JPH08203374A - フレキシブルプリント基板を用いたスイッチ - Google Patents
フレキシブルプリント基板を用いたスイッチInfo
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- JPH08203374A JPH08203374A JP1310695A JP1310695A JPH08203374A JP H08203374 A JPH08203374 A JP H08203374A JP 1310695 A JP1310695 A JP 1310695A JP 1310695 A JP1310695 A JP 1310695A JP H08203374 A JPH08203374 A JP H08203374A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な構成で部品点数が少なく、組み付けが
容易であるとともに、小型かつ軽量なフレキシブルプリ
ント基板を用いたスイッチを提供する。 【構成】 スイッチ100は、フレキシブルプリント基
板20と、弾性導通部材30と、基板40と、圧着手段
50とから構成されており、フレキシブルプリント基板
20を湾曲させて弾性導通部材30を挟みこみ、フレキ
シブルプリント基板20に設けられている一対のランド
部21,22を弾性導通部材30の一対の端面32,3
3にそれぞれ対向した位置に配置した構成である。そし
て、スイッチ100をONの状態にするには、プッシュ
ノブ53を押し込むことにより一対のランド部21,2
2が弾性導通部材30の一対の端面32,33にそれぞ
れ圧着される。したがって、弾性導通部材30の本体部
分31が弾性変形して導電部分35の端部がランド部2
1,22表面にそれぞれ密着する。これにより一対のラ
ンド部21,22は、弾性導通部材30の導電部分35
を介して導通接続される。
容易であるとともに、小型かつ軽量なフレキシブルプリ
ント基板を用いたスイッチを提供する。 【構成】 スイッチ100は、フレキシブルプリント基
板20と、弾性導通部材30と、基板40と、圧着手段
50とから構成されており、フレキシブルプリント基板
20を湾曲させて弾性導通部材30を挟みこみ、フレキ
シブルプリント基板20に設けられている一対のランド
部21,22を弾性導通部材30の一対の端面32,3
3にそれぞれ対向した位置に配置した構成である。そし
て、スイッチ100をONの状態にするには、プッシュ
ノブ53を押し込むことにより一対のランド部21,2
2が弾性導通部材30の一対の端面32,33にそれぞ
れ圧着される。したがって、弾性導通部材30の本体部
分31が弾性変形して導電部分35の端部がランド部2
1,22表面にそれぞれ密着する。これにより一対のラ
ンド部21,22は、弾性導通部材30の導電部分35
を介して導通接続される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フレキシブルプリント
基板を用いて形成したスイッチに関し、詳しくは、極め
て軽量かつ小型で任意の場所に配設することができると
ともに、配線を不要とすることができるフレキシブルプ
リント基板を用いたスイッチに関する。
基板を用いて形成したスイッチに関し、詳しくは、極め
て軽量かつ小型で任意の場所に配設することができると
ともに、配線を不要とすることができるフレキシブルプ
リント基板を用いたスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の運転席に設けられている
計器盤には、2点間の走行距離を表示するトリップメー
タが設けられている。このトリップメータには、0〜9
までの数字が刻設されている複数の回転ローラを有する
機械式のものと、走行距離を電気的に表示する電気式の
ものとがある。これらのトリップメータは走行距離の表
示をゼロに戻すためのリセット機構を備えている。図6
に示すように電気式のトリップメータ2を備えた計器盤
1においては、基板3上に固定されているリセットスイ
ッチ4をバネ5により復帰させるプッシュノブ6を押す
ことによりリセット回路を作動させる形式のものが一般
的に用いられている。
計器盤には、2点間の走行距離を表示するトリップメー
タが設けられている。このトリップメータには、0〜9
までの数字が刻設されている複数の回転ローラを有する
機械式のものと、走行距離を電気的に表示する電気式の
ものとがある。これらのトリップメータは走行距離の表
示をゼロに戻すためのリセット機構を備えている。図6
に示すように電気式のトリップメータ2を備えた計器盤
1においては、基板3上に固定されているリセットスイ
ッチ4をバネ5により復帰させるプッシュノブ6を押す
ことによりリセット回路を作動させる形式のものが一般
的に用いられている。
【0003】一方、本出願人は前述したリセットスイッ
チに用いられる好適なスイッチを開発している。(実開
平1−106030号公報参照) 図7に示したこのリセットスイッチの概略を説明する
と、プリント基板10には一対の端子11,12が固着
されており、ケース13の円筒部分14にはプッシュノ
ブ15が図示上下方向に摺動自在に嵌装されている。そ
して、プッシュノブ15の図示下端部には、この下端部
に凹設されているV溝に先端部が嵌装されている端子金
具17が、スプリング16によりV溝を起点として揺動
自在に取り付けられている。これにより、プッシュノブ
14を押圧して下方に変位させると、端子金具17の両
先端部にそれぞれ設けられている接触部18,19が、
端子11,12にそれぞれ接触して、端子11,12に
接続されている図示されてない電気回路を導通させるよ
うになっている。
チに用いられる好適なスイッチを開発している。(実開
平1−106030号公報参照) 図7に示したこのリセットスイッチの概略を説明する
と、プリント基板10には一対の端子11,12が固着
されており、ケース13の円筒部分14にはプッシュノ
ブ15が図示上下方向に摺動自在に嵌装されている。そ
して、プッシュノブ15の図示下端部には、この下端部
に凹設されているV溝に先端部が嵌装されている端子金
具17が、スプリング16によりV溝を起点として揺動
自在に取り付けられている。これにより、プッシュノブ
14を押圧して下方に変位させると、端子金具17の両
先端部にそれぞれ設けられている接触部18,19が、
端子11,12にそれぞれ接触して、端子11,12に
接続されている図示されてない電気回路を導通させるよ
うになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たリセットスイッチにおいては、プリント配線板10に
端子11,12を固着したり、プッシュノブ14の先端
に端子金具17やスプリング16等を組み付けたりしな
ければならず、製造コストを低減させることが困難であ
る。また、このリセットスイッチは上述したような構造
であるために小型化することが困難で、図6に示した計
器盤1の基板3に取り付ける際にはスピードメータの速
度指針7を駆動する内機8等の周囲の部品との干渉を避
けねばならず、その取り付け位置が限定されるという問
題を有している。
たリセットスイッチにおいては、プリント配線板10に
端子11,12を固着したり、プッシュノブ14の先端
に端子金具17やスプリング16等を組み付けたりしな
ければならず、製造コストを低減させることが困難であ
る。また、このリセットスイッチは上述したような構造
であるために小型化することが困難で、図6に示した計
器盤1の基板3に取り付ける際にはスピードメータの速
度指針7を駆動する内機8等の周囲の部品との干渉を避
けねばならず、その取り付け位置が限定されるという問
題を有している。
【0005】本発明の目的は、上記課題に鑑みてなされ
たものであり、部品点数が少ない簡単な構造で、組み付
けが容易で、さらには小型かつ軽量なスイッチを提供す
ることにある。
たものであり、部品点数が少ない簡単な構造で、組み付
けが容易で、さらには小型かつ軽量なスイッチを提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、一
対の対向した端面間に伸びた複数の導電性材料を埋設し
た非導電性材料からなる弾性導通部材と、弾性導通部材
を挟み込むように湾曲させられ、弾性導通部材の端面に
それぞれ対向するように配設される互いに独立した一対
のランド部を有するフレキシブルプリント基板と、フレ
キシブルプリント基板の一対のランド部を弾性導通部材
の端面にそれぞれ圧着させる圧着手段とから構成されて
いることを特徴とするフレキシブルプリント基板を用い
たスイッチによって達成することができる。
対の対向した端面間に伸びた複数の導電性材料を埋設し
た非導電性材料からなる弾性導通部材と、弾性導通部材
を挟み込むように湾曲させられ、弾性導通部材の端面に
それぞれ対向するように配設される互いに独立した一対
のランド部を有するフレキシブルプリント基板と、フレ
キシブルプリント基板の一対のランド部を弾性導通部材
の端面にそれぞれ圧着させる圧着手段とから構成されて
いることを特徴とするフレキシブルプリント基板を用い
たスイッチによって達成することができる。
【0007】また上記目的は、圧着手段が有底円筒状の
バネケースと、円盤状のフランジを有する円柱状のプッ
シュノブと、フランジをバネケースの底板に付勢するコ
イルバネとから構成されていることで達成される。
バネケースと、円盤状のフランジを有する円柱状のプッ
シュノブと、フランジをバネケースの底板に付勢するコ
イルバネとから構成されていることで達成される。
【0008】さらに上記目的は、弾性導通部材が互いに
平行に伸びる一対の端面を有するエラストマー製の非導
電性材料から成形された本体部分と、本体部分を貫通し
て端面間に伸びる複数の導電性材料を埋設した導電部分
とから構成されていることで達成される。
平行に伸びる一対の端面を有するエラストマー製の非導
電性材料から成形された本体部分と、本体部分を貫通し
て端面間に伸びる複数の導電性材料を埋設した導電部分
とから構成されていることで達成される。
【0009】
【作用】本発明に係わる上記構成のフレキシブルプリン
ト基板を用いたスイッチにおいて、スイッチのOFF状
態では、フレキシブルプリント基板を湾曲させて弾性導
通部材を挟みこみ、フレキシブルプリント基板に設けら
れている一対のランド部を弾性導通部材の一対の端面の
それぞれ対向した位置に接触しない状態で配置されてい
る。そして、スイッチのON状態では、圧着手段を用い
てフレキシブルプリント基板の一対のランド部が弾性導
通部材の一対の端面にそれぞれ圧着される。即ち、コイ
ルバネに抗してプッシュノブを押すことにより一対のラ
ンド部が弾性導通部材の両端面に押圧接触される。これ
により、弾性導通部材が弾性変形して埋設された導電部
分の端部がフレキシブルプリント基板のランド部にそれ
ぞれ密着する。したがって、フレキシブルプリント基板
の一対のランド部間が、弾性導通部材の導電性材料を介
して導通接続される。
ト基板を用いたスイッチにおいて、スイッチのOFF状
態では、フレキシブルプリント基板を湾曲させて弾性導
通部材を挟みこみ、フレキシブルプリント基板に設けら
れている一対のランド部を弾性導通部材の一対の端面の
それぞれ対向した位置に接触しない状態で配置されてい
る。そして、スイッチのON状態では、圧着手段を用い
てフレキシブルプリント基板の一対のランド部が弾性導
通部材の一対の端面にそれぞれ圧着される。即ち、コイ
ルバネに抗してプッシュノブを押すことにより一対のラ
ンド部が弾性導通部材の両端面に押圧接触される。これ
により、弾性導通部材が弾性変形して埋設された導電部
分の端部がフレキシブルプリント基板のランド部にそれ
ぞれ密着する。したがって、フレキシブルプリント基板
の一対のランド部間が、弾性導通部材の導電性材料を介
して導通接続される。
【0010】
【実施例】本発明に係るフレキシブルプリント基板を用
いたスイッチの一実施例を図1乃至図5に基づいて詳細
に説明する。図1は本発明に係るフレキシブルプリント
基板を用いたスイッチの一実施例を示す部分断面図、図
2は図1に示すフレキシブルプリント基板を展開した状
態を示す要部斜視図、図3は図2に示すフレキシブルプ
リント基板を湾曲させた状態を示す斜視図、図4は図1
に示す弾性導通部材の全体斜視図、図5は図4に示す弾
性導通部材の作動状態を説明する断面図である。
いたスイッチの一実施例を図1乃至図5に基づいて詳細
に説明する。図1は本発明に係るフレキシブルプリント
基板を用いたスイッチの一実施例を示す部分断面図、図
2は図1に示すフレキシブルプリント基板を展開した状
態を示す要部斜視図、図3は図2に示すフレキシブルプ
リント基板を湾曲させた状態を示す斜視図、図4は図1
に示す弾性導通部材の全体斜視図、図5は図4に示す弾
性導通部材の作動状態を説明する断面図である。
【0011】図1に示すように本実施例のフレキシブル
プリント基板を用いたスイッチ100は、フレキシブル
プリント基板20と、弾性導通部材30と、このスイッ
チ100を取り付ける支持部材としての基板40と、圧
着手段としてのプッシュノブ装置50とを備えている。
プリント基板を用いたスイッチ100は、フレキシブル
プリント基板20と、弾性導通部材30と、このスイッ
チ100を取り付ける支持部材としての基板40と、圧
着手段としてのプッシュノブ装置50とを備えている。
【0012】図2に示すようにフレキシブルプリント基
板20は、自動車の計器盤内に設けられている種々の機
器間を電気的に接続するために帯板状に成形されたフレ
キシブルプリント基板の一部分である。そして、その表
面に互いに非導通状態に配設されている一対のランド部
21,22は、帯状に伸びる直線部分23,24と貫通
孔27,28を有する環状部分25,26とを備えてい
る。また、図3に示すように湾曲させた時には、環状部
分25,26が互いに対向するように配設されている。
板20は、自動車の計器盤内に設けられている種々の機
器間を電気的に接続するために帯板状に成形されたフレ
キシブルプリント基板の一部分である。そして、その表
面に互いに非導通状態に配設されている一対のランド部
21,22は、帯状に伸びる直線部分23,24と貫通
孔27,28を有する環状部分25,26とを備えてい
る。また、図3に示すように湾曲させた時には、環状部
分25,26が互いに対向するように配設されている。
【0013】図4に示すように弾性導通部材30は、シ
リコンゴム等のエラストマーから厚肉円環状に成形され
た本体部分31と、この本体部分31を貫通して本体部
分の両端面32,33間で延びる金属箔や炭素繊維から
形成されている導電部分35とを有している。この弾性
導通部材30は、その端面32,33に導体を単に接触
させた場合には、接触抵抗が大きく、接触させた導体と
導電部分35との間には良好な導通を得ることができな
い。
リコンゴム等のエラストマーから厚肉円環状に成形され
た本体部分31と、この本体部分31を貫通して本体部
分の両端面32,33間で延びる金属箔や炭素繊維から
形成されている導電部分35とを有している。この弾性
導通部材30は、その端面32,33に導体を単に接触
させた場合には、接触抵抗が大きく、接触させた導体と
導電部分35との間には良好な導通を得ることができな
い。
【0014】しかしながら、図5に示すように端面3
2,33に導体を強く圧着させた場合には、本体部分3
1が弾性変形して導電部分35の端部が導体に密着する
ので、圧着させられた導体21,22と導電部分35と
の間は良好に導通する。したがって、この弾性導通部材
30を挟持するように両端面32,33に一対の導体を
強く圧着させることにより、一対の導体間を導通させて
閉じた回路を形成することができる。なお、この種の弾
性導通部材30は、例えば日本ティ・アンド・ビー
(株)からエラストメリックという商品名で市販されて
おり、容易に入手することができる。
2,33に導体を強く圧着させた場合には、本体部分3
1が弾性変形して導電部分35の端部が導体に密着する
ので、圧着させられた導体21,22と導電部分35と
の間は良好に導通する。したがって、この弾性導通部材
30を挟持するように両端面32,33に一対の導体を
強く圧着させることにより、一対の導体間を導通させて
閉じた回路を形成することができる。なお、この種の弾
性導通部材30は、例えば日本ティ・アンド・ビー
(株)からエラストメリックという商品名で市販されて
おり、容易に入手することができる。
【0015】また、前記基板40は図6に示す計器盤1
を構成している基板3に一体に連設されているもので、
図1に示すようにその一部には本実施例のスイッチ10
0を収納する収納凹部41が形成されている。そして、
基板40に対して所定の間隔を開けて平行に延びる底板
42には、基板40に向かって延びるように円柱状の突
起43が垂設されている。
を構成している基板3に一体に連設されているもので、
図1に示すようにその一部には本実施例のスイッチ10
0を収納する収納凹部41が形成されている。そして、
基板40に対して所定の間隔を開けて平行に延びる底板
42には、基板40に向かって延びるように円柱状の突
起43が垂設されている。
【0016】図1に示すようにプッシュノブ装置50
は、基板40に密着するフランジを有する有底円筒状の
バネケース51と、円盤状のフランジ54を有する円柱
状のプッシュノブ53と、フランジ54がバネケース5
1の底板52に密着するように付勢するコイルバネ57
とを備えている。そして、このプッシュノブ53の図示
下端面56には、突起部43を受け入れる挿入孔55が
穿設されている。
は、基板40に密着するフランジを有する有底円筒状の
バネケース51と、円盤状のフランジ54を有する円柱
状のプッシュノブ53と、フランジ54がバネケース5
1の底板52に密着するように付勢するコイルバネ57
とを備えている。そして、このプッシュノブ53の図示
下端面56には、突起部43を受け入れる挿入孔55が
穿設されている。
【0017】上述のような構成部品を有する本実施例の
スイッチ100を組み立てるには、先ずフレキシブルプ
リント基板20を図3に示すように湾曲させ、その間の
部分に弾性導通部材30を挟み込む。そして、フレキシ
ブルプリント基板20と弾性導通部材30とを一体化と
した状態で基板40の収納凹部41内に収納し、フレキ
シブルプリント基板20に貫設されている貫通孔27,
28および弾性導通部材30の貫通孔34に突起部43
を挿通させて位置決め固定する。次に、プッシュノブ5
3の先端に設けられている挿通孔55内に突起部43を
挿通させることによりプッシュノブ装置50を位置決め
した状態でバネケース51を基板40に固定する。
スイッチ100を組み立てるには、先ずフレキシブルプ
リント基板20を図3に示すように湾曲させ、その間の
部分に弾性導通部材30を挟み込む。そして、フレキシ
ブルプリント基板20と弾性導通部材30とを一体化と
した状態で基板40の収納凹部41内に収納し、フレキ
シブルプリント基板20に貫設されている貫通孔27,
28および弾性導通部材30の貫通孔34に突起部43
を挿通させて位置決め固定する。次に、プッシュノブ5
3の先端に設けられている挿通孔55内に突起部43を
挿通させることによりプッシュノブ装置50を位置決め
した状態でバネケース51を基板40に固定する。
【0018】このようにして組み立てられたスイッチ1
00は、図1に示すようにプッシュノブ53がコイルバ
ネ57により付勢されているため、その先端面56が弾
性導通部材30から離間している。この状態において
は、フレキシブルプリント基板20の一対のランド部2
1,22は弾性導通部材30の両端面32,33に圧着
されていないので、弾性導通部材30の導電部分35に
より互いに導通されることはない。即ち、スイッチ10
0はOFFの状態となっている。
00は、図1に示すようにプッシュノブ53がコイルバ
ネ57により付勢されているため、その先端面56が弾
性導通部材30から離間している。この状態において
は、フレキシブルプリント基板20の一対のランド部2
1,22は弾性導通部材30の両端面32,33に圧着
されていないので、弾性導通部材30の導電部分35に
より互いに導通されることはない。即ち、スイッチ10
0はOFFの状態となっている。
【0019】これに対して、プッシュノブ53をコイル
バネ57の付勢力に抗して軸線方向に押し込むと、その
先端面56がフレキシブルプリント基板20と弾性導通
部材30を押し付けることになり、弾性導通部材30が
押圧されて弾性変形する。すると、図5に示すようにフ
レキシブルプリント基板の一対のランド部21,22が
弾性導通部材30の両端面32,33にそれぞれ圧着さ
れることになり、一対のランド部21,22は弾性導通
部材30の導電部分35により導通させられ、回路が閉
じてスイッチ100はONの状態となる。この時、トリ
ップメータをリセットするべくプッシュノブ53を押圧
操作する運転者の指先には、弾性導通部材30が弾性変
形する手応えが伝わるので、スイッチ100を操作して
いることを明確に認識することができる。
バネ57の付勢力に抗して軸線方向に押し込むと、その
先端面56がフレキシブルプリント基板20と弾性導通
部材30を押し付けることになり、弾性導通部材30が
押圧されて弾性変形する。すると、図5に示すようにフ
レキシブルプリント基板の一対のランド部21,22が
弾性導通部材30の両端面32,33にそれぞれ圧着さ
れることになり、一対のランド部21,22は弾性導通
部材30の導電部分35により導通させられ、回路が閉
じてスイッチ100はONの状態となる。この時、トリ
ップメータをリセットするべくプッシュノブ53を押圧
操作する運転者の指先には、弾性導通部材30が弾性変
形する手応えが伝わるので、スイッチ100を操作して
いることを明確に認識することができる。
【0020】即ち、本実施例のスイッチ100は上述の
ように構成されているので、部品点数が少ないばかりで
なく組み立ても容易であり、製造コストを大幅に低減さ
せることができる。また、フレキシブルプリント基板2
0および弾性導通部材30は、いずれも小型に成形する
ことができるので、このスイッチ100を取り付ける位
置の自由度がきわめて高くなる。さらに、プッシュノブ
53を押圧することにより弾性導通部材30が弾性変形
するので、フレキシブルプリント基板20の一対のラン
ド部21,22が弾性導通部材30の導電部分35に密
着して両ランド部21,22間を確実に導通させること
ができるとともに、プッシュノブ53を操作している手
応えを確実に認識することができ、操作性にも優れてい
る。
ように構成されているので、部品点数が少ないばかりで
なく組み立ても容易であり、製造コストを大幅に低減さ
せることができる。また、フレキシブルプリント基板2
0および弾性導通部材30は、いずれも小型に成形する
ことができるので、このスイッチ100を取り付ける位
置の自由度がきわめて高くなる。さらに、プッシュノブ
53を押圧することにより弾性導通部材30が弾性変形
するので、フレキシブルプリント基板20の一対のラン
ド部21,22が弾性導通部材30の導電部分35に密
着して両ランド部21,22間を確実に導通させること
ができるとともに、プッシュノブ53を操作している手
応えを確実に認識することができ、操作性にも優れてい
る。
【0021】なお、本発明のフレキシブルプリント基板
を用いたスイッチは、上述した実施例によって限定され
るものではなく、本発明の主旨に基づいて種々の変更が
可能であることは言うまでもない。例えば、上述した実
施例においては、弾性導通部材は厚肉円環状に成形され
ているが、このスイッチを取り付ける部分の形状に合わ
せてその形状や厚みを適宜変更することができることは
言うまでもない。
を用いたスイッチは、上述した実施例によって限定され
るものではなく、本発明の主旨に基づいて種々の変更が
可能であることは言うまでもない。例えば、上述した実
施例においては、弾性導通部材は厚肉円環状に成形され
ているが、このスイッチを取り付ける部分の形状に合わ
せてその形状や厚みを適宜変更することができることは
言うまでもない。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明のフレキシブ
ルプリント基板を用いたスイッチによれば、部品点数が
少なく組み立ても容易で製造コストを低減させることが
できるとともに、軽量かつ小型で取り付け位置の自由度
を高めることができる。また、スイッチとしての操作性
に優れており、確実に作動させることができるので信頼
性の向上を図ることができる。さらに、市販されている
ものを弾性導通部材として使用するため、製造コストの
大幅な低減を図ることができる。
ルプリント基板を用いたスイッチによれば、部品点数が
少なく組み立ても容易で製造コストを低減させることが
できるとともに、軽量かつ小型で取り付け位置の自由度
を高めることができる。また、スイッチとしての操作性
に優れており、確実に作動させることができるので信頼
性の向上を図ることができる。さらに、市販されている
ものを弾性導通部材として使用するため、製造コストの
大幅な低減を図ることができる。
【図1】本発明に係るフレキシブルプリント基板を用い
たスイッチの一実施例を示す断面図である。
たスイッチの一実施例を示す断面図である。
【図2】図1に示すフレキシブルプリント基板の展開し
た状態を示す要部斜視図である。
た状態を示す要部斜視図である。
【図3】図2に示すフレキシブルプリント基板を湾曲さ
せた状態を示す斜視図である。
せた状態を示す斜視図である。
【図4】図1に示す弾性導通部材の全体斜視図である。
【図5】図4に示す弾性導通部材の作動状態を説明する
断面図である。
断面図である。
【図6】従来の計器盤の断面図である。
【図7】従来のスイッチの要部断面図である。
20 フレキシブルプリント基板 21,22 ランド部 23,24 直線部分 25,26 環状部 27,28 貫通孔 30 弾性導通部材 31 本体部分 32,33 端面 34 貫通孔 35 導電部分 40 ケース 41 収納凹部 42 底板 43 突起部 50 プッシュノブ装置(圧着手段) 51 バネケース 52 底板 53 プッシュノブ 54 フランジ 55 挿通孔 56 先端面 57 コイルバネ 100 スイッチ
Claims (3)
- 【請求項1】 一対の対向した端面間に伸びた複数の導
電性材料を埋設した非導電性材料からなる弾性導通部材
と、前記弾性導通部材を挟み込むように湾曲させられ、
前記弾性導通部材の前記端面にそれぞれ対向するように
配設される互いに独立した一対のランド部を有するフレ
キシブルプリント基板と、前記フレキシブルプリント基
板の一対のランド部を前記弾性導通部材の前記端面にそ
れぞれ圧着させる圧着手段とから構成されていることを
特徴とするフレキシブルプリント基板を用いたスイッ
チ。 - 【請求項2】 前記圧着手段が、有底円筒状のバネケー
スと、円盤状のフランジを有する円柱状のプッシュノブ
と、前記フランジを前記バネケースの底板に付勢するコ
イルバネとから構成されていることを特徴とする請求項
1記載のフレキシブルプリント基板を用いたスイッチ。 - 【請求項3】 前記弾性導通部材が、互いに平行に伸び
る一対の端面を有するエラストマー製の非導電性材料か
ら成形された本体部分と、前記本体部分を貫通して前記
端面間に伸びる複数の導電性材料を埋設した導電部分と
から構成されていることを特徴とする請求項1記載のフ
レキシブルプリント基板を用いたスイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1310695A JPH08203374A (ja) | 1995-01-30 | 1995-01-30 | フレキシブルプリント基板を用いたスイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1310695A JPH08203374A (ja) | 1995-01-30 | 1995-01-30 | フレキシブルプリント基板を用いたスイッチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08203374A true JPH08203374A (ja) | 1996-08-09 |
Family
ID=11823908
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1310695A Pending JPH08203374A (ja) | 1995-01-30 | 1995-01-30 | フレキシブルプリント基板を用いたスイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08203374A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2759037A1 (fr) * | 1997-02-05 | 1998-08-07 | Sagem | Tableau de bord a bouton poussoir |
-
1995
- 1995-01-30 JP JP1310695A patent/JPH08203374A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2759037A1 (fr) * | 1997-02-05 | 1998-08-07 | Sagem | Tableau de bord a bouton poussoir |
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