JPH05346365A - 水・油溜り検知方法及び装置 - Google Patents

水・油溜り検知方法及び装置

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JPH05346365A
JPH05346365A JP15471992A JP15471992A JPH05346365A JP H05346365 A JPH05346365 A JP H05346365A JP 15471992 A JP15471992 A JP 15471992A JP 15471992 A JP15471992 A JP 15471992A JP H05346365 A JPH05346365 A JP H05346365A
Authority
JP
Japan
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image
pattern
water
oil
binary
Prior art date
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Pending
Application number
JP15471992A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Senoo
誠 妹尾
Kenji Tsuchida
健二 土田
Kazunori Koga
和則 古賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】漏洩発生の可能性のある機器の下方に規則的な
パターンを設置し、そのパターン上の液体の溜りを画像
処理により確実に検知する。 【構成】水又は油の漏洩の可能性のある機器下方床面に
特定のパターンを設置する手段,パターンを映像化する
手段,映像化手段によって得た正常時の画像を記憶する
手段,正常時の画像と監視時に得た画像との差を演算す
る手段,両画像に有意な差が有った際に水又は油の漏洩
が有ることの警報を表示・出力する手段よりなる水・油
溜り検知装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大規模プラント等にお
ける機器からの水・油等の透明液体の自動漏洩検知方法
に係り、特に、機器下方の床面上の水・油の溜りを自動
的に検知する方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプラント機器自動監視では、機器
からの漏洩が発生する可能性のある箇所に、水・油等の
液体を吸収するとその液体を吸収した物体の電気抵抗が
変化することを利用した方法が採用されていた。しか
し、この従来法では、監視エリアが広い場合にはセンサ
の数が急増すること、センサ設置雰囲気の湿度が高くな
った場合の誤動作等の点で問題があった。また、漏洩液
体が透明なものでない場合には、ITVカメラによる画
像を用いた自動検知方法が考えられている。しかし、透
明な液体が塗装された床面に漏洩したような場合には、
これを視覚的に確実に検知できる方法が無かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、種々
のプラントにおいて、機器から床面上に漏洩した透明な
液体を視覚的,自動的に検知する方法および装置を提供
することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、液体の表面張力と透明液体のレンズ効果を利用し
て、ある特定の規則的なパターンの上に透明な液溜りが
生じた場合のパターンのみだれを、所定の角度で設定し
たカメラで捕えた画像上で自動的に検知するようにした
ものである。
【0005】
【作用】所定の規則正しいパターンの上に透明液体の溜
りがない場合には、規則正しいパターンの画像がそのま
ま得られるが、パターン上に液体の溜りが発生すると、
その溜りを斜方からカメラで捕えた画像内の水溜り部分
のパターンに歪が発生するので、画像処理によりその歪
を自動的に抽出することができる。また、透明液体の溜
りがない場合の画像を予め記憶しておけば、この参照用
画像と監視時の画像との差を抽出することによっても透
明液体の有無を検知することができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1及び図2によ
り説明する。図1は、本発明によるハードウェア構成の
一実施例を示すもので、透明液体の漏洩が発生する可能
性の有る機器50,規則正しいパターンを描いた平板6
0,撮像装置70,画像メモリ80,画像処理装置9
0,2値化画像パターンマッチング処理装置100,パ
ターン2値化画像記憶メモリ110,表示装置120,
キーボード130で構成する。
【0007】規則正しいパターンを描いた平板60は、
透明液体の漏洩が発生する可能性の有る機器50の下方
の床面に設置するので、液体の漏洩が発生すればパター
ン平板60の上に溜りが生じる。撮像装置70はパター
ン平板60を映像化する装置であり、工業用テレビ(I
TV)カメラ等を用いる。この場合、ITVカメラは監
視対象機器の近傍に固定されていても良いし、移動装置
に搭載されていても良い。ITVカメラで捕えた映像
は、画像処理装置90によって画像に変換され、画像メ
モリ80に一旦記憶される。液体の発生していない正常
時のパターン画像は、画像処理装置90で2値化され、
2値化画像パターンマッチング処理装置100を介して
パターン2値化画像記憶メモリ110で記憶される。監
視時は、正常時のパターン画像記憶と同様にパターン画
像が画像処理装置90で2値化され、画像メモリ80に
一旦記憶される。次に、2値化画像パターンマッチング
処理装置100では、監視対象に対応した正常時のパタ
ーン2値化画像をパターン2値化画像記憶メモリ110
から、監視時のパターン2値化画像を画像メモリ80か
らそれぞれ入力し、両画像間の差を抽出する。この両画
像間に有意な差が有れば、液体の漏洩が発生したとして
表示装置120に警報を表示出力する。また、2値化画
像パターンマッチング処理装置100は、液体の漏洩の
有無の判定に必要な判定値をキーボード130から入力
し、2値化画像パターンマッチング処理装置100内の
メモリに記憶する。
【0008】図2は本発明による透明な液体を検知する
処理手順の一例を示したものである。監視を開始する
と、先ず、ITVカメラにより監視対象機器の下方に設
置されたパターンの画像を入力する(処理ステップ
5)。ここで入力した画像を予め設定された2値化レベ
ルで2値化処理する(処理ステップ10)。次に、この
パターン2値化画像と、予め記憶されたパターン2値化
画像との照合を実施する(処理ステップ20)。この2
値化パターン画像の照合の結果、両画像間に有意な差が
有るかを判定する(処理手順30)。この判定処理の結
果、有意な差が検出されれば、“水溜り又は油溜り有
り”の警報メッセージを表示出力する(処理ステップ4
0)。
【0009】図3及び図4は、規則パターンとして格子
状パターンを用いた例である。図3は、透明な液体が溜
っていない正常時の格子状パターンを、カメラで斜方か
ら撮像した場合の2値化画像を示している。このような
格子状パターンの上に透明な液体が溜った場合に撮像し
た画像の2値化画像では、図4に示すように、液体の溜
った部分の光の屈折によって直線格子に歪みが発生す
る。よって、図3と図4の画像の差を抽出することで透
明液体の溜りの有無を検出することが出来る。
【0010】図5は、図2の処理ステップ20をより具
体的にしたパターン2値化画像の照合処理の一実施例を
示したものである。このパターン2値化画像の照合処理
では、予めメモリに記憶された監視対象の正常時のパタ
ーン2値化画像Pr(i,j)をメモリから入力(処理ス
テップ21)し、引き続いて監視時の監視対象のパター
ン2値化画像P(i,j)を画像処理装置から入力する。
次に、画像上のX及びY方向の座標を表すi及びj等を
初期化する(処理ステップ23)。さらに、パターン2
値化画像の差は、2値化画像の各画素ごとに差の絶対値
を積算する。n及びmは、それぞれ画像のX方向及びY
方向の画素数を表している。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、通常の視覚的手段では
検知が困難な透明な液体の溜りを自動的に検知すること
が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のハードウェア構成のブロック図。
【図2】本発明の水・油溜り検知方法の実施例のフロー
チャート。
【図3】正常時の格子パターン画像の説明図。
【図4】液溜りの有る格子パターン画像の説明図。
【図5】パターン2値化画像の照合処理の実施例のフロ
ーチャート。
【符号の説明】
60…規則パターンを描いた平板、70…撮像装置、8
0…画像メモリ、90…画像処理装置、100…2値化
画像パターンマッチング処理装置、110…パターン2
値化画像記憶メモリ、120…表示装置、130…キー
ボード。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラント内の機器からの水又は油の漏洩に
    よる溜りを自動検知する方法において、水又は油の漏洩
    の可能性のある機器下方床面に特定のパターンを設置
    し、正常時に撮像し予め記憶されたパターン画像と、監
    視時に得た前記パターン画像との差を演算し、両画像の
    有意な差の有無によって水又は油の漏洩の有無を検知す
    ることを特徴とする水・油溜り検知方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、特定のパターンとして
    正方格子を用いる水・油溜り検知方法。
  3. 【請求項3】請求項1において、正常時と監視時の比較
    用パターン画像として2値化画像を用いる水・油溜り検
    知方法。
  4. 【請求項4】プラント内の機器からの水又は油の漏洩に
    よる溜りを自動検知する装置において、水又は油の漏洩
    の可能性のある機器下方床面に特定のパターンを設置す
    る手段,前記パターンを映像化する手段,前記映像化手
    段によって得た正常時の画像を記憶する手段,正常時の
    画像と監視時に得た画像との差を演算する手段,両画像
    に有意な差が有った際に水又は油の漏洩が有ることの警
    報を表示・出力する手段よりなることを特徴とする水・
    油溜り検知装置。
JP15471992A 1992-06-15 1992-06-15 水・油溜り検知方法及び装置 Pending JPH05346365A (ja)

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JP15471992A JPH05346365A (ja) 1992-06-15 1992-06-15 水・油溜り検知方法及び装置

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Publications (1)

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JPH05346365A true JPH05346365A (ja) 1993-12-27

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ID=15590471

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JP15471992A Pending JPH05346365A (ja) 1992-06-15 1992-06-15 水・油溜り検知方法及び装置

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JP (1) JPH05346365A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11326226A (ja) * 1998-05-19 1999-11-26 Mega Float Gijutsu Kenkyu Kumiai 大型水密構造物の欠陥検出装置
JP2003083838A (ja) * 2001-07-04 2003-03-19 Kansai Electric Power Co Inc:The オリマルジョン油の漏洩検知方法及び装置
US11245875B2 (en) 2019-01-15 2022-02-08 Microsoft Technology Licensing, Llc Monitoring activity with depth and multi-spectral camera

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH11326226A (ja) * 1998-05-19 1999-11-26 Mega Float Gijutsu Kenkyu Kumiai 大型水密構造物の欠陥検出装置
JP2003083838A (ja) * 2001-07-04 2003-03-19 Kansai Electric Power Co Inc:The オリマルジョン油の漏洩検知方法及び装置
US11245875B2 (en) 2019-01-15 2022-02-08 Microsoft Technology Licensing, Llc Monitoring activity with depth and multi-spectral camera

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