JPH08201877A - カメラ用フォーカルプレンシャッタ - Google Patents

カメラ用フォーカルプレンシャッタ

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JPH08201877A
JPH08201877A JP828895A JP828895A JPH08201877A JP H08201877 A JPH08201877 A JP H08201877A JP 828895 A JP828895 A JP 828895A JP 828895 A JP828895 A JP 828895A JP H08201877 A JPH08201877 A JP H08201877A
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Shigemi Takahashi
繁実 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【目的】フラッシュ撮影用のスイッチ機構を構成してい
る二つの接点部材を、シャッタ地板に取り付けられてい
るプリント配線板に効率良く配置したカメラ用フォーカ
ルプレンシャッタを提供すること。 【構成】プリント配線板3の表裏に、二つの接点部材
7,8が別々に且つそれらの一部がプリント配線板3を
挟んで重なり合うようにして取り付けられている。接点
部材7,8の自由端部はアース側の接点部材8が接点部
材7を囲むようにして折り曲げられている。撮影時に
は、接点部7dが先羽根用駆動部材の立上げ部12cに
押されて接点部8dに接触し、フラッシュを発光させ
る。チャージ時には、接点部材7,8の突起部7e,接
点部8dが夫々プリント配線板3の端面3g,3hに当
接し、接点部7d,8dは接触していない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント配線板に設け
られた二つの接点部材から成るカメラ用フォーカルプレ
ンシャッタのスイッチ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のカメラ用フォーカルプレンシャッ
タは、その殆どが先・後羽根の走行のタイミングを電気
的に制御している。また、先・後羽根を直接モータで駆
動するようにしたものも真剣に考えられている。そのた
め、最近では、シャッタ開閉機構と共にプリント配線板
をシャッタ地板に取り付けるようにしたものが多くなっ
てきた。他方、フラッシュ撮影を行う場合、その発光の
タイミングをシャッタ羽根の作動に連動させる必要があ
るため、シャッタ羽根の作動位置を検出するためのスイ
ッチ機構をシャッタ開閉機構の近傍に配置することが従
来より知られている。このような状況から、上記のよう
なスイッチ機構を半田付け,かしめ等によってプリント
配線板に取り付けるようにしたものが知られており、例
えば例が実開平1−140525号公報や図7に示され
ているが、これらのものは二つの接点部材が全てプリン
ト配線板の同一面上に配置されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然るに、最近では、パ
ノラマサイズやハイビジョンサイズの写真が普及し、一
眼レフカメラにおいてもこれに対応せざるを得ず、必然
的にカメラの大型化を余儀なくされている。そのため、
小型化への様々な工夫がなされているが、フォーカルプ
レンシャッタに対する小型化の要求もこれまで以上に一
段と大きくなってきている。従って、プリント配線板に
対する上記のようなスイッチ機構の取り付け構造につい
てもスペース的に効率を良くし、ひいてはプリント配線
板の小型化を可能にしたり、他部品の取り付けを可能に
する必要がでてきた。
【0004】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、その目的とするところは、フ
ラッシュ撮影用のスイッチ機構を構成している二つの接
点部材を、シャッタ地板に取り付けられているプリント
配線板の表裏に別々に且つそれらの少なくとも一部がプ
リント配線板を挟んで重なるようにして配置することに
より、プリント配線板のスペース効率を一段と向上させ
るようにしたカメラ用フォーカルプレンシャッタを提供
することである。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】上記の目的を達
成するために、本発明のカメラ用フォーカルプレンシャ
ッタは、先羽根及び後羽根の各駆動装置と該各駆動装置
の作動のタイミングを制御する制御装置とを有しシャッ
タ地板に取り付けられているシャッタ開閉機構と、少な
くとも前記制御装置用の配線が施され前記シャッタ地板
に取り付けられているプリント配線板と、前記プリント
配線板に取り付けられた互いに接離可能な第1接点部材
と第2接点部材とを有すると共にそれらをプリント配線
板の表裏に別々に且つそれらの少なくとも一部がプリン
ト配線板を挟んで重なるようにして配置されているスイ
ッチ機構とを備え、前記スイッチ機構は前記駆動装置又
はこれと連動する部材によって開閉されるようになされ
ている。
【0006】また、本発明のカメラ用フォーカルプレン
シャッタは、シャッタ地板と略平行になるようにして該
シャッタ地板との間に所定の間隔を持たせて取り付けら
れた支持板及びプリント配線板と、前記シャッタ地板と
前記支持板との間において前記シャッタ地板に設けられ
た各垂直軸に枢着された先羽根用駆動部材及び後羽根用
駆動部材と、前記支持板に隣接させて前記各垂直軸と同
心的且つ回転可能に配置され各々噛合関係よってその回
転位置を規制される先羽根用規制歯車及び後羽根用規制
歯車と、前記各垂直軸と同心的に卷回されており各一端
を前記先羽根用駆動部材及び後羽根用駆動部材に各他端
を前記先羽根用規制歯車及び後羽根用規制歯車に張架し
た先羽根用駆動バネ及び後羽根用駆動バネと、前記プリ
ント配線板の表側に取り付けられた第1接点部材と前記
プリント配線板の裏側に取り付けられた第2接点部材と
を有すると共に前記第2接点部材は前記プリント配線板
と前記先羽根用規制歯車との間に配置され且つプリント
配線板を挟んで前記第1接点部材と少なくともそれらの
一部が重なるようにして配置されているスイッチ機構と
を備え、前記スイッチ機構は前記先羽根用駆動部材又は
それと連動する部材によって開閉されるようになされて
いる。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を図1乃至図6を用いて説明
する。図1は露光終了後の状態を示す本実施例の正面図
である。図2は図1の一部拡大図であり、図3は図2を
下方から視たスイッチ機構の拡大図である。図4は図2
の左側面図である。図5及び図6は、先羽根開閉機構の
一部を透視的に示した要部拡大図であり、図5は露光終
了状態を、図6はチャージ状態を示している。
【0008】図1は露光終了後の状態を示しており、シ
ャッタ地板1の露光開口1aは4枚で構成された後羽根
群2によって閉鎖されている。この時、複数枚で構成さ
れた先羽根群は露光開口1aの下方位置に重畳状態にあ
る。これらの羽根群は各々複数のアームによって平行四
辺形のリンク機構を構成するように枢支されているが、
それらの構成及び開閉作動は周知であるので詳細な説明
は省略する。プリント配線板3は、明示していない軸に
よりシャッタ地板1との間に所定のスペースを空けるよ
うにして、ビス4,5によって取り付けられている。プ
リント配線板3の表面側にはこのシャッタに必要な各種
電気配線が施されているが、斜線で示されている所は半
田付けが行われる場所を示している。符号3aはフラッ
シュ装置との接続部、符号3bはアースとの接続部を示
している。
【0009】また、プリント配線板3がビス5によって
取り付けられている軸にはセットレバー6が枢着され、
明示していないバネによって反時計方向へ付勢されてい
る。従って、シャッタをチャージする時は、このセット
レバー6を時計方向へ回転させることにより先羽根駆動
装置と後羽根駆動装置とをチャージ位置にセットする。
先羽根駆動装置と後羽根駆動装置とはシャッタ地板1と
プリント配線板3との間に配置されており、先羽根駆動
装置は図1においてビス5の位置より下方に、また後羽
根駆動装置はビス5の位置より上方に配置されている
が、周知のようにそれらは略同一の構成をしている。従
って、先羽根駆動装置の構成については、後ほど説明す
るが後羽根駆動装置の説明は省略する。
【0010】次に、主に図2及び図3を用いてスイッチ
機構の構成を説明する。尚、図3は二つの接点部材7,
8をプリント配線板3に取り付けている半田を取り除い
た状態を示している。可動側の接点部材7は、プリント
配線板3の裏側に配置されているが、折曲部7a,7b
が夫々プリント配線板3に形成された切欠部3c,孔3
dに掛け止めされ、表面側で半田付け等で導通保持され
ている。固定側の接点部材8はプリント配線板3の表面
側に配置されており、折曲部8a,8bが夫々プリント
配線板3に形成された切欠部3e,孔3fに掛け止めさ
れ、表面側で半田付け等で導通保持されている。そし
て、図2からも明瞭に分かるように二つの接点部材7,
8は、プリント配線板3を挟んでそれらの一部が重なる
ように配置されている。
【0011】接点部材7,8は、各々自由端部7c,8
cをシャッタ地板1側へ90度折り曲げており、それら
の先端部には接点部7d,8dが形成されている。ま
た、接点部材7には突起部7eが形成されている。自由
端部7c,8cは夫々弾性を有しており、図2に示され
た状態は先羽根用駆動部材によって接点部7dが下方へ
押され、接点部8dに接触した後、更に下方まで押され
た状態を示している。この状態から先羽根用駆動部材に
よる押圧が解かれると、自由端部7cは自己の弾性力に
より突起部7eがプリント配線板3の端面3gに当接す
るまで上方へ動き、自由端部8cは自己の弾性力により
接点部8dがプリント配線板3の端面3hに当接するま
で上方へ動く。従って、その状態においては、接点部7
d,8dは非接触状態となる。
【0012】次に、先羽根用駆動装置の構成を、主に図
4を用いて説明する。シャッタ地板1の裏面には羽根室
を形成するようにしてカバー板9が取り付けられてい
る。また、シャッタ地板1にはその表裏に貫通して軸1
0が固定されている。この軸10には周知のように裏面
側の羽根室内において先羽根用の駆動アーム11が枢着
され、表面側においては先羽根用駆動部材12及び先羽
根用ラチェット歯車13が枢着されて、その先端10’
はプリント配線板3に設けられた孔に嵌合している。ま
た、軸10には先羽根用駆動バネ14が卷回されてお
り、その一端は先羽根用ラチェット歯車13のスリワリ
13aに、他端は先羽根用駆動部材12の表面側に形成
された溝12g(図5,図6)に掛けられている。
【0013】支持板15は、上記したビス4,5により
プリント配線板3と重ねるようにしてシャッタ地板1に
取り付けられており、その一部が折り曲げられラチェッ
ト爪15aを形成している。このラチェット爪15aは
先羽根用ラチェット歯車13の外周部に形成された歯部
と噛合しており、先羽根用ラチェット歯車13の回転止
めの役目をしている。先羽根用駆動部材12の駆動力を
調整するときには、ラチェット爪15aを外して先羽根
用ラチェット歯車13を回転させ、先羽根用駆動バネ1
4の強さを調整した後、再び先羽根用ラチェット歯車1
3に噛合させる。そして、上記した接点部材7の一部は
この先羽根用ラチェット歯車13とプリント配線板3と
の間のスペースに配置されている。
【0014】更に、図5も用いて先羽根用駆動部材12
の詳細な構成と、先羽根用駆動部材12の回転開始のタ
イミングを制御する制御装置の構成を説明する。尚、図
5においてはプリント配線板3の外形は一点鎖線で示さ
れている。先羽根用駆動部材12には裏面側に駆動ピン
12aが設けられており、シャッタ地板1に形成された
周知の円弧状のスロット1b(一部が図2に示されてい
る)を貫通して駆動アーム11に形成された孔に嵌合し
ている。従って、図5において先羽根用駆動部材12が
軸10の周りを反時計方向へ動かされると、駆動ピン1
2aが駆動アーム11を軸10の周りで反時計方向へ動
かし、複数枚で構成される先羽根群をチャージ位置へセ
ットすることになる。
【0015】先羽根用駆動部材12の裏面側にはローラ
12bが設けられている。このローラ12bは、図1に
おいてセットレバー6を時計方向へ回転させたとき、セ
ットレバー6に設けられた図示していないローラと接触
し、そのローラによって押されるようになされている。
また、先羽根用駆動部材12の表面側には立上げ部12
c,12dが設けられている。立上げ部12cはその上
方縁部で上記した接点部材7の接点部7dに接触し得る
ようになされている。立上げ部12dには周知のように
軸12eと一体の鉄片部材12fが取り付けられてい
る。更に、先羽根用駆動部材12の表面側には溝12g
が形成され、そこに上記した先羽根用駆動バネ14が掛
けられている。
【0016】シャッタ地板1と支持板15との間には、
適宜な手段によって電磁石16がシャッタ地板1に設置
されており、通電された時その磁力によって鉄片部材1
2fを吸着し得るようになされている。この電磁石16
への通電は、撮影時にカメラのレリーズボタンが押され
た時に行われ、所定時間後にその通電が断たれるように
なっていることは言うまでもない。先羽根用駆動装置
は、このような軸10,駆動部材12,ラチェット歯車
13,駆動バネ14等から構成されているが、後羽根用
駆動装置も殆ど同じ構成をしているので、それらの説明
を省略することについては前にも述べた通りである。
【0017】次に、主に図5と図6を用いて、本実施例
の作動を説明する。セットレバー6(図1)が時計方向
へ回転されると、露光終了状態を示す図5においてロー
ラ12bが押され先羽根用駆動部材12が反時計方向へ
回転される。先羽根用駆動部材12はこの回転の過程に
おいて、先羽根用駆動バネ14をチャージして行くと共
に駆動ピン12aにより駆動アーム11を動かし図示し
ていない先羽根群をチャージ位置(図1における露光開
口1aを覆う位置)へ動かして行く。セットレバー6の
時計方向への回転によって、後羽根群2も先羽根群に僅
かに遅れてチャージ位置(図1における露光開口1aの
上方位置)へ動かされて行く。
【0018】この時、接点部材7は、自己の弾性力によ
って先羽根用駆動部材12の立上げ部12cに追従し、
接点部7dを上方へ動かして行く。そのため、接点部材
8も自己の弾性力によって追従し、接点部8dが上方へ
動いて行く。やがて、接点部材8は接点部8dがプリン
ト配線板3の端面3hに当接することによって上方への
動きを停止するが、接点部材7は尚も上方へ動くため、
接点部7dと8dの接触が解かれる。その後、接点部材
7も、その突起部7eがプリント配線板3の端面3gに
当接することによって上方への動きを停止する。先羽根
用駆動部材12は尚も反時計方向へ回転され、鉄片部材
12fが電磁石16の鉄心16aに接触する位置までく
ると、セットレバー6の時計方向の回転が停止し、図示
していないカメラ側にある部材によって、セットレバー
6と共にその位置に保持される。その位置が図6に示さ
れている。勿論、この時には図示していない後羽根用駆
動部材も同じ状態になっている。
【0019】図6に示されたチャージ状態においてカメ
ラのレリーズボタンを押すと、先ず電磁石16に通電さ
れ、電磁石16が鉄片部材12fを磁気的に保持した
後、上記したカメラ側の部材による保持力が解かれ、セ
ットレバー6が先ず復帰する。その後、電子回路からの
制御信号によって電磁石16への通電が断たれると、先
羽根用駆動部材12は先羽根用駆動バネ14の力によっ
て時計方向へ回転する。それによって、露光開口1aを
覆っていた先羽根群は、露光開口1aを開放しつつ下方
へ走行する。先羽根群が露光開口1aを略完全に開放す
る位置の近傍に達した時、先羽根用駆動部材12の立上
げ部12cが接点部材7を押し、その接点部7dが接点
部材8の接点部8dに接触し、フラッシュが発光され
る。
【0020】先羽根用駆動部材12はその後も回転し、
更に間接的に接点部材8をも押して図5の位置に達し、
停止する。先羽根群が露光開口1aを完全に開放した
後、図示していない後羽根用駆動部材も電磁石から釈放
され、後羽根用駆動バネによって回転され、後羽根群2
を走行させる。そして、後羽根群2が図1に示すように
露光開口1aを完全に覆うことにより撮影が終了する。
尚、フラッシュ撮影を行わず通常の撮影を行う場合に
は、先羽根群が露光開口1aを完全に開放する前に後羽
根群2を走行させる場合があることは言うまでもない。
また、上記の実施例においてはプリント配線板がシャッ
タ地板に対して平行になるように配置されているが、シ
ャッタ開閉機構の構成次第ではプリント配線板をシャッ
タ地板に対して垂直になるように配置しても差し支えな
い。
【0021】
【発明の効果】上記のように、本発明によれば、カメラ
用フォーカルプレンシャッタにおいて、フラッシュ撮影
用のスイッチ機構を構成する二つの接点部材を、シャッ
タ開閉機構の近傍に配置されているプリント配線板の表
裏に別々に且つプリント配線板を挟んでそれらの一部が
重なり合うようにして取り付けているから、プリント配
線板のスペース効率が向上し、シャッタの小型化に寄与
できるという効果がある。また、プリント配線板の裏面
側に取り付けられる接点部材を、先羽根用駆動バネを調
整するためのラチェット歯車と該プリント配線板との間
に配置した場合には、スペース効率が一段と向上する。
更に、二つの接点部材の自由端を折り曲げ、アース側に
接続する接点部材がシャッタ開閉機構に対して外側とな
るようにした場合には、カメラへの組み付け時にカメラ
ボディーとの接触によってフラッシュが発光されてしま
うというようなトラブルも防止できる。そのため、カメ
ラの設計上、カメラ側の構成部品を接点部材の近傍位置
に配置し易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】露光終了後の状態を示す実施例の正面図であ
る。
【図2】図1の一部拡大図である。
【図3】図2を下方から視たスイッチ機構の拡大図であ
る。
【図4】図2の左側面図である。
【図5】先羽根開閉機構の一部を透視的に示した要部拡
大図であり、露光終了状態を示している。
【図6】先羽根開閉機構の一部を透視的に示した要部拡
大図であり、チャージ状態を示している。
【図7】従来例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 シャッタ地板 2 後羽根群 3 プリント配線板 3a,3b 接続部 3c,3e 切欠部 3d,3f 孔 3g,3h 端面 4,5 ビス 7,8 接点部材 7a,7b,8a,8b 折曲部 7c,8c 自由端部 7d,8d 接点部 7e 突起部 10,12e 軸 12 先羽根用駆動部材 12a 駆動ピン 12b ローラ 12c,12d 立上げ部 12f 鉄片部材 12g 溝 13 先羽根用ラチェット部材 13a スリワリ 14 先羽根用駆動バネ 15 支持板 15a ラチェット爪 16 電磁石

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先羽根及び後羽根の各駆動装置と該各駆
    動装置の作動のタイミングを制御する制御装置とを有し
    シャッタ地板に取り付けられているシャッタ開閉機構
    と、少なくとも前記制御装置用の配線が施され前記シャ
    ッタ地板に取り付けられているプリント配線板と、前記
    プリント配線板に取り付けられた互いに接離可能な第1
    接点部材と第2接点部材とを有すると共にそれらをプリ
    ント配線板の表裏に別々に且つそれらの少なくとも一部
    がプリント配線板を挟んで重なるようにして配置されて
    いるスイッチ機構とを備え、前記スイッチ機構は前記駆
    動装置又はこれと連動する部材によって開閉されるよう
    にしたことを特徴とするカメラ用フォーカルプレンシャ
    ッタ。
  2. 【請求項2】 シャッタ地板と略平行になるようにして
    該シャッタ地板との間に所定の間隔を持たせて取り付け
    られた支持板及びプリント配線板と、前記シャッタ地板
    と前記支持板との間において前記シャッタ地板に設けら
    れた各垂直軸に枢着された先羽根用駆動部材及び後羽根
    用駆動部材と、前記支持板に隣接させて前記各垂直軸と
    同心的且つ回転可能に配置され各々噛合関係によってそ
    の回転位置を規制される先羽根用規制歯車及び後羽根用
    規制歯車と、前記各垂直軸と同心的に卷回されており各
    一端を前記先羽根用駆動部材及び後羽根用駆動部材に各
    他端を前記先羽根用規制歯車及び後羽根用規制歯車に張
    架した先羽根用駆動バネ及び後羽根用駆動バネと、前記
    プリント配線板の表側に取り付けられた第1接点部材と
    前記プリント配線板の裏側に取り付けられた第2接点部
    材とを有すると共に前記第2接点部材は前記プリント配
    線板と前記先羽根用規制歯車との間に配置され且つプリ
    ント配線板を挟んで前記第1接点部材と少なくともそれ
    らの一部が重なるようにして配置されているスイッチ機
    構とを備え、前記スイッチ機構は前記先羽根用駆動部材
    又はそれと連動する部材によって開閉されるようにした
    ことを特徴とするカメラ用フォーカルプレンシャッタ。
  3. 【請求項3】 前記スイッチ機構は、前記二つの接点部
    材の何れか一方であって、カメラ本体側により近い部材
    の電気的電位が接地されていることを特徴とする請求項
    1又は2に記載のカメラ用フォーカルプレンシャッタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0905549A1 (en) * 1997-09-30 1999-03-31 Eastman Kodak Company Fill-flash/flash-defeat switch retained by electronic flash unit
US7997810B2 (en) 2009-07-31 2011-08-16 Nidec Copal Corporation Focal plane shutter for camera

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