JPH08203429A - ビデオ表示パネル用の静電防止及び反射防止コーティング - Google Patents
ビデオ表示パネル用の静電防止及び反射防止コーティングInfo
- Publication number
- JPH08203429A JPH08203429A JP7247968A JP24796895A JPH08203429A JP H08203429 A JPH08203429 A JP H08203429A JP 7247968 A JP7247968 A JP 7247968A JP 24796895 A JP24796895 A JP 24796895A JP H08203429 A JPH08203429 A JP H08203429A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coating
- layer
- antireflection
- glass substrate
- antistatic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J9/00—Apparatus or processes specially adapted for the manufacture, installation, removal, maintenance of electric discharge tubes, discharge lamps, or parts thereof; Recovery of material from discharge tubes or lamps
- H01J9/20—Manufacture of screens on or from which an image or pattern is formed, picked up, converted or stored; Applying coatings to the vessel
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J29/00—Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
- H01J29/86—Vessels; Containers; Vacuum locks
- H01J29/867—Means associated with the outside of the vessel for shielding, e.g. magnetic shields
- H01J29/868—Screens covering the input or output face of the vessel, e.g. transparent anti-static coatings, X-ray absorbing layers
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C17/00—Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating
- C03C17/34—Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with at least two coatings having different compositions
- C03C17/3411—Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with at least two coatings having different compositions with at least two coatings of inorganic materials
- C03C17/3417—Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with at least two coatings having different compositions with at least two coatings of inorganic materials all coatings being oxide coatings
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C17/00—Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating
- C03C17/34—Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with at least two coatings having different compositions
- C03C17/3411—Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with at least two coatings having different compositions with at least two coatings of inorganic materials
- C03C17/3429—Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with at least two coatings having different compositions with at least two coatings of inorganic materials at least one of the coatings being a non-oxide coating
- C03C17/3447—Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with at least two coatings having different compositions with at least two coatings of inorganic materials at least one of the coatings being a non-oxide coating comprising a halide
- C03C17/3452—Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with at least two coatings having different compositions with at least two coatings of inorganic materials at least one of the coatings being a non-oxide coating comprising a halide comprising a fluoride
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J2229/00—Details of cathode ray tubes or electron beam tubes
- H01J2229/863—Passive shielding means associated with the vessel
- H01J2229/8635—Antistatic shielding
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Geochemistry & Mineralogy (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
- Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)
- Surface Treatment Of Glass (AREA)
- Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ビデオ表示パネル用に、静電防止、静電気的
及び電磁遮蔽の保護をもたらし、機械的劣化に対する耐
久性を有する導電性コーティングを提供する。 【構成】 CRTの面板40の内側表面上に蛍光体層4
2を備え、その外側表面上には多層静電防止及び反射防
止コーティング44を有している。静電防止及び反射防
止コーティング44には、面板40の外側表面に直接形
成される第一の内側静電防止層46が含まれる。表示パ
ネル40及び第一の内側静電防止層46は、500〜6
00℃に加熱されると、静電防止層の一部分が薄い吸着
層46a(破線で表示)の形態で表示パネルの外側表面
部分内に拡散する。反射防止保護を提供するために、第
二の中間反射防止層48が第一の内側静電防止層46の
上に配置される。多層静電防止及び反射防止コーティン
グ44には更に、第二の中間反射防止層48の上に配置
された第三の外側反射防止層50が含まれる。
及び電磁遮蔽の保護をもたらし、機械的劣化に対する耐
久性を有する導電性コーティングを提供する。 【構成】 CRTの面板40の内側表面上に蛍光体層4
2を備え、その外側表面上には多層静電防止及び反射防
止コーティング44を有している。静電防止及び反射防
止コーティング44には、面板40の外側表面に直接形
成される第一の内側静電防止層46が含まれる。表示パ
ネル40及び第一の内側静電防止層46は、500〜6
00℃に加熱されると、静電防止層の一部分が薄い吸着
層46a(破線で表示)の形態で表示パネルの外側表面
部分内に拡散する。反射防止保護を提供するために、第
二の中間反射防止層48が第一の内側静電防止層46の
上に配置される。多層静電防止及び反射防止コーティン
グ44には更に、第二の中間反射防止層48の上に配置
された第三の外側反射防止層50が含まれる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般にガラスビデ
オ表示パネルの静電防止及び反射防止コーティングに関
連する。より詳細には、高温度でガラスパネル内に拡散
する静電防止内側層に関連するもので、パネルの外側表
面に導電性を与え、1つ以上の外側反射防止層が前記内
側層の上に適用されて、指定された光屈折率を有するも
のに係わる。
オ表示パネルの静電防止及び反射防止コーティングに関
連する。より詳細には、高温度でガラスパネル内に拡散
する静電防止内側層に関連するもので、パネルの外側表
面に導電性を与え、1つ以上の外側反射防止層が前記内
側層の上に適用されて、指定された光屈折率を有するも
のに係わる。
【0002】
【従来の技術】陰極線管(以下、CRTと略称する)は
高電圧で動作し、CRTのガラス表示パネル表面が静電
誘導による帯電の原因になる。この静電気によって、空
中のホコリ及びその他の汚染物が引きつけられ、表示パ
ネルの外側表面に集積し、表示パネル上のビデオ画像を
悪化させる原因になる。更に、CRTの表示パネルに触
ると、静電気の放電により軽いショックを感じることが
あり、不快であるばかりか、そのCRTがコンピュータ
の端末に採用されていると、この静電放電によってコン
ピュータの操作が中断される可能性がある。
高電圧で動作し、CRTのガラス表示パネル表面が静電
誘導による帯電の原因になる。この静電気によって、空
中のホコリ及びその他の汚染物が引きつけられ、表示パ
ネルの外側表面に集積し、表示パネル上のビデオ画像を
悪化させる原因になる。更に、CRTの表示パネルに触
ると、静電気の放電により軽いショックを感じることが
あり、不快であるばかりか、そのCRTがコンピュータ
の端末に採用されていると、この静電放電によってコン
ピュータの操作が中断される可能性がある。
【0003】ビデオ表示パネルの外側表面上に集積する
ホコリなどの粒子の他に、表示パネルは、ビデオ画像を
劣化させる光の反射による影響も受ける。表示パネルの
外側表面からの光の反射を減少させるために、それぞれ
の層が特定の光屈折率を持つ多層コーティングをパネル
に適用するなど、種々の方法が採用されてきた。一つの
方法では、パネルの外側表面に直接に反射防止用のいく
つかの外側コーティング層を形成する。各外側層の光屈
折率の大小を、隣接層の間で交互に変えてもよい。他の
方法では、各層の光屈折率は、表示パネル表面から最も
外側の層に向かって小さくなる。各反射防止コーティン
グ層の厚さは、通常、反射を抑制しようとする光の波長
の1/4である。
ホコリなどの粒子の他に、表示パネルは、ビデオ画像を
劣化させる光の反射による影響も受ける。表示パネルの
外側表面からの光の反射を減少させるために、それぞれ
の層が特定の光屈折率を持つ多層コーティングをパネル
に適用するなど、種々の方法が採用されてきた。一つの
方法では、パネルの外側表面に直接に反射防止用のいく
つかの外側コーティング層を形成する。各外側層の光屈
折率の大小を、隣接層の間で交互に変えてもよい。他の
方法では、各層の光屈折率は、表示パネル表面から最も
外側の層に向かって小さくなる。各反射防止コーティン
グ層の厚さは、通常、反射を抑制しようとする光の波長
の1/4である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術による表示
パネル用の静電防止及び反射防止コーティングが直面す
る一つの問題は、これらのコーティング、特に静電防止
保護機能を提供するコーティングの耐久性に限度がある
ことである。これらのコーティングは時間と共に劣化
し、清掃中に表示パネルに加えられる機械的摩擦により
劣化は促進される。更に、静電防止保護機能及び反射防
止機能の両方を提供するために、多層コーティングの内
側層がしばしば必要となる。十分な反射防止効果を提供
するには、内側層が静電防止保護機能も提供する必要が
あるため、内側層の素材の選択が制限される。一般に、
反射防止の特性に基づいて所定の素材を選択すると、表
示パネルの静電防止保護機能としては、限られたものし
か得られない。更に、従来の技術による外側の反射防止
コーティングは、一般に多孔質で機械的にもろい特徴が
ある。このため、機械的摩擦などによって、内側静電防
止コーティングの劣化が促進される。
パネル用の静電防止及び反射防止コーティングが直面す
る一つの問題は、これらのコーティング、特に静電防止
保護機能を提供するコーティングの耐久性に限度がある
ことである。これらのコーティングは時間と共に劣化
し、清掃中に表示パネルに加えられる機械的摩擦により
劣化は促進される。更に、静電防止保護機能及び反射防
止機能の両方を提供するために、多層コーティングの内
側層がしばしば必要となる。十分な反射防止効果を提供
するには、内側層が静電防止保護機能も提供する必要が
あるため、内側層の素材の選択が制限される。一般に、
反射防止の特性に基づいて所定の素材を選択すると、表
示パネルの静電防止保護機能としては、限られたものし
か得られない。更に、従来の技術による外側の反射防止
コーティングは、一般に多孔質で機械的にもろい特徴が
ある。このため、機械的摩擦などによって、内側静電防
止コーティングの劣化が促進される。
【0005】本発明は、静電防止保護及び耐久性の改良
を目指して、加熱時にガラス表示パネルなどの基板に拡
散される内側静電防止層を提供し、その結果ガラスパネ
ルの導電率を実質的に増加させることで前述の従来の技
術の限界を打開しようとするものである。一つ以上の反
射防止層を静電防止層の上に形成してもよい。発明の静
電防止コーティングが反射防止の特性も提供することが
できるので、多層静電防止及び反射防止コーティングで
使用される素材を柔軟に選択することができる。
を目指して、加熱時にガラス表示パネルなどの基板に拡
散される内側静電防止層を提供し、その結果ガラスパネ
ルの導電率を実質的に増加させることで前述の従来の技
術の限界を打開しようとするものである。一つ以上の反
射防止層を静電防止層の上に形成してもよい。発明の静
電防止コーティングが反射防止の特性も提供することが
できるので、多層静電防止及び反射防止コーティングで
使用される素材を柔軟に選択することができる。
【0006】従って、本発明の一つの目的は、ビデオ表
示パネル用に、静電防止、静電気的及び電磁遮蔽の保護
をもたらす導電性コーティングを提供することである。
示パネル用に、静電防止、静電気的及び電磁遮蔽の保護
をもたらす導電性コーティングを提供することである。
【0007】本発明の他の目的は、ビデオ表示パネル用
にパネルの外側表面に高温で拡散する静電防止コーティ
ングを提供して、パネル清掃時の摩擦などによる機械的
劣化に影響されない耐久性の高い構成をもってパネルに
高い導電性を与えることである。
にパネルの外側表面に高温で拡散する静電防止コーティ
ングを提供して、パネル清掃時の摩擦などによる機械的
劣化に影響されない耐久性の高い構成をもってパネルに
高い導電性を与えることである。
【0008】本発明のさらに他の目的は、高い導電率及
び高い光屈折率を持つ基板用の静電防止/反射防止コー
ティングを提供することである。この基板には、静電防
止及び反射防止のために、光屈折率の低いコーティング
をともに採用してもよい。
び高い光屈折率を持つ基板用の静電防止/反射防止コー
ティングを提供することである。この基板には、静電防
止及び反射防止のために、光屈折率の低いコーティング
をともに採用してもよい。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、この発明によるガラス基板の外側表面をコーティ
ングする方法は、第一の導電層をガラス基板の外側表面
に形成する工程と、そのガラス基板及び導電層を高温に
加熱して、導電層が前記ガラス基板に拡散してその外側
表面に導電性を与えるようにする工程と、第二の反射防
止層を前記第一の導電層の上に形成する工程とを備えて
いる。
めに、この発明によるガラス基板の外側表面をコーティ
ングする方法は、第一の導電層をガラス基板の外側表面
に形成する工程と、そのガラス基板及び導電層を高温に
加熱して、導電層が前記ガラス基板に拡散してその外側
表面に導電性を与えるようにする工程と、第二の反射防
止層を前記第一の導電層の上に形成する工程とを備えて
いる。
【0010】前記第一の導電層はドーピングされた酸化
スズを含んでいるとよく、より好ましくは蛍光体又はフ
ッ素がドープされた酸化スズを含んでいるとよい。
スズを含んでいるとよく、より好ましくは蛍光体又はフ
ッ素がドープされた酸化スズを含んでいるとよい。
【0011】また、前記ガラス基板及び導電層は、50
0℃以上の温度に加熱されることが望ましい。
0℃以上の温度に加熱されることが望ましい。
【0012】さらに、前記第二の反射防止層の厚さは、
反射を抑制しようとする光の波長の1/4であることが
好ましい。
反射を抑制しようとする光の波長の1/4であることが
好ましい。
【0013】さらにまた、前記第二の反射防止層の光屈
折率は1.2〜1.45の範囲であるとよい。
折率は1.2〜1.45の範囲であるとよい。
【0014】また、前記第二の反射防止層が酸化ケイ素
又はフッ化マグネシウムを含んでおり、さらにこの前記
第二の反射防止層の上に第三の反射防止層を形成すると
ともに、第二の反射防止層は比較的高い光屈折率を有
し、第三の反射防止層は比較的低い屈折率を有するよう
に構成することが好ましい。このとき、光屈折率の好適
な範囲は、第二の反射防止層に対して1.8〜2.2、
第三の反射防止層に対して1.2〜1.45である。
又はフッ化マグネシウムを含んでおり、さらにこの前記
第二の反射防止層の上に第三の反射防止層を形成すると
ともに、第二の反射防止層は比較的高い光屈折率を有
し、第三の反射防止層は比較的低い屈折率を有するよう
に構成することが好ましい。このとき、光屈折率の好適
な範囲は、第二の反射防止層に対して1.8〜2.2、
第三の反射防止層に対して1.2〜1.45である。
【0015】前記第二の反射防止層の好ましい成分とし
ては、酸化スズ、アンチモン又はヒ素がドープされた酸
化スズ、酸化タンタル、又は酸化チタンが挙げられる。
また、前記第三の反射防止層に含有される好適な成分と
しては、酸化ケイ素又はフッ化マグネシウムがある。
ては、酸化スズ、アンチモン又はヒ素がドープされた酸
化スズ、酸化タンタル、又は酸化チタンが挙げられる。
また、前記第三の反射防止層に含有される好適な成分と
しては、酸化ケイ素又はフッ化マグネシウムがある。
【0016】また、前記第二及び第三の反射防止層の厚
さは、反射を抑制しようとする光の波長の1/4に設定
されることが望ましい。
さは、反射を抑制しようとする光の波長の1/4に設定
されることが望ましい。
【0017】このような構成を有する本発明の静電防止
及び反射防止コーティングによると、内側静電防止層及
び一つの外側反射防止層を含む構成では、比較的高い光
屈折率を持つ静電防止層が、比較的低い光屈折率を持つ
反射防止層と組み合わされる。二つの外側反射防止層を
含む構成では、中間反射防止層が比較的高い光屈折率を
有するものとされる一方、外側反射防止層が比較的低い
光屈折率のものとされる。そして、ガラス表示パネル
は、第一の内側静電防止層が形成される際の加熱によ
り、表示パネルの外側表面に浸透して、その表面に導電
性を与える。また、表示パネルの外側表面内への静電防
止層の浸透が、摩耗等の機械的な外力に対する耐性を高
める。
及び反射防止コーティングによると、内側静電防止層及
び一つの外側反射防止層を含む構成では、比較的高い光
屈折率を持つ静電防止層が、比較的低い光屈折率を持つ
反射防止層と組み合わされる。二つの外側反射防止層を
含む構成では、中間反射防止層が比較的高い光屈折率を
有するものとされる一方、外側反射防止層が比較的低い
光屈折率のものとされる。そして、ガラス表示パネル
は、第一の内側静電防止層が形成される際の加熱によ
り、表示パネルの外側表面に浸透して、その表面に導電
性を与える。また、表示パネルの外側表面内への静電防
止層の浸透が、摩耗等の機械的な外力に対する耐性を高
める。
【0018】
【発明の実施の形態】この発明は、その更なる目的及び
長所の他に、添付の図面と関連して実施された好ましい
実施形態の詳細な説明を参照することで最もよく理解す
ることができる。図面では、同様の参照文字で各種の図
面全体に渡って同様の要素が認識される。
長所の他に、添付の図面と関連して実施された好ましい
実施形態の詳細な説明を参照することで最もよく理解す
ることができる。図面では、同様の参照文字で各種の図
面全体に渡って同様の要素が認識される。
【0019】図1を参照すると、カラーCRT10の断
面図が表示されている。それには、本発明の基本に従っ
て静電防止及び反射防止コーティング32が組み込まれ
ている。CRT10は、前方面板を持つ密封ガラス・エ
ンベロープ12、又は表示画面14、後部ネック部分1
8、及び中間ロート部分16で構成されている。ガラス
面板14の内側表面に配置されているのは、複数の離散
型蛍光体デポジット又は素子から成る蛍光体画面24
で、それに電子ビームが入射すると蛍光体素子が光を放
射して、面板上にビデオ画像が生成される。カラーCR
T10は、CRTのガラス面板14方向に向けられ、面
板に焦点が当てられた3本の電子ビーム22を含む。C
RTのガラス・エンべロープ12のネック部分18に配
置されているのは複数の電子銃20である。電子ビーム
22を蛍光体画面24に向けて指向させるために、電子
銃は通常直列に配置される。電子ビーム22は、簡略化
のために図面には表示されていない磁界偏向ヨークによ
って、蛍光体画面24の端から端まで垂直方向及び水平
方向に一斉に偏向される。蛍光体画面24から間隔をお
いて配置されているのは、シャドーマスク26である。
シャドーマスクは、複数の間隔をおいた電子ビーム通過
開口26a及びその周辺のスカート部分28から成る。
シャドーマスクのスカート部分28は、シャドーマスク
の周辺にマスク取付け具30によって確実に固定され
る。シャドーマスク取付け具30は、CRTのガラス・
エンベロープ12の内側表面に取付けられ、簡略化のた
めに図面には示されていないが、マスク装着枠及び取付
けスプリングなどの従来の装着用及び位置設定用構造を
含むことがある。熔接物又はガラス主体のフリット(fr
it)などの従来の手段でシャドーマスク取付け具30を
CRTのガラス・エンベロープ12の内側表面に装着
し、シャドーマスク26を取付け具に装着することがで
きる。
面図が表示されている。それには、本発明の基本に従っ
て静電防止及び反射防止コーティング32が組み込まれ
ている。CRT10は、前方面板を持つ密封ガラス・エ
ンベロープ12、又は表示画面14、後部ネック部分1
8、及び中間ロート部分16で構成されている。ガラス
面板14の内側表面に配置されているのは、複数の離散
型蛍光体デポジット又は素子から成る蛍光体画面24
で、それに電子ビームが入射すると蛍光体素子が光を放
射して、面板上にビデオ画像が生成される。カラーCR
T10は、CRTのガラス面板14方向に向けられ、面
板に焦点が当てられた3本の電子ビーム22を含む。C
RTのガラス・エンべロープ12のネック部分18に配
置されているのは複数の電子銃20である。電子ビーム
22を蛍光体画面24に向けて指向させるために、電子
銃は通常直列に配置される。電子ビーム22は、簡略化
のために図面には表示されていない磁界偏向ヨークによ
って、蛍光体画面24の端から端まで垂直方向及び水平
方向に一斉に偏向される。蛍光体画面24から間隔をお
いて配置されているのは、シャドーマスク26である。
シャドーマスクは、複数の間隔をおいた電子ビーム通過
開口26a及びその周辺のスカート部分28から成る。
シャドーマスクのスカート部分28は、シャドーマスク
の周辺にマスク取付け具30によって確実に固定され
る。シャドーマスク取付け具30は、CRTのガラス・
エンベロープ12の内側表面に取付けられ、簡略化のた
めに図面には示されていないが、マスク装着枠及び取付
けスプリングなどの従来の装着用及び位置設定用構造を
含むことがある。熔接物又はガラス主体のフリット(fr
it)などの従来の手段でシャドーマスク取付け具30を
CRTのガラス・エンベロープ12の内側表面に装着
し、シャドーマスク26を取付け具に装着することがで
きる。
【0020】図2を参照すると、平板なガラス表示パネ
ル又は面板40の一部分の部分断面図が示されている。
それは、面板の内側表面上に蛍光体層42を備え、且つ
本発明に従ってその外側表面上には多層静電防止及び反
射防止コーティング44を有している。静電防止及び反
射防止コーティング44には、平板なガラス表示パネル
40の外側表面に直接形成される第一の内側静電防止層
46が含まれる。第一の内側静電防止層46の成分は、
F(フッ素)添加酸化スズ又はP(蛍光体)添加酸化ス
ズのいずれかが好ましく、薄い層として表示パネルの外
側表面に形成されると同時に、500〜600℃の範囲
の高温に加熱される。表示パネル40及び第一の内側静
電防止層46は、500〜600℃の範囲の温度に加熱
されると、静電防止層の一部分が薄い吸着層46a(破
線で表示)の形態で表示パネルの外側表面部分内に拡散
する。静電防止層の吸着部分46aは、表示パネル40
内に約0.5〜1μmの単位の厚さまで拡散する。表示
パネル40の外側表面部分の導電率は、最高20〜10
2 Ω・cmに達することが分かった。表示パネルを中性
点接地電位に接続するために、導線52を表示パネル4
0の外側表面部分に装着することができる。フッ素か蛍
光体いずれかが添加された酸化スズから成る静電防止層
46は、約1.8の光屈折率を有する。内側静電防止層
の厚さは、定められたものではなく広範囲に変化させる
ことができるが、好ましい厚さは約0.3μmである。
ル又は面板40の一部分の部分断面図が示されている。
それは、面板の内側表面上に蛍光体層42を備え、且つ
本発明に従ってその外側表面上には多層静電防止及び反
射防止コーティング44を有している。静電防止及び反
射防止コーティング44には、平板なガラス表示パネル
40の外側表面に直接形成される第一の内側静電防止層
46が含まれる。第一の内側静電防止層46の成分は、
F(フッ素)添加酸化スズ又はP(蛍光体)添加酸化ス
ズのいずれかが好ましく、薄い層として表示パネルの外
側表面に形成されると同時に、500〜600℃の範囲
の高温に加熱される。表示パネル40及び第一の内側静
電防止層46は、500〜600℃の範囲の温度に加熱
されると、静電防止層の一部分が薄い吸着層46a(破
線で表示)の形態で表示パネルの外側表面部分内に拡散
する。静電防止層の吸着部分46aは、表示パネル40
内に約0.5〜1μmの単位の厚さまで拡散する。表示
パネル40の外側表面部分の導電率は、最高20〜10
2 Ω・cmに達することが分かった。表示パネルを中性
点接地電位に接続するために、導線52を表示パネル4
0の外側表面部分に装着することができる。フッ素か蛍
光体いずれかが添加された酸化スズから成る静電防止層
46は、約1.8の光屈折率を有する。内側静電防止層
の厚さは、定められたものではなく広範囲に変化させる
ことができるが、好ましい厚さは約0.3μmである。
【0021】反射防止保護を提供するために、第二の中
間反射防止層48が第一の内側静電防止層46の上に配
置される。第二の中間反射防止層48には、1.8〜
2.2の範囲などの比較的高度の光屈折率が選ばれ、そ
の成分は酸化スズ、酸化タンタル、酸化チタン、又はア
ンチモン又はヒ素が添加された酸化スズなどを含む。第
二の中間反射防止層48の厚さは、反射を抑制しようと
する光によって決定される。例えば、550nmの波長
で反射を最小とするには、第二の中間反射防止層48の
厚さは、この光の波長の約1/4、すなわち137〜1
38nmが必要である。
間反射防止層48が第一の内側静電防止層46の上に配
置される。第二の中間反射防止層48には、1.8〜
2.2の範囲などの比較的高度の光屈折率が選ばれ、そ
の成分は酸化スズ、酸化タンタル、酸化チタン、又はア
ンチモン又はヒ素が添加された酸化スズなどを含む。第
二の中間反射防止層48の厚さは、反射を抑制しようと
する光によって決定される。例えば、550nmの波長
で反射を最小とするには、第二の中間反射防止層48の
厚さは、この光の波長の約1/4、すなわち137〜1
38nmが必要である。
【0022】多層静電防止及び反射防止コーティング4
4には更に、第二の中間反射防止層48の上に配置され
た第三の外側反射防止層50が含まれる。第三の外側反
射防止層50の特長は、屈折率が比較的低いことであ
り、好ましい屈折率は1.2〜1.45の範囲である。
第三の外側反射防止層50の厚さも、所定の波長で光の
反射を減少するために、波長1/4の反射防止規準に従
う。第三の外側反射防止層50のコーティング素材例と
しては、酸化ケイ素及びフッ化マグネシウム、及び当業
者にとっては周知のその他の反射防止性のある光学コー
ティング素材が挙げられる。
4には更に、第二の中間反射防止層48の上に配置され
た第三の外側反射防止層50が含まれる。第三の外側反
射防止層50の特長は、屈折率が比較的低いことであ
り、好ましい屈折率は1.2〜1.45の範囲である。
第三の外側反射防止層50の厚さも、所定の波長で光の
反射を減少するために、波長1/4の反射防止規準に従
う。第三の外側反射防止層50のコーティング素材例と
しては、酸化ケイ素及びフッ化マグネシウム、及び当業
者にとっては周知のその他の反射防止性のある光学コー
ティング素材が挙げられる。
【0023】本発明のさらに他の実施形態に従うと、多
層静電防止及び反射防止コーティング44は、第三の外
側反射防止層50を省略し、第一の静電防止層46及び
第二の反射防止層48だけで構成することが可能であ
る。この実施形態では、第一の内側静電防止層46は、
1.8以上の高い光屈折率を特長とする蛍光体又はフッ
素がドープされた薄い酸化スズで構成されることが好ま
しい。また、第二の反射防止層48の光屈折率は、比較
的低い1.2〜1.45の範囲などである。第二の反射
防止層として使用可能な素材例には、前述の酸化ケイ素
及びフッ化マグネシウムが含まれるが、それに限定され
るものではない。この第二の実施形態では、第三の外側
反射防止層は削除されている。
層静電防止及び反射防止コーティング44は、第三の外
側反射防止層50を省略し、第一の静電防止層46及び
第二の反射防止層48だけで構成することが可能であ
る。この実施形態では、第一の内側静電防止層46は、
1.8以上の高い光屈折率を特長とする蛍光体又はフッ
素がドープされた薄い酸化スズで構成されることが好ま
しい。また、第二の反射防止層48の光屈折率は、比較
的低い1.2〜1.45の範囲などである。第二の反射
防止層として使用可能な素材例には、前述の酸化ケイ素
及びフッ化マグネシウムが含まれるが、それに限定され
るものではない。この第二の実施形態では、第三の外側
反射防止層は削除されている。
【0024】図3には、本発明に従ってビデオ表示パネ
ルに静電防止及び反射防止コーティングを適用する際の
手順を説明するフローチャートが示されている。ステッ
プ58で第一の内側静電防止層が薄い層の形態で表示パ
ネルに形成される。ステップ60で第一の静電防止層が
表示パネルに形成される際、表示パネルは500〜60
0℃の範囲の温度に加熱される。第一静電防止層がビデ
オ表示パネルに形成された後で本発明の一つの実施形態
ではステップ62で第二の反射防止層が表示パネルに形
成される。第二の反射防止層が比較的低い光屈折率、す
なわち1.2〜1.45の範囲の屈折率を持つ一方、第
一の内側静電防止層は比較的高い光屈折率、すなわち
1.8以上の屈折率を持つことが好ましい。
ルに静電防止及び反射防止コーティングを適用する際の
手順を説明するフローチャートが示されている。ステッ
プ58で第一の内側静電防止層が薄い層の形態で表示パ
ネルに形成される。ステップ60で第一の静電防止層が
表示パネルに形成される際、表示パネルは500〜60
0℃の範囲の温度に加熱される。第一静電防止層がビデ
オ表示パネルに形成された後で本発明の一つの実施形態
ではステップ62で第二の反射防止層が表示パネルに形
成される。第二の反射防止層が比較的低い光屈折率、す
なわち1.2〜1.45の範囲の屈折率を持つ一方、第
一の内側静電防止層は比較的高い光屈折率、すなわち
1.8以上の屈折率を持つことが好ましい。
【0025】他の実施形態では、ステップ64で第二の
外側反射防止層が第一の内側静電防止層に適用される。
第二の反射防止層は、比較的高い屈折率、すなわち1.
8〜2.2の範囲の屈折率を持つことが好ましい。この
実施形態では、ステップ66で比較的低い光屈折率を持
つことが好ましい第三の反射防止層が、中間反射防止層
に適用される。第三の外側反射防止層は、1.2〜1.
45の範囲などの光屈折率を持つことが好ましく、上述
の第一の実施形態では、第一の内側静電防止層に二つの
反射防止層を適用する必要はない。
外側反射防止層が第一の内側静電防止層に適用される。
第二の反射防止層は、比較的高い屈折率、すなわち1.
8〜2.2の範囲の屈折率を持つことが好ましい。この
実施形態では、ステップ66で比較的低い光屈折率を持
つことが好ましい第三の反射防止層が、中間反射防止層
に適用される。第三の外側反射防止層は、1.2〜1.
45の範囲などの光屈折率を持つことが好ましく、上述
の第一の実施形態では、第一の内側静電防止層に二つの
反射防止層を適用する必要はない。
【0026】
【発明の効果】以上、ビデオ表示パネル用に改良され
た、内側静電防止層及び一つ以上の反射防止層を含む静
電防止及び反射防止コーティングについて詳細に説明し
たが、この発明によれば、内側静電防止層及び一つの外
側反射防止層を含む実施形態では、比較的高い光屈折率
を持つ静電防止層が、比較的低い光屈折率を持つ反射防
止層と組み合わされる。二つの外側反射防止層を含む実
施形態では、中間反射防止層が比較的高い光屈折率を有
するものとされる一方、外側反射防止層が比較的低い光
屈折率のものとされる。ガラス表示パネルは、第一の内
側静電防止層が形成される際の加熱により、表示パネル
の外側表面に約1/2〜1μmの深さまで浸透して、最
高102 Ω・cmの導電率が与えられる。102 Ω・c
mの導電率は、ビデオ表示パネルに静電防止保護だけで
なく、静電気及び電磁遮蔽の保護を可能とする。
た、内側静電防止層及び一つ以上の反射防止層を含む静
電防止及び反射防止コーティングについて詳細に説明し
たが、この発明によれば、内側静電防止層及び一つの外
側反射防止層を含む実施形態では、比較的高い光屈折率
を持つ静電防止層が、比較的低い光屈折率を持つ反射防
止層と組み合わされる。二つの外側反射防止層を含む実
施形態では、中間反射防止層が比較的高い光屈折率を有
するものとされる一方、外側反射防止層が比較的低い光
屈折率のものとされる。ガラス表示パネルは、第一の内
側静電防止層が形成される際の加熱により、表示パネル
の外側表面に約1/2〜1μmの深さまで浸透して、最
高102 Ω・cmの導電率が与えられる。102 Ω・c
mの導電率は、ビデオ表示パネルに静電防止保護だけで
なく、静電気及び電磁遮蔽の保護を可能とする。
【0027】また、表示パネルの外側表面内への静電防
止コーティング層の浸透が、清掃中などのパネル摩擦に
起因する引っかき傷及び摩耗に対して高度の抵抗力を与
える。
止コーティング層の浸透が、清掃中などのパネル摩擦に
起因する引っかき傷及び摩耗に対して高度の抵抗力を与
える。
【0028】以上、本発明の特定の実施形態について示
し説明したが、更に広範囲の局面において本発明の要旨
から逸脱することなく変更及び修正を行なうことが可能
であることは、当該分野に習熟した技術者には明らかで
あろう。従って、付随する特許請求の範囲における目的
は、本発明の真髄及び範囲内に当たるそのような変更及
び修正を全て網羅することである。前述の説明及び付随
の図面で述べられる事項は、説明の手段としてのみ提供
されるものであり、本発明をいかなる意味においても限
定することを意図していない。発明の実際の範囲は、従
来の技術に基づいて正当な視野で本請求項が検討される
際、付随の請求項によって定義されるであろう。
し説明したが、更に広範囲の局面において本発明の要旨
から逸脱することなく変更及び修正を行なうことが可能
であることは、当該分野に習熟した技術者には明らかで
あろう。従って、付随する特許請求の範囲における目的
は、本発明の真髄及び範囲内に当たるそのような変更及
び修正を全て網羅することである。前述の説明及び付随
の図面で述べられる事項は、説明の手段としてのみ提供
されるものであり、本発明をいかなる意味においても限
定することを意図していない。発明の実際の範囲は、従
来の技術に基づいて正当な視野で本請求項が検討される
際、付随の請求項によって定義されるであろう。
【図1】本発明の基本に従って、静電防止及び反射防止
コーティングが施されたCRTの縦断面図である。
コーティングが施されたCRTの縦断面図である。
【図2】本発明に従って、表示パネルの外側表面上に静
電防止及び反射防止コーティングを持つ平板な表示パネ
ルの部分断面図である。
電防止及び反射防止コーティングを持つ平板な表示パネ
ルの部分断面図である。
【図3】本発明に従って、静電防止及び反射防止コーテ
ィングをガラス表示パネルの外側表面に適用する際の関
連手順を示すフローチャートである。
ィングをガラス表示パネルの外側表面に適用する際の関
連手順を示すフローチャートである。
10 カラーCRT 12 ガラス・エンベロープ 14 (ガラス)面板(表示パネル) 16 ロート部分 18 ネック部分 20 電子銃 22 電子ビーム 24 蛍光体画面 26 シャドーマスク 26a ビーム通過開口 28 シャドーマスク・スカート 30 シャドーマスク取付け具 32 静電防止及び反射防止コーティング 40 平板ガラス表示パネル 42 蛍光体層 44 多層静電防止及び反射防止コーティング 46 第一の内側静電防止層 46a 静電防止層の吸着部分 48 第二の中間反射防止層 50 第三の外側反射防止層 52 接地用導線
Claims (25)
- 【請求項1】 第一の導電層をガラス基板の外側表面に
形成する工程と、 該ガラス基板及び導電層を高温に加熱して、該導電層が
前記ガラス基板に拡散してその外側表面に導電性を与え
るようにする工程と、 第二の反射防止層を前記第一の導電層の上に形成する工
程とを備えたガラス基板の外側表面をコーティングする
方法。 - 【請求項2】 前記第一の導電層がドーピングされた酸
化スズを含んでいる請求項1に記載のガラス基板の外側
表面をコーティングする方法。 - 【請求項3】 前記第一の導電層が蛍光体又はフッ素が
ドープされた酸化スズを含んでいる請求項2に記載のガ
ラス基板の外側表面をコーティングする方法。 - 【請求項4】 前記ガラス基板及び導電層が500℃以
上の温度に加熱される請求項3に記載のガラス基板の外
側表面をコーティングする方法。 - 【請求項5】 前記第二の反射防止層の厚さが反射を抑
制しようとする光の波長の1/4である請求項1に記載
のガラス基板の外側表面をコーティングする方法。 - 【請求項6】 前記第二の反射防止層の光屈折率の範囲
を1.2〜1.45とする工程をさらに備えた請求項5
に記載のガラス基板の外側表面をコーティングする方
法。 - 【請求項7】 前記第二の反射防止層が酸化ケイ素又は
フッ化マグネシウムを含んでいる請求項6に記載のガラ
ス基板の外側表面をコーティングする方法。 - 【請求項8】 前記ガラス基板の第二の反射防止層の上
に第三の反射防止層を形成するとともに、該第二の反射
防止層は比較的高い光屈折率を有し、該第三の反射防止
層は比較的低い屈折率を有する請求項5に記載のガラス
基板の外側表面をコーティングする方法。 - 【請求項9】 前記第二の反射防止層は1.8〜2.2
の範囲の光屈折率を有し、前記第三の反射防止層は1.
2〜1.45の範囲の光屈折率を有する請求項8に記載
のガラス基板の外側表面をコーティングする方法。 - 【請求項10】 前記第二の反射防止層は、酸化スズ、
アンチモン又はヒ素がドープされた酸化スズ、酸化タン
タル、又は酸化チタンを含んでいる請求項9に記載のガ
ラス基板の外側表面をコーティングする方法。 - 【請求項11】 前記第三の反射防止層は、酸化ケイ素
又はフッ化マグネシウムを含んでいる請求項10に記載
のガラス基板の外側表面をコーティングする方法。 - 【請求項12】 前記第二及び第三の反射防止層の厚さ
は、反射を抑制しようとする光の波長の1/4に設定さ
れる請求項11に記載のガラス基板の外側表面をコーテ
ィングする方法。 - 【請求項13】 高い光屈折率を有し、面板の外側表面
上に形成される、導電性の接地された第一の内側コーテ
ィングであって、高温に加熱されて前記面板の外側部分
に拡散し、該面板の外側部分に導電性を与える第一の内
側コーティングと、 前記第一の内側コーティング上に形成され、該面板から
の光の反射を減少させるために低い屈折率を有する第二
の外側反射防止コーティングとを備えた多層コーティン
グされた陰極線管の面板。 - 【請求項14】 前記第一の導電性の内側層はドープさ
れた酸化スズを含んでいる請求項13に記載の多層コー
ティング。 - 【請求項15】 前記第一の導電性の内側層は、蛍光体
又はフッ素がドープされた酸化スズを含む請求項14に
記載の多層コーティング。 - 【請求項16】 前記加熱温度は少なくとも500℃で
ある請求項13に記載の多層コーティング。 - 【請求項17】 前記第二の反射防止コーティングの光
屈折率は1.2〜1.45の範囲である請求項13に記
載の多層コーティング。 - 【請求項18】 前記第二の反射防止コーティングの厚
さは反射を抑制しようとする光の波長λの1/4である
請求項13に記載の多層コーティング。 - 【請求項19】 前記第二の反射防止層は酸化ケイ素又
はフッ化マグネシウムを含んでいる請求項13に記載の
多層コーティング。 - 【請求項20】 前記面板の外側表面であって前記第二
の反射防止コーティング上に形成された第三の反射防止
コーティングをさらに備えた請求項13に記載の多層コ
ーティング。 - 【請求項21】 前記第二の反射防止コーティングは比
較的高い光屈折率を有し、前記第三の反射防止コーティ
ングは比較的低い光屈折率を有している請求項20に記
載の多層コーティング。 - 【請求項22】 前記第二の反射防止コーティングは
1.8〜2.2の範囲の光屈折率を有し、前記第三の反
射防止コーティングは1.2〜1.45の範囲の光屈折
率を有する請求項21に記載の多層コーティング。 - 【請求項23】 前記第二の反射防止コーティングは、
酸化スズ、アンチモン又はヒ素がドープされた酸化ス
ズ、酸化タンタル、又は酸化チタンを含んでいる請求項
22に記載の多層コーティング。 - 【請求項24】 前記第三の反射防止コーティングは、
酸化ケイ素又はフッ化マグネシウムを含んでいる請求項
23に記載の多層コーティング。 - 【請求項25】 前記第二及び第三の反射防止コーティ
ングの厚さは反射を抑制しようとする光の波長λのほぼ
1/4である請求項24に記載の多層コーティング。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US31232594A | 1994-09-26 | 1994-09-26 | |
US08/312,325 | 1994-09-26 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08203429A true JPH08203429A (ja) | 1996-08-09 |
Family
ID=23210932
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7247968A Pending JPH08203429A (ja) | 1994-09-26 | 1995-09-26 | ビデオ表示パネル用の静電防止及び反射防止コーティング |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0708063A1 (ja) |
JP (1) | JPH08203429A (ja) |
KR (1) | KR100363770B1 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000103648A (ja) * | 1998-08-21 | 2000-04-11 | Elf Atochem North America Inc | 太陽光線制御被覆ガラス |
JP2003535004A (ja) * | 1999-08-10 | 2003-11-25 | リビー−オーウェンズ−フォード・カンパニー | ソーラーコントロールコーティングを有するガラス製品 |
CN107555811A (zh) * | 2017-09-15 | 2018-01-09 | 重庆市中光电显示技术有限公司 | 一种用于触摸屏的抗刮增透保护玻璃及其制备方法 |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1073277C (zh) * | 1996-07-23 | 2001-10-17 | 中华映管股份有限公司 | 显示器的多层抗反射涂覆层及其涂覆方法 |
JP3378441B2 (ja) * | 1996-07-24 | 2003-02-17 | 株式会社東芝 | 陰極線管およびその製造方法 |
US6265076B1 (en) * | 1998-02-06 | 2001-07-24 | Libbey-Owens-Ford Co. | Anti-reflective films |
AT406926B (de) * | 1998-04-07 | 2000-10-25 | Ausweger Josef | Abschirmung für fernseher und computer |
US6436541B1 (en) | 1998-04-07 | 2002-08-20 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Conductive antireflective coatings and methods of producing same |
US6838178B1 (en) | 2000-07-26 | 2005-01-04 | Libbey-Owens-Ford Co. | Glass article with anti-reflective coating |
US6656331B2 (en) * | 2002-04-30 | 2003-12-02 | Chunghwa Picture Tubes, Ltd. | Application of antistatic/antireflective coating to a video display screen |
KR100628033B1 (ko) * | 2006-06-23 | 2006-09-27 | (주)화인졸테크 | 중공 불화마그네슘 입자와 제조방법 그리고 이를 이용한반사방지용 코팅액 |
US9025100B2 (en) | 2012-11-30 | 2015-05-05 | Apple Inc. | Display with shielding antireflection layer |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB757897A (en) * | 1953-02-07 | 1956-09-26 | Libbey Owens Ford Glass Co | Method of producing an intermediate metallic oxide film in a multiple layer article |
US4422721A (en) * | 1982-08-09 | 1983-12-27 | Optical Coating Laboratory, Inc. | Optical article having a conductive anti-reflection coating |
GB2136316B (en) * | 1983-03-17 | 1986-05-29 | Glaverbel | Coated glazing materials |
JP2531722B2 (ja) * | 1988-01-11 | 1996-09-04 | 日本板硝子株式会社 | 金属膜を含む反射防止膜付着透明体 |
US5243255A (en) * | 1990-10-24 | 1993-09-07 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Cathode-ray tube with low reflectivity film |
US5165960A (en) * | 1991-07-29 | 1992-11-24 | Ford Motor Company | Deposition of magnesium fluoride films |
-
1995
- 1995-09-08 EP EP95306311A patent/EP0708063A1/en not_active Withdrawn
- 1995-09-26 JP JP7247968A patent/JPH08203429A/ja active Pending
- 1995-09-26 KR KR1019950031926A patent/KR100363770B1/ko not_active IP Right Cessation
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000103648A (ja) * | 1998-08-21 | 2000-04-11 | Elf Atochem North America Inc | 太陽光線制御被覆ガラス |
JP4538116B2 (ja) * | 1998-08-21 | 2010-09-08 | アーケマ・インコーポレイテッド | 太陽光線制御被覆ガラス |
JP2003535004A (ja) * | 1999-08-10 | 2003-11-25 | リビー−オーウェンズ−フォード・カンパニー | ソーラーコントロールコーティングを有するガラス製品 |
JP4685304B2 (ja) * | 1999-08-10 | 2011-05-18 | ピルキングトン・ノースアメリカ・インコーポレイテッド | ソーラーコントロールコーティングを有するガラス製品 |
CN107555811A (zh) * | 2017-09-15 | 2018-01-09 | 重庆市中光电显示技术有限公司 | 一种用于触摸屏的抗刮增透保护玻璃及其制备方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR100363770B1 (ko) | 2003-03-06 |
EP0708063A1 (en) | 1996-04-24 |
KR960012109A (ko) | 1996-04-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5773150A (en) | Polymeric antistatic coating for cathode ray tubes | |
EP0679288B1 (en) | Antiglare/antistatic coating for crt | |
JPH08203429A (ja) | ビデオ表示パネル用の静電防止及び反射防止コーティング | |
US5652477A (en) | Multilayer antistatic/antireflective coating for display device | |
US5572086A (en) | Broadband antireflective and antistatic coating for CRT | |
JPH0883581A (ja) | 表示装置の表面基板処理膜とその製造方法 | |
US6391227B1 (en) | Glass plate having electrically charge-preventive film of conductive organic polymer, its making method, a solution for making the film, and its manufacturing method | |
US6624564B2 (en) | Antistatic/antireflective coating for video display screen with adjustable light transmission | |
EP0972297B1 (en) | Method of manufacturing a coating on a display window and a display device comprising a display window provided with a coating | |
CN1061777C (zh) | 视频信息显示面板的抗静电及抗反射层涂布方法 | |
US6590352B1 (en) | Electrical grounding of CRT antistatic/antireflective coating | |
EP0894331B1 (en) | Method of manufacturing a cathode ray tube | |
US6638566B1 (en) | Method of manufacturing an electroconductive antireflection film and a glass faceplate with the antireflection film formed thereon | |
JPH06103928A (ja) | 陰極線管とその帯電,反射防止膜形成方法 | |
KR20030014086A (ko) | 조정가능한 광투과율을 지닌 비디오 디스플레이 스크린용다층 정전방지/반사방지 코팅 | |
US6323592B1 (en) | Cathode ray tube and method of manufacturing conductive antireflection film | |
US6672924B2 (en) | Method of manufacturing a cathode ray tube | |
KR20030026807A (ko) | 굴절률이 개선된 비디오 디스플레이 스크린을 위한 정전기방지/반사 방지코팅 | |
KR100378043B1 (ko) | 표시 장치에 대한 다층 대전방지/반사방지 코팅 | |
JPH0883580A (ja) | 表示装置の表面処理膜とその製造方法 | |
JPH08279341A (ja) | 帯電防止低反射型陰極線管およびその製造方法 | |
KR20070052894A (ko) | 칼라 음극선관 | |
JPH1064453A (ja) | ディスプレイ装置のコーティング | |
JPH087796A (ja) | 陰極線管用パネル | |
JPH06267462A (ja) | 陰極線管とその反射防止膜の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050208 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050628 |