JPH08204620A - 無線通信方法 - Google Patents
無線通信方法Info
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- JPH08204620A JPH08204620A JP7007223A JP722395A JPH08204620A JP H08204620 A JPH08204620 A JP H08204620A JP 7007223 A JP7007223 A JP 7007223A JP 722395 A JP722395 A JP 722395A JP H08204620 A JPH08204620 A JP H08204620A
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- 230000002457 bidirectional effect Effects 0.000 claims description 3
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 abstract description 23
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Landscapes
- Near-Field Transmission Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 撚り対形漏洩ケーブルを用いて双方向に通信
品質の良い無線通信を行うことができる無線通信方法を
提供する。 【構成】 無線通信装置1は、移動局2との間で撚り対
形漏洩ケーブルCaを介して双方向に無線通信を行う。
この時、送信信号3の周波数f1 及び受信信号4の周波
数f2 を撚り対形漏洩ケーブルCaの有するカットオフ
周波数fcut の前後の値にそれぞれ設定する。すると、
ケーブルのフィルタ特性により、送信信号3及び受信信
号4の周波数f1 ,f2 の分離度が高められ、両信号
3,4間の混信がなくなり通信品質の安定化を図ること
ができる。
品質の良い無線通信を行うことができる無線通信方法を
提供する。 【構成】 無線通信装置1は、移動局2との間で撚り対
形漏洩ケーブルCaを介して双方向に無線通信を行う。
この時、送信信号3の周波数f1 及び受信信号4の周波
数f2 を撚り対形漏洩ケーブルCaの有するカットオフ
周波数fcut の前後の値にそれぞれ設定する。すると、
ケーブルのフィルタ特性により、送信信号3及び受信信
号4の周波数f1 ,f2 の分離度が高められ、両信号
3,4間の混信がなくなり通信品質の安定化を図ること
ができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撚り対形漏洩ケーブル
を介して双方向に無線通信を行う無線通信方法に関する
ものである。
を介して双方向に無線通信を行う無線通信方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、漏洩ケーブルを介して双方向に
無線通信を行うような無線通信システムの従来例を示す
概略構成図である。無線通信装置1は、漏洩ケーブル7
を介して移動局2との間で双方向に無線通信を行う。
無線通信を行うような無線通信システムの従来例を示す
概略構成図である。無線通信装置1は、漏洩ケーブル7
を介して移動局2との間で双方向に無線通信を行う。
【0003】
【発明の解決しようとする課題】ところが、上述のよう
な構成の無線通信システムにおいては、双方向に無線通
信される両信号間で混信が生じ、通信品質の劣化が問題
となっていた。
な構成の無線通信システムにおいては、双方向に無線通
信される両信号間で混信が生じ、通信品質の劣化が問題
となっていた。
【0004】この対策として両信号間で使用周波数差を
大きく設定するか、または、各送受信機にフィルタを設
けることにより両者の分離度を高めていたが使用帯域の
増大や装置構成の複雑化を招き問題となっていた。
大きく設定するか、または、各送受信機にフィルタを設
けることにより両者の分離度を高めていたが使用帯域の
増大や装置構成の複雑化を招き問題となっていた。
【0005】また、伝送距離の増大を図るために中継器
を接続する場合、中継器の外側を回り込む漏洩波が、中
継器の出力側に接続されている漏洩ケーブル中の信号に
干渉してしまうという問題があった。
を接続する場合、中継器の外側を回り込む漏洩波が、中
継器の出力側に接続されている漏洩ケーブル中の信号に
干渉してしまうという問題があった。
【0006】本発明は、上記の点に鑑みて成されたもの
であり、その目的とするところは、撚り対形漏洩ケーブ
ルを用いて双方向に通信品質の良い無線通信を行うこと
ができる無線通信方法を提供することにある。
であり、その目的とするところは、撚り対形漏洩ケーブ
ルを用いて双方向に通信品質の良い無線通信を行うこと
ができる無線通信方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
無線通信装置と移動局との間で、撚り対形漏洩ケーブル
を介して双方向に無線通信を行うようにした無線通信方
法において、各方向の信号の周波数を前記撚り対形漏洩
ケーブルの有するカットオフ周波数の前後にそれぞれ設
定したことを特徴とするものである。
無線通信装置と移動局との間で、撚り対形漏洩ケーブル
を介して双方向に無線通信を行うようにした無線通信方
法において、各方向の信号の周波数を前記撚り対形漏洩
ケーブルの有するカットオフ周波数の前後にそれぞれ設
定したことを特徴とするものである。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の無
線通信方法において、前記撚り対形漏洩ケーブルに、双
方向の信号の増幅及び周波数変換を行う中継器を介し
て、前記撚り対形漏洩ケーブルの有するカットオフ周波
数と異なるカットオフ周波数を有する撚り対形漏洩ケー
ブルを接続し、前記中継器に入力される信号の周波数を
前記中継器から信号が出力される撚り対形漏洩ケーブル
のカットオフ周波数に設定したことを特徴とするもので
ある。
線通信方法において、前記撚り対形漏洩ケーブルに、双
方向の信号の増幅及び周波数変換を行う中継器を介し
て、前記撚り対形漏洩ケーブルの有するカットオフ周波
数と異なるカットオフ周波数を有する撚り対形漏洩ケー
ブルを接続し、前記中継器に入力される信号の周波数を
前記中継器から信号が出力される撚り対形漏洩ケーブル
のカットオフ周波数に設定したことを特徴とするもので
ある。
【0009】
【作用】請求項1記載の発明は、双方向に流れる各信号
の周波数を撚り対形漏洩ケーブルの有するカットオフ周
波数の前後にそれぞれ設定しており、両信号間の周波数
の分離度が高められる。
の周波数を撚り対形漏洩ケーブルの有するカットオフ周
波数の前後にそれぞれ設定しており、両信号間の周波数
の分離度が高められる。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の無
線通信方法において、前記撚り対形漏洩ケーブルに、双
方向の信号の増幅及び周波数変換を行う中継器を介し
て、前記撚り対形漏洩ケーブルの有するカットオフ周波
数と異なるカットオフ周波数を有する撚り対形漏洩ケー
ブルを接続し、前記中継器の入力側に接続された撚り対
形漏洩ケーブル中を流れる信号の周波数を前記中継器の
出力側に接続された撚り対形漏洩ケーブルの有するカッ
トオフ周波数に設定しており、前記中継器の外側を回り
込む漏洩波が前記中継器の出力側に接続されている撚り
対形漏洩ケーブル中を流れる信号に干渉することがなく
なる。
線通信方法において、前記撚り対形漏洩ケーブルに、双
方向の信号の増幅及び周波数変換を行う中継器を介し
て、前記撚り対形漏洩ケーブルの有するカットオフ周波
数と異なるカットオフ周波数を有する撚り対形漏洩ケー
ブルを接続し、前記中継器の入力側に接続された撚り対
形漏洩ケーブル中を流れる信号の周波数を前記中継器の
出力側に接続された撚り対形漏洩ケーブルの有するカッ
トオフ周波数に設定しており、前記中継器の外側を回り
込む漏洩波が前記中継器の出力側に接続されている撚り
対形漏洩ケーブル中を流れる信号に干渉することがなく
なる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面に基づ
き説明する。図1は、本発明の一実施例に係る無線通信
システムの概略構成図であり、無線通信装置1と撚り対
形漏洩ケーブルCaと移動局2とで構成されている。無
線通信装置1は、送信機及び受信機(図示せず)を有
し、移動局2との間で撚り対形漏洩ケーブルCaを介し
て双方向に無線通信を行うものである。
き説明する。図1は、本発明の一実施例に係る無線通信
システムの概略構成図であり、無線通信装置1と撚り対
形漏洩ケーブルCaと移動局2とで構成されている。無
線通信装置1は、送信機及び受信機(図示せず)を有
し、移動局2との間で撚り対形漏洩ケーブルCaを介し
て双方向に無線通信を行うものである。
【0012】撚り対形漏洩ケーブルCaは、図2に示す
ように、撚りピッチPの撚り対構造となっており、この
撚りピッチP等に依存した伝送特性を持つ。図3は、本
実施例に係る撚り対形漏洩ケーブルCaの伝送特性を示
す模式図であり、撚り対形漏洩ケーブルCaは、撚りピ
ッチP等に依存したカットオフ周波数fcut を持つ。本
実施例では、撚り対形漏洩ケーブルCa中を送信信号3
及び受信信号4の周波数f1 ,f2 を、カットオフ周波
数fcut の前後の値に設定する。
ように、撚りピッチPの撚り対構造となっており、この
撚りピッチP等に依存した伝送特性を持つ。図3は、本
実施例に係る撚り対形漏洩ケーブルCaの伝送特性を示
す模式図であり、撚り対形漏洩ケーブルCaは、撚りピ
ッチP等に依存したカットオフ周波数fcut を持つ。本
実施例では、撚り対形漏洩ケーブルCa中を送信信号3
及び受信信号4の周波数f1 ,f2 を、カットオフ周波
数fcut の前後の値に設定する。
【0013】ここで、カットオフ周波数fcut の値の一
例を挙げると、撚りピッチPが1.22〔m〕の場合、
カットオフ周波数fcut は220±20〔MHz〕(た
だし、使用可能周波数帯域は120〜300〔MH
z〕)となる。
例を挙げると、撚りピッチPが1.22〔m〕の場合、
カットオフ周波数fcut は220±20〔MHz〕(た
だし、使用可能周波数帯域は120〜300〔MH
z〕)となる。
【0014】以下、本実施例の動作について、図4に基
づき説明する。図4は、本実施例に係る無線通信システ
ムの信号伝送を示す模式図である。本実施例によれば、
撚り対形漏洩ケーブルCaの有するカットオフ周波数f
cut の前後に送信信号3及び受信信号4の周波数f1 ,
f2 を設定しているので、ケーブルのフィルタ特性によ
り、送信信号3及び受信信号4の周波数f1 ,f2 の分
離度が高められ、両信号3,4間の混信がなくなり通信
品質の安定化を図ることができる。
づき説明する。図4は、本実施例に係る無線通信システ
ムの信号伝送を示す模式図である。本実施例によれば、
撚り対形漏洩ケーブルCaの有するカットオフ周波数f
cut の前後に送信信号3及び受信信号4の周波数f1 ,
f2 を設定しているので、ケーブルのフィルタ特性によ
り、送信信号3及び受信信号4の周波数f1 ,f2 の分
離度が高められ、両信号3,4間の混信がなくなり通信
品質の安定化を図ることができる。
【0015】図5は、本発明の他の実施例に係る無線通
信システムの概略構成図である。本実施例に係る無線通
信システムは、図1において、撚り対形漏洩ケーブルC
an(n=1〜k)を中継器5を介して接続したもので
ある。ここで、中継器5は、撚り対形漏洩ケーブルCa
n(n=1〜k)中を双方向に伝送する送信信号3及び
受信信号4の増幅及び周波数変換を行うものであり、中
継器5を介して撚り対形漏洩ケーブルCan(n=1〜
k)を接続することにより、伝送距離の増大を図ること
ができる。
信システムの概略構成図である。本実施例に係る無線通
信システムは、図1において、撚り対形漏洩ケーブルC
an(n=1〜k)を中継器5を介して接続したもので
ある。ここで、中継器5は、撚り対形漏洩ケーブルCa
n(n=1〜k)中を双方向に伝送する送信信号3及び
受信信号4の増幅及び周波数変換を行うものであり、中
継器5を介して撚り対形漏洩ケーブルCan(n=1〜
k)を接続することにより、伝送距離の増大を図ること
ができる。
【0016】図6は、本実施例に係る無線通信システム
の信号伝送を示す模式図である。本実施例では、中継器
5の入出力側に接続される各々の撚り対形漏洩ケーブル
Can(n=1〜k)の有するカットオフ周波数fcut
が異なるように設定されている。ここで、説明の便宜
上、図6に示す無線通信システムにおいて、中継器5を
介して撚り対形漏洩ケーブルCa1,Ca2が接続され
ている部分について説明し、その他の部分については同
様の動作をするので説明を省略する。撚り対形漏洩ケー
ブルCa1,Ca2の有するカットオフ周波数をそれぞ
れfcut1,fcut2とし、撚り対形漏洩ケーブルCa1中
を無線通信装置1から出力される方向に伝送される送信
信号を3aとし、無線通信装置1に入力される方向に伝
送される受信信号を4bとし、送信信号3a及び受信信
号4bの周波数をそれぞれf1 ,f 2 とする。また、撚
り対形漏洩ケーブルCa2中を無線通信装置1から出力
される方向に伝送される送信信号を3bとし、無線通信
装置1に入力される方向に伝送される受信信号を4aと
し、送信信号3b及び受信信号4aの周波数をそれぞれ
f3 ,f4 とする。更に、撚り対形漏洩ケーブルCa1
から中継器5の外側を通って、撚り対形漏洩ケーブルC
a2中の信号に干渉する漏洩波を6a、撚り対形漏洩ケ
ーブルCa2から中継器5の外側を通って、撚り対形漏
洩ケーブルCa1中の信号に干渉する漏洩波を6bとす
る。
の信号伝送を示す模式図である。本実施例では、中継器
5の入出力側に接続される各々の撚り対形漏洩ケーブル
Can(n=1〜k)の有するカットオフ周波数fcut
が異なるように設定されている。ここで、説明の便宜
上、図6に示す無線通信システムにおいて、中継器5を
介して撚り対形漏洩ケーブルCa1,Ca2が接続され
ている部分について説明し、その他の部分については同
様の動作をするので説明を省略する。撚り対形漏洩ケー
ブルCa1,Ca2の有するカットオフ周波数をそれぞ
れfcut1,fcut2とし、撚り対形漏洩ケーブルCa1中
を無線通信装置1から出力される方向に伝送される送信
信号を3aとし、無線通信装置1に入力される方向に伝
送される受信信号を4bとし、送信信号3a及び受信信
号4bの周波数をそれぞれf1 ,f 2 とする。また、撚
り対形漏洩ケーブルCa2中を無線通信装置1から出力
される方向に伝送される送信信号を3bとし、無線通信
装置1に入力される方向に伝送される受信信号を4aと
し、送信信号3b及び受信信号4aの周波数をそれぞれ
f3 ,f4 とする。更に、撚り対形漏洩ケーブルCa1
から中継器5の外側を通って、撚り対形漏洩ケーブルC
a2中の信号に干渉する漏洩波を6a、撚り対形漏洩ケ
ーブルCa2から中継器5の外側を通って、撚り対形漏
洩ケーブルCa1中の信号に干渉する漏洩波を6bとす
る。
【0017】ここで、送信信号3a及び受信信号4bの
周波数f1 ,f2 は、撚り対形漏洩ケーブルCa1の有
するカットオフ周波数fcut1の前後の値に設定され、送
信信号3b及び受信信号4aの周波数f3 ,f4 は、撚
り対形漏洩ケーブルCa2の有するカットオフ周波数f
cut2の前後の値に設定され、送信信号3a及び受信信号
4aの周波数f1 ,f4 は、撚り対形漏洩ケーブルCa
2,Ca1の有するカットオフ周波数fcut2,fcut1と
同じ値に各々設定される。従って、カットオフ周波数f
cut1,fcut2は、それぞれ周波数f4 ,f1 に設定され
ている。
周波数f1 ,f2 は、撚り対形漏洩ケーブルCa1の有
するカットオフ周波数fcut1の前後の値に設定され、送
信信号3b及び受信信号4aの周波数f3 ,f4 は、撚
り対形漏洩ケーブルCa2の有するカットオフ周波数f
cut2の前後の値に設定され、送信信号3a及び受信信号
4aの周波数f1 ,f4 は、撚り対形漏洩ケーブルCa
2,Ca1の有するカットオフ周波数fcut2,fcut1と
同じ値に各々設定される。従って、カットオフ周波数f
cut1,fcut2は、それぞれ周波数f4 ,f1 に設定され
ている。
【0018】以下、本実施例の動作について、図6に基
づき説明する。撚り対形漏洩ケーブルCa1中を伝送す
る送信信号3aの周波数f1 は、中継器5により周波数
f3を有する送信信号3bに周波数変換される。また、
撚り対形漏洩ケーブルCa2中を伝送する受信信号4a
の周波数f4 は、中継器5により周波数f2 を有する受
信信号4bに周波数変換される。この時、同時に、撚り
対形漏洩ケーブルCa1からは周波数f1 を有する漏洩
波6aが中継器5の外側を通って放射され、撚り対形漏
洩ケーブルCa2からは周波数f4 を有する漏洩波6b
が中継器5の外側を通って放射され、撚り対形漏洩ケー
ブルCa1,Ca2に回り込むが、本実施例では、送信
信号3a及び受信信号4aの周波数f1 ,f4 を、それ
ぞれ撚り対形漏洩ケーブルCa2,Ca1の有するカッ
トオフ周波数fcut2(=f1 ),fcut1(=f4 )と同
じ値にしているので、漏洩波6a,6bは減衰され、送
信信号3a,3b及び受信信号4a,4bに干渉するこ
とがなくなる。また、送信信号3a及び受信信号4bの
周波数f1 ,f2 は、撚り対形漏洩ケーブルCa1の有
するカットオフ周波数fcut1(=f4 )の前後に設定さ
れ、送信信号3b及び受信信号4aの周波数f3 ,f4
は、撚り対形漏洩ケーブルCa2の有するカットオフ周
波数fcut2(=f1 )の前後に設定されているので、フ
ィルタ特性により周波数の分離度が高められ、両信号間
で混信がなくなり通信品質の安定化を図ることができ
る。
づき説明する。撚り対形漏洩ケーブルCa1中を伝送す
る送信信号3aの周波数f1 は、中継器5により周波数
f3を有する送信信号3bに周波数変換される。また、
撚り対形漏洩ケーブルCa2中を伝送する受信信号4a
の周波数f4 は、中継器5により周波数f2 を有する受
信信号4bに周波数変換される。この時、同時に、撚り
対形漏洩ケーブルCa1からは周波数f1 を有する漏洩
波6aが中継器5の外側を通って放射され、撚り対形漏
洩ケーブルCa2からは周波数f4 を有する漏洩波6b
が中継器5の外側を通って放射され、撚り対形漏洩ケー
ブルCa1,Ca2に回り込むが、本実施例では、送信
信号3a及び受信信号4aの周波数f1 ,f4 を、それ
ぞれ撚り対形漏洩ケーブルCa2,Ca1の有するカッ
トオフ周波数fcut2(=f1 ),fcut1(=f4 )と同
じ値にしているので、漏洩波6a,6bは減衰され、送
信信号3a,3b及び受信信号4a,4bに干渉するこ
とがなくなる。また、送信信号3a及び受信信号4bの
周波数f1 ,f2 は、撚り対形漏洩ケーブルCa1の有
するカットオフ周波数fcut1(=f4 )の前後に設定さ
れ、送信信号3b及び受信信号4aの周波数f3 ,f4
は、撚り対形漏洩ケーブルCa2の有するカットオフ周
波数fcut2(=f1 )の前後に設定されているので、フ
ィルタ特性により周波数の分離度が高められ、両信号間
で混信がなくなり通信品質の安定化を図ることができ
る。
【0019】従って、以上の実施例により、中継器5の
入力側に接続された撚り対形漏洩ケーブル中を流れ、中
継器5に入力される信号の周波数を中継器5の出力側に
接続された撚り対形漏洩ケーブルの有するカットオフ周
波数に設定し、かつ、撚り対形漏洩ケーブル中を双方向
に伝送する信号の周波数を、撚り対形漏洩ケーブルの有
するカットオフ周波数の前後の値に設定することによ
り、フィルタ特性によって周波数の分離度が高められ、
中継器を用いて伝送距離の増大を図る場合においても通
信品質の向上を図ることができる。
入力側に接続された撚り対形漏洩ケーブル中を流れ、中
継器5に入力される信号の周波数を中継器5の出力側に
接続された撚り対形漏洩ケーブルの有するカットオフ周
波数に設定し、かつ、撚り対形漏洩ケーブル中を双方向
に伝送する信号の周波数を、撚り対形漏洩ケーブルの有
するカットオフ周波数の前後の値に設定することによ
り、フィルタ特性によって周波数の分離度が高められ、
中継器を用いて伝送距離の増大を図る場合においても通
信品質の向上を図ることができる。
【0020】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、双方向に流れる
各信号の周波数を撚り対形漏洩ケーブルの有するカット
オフ周波数の前後にそれぞれ設定しているので、両信号
間の周波数の分離度が高められ、撚り対形漏洩ケーブル
を用いて双方向に通信品質の良い無線通信を行うことが
できる無線通信方法を提供することができた。
各信号の周波数を撚り対形漏洩ケーブルの有するカット
オフ周波数の前後にそれぞれ設定しているので、両信号
間の周波数の分離度が高められ、撚り対形漏洩ケーブル
を用いて双方向に通信品質の良い無線通信を行うことが
できる無線通信方法を提供することができた。
【0021】請求項2記載の発明は、請求項1記載の無
線通信方法において、撚り対形漏洩ケーブルに、各方向
の信号の増幅及び周波数変換を行う中継器を介して、撚
り対形漏洩ケーブルの有するカットオフ周波数と異なる
カットオフ周波数を有する撚り対形漏洩ケーブルを接続
し、前記中継器に入力される信号の周波数を前記中継器
から出力される撚り対形漏洩ケーブルのカットオフ周波
数に設定しているので、漏洩波が中継器を介して接続さ
れている撚り対形漏洩ケーブル中を流れる信号に干渉す
ることがなくなる。
線通信方法において、撚り対形漏洩ケーブルに、各方向
の信号の増幅及び周波数変換を行う中継器を介して、撚
り対形漏洩ケーブルの有するカットオフ周波数と異なる
カットオフ周波数を有する撚り対形漏洩ケーブルを接続
し、前記中継器に入力される信号の周波数を前記中継器
から出力される撚り対形漏洩ケーブルのカットオフ周波
数に設定しているので、漏洩波が中継器を介して接続さ
れている撚り対形漏洩ケーブル中を流れる信号に干渉す
ることがなくなる。
【図1】本発明の一実施例に係る無線通信システムを示
す概略構成図である。
す概略構成図である。
【図2】本実施例に用いた撚り対形漏洩ケーブルを示す
模式図である。
模式図である。
【図3】本実施例に係る撚り対形漏洩ケーブルの伝送特
性を示す模式図である。
性を示す模式図である。
【図4】本実施例に係る無線通信システムの信号伝送を
示す模式図である。
示す模式図である。
【図5】本発明の他の実施例に係る無線通信システムの
概略構成図である。
概略構成図である。
【図6】本実施例に係る無線通信システムの信号伝送を
示す模式図である。
示す模式図である。
【図7】従来例に係る無線通信システムの概略構成図で
ある。
ある。
Ca 撚り対形漏洩ケーブル Ca1〜Can 撚り対形漏洩ケーブル P 撚りピッチ 1 無線通信装置 2 移動局 3,4 信号 3a,3b 信号 4a,4b 信号 5 中継器 6a,6b 漏洩波 7 漏洩ケーブル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年3月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
Claims (2)
- 【請求項1】 無線通信装置と移動局との間で、撚り対
形漏洩ケーブルを介して双方向に無線通信を行うように
した無線通信方法において、各方向の信号の周波数を前
記撚り対形漏洩ケーブルの有するカットオフ周波数の前
後にそれぞれ設定したことを特徴とする無線通信方法。 - 【請求項2】 前記撚り対形漏洩ケーブルに、双方向の
信号の増幅及び周波数変換を行う中継器を介して、前記
撚り対形漏洩ケーブルの有するカットオフ周波数と異な
るカットオフ周波数を有する撚り対形漏洩ケーブルを接
続し、前記中継器に入力される信号の周波数を前記中継
器から信号が出力される撚り対形漏洩ケーブルのカット
オフ周波数に設定したことを特徴とする請求項1記載の
無線通信方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7007223A JPH08204620A (ja) | 1995-01-20 | 1995-01-20 | 無線通信方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7007223A JPH08204620A (ja) | 1995-01-20 | 1995-01-20 | 無線通信方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08204620A true JPH08204620A (ja) | 1996-08-09 |
Family
ID=11660003
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7007223A Pending JPH08204620A (ja) | 1995-01-20 | 1995-01-20 | 無線通信方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08204620A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1413495A1 (de) * | 2002-10-21 | 2004-04-28 | Siemens Schweiz AG | Streckenseitige Antennenanordnung für ein Zugbeeinflussungssystem |
JP2012169922A (ja) * | 2011-02-15 | 2012-09-06 | Hitachi Cable Ltd | 無線通信システム |
-
1995
- 1995-01-20 JP JP7007223A patent/JPH08204620A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1413495A1 (de) * | 2002-10-21 | 2004-04-28 | Siemens Schweiz AG | Streckenseitige Antennenanordnung für ein Zugbeeinflussungssystem |
JP2012169922A (ja) * | 2011-02-15 | 2012-09-06 | Hitachi Cable Ltd | 無線通信システム |
US9100082B2 (en) | 2011-02-15 | 2015-08-04 | Hitachi Metals, Ltd. | Radio communication system and a repeater |
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