JPH08201244A - 試料水希釈方法 - Google Patents

試料水希釈方法

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JPH08201244A
JPH08201244A JP2751395A JP2751395A JPH08201244A JP H08201244 A JPH08201244 A JP H08201244A JP 2751395 A JP2751395 A JP 2751395A JP 2751395 A JP2751395 A JP 2751395A JP H08201244 A JPH08201244 A JP H08201244A
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邦雄 寺田
Nobuyuki Nishiyama
信行 西山
Shuichi Hirata
秀一 平田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】試料水の希釈を正確な希釈倍率で、かつコスト
安で行える試料水希釈方法を提供すること。 【構成】 計量用配管1、希釈水用配管2および空気ポ
ンプ3にそれぞれ接続され、かつ密閉用の蓋体4を備え
た計量管5と、希釈水用配管2を介して計量管5に接続
された希釈水計量管6とを用いて、希釈水タンク7から
希釈水計量管6に導入された所定量の希釈水R2 を空気
ポンプ3による吸引で計量管5に全量導入し、計量管5
に予め収容されていた試料水Sを希釈する試料水希釈方
法であって、希釈水R2 を、大気開放された希釈水計量
管6から、計量管5に全量導入し、さらに空気ポンプ3
による吸引を続けながら、計量用配管1を大気開放する
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動計測器における
試料水を希釈する試料水希釈方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】水質自動測定装置等の自動計測器におい
て、試料水を収容している計量管に希釈水を注入する方
法として、従来、液送ポンプを使用する方法と、空気圧
の加圧によって注入する方法がある。
【0003】前者の液送ポンプを用いた希釈水注入方法
を図6を用いて説明する。図6において、計量管30
は、希釈された試料水を排出するための配管31と、液
送ポンプ33が設置された配管34と、試料水Sを導入
する空気ポンプ35とにそれぞれ接続されている。な
お、試料水Sを導入するための配管は図示されていな
い。そして、前記液送ポンプ33としては、ダイアフラ
ムポンプ、チュービングポンプ、ピストンポンプ等が用
いられている。また、32は希釈水Rを収容した希釈水
タンクで、液送ポンプ33に接続されている。36は、
計量管30で希釈された試料水を、例えば、紫外線を照
射して酸化分解する紫外線分解器(図示せず)に導入す
るための配管、37は計量管30に設けられた密閉用の
蓋体である。
【0004】そして、まず最初に、配管36のバルブ3
8と配管31のバルブ40を閉じる一方、バルブ39を
切換え、空気ポンプ35を作動させて所定量の試料水S
を計量管30に導入する。続いて、液送ポンプ33を作
動させて希釈水タンク32から希釈水Rを計量管30に
導入する。
【0005】また、後者の空気圧の加圧によって希釈水
を注入方法を図7を用いて説明する。図6に示した従来
例と異なる点は、液送ポンプ33に替えて、希釈水を導
入するための配管34に希釈水計量管41を新たに設置
し、しかもこの希釈水計量管41を空気ポンプ35に接
続している点である。
【0006】図7において、42は希釈水計量管41に
設けられた密閉用の蓋体であり、43は、バルブ44を
介して空気ポンプ35に接続されている希釈水加圧用の
配管である。また、45は希釈水Rの流路を切換えるた
めのバルブである。
【0007】そして、配管36のバルブ38と配管31
のバルブ40を閉じ、バルブ39を切換え、空気ポンプ
35を作動させて所定量の試料水Sを計量管30に導入
する一方、この試料水Sの導入の間に、希釈水タンク3
2から所定量の希釈水R1 をバルブ45を介して希釈水
計量管41に導入しておく。
【0008】続いて、バルブ45およびバルブ44をど
ちらも切換えて空気ポンプ35による加圧動作によっ
て、希釈水計量管41に導入された希釈水R1 を計量管
30に全量導入する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の液送ポ
ンプ33を用いた希釈水注入方法では、液送ポンプ33
が高価であるという問題点があり、後者の方法では、空
気ポンプ35による加圧を利用するため、加圧用のバル
ブ44等部品点数が多くなる。
【0010】また、両者とも、試料水を含む希釈水の一
部は、配管31の端部31a入り込んでしまうため、正
確な希釈が行えない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記問題
に鑑みてなしたもので、その目的は、試料水の希釈を正
確な希釈倍率で、かつコスト安で行える試料水希釈方法
を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の試料水希釈方法は、試料水を導入するた
めの配管、希釈水を導入するための配管、希釈された試
料水を排出するための配管および空気ポンプにそれぞれ
接続され、かつ密閉用の蓋体を備えた計量管と、前記希
釈水を導入するための配管を介して計量管に接続された
希釈水計量管とを用いて、希釈水タンクから希釈水計量
管に導入された所定量の希釈水を空気ポンプによる吸引
で計量管に全量導入し、計量管に予め収容されていた試
料水を希釈する試料水希釈方法であって、希釈水を、大
気開放された前記希釈水計量管から、計量管に全量導入
し、さらに前記空気ポンプによる吸引を続けながら、前
記希釈された試料水を排出するための配管を大気開放す
るようにしたことを特徴とする。
【0013】
【作用】空気ポンプを作動して吸引を始めると、計量
管、希釈された試料水を排出するための配管は共に減圧
状態となる一方、計量管に接続された希釈水計量管を大
気開放の状態に置くので、希釈水計量管内の希釈水が希
釈水を導入するための配管を介して計量管に導入され
る。さらに空気ポンプによる吸引が続いて、希釈水計量
管内の希釈水が計量管内に全量導入されると、その後は
大気開放下の前記希釈水計量管から前記希釈水を導入す
るための配管を通って計量管内に空気が送られる。
【0014】そして、前記希釈された試料水を排出する
ための配管が希釈水の液面下まで差し込まれているの
で、前記希釈された試料水を排出するための配管を除く
計量管内が減圧状態から常圧になる。
【0015】すなわち、計量管内の前記希釈水の液面が
計量管内に送られてきた前記空気により押圧され、減圧
状態のまま水封されている前記希釈された試料水を排出
するための配管内に希釈水の一部が吸い上げられて入り
込む。
【0016】更に、空気ポンプによる吸引を続けなが
ら、前記希釈された試料水を排出するための配管を大気
開放すると、該希釈された試料水を排出するための配管
内に外から空気が入り、この空気により押圧されて当該
配管内に入り込んでいた前記希釈水が計量管に吸い出さ
れる。
【0017】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。なお、それによってこの発明は限定を受けるも
のではない。図1は、水質自動測定装置に具備されてい
る試料水希釈装置を示す。図1において、試料水希釈装
置は、試料水Sを導入するための配管(図示せず)と、
希釈された試料水を排出するための配管(以下、計量用
配管という)1と、希釈水Rを導入するための配管(以
下、希釈水用配管という)2および空気ポンプ3にそれ
ぞれ接続され、かつ密閉用の蓋体4を備えた計量管5
と、希釈水用配管2を介して計量管5に接続された希釈
水計量管6と、希釈水を収容する希釈水タンク7とから
なる。更に、希釈水計量管6は密閉用の蓋体8を備え、
この蓋体8には大気開放口9aを有する大気開放用配管
9が取り付けられている。また、希釈水タンク7は上部
において大気開放されている。10は、計量管5で希釈
された試料水Sを、例えば、紫外線を照射して酸化分解
する紫外線分解器(図示せず)に導入するための配管で
あり、11,12および13は、それぞれ、計量用配管
1のバルブ(二方電磁弁)、空気ポンプ3のバルブ(三
方電磁弁)および配管10のバルブ(二方電磁弁)であ
り、また、14は希釈水Rの流路を切換えるためのバル
ブ(三方電磁弁)である。
【0018】以下、希釈方法について説明する。図1〜
図5は、吸引による希釈水導入シーケンスの動作例を示
している。まず最初に、図1に示すように、希釈水導入
前では、希釈水Rを希釈水タンク7から希釈水計量管6
に導入する流路を形成するように三方電磁弁14がセッ
トされ、また、大気に連通する流路を形成するように三
方電磁弁12がセットされている。一方で、配管10の
二方電磁弁13および計量用配管1のバルブ11は閉じ
られている。この状態で、試料水計量管(図示せず)か
ら所定量の試料水Sを計量管5に導入する。
【0019】続いて、図2〜図4に示すように、希釈水
Rの吸引導入を開始する。まず、図2に示すように、バ
ルブ11を閉じ、三方電磁弁12,14をそれぞれ切換
え、空気ポンプ3を作動して吸引を始めると、大気開放
用配管9の大気開放口9aから、大気(常圧)が、希釈
水計量管6内の希釈水R2 (図1参照)を押圧する一方
で、計量管5内、バルブ11から端部1aに至る計量用
配管1内は共に減圧状態となるので、希釈水が矢印Aの
方向に流れ始める。矢印Bは空気の流れを示している。
【0020】この状態でさらに吸引が続き(図3参
照)、最終的に希釈水計量管6内の希釈水R2 が計量管
5内に全量導入される(図4参照)。
【0021】その後は大気開放下の希釈水計量管6から
希釈水用配管2を通って計量管5内に空気が送られ、計
量管5内が減圧状態から常圧になる。
【0022】なお、計量用配管1は試料水Sを含む希釈
水R3 の液面F下まで差し込まれているので、バルブ1
1から端部1aに至る計量用配管1内は減圧状態のまま
である。
【0023】したがって、計量管5内の試料水Sを含む
希釈水R3 の液面Fが希釈水用配管2を介して計量管5
内に送られてきた大気開放口9aからの空気により押圧
され、依然、減圧状態のまま水封されている、バルブ1
1から端部1aに至る計量用配管1内に試料水Sを含む
希釈水R3 の一部が吸い上げられて入り込む。
【0024】そこで、空気ポンプ3による吸引を続けな
がら、バルブ11を開いて計量用配管1内を大気開放す
る(図5参照)。これにより、計量用配管1内に外から
空気が入り、この空気により押圧されて当該配管1内に
入り込んでいた試料水Sを含む希釈水R3 の一部が計量
管5に吸い出される。
【0025】このように、本実施例では、吸引による希
釈水導入シーケンスの最後に、計量用配管1を閉じてい
るバルブ11を開け、依然吸引を続けつつ、計量用配管
1内に空気を導入して、計量用配管1内に入り込んだ希
釈水R3 を吸い出し希釈に寄与させる。この一連の動作
で、希釈水を吸引導入して、正しい希釈倍率が得られ
る。
【0026】
【発明の効果】以上のようにこの発明では、吸引による
希釈水導入シーケンスの最後に、空気ポンプによる吸引
状態で、計量管に接続している試料水を導入するための
配管(計量用配管)を大気に開放するようにしたので、
計量用配管内に入り込んでいた希釈水が計量管に吸い出
され希釈に寄与できる。このように、計量用配管内に入
り込んだ希釈水のパージを行うことによって正確な希釈
を行うことができる。
【0027】また、高価な液送ポンプを用いる必要がな
く、かつ、加圧による方法に比べて部品点数が少なくな
り、希釈水導入のための系をシンプルに構成できるとと
もに、安価になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例における試料水希釈方法の
第1工程を説明するための全体構成説明図である。
【図2】上記実施例における試料水希釈方法の第2工程
を説明するための全体構成説明図である。
【図3】上記実施例における試料水希釈方法の第3工程
を説明するための全体構成説明図である。
【図4】上記実施例における試料水希釈方法の第4工程
を説明するための全体構成説明図である。
【図5】上記実施例における試料水希釈方法の第5工程
を説明するための全体構成説明図である。
【図6】従来法における試料水希釈方法を説明するため
の全体構成説明図である。
【図7】他の従来法における試料水希釈方法を説明する
ための全体構成説明図である。
【符号の説明】
1…計量用配管(希釈された試料水を排出するための配
管)、2…希釈水用配管(希釈水を導入するための配
管)、3…空気ポンプ、4…蓋体、5…計量管、6…希
釈水計量管、7…希釈水タンク、R…希釈水、R2 …希
釈水、R3 …試料水を含む希釈水、S…試料水。
フロントページの続き (72)発明者 平田 秀一 京都府京都市南区吉祥院宮の東町2番地 株式会社堀場製作所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料水を導入するための配管、希釈水を
    導入するための配管、希釈された試料水を排出するため
    の配管および空気ポンプにそれぞれ接続され、かつ密閉
    用の蓋体を備えた計量管と、前記希釈水を導入するため
    の配管を介して計量管に接続された希釈水計量管とを用
    いて、希釈水タンクから希釈水計量管に導入された所定
    量の希釈水を空気ポンプによる吸引で計量管に全量導入
    し、計量管に予め収容されていた試料水を希釈する試料
    水希釈方法であって、希釈水を、大気開放された前記希
    釈水計量管から、計量管に全量導入し、さらに前記空気
    ポンプによる吸引を続けながら、前記希釈された試料水
    を排出するための配管を大気開放するようにしたことを
    特徴とする試料水希釈方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105716933A (zh) * 2016-01-29 2016-06-29 南京捷发科技有限公司 一种定容积比例稀释装置以及方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105716933A (zh) * 2016-01-29 2016-06-29 南京捷发科技有限公司 一种定容积比例稀释装置以及方法
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