JPH08201212A - 液体漏れ検出方法 - Google Patents
液体漏れ検出方法Info
- Publication number
- JPH08201212A JPH08201212A JP1206295A JP1206295A JPH08201212A JP H08201212 A JPH08201212 A JP H08201212A JP 1206295 A JP1206295 A JP 1206295A JP 1206295 A JP1206295 A JP 1206295A JP H08201212 A JPH08201212 A JP H08201212A
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- JP
- Japan
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- liquid
- absorbing material
- leakage
- image processing
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 オイルを含む液体の漏れ状態を強調すること
により、画像処理による検出を容易にする。 【構成】 オイルパン1の上に液体吸収材6を配置し、
この液体吸収材6に浸透して形成される液体の漏れ状態
をITVカメラ2のような撮像手段で撮像し、画像処理
装置3において画像メモリ4に予め記憶されている基準
値と比較することにより、液体の漏れ状態を強調して画
像処理を行なえるようにし、安定に検出可能とする。
により、画像処理による検出を容易にする。 【構成】 オイルパン1の上に液体吸収材6を配置し、
この液体吸収材6に浸透して形成される液体の漏れ状態
をITVカメラ2のような撮像手段で撮像し、画像処理
装置3において画像メモリ4に予め記憶されている基準
値と比較することにより、液体の漏れ状態を強調して画
像処理を行なえるようにし、安定に検出可能とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、画像処理によって液
体漏れの検査を行なう液体漏れ検出方法に関する。かか
る検出方法は、例えば火力発電設備等におけるオイル
(油)漏れ検知に適用することができる。
体漏れの検査を行なう液体漏れ検出方法に関する。かか
る検出方法は、例えば火力発電設備等におけるオイル
(油)漏れ検知に適用することができる。
【0002】
【従来の技術】図3に従来例を示す。これは、オイル漏
れが生じる位置にオイルパン1を配置し、このオイルパ
ン1の上に形成されるオイル漏れ状態を、撮像手段とし
てのITV(工業用テレビジョン)カメラ2によって撮
像し、これを画像処理装置3で静止画像としてディジタ
ル化し、予めディジタル化し画像メモリ4に記憶されて
いる基準画像と比較するなどして、判断する。例えば、
取り込んだ画像と基準画像との差をとり、これを所定値
と比較してこれよりも大きいときオイル漏れと判断し、
警報装置5を介して外部に異常を通報する。
れが生じる位置にオイルパン1を配置し、このオイルパ
ン1の上に形成されるオイル漏れ状態を、撮像手段とし
てのITV(工業用テレビジョン)カメラ2によって撮
像し、これを画像処理装置3で静止画像としてディジタ
ル化し、予めディジタル化し画像メモリ4に記憶されて
いる基準画像と比較するなどして、判断する。例えば、
取り込んだ画像と基準画像との差をとり、これを所定値
と比較してこれよりも大きいときオイル漏れと判断し、
警報装置5を介して外部に異常を通報する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】オイル漏れの現象は、
オイルが水平面に落下した結果を監視する場合などで
は、通常は一点に落下し、それから次第に広がって行
く。しかしながら、監視画像領域に占めるオイル漏れの
画素数が一般に少なく、異常判定するには変化量が少な
いという問題がある。また、受皿がオイルパンのような
ものだと、オイル漏れが多くなってオイルパン上に広が
っても、例えばオイルが無色透明な灯油のような場合
は、オイルパンとの色の差が出ないため識別が困難であ
る。
オイルが水平面に落下した結果を監視する場合などで
は、通常は一点に落下し、それから次第に広がって行
く。しかしながら、監視画像領域に占めるオイル漏れの
画素数が一般に少なく、異常判定するには変化量が少な
いという問題がある。また、受皿がオイルパンのような
ものだと、オイル漏れが多くなってオイルパン上に広が
っても、例えばオイルが無色透明な灯油のような場合
は、オイルパンとの色の差が出ないため識別が困難であ
る。
【0004】さらには、現場にはオイル漏れ以外にも様
々な外乱が発生するため、僅かな差分画素変化を即異常
とみなすわけにはいかず、設定レベルの選定が困難であ
ることから、異常現象を強調する手法の出現が望まれて
いた。したがって、この発明の課題は、オイル漏れを含
む液体漏れを強調することで、その異常現象を確実に検
出可能とすることにある。
々な外乱が発生するため、僅かな差分画素変化を即異常
とみなすわけにはいかず、設定レベルの選定が困難であ
ることから、異常現象を強調する手法の出現が望まれて
いた。したがって、この発明の課題は、オイル漏れを含
む液体漏れを強調することで、その異常現象を確実に検
出可能とすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るため、請求項1の発明では、画像処理をして液体漏れ
の有無を検出するに当たり、液体の落下位置に液体吸収
材を配置しておき、この液体吸収材に形成される液体の
浸透状態から液体漏れの有無を強調して検出可能にした
ことを特徴としている。この請求項1の発明では、前記
液体吸収材を液体が落下する方向に対し傾けて配置し、
液体の浸透する面積を増加させることができる(請求項
2の発明)。
るため、請求項1の発明では、画像処理をして液体漏れ
の有無を検出するに当たり、液体の落下位置に液体吸収
材を配置しておき、この液体吸収材に形成される液体の
浸透状態から液体漏れの有無を強調して検出可能にした
ことを特徴としている。この請求項1の発明では、前記
液体吸収材を液体が落下する方向に対し傾けて配置し、
液体の浸透する面積を増加させることができる(請求項
2の発明)。
【0006】
【作用】オイルを含む液体の落下位置に液体吸収材を配
置することで、液体の付着がこの液体吸収材への色の変
化を強調し、画像処理を容易にして異常現象を確実に検
出できるようにする。また、液体吸収材を液体の落下方
向に対し傾けて配置することで、強調効果をより高める
ようにする。
置することで、液体の付着がこの液体吸収材への色の変
化を強調し、画像処理を容易にして異常現象を確実に検
出できるようにする。また、液体吸収材を液体の落下方
向に対し傾けて配置することで、強調効果をより高める
ようにする。
【0007】
【実施例】図1はこの発明の実施例を示す概要図であ
る。同図からも明らかなように、ITVカメラ2および
画像処理装置3などにより画像処理をして、オイルを含
む液体漏れを検出する点は従来と同様である。ただ、こ
こでは次のような工夫がなされている。
る。同図からも明らかなように、ITVカメラ2および
画像処理装置3などにより画像処理をして、オイルを含
む液体漏れを検出する点は従来と同様である。ただ、こ
こでは次のような工夫がなされている。
【0008】すなわち、図1に示すように、液体吸収材
6をオイルパン1に重ねて用いるようにした点が特徴で
ある。この液体吸収材6は液体等が浸透する(液体など
で濡れる)とその色が変わるようになって見えるものが
望ましく、例えばセラミックス,コンクリートまたはレ
ンガなどを用いることができる。
6をオイルパン1に重ねて用いるようにした点が特徴で
ある。この液体吸収材6は液体等が浸透する(液体など
で濡れる)とその色が変わるようになって見えるものが
望ましく、例えばセラミックス,コンクリートまたはレ
ンガなどを用いることができる。
【0009】こうすることにより、液体を吸収した部分
をそうでない部分に対して色を大きく変えることができ
て強調効果が増大し、したがって、その判別が容易にな
る。なお、この方法は水,油,灯油などの液体の種類
や、それが無色か有色などには殆ど影響を受けないもの
である。
をそうでない部分に対して色を大きく変えることができ
て強調効果が増大し、したがって、その判別が容易にな
る。なお、この方法は水,油,灯油などの液体の種類
や、それが無色か有色などには殆ど影響を受けないもの
である。
【0010】図2はこの発明の他の実施例を示す概要図
である。これは、液体吸収材6を配置されたオイルパン
1を、図1の場合と比べて傾けて設置した点が特徴であ
る。こうすれば、液体の液体吸収材6へ滲み込む範囲が
短時間に拡大するため、強調効果を図1の場合よりも高
めることが可能となる利点が得られる。以上では、主と
してオイル漏れ検知について説明したが、この発明はオ
イルを含む液体一般の漏れ検知に適用し得ることは勿論
である。
である。これは、液体吸収材6を配置されたオイルパン
1を、図1の場合と比べて傾けて設置した点が特徴であ
る。こうすれば、液体の液体吸収材6へ滲み込む範囲が
短時間に拡大するため、強調効果を図1の場合よりも高
めることが可能となる利点が得られる。以上では、主と
してオイル漏れ検知について説明したが、この発明はオ
イルを含む液体一般の漏れ検知に適用し得ることは勿論
である。
【0011】
【発明の効果】この発明によれば、液体吸収材を配置し
液体漏れを強調して検出するようにしたので、異常検知
が確実に行なわれるという利点が得られる。また、液体
の落下方向に対して或る角度をもって配置することによ
り、強調効果をより高めることが可能となる利点もあ
る。
液体漏れを強調して検出するようにしたので、異常検知
が確実に行なわれるという利点が得られる。また、液体
の落下方向に対して或る角度をもって配置することによ
り、強調効果をより高めることが可能となる利点もあ
る。
【図1】この発明の実施例を示す概要図である。
【図2】この発明の他の実施例を示す概要図である。
【図3】従来例を示す概要図である。
【符号の説明】 1…オイルパン、2…ITVカメラ、3…画像処理装
置、4…画像メモリ、5…警報装置、6…液体吸収材。
置、4…画像メモリ、5…警報装置、6…液体吸収材。
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 喜代志 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 高田 修 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 画像処理をして液体漏れの有無を検出す
るに当たり、液体の落下位置に液体吸収材を配置してお
き、この液体吸収材に形成される液体の浸透状態から液
体漏れの有無を強調して検出可能にしたことを特徴とす
る液体漏れ検出方法。 - 【請求項2】 前記液体吸収材を液体が落下する方向に
対し傾けて配置し、液体の浸透する面積を増加させるこ
とを特徴とする請求項1に記載の液体漏れ検出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1206295A JPH08201212A (ja) | 1995-01-27 | 1995-01-27 | 液体漏れ検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1206295A JPH08201212A (ja) | 1995-01-27 | 1995-01-27 | 液体漏れ検出方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08201212A true JPH08201212A (ja) | 1996-08-09 |
Family
ID=11795121
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1206295A Pending JPH08201212A (ja) | 1995-01-27 | 1995-01-27 | 液体漏れ検出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08201212A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102008020273A1 (de) * | 2008-04-22 | 2009-10-29 | Khs Ag | Verfahren und Vorrichtung zur Dichtigkeitsprüfung von Behältern |
JP2010217069A (ja) * | 2009-03-18 | 2010-09-30 | Kayaba Ind Co Ltd | 流体洩れ検査装置及び検査方法 |
CN103323186A (zh) * | 2013-06-25 | 2013-09-25 | 保定天威集团有限公司 | 一种变压器油箱焊缝检漏的工艺 |
JP2019156503A (ja) * | 2018-03-07 | 2019-09-19 | 東芝エレベータ株式会社 | 油圧エレベータ内の油漏れ検出システム |
-
1995
- 1995-01-27 JP JP1206295A patent/JPH08201212A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102008020273A1 (de) * | 2008-04-22 | 2009-10-29 | Khs Ag | Verfahren und Vorrichtung zur Dichtigkeitsprüfung von Behältern |
JP2010217069A (ja) * | 2009-03-18 | 2010-09-30 | Kayaba Ind Co Ltd | 流体洩れ検査装置及び検査方法 |
CN103323186A (zh) * | 2013-06-25 | 2013-09-25 | 保定天威集团有限公司 | 一种变压器油箱焊缝检漏的工艺 |
JP2019156503A (ja) * | 2018-03-07 | 2019-09-19 | 東芝エレベータ株式会社 | 油圧エレベータ内の油漏れ検出システム |
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