JPH082032Y2 - 車両におけるサイドクラッチ操作装置 - Google Patents

車両におけるサイドクラッチ操作装置

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JPH082032Y2
JPH082032Y2 JP13115089U JP13115089U JPH082032Y2 JP H082032 Y2 JPH082032 Y2 JP H082032Y2 JP 13115089 U JP13115089 U JP 13115089U JP 13115089 U JP13115089 U JP 13115089U JP H082032 Y2 JPH082032 Y2 JP H082032Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、サイドクラッチの断続により操向運転する
車両におけるサイドクラッチ操作装置に関する。
(ロ)従来技術 従来、トランスミッションの入力軸の回転を主変速部
及び副変速部を介して下部に支承した左右の車軸に伝達
するに、該車軸にそれぞれ装着した歯車をサイドクラッ
チ軸に装着した左右一対のクラッチギヤを介して駆動す
るようにした車両において、左右の前記クラッチギヤを
左右のサイドクラッチレバーに連動連結していた。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 前記既知の車両におけるサイドクラッチ操作装置は、
運転者が左右のサイドクラッチレバーを同時に引張って
クラッチギヤの切り操作と、それに続いてサイドブレー
キを作動させる車両の停止、或いは駐車操作を行なった
場合、その操作タイミングは人為的であるため左右で多
少の差があり、かつ左右の操作系の誤差によりクラッチ
ギヤの切れるタイミング及びサイドブレーキの作動タイ
ミングに時差を生ずるという問題点があった。
また、サイドクラッチ又はサイドブレーキ若しくはそ
の操作系が摩耗した場合、左右の操作系を別々に調整し
なければならないので面倒であり、かつ作動タイミング
を一致させる調整が困難であった。
(ニ)問題点を解決するための手段 本考案は、駆動軸の回転を主変速部及び副変速部を介
して下部に支承した左右の車軸に伝達するに、該車軸に
それぞれ装着した歯車を、サイドクラッチ軸に装着した
左右一対のクラッチギヤを介して駆動すると共に、該ク
ラッチギヤのサイドクラッチ切り操作後の更なる摺動で
左右のサイドブレーキを作動させて車軸を制動させてな
る車両において、前記クラッチギヤを左右摺動させる左
右のシフター軸を、左右対称形をなすく字状リンクと、
作動量調節具を備える往復動部材を介して操縦部に設け
る人為操作手段に連動連繋し、該人為操作手段の操作に
よって左右のクラッチギヤを切り作動させると共に、左
右のサイドブレーキを制動作動させるようになす一方、
前記作動量調節具は上記左右のく字状リンクと往復動部
材間に介在させて、前記クラッチギヤに付設する戻しス
プリングより強いコイルスプリングと、該コイルスプリ
ングの初期付勢力を調節可能になす単一の調整部材とか
ら構成し、前記コイルスプリングはサイドブレーキ等が
磨耗した時にそれを吸収し、また、単一の調整部材はそ
の調節によって左右のブレーキ圧を同時に調整可能にな
すことにより、左右のサイドクラッチ操作系に誤差があ
っても左右のクラッチギヤ、及び左右のサイドブレーキ
を均等に作動させることができるようにして前述の問題
点を解決すると共に、サイドブレーキ圧の調整等を速や
かに行うことができるようにした。
(ホ)作用 操縦部に設ける人為操作具を切り作動した時、左右の
サイドクラッチギヤを作動させる操作系に不均等な誤差
があっても、左右のく字状リンクが左右の作動量の差に
順応して回動角が変化し、そして、それが左右のシフタ
ー軸を介して左右のサイドクラッチ及びサイドブレーキ
に伝達されることとなり、左右のサイドクラッチ及びサ
イドブレーキの作動タイミングが一致する。
また、操作系等が摩耗した場合、左右のく字状リンク
と往復動部材間に介在させる作動量調節具の特にコイル
スプリングはそれを吸収し、また、単一の調整部材はそ
の調節を行うことで左右のサイドブレーキに対するブレ
ーキ圧の調整を同時に行なうことができる。
(ヘ)実施例 本考案の一実施例を図面について説明すると、走行装
置1を有する機台2上の一側寄りに脱穀装置3を搭載
し、他側には前方から順に操作盤4、運転席5及び籾処
理部6を設けてあり、運転席5の下部にエンジンを設
け、前記脱穀装置3の前部には刈取装置と穀稈搬送装置
とからなる前処理装置7を前処理枠により上下傾動可能
に装着し、機台2の前部と前処理枠との間には単動型の
油圧シリンダを介装して前処理装置を昇降傾動するよう
にしてある。
運転ステップ8の脱穀装置3寄りの下部にはミッショ
ンケース10を設けてあり、該ミッションケース10には、
後部上方に前記エンジンよりテンションプーリー11付の
ベルト12により駆動される入力軸13を支承し、そのすぐ
下部には、ベルト式無段変速装置の駆動割プーリー14が
取付けられた駆動軸15を上位とし、ポンプ軸16を下位と
して支承し、前部上方寄りに、多板クラッチからなる主
クラッチ17、及び従動割プーリー18が取付けられた従動
軸20とそれにより歯車21,22を介して駆動される刈取駆
動軸23を支承し、上記従動軸20から斜め後方の前記駆動
軸15の下方に亙って副変速軸25、カウンター軸26、サイ
ドクラッチ軸27及び左右のクローラー駆動スプロケット
28,28が取付けられた車軸30,30を支承してあり、従動軸
20に回転自在に支承した前進歯車33と後進歯車35との間
にスプライン嵌合させた前後進変速クラッチ36を後述す
る主変速レバー71によりシフター37等を介して左右動す
るようになし、刈取駆動軸23に遊嵌した筒軸38には前進
歯車33と噛合する歯車39と副変速軸25にスプライン嵌合
させた歯車34に噛合する歯車40とを固定し、上記歯車40
には前記後進歯車35も噛合している。
副変速歯車41は一側から順に小径ギヤ、大径ギヤ、中
径ギヤとなっていて副変速軸25に摺動自在にスプライン
嵌合していて後述する副変速レバー72により連杆、アー
ム72a及びシフター軸72bを介して切換作動し、カウンタ
ー軸26には前記副変速歯車41の各大・中・小のギヤが選
択的に噛合する大歯車42、小歯車43、中歯車45を固定
し、前記サイドクラッチ軸27の中央に回転自在に支承し
たセンターギヤ46は前記小歯車43に噛合していて軸支部
両側にクラッチを有し、その両側にはサイドクラッチと
して左右一対のクラッチギヤ48,50を回転は伝えるが左
右には摺動自在に装着してあり、各クラッチギヤ48,50
の外側にはサイドブレーキ51,52を装着してあり、その
上方に油密に支承されていて操向切換装置を構成するス
プール53は、左右一対のフランジ55,56を有し、下端が
上記クラッチギヤ48,50の周溝に遊嵌したシフター57,58
の上端の折曲部は、前記スプール53のフランジ55,56の
内側に対向しており、該スプール53の両端が挿入されて
いる油室60,61は油室回路図に示す如く操向バルブ62を
介してポンプ63に接続してある。
そして、前述のベルト式無段変速機構以下の各伝動軸
中、駆動軸15、従動軸20及び車軸30は第4図に示す如く
側面視で逆三角形状に配設されており、刈取駆動軸23は
上方の駆動軸15と従動軸20との間に配設し、増減速機構
を構成する副変速軸25、カウンター軸26及びサイドクラ
ッチ軸27は、従動軸20と車軸30との間に配列されてい
る。このように構成することによりベルト無段変速装置
がミッションケース10の高さ内に位置することとなり、
第1図(a)に示す如く無段変速装置の駆動割プーリー
14と従動割プーリー18とを運転ステップ8の下方へ侵入
させた状態でミッションケース10を配設することがで
き、その側方に前処理装置7等の他の作業機を配設する
場合、該作業機を運転ステップ8に接近させることがで
きるか、又は充分に余裕のある状態で配設することがで
きる。
また、前記操作盤4には球体64により異方向に傾動す
るように支持された1本の操作レバー59を設けてあり、
上記操向バルブ62と、前述の前処理装置7の油圧シリン
ダ6aの昇降バルブ65とをユニットAとして一体に結合す
ると共に操向バルブ62は球体64の一側部に、昇降バルブ
65は後部(又は前部)に位置するようにして、前記操作
盤4の骨格部材である左右の支柱を連結した横桟に固定
されているブラケット4cに取付け、それらのラム62a,65
aをそれぞれ操作レバー59に連動連結し、昇降バルブ65
のラム65aの上端部側面には突起65bを固定してあり、操
作盤4に回動自在に支持したロック軸67は、外端に握り
部68を有し内端部外周を三日月状に切欠して突起65bが
下降するのを許容するようになし、切欠してない外周面
を下降ストッパー69とし、その外側に逆L字状の上昇ス
トッパー70を固定してある。
しかして、前記駆動割プーリー14に付設されていてそ
のV溝幅を拡縮するカムはミッションケース10と一体な
固定カム74aと回動及び摺動可能な可動カム74bとで構成
されており、該可動カム74bに連結した油圧シリンダ73
はポンプ63に付設した変速バルブ75に接続されている。
第6図は上記変速バルブ75と前記操向バルブ62と昇降
バルブ65との油圧回路を示すものであって、操向バルブ
62と昇降バルブ65の中立位置をそれらが共に中立状態で
あるとポンプ63に通ずるように油路76により直列に接続
すると共に昇降バルブ65をそれが優先されるように操向
バルブ62よりもポンプ63側に位置させ、両バルブ62,65
の給油油路77,78及びそれらのバルブ62,65を迂回した油
路80には絞り弁81,82,83を介装して流入量を制限するの
で各油圧作動部を同時に操作することができ、昇降バル
ブ65の戻り油路84にも絞り弁85を介装して前処理装置7
の自重により縮小作動する単動型の油圧シリンダ6aから
の作動油流出速度を制限し、変速バルブ75への作動油は
油路86により給油される。
ベルト式無段変速装置の操作装置を第5図について説
明すると、主変速レバー71の前後回動支軸71aの両側に
は、開口部が中立状態で対向する一対のアーム87a,87b
を軸支してあり、それらのボスから前後に突出したアー
ム88,89は支軸90のアーム91,92にロッド93,94により連
動連結され、上記支軸90の端部のアーム95は中間軸96の
アーム97にロッド97aにより連結し、中間軸96には揺動
アーム96aを固定し、中間歯車を兼ねた遊動歯車96bは回
動自在に支持してあり、揺動アーム96aの先端に回動自
在に軸支した歯車98にはフックロッド99を固定してあ
り、このフックロッド99の先端を回動軸100に固定した
プレート101の長孔102に遊嵌し、回動軸100の一端はミ
ッションケース10外へ突出しており、この突出部に固定
したアーム103はポンプ63に付設した変速バルブ75のア
ーム104にロッド104aを介して連動連結してある。ま
た、前記無段変速装置の固定カム74aに嵌合すると共に
可動カム74bとの重合部を覆う筒体105の一側には歯車10
5aを刻設してあり、軸106の一端に固定した歯車107を上
記歯車105aに噛合させ、他端に固定されていてミッショ
ンケース10内にある中間歯車108は前記遊動歯車96bに噛
合している。更に、前記筒体105の外周に溶接した連結
板105bは、前記油圧シリンダ73のロッドの下端にピン73
aで連結すると共に可動カム74bに固定したアーム74cと
一体な受ピン74dに当接するようになっている。
而して、前記主変速レバー71の前後回動支軸71aを上
部に固定したL字アーム109は支点軸109aにより左右回
動可能に支持されており、その側端部は、前記前後進変
速クラッチ36のシフター37を作動させるアーム110にロ
ッド111により連動連結されているので、主変速レバー7
1を中立位置となる横溝の中間に位置させた状態では、
状態前後進変速クラッチ36は中立位置にあり、左右方向
に傾動すると前後進の切換が行なわれ、このような切換
状態から前方、又は後方へ傾動するとアーム95が下降
(増速)回動し、歯車98は揺動アーム96aと共に下降回
動しながら回動し、それと一体なフックロッド99がプレ
ート101を下降回動させ、それにより変速バルブ75を開
き、ポンプ63からの作動油が油圧シリンダ73に送られ、
該油圧シリンダ73は伸長しながら連結板105bでピン74d
を押し上げるので、連結板105b及び可動カム74bが回動
して増速される。この可動カム74bが回動すると、それ
と一体な筒体105の歯車105aが回動し、それに噛合して
いる歯車98は、歯車107,及びミッションケース10内の中
間歯車108,遊動歯車96bを介してフックロッド99が上昇
回動する方向に回転させるので、変速バルブ75は順次閉
じ作動し、所定の増速変速作動が完了する。逆に主変速
レバー71を中立位置に向けて傾動すると各部が前述とは
逆の作動を行なって油圧シリンダ73が縮小し減速され
る。その際、可動カム74bの回動角はミッションケース1
0内にて軸支されている歯車108,96b,98,フックロッド99
及びプレート101等により変速バルブ75にフィードバッ
クされるので、正確に伝達されると共にフィードバック
機構に泥土や藁屑その他のものが付着することがない。
次に、主クラッチ、サイドクラッチ及びサイドブレー
キの操作系について説明すると、クラッチブレーキペタ
ル112に連結した操作ロッド113の先端は前記筒体105と
一体な受金114にピンで止着されたパイプ115に遊嵌さ
れ、油圧シリンダ73が縮小した中立状態で上記パイプ11
5の端部は操作ロッド113の受ナット113aに当接してお
り、中途部は側面視で逆へ字状をなすリンク116にピン1
16aで回動自在に連結され、変速レバー71を所望の変速
位置から中立位置へ戻す時、中立位置の手前でパイプ11
5が操作ロッド113に固定された受ナット113aを第1図
(a)において右側へ移動させ、該リンク116の中間の
従動軸20に嵌合している部分には、主クラッチ17を断続
するカム117を付設してあり、他端はミッションケース1
0の前面に支点ピン118により枢支されている天秤アーム
119の一端上面に重合している。前記サイドクラッチを
構成しているクラッチギヤ48,50を左右動させるシフタ
ー57,58のシフター軸120,120の外端部には、それぞれ外
側上方へ向かう下部アーム121.121を螺着して止め、そ
れらの外端に枢着した上部アーム122,122の他端部を全
体としてパンタグラフ状になるように筒体123に枢着
し、前記クラッチギヤ48,50に付設してある戻しスプリ
ングより強いコイルスプリング124を上記筒体123に嵌装
し、これに下方から挿入したボルトからなるセンターロ
ッド125は単一の往復動部材を構成しており、その上端
は、前記天秤アーム119の他端に連結してあり、前記筒
体123と、コイルスプリング124と、ナット(調整部材)
126は作動量調節具を構成している。
従って、操縦部8(運転ステップ)に設けるクラッチ
ブレーキペタル112(人為操作手段)を踏み込むと、先
ず、主クラッチ17が切れて伝動が断たれると共にリンク
116が第1図において時計方向に回動するので、その外
端が天秤アーム119の一端を押し下げることとなり、こ
れによりセンターロッド125が引き上げられ、クラッチ
ギヤ48,50が切れるから、この状態で前後進変速クラッ
チ36の切換操作を行なう、また、前後進変速クラッチ36
をいずれか一方に入れた状態で副変速を行なう場合も、
クラッチブレーキペタル112を踏み込んで主クラッチ17
及びクラッチギヤ48,50を切ると副変速部の入力側も出
力側もフリーになるので容易に変速操作することができ
る。
また、機体を停止させる場合に、クラッチブレーキペ
タル112をクラッチ切り状態から更に踏み込むと、クラ
ッチギヤ48,50が切れた後にサイドブレーキ51,52は制動
過程を経て左右の車軸30,30を同時に停止させる。ま
た、上記コイルスプリング124はサイドブレーキ51,52の
ディスクが摩耗した時それを吸収し、ブレーキ圧を調整
する時ナット126により左右のものを同時に調整するこ
とができる。127は起立姿勢にした下部アーム121,121に
突設したピンであって、操作盤4に左右一対のサイドク
ラッチレバーを設けた場合、それらのレバーをリンクを
介して連結する。
前述のコンバインにおいて、作業中又は路上走行等に
おいて、ロック軸67を回動して下降ストッパー69及び上
昇ストッパー70をラム65a及びそれに突設されている突
起65bの昇降軌跡外へ退避した非作用姿勢とし、主変速
レバー71を中立位置で左右傾動することにより前後進変
速クラッチ36を左右動させると前進又は後進に切換わ
り、無段変速装置は主変速レバー71を中立位置から前方
へ傾動すると前進増速、後方へ傾動すると後進増速にな
り、副変速レバー72により副変速歯車41を左右に移動さ
せると、高速、中速、又は低速に変速される。
また、操作レバー59を左側に傾動すると、操向バルブ
62がポンプ63からの作動油を左側の油室60に圧送するよ
うに切換わり、それによりスプール53が右側へ摺動し、
その側のフランジ55は中途部が枢支されているシフター
57の上部を右側へ傾動させるので、左側のクラッチギヤ
48が切れ、この状態で機体は緩やかに左旋回し、更に、
シフター57を傾動させると、サイドブレーキ51が作動し
て機体は左側へ急旋回する。
機体を右旋回させる場合は操作レバー59を右側に傾動
するとスプール53が上述とは逆方向に摺動するので機体
は右旋回する。
更に、刈取高さを調節する時、機体を回行させる時、
又は路上走行時等に前処理装置7を昇降させる場合、前
記操作レバー59を後方へ傾動すると昇降バルブ65のラム
65aが押し下げられ、ポンプ63からの作動油が昇降用の
油圧シリンダ6aに圧送されて前処理装置7が上昇し、前
方へ傾動すると、前記ラム65aが引き上げられて油圧シ
リンダ6a内の作動油が前処理装置7の自重によりタンク
へ圧出され、前処理装置7は下降する。なお、操作レバ
ー59から手を離すと復帰スプリング等により中立位置に
復帰する。
コンバインの伝動系を第13図について説明すると128
はエンジン、129は第1送風ファン、130は揺動選別体、
131は扱胴、132は処理胴、133はフィードチエン、134は
排藁搬送チエン、135は一番移送螺旋、136は一番揚穀螺
旋、137は二番送風ファン、138は二番移送螺旋、139は
二番還元螺旋、140は吸引排塵ファン、141はカッター、
142は刈刃、143は穀稈引起チエン、144はラグ付掻込ベ
ルト、145は掻込輪、146は刈取穀稈を脱穀装置に搬送供
給する株元搬送チエン、147は同上穂側搬送チエン、第1
0図において148は油圧レバー、149は脱穀クラッチレバ
ー、150は刈取クラッチレバーである。
(ト)考案の効果 本考案は前述のように構成したので、左右のサイドク
ラッチを共に断続して車両を停止、又は走行状態にした
り、左右のサイドブレーキ51,52を作動させて車両を駐
車する時、操縦部8に設けた人為操作手段112を操作す
ると左右のサイドクラッチ操作系に仮に不均等な摩耗又
は製作誤差があっても、左右のサイドクラッチ又はサイ
ドブレーキ51,52を、作動量調節具を備える往復動部材1
25、及びそれにより作動する左右対称形をなすく字状リ
ンク121,122によって同時にかつ均等に作動させること
ができる。
また、上記左右のサイドクラッチ操作系又はサイドブ
レーキ51,52等が摩耗した時、前記往復動部材125に付設
した作動量調節具の特にコイルスプリング124はその摩
耗に起因する遊びを吸収し、また、単一の調整部材126
はその調節によって左右のブレーキ圧を同時に、かつ極
めて簡単に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案をコンバインに適用した例を示すものであ
って、第1図(a)はミッションの一部を破断した側面
図、同図(b)は同上一部の断面図、第2図は同上後部
と前部の展開断面図、第3図は同上上部の縦断面図、第
4図は同上左断面図、第5図は変速操作系の分解斜視
図、第6図は油圧回路図、第7図は操作盤の上部の断面
図、第8図(a)は昇降ロック装置の斜視図、同図
(b)は同上正面図、第9図(a)は同上ロック状態を
示す斜視図、同図(b)は同上正面図、第10図は運転部
の平面図、第11図はコンバインの右側面図、第12図は同
上後部を省略した左側面図、第13図は本案をコンバイン
に適用した例の伝動系統図である。 8……操縦部(運転ステップ) 15……駆動軸 27……サイドクラッチ軸 30……車軸 48……クラッチギヤ 50……クラッチギヤ 51……サイドブレーキ 52……サイドブレーキ 112……人為操作手段(クラッチブレーキペタル) 120……シフター軸 121……く字状リンク 122……く字状リンク 124……コイルスプリング 125……往復動部材 126……調整部材(ナット)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動軸(15)の回転を主変速部及び副変速
    部を介して下部に支承した左右の車軸(30),(30)に
    伝達するに、該車軸(30),(30)にそれぞれ装着した
    歯車(30a),(30a)を、サイドクラッチ軸(27)に装
    着した左右一対のクラッチギヤ(48),(50)を介して
    駆動すると共に、該クラッチギヤ(48),(50)のサイ
    ドクラッチ切り操作後の更なる摺動で左右のサイドブレ
    ーキ(51),(52)を作動させて車軸(30),(30)を
    制動させてなる車両において、前記クラッチギヤ(4
    8),(50)を左右摺動させる左右のシフター軸(12
    0),(120)を、左右対称形をなすく字状リンク(12
    1),(122)と、作動量調節具を備える往復動部材(12
    5)を介して操縦部(8)に設ける人為操作手段(112)
    に連動連繋し、該人為操作手段(112)の操作によって
    左右のクラッチギヤ(48),(50)を切り作動させると
    共に、左右のサイドブレーキ(51),(52)を制動作動
    させるようになす一方、前記作動量調節具は上記左右の
    く字状リンク(121),(122)と往復動部材(125)間
    に介在させて、前記クラッチギヤ(48),(50)に付設
    する戻しスプリングより強いコイルスプリング(124)
    と、該コイルスプリング(124)の初期付勢力を調節可
    能になす単一の調整部材(126)とから構成し、前記コ
    イルスプリング(124)はサイドブレーキ(51),(5
    2)等が磨耗した時にそれを吸収し、また、単一の調整
    部材(126)はその調節によって左右のブレーキ圧を同
    時に調整可能になすことを特徴とする車両におけるサイ
    ドクラッチ操作装置。
JP13115089U 1989-11-11 1989-11-11 車両におけるサイドクラッチ操作装置 Expired - Lifetime JPH082032Y2 (ja)

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