運転席後側の支柱の
構造を提供することを目的とする。
ネルとリアパネルを設けようとするとき、サイドパネル
とリアパネルとの接続境界部となる運転席後側の支柱の
構造を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 上記の課題を解決するために講じたこの考案の手段
は、 イ．キャノピの開放状態に形成されている側面部および
後面部に対してそれぞれサイドパネルおよびリアパネル
を装着するために上記支柱に取付穴部を穿設し、 ロ．かつ開放状態側面部側の支柱の外側面に、そのたて
方向に沿って内部たて桁部材と外部たて桁部材とを重ね
て設け、その内部，外部たて桁部材の支柱へのそれぞれ
取付板部を互いに密接して設けるとともに、 ハ．上記内部たて桁部材と支柱外側面との間に、シール
部材を介設して構成した。
は、 イ．キャノピの開放状態に形成されている側面部および
後面部に対してそれぞれサイドパネルおよびリアパネル
を装着するために上記支柱に取付穴部を穿設し、 ロ．かつ開放状態側面部側の支柱の外側面に、そのたて
方向に沿って内部たて桁部材と外部たて桁部材とを重ね
て設け、その内部，外部たて桁部材の支柱へのそれぞれ
取付板部を互いに密接して設けるとともに、 ハ．上記内部たて桁部材と支柱外側面との間に、シール
部材を介設して構成した。
作用 イ．開放状態側面部側の支柱の外側面に、そのたて方向
に沿って内部，外部たて桁部材を重ねて設けるようにし
た。それによりサイドパネルが上記支柱に取付けられる
と同時に、上記両たて桁部材の２重構成により上記支柱
の強度は著く強化された。
に沿って内部，外部たて桁部材を重ねて設けるようにし
た。それによりサイドパネルが上記支柱に取付けられる
と同時に、上記両たて桁部材の２重構成により上記支柱
の強度は著く強化された。
ロ．内部たて桁部材と支柱外側面との間にシール部材を
介設したので、内部たて桁部材の取付板部と支柱外側面
との対接締付面間隙間より、雨水などが簡易キャブの内
部側へ侵入することは防止される。
介設したので、内部たて桁部材の取付板部と支柱外側面
との対接締付面間隙間より、雨水などが簡易キャブの内
部側へ侵入することは防止される。
実施例 以下、この考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。第１図は、この考案の簡易キャブ９を装備した上
部旋回体３′を示す斜視図である。図において、10はサ
イドパネル、11はサイドパネル10のドア、12は外部たて
桁部材、13はヒンジ部材、14はリアパネル、15,16はそ
れぞれボルト部材である。第２図は、サイドパネル10お
よびリアパネル14を取外した状態の上部旋回体３′を示
す斜視図である。図において、４は運転席、5L′，5R′
は運転席４後側の左右の支柱、17,18は支柱5L′に穿設
した取付穴部、19は支柱5R′に穿設した取付穴部であ
る。第３図は、第１図のＡ−Ａより見た要部断面図であ
る。図において、20は内部たて桁部材、21は内部たて桁
部材20の長手方向に形成した溝形部、22は溝形部21内に
嵌着したシール部材、23はドア11用のシール部材、24は
リアパネル14用のシール部材である。
する。第１図は、この考案の簡易キャブ９を装備した上
部旋回体３′を示す斜視図である。図において、10はサ
イドパネル、11はサイドパネル10のドア、12は外部たて
桁部材、13はヒンジ部材、14はリアパネル、15,16はそ
れぞれボルト部材である。第２図は、サイドパネル10お
よびリアパネル14を取外した状態の上部旋回体３′を示
す斜視図である。図において、４は運転席、5L′，5R′
は運転席４後側の左右の支柱、17,18は支柱5L′に穿設
した取付穴部、19は支柱5R′に穿設した取付穴部であ
る。第３図は、第１図のＡ−Ａより見た要部断面図であ
る。図において、20は内部たて桁部材、21は内部たて桁
部材20の長手方向に形成した溝形部、22は溝形部21内に
嵌着したシール部材、23はドア11用のシール部材、24は
リアパネル14用のシール部材である。
次に、この考案にかかる簡易キャブ９の構成を第１図
〜第３図について述べる。キャノピの開放状態に形成さ
れている側面部および後面部に対してそれぞれサイドパ
ネル10およびリアパネル14を装着するために支柱5L′に
取付穴部17,18を穿設し、かつ支柱5L′の外側面イに、
そのたて方向に沿って内部たて桁部材20と外部たて桁部
材12とを重ねて設け、その内部，外部たて桁部材20,12
の支柱5L′へのそれぞれ取付板部ロ，ハを互いに密接し
て設けるとともに、内部たて桁部材20と支柱5L′外面側
イとの間に、シール部材22を介設して構成した。
〜第３図について述べる。キャノピの開放状態に形成さ
れている側面部および後面部に対してそれぞれサイドパ
ネル10およびリアパネル14を装着するために支柱5L′に
取付穴部17,18を穿設し、かつ支柱5L′の外側面イに、
そのたて方向に沿って内部たて桁部材20と外部たて桁部
材12とを重ねて設け、その内部，外部たて桁部材20,12
の支柱5L′へのそれぞれ取付板部ロ，ハを互いに密接し
て設けるとともに、内部たて桁部材20と支柱5L′外面側
イとの間に、シール部材22を介設して構成した。
次に、この考案にかかる簡易キャブ９の作用機能につ
いて述べる。運転席４後側の支柱5L′の外面側イに、そ
のたて方向に沿って内部、外部たて桁部材20,12を重ね
て設けるようにした。それによりサイドパネル10が支柱
5L′に取り付けられると同時に、両たて桁部材20,12の
２重構成により支柱5L′の強度は著く強化された。ま
た、内部たて桁部材20と支柱12外側面イとの間にシール
部材22を介設したので、内部たて桁部材20の取付板部ロ
と支柱5L′外側面イとの対接締付面間隙間より、雨水な
どが簡易キャブ９の内部側へ侵入することは防止され
る。
いて述べる。運転席４後側の支柱5L′の外面側イに、そ
のたて方向に沿って内部、外部たて桁部材20,12を重ね
て設けるようにした。それによりサイドパネル10が支柱
5L′に取り付けられると同時に、両たて桁部材20,12の
２重構成により支柱5L′の強度は著く強化された。ま
た、内部たて桁部材20と支柱12外側面イとの間にシール
部材22を介設したので、内部たて桁部材20の取付板部ロ
と支柱5L′外側面イとの対接締付面間隙間より、雨水な
どが簡易キャブ９の内部側へ侵入することは防止され
る。
考案の効果 この考案にかかる簡易キャブでは、運転者が作業対
応，安全対策などを行うときにサイドパネルとリアパネ
ルとを取付ける。その場合に、支柱（5L′）の外側面
に、そのたて方向に沿って内部、外部たて桁部材を重ね
て設けるようにした。それにより上記両たて桁部材の２
重構成により支柱（5L′）の強度は著く強化された。ま
た、内部たて桁部材と支柱（5L′）外側面との間にシー
ル部材を介設したので、サイドパネルとリアパネルとの
接続境界部となる支柱の部分から、雨水などが簡易キャ
ブの内部側へ侵入することは防止される。
応，安全対策などを行うときにサイドパネルとリアパネ
ルとを取付ける。その場合に、支柱（5L′）の外側面
に、そのたて方向に沿って内部、外部たて桁部材を重ね
て設けるようにした。それにより上記両たて桁部材の２
重構成により支柱（5L′）の強度は著く強化された。ま
た、内部たて桁部材と支柱（5L′）外側面との間にシー
ル部材を介設したので、サイドパネルとリアパネルとの
接続境界部となる支柱の部分から、雨水などが簡易キャ
ブの内部側へ侵入することは防止される。
したがって、この考案にかかる簡易キャブを装備した
建設機械，作業車両では、簡易キャブ用支柱の強度と運
転者の運転居住性を向上させる。
建設機械，作業車両では、簡易キャブ用支柱の強度と運
転者の運転居住性を向上させる。
第１図はこの考案の簡易キャブを装備した上部旋回体を
示す斜視図、第２図はサイドパネルおよびリアパネルを
取外した状態の上部旋回体を示す斜視図、第３図は第１
図のＡ−Ａより見た要部断面図、体４図は従来技術キャ
ノピをそなえた小旋回掘削機の斜視図である。 １……キャノピ 3,3′……上部旋回体 5L，5R，5L′，5R′……支柱 7,7′……ガード用側面板 ９……簡易キャブ 10……サイドパネル 12……外部たて桁部材 14……リアパネル 20……内部たて桁部材 22,23,24……シール部材
示す斜視図、第２図はサイドパネルおよびリアパネルを
取外した状態の上部旋回体を示す斜視図、第３図は第１
図のＡ−Ａより見た要部断面図、体４図は従来技術キャ
ノピをそなえた小旋回掘削機の斜視図である。 １……キャノピ 3,3′……上部旋回体 5L，5R，5L′，5R′……支柱 7,7′……ガード用側面板 ９……簡易キャブ 10……サイドパネル 12……外部たて桁部材 14……リアパネル 20……内部たて桁部材 22,23,24……シール部材
Claims (1)
- 【請求項１】運転席の後側に支柱を立設し、その支柱の
上端に運転席を覆う天蓋を取付け、かつ運転席の左右側
面部のうち一方の側面部にガード用側面板を装備し、前
面部，後面部および他方の側面部を開放状態としている
キャノピをそなえた建設機械において、上記キャノピの
開放状態に形成されている側面部および後面部に対して
それぞれサイドパネルおよびリアパネルを装着するため
に上記支柱に取付穴部を穿設し、かつ開放状態側面部側
の支柱の外側面に、そのたて方向に沿って内部たて桁部
材と外部たて桁部材とを重ねて設け、その内部、外部た
て桁部材の支柱へのそれぞれ取付板部を互いに密接して
設けるとともに、上記内部たて桁部材と支柱外面側との
間にシール部材を介設して構成したことを特徴とする簡
易キャブ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9512889U JPH082053Y2 (ja) | 1989-08-10 | 1989-08-10 | 簡易キャブ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9512889U JPH082053Y2 (ja) | 1989-08-10 | 1989-08-10 | 簡易キャブ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0335879U JPH0335879U (ja) | 1991-04-08 |
| JPH082053Y2 true JPH082053Y2 (ja) | 1996-01-24 |
Family
ID=31644407
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9512889U Expired - Lifetime JPH082053Y2 (ja) | 1989-08-10 | 1989-08-10 | 簡易キャブ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH082053Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-08-10 JP JP9512889U patent/JPH082053Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0335879U (ja) | 1991-04-08 |
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