JPH0820525A - ボディシャンプ - Google Patents

ボディシャンプ

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JPH0820525A
JPH0820525A JP6177532A JP17753294A JPH0820525A JP H0820525 A JPH0820525 A JP H0820525A JP 6177532 A JP6177532 A JP 6177532A JP 17753294 A JP17753294 A JP 17753294A JP H0820525 A JPH0820525 A JP H0820525A
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JP
Japan
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oil
sodium
acid
surfactant
synthetic
Prior art date
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Pending
Application number
JP6177532A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromu Tezuka
煕 手塚
Kazuyo Tezuka
和代 手塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NENDO KAGAKU KENKYUSHO KK
Original Assignee
NENDO KAGAKU KENKYUSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 主として皮膚炎の炎症面から滲出する体液や
掻破等による化膿等を包接・除去して患部を清潔に保持
するとともに薬効性を有するボディシャンプを提供す
る。 【構成】 天然又は合成のソジウム・モンモリロナイ
ト、合成ヘクトライトまたは合成スチブンサイトの水膨
潤体に尿素、アミノ酸、たんぱく質等の複合体に、湿潤
剤、油脂分、生薬及び界面活性剤を加えて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スメクタイト属の天然
又は合成のソジウム・モンモリロナイト水膨潤体、又
は、同属の合成ヘクトライト或はスチブンサイトの夫々
水膨潤体と、尿素、ヒドロキシカルボン酸又は蚕糸の蛋
白加水分解アミノ酸オリゴペプタイドと夫々の複合体を
主成分とするボディシャンプで、各種の皮膚炎、特に、
アトピー性皮膚炎の患者が入浴時使用して患部の改善に
著効を有するボディシャンプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のボディシャンプは油分及び界面活
性剤等を水分散・乳化したものが入浴時に使用されてい
るが、各種の皮膚炎、特に、アトピー性皮膚炎の患者に
は刺激が強烈で嫌悪感を持つ者が多く殆ど使用されてい
ないのが実情であった。また、該患者がその患部に油分
の多いクリームやワセリン、ラノリン処方の塗布薬を使
用する場合には、石けんを使用しなければ流去できず、
石けんの使用は患部の状態を一層悪化させることとなり
極めて適当でなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる実情
に鑑みてなされた旧来のボディシャンプや石けんに依存
せず、皮膚炎特にアトピー性皮膚炎の患者に施用して極
めて好適なボディシャンプに関し、その組成は水膨潤性
の優れている天然又は合成のソジウム・モンモリロナイ
トの水膨潤体又は、合成ヘクトライト、合成スチブンサ
イトの夫々の水膨潤体と尿素等との複合体を主成分と
し、該複合体に、湿潤剤、油脂分、生薬及び界面活性剤
を加えてなる薬効性を有するボディシャンプを提供する
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、 a.スメクタイト属の天然又は合成のソジウム・モンモ
リロナイト水膨潤体又は同属のヘクトライト水膨潤体或
は同属のスチブンサイト水膨潤体と、 b.尿素、アミノ酸類、たんぱく質類、ヒドロキシカル
ボン酸又は蚕糸のたんぱく質加水分解アミノ酸オリゴペ
プタイドとの夫々の複合体に、 c.湿潤剤、油脂分、生薬及び界面活性剤を加えてなる d.ボディシャンプ 以上をその要旨として成立するものである。
【0005】
【作用】本発明は、天然又は合成のソジウム・モンモリ
ロナイト等の水膨潤ゲル体の層間にアミノ基を有する物
質特に尿素、アミノ酸、たんぱく質、ヒドロキシカルボ
ン酸等を包接してなる複合体を主成分としこれに湿潤
剤、油脂分、生薬及び界面活性剤を添加してなるもので
ある。而して上記の複合体は、皮膚炎の炎症面から滲出
する体液や、掻破による化膿と、その細菌を包接除去し
て患部を清潔にし、さらに、複合体に添加される湿潤剤
は、本発明に係るボディシャンプを常時湿潤状態に保持
させ体躯に十分付着させ、かつしっとり感を与えるため
に役立ち、また、油脂分は乳化分散されてアトピー性皮
膚炎又は老人性掻痒症等の皮膚疾患に対する治癒効果を
加重するものであり、また、生薬は水膨潤ゲル体をキャ
リヤとして皮膚表面に付着して上記同様皮膚疾患に有用
であり、さらに界面活性剤の含有は汚れ除去効果を増大
する。
【0006】
【実施例】本発明に係るボディシャンプはスメクタイト
属の天然又は合成のソジウム・モンモリロナイトの水膨
潤体又は同属の合成ヘクトライト水膨潤体或は同属の合
成スチブンサイトの水膨潤体が主成分となる。添加され
る湿潤剤には尿素、ソルビトール、d,1−ピロリドン
カルボン酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム、各種ア
ミノ酸、ヒドロキシカルボン酸、多糖類のヒアルロン酸
ナトリウム、カルボキシメチルキチン、米発酵エキス、
蚕糸たんぱく質の加水分解オリゴペプタイド類のいずれ
か1種又は2種以上が、油脂分には、スクワラン、小麦
胚芽油、米胚芽油、ホホバ油、ブドー油、トリカプリル
・カプリン酸グリセリン、イソベラルゴン酸オクチル、
高純度オレイン酸ならびにそのグリセライドのいずれか
1種又は2種以上が、生薬には、スギナ、オトギリソ
ウ、ドクダミ、モモ、シソ、ビワ、オオバク、クワ、オ
ウゴン、カミツレ、イチョウ、エンメイソウ、チンピ、
トウキ、センブリ、センキュウ、グリチルリチン酸ジカ
リウム塩のいずれか1種又は2種以上が、アニオン系界
面活性剤のアシルメチル・タウリン酸ナトリウム、N−
ココイル−N−メチル・タウリン・マグネシウム、両性
界面活性剤のラウリル・ジメチル・アミノ酢酸ベタイ
ン、非イオン界面活性剤のポリオキシエチレン・ラウリ
ル・エーテル、ポリオキシエチレン・モノ・ラウレート
・ソルビタンエステル、ソルビタンエステルエーテル、
ショ糖脂肪酸エステル、高純度オレイン酸カリウム塩の
いずれか1種又は2種が夫々選ばれる。
【0007】以下処方例を示す。 例1. 成 分 名 重量部 ソジウム・モンモリロナイト水膨潤体 82.2〜65.3 (ソジウム・モンモリロナイト実質約4.5重量%) 尿素 2.0〜 3.0 ヒアルロン酸ナトリウム 1.0〜 1.5 1,3−ブチレングリコール 2.0〜 4.0 乳酸ナトリウム液 2.0〜 4.0 ピロリドンカルボン酸ナトリウム液 1.0〜 3.0 ソルビトール 2.0〜 4.0 グリチルリチン酸・ジカリウム 0.1〜 0.2 繭糸蛋白加水分解アミノ酸オリゴペプタイド 0.1〜 0.2 米胚芽油 3.0〜 6.0 界面活性剤(ショ糖脂肪酸エステル) 2.0〜 3.0 オウゴンエキス 0.6〜 1.0 ドクダミエキス 0.5〜 1.0 クワ葉エキス 0.5〜 1.0 シソエキス 0.5〜 1.0 カモミラエキス 0.6〜 1.0 制菌剤 小 量 上記処方例は病床において温湯にて希釈しタオルに滲ま
せ皮膚病症面を拭うために好適である。ボディシャンプ
は皮膚部分に残留し該部分を改善する効果が期待でき
る。
【0008】例2. 成 分 名 重量部 ソジウム・モンモリロナイト水膨潤体 81.2〜62.3 (ソジウム・モンモリロナイト実質約6.5重量%) 尿素 2.0〜 3.0 ヒアルロン酸ナトリウム 1.0〜 1.5 1,3−ブチレングリコール 2.0〜 3.0 乳酸ナトリウム液 2.0〜 4.5 ピロリドンカルボン酸ナトリウム液 1.0〜 3.0 ソルビトール 2.0〜 4.0 グリチルリチン酸・ジカリウム 0.1〜 0.2 繭糸蛋白加水分解アミノ酸オリゴペプタイド 0.1〜 1.0 米胚芽油 3.0〜 7.0 界面活性剤(ショ糖脂肪酸エステル) 0.5〜 1.0 高純度オレイン酸カリウム塩 3.0〜 7.0 オウゴンエキス 3.0〜 7.0 ドクダミエキス 0.5〜 1.0 クワ葉エキス 0.5〜 1.0 カモミラエキス 0.5〜 1.0 制菌剤 小 量 上記処方例は、入浴時にスポンジにとってボディシャン
プをし、皮膚炎症部分を清浄化するに好適である。
【0009】例3. 成 分 名 重量部 ソジウム・モンモリロナイト水膨潤体 77.7〜56.5 (ソジウム・モンモリロナイト実質約6.5重量%) 尿素 2.0〜 3.0 ヒアルロン酸ナトリウム 1.0〜 1.5 1,3−ブチレングリコール 2.0〜 4.0 キトサン 1.5〜 2.5 乳酸ナトリウム液 2.0〜 4.0 ピロリドンカルボン酸ナトリウム液 1.0〜 3.0 ソルビトール 2.0〜 4.0 グリチルリチン酸・ジカリウム 0.1〜 0.2 繭糸蛋白加水分解アミノ酸オリゴペプタイド 0.2〜 1.0 米胚芽油 4.0〜 7.5 界面活性剤(ショ糖脂肪酸エステル) 1.5〜 3.3 高純度オレイン酸カリウム塩 3.0〜 5.5 オウゴンエキス 0.5〜 1.0 ドクダミエキス 0.5〜 1.0 クワ葉エキス 0.5〜 1.0 カモミラエキス 0.5〜 1.0 制菌剤 小 量 この処方例は、乳幼児、老人の入浴時に使用され効果的
である。新鮮な温水で洗浄することなく、タオルしてそ
の成分を皮膚上に残し乳幼児及び老人の皮膚炎の改善を
期待し得る。
【0010】
【発明の効果】本発明のボディシャンプは、その組成が
ソジウム・モンモリロナイト水膨潤体と尿素、アミノ酸
類たんぱく質類等との複合体を主成分とするものである
から、その顕著な包接除去性能に基ずき、各皮膚疾患特
にアトピー性皮膚炎、老人性掻痒症等に対するに効果的
であり、同時に添加される湿潤剤、油脂分、生薬類は更
に該薬効を増進し、界面活性剤は清潔保持に有用である
等、夫々の特徴を発揮できるもので、薬効性を有するボ
ディシャンプとして極めて有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 7/00 K 35/02 7431−4C 35/64 7431−4C 35/78 ADA C 8217−4C 38/17 C11D 3/02 3/384

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スメクタイト属の天然又は合成のソジウ
    ム・モンモリロナイト水膨潤体又は同属の合成ヘクトラ
    イト水膨潤体或は同属の合成スチブンサイト水膨潤体
    と、尿素、アミノ酸類、たんぱく質類、ピロリドンカル
    ボン酸又は蚕糸のたんぱく質加水分解アミノ酸オリゴペ
    プタイドとの夫々の複合体に湿潤剤、油脂分、生薬及び
    界面活性剤を加えてなるボディシャンプ。
  2. 【請求項2】 湿潤剤が尿素、ソルビトール、d,1−
    ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウ
    ム、各種アミノ酸、多糖類のヒアルロン酸ナトリウム、
    カルボキシメチルキチン、米発酵エキス、蚕糸たんぱく
    質の加水分解オリゴペプタイド類のいずれかの1種又は
    2種以上であり、油脂分がスクワラン、小麦胚芽油、米
    胚芽油、トリカプリル・カプリン酸グリセリン、イソペ
    ラルゴン酸オクチル、ホホバ油、ブドー油、高純度オレ
    イン酸ならびにそのグリセライドのいずれか1種または
    2種以上であり、生薬がスギナ、オトギリソウ、ドクダ
    ミ、モモ、シソ、ビワ、オオバク、クワ、オウゴン、カ
    ミツレ、イチョウ、エンメイソウ、チンピ、トウキ、セ
    ンブリ、センキュウ、または甘草抽出成分のグリチルリ
    チン酸ジカリウム塩のいずれか1種または2種以上であ
    り、また、界面活性剤がアニオン系活性剤のアシルメチ
    ル・タウリン酸ナトリウム、N−ココイル−N−メチル
    ・タウリン酸マグネシュウム、両性界面活性剤のラウリ
    ル・ジメチル・アミノベタイン、非イオン系活性剤のポ
    リオキシ・エチレン・モノラウレート、ソルビタンエス
    テル、ソルビタンエステル・エーテル、ショ糖脂肪酸エ
    ステル又は高純度オレイン酸カリウム塩のいずれか1種
    又は2種以上である請求項1に記載のボディシャンプ。
JP6177532A 1994-07-06 1994-07-06 ボディシャンプ Pending JPH0820525A (ja)

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