JPH08204585A - 自動送信電力制御回路 - Google Patents
自動送信電力制御回路Info
- Publication number
- JPH08204585A JPH08204585A JP831295A JP831295A JPH08204585A JP H08204585 A JPH08204585 A JP H08204585A JP 831295 A JP831295 A JP 831295A JP 831295 A JP831295 A JP 831295A JP H08204585 A JPH08204585 A JP H08204585A
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- Japan
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- transmission
- output
- voltage
- control circuit
- power
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 送信開始時における急激な変動を緩和し、安
定した送信出力を保つことができる自動送信電力制御回
路の提供にある。 【構成】 発振器1の出力搬送波はスイッチ2を通して
入力され、送信オン信号により搬送波変調器3に入力し
て振幅変調される。変調出力は電力増幅器4により所定
電力に増幅されて出力する。送信出力の一部は方向性結
合器から取り出され、検波器6で検波される。検波出力
からコンデンサ11を通して取り出した交流成分を位相
反転器9で反転して得た逆位相電圧を加算器10で上記
検波電圧と加算することにより交流分を除去した検波電
圧を得る。この検波電圧を比較器7により基準電圧と比
較し送信電力に反比例した制御電圧を出力し、この制御
電圧により減衰器8を制御して電力増幅器4の入力電力
を調整し、送信開始時において変動のない一定の送信出
力を発生させる。
定した送信出力を保つことができる自動送信電力制御回
路の提供にある。 【構成】 発振器1の出力搬送波はスイッチ2を通して
入力され、送信オン信号により搬送波変調器3に入力し
て振幅変調される。変調出力は電力増幅器4により所定
電力に増幅されて出力する。送信出力の一部は方向性結
合器から取り出され、検波器6で検波される。検波出力
からコンデンサ11を通して取り出した交流成分を位相
反転器9で反転して得た逆位相電圧を加算器10で上記
検波電圧と加算することにより交流分を除去した検波電
圧を得る。この検波電圧を比較器7により基準電圧と比
較し送信電力に反比例した制御電圧を出力し、この制御
電圧により減衰器8を制御して電力増幅器4の入力電力
を調整し、送信開始時において変動のない一定の送信出
力を発生させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、送信機の自動送信電力
制御回路、特に送信開始時の過渡応答を改善した自動送
信電力制御回路に関する。
制御回路、特に送信開始時の過渡応答を改善した自動送
信電力制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の振幅変調送信機の一般的自動送信
電力制御回路を図3に示す。
電力制御回路を図3に示す。
【0003】図において、発振器1で発生された搬送波
はスイッチ2を通して入力され、送信オン信号によりス
イッチ2が導通状態になると、スイッチ2を出力した搬
送波は変調器3により振幅変調される。変調出力は次の
電力増幅器4により所定の電力まで増幅されて出力す
る。
はスイッチ2を通して入力され、送信オン信号によりス
イッチ2が導通状態になると、スイッチ2を出力した搬
送波は変調器3により振幅変調される。変調出力は次の
電力増幅器4により所定の電力まで増幅されて出力す
る。
【0004】この場合、電力増幅器4は固定利得増幅器
であるため、送信電力を自動制御するために次のような
手段がとられている。即ち、方向性結合器5から送信出
力の一部を取り出し検波器6で検波する。検波器6から
は送信出力に比例した電圧を発生させ、この電圧を比較
器7で基準電圧と比較することにより送信出力に反比例
した制御電圧を得る。この得られた制御電圧を減衰器8
に入力し、電力増幅器4の入力電力を調整して一定の送
信出力を発生させるようにする。
であるため、送信電力を自動制御するために次のような
手段がとられている。即ち、方向性結合器5から送信出
力の一部を取り出し検波器6で検波する。検波器6から
は送信出力に比例した電圧を発生させ、この電圧を比較
器7で基準電圧と比較することにより送信出力に反比例
した制御電圧を得る。この得られた制御電圧を減衰器8
に入力し、電力増幅器4の入力電力を調整して一定の送
信出力を発生させるようにする。
【0005】図4は、この従来の自動送信電力制御回路
を使用したときの送信出力波形の過渡応答を示す各部波
形図である。
を使用したときの送信出力波形の過渡応答を示す各部波
形図である。
【0006】図において、aは送信オン信号であり、A
時点で送信を開始している。gは送信出力である。hは
比較器7の出力である。A時点で送信が開始されると、
波形hの逆位相の出力が送信出力となるため、過渡的に
出力が過大となり送信開始直後の通信が正常に行なわれ
なくなる。
時点で送信を開始している。gは送信出力である。hは
比較器7の出力である。A時点で送信が開始されると、
波形hの逆位相の出力が送信出力となるため、過渡的に
出力が過大となり送信開始直後の通信が正常に行なわれ
なくなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
自動送信電力制御回路では、通信開始直後の過渡応答で
出力が過大となり、通信が正常に行なわれない問題があ
った。
自動送信電力制御回路では、通信開始直後の過渡応答で
出力が過大となり、通信が正常に行なわれない問題があ
った。
【0008】本発明の目的は、送信開始時における急激
な変動を緩和し、安定した送信出力を保つことが出来る
自動送信電力制御回路の提供にある。
な変動を緩和し、安定した送信出力を保つことが出来る
自動送信電力制御回路の提供にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、送信出力を
検出した電圧の交流成分の逆位相電圧を出力する位相反
転器と、該位相反転器の出力と上記送信出力検出電圧を
加算して比較器に入力する加算器とを設け、上記比較器
において入力電圧を基準電圧と比較することにより得ら
れる送信電力に反比例する制御電圧を出力し、該制御電
圧で電力増幅器の入力を制御して送信出力を一定に保つ
構成としたことによって達成される。
検出した電圧の交流成分の逆位相電圧を出力する位相反
転器と、該位相反転器の出力と上記送信出力検出電圧を
加算して比較器に入力する加算器とを設け、上記比較器
において入力電圧を基準電圧と比較することにより得ら
れる送信電力に反比例する制御電圧を出力し、該制御電
圧で電力増幅器の入力を制御して送信出力を一定に保つ
構成としたことによって達成される。
【0010】
【作用】上記手段を用いると、送信オン信号により送信
が開始されたとき、開始直後の送信出力検出電圧は過渡
的に過大な電圧が発生するが、この検出電圧の立ち上り
の交流成分を取り出し位相反転器で逆位相電圧を得て、
この逆位相電圧を加算器で検出電圧と加算することによ
り交流成分を除去した直流の検出電圧が得られる。この
直流分検出電圧を比較器で基準値と比較することにより
送信電力に反比例した制御電圧が得られる。この制御電
圧で電力増幅器の入力を制御することにより送信開始時
の出力変動が少なく、送信開始当初から安定した送信出
力が得られる。
が開始されたとき、開始直後の送信出力検出電圧は過渡
的に過大な電圧が発生するが、この検出電圧の立ち上り
の交流成分を取り出し位相反転器で逆位相電圧を得て、
この逆位相電圧を加算器で検出電圧と加算することによ
り交流成分を除去した直流の検出電圧が得られる。この
直流分検出電圧を比較器で基準値と比較することにより
送信電力に反比例した制御電圧が得られる。この制御電
圧で電力増幅器の入力を制御することにより送信開始時
の出力変動が少なく、送信開始当初から安定した送信出
力が得られる。
【0011】
【実施例】以下本発明を実施例によって説明する。図1
は本発明の一実施例回路構成ブロック図で、図3と同符
は同一部分または相当部分を示す。図において、検波器
6の出力を位相反転器9に入力して逆位相に変換し、こ
の逆位相電圧を検波器6の出力電圧に加算器10によっ
て加算する。そして、この加算出力を比較器10により
基準電圧と比較し減衰器8の制御電圧を得る。
は本発明の一実施例回路構成ブロック図で、図3と同符
は同一部分または相当部分を示す。図において、検波器
6の出力を位相反転器9に入力して逆位相に変換し、こ
の逆位相電圧を検波器6の出力電圧に加算器10によっ
て加算する。そして、この加算出力を比較器10により
基準電圧と比較し減衰器8の制御電圧を得る。
【0012】図2は、各部電圧波形図で、送信オン信号
aによる送信開始時Aから送信出力eが安定するまでの
過渡応答を示す。
aによる送信開始時Aから送信出力eが安定するまでの
過渡応答を示す。
【0013】送信オン信号aによりスイッチ2が導通し
A時点から送信が開始されると、検波器6の出力は波形
bに示す電圧を出力する。ここで、検波出力bの立ち上
がり波形の交流成分のみを直流成分除去のコンデンサ1
1を通して位相反転器9に入力する。この位相反転器9
により交流入力を逆位相に反転して波形cに示す逆位相
電圧を得て、この逆位相電圧cを加算器10で検波出力
bと加算する。加算出力は検波出力bの交流成分が除去
された波形dの直流電圧が得られ、これを比較器7で基
準電圧と比較し制御電圧を得るが、この制御電圧は直流
分のみとなり、この直流制御電圧で減衰器8を制御する
から送信開始時の出力変動は極めて少なく、始めから安
定した送信出力が得られる。
A時点から送信が開始されると、検波器6の出力は波形
bに示す電圧を出力する。ここで、検波出力bの立ち上
がり波形の交流成分のみを直流成分除去のコンデンサ1
1を通して位相反転器9に入力する。この位相反転器9
により交流入力を逆位相に反転して波形cに示す逆位相
電圧を得て、この逆位相電圧cを加算器10で検波出力
bと加算する。加算出力は検波出力bの交流成分が除去
された波形dの直流電圧が得られ、これを比較器7で基
準電圧と比較し制御電圧を得るが、この制御電圧は直流
分のみとなり、この直流制御電圧で減衰器8を制御する
から送信開始時の出力変動は極めて少なく、始めから安
定した送信出力が得られる。
【0014】
【発明の効果】以上の本発明を実施する事により、送信
立ち上りの過渡特性が改善され、送信立ち上げ時の変調
波の歪の改善、及び、他の無線機に対する影響を無くす
などに大きな効果がある。
立ち上りの過渡特性が改善され、送信立ち上げ時の変調
波の歪の改善、及び、他の無線機に対する影響を無くす
などに大きな効果がある。
【図1】本発明の一実施例構成ブロック図である。
【図2】図1の各部波形図である。
【図3】従来の構成ブロック図である。
【図4】図3の各部波形図である。
1…発振器、2…スイッチ、3…変調器、4…電力増幅
器、5…方向性結合器、6…検波器、7…比較器、8…
減衰器、9…位相反転器、10…加算器、11…直流成
分除去コンデンサ。
器、5…方向性結合器、6…検波器、7…比較器、8…
減衰器、9…位相反転器、10…加算器、11…直流成
分除去コンデンサ。
Claims (1)
- 【請求項1】 送信オン信号により振幅変調波が電力増
幅器によって増幅されて送出されると共に、該送信出力
を検出した電圧を比較器で基準電圧と比較することによ
り得られる送信電力に反比例する制御電圧で上記電力増
幅器の入力を制御し送信出力を一定に保つようにした送
信機の自動送信電力制御回路において、上記送信出力検
出電圧の交流成分の逆位相電圧を出力する位相反転器
と、該位相反転器の出力と上記送信出力検出電圧を加算
して上記比較器に入力する加算器とを設けたことを特徴
とする自動送信電力制御回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP831295A JPH08204585A (ja) | 1995-01-23 | 1995-01-23 | 自動送信電力制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP831295A JPH08204585A (ja) | 1995-01-23 | 1995-01-23 | 自動送信電力制御回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08204585A true JPH08204585A (ja) | 1996-08-09 |
Family
ID=11689643
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP831295A Pending JPH08204585A (ja) | 1995-01-23 | 1995-01-23 | 自動送信電力制御回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08204585A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004001990A1 (ja) * | 2002-06-20 | 2003-12-31 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | 電力検出回路 |
-
1995
- 1995-01-23 JP JP831295A patent/JPH08204585A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004001990A1 (ja) * | 2002-06-20 | 2003-12-31 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | 電力検出回路 |
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