JPH08200937A - 炭酸ガス吸着剤、発泡断熱材、発泡断熱材の製造方法、及び断熱箱体 - Google Patents
炭酸ガス吸着剤、発泡断熱材、発泡断熱材の製造方法、及び断熱箱体Info
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- JPH08200937A JPH08200937A JP7009073A JP907395A JPH08200937A JP H08200937 A JPH08200937 A JP H08200937A JP 7009073 A JP7009073 A JP 7009073A JP 907395 A JP907395 A JP 907395A JP H08200937 A JPH08200937 A JP H08200937A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、炭酸ガス吸着剤を硬質ウレタンフ
ォーム中に一体発泡し、硬質ウレタンフォーム中の炭酸
ガスを吸着除去することによりフォーム断熱性能を改善
することを目的とする。 【構成】 アルカリ金属水酸化物、或はアルカリ土金属
水酸化物に水分を保持させた後、有機樹脂組成物にて被
膜成形した炭酸ガス吸着剤を硬質ウレタンフォーム中に
一体発泡し、フォーム発泡効率等に問題なくウレタンフ
ォーム中の炭酸ガスを効率よく吸着除去することを特徴
とする。
ォーム中に一体発泡し、硬質ウレタンフォーム中の炭酸
ガスを吸着除去することによりフォーム断熱性能を改善
することを目的とする。 【構成】 アルカリ金属水酸化物、或はアルカリ土金属
水酸化物に水分を保持させた後、有機樹脂組成物にて被
膜成形した炭酸ガス吸着剤を硬質ウレタンフォーム中に
一体発泡し、フォーム発泡効率等に問題なくウレタンフ
ォーム中の炭酸ガスを効率よく吸着除去することを特徴
とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷蔵庫、冷凍庫等に用
いる発泡断熱材、および発泡断熱材を充填してなる断熱
箱体に関するものである。
いる発泡断熱材、および発泡断熱材を充填してなる断熱
箱体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、クロロフルオロカーボン(以下C
FCと称する)、更にはハイドロクロロフルオロカーボ
ン(以下HCFCと称する)によるオゾン層破壊および
地球温暖化等の環境問題が注目されており、発泡断熱材
である硬質ウレタンフォームの製造にあたっては、CF
C、及びHCFC使用量の削減を目的として、有機ポリ
イソシアネートと水との反応によって得られる炭酸ガス
を発泡剤の一部として用いる方法が適用されている。
FCと称する)、更にはハイドロクロロフルオロカーボ
ン(以下HCFCと称する)によるオゾン層破壊および
地球温暖化等の環境問題が注目されており、発泡断熱材
である硬質ウレタンフォームの製造にあたっては、CF
C、及びHCFC使用量の削減を目的として、有機ポリ
イソシアネートと水との反応によって得られる炭酸ガス
を発泡剤の一部として用いる方法が適用されている。
【0003】しかし、炭酸ガスを発泡剤の一部として用
いる方法は、炭酸ガスの気体熱伝導率が大きいため発泡
断熱材の断熱性能が劣る欠点があり、特開昭62-173268
号公報にも述べられているように炭酸ガス吸着剤で炭酸
ガスを吸着除去し、前記欠点を補う技術が示されてい
る。
いる方法は、炭酸ガスの気体熱伝導率が大きいため発泡
断熱材の断熱性能が劣る欠点があり、特開昭62-173268
号公報にも述べられているように炭酸ガス吸着剤で炭酸
ガスを吸着除去し、前記欠点を補う技術が示されてい
る。
【0004】特開昭62-173268号公報を説明すると、炭
酸ガス吸着剤を含有するホットメルトを面材裏面に塗布
して発泡断熱材で一体発泡したものである。発泡断熱材
に含まれる炭酸ガスは面材裏面に塗布したホットメルト
中の炭酸ガス吸着剤に吸着される結果、発泡断熱材の気
体成分熱伝導率が小さくなり、断熱性能向上が図れると
いうものである。
酸ガス吸着剤を含有するホットメルトを面材裏面に塗布
して発泡断熱材で一体発泡したものである。発泡断熱材
に含まれる炭酸ガスは面材裏面に塗布したホットメルト
中の炭酸ガス吸着剤に吸着される結果、発泡断熱材の気
体成分熱伝導率が小さくなり、断熱性能向上が図れると
いうものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、発泡断
熱材に含まれる炭酸ガスの吸着除去に要する時間は、炭
酸ガスの拡散速度と移動距離に依存する結果、従来仕様
では約一週間を要するため工業化に大きな問題があっ
た。更には、断熱壁が厚い場合は一層吸着効率が低下す
る。従って、より短時間で炭酸ガスを吸着除去し、高性
能の発泡断熱材を得る仕様が必要となっていた。
熱材に含まれる炭酸ガスの吸着除去に要する時間は、炭
酸ガスの拡散速度と移動距離に依存する結果、従来仕様
では約一週間を要するため工業化に大きな問題があっ
た。更には、断熱壁が厚い場合は一層吸着効率が低下す
る。従って、より短時間で炭酸ガスを吸着除去し、高性
能の発泡断熱材を得る仕様が必要となっていた。
【0006】また、面材裏面にホットメルトを塗布する
仕様は、一体発泡時のウレタン反応熱で部分的にホット
メルトが溶融する結果、発泡断熱材との接着が不均一と
なって断熱箱体の外観が変形する問題もあった。
仕様は、一体発泡時のウレタン反応熱で部分的にホット
メルトが溶融する結果、発泡断熱材との接着が不均一と
なって断熱箱体の外観が変形する問題もあった。
【0007】オゾン層破壊や地球温暖化の原因となるフ
ロン系発泡剤の使用量低減を目的とし、炭酸ガスを主発
泡剤とした場合にも高断熱化が図れ、かつ断熱箱体の外
観品質を確保する手段を見出すことが課題であった。
ロン系発泡剤の使用量低減を目的とし、炭酸ガスを主発
泡剤とした場合にも高断熱化が図れ、かつ断熱箱体の外
観品質を確保する手段を見出すことが課題であった。
【0008】本発明は、上記課題に鑑み、地球環境保護
を主要目的とし、オゾン層破壊の影響が全く無く、地球
温暖化へ与える影響も極めて少ない炭酸ガスを発泡剤の
主成分とする発泡断熱材を用いる場合においても、量産
品質上問題無く適用できる発泡断熱材を提供するもので
ある。
を主要目的とし、オゾン層破壊の影響が全く無く、地球
温暖化へ与える影響も極めて少ない炭酸ガスを発泡剤の
主成分とする発泡断熱材を用いる場合においても、量産
品質上問題無く適用できる発泡断熱材を提供するもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために少なくともアルカリ金属の水酸化物、或いは
アルカリ土金属の水酸化物を含む無機化合物にアルカリ
金属の水酸化物とアルカリ土金属の水酸化物に対して1
ミリモル当量以上の水分とを予め保持させた無機化合物
表面を有機樹脂組成物にて被膜成形した炭酸ガス吸着剤
を得るものである。
するために少なくともアルカリ金属の水酸化物、或いは
アルカリ土金属の水酸化物を含む無機化合物にアルカリ
金属の水酸化物とアルカリ土金属の水酸化物に対して1
ミリモル当量以上の水分とを予め保持させた無機化合物
表面を有機樹脂組成物にて被膜成形した炭酸ガス吸着剤
を得るものである。
【0010】また、有機ポリイソシアネート、ポリオー
ル、触媒、整泡剤、発泡剤成分として少なくとも水を含
む原料と少なくともアルカリ金属の水酸化物、或いはア
ルカリ土金属の水酸化物を含む無機化合物にアルカリ金
属の水酸化物とアルカリ土金属の水酸化物に対して1ミ
リモル当量以上の水分とを予め保持させた無機化合物表
面を有機樹脂組成物にて被膜成形した炭酸ガス吸着剤と
を混合撹拌し発泡生成した発泡断熱材を得るものであ
る。
ル、触媒、整泡剤、発泡剤成分として少なくとも水を含
む原料と少なくともアルカリ金属の水酸化物、或いはア
ルカリ土金属の水酸化物を含む無機化合物にアルカリ金
属の水酸化物とアルカリ土金属の水酸化物に対して1ミ
リモル当量以上の水分とを予め保持させた無機化合物表
面を有機樹脂組成物にて被膜成形した炭酸ガス吸着剤と
を混合撹拌し発泡生成した発泡断熱材を得るものであ
る。
【0011】また、炭酸ガス吸着剤の混合撹拌におい
て、まず、有機ポリイソシアネート、ポリオール、触
媒、整泡剤、発泡剤成分として少なくとも水を含む原料
を予め混合した後、少なくともアルカリ金属の水酸化
物、或いはアルカリ土金属の水酸化物を含む無機化合物
にアルカリ金属の水酸化物とアルカリ土金属の水酸化物
に対して1ミリモル当量以上の水分とを予め保持させた
無機化合物表面を有機樹脂組成物にて被膜成形した炭酸
ガス吸着剤を混合してなる発泡断熱材を製造するもので
ある。
て、まず、有機ポリイソシアネート、ポリオール、触
媒、整泡剤、発泡剤成分として少なくとも水を含む原料
を予め混合した後、少なくともアルカリ金属の水酸化
物、或いはアルカリ土金属の水酸化物を含む無機化合物
にアルカリ金属の水酸化物とアルカリ土金属の水酸化物
に対して1ミリモル当量以上の水分とを予め保持させた
無機化合物表面を有機樹脂組成物にて被膜成形した炭酸
ガス吸着剤を混合してなる発泡断熱材を製造するもので
ある。
【0012】また、外箱と、内箱と、前記外箱および内
箱によって形成される空間部に有機ポリイソシアネー
ト、ポリオール、触媒、整泡剤、発泡剤成分として少な
くとも水を含む原料と少なくともアルカリ金属の水酸化
物、或いはアルカリ土金属の水酸化物を含む無機化合物
にアルカリ金属の水酸化物とアルカリ土金属の水酸化物
に対して1ミリモル当量以上の水分とを予め保持させた
無機化合物表面を有機樹脂組成物にて被膜成形した炭酸
ガス吸着剤とを混合撹拌し発泡生成した発泡断熱材を充
填して成る断熱箱体を成形したものである。
箱によって形成される空間部に有機ポリイソシアネー
ト、ポリオール、触媒、整泡剤、発泡剤成分として少な
くとも水を含む原料と少なくともアルカリ金属の水酸化
物、或いはアルカリ土金属の水酸化物を含む無機化合物
にアルカリ金属の水酸化物とアルカリ土金属の水酸化物
に対して1ミリモル当量以上の水分とを予め保持させた
無機化合物表面を有機樹脂組成物にて被膜成形した炭酸
ガス吸着剤とを混合撹拌し発泡生成した発泡断熱材を充
填して成る断熱箱体を成形したものである。
【0013】
【作用】上記構成によって、アルカリ金属の水酸化物、
或いはアルカリ土金属の水酸化物は、微量水分を予め保
持しているため炭酸ガス雰囲気下に設置した場合は、水
分の触媒作用により炭酸ガスと短時間で反応が進行し炭
酸塩となって炭酸ガスの吸着除去が達成できるのであ
る。なお、炭酸ガス吸着剤は、予め水分を保持させてい
るためウレタン発泡断熱材中のような気密、及び乾燥状
態であってもアルカリ金属の水酸化物、或いはアルカリ
土金属の水酸化物は、炭酸ガスと容易に反応する。
或いはアルカリ土金属の水酸化物は、微量水分を予め保
持しているため炭酸ガス雰囲気下に設置した場合は、水
分の触媒作用により炭酸ガスと短時間で反応が進行し炭
酸塩となって炭酸ガスの吸着除去が達成できるのであ
る。なお、炭酸ガス吸着剤は、予め水分を保持させてい
るためウレタン発泡断熱材中のような気密、及び乾燥状
態であってもアルカリ金属の水酸化物、或いはアルカリ
土金属の水酸化物は、炭酸ガスと容易に反応する。
【0014】また、炭酸ガス吸着剤は発泡断熱材中に均
一に分散分布するため発泡断熱材の気泡内炭酸ガスが吸
着剤へ移動する距離は極めて小さくなり、短時間で、炭
酸ガスの吸着除去が可能となるのである。
一に分散分布するため発泡断熱材の気泡内炭酸ガスが吸
着剤へ移動する距離は極めて小さくなり、短時間で、炭
酸ガスの吸着除去が可能となるのである。
【0015】更に、炭酸ガス吸着剤は有機樹脂組成物で
被膜成形されているため、原料混合過程にて有機イソシ
アネートと保持水分との不必要なウレア反応の進行もな
い。更には、炭酸ガスは有機樹脂組成物の透過に若干時
間を要するためフォーム発泡推進力となる発泡時炭酸ガ
スについては、吸着除去されないためフォーム発泡効率
が低下することもない。
被膜成形されているため、原料混合過程にて有機イソシ
アネートと保持水分との不必要なウレア反応の進行もな
い。更には、炭酸ガスは有機樹脂組成物の透過に若干時
間を要するためフォーム発泡推進力となる発泡時炭酸ガ
スについては、吸着除去されないためフォーム発泡効率
が低下することもない。
【0016】すなわち、ウレタン原料混合後の発泡過程
では何等弊害なく、ウレタン樹脂硬化後は炭酸ガス吸着
剤によって炭酸ガスを吸着除去するため気泡内ガスが純
化され発泡断熱材の高断熱化が図れるのである。
では何等弊害なく、ウレタン樹脂硬化後は炭酸ガス吸着
剤によって炭酸ガスを吸着除去するため気泡内ガスが純
化され発泡断熱材の高断熱化が図れるのである。
【0017】一方、製造方法として、有機ポリイソシア
ネ−ト、ポリオ−ル、触媒、整泡剤、発泡剤成分として
水を含んだ原料を混合した後、炭酸ガス吸着剤を混合し
て発泡断熱材を製造する場合は、炭酸ガス吸着剤が原料
中に混合している時間が極めて短いため、強い触媒作用
を有するような炭酸ガス吸着剤であっても異常な反応が
起こる問題等もなく、安定した発泡挙動により高性能の
発泡断熱材を得ることができる。
ネ−ト、ポリオ−ル、触媒、整泡剤、発泡剤成分として
水を含んだ原料を混合した後、炭酸ガス吸着剤を混合し
て発泡断熱材を製造する場合は、炭酸ガス吸着剤が原料
中に混合している時間が極めて短いため、強い触媒作用
を有するような炭酸ガス吸着剤であっても異常な反応が
起こる問題等もなく、安定した発泡挙動により高性能の
発泡断熱材を得ることができる。
【0018】また、変形等の断熱箱体外観品質について
も、炭酸ガス吸着剤が発泡断熱材中に均一分散するため
全く問題なく、高品質が確保できるのである。
も、炭酸ガス吸着剤が発泡断熱材中に均一分散するため
全く問題なく、高品質が確保できるのである。
【0019】このように本発明は、前記課題に鑑み、地
球環境保護を主要目的とし、オゾン層破壊の影響が全く
無く、地球温暖化へ与える影響も極めて少ない炭酸ガス
を発泡剤の主成分とする発泡断熱材を用いる場合におい
ても、量産品質上に問題なく、高性能の発泡断熱材と断
熱箱体を提供するものである。
球環境保護を主要目的とし、オゾン層破壊の影響が全く
無く、地球温暖化へ与える影響も極めて少ない炭酸ガス
を発泡剤の主成分とする発泡断熱材を用いる場合におい
ても、量産品質上に問題なく、高性能の発泡断熱材と断
熱箱体を提供するものである。
【0020】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図1、図
2、及び図3を参照しながら説明する。
2、及び図3を参照しながら説明する。
【0021】(表1)に原料処方を示した。プレミック
ス成分として、ポリオールは芳香族アミン系ポリエーテ
ルポリオールで水酸基価460mgKOH/g、触媒は花王
(株)製カオライザーNo.1、整泡剤はシリコーン系界
面活性剤である信越化学(株)製F−337、発泡剤とし
てシクロペンタンと純水を用いて所定の配合部数で混合
する。
ス成分として、ポリオールは芳香族アミン系ポリエーテ
ルポリオールで水酸基価460mgKOH/g、触媒は花王
(株)製カオライザーNo.1、整泡剤はシリコーン系界
面活性剤である信越化学(株)製F−337、発泡剤とし
てシクロペンタンと純水を用いて所定の配合部数で混合
する。
【0022】炭酸ガス吸着剤1は、水酸化カルシウムに
水酸化カルシウムに対して0.01モル当量の水分を含
浸させた後、湿式スプレーコーティングにより酢酸ビニ
ル樹脂を被膜成形したものである。
水酸化カルシウムに対して0.01モル当量の水分を含
浸させた後、湿式スプレーコーティングにより酢酸ビニ
ル樹脂を被膜成形したものである。
【0023】イソシアネート成分は、アミン当量135
のクルードMDIから成る有機ポリイソシアネートであ
る。
のクルードMDIから成る有機ポリイソシアネートであ
る。
【0024】前記プレミックス成分とイソシアネート成
分とを所定の配合部数で高圧発泡機(図示せず)を用い
て混合撹拌し、吐出ヘッド2から内箱3と外箱4によっ
て形成される箱体空間部5に注入口6を介して注入す
る。注入口6の下の箱体フランジ部7には炭酸ガス吸着
剤1が予め配設されている。吐出ヘッド2から吐出され
た原料は、炭酸ガス吸着剤1を巻き込み、一体混合しな
がら箱体空間部5を充填する。充填された硬質ウレタン
フォーム7は、時間経過により硬化し断熱箱体8が得ら
れる。
分とを所定の配合部数で高圧発泡機(図示せず)を用い
て混合撹拌し、吐出ヘッド2から内箱3と外箱4によっ
て形成される箱体空間部5に注入口6を介して注入す
る。注入口6の下の箱体フランジ部7には炭酸ガス吸着
剤1が予め配設されている。吐出ヘッド2から吐出され
た原料は、炭酸ガス吸着剤1を巻き込み、一体混合しな
がら箱体空間部5を充填する。充填された硬質ウレタン
フォーム7は、時間経過により硬化し断熱箱体8が得ら
れる。
【0025】
【表1】
【0026】このようにして得た断熱箱体8は、外観変
形等の問題なく高品質を有しており翌日解体し、硬質ウ
レタンフォーム7をサンプリングした。このときのフォ
ーム密度、フォーム熱伝導率、及び気泡内ガス組成測定
結果を(表1)に示した。フォーム熱伝導率は英弘精機
社製AUTO−Λで、気泡内ガス組成は島津社製ガスク
ロマトグラフィにて測定した。
形等の問題なく高品質を有しており翌日解体し、硬質ウ
レタンフォーム7をサンプリングした。このときのフォ
ーム密度、フォーム熱伝導率、及び気泡内ガス組成測定
結果を(表1)に示した。フォーム熱伝導率は英弘精機
社製AUTO−Λで、気泡内ガス組成は島津社製ガスク
ロマトグラフィにて測定した。
【0027】なお、同時に比較例として水酸化カルシウ
ムに予め水分は含浸させず、酢酸ビニル樹脂により被膜
成形のみ実施した炭酸ガス吸着剤を適用し充填成型した
場合の硬質ウレタンフォームの密度、熱伝導率と気泡内
ガス組成測定結果を(表1)に示した。
ムに予め水分は含浸させず、酢酸ビニル樹脂により被膜
成形のみ実施した炭酸ガス吸着剤を適用し充填成型した
場合の硬質ウレタンフォームの密度、熱伝導率と気泡内
ガス組成測定結果を(表1)に示した。
【0028】また、炭酸ガス吸着剤を加えずに充填成型
した場合の硬質ウレタンフォームの密度、熱伝導率と気
泡内ガス組成測定結果も(表1)に示した。
した場合の硬質ウレタンフォームの密度、熱伝導率と気
泡内ガス組成測定結果も(表1)に示した。
【0029】このように本発明の発泡断熱材は、気泡内
ガス組成として炭酸ガスの比率が大幅に低下し、硬質ウ
レタンフォームの熱伝導率も比較例の炭酸ガス吸着剤を
加えない場合に比べて約10%改善していることが判っ
た。
ガス組成として炭酸ガスの比率が大幅に低下し、硬質ウ
レタンフォームの熱伝導率も比較例の炭酸ガス吸着剤を
加えない場合に比べて約10%改善していることが判っ
た。
【0030】また、水分を含浸させずに酢酸ビニル樹脂
にて被膜成形した炭酸ガス吸着剤を適用し充填成型した
硬質ウレタンフォームでは、炭酸ガス比率は低減され
ず、フォーム熱伝導率の改善もなかった。
にて被膜成形した炭酸ガス吸着剤を適用し充填成型した
硬質ウレタンフォームでは、炭酸ガス比率は低減され
ず、フォーム熱伝導率の改善もなかった。
【0031】なお、水酸化カルシウムと同様に、水酸化
カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化バリウム、及びそ
れらの混合物等も利用できる。更には、酸化カルシウム
のような酸化物に酸化物と当量以上の水分を予め保持さ
せた後有機樹脂組成物にて被膜成形した炭酸ガス吸着剤
の適用も可能である。
カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化バリウム、及びそ
れらの混合物等も利用できる。更には、酸化カルシウム
のような酸化物に酸化物と当量以上の水分を予め保持さ
せた後有機樹脂組成物にて被膜成形した炭酸ガス吸着剤
の適用も可能である。
【0032】また、被膜成形材の有機樹脂組成物はビニ
ル系樹脂同様に、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂等も
利用できる。
ル系樹脂同様に、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂等も
利用できる。
【0033】また、水酸化物に対する水分の担持方法と
しては、単に含浸させるだけでも良いが、場合によって
は水分の脱着が可能なゼオライト化合物や高分子吸収体
等の担持成分の利用も有効である。
しては、単に含浸させるだけでも良いが、場合によって
は水分の脱着が可能なゼオライト化合物や高分子吸収体
等の担持成分の利用も有効である。
【0034】よって、前記発泡断熱材を充填した断熱箱
体は、冷蔵庫、冷凍庫として極めて有用で、優れた断熱
箱体としての品質を確保できるものである。
体は、冷蔵庫、冷凍庫として極めて有用で、優れた断熱
箱体としての品質を確保できるものである。
【0035】
【発明の効果】以上の様に本発明は、少なくともアルカ
リ金属の水酸化物、或いはアルカリ土金属の水酸化物を
含む無機化合物にアルカリ金属の水酸化物とアルカリ土
金属の水酸化物に対して1ミリモル当量以上の水分とを
予め保持させた無機化合物表面を有機樹脂組成物にて被
膜成形した炭酸ガス吸着剤であるからウレタンフォーム
中のような気密状態であっても炭酸ガスの固定化反応が
行えるのである。
リ金属の水酸化物、或いはアルカリ土金属の水酸化物を
含む無機化合物にアルカリ金属の水酸化物とアルカリ土
金属の水酸化物に対して1ミリモル当量以上の水分とを
予め保持させた無機化合物表面を有機樹脂組成物にて被
膜成形した炭酸ガス吸着剤であるからウレタンフォーム
中のような気密状態であっても炭酸ガスの固定化反応が
行えるのである。
【0036】更に、有機ポリイソシアネート、ポリオー
ル、触媒、整泡剤、発泡剤成分として少なくとも水を含
む原料と少なくともアルカリ金属の水酸化物、或いはア
ルカリ土金属の水酸化物を含む無機化合物にアルカリ金
属の水酸化物とアルカリ土金属の水酸化物に対して1ミ
リモル当量以上の水分とを予め保持させた無機化合物表
面を有機樹脂組成物にて被膜成形した炭酸ガス吸着剤と
を混合撹拌し発泡生成した発泡断熱材で有るから気体熱
伝導率の大きな炭酸ガスは炭酸ガス吸着剤により短時間
で吸着除去されるため、高断熱性能の発泡断熱材が得ら
れるのである。
ル、触媒、整泡剤、発泡剤成分として少なくとも水を含
む原料と少なくともアルカリ金属の水酸化物、或いはア
ルカリ土金属の水酸化物を含む無機化合物にアルカリ金
属の水酸化物とアルカリ土金属の水酸化物に対して1ミ
リモル当量以上の水分とを予め保持させた無機化合物表
面を有機樹脂組成物にて被膜成形した炭酸ガス吸着剤と
を混合撹拌し発泡生成した発泡断熱材で有るから気体熱
伝導率の大きな炭酸ガスは炭酸ガス吸着剤により短時間
で吸着除去されるため、高断熱性能の発泡断熱材が得ら
れるのである。
【0037】更に、炭酸ガス吸着剤の混合撹拌におい
て、まず、有機ポリイソシアネート、ポリオール、触
媒、整泡剤、発泡剤成分として少なくとも水を含む原料
を予め混合した後、少なくともアルカリ金属の水酸化
物、或いはアルカリ土金属の水酸化物を含む無機化合物
にアルカリ金属の水酸化物とアルカリ土金属の水酸化物
に対して1ミリモル当量以上の水分とを予め保持させた
無機化合物表面を有機樹脂組成物にて被膜成形した炭酸
ガス吸着剤を混合してなる発泡断熱材の製造方法である
ためにウレタン反応等への影響もなく高品質な発泡断熱
材が得られるのである。
て、まず、有機ポリイソシアネート、ポリオール、触
媒、整泡剤、発泡剤成分として少なくとも水を含む原料
を予め混合した後、少なくともアルカリ金属の水酸化
物、或いはアルカリ土金属の水酸化物を含む無機化合物
にアルカリ金属の水酸化物とアルカリ土金属の水酸化物
に対して1ミリモル当量以上の水分とを予め保持させた
無機化合物表面を有機樹脂組成物にて被膜成形した炭酸
ガス吸着剤を混合してなる発泡断熱材の製造方法である
ためにウレタン反応等への影響もなく高品質な発泡断熱
材が得られるのである。
【0038】更に、外箱と、内箱と、前記外箱および内
箱によって形成される空間部に有機ポリイソシアネー
ト、ポリオール、触媒、整泡剤、発泡剤成分として少な
くとも水を含む原料と少なくともアルカリ金属の水酸化
物、或いはアルカリ土金属の水酸化物を含む無機化合物
にアルカリ金属の水酸化物とアルカリ土金属の水酸化物
に対して1ミリモル当量以上の水分とを予め保持させた
無機化合物表面を有機樹脂組成物にて被膜成形した炭酸
ガス吸着剤とを混合撹拌し発泡生成した発泡断熱材を充
填して成る断熱箱体であるから、熱伝導率の優れた、外
観品質等に問題の無い高品質な断熱箱体が得られるので
ある。
箱によって形成される空間部に有機ポリイソシアネー
ト、ポリオール、触媒、整泡剤、発泡剤成分として少な
くとも水を含む原料と少なくともアルカリ金属の水酸化
物、或いはアルカリ土金属の水酸化物を含む無機化合物
にアルカリ金属の水酸化物とアルカリ土金属の水酸化物
に対して1ミリモル当量以上の水分とを予め保持させた
無機化合物表面を有機樹脂組成物にて被膜成形した炭酸
ガス吸着剤とを混合撹拌し発泡生成した発泡断熱材を充
填して成る断熱箱体であるから、熱伝導率の優れた、外
観品質等に問題の無い高品質な断熱箱体が得られるので
ある。
【0039】このように、オゾン層破壊の影響が全く無
く、地球温暖化へ与える影響も極めて少ない炭酸ガスを
発泡剤の主成分とする発泡断熱材を用いる場合において
も、量産品質上問題無く適用でき地球環境保護に寄与で
きる発泡断熱材と断熱箱体を提供するものである。
く、地球温暖化へ与える影響も極めて少ない炭酸ガスを
発泡剤の主成分とする発泡断熱材を用いる場合において
も、量産品質上問題無く適用でき地球環境保護に寄与で
きる発泡断熱材と断熱箱体を提供するものである。
【図1】本発明の一実施例における断熱箱体を一部切り
欠いた斜視図
欠いた斜視図
【図2】本発明の一実施例における原料を注入する直前
の断熱箱体の断面図
の断熱箱体の断面図
【図3】本発明の一実施例における原料を注入した後の
断熱箱体の断面図
断熱箱体の断面図
1 炭酸ガス吸着剤 3 内箱 4 外箱 5 箱体空間部 8 断熱箱体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中元 英夫 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 (72)発明者 宅島 司 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 少なくともアルカリ金属の水酸化物、或
いはアルカリ土金属の水酸化物を含む無機化合物にアル
カリ金属の水酸化物とアルカリ土金属の水酸化物に対し
て1ミリモル当量以上の水分とを予め保持させた無機化
合物表面を有機樹脂組成物にて被膜成形した炭酸ガス吸
着剤。 - 【請求項2】 有機ポリイソシアネート、ポリオール、
触媒、整泡剤、発泡剤成分として少なくとも水を含む原
料と少なくともアルカリ金属の水酸化物、或いはアルカ
リ土金属の水酸化物を含む無機化合物にアルカリ金属の
水酸化物とアルカリ土金属の水酸化物に対して1ミリモ
ル当量以上の水分とを予め保持させた無機化合物表面を
有機樹脂組成物にて被膜成形した炭酸ガス吸着剤とを混
合撹拌し発泡生成した発泡断熱材。 - 【請求項3】 炭酸ガス吸着剤の混合撹拌において、ま
ず、有機ポリイソシアネート、ポリオール、触媒、整泡
剤、発泡剤成分として少なくとも水を含む原料を予め混
合した後、少なくともアルカリ金属の水酸化物、或いは
アルカリ土金属の水酸化物を含む無機化合物にアルカリ
金属の水酸化物とアルカリ土金属の水酸化物に対して1
ミリモル当量以上の水分とを予め保持させた無機化合物
表面を有機樹脂組成物にて被膜成形した炭酸ガス吸着剤
を混合してなる発泡断熱材の製造方法。 - 【請求項4】 外箱と、内箱と、前記外箱および内箱に
よって形成される空間部に有機ポリイソシアネート、ポ
リオール、触媒、整泡剤、発泡剤成分として少なくとも
水を含む原料と少なくともアルカリ金属の水酸化物、或
いはアルカリ土金属の水酸化物を含む無機化合物にアル
カリ金属の水酸化物とアルカリ土金属の水酸化物に対し
て1ミリモル当量以上の水分とを予め保持させた無機化
合物表面を有機樹脂組成物にて被膜成形した炭酸ガス吸
着剤とを混合撹拌し発泡生成した発泡断熱材を充填して
成る断熱箱体。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7009073A JPH08200937A (ja) | 1995-01-24 | 1995-01-24 | 炭酸ガス吸着剤、発泡断熱材、発泡断熱材の製造方法、及び断熱箱体 |
KR1019960001195A KR0184681B1 (ko) | 1995-01-24 | 1996-01-20 | 탄산가스 흡착제를 가지는 발포 단열재와 그 발포 단열재의 제조방법 |
US08/599,451 US5792801A (en) | 1995-01-24 | 1996-01-22 | Thermal insulation foamed material having carbon dioxide absorbents and method for manufacturing same |
TW085100753A TW404961B (en) | 1995-01-24 | 1996-01-23 | Thermal insulating foamed material having carbon dioxide adsorbents, thermal insulation cabinet and method for manufacturing the material |
EP96300435A EP0723988A1 (en) | 1995-01-24 | 1996-01-23 | Thermal insulating foamed material having carbon dioxide adsorbents and method for manufacturing the same |
CN96101432A CN1061062C (zh) | 1995-01-24 | 1996-01-24 | 具有二氧化碳气体吸附剂的发泡绝热材料及其制法和用途 |
US09/067,519 US5877226A (en) | 1995-01-24 | 1998-04-28 | Thermal insulating foamed material having carbon dioxide adsorbents and method for manufacturing the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7009073A JPH08200937A (ja) | 1995-01-24 | 1995-01-24 | 炭酸ガス吸着剤、発泡断熱材、発泡断熱材の製造方法、及び断熱箱体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08200937A true JPH08200937A (ja) | 1996-08-09 |
Family
ID=11710439
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7009073A Pending JPH08200937A (ja) | 1995-01-24 | 1995-01-24 | 炭酸ガス吸着剤、発泡断熱材、発泡断熱材の製造方法、及び断熱箱体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08200937A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015193839A (ja) * | 2014-03-27 | 2015-11-05 | 積水化学工業株式会社 | 難燃性ウレタン樹脂組成物 |
CN112225862A (zh) * | 2020-10-10 | 2021-01-15 | 万华化学集团股份有限公司 | 一种聚氨酯开孔硬泡组合物、制备方法及应用 |
-
1995
- 1995-01-24 JP JP7009073A patent/JPH08200937A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015193839A (ja) * | 2014-03-27 | 2015-11-05 | 積水化学工業株式会社 | 難燃性ウレタン樹脂組成物 |
CN112225862A (zh) * | 2020-10-10 | 2021-01-15 | 万华化学集团股份有限公司 | 一种聚氨酯开孔硬泡组合物、制备方法及应用 |
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