JPH08201076A - 景色表示装置 - Google Patents
景色表示装置Info
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- JPH08201076A JPH08201076A JP7007792A JP779295A JPH08201076A JP H08201076 A JPH08201076 A JP H08201076A JP 7007792 A JP7007792 A JP 7007792A JP 779295 A JP779295 A JP 779295A JP H08201076 A JPH08201076 A JP H08201076A
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Abstract
ど情報とともに画面に表示する。また、最も景色の良い
場所を自動的にサーチしてみつけだす。 【構成】 地図情報3あるいはデータベース4にある高
度情報を利用して、任意の位置からみた山岳の様子を山
岳形状表示機能8が行う。また、山名・標高表示機能
9、広面積表示機能10、天空情報表示機能11、目標
物表示機能12がそれぞれ表示を行い景色を作成する。
さらに、あらかじめ設定した複数の場所に対して作成さ
れた景色の評価値を評価値計算機能20が行い、もっと
も景色の良い場所を見つけだす。景色評価値の計算方法
はその目的によって異なり、複数種類ある。切断面表示
機能21、高度目盛表示機22、伝搬軌跡表示機能24
は2点間の電波の伝搬状況を解析できる機能を有してい
る。
Description
置、観光地の案内システム、無線業務補助装置などにお
ける景色表示装置に関するものである。
装置を組み合わせて、地図上に現在位置を表示させるナ
ビゲーション装置が普及し始めている。ここで表示され
ている地図とは、自分の位置の上空から見おろした航空
写真のような風景を模式化したものであり、自分の位置
と目的地との位置関係が一目でわかるものであるが、平
面図であるため、任意の地点からみた景色はわかりにく
い。
された景色案内を良く見かける。その地点から東西南北
の景色の説明が記されている物で、山々の形や、山の名
前、高さ、平野・盆地の名前、海・湖の名前などが実際
の景色と見比べながら分かるようになっている。
いは無線局そのものを設置する場所を選択するとき、設
置や用地確保の容易さなどの条件はもちろんだが、なる
べく多くの家に電波が届くように見晴らしの良い場所を
選ぶ。従来はそのために等高線が入った地図を見なが
ら、サービス範囲を推定して選択している。
のがよく用いられる。これは、位置、時刻などから星空
の様子を簡単に表示するものである。構造は何枚かの円
形の厚紙を重ねて中心の1点で回転できるようにしてあ
り、位置、日付、時刻などの目盛りがふられており、そ
れにあわせて厚紙を回転させると最終的に半円形の窓に
星空が現れるというものである。
ような従来の技術では次のような問題点を有する。まず
第1に、観光地の見晴らし台のように固定の景色案内が
あればよいが、それ以外では景色の内容が分かりにくい
ことである。特に、移動体の場合は、固定の景色案内は
無意味であるので、地図を見て、景色を推定する方法し
かない。どんな場所でも景色案内が見れると便利であ
る。
の設置場所にいなければ見ることができない。任意の場
所の任意の方向の景色がその場所に行かなくてもわかる
ようになると便利である。
あると、景色の最も良い場所を探すのが困難である。何
らかの形で景色の良さを数値化して、自動で最良の場所
を探せるようにすると便利である。
合に、雲が多かったりして星が余り見えなく、さらに方
角がはっきりしない場合は、星座早見盤の表示と実際の
星空の対応がよく取れない。星空の表示と同時に地上の
景色も表示されていると、非常に対応が取り易くなる。
色を表示したり、景色のよい場所を自動探索したり、電
波の山岳回折の様子を図示したりすることができる景色
表示装置を提供するものである。
めに、本発明の景色表示装置は、従来の地図データにあ
わせて高度情報ももち、景色をグラフィックスで作成表
示できるようにしたもので、地図データと画像表示装置
と位置入力装置たとえばGPSなどの自動位置検出装置
を備え、入力された位置から見た景色を地図データより
作り出して画像表示装置に表示する構成にしている。
り出し、現地に行く前に事前に景色を調査できる。ま
た、GPSなどの自動位置検出装置を用いれば、人が位
置を入力しなくても自動的に現在位置の景色を表示で
き、また移動している場合に景色表示もそれに追従させ
て変化させることができる。また、地図データ中の地
名、都市名、山、川、湖の名前などを表示させれば景色
案内に役立ち、便利に使用できる。
て、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一
実施例における景色表示装置の機能ブロック図である。
図1を用いてその構成を動作とともに説明する。ここ
で、本景色表示装置はそのハードウェア構成が車載用ナ
ビゲーション装置と共通部分が多く、実使用時にナビゲ
ーション機能もあると便利なので、ナビゲーション機能
をも有せしめることとする。
は位置入力装置の一例である自動位置検出装置としての
GPS(Global Positioning System) であり、GPS衛
星からの電波を利用して地球上の絶対位置を得る。その
現在位置情報と地図情報3によりナビゲーション装置2
4はディスプレイ25に地図と現在位置マークを表示す
る。このシステムの状態切り換えや情報入力を人が行う
場合は、キーボード1を用いる。画面上でメニュー選択
をする場合は、カーソル表示機能32によってディスプ
レイ25に表示されているカーソルを用いる。また、キ
ーボード1は別にキーボードに限るわけではなく、マウ
スや音声認識などコンピュータ応用機器に使われる入力
装置ならば何でもよい。
ボード1あるいはGPS2から得られた位置を第1の位
置とし、山岳形状表示機能8が地図情報3に入っている
高度(等高線)情報を使って、第1の位置からみた山岳
形状を作成する。作成にあたっての基本アルゴリズムは
コンピュータグラフィックスの世界では従来技術として
存在するのでここでは詳しく述べない。さらに、山名・
標高表示機能9がやはり地図情報3より山・丘の名前や
山・丘の標高を読みとり、ディスプレイ25に表示す
る。同様に広面積表示機能10が都市や湖・海・広い緑
地などの表示とその名前を表示し、目標物表示機能12
が、高いビルやタワーや有名な寺院・学校など目標とな
る建物などの名前を表示する。場合によってはその建物
そのものを表示してもよい。絶対方位表示機能15は、
表示されている景色の下部に目盛りを打ち、東西南北が
分かるように表示する。相対方位表示機能16は絶対方
位表示機能15と似ているが、GPS2から得られた移
動方位を基準とした相対方位で方角を表示するところが
異なる。右何度・左何度あるいは、何時の方向という形
で目盛りを打つ。仰角方位表示機能17は縦方向の方位
角を水平方向と同様に表示する機能であるが、絶対方位
のみで、水平を0度とする。このようにして景色を表示
した例を図2に示す。
を表示出来ない場合はその一部を表示することになる。
たとえば前方±40度の範囲を表示するなどである。そ
のとき、キーボード1を操作するとパンニング表示がな
される。たとえば北の方角±40度の表示であるとき右
回りの操作をすると表示角は±40度のまま、中心が北
から北北東、北東、東北東、東とスムーズにスクロール
するのである。この機能は別に特殊なものではなく、3
60度の景色データを作成したあと、表示ウインドウを
変えていくだけである。このパンニング操作指令をキー
ボード1でなくジャイロ5から得るとパンニング機能が
さらに有効に発揮される。ジャイロ5とは、通常、回転
角速度を検出するものであり、その出力を積分すると回
転角度となるものである。この出力をパンニング操作指
令として、すなわち景色表示方位中心とすると、見晴ら
し台でこの景色表示装置を手にもったまま体の向きを変
えるとそれに同期して景色表示がパンニングするように
なる。つまり、どの方向を向いても自分の実際に見てい
る景色と同じ景色が表示されているわけである。また、
ジャイロ5は方位を検出するものならば何でも良く、地
磁気検出器などでもよい。
位置と日時が決まればどんな星がどの方向に存在するか
は一義的に決まることは周知である。この星空の様子を
表示するのがこの機能である。前述した景色表示機能で
は、任意の位置の任意の方向の地上の景色を作成し表示
した。それと同様にキーボード1によって星空表示を選
択すると、天空情報表示機能11はデータベース4から
その日時における各星の等級・位置、どの星座に属して
いるか、その星座の名前などを読みだして、地上の景色
に重ねてディスプレイ25に表示する。こうすることに
より、見える星が少ないときでも地上の景色との対応
で、その星が何の星かがわかりやすい。また、太陽の軌
道軌跡情報もデータベース4にいれておけば、日の出・
日の入りの時刻や景色中の場所も計算・表示できる。
も景色のよい場所を見つけだしたいときに使用する機能
であり、次の3つのケースで考える。最初のケースは、
リアス式海岸のような断崖絶壁付近の海岸線に沿った曲
がりくねったドライブコースを走行中に、この先のどの
駐車場で休憩するかを決定するケースである。キーボー
ド1からなるべく広い視野角で海が見えることを景色が
よいとすること、すなわち景色中の海が直視できる視野
面積(単位は度の2乗)を景色評価値とすることを地域
判定機能19に設定する。次に休憩ポイントの候補地の
位置を入力する。ディスプレイ25上に地図を表示さ
せ、カーソル表示機能32で表示されているカーソルを
各候補地に順次合わせてキーボード1の確認用キーを押
すことにより選択できるようになっている。ポイントで
なく、地図上の道路を選択することもできる。この場合
は、その道路上を25m毎に自動的に候補地とする。こ
うして認定された候補地を順次第1の位置として景色作
成をする。作成されたら、地域判定機能19により海の
属性をもつ範囲を抽出し、視野角面積を計算する。ここ
でいう視野角面積とは、対象物が水平方向15度の視野
角を占め、垂直方向10度の視野角を占めるとき、15
と10の積である150[度・度]という意味である。
この視野角面積を景色評価値として評価値表示用メモリ
6に記憶する。全ての候補地について景色評価値を計算
し終わったら、景色評価値が高いポイントをサーチし、
そのポイントがディスプレイ25上にナビゲーション機
能24によって表示されている地図上に評価値表示機能
13がマークをプロットするなどして表示する。このよ
うにして最も景色のよい場所を地図上で知ることができ
る。
所を見つけるケースである。景色表示装置の使用方法は
前のケースとほぼ同様であり、異なる部分は景色評価値
の定義である。このケースでは、地表の見える視野角面
積において、単位視野角面積毎の見通し距離の平均を景
色評価値とする。すなわち、空を除いた景色の見通し平
均距離が遠いほど景色がよいとするのである。
無線局の設置場所を決定するケースである。テレビなど
の中継局の場合はサービス対象地域をなるべく完全にカ
バーするために、サービス対象地域を広く見渡せるポイ
ントに設置する。また、アマチュア無線局の移動運用場
所を決定する場合は、電波の山岳回折を利用した遠距離
通信を目的とする場合を除いて、通常は放送用中継局と
同様に人口密度の高い都市部が見渡せる場所を選ぶ。こ
のケースにおける景色表示装置の使用方法はやはり前の
ケースとほぼ同様で、景色評価値の定義のみが異なる。
すなわち、このケースの景色評価値は、見渡せる範囲の
総人口である。算出方法も前のケースと同様で、単位視
野角面積毎の人口の総和を求めている。また、このとき
特定の地域のみを対象とする場合、その内容をキーボー
ド1より地域判定機能19に入力しておくことで総人口
計算をするときに特定地域以外の人口は加算しないよう
にすることもできる。
いて述べる。これは、キーボードより第2の位置を入力
すると、その情報が第2位置表示機能18に入力され、
すでに表示している景色表示画面中に第2の位置を下向
き矢印などで示すものである。第2の位置が見通し範囲
に入っていないならば、その方角の上方の空中に矢印を
表示することで、可視かどうかを区別して表示される。
また、矢印表示とともに第1の位置と第2の位置との間
の直線距離も表示する。
例を図3に示す。キーボード1により切断面表示が選択
されると、切断面表示機能21は、地図情報3より高度
情報を参照しながら、第1の位置と第2の位置を含む鉛
直平面で地球を切断した図を表示する。同時に高度目盛
表示機能22が標高目盛りを表示する。また、伝搬軌跡
表示機能23が電波の伝搬軌跡と軌跡の長さなどを計算
して表示する。伝搬軌跡は第1の位置と第2の位置が見
通せるならば直線となるが、山岳回折する場合は折れ線
となる。
る。前述した第2の位置をキーボード1から入力し、第
1の位置に対する第2の位置の方位(仰角も同時に計算
する)が計算されたら、ビームアンテナ28の向いてい
る方角を検出するビーム方位・仰角検出装置29の出力
とその方位・仰角との比較を方位・仰角比較機能26が
行い、その出力をアンテナ駆動装置27に送り、計算さ
れた方位・仰角になるまでビームアンテナ28を駆動す
る。こうして自動的にビームの方向が第2の位置に向く
ことになる。
いて述べる、スキャン出力30の信号をアンテナ駆動装
置27に送る。ビームアンテナ28はその信号通りにス
キャンする。そのときのビーム方位・仰角検出装置29
の出力と受信出力測定装置31の出力を受信レベル表示
メモリ7に記憶する。受信出力測定装置31とはビーム
アンテナ28で第2の位置の相手局(送信側)の電波を
受信したレベルを測定するものである。もし、山による
反射などの影響がなければ、受信レベル表示メモリ7に
記憶されたパターンはビームアンテナ28の指向性パタ
ーンとなる。実際には、山や建造物の影響があるので、
それとは異なる。
モリ7の内容を受信レベル表示機能14が読みだし、景
色と同時にディスプレイ25に表示する。表示例を図4
に示す。図4の中では、受信レベルを3段階で表示して
いる。A山の山腹にも検出されているのは、反射の影響
である。
高度情報を使用して景色を表示する装置を提供するもの
であり、効果については請求項に対応して記述する。 (1) 本景色表示装置は、任意の場所・方向の景色を作り
出すことができるので、現地に行く前に事前に景色を調
査し、そして楽しむことができる。 (2) 位置の入力として、GPSなどを用いれば、人が位
置を入力しなくても自動的に現在位置の景色を表示でき
る。また、移動している場合に景色表示もそれに追従さ
せて変化させることができる。 (3) 観光地用の景色案内が設置されていない場合でも、
本装置を見れば山・湖などの名前がわかるので景色案内
の役割を果たす。 (4) 景色を見るときは方角も知りたいことが多いので、
方角も景色画面に同時に表示されていれば便利である。
特に現在位置でない場所の景色を見るときは重要であ
る。 (5) 車両で走行しているときは、進行方位を基準とした
方位で示すと分かりやすい場合が多い。 (6) 表示だけでなく、方位入力をする場合にも、東西南
北ではなく、たとえば進行方向に対して右方向という座
標系で扱うほうがわかりやすい。 (7) 景色案内の星空版で、星空を見ながら星の名前や星
座名を知ることができる。また、地上の景色も表示して
あるので、雲が多くて見える星が少ない場合でも、地上
の景色との対応、星の位置を確認し易い。 (8) 現在の日時での星空を見ることが多いので、日時を
人間が入力しなくて済むので手間が省ける。また、時間
の推移に追従させて星空表示をさせることができる。 (9) TVなどの放送受信機やアマチュア無線局などの数
は人口に比例するので、可視範囲の人口を景色評価値と
すると、無線設備の設置場所としての評価を定量的にす
ることができる。 (10)景色評価値を用い、複数のポイントで最も景色が良
い場所を自動的にサーチできるので、人間が地図を見て
景色を推定しながら最良の場所を探すよりもはるかに正
確で速い。 (11)景色評価値計算において、特定の地域が可視できな
いことを条件に加えると、無線局のサービス地域に意図
的に加えたくない地域を除くことができる。 (12)一般的な景色評価をする場合には、海や緑地帯など
の視野面積の大きさを景色評価値とすれば、最も海が良
く見えるポイントを探すなどということができる。 (13)評価値計算を複数のポイントで行う場合、そのポイ
ントを入力しなければならない。ドライブをしている場
合は、道路上を進むので、この方法を用いれば道路を選
択すれば自動的に複数のポイントを設定してくれるので
たいへん手間が省ける。 (14)ある地点(第1の位置とする)から別の地点(第2
の位置)がどの方角かを知りたいことが無線の運用中は
よくある。ビームアンテナをその方向に向けるためであ
る。景色表示をしたときに同時に第2の位置が表示され
ていれば、東西南北を知らなくても景色に対応させて正
しくアンテナを向けることができて便利である。 (15)第2の位置が可視でなくても方角が表示されていれ
ば、方角がわかる。また、可視でないことがわかれば、
電波は反射や回折で伝搬してきていることがわかり、ビ
ームアンテナの指向方向を合わせる場合に多少範囲を広
げてスキャンしてみるなどの対応がとれる。 (16)景色画面ではややもすると距離感がつかめないが、
2つの位置間の距離と景色との関係を示すことによっ
て、それを補うことができる。また無線の運用時には相
手局との距離が電波の伝搬状況の把握にかかせない要素
であるので、それを知ることはたいへん有用である。 (17)切断面表示とすることにより、2つの位置間の山な
どの状況がわかりやすい。また、遠距離の場合は地球の
丸みの影響度もわかる。 (18)切断面表示に2つの位置も表示するとさらに分かり
やすい。 (19)切断面表示において2つの位置を直線で結ぶと、位
置関係がさらにわかりやすくなる。 (20)電波の山岳回折の様子が図上で解析できるのでたい
へん有効である。 (21)電波の山岳の回折の様子がさらに詳細に解析でき
る。 (22)景色中のあるポイントを選択して、地名を検索した
り、目的地や第2の位置に設定したりする場合に、わざ
わざ座標を入力する必要がないので非常に便利である。 (23)景色表示装置は、ナビゲーション装置に似ており、
ハードウエア的には地図表示が可能なので、景色表示と
地図表示を組み合わせて位置情報他面的に表現できるの
でさらに人になじみ易くなることと、工業的にも同じハ
ードウエアで多機能化がはかれてコスト的にメリットが
ある。 (24)景色表示は視野角(画角)がわからないと距離間を
間違える可能性がある。表示上の問題から縦横比が異な
る場合や、現在位置以外の場所の景色を見る場合におき
やすい。視野角が表示されていれば、多少まちがえにく
くなる。 (25)視野角表示は目盛りで表示されていると見やすい。 (26)パンニングができると連続した景色が見れるので非
常に使いやすい。 (27)景色案内を現地で見ているとき、体の方向を変えて
どの方向の景色を見ても、本物と同じ景色案内が表示さ
れるようになる。 (28)無線の相手局の位置を第2の位置とすると、第2の
位置からみた第1の位置の方位、すなわち相手局からみ
た自局の方位が即座に分かるので、それを相手局に伝え
ることにより、相手局のビーム方向を自局方面に向けて
もらえる。 (29)電波の伝搬を解析する場合に送受信間距離が重要で
あるが、地図上の2点間距離は実際の伝搬距離ではな
い。この機能により計算された距離は真の距離であるの
で伝搬解析にたいへん有効である。 (30)高度方向の縮尺表示によって、切断面図が理解し易
くなる。 (31)無線運用時に相手局の位置を入力するだけで自局の
ビームアンテナの方向が相手局の方向に向くので、手動
でビーム合わせをする手間が省ける。 (32)相手局の電波がどの方向から到来するかが図示され
るので、反射して伝搬してきた電波に対してもどこで反
射してきたのかがはっきりとわかる。また、自局のアン
テナの指向性パターンの乱れも推定できる。 (33)夕日が水平線に沈む景色が見られる場所を探した
り、日の出・日の入り時刻もわかるので、その景色をど
こで見るかのドライブ計画を立て易い。また、一般の日
の出・日の入りの時刻は水平線に対しての時刻なので、
山から昇ったり沈む場合の時刻はこれとは異なる。本装
置では、景色情報をもっているため、山の場合でも正確
な日の出・日の入りの時刻を求められる。
面の一例
Claims (33)
- 【請求項1】 地図データと画像表示装置と位置入力装
置を備え、入力された位置から見た景色を地図データよ
り作り出して画像表示装置に表示するようにしたことを
特徴とする景色表示装置。 - 【請求項2】 位置入力装置としてGPS(Global Posi
tioning System) を含む自動位置検出装置を備えたこと
を特徴とする請求項1記載の景色表示装置。 - 【請求項3】 景色画面に地名、都市名、山・川・湖の
名前を含む、地図データ中、あるいは別のデータベース
に蓄積されているデータもあわせて表示するようにした
ことを特徴とする請求項1記載の景色表示装置。 - 【請求項4】 景色画面に見ている方角も表示するよう
にしたことを特徴とする請求項1記載の景色表示装置。 - 【請求項5】 移動体の進行方位に対する方角を表示す
るようにしたことを特徴とする請求項4記載の景色表示
装置。 - 【請求項6】 自動位置検出が移動体の進行方位をも検
出できる場合に、その検出された進行方位を基準とした
相対方位の景色を表示するようにしたことを特徴とする
請求項2記載の景色表示装置。 - 【請求項7】 日時入力装置と天空データベースを備
え、任意の位置からみた任意の方角の、任意の日時での
星空も表示できるようにしたことを特徴とする請求項1
記載の景色表示装置。 - 【請求項8】 日時入力装置として内部あるいは外部に
ある時計から得られる情報を用いるようにしたことを特
徴とする請求項7記載の景色表示装置。 - 【請求項9】 地図データ中に人口密度情報を埋め込
む、または人口密度分布を有した別のデータベースを備
え、ある地点からの計算された景色の中で、ある方向範
囲の、あるいは全方向の直接可視できる地域を分割し、
その各面積にそれぞれの地域の人口密度を乗じて加算し
て可視範囲の人口を求め、それをその地点の景色評価値
として記憶あるいは表示するようにしたことを特徴とす
る請求項1記載の景色表示装置。 - 【請求項10】 地図上の設定された複数の地点におけ
る景色評価値を求め、それらを全て、あるいはそれらを
評価値の高い順にソートして最大値を求めるなどの数学
的処理を施した結果を記憶あるいは表示することを特徴
とする請求項9記載の景色表示装置。 - 【請求項11】 地域選択手段を備え、景色評価値を計
算するときに、選択された地域か否かも評価値計算の条
件とするようにしたことを特徴とする請求項9記載の景
色表示装置。 - 【請求項12】 人口ではなく、可視である海・湖・緑
地帯を含む特定の条件に当てはまる地域の視野面積を求
めて景色評価値とするようにしたことを特徴とする請求
項9記載の景色表示装置。 - 【請求項13】 道路選択手段を備え、景色評価値によ
り選択された複数の地点を、選択された道路に沿って自
動的に設定するようにしたことを特徴とする請求項10
または12記載の景色表示装置。 - 【請求項14】 具備している位置入力装置あるいは別
に備えている位置入力装置より第2の位置を入力し、第
1の位置に対する第2の位置の方向を計算し、景色中に
表示するようにしたことを特徴とする請求項1記載の景
色表示装置。 - 【請求項15】 第2の位置の方向表示において、第2
の位置が可視か否かが分かるように区別して表示するよ
うにしたことを特徴とする請求項14記載の景色表示装
置。 - 【請求項16】 第1の位置と第2の位置の位置間距離
を計算してあわせて表示することを特徴とする請求項1
4記載の景色表示装置。 - 【請求項17】 具備している位置入力装置あるいは別
に備えている位置入力装置より第2の位置を入力し、第
1の位置と第2の位置を結ぶ直線を含む鉛直面で地球を
切断した切断面の全部あるいは一部を表示するようにし
たことを特徴とする請求項1記載の景色表示装置。 - 【請求項18】 切断面図において、第1と第2の位置
もあわせて表示するようにしたことを特徴とする請求項
17記載の景色表示装置。 - 【請求項19】 切断面図において、第1の位置と第2
の位置を結んだ線分をあわせて表示するようにしたこと
を特徴とする請求項17記載の景色表示装置。 - 【請求項20】 切断面図において、第1の位置と第2
の位置を結んで表示した線分が、第1の位置と第2の位
置の間にある山や丘の地中を通る場合は、切断面内で空
中を通り最も線の長さが短くなる折れ線をあわせて表示
し、第1の位置から第2の位置へ電波が山岳回折して伝
搬する様子を表示可能にしたことを特徴とする請求項1
9記載の景色表示装置。 - 【請求項21】 山岳回折した角度や、第1の位置から
見た回折場所への仰角をあわせて表示するようにしたこ
とを特徴とする請求項20記載の景色表示装置。 - 【請求項22】 カーソルまたはライトペンの表示画面
上の位置を入力する手段を備え、表示されている景色中
の任意の位置を選択することにより、その地点の地図上
の位置が得られるようにしたことを特徴とする請求項1
記載の景色表示装置。 - 【請求項23】 地図情報を表示する手段をあわせもつ
ことを特徴とする請求項1記載の景色表示装置。 - 【請求項24】 景色の水平方向あるいは垂直方向ある
いは両方の視野角もあわせて表示するようにしたことを
特徴とする請求項1記載の景色表示装置。 - 【請求項25】 視野角を目盛りの形で表示するように
したことを特徴とする請求項24記載の景色表示装置。 - 【請求項26】 第1の位置からの景色をパンニング表
示する手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の景
色表示装置。 - 【請求項27】 地磁気またはジャイロを含む方位検出
装置を備え、表示装置を回転させるとそれに同期して景
色がパンニング表示されるようにしたことを特徴とする
請求項26記載の景色表示装置。 - 【請求項28】 第2に位置に対する第1の位置の方角
を計算して表示する手段を備えたことを特徴とする請求
項14記載の景色表示装置。 - 【請求項29】 電波の伝搬コースの距離を計算して表
示する手段を備えたことを特徴とする請求項20記載の
景色表示装置。 - 【請求項30】 断面図に高度を表す目盛りをあわせ表
示する手段を備えたことを特徴とする請求項17記載の
景色表示装置。 - 【請求項31】 指向性をもつアンテナとその指向性ビ
ームの方向を変化させられる手段を備え、計算された方
位または計算された仰角にビームの方向を自動的に位置
ぎめ可能にしたことを特徴とする請求項14または請求
項21記載の景色表示装置。 - 【請求項32】 するどい指向性を持ったアンテナと、
その指向性ビームの方向を手動あるいは自動で変える手
段と、指向性ビームの水平または垂直の方向を出力する
手段と、アンテナで受信された目的とする周波数の受信
出力を測定する手段を備え、ビームの方向と受信レベル
をあわせ表示する手段を備えたことを特徴とする請求項
1記載の景色表示装置。 - 【請求項33】 任意の地点における任意の日付での日
の出や日の入りの時刻や方角を表示する手段をもつこと
を特徴とする請求項1記載の景色表示装置。
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