JPH08202191A - 定着装置 - Google Patents
定着装置Info
- Publication number
- JPH08202191A JPH08202191A JP1399195A JP1399195A JPH08202191A JP H08202191 A JPH08202191 A JP H08202191A JP 1399195 A JP1399195 A JP 1399195A JP 1399195 A JP1399195 A JP 1399195A JP H08202191 A JPH08202191 A JP H08202191A
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- Japan
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- roller
- heating roller
- pressure
- pressure roller
- core
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な構成で加圧ローラの表面と加熱ローラ
の表面を確実に同電位にすることができる定着装置を提
供すること。 【構成】 金属製のコア３とコア３の外周に設けられた
離型用の被覆層４とを有する加熱ローラ１と、弾性を有
する加圧部材７と加圧部材７の外周に設けられた導電性
の被覆層５とを有し加熱ローラ１に対して圧接される加
圧ローラ２とを備えた定着装置において、加熱ローラ１
のコア３と加圧ローラ２の導電性の被覆層５とを電気的
に接続して加熱ローラ１の表面と加圧ローラ２の表面を
同電位にする導電回路６を設ける。
の表面を確実に同電位にすることができる定着装置を提
供すること。 【構成】 金属製のコア３とコア３の外周に設けられた
離型用の被覆層４とを有する加熱ローラ１と、弾性を有
する加圧部材７と加圧部材７の外周に設けられた導電性
の被覆層５とを有し加熱ローラ１に対して圧接される加
圧ローラ２とを備えた定着装置において、加熱ローラ１
のコア３と加圧ローラ２の導電性の被覆層５とを電気的
に接続して加熱ローラ１の表面と加圧ローラ２の表面を
同電位にする導電回路６を設ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機やプリンタ等の
画像形成装置において使用される定着装置に関し、特
に、静電オフセットを防止する定着装置に関する。
画像形成装置において使用される定着装置に関し、特
に、静電オフセットを防止する定着装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】たとえば、電子写真方式を使用した複写
機やプリンタ等の画像形成装置においては、記録紙上に
転写されたトナー像は、定着装置により記録紙に定着さ
れる。一般に定着装置は、互いに圧着される加熱ローラ
と加圧ローラの対から成り、加熱ローラと加圧ローラの
間に、トナー像を担持した記録紙を通過させることによ
り、トナー像に熱と圧力を加えてトナー像を記録紙に融
着させるようにしている。
機やプリンタ等の画像形成装置においては、記録紙上に
転写されたトナー像は、定着装置により記録紙に定着さ
れる。一般に定着装置は、互いに圧着される加熱ローラ
と加圧ローラの対から成り、加熱ローラと加圧ローラの
間に、トナー像を担持した記録紙を通過させることによ
り、トナー像に熱と圧力を加えてトナー像を記録紙に融
着させるようにしている。
【０００３】上記定着装置の加圧ローラの表面は、一般
にゴム等の弾性体から構成されており、トナー像が形成
された側とは反対側から記録紙に接触し、記録紙を加熱
ローラに押し付けている。
にゴム等の弾性体から構成されており、トナー像が形成
された側とは反対側から記録紙に接触し、記録紙を加熱
ローラに押し付けている。
【０００４】加圧ローラを構成する弾性体は電気的な絶
縁体であるため、記録紙との摩擦によりトナーの帯電極
性と同極性に帯電する場合がある。このため、トナー像
を担持した記録紙上が、加熱ローラと加圧ローラの間を
通過するときに、記録紙上のトナーが加圧ローラの表面
から静電的な反撥力を受けて加熱ローラの表面に付着す
る。この現象は静電オフセットと呼ばれる。この静電オ
フセットが発生すると、次の記録紙が加熱ローラと加圧
ローラの間を通過するときに、加熱ローラの表面に付着
しているトナーが、記録紙の画像面に付着して画像を汚
す等の不都合が生じる。したがって、この静電オフセッ
トが発生しないようになんらかの手段を講じる必要があ
る。
縁体であるため、記録紙との摩擦によりトナーの帯電極
性と同極性に帯電する場合がある。このため、トナー像
を担持した記録紙上が、加熱ローラと加圧ローラの間を
通過するときに、記録紙上のトナーが加圧ローラの表面
から静電的な反撥力を受けて加熱ローラの表面に付着す
る。この現象は静電オフセットと呼ばれる。この静電オ
フセットが発生すると、次の記録紙が加熱ローラと加圧
ローラの間を通過するときに、加熱ローラの表面に付着
しているトナーが、記録紙の画像面に付着して画像を汚
す等の不都合が生じる。したがって、この静電オフセッ
トが発生しないようになんらかの手段を講じる必要があ
る。
【０００５】このため、この静電オフセットを防止する
ため、従来から、ローラへバイアス電圧を印加したり、
定着前の記録紙の帯電量を転写部において制御すること
が行なわれている。また、特開平４−１９６８７号公報
には、静電オフセットを防止するために加圧ローラを導
電性にすることが記載されている。
ため、従来から、ローラへバイアス電圧を印加したり、
定着前の記録紙の帯電量を転写部において制御すること
が行なわれている。また、特開平４−１９６８７号公報
には、静電オフセットを防止するために加圧ローラを導
電性にすることが記載されている。
【０００６】しかしながら、ローラへバイアス電圧を印
加するためにはバイアス用の電源を別に設ける必要があ
りコスト高になるという問題がある。また、記録紙の帯
電量を制御する場合には、転写特性だけを考慮した場合
の最適な帯電量から外れてくるため、転写により記録紙
上に形成される画像濃度のラチチュードが狭くなるとい
う不都合がある。また、加圧ローラを導電性にする場合
にも、離型性等の問題から完全に摩擦帯電を防止するこ
とは困難であり、記録紙が加熱ローラと加圧ローラの間
を通過するときに部分的に発生した帯電により加熱ロー
ラと加圧ローラとの間に電位差が生じ、静電オフセット
が生じる場合があった。
加するためにはバイアス用の電源を別に設ける必要があ
りコスト高になるという問題がある。また、記録紙の帯
電量を制御する場合には、転写特性だけを考慮した場合
の最適な帯電量から外れてくるため、転写により記録紙
上に形成される画像濃度のラチチュードが狭くなるとい
う不都合がある。また、加圧ローラを導電性にする場合
にも、離型性等の問題から完全に摩擦帯電を防止するこ
とは困難であり、記録紙が加熱ローラと加圧ローラの間
を通過するときに部分的に発生した帯電により加熱ロー
ラと加圧ローラとの間に電位差が生じ、静電オフセット
が生じる場合があった。
【０００７】また、特開平４−１１６５８２号公報に
は、加圧ローラを導電性のシリコーンゴムから構成し、
この導電性のシリコーンゴムを芯金に電気的に接続する
ことが記載されている。同公報に記載の定着装置におい
ては、定着ローラの芯金と加圧ローラの芯金は、それぞ
れ接地されているが、加圧ローラの最外周にある導電性
チューブは、加圧ローラの側面に形成された導電性シリ
コーンゴム層を介して芯金に接続されているので、加圧
ローラの導電性チューブと定着ローラの芯金との間に
は、ある程度の電気抵抗が存在することになり、加圧ロ
ーラの表面と定着ローラの表面を確実に同電位にするこ
とは困難である。また、電気的接続を確保するために加
圧ローラの側面に導電性シリコーンゴム層を形成する必
要があるので製造に手間がかかるという問題もある。
は、加圧ローラを導電性のシリコーンゴムから構成し、
この導電性のシリコーンゴムを芯金に電気的に接続する
ことが記載されている。同公報に記載の定着装置におい
ては、定着ローラの芯金と加圧ローラの芯金は、それぞ
れ接地されているが、加圧ローラの最外周にある導電性
チューブは、加圧ローラの側面に形成された導電性シリ
コーンゴム層を介して芯金に接続されているので、加圧
ローラの導電性チューブと定着ローラの芯金との間に
は、ある程度の電気抵抗が存在することになり、加圧ロ
ーラの表面と定着ローラの表面を確実に同電位にするこ
とは困難である。また、電気的接続を確保するために加
圧ローラの側面に導電性シリコーンゴム層を形成する必
要があるので製造に手間がかかるという問題もある。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、簡単
な構成で加圧ローラの表面と加熱ローラの表面を確実に
同電位にすることができる定着装置を提供することを目
的とする。
な構成で加圧ローラの表面と加熱ローラの表面を確実に
同電位にすることができる定着装置を提供することを目
的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、金属製のコアと該コアの外周に設けられた
離型用の被覆層とを有する加熱ローラと、弾性を有する
加圧部材と該加圧部材の外周に設けられた導電性の被覆
層とを有し前記加熱ローラに対して圧接される加圧ロー
ラとを備えた定着装置において、前記加熱ローラのコア
と前記加圧ローラの導電性の被覆層とを電気的に接続し
て加熱ローラの表面と加圧ローラの表面を同電位にする
手段を設けたことを特徴とする。
成するため、金属製のコアと該コアの外周に設けられた
離型用の被覆層とを有する加熱ローラと、弾性を有する
加圧部材と該加圧部材の外周に設けられた導電性の被覆
層とを有し前記加熱ローラに対して圧接される加圧ロー
ラとを備えた定着装置において、前記加熱ローラのコア
と前記加圧ローラの導電性の被覆層とを電気的に接続し
て加熱ローラの表面と加圧ローラの表面を同電位にする
手段を設けたことを特徴とする。
【００１０】また、前記同電位にする手段は、加熱ロー
ラの表面と加圧ローラの表面を接地電位にするものであ
ることを特徴とする。
ラの表面と加圧ローラの表面を接地電位にするものであ
ることを特徴とする。
【００１１】また、前記同電位にする手段は、電気的に
浮いている状態あることを特徴とする。
浮いている状態あることを特徴とする。
【００１２】また、前記同電位にする手段は、前記加熱
ローラのコアの一部が外部に対して露出され前記加圧ロ
ーラの導電性の被覆層に圧接する導電部を備えているこ
とを特徴とする。
ローラのコアの一部が外部に対して露出され前記加圧ロ
ーラの導電性の被覆層に圧接する導電部を備えているこ
とを特徴とする。
【００１３】
【作用】本発明においては、たとえば、加熱ローラのコ
アの一部が外部に対して露出されているので、加熱ロー
ラと加圧ローラを圧着するだけで、加熱ローラの金属製
のコアと加圧ローラの導電性の被覆層とが直接接触し、
両者間の電気的接続が実現する。これにより、加熱ロー
ラの表面と加圧ローラの表面が確実に同一電位となる。
アの一部が外部に対して露出されているので、加熱ロー
ラと加圧ローラを圧着するだけで、加熱ローラの金属製
のコアと加圧ローラの導電性の被覆層とが直接接触し、
両者間の電気的接続が実現する。これにより、加熱ロー
ラの表面と加圧ローラの表面が確実に同一電位となる。
【００１４】
【実施例】以下、図面を参照しながら実施例に基づいて
本発明の特徴を具体的に説明する。
本発明の特徴を具体的に説明する。
【００１５】図１は、本発明の定着装置の第１の実施例
を示す概略断面図である。加熱ローラ１と加圧ローラ２
は互いに圧接された状態で配置される。加熱ローラ１
は、内部に熱源（図示せず）が配置された金属からなる
円筒状のコア３の表面にテフロン（登録商標）等の離型
性を確保するための被覆層４が塗布されて構成されてい
る。また、加圧ローラ２は、ＬＳＲ或いは発泡ウレタン
等の弾性を有する加圧部材７の表面に導電性チューブ５
を巻装することにより構成されている。導電性チューブ
５の材料は、離型性のよいテフロン（登録商標）等にカ
ーボン又は金属粉を混入したものであり、その電気抵抗
（表面抵抗値）は１０12Ω以下である。導電性チューブ
５の抵抗は、１０4 〜１０9 Ωであることが好ましく、
１０4 Ωより低いときは含水紙走行時に転写部の電流が
逃げやすく、また、製造が困難という不都合があり、１
０9 Ωより高いときは摩擦帯電が多くなり効果が少なく
なるという不都合がある。
を示す概略断面図である。加熱ローラ１と加圧ローラ２
は互いに圧接された状態で配置される。加熱ローラ１
は、内部に熱源（図示せず）が配置された金属からなる
円筒状のコア３の表面にテフロン（登録商標）等の離型
性を確保するための被覆層４が塗布されて構成されてい
る。また、加圧ローラ２は、ＬＳＲ或いは発泡ウレタン
等の弾性を有する加圧部材７の表面に導電性チューブ５
を巻装することにより構成されている。導電性チューブ
５の材料は、離型性のよいテフロン（登録商標）等にカ
ーボン又は金属粉を混入したものであり、その電気抵抗
（表面抵抗値）は１０12Ω以下である。導電性チューブ
５の抵抗は、１０4 〜１０9 Ωであることが好ましく、
１０4 Ωより低いときは含水紙走行時に転写部の電流が
逃げやすく、また、製造が困難という不都合があり、１
０9 Ωより高いときは摩擦帯電が多くなり効果が少なく
なるという不都合がある。
【００１６】前記加熱ローラ１のコア３と前記加圧ロー
ラ２の導電性チューブ５は、外部の導通回路６により電
気的に接続されており、コア３と導電性チューブ５とは
同電位に維持される。この外部の導通回路６は、たとえ
ば、加熱ローラと加圧ローラ２の側方からコア３と導電
性チューブ５の両方に同時に接触する導電性のリーフス
プリング等から構成することができる。
ラ２の導電性チューブ５は、外部の導通回路６により電
気的に接続されており、コア３と導電性チューブ５とは
同電位に維持される。この外部の導通回路６は、たとえ
ば、加熱ローラと加圧ローラ２の側方からコア３と導電
性チューブ５の両方に同時に接触する導電性のリーフス
プリング等から構成することができる。
【００１７】上述した定着装置において定着動作を行な
う際には、トナー像を担持した記録紙が加熱ローラ１と
加圧ローラ２の間に挟まれた状態で搬送され、トナー像
が熱及び圧力を受けてトナー像が記録紙に溶着される。
このとき、記録紙と各ローラ１，２との間の摩擦により
摩擦帯電が生じるが、加熱ローラ１のコア３と加圧ロー
ラ２の導電性チューブ５とは電気的に接続されているの
で、加熱ローラ１の表面と加圧ローラ２の表面は同一電
位に維持される。すなわち、加熱ローラ１の表面と加圧
ローラ２の表面との間には電位差は生じない。したがっ
て、記録紙上のトナーが加圧ローラ２の表面から静電的
な反撥力を受けて加熱ローラ１の表面に付着することが
なくなり、静電オフセットを防止することができる。
う際には、トナー像を担持した記録紙が加熱ローラ１と
加圧ローラ２の間に挟まれた状態で搬送され、トナー像
が熱及び圧力を受けてトナー像が記録紙に溶着される。
このとき、記録紙と各ローラ１，２との間の摩擦により
摩擦帯電が生じるが、加熱ローラ１のコア３と加圧ロー
ラ２の導電性チューブ５とは電気的に接続されているの
で、加熱ローラ１の表面と加圧ローラ２の表面は同一電
位に維持される。すなわち、加熱ローラ１の表面と加圧
ローラ２の表面との間には電位差は生じない。したがっ
て、記録紙上のトナーが加圧ローラ２の表面から静電的
な反撥力を受けて加熱ローラ１の表面に付着することが
なくなり、静電オフセットを防止することができる。
【００１８】なお、第１の実施例においては、加熱ロー
ラ１の表面と加圧ローラ２の表面は電気的に接地から浮
いているが、このように電気的に浮かすことにより、含
水紙走行時に転写部に余裕がない場合に、定着部への電
流の流れ込みを防止できるため、転写不良が発生しない
という利点がある。
ラ１の表面と加圧ローラ２の表面は電気的に接地から浮
いているが、このように電気的に浮かすことにより、含
水紙走行時に転写部に余裕がない場合に、定着部への電
流の流れ込みを防止できるため、転写不良が発生しない
という利点がある。
【００１９】図２は、本発明の定着装置の第２の実施例
を示す概略断面図である。なお、第１の実施例と対応す
る部材には同一符号を付している。第２の実施例におい
ては、加熱ローラ１のコア３が接地回路９を介して接地
されている。したがって、加熱ローラ１の表面と加圧ロ
ーラ２の表面の電位はいずれも接地電位となる。このよ
うに接地することにより、用紙が大きく帯電している場
合でも、ローラ間に電位差がない状態で除電することが
可能であり、ローラ間は常に０Ｖとなるので安定した画
質が得られる。
を示す概略断面図である。なお、第１の実施例と対応す
る部材には同一符号を付している。第２の実施例におい
ては、加熱ローラ１のコア３が接地回路９を介して接地
されている。したがって、加熱ローラ１の表面と加圧ロ
ーラ２の表面の電位はいずれも接地電位となる。このよ
うに接地することにより、用紙が大きく帯電している場
合でも、ローラ間に電位差がない状態で除電することが
可能であり、ローラ間は常に０Ｖとなるので安定した画
質が得られる。
【００２０】第２の実施例においても加熱ローラ１の表
面と加圧ローラ２の表面は同電位であるので、第１の実
施例と同様にオフセット防止の効果が得られる。
面と加圧ローラ２の表面は同電位であるので、第１の実
施例と同様にオフセット防止の効果が得られる。
【００２１】図３は、本発明の定着装置の第３の実施例
を示す概略断面図である。なお、第１の実施例と対応す
る部材には同一符号を付している。第３の実施例におい
ては、加熱ローラ１の端部には被覆層４を塗布せずに、
或いは、加熱ローラ１の全長に渡って塗布された被覆層
４をその端部において剥離することにより、加熱ローラ
１のコア３が外部に対して露出する導通部８を形成して
いる。なお、導通部８を形成する位置は、加熱ローラ１
の端部に限らず、記録紙上の画像が通過しない領域（非
印字部）、望ましくは、記録紙が通過しない領域であれ
ばどこでもよい。
を示す概略断面図である。なお、第１の実施例と対応す
る部材には同一符号を付している。第３の実施例におい
ては、加熱ローラ１の端部には被覆層４を塗布せずに、
或いは、加熱ローラ１の全長に渡って塗布された被覆層
４をその端部において剥離することにより、加熱ローラ
１のコア３が外部に対して露出する導通部８を形成して
いる。なお、導通部８を形成する位置は、加熱ローラ１
の端部に限らず、記録紙上の画像が通過しない領域（非
印字部）、望ましくは、記録紙が通過しない領域であれ
ばどこでもよい。
【００２２】加熱ローラ１と加圧ローラ２は互いに圧接
されており、加圧ローラ２を構成する加圧部材７と導電
性チューブ５は弾性を有しているので、加圧ローラ２の
導電性チューブ５の端部は弾性変形して加熱ローラ１の
導通部８、すなわち、コア３の露出部分に接触する。し
たがって、加熱ローラ１のコア３と加圧ローラ２の導電
性チューブ５とが電気的に接続されることになり、加熱
ローラ１の表面と加圧ローラ２の表面は同電位に維持さ
れ、第１実施例と同様にオフセット防止の効果が得られ
る。第３の実施例においては、加熱ローラ１のコア３と
加圧ローラ２の導電性チューブ５とが直接電気的に接続
することができるので、外部の導通回路を必要としない
という利点がある。
されており、加圧ローラ２を構成する加圧部材７と導電
性チューブ５は弾性を有しているので、加圧ローラ２の
導電性チューブ５の端部は弾性変形して加熱ローラ１の
導通部８、すなわち、コア３の露出部分に接触する。し
たがって、加熱ローラ１のコア３と加圧ローラ２の導電
性チューブ５とが電気的に接続されることになり、加熱
ローラ１の表面と加圧ローラ２の表面は同電位に維持さ
れ、第１実施例と同様にオフセット防止の効果が得られ
る。第３の実施例においては、加熱ローラ１のコア３と
加圧ローラ２の導電性チューブ５とが直接電気的に接続
することができるので、外部の導通回路を必要としない
という利点がある。
【００２３】図４は、本発明の定着装置の第４の実施例
を示す概略断面図である。なお、第１、第２の実施例と
対応する部材には同一符号を付している。この第４の実
施例において、第２の実施例と同様に、加熱ローラ１の
コア３が接地回路９を介して接地されている。
を示す概略断面図である。なお、第１、第２の実施例と
対応する部材には同一符号を付している。この第４の実
施例において、第２の実施例と同様に、加熱ローラ１の
コア３が接地回路９を介して接地されている。
【００２４】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明において
は、加熱ローラの表面と加圧ローラの表面は同電位に維
持されるので、トナーに静電的な影響を与えることがな
い。これにより、定着時の静電オフセットが防止でき
る。
は、加熱ローラの表面と加圧ローラの表面は同電位に維
持されるので、トナーに静電的な影響を与えることがな
い。これにより、定着時の静電オフセットが防止でき
る。
【図１】 本発明の定着装置の第１の実施例を示す概略
断面図である。
断面図である。
【図２】 本発明の定着装置の第２の実施例を示す概略
断面図である。
断面図である。
【図３】 本発明の定着装置の第３の実施例を示す概略
断面図である。
断面図である。
【図４】 本発明の定着装置の第４の実施例を示す概略
断面図である。
断面図である。
１…加熱ローラ、２…加圧ローラ、３…コア、４…被覆
層、５…導電チューブ、６…導通回路、７…加圧部材、
８…導通部、９…接地回路
層、５…導電チューブ、６…導通回路、７…加圧部材、
８…導通部、９…接地回路
Claims (4)
- 【請求項１】 金属製のコアと該コアの外周に設けられ
た離型用の被覆層とを有する加熱ローラと、弾性を有す
る加圧部材と該加圧部材の外周に設けられた導電性の被
覆層とを有し前記加熱ローラに対して圧接される加圧ロ
ーラとを備えた定着装置において、 前記加熱ローラのコアと前記加圧ローラの導電性の被覆
層とを電気的に接続して加熱ローラの表面と加圧ローラ
の表面を同電位にする手段を設けたことを特徴とする定
着装置。 - 【請求項２】 前記同電位にする手段は、加熱ローラの
表面と加圧ローラの表面を接地電位にするものであるこ
とを特徴とする請求項１記載の定着装置。 - 【請求項３】 前記同電位にする手段は、加熱ローラの
表面と加圧ローラの表面を接地電位から電気的に浮いた
電位にするものであることを特徴とする請求項１記載の
定着装置。 - 【請求項４】 前記同電位にする手段は、前記加熱ロー
ラのコアの一部が外部に対して露出され前記加圧ローラ
の導電性の被覆層に圧接する導電部を備えていることを
特徴とする請求項１記載の定着装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1399195A JPH08202191A (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | 定着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1399195A JPH08202191A (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | 定着装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08202191A true JPH08202191A (ja) | 1996-08-09 |
Family
ID=11848706
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1399195A Pending JPH08202191A (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | 定着装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08202191A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7151907B2 (en) | 2003-07-30 | 2006-12-19 | Ricoh Company Limited | Fixing device, image forming apparatus using the same and process cartridge |
| US7426364B2 (en) | 2003-12-19 | 2008-09-16 | Sharp Kabushiki Kaisha | Fixing method, fixing device, and image forming apparatus |
| JP2015138264A (ja) * | 2014-01-24 | 2015-07-30 | 株式会社沖データ | 定着装置および画像形成装置 |
-
1995
- 1995-01-31 JP JP1399195A patent/JPH08202191A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7151907B2 (en) | 2003-07-30 | 2006-12-19 | Ricoh Company Limited | Fixing device, image forming apparatus using the same and process cartridge |
| US7426364B2 (en) | 2003-12-19 | 2008-09-16 | Sharp Kabushiki Kaisha | Fixing method, fixing device, and image forming apparatus |
| JP2015138264A (ja) * | 2014-01-24 | 2015-07-30 | 株式会社沖データ | 定着装置および画像形成装置 |
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