JPH08200751A - 被メンテナンス部品取り出し具 - Google Patents

被メンテナンス部品取り出し具

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JPH08200751A
JPH08200751A JP838395A JP838395A JPH08200751A JP H08200751 A JPH08200751 A JP H08200751A JP 838395 A JP838395 A JP 838395A JP 838395 A JP838395 A JP 838395A JP H08200751 A JPH08200751 A JP H08200751A
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Osamu Ishii
修 石井
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】メンテナンス作業の能率を向上させることがで
きる被メンテナンス部品取り出し具を提供すること。 【構成】上記取り出し具50は、両端部に第1および第
2の連結金具51,52を有するベルト部材53を備え
る。第1の連結金具は、第1の方向A1に関しての後端
部に位置している、プレフィルタPF、電気集塵エレメ
ントE、脱臭フィルタDFおよびアフターフィルタAF
を連結する。第2の連結金具53は、第1の方向A1に
関しての前端部に位置している、プレフィルタPF、電
気集塵エレメントE、脱臭フィルタDFおよびアフター
フィルタAFを連結する。 【効果】取り出し具50を引き出し方向に連動させるこ
とによって、4列の、プレフィルタPF、電気集塵エレ
メントE、脱臭フィルタDFおよびアフターフィルタA
Fを一括して取り出すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被メンテナンス部品を
収容部から取り出すための用具に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】メン
テナンスを要する被メンテナンス部品を備えた装置は多
種多様ある。この種の装置の一例として、空気調和機に
連結される空気清浄ユニットが挙げられる。空気清浄ユ
ニットにおいては、複数の電気集塵エレメントを互いに
非連結状態で抜き取り方向に列状に並べ、これらを収容
部内に挿脱口を通して抜き取り自在に収容している。
【0003】ところが、抜き取り方向の途中部や後端部
に配置される電気集塵エレメントを、抜き取り方向へ抜
き取る作業が非常に困難であった。そこで、列内で隣接
する電気集塵エレメント同士を蝶番片等で連結するよう
にした空気清浄ユニットが提供されている。この場合、
洗浄等のメンテナンス時に、列全体を一括して出し入れ
することができる。しかしながら、メンテナンス時に、
隣接する電気集塵エレメント同士を連結する作業を多数
回行わなければならず、手間と時間がかかっていた。
【0004】このような問題に対処するため、本願出願
人は、特開平5−168973号公報に示すように、列
の後端部の電気集塵エレメントを係止した状態で、上記
列の後端部の電気集塵エレメントを、列の前端部から引
っ張ることにより、列全体を一括して抜き取ることがで
きる駆動具を設けた空気清浄ユニットを提案した。この
場合、多数回の連結作業を行う必要がなく、メンテナン
スの作業効率を向上させることができた。
【0005】ところで、パチンコ店、スーパーマーケッ
ト等で用いられる大型の空気清浄ユニットでは、抜き取
り方向に並ぶ電気集塵エレメントの列の他に、同じく抜
き取り方向に並ぶプレフィルタ、脱臭フィルタおよびア
フターフィルタの列を、それぞれ、対応する収容部に抜
き取り自在に収容したものが提供されつつある。この場
合、プレフィルタ、電気集塵エレメント、脱臭フィルタ
およびアフターフィルタの各被メンテナンス部品は、こ
の順で、抜き取り方向に直交する通風路に沿って配置さ
れている。また、各被メンテナンス部品に対して要求さ
れるメンテナンス頻度はほぼ等しいので、通常、各被メ
ンテナンス部品を同時に抜き取ってメンテナンスが行わ
れる。
【0006】このような複数列の被メンテナンス部品を
備えた空気清浄ユニットに対して、上記の駆動具を適用
した場合、被メンテナンス部品の取り出し作業を、各列
毎に行わなければならないので、やはりメンテナンス作
業の能率があまり良くないものと予想される。また、各
列毎に駆動具が必要なので、部品点数が増加し製造コス
トが高くなることが予想される。
【0007】本発明は、上記技術的背景に鑑みなされた
もので、被メンテナンス部品が複数列ある装置におい
て、メンテナンス作業の能率を向上でき、かつ製造コス
トの安価な被メンテナンス部品取り出し具の提供を目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の、請求項1記載の発明に係る課題解決手段は、被メン
テナンス部品が抜き取り方向に沿って複数個並べられた
列が複数あり、各列の被メンテナンス部品が、それぞ
れ、収容部内に上記抜き取り方向に沿って抜き取り自在
に収容される装置に適用される被メンテナンス部品取り
出し具において、少なくとも2列の各列の抜き取り方向
の後端部に位置する、被メンテナンス部品同士を連結す
る連結体、および一端部が連結体に接続され、かつ他端
部が上記少なくとも2列の抜き取り方向の前端部まで届
く長尺体を含むものである。
【0009】請求項2記載の発明に係る課題解決手段
は、被メンテナンス部品が所定方向に沿って複数個並べ
られた列が複数あり、各列の被メンテナンス部品が、そ
れぞれ、収容部内に上記所定方向および反所定方向に沿
って抜き取り自在に収容される装置に適用される被メン
テナンス部品取り出し具において、少なくとも2列の各
列の一端部に位置する、被メンテナンス部品同士を連結
する第1の連結体、少なくとも2列の各列の他端部に位
置する、被メンテナンス部品同士を連結する第2の連結
体、および一端部が第1の連結体に接続され、かつ他端
部が第2の連結体に接続された長尺体を含むものであ
る。
【0010】
【作用】上記請求項1記載の発明に係る課題解決手段に
おいて、長尺体の他端部を抜き取り方向に引っ張ると、
この動作に連動して、連結体も抜き取り方向に移動する
ので、被メンテナンス部品が複数列ある装置において、
複数列の被メンテナンス部品を一括して取り出すことが
できる。その結果、メンテナンス作業の能率を向上させ
ることができる。また、複数列の被メンテナンス部品に
対して、連結体および長尺体は各1個でよいので、従来
の駆動具を各列毎に適用する場合に比較して、部品点数
を削減できる。その結果、製造コストが安価となる。
【0011】請求項2記載の発明に係る課題解決手段に
おいて、両端部に第1および第2の連結体を有する長尺
体を備えているので、複数列の被メンテナンス部品を一
括して所定方向および反所定方向の両側へ取り出すこと
ができる。その結果、メンテナンス作業の能率を向上さ
せることができる。また、複数列の被メンテナンス部品
に対して、第1の連結体、第2の連結体および長尺体は
各1個でよいので、従来の駆動具を各列毎に適用する場
合に比較して、部品点数を削減できる。その結果、製造
コストが安価となる。加えて、被メンテナンス部品の両
側への一括取り出しが可能となるので、装置の施工条件
を緩和し、より多様な設備に施工することができるとい
った副次的な効果も奏する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づき詳
細に説明する。図5は本発明の第1実施例に係る被メン
テナンス部品取り出し具が適用される空気清浄ユニット
の構成を示す斜視図である。同図を参照して、この空気
清浄ユニットは、パチンコ店、スーパーマーケット等で
用いられる大型の空気清浄ユニットであって、本体ケー
シング10に形成された上下3段の収容部21,22,
23には、複数の、プレフィルタPF、電気集塵エレメ
ントE、脱臭フィルタDFおよびアフターフィルタAF
が、それぞれ、スライド自在に収容されるようになって
いる。
【0013】本体ケーシング10は、同じ矩形状をし
た天板部11、2枚の中板部12および底板部13と、
これら天板部11、中板部12および底板部13の対
応する四隅をそれぞれ連結した柱14とを備えており、
前後方向Bに沿って通気流を流すものである。天板部1
1、2枚の中板部12および底板部13によって、上記
収容部21〜23が区画されており、図において、各収
容部21〜23の左右方向に、プレフィルタPF、電気
集塵エレメントE、脱臭フィルタDFおよびアフターフ
ィルタAFが挿脱される第1の方向A1および第2の方
向A2(以下、第1の方向A1および第2の方向A2を
総称するときは「挿脱方向A」という。)が設定されて
いると共に、収容部21〜23の左右方向両端の開口に
よって、それぞれ、上下3段の挿脱口31A,32A,
33Aおよび31B,32B,33Bが形成されてい
る。
【0014】各収容部21〜23の左側の上下3段の挿
脱口31A〜33Aは、1枚のサービス扉4Aによって
一括して開閉されるようになっており、同様に右側の上
下3段の挿脱口31B〜33Bは、1枚のサービス扉4
Bによって一括して開閉されるようになっている。各扉
4A,4Bは、それぞれ、蝶番(図示せず。)を介して
後方の柱14に回動自在に取り付けられており、前方の
柱14に取り付けられたフック(図示せず。)によって
閉じ状態が保持される。
【0015】図1は本発明の第1実施例に係る被メンテ
ナンス部品取り出し具を電気集塵エレメントガイドレー
ルに組み込んで、プレフィルタ、電気集塵エレメント、
脱臭フィルタおよびアフターフィルタを収容した状態を
示す斜視図である。同図を参照して、上記中板部12お
よび底板部13の上面には、挿脱方向Aに沿って延
び、プレフィルタPFを挿脱方向Aに沿ってスライド自
在に案内するプレフィルタガイド溝40(以下、「フィ
ルタガイド溝40」という。)と、挿脱方向Aに沿っ
て延び、電気集塵エレメントEを挿脱方向Aに沿ってス
ライド自在に案内する電気集塵エレメントガイドレール
41(以下、「エレメントガイドレール41」とい
う。)と、挿脱方向Aに沿って延び、脱臭フィルタD
Fを挿脱方向Aに沿ってスライド自在に案内する脱臭フ
ィルタガイドレール42(以下、「フィルタガイドレー
ル42」という。)と、挿脱方向Aに沿って延び、ア
フターフィルタAFを挿脱方向Aに沿ってスライド自在
に案内するアフターフィルタガイド溝43(以下、「フ
ィルタガイド溝43」という。)とが形成されている。
【0016】フィルタガイド溝40、エレメントガイド
レール41、フィルタガイドレール42およびフィルタ
ガイド溝43は、この順で、挿脱方向Aに直交する通風
路Bに沿って順次配置されている。それゆえ、挿脱方向
Aに沿って並ぶプレフィルタPF、電気集塵エレメント
E、脱臭フィルタDFおよびアフターフィルタAFの列
は、それぞれ、対応する収容部21〜23に抜き取り自
在に収容されると共に、この順で、通風路Bに沿って順
次配置されることになる。なお、電気集塵エレメントE
の上面ならびに上記第1の方向A1および第2の方向A
2側端面には、それぞれ、把手E1,E2が取り付けら
れている。
【0017】ところで、プレフィルタPF、電気集塵エ
レメントE、脱臭フィルタDFおよびアフターフィルタ
AFは、同時期に洗浄等のメンテナンスを行う必要があ
る。そのため、エレメントガイドレール41には、予め
メンテナンスに具えて、被メンテナンス部品取り出し具
50(以下、単に「取り出し具50」という。)が組み
込まれている。
【0018】取り出し具50は、第1の方向A1に関
しての後端部に位置している、プレフィルタPF、電気
集塵エレメントE、脱臭フィルタDFおよびアフターフ
ィルタAFを連結する第1の連結金具51と、第1の
方向A1に関しての前端部に位置している、プレフィル
タPF、電気集塵エレメントE、脱臭フィルタDFおよ
びアフターフィルタAFを連結する第2の連結金具52
と、一端部が第1の連結金具51に接続され、第1の
連結金具51から第2の連結金具52に向かって延び、
他端部が第2の連結金具52に接続されているベルト部
材53とを備えている。なお、ベルト部材53に替えて
ロープ部材を使用してもよい。
【0019】図2は被メンテナンス部品取り出し具を電
気集塵エレメントガイドレールに組み込む際の手順を説
明するための図である。同図を参照して、上記フィルタ
ガイド溝40は、エレメントガイドレール41の他側
の外側面41bと、当該外側面41bと所定の間隔を
あけて、中板部12および底板部13の上面に取り付け
られたL字形のチャンネル部材44とで構成されてい
る。
【0020】上記エレメントガイドレール41は、中
板部12および底板部13の上面に取り付けられた底面
部411と、底面部411の所定位置から所定の高さ
だけ立ち上がった起立部412a,412bと、各起
立部412a,412bの上面の全長にわたって延び、
電気集塵エレメントEを載置するための載置部413
a,413bと、底面部411の幅方向外側から起立
部412a,412bよりも高く立ち上がり、電気集塵
エレメントEを挿脱方向Aに沿って案内するガイド部4
14a,414bとを一体に具えたチャンネル部材であ
る。
【0021】一方の載置部413aと他方の載置部41
3bとの間には、所定の間隔があけられていると共に、
各載置部413a,413bの略中央部には、それぞ
れ、取り出し具50を底面部411に嵌入させるための
嵌入凹部415a,415bが形成されている。また、
一方の載置部413aの、第1の方向A1に関しての前
端部には、他方の載置部413b側へ突出するスットパ
片416aが延設されていると共に、他方の載置部41
3bの、第1の方向A1に関しての後端部には、一方の
載置部413a側へ突出するストッパ片416bが延設
されている。それゆえ、取り出し具50は、ストッパ片
416a,416bによって、電気集塵エレメントガイ
ドレール41からの離脱を後述する所定の条件で阻止さ
れている。
【0022】上記フィルタガイドレール42は、上記一
方のガイド部414aの上部から外方に梁り出した梁部
417aの上面に取り付けられたコ字形のチャンネル部
材45により構成されている。上記フィルタガイド溝4
3は、エレメントガイドレール41の一側の外側面4
1aと、当該外側面41aと所定の間隔をあけて、中
板部12および底板部13の上面に取り付けられたL字
形のチャンネル部材46とで構成されている。
【0023】上記取り出し具50の各連結金具51,5
2は、エレメントガイドレール41の嵌入凹部415
a,415bから出し入れ可能な平面視矩形のスライド
部511,521と、スライド部511,521の後
端部から立ち上がって、使用時に、プレフィルタPF、
電気集塵エレメントE、脱臭フィルタDFおよびアフタ
ーフィルタAFの、第1の方向A1に関しての前端面お
よび後端面に、それぞれ、当接する(図1参照)略T字
形の当接部512,522と、当接部512,522
の幅方向両端から内側に折り曲げられ、プレフィルタP
FおよびアフターフィルタAFの側面に係合する(図1
参照)一対の係合部513a,513bおよび523
a,523bとを備えている。
【0024】スライド部511,521の略中央部に
は、ベルト部材53の端部を通すための挿通孔511
a,512aが開けられており、この挿通孔511a,
512aを通してベルト部材53の両端部が、それぞ
れ、スライド部511,521の前端部に固定されてい
る。当接部512,522には、スライド部511,5
21をエレメントガイドレール41の底面部411上に
載置した状態で、各載置部413a,413bとの干渉
を防止するための切欠512a,512b,522a,
522bが形成されている。当接部512,522の反
ベルト部材53側を背面側とすると、当接部512,5
22の一方の切欠512a,522aは、それぞれ、背
面側から対向する各ストッパ片416a,416bとの
干渉を阻止することができる寸法に設定されていると共
に、他方の切欠512b,522bは、それぞれ、前方
に対向する各ストッパ片416a,416bに対して当
接可能な寸法に設定されている。
【0025】したがって、製品の組み立て時に、例えば
第2の連結金具52を、図2の矢印Xで示すように、上
記エレメントガイドレール41の嵌入凹部415a,4
15bから嵌入し、ベルト部材53を各載置部413
a,413b間の隙間から嵌め込むことにより、連結金
具51,52は、背面側のみエレメントガイドレール4
1からの離脱が可能な状態で、エレメントガイドレール
41の底面部411上で挿脱方向Aに沿って摺動するこ
とができる。
【0026】上記構成において、例えば扉4Aを開け、
第1の方向A1を挿入方向として、挿脱口31A(図5
参照)からプレフィルタPF、電気集塵エレメントE、
脱臭フィルタDFおよびアフターフィルタAFを収容部
21(図5参照)内に収容する場合には、以下のように
して行われる。すなわち、図3に示すように、エレメン
トガイドレール41に取り出し具50を組み込んだ状態
から、プレフィルタPF、電気集塵エレメントE、脱臭
フィルタDFおよびアフターフィルタAFを、挿入方向
A1に向けて、挿脱口31Aからフィルタガイド溝4
0、エレメントガイドレール41、フィルタガイドレー
ル42およびフィルタガイド溝43に順次押し込む。
【0027】これにより、最初に押し込まれたプレフィ
ルタPF、電気集塵エレメントE、脱臭フィルタDFお
よびアフターフィルタAFの端面に、第2の連結金具5
2が当接する。この第2の連結金具52は、プレフィル
タPF、電気集塵エレメントE、脱臭フィルタDFおよ
びアフターフィルタAFの収容作業に伴って、エレメン
トガイドレール41上を挿入方向A1に向かって摺動す
る。その結果、収容部21内には、全ての、プレフィル
タPF、電気集塵エレメントE、脱臭フィルタDFおよ
びアフターフィルタAFが押し込まれる。
【0028】そして、最終的に、全ての、プレフィルタ
PF、電気集塵エレメントE、脱臭フィルタDFおよび
アフターフィルタAFの収容作業が完了すると、図1に
示すように、第1の方向A1に関しての後端部に位置し
ている、プレフィルタPF、電気集塵エレメントE、脱
臭フィルタDFおよびアフターフィルタAFは、第1の
連結金具51によって連結され、第1の方向A1に関し
ての前端部に位置している、プレフィルタPF、電気集
塵エレメントE、脱臭フィルタDFおよびアフターフィ
ルタAFは、第2の連結金具52によって連結される。
【0029】一方、メンテナンス時に、例えば扉4Aを
開け、第2の方向A2を抜き取り方向として、収容部2
1(図5参照)内に収容されているプレフィルタPF、
電気集塵エレメントE、脱臭フィルタDFおよびアフタ
ーフィルタAFを挿脱口31A(図5参照)から取り出
す場合には、以下のように行われる。すなわち、挿脱口
31Aに臨んでいる電気集塵エレメントEの把手E2を
持って引き出す。この引き出し作業の際に、当該電気集
塵エレメントEの端面に当接している第1の連結金具5
1も電気集塵エレメントEと共に、挿脱口31Aから外
方へ引き出される。その結果、図4に示すように、ベル
ト部材53に接続されている第1の連結金具51も、抜
き取り方向A2に向かって移動する。
【0030】この第1の連結金具51の移動により、第
2の連結金具52に連結されている、プレフィルタP
F、電気集塵エレメントE、脱臭フィルタDFおよびア
フターフィルタAFが、フィルタガイド溝40、エレメ
ントガイドレール41、フィルタガイドレール42およ
びフィルタガイド溝43に沿って、抜き取り方向A2へ
向かって移動する。その結果、全ての、プレフィルタP
F、電気集塵エレメントE、脱臭フィルタDFおよびア
フターフィルタAFが連動して、抜き取り方向A2へ向
かって順次押し出される。
【0031】そして、第1の連結金具51が挿脱口31
Aから外方へ引き出された後は、ベルト部材53を手で
把持して手前に引くことにより、4列の、プレフィルタ
PF、電気集塵エレメントE、脱臭フィルタDFおよび
アフターフィルタAFを一括して、挿脱口31Aから順
次取り出すことができる。このように、取り出し具50
を引き出し方向に連動させることによって、4列の、プ
レフィルタPF、電気集塵エレメントE、脱臭フィルタ
DFおよびアフターフィルタAFを一括して取り出すこ
とができる結果、メンテナンス作業を簡略化して、作業
時間の短縮を図ることができる。よって、メンテナンス
作業の能率が向上する。
【0032】また、挿脱方向Aに並ぶプレフィルタP
F、電気集塵エレメントE、脱臭フィルタDFおよびア
フターフィルタAFの列に対して、第1の連結金具5
1、第2の連結金具52およびベルト部材53は各1個
で済むので、従来の駆動具を各列毎に適用する場合に比
較して、部品点数を削減できる。その結果、製造コスト
が安価となる。
【0033】しかも、取り出し具50は、両端部に第1
および第2の連結金具51,52を有するベルト部材5
3を備えているので、4列の、プレフィルタPF、電気
集塵エレメントE、脱臭フィルタDFおよびアフターフ
ィルタAFを一括して、挿脱方向A1およびA2の両側
へ取り出すことができる。その結果、空気清浄ユニット
の施工条件を緩和し、より多様な建築設備に施工すると
ができるという利点がある。
【0034】図6は本発明の第2実施例に係る被メンテ
ナンス部品取り出し具を電気集塵エレメントガイドレー
ルに組み込んで、プレフィルタ、電気集塵エレメント、
脱臭フィルタおよびアフターフィルタを収容した状態を
示す斜視図である。同図を参照して、本実施例の取り出
し具50の特徴は、片開きの空気清浄ユニットに適用す
べく、抜き取り方向A3の後端部に位置する、プレフ
ィルタPF、電気集塵エレメントE、脱臭フィルタDF
およびアフターフィルタAFを連結する連結金具51
と、一端部が連結金具51に接続され、かつ他端部が
抜き取り方向A3の後端部に位置する電気集塵エレメン
トEまで届くベルト部材53とを備えた点にあり、その
他の構成は第1実施例と同様である。
【0035】上記構成において、挿脱口に臨んだ電気集
塵エレメントEを引き出すと共に、ベルト部材63を抜
き取り方向A3に引っ張ることにより、この動作に連動
して、連結金具51も抜き取り方向A3に移動するの
で、4列の、プレフィルタPF、電気集塵エレメント
E、脱臭フィルタDFおよびアフターフィルタAFを一
括して取り出すことができる。その結果、メンテナンス
作業の能率が向上する。
【0036】また、抜き取り方向A3に沿って並ぶプレ
フィルタPF、電気集塵エレメントE、脱臭フィルタD
FおよびアフターフィルタAFの列に対して、連結金具
51およびベルト部材53は各1個で済むので、従来の
駆動具を各列毎に適用する場合に比較して、部品点数を
削減できる。その結果、製造コストが安価となる。な
お、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、
例えば上記実施例においては、被メンテナンス部品取り
出し具を引き出し方向に連動させることによって4列の
被メンテナンス部品を一括して取り出す構成について記
載したが、少なくとも2列の被メンテナンス部品を一括
して取り出すようにしても、本発明の目的は十分に達成
し得る。
【0037】その他、本発明の請求の範囲内で種々の設
計変更および修正を加え得ることは勿論である。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、請求項1
記載の発明によると、被メンテナンス部品が複数列ある
装置において、複数列の被メンテナンス部品を一括して
取り出すことができる結果、メンテナンス作業の能率を
向上させることができる。また、複数列の被メンテナン
ス部品に対して、連結体および長尺体は各1個でよいの
で、従来の駆動具を各列毎に適用する場合に比較して、
部品点数を削減できる結果、製造コストが安価となる。
【0039】請求項2記載の発明によると、複数列の被
メンテナンス部品を一括して、所定方向および反所定方
向の両側へ取り出すことができる結果、メンテナンス作
業の能率を向上させることができる。また、複数列の被
メンテナンス部品に対して、第1の連結体、第2の連結
体および長尺体は各1個でよいので、従来の駆動具を各
列毎に適用する場合に比較して、部品点数を削減できる
結果、製造コストが安価となる。加えて、被メンテナン
ス部品の両側への一括取り出しが可能となるので、装置
の施工条件を緩和し、より多様な設備に施工することが
できるといった副次的な効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る被メンテナンス部品
取り出し具を電気集塵エレメントガイドレールに組み込
んで、プレフィルタ、電気集塵エレメント、脱臭フィル
タおよびアフターフィルタを収容した状態を示す斜視図
である。
【図2】被メンテナンス部品取り出し具を電気集塵エレ
メントガイドレールに組み込む際の手順を説明するため
の図である。
【図3】プレフィルタ、電気集塵エレメント、脱臭フィ
ルタおよびアフターフィルタを収容する手順を説明する
ための図である。
【図4】プレフィルタ、電気集塵エレメント、脱臭フィ
ルタおよびアフターフィルタを取り出す手順を説明する
ための図である。
【図5】本発明の第1実施例に係る被メンテナンス部品
取り出し具が適用される空気清浄ユニットの構成を示す
斜視図である。
【図6】本発明の第2実施例に係る被メンテナンス部品
取り出し具を電気集塵エレメントガイドレールに組み込
んで、プレフィルタ、電気集塵エレメント、脱臭フィル
タおよびアフターフィルタを収容した状態を示す斜視図
である。
【符号の説明】
21〜23 収容部 PF プレフィルタ E 電気集塵エレメント DF 脱臭フィルタ AF アフターフィルタ A1,A2,A 挿脱方向 50 被メンテナンス部品取り出し具 51 連結金具(連結体) 52 連結金具(連結体) 53 ベルト部材(長尺体) A3 抜き取り方向

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被メンテナンス部品(PF,E,DF,AF)が抜き取
    り方向に沿って複数個並べられた列が複数あり、各列の
    被メンテナンス部品(PF,E,DF,AF)が、それぞれ、収容部
    (21,22,23)内に上記抜き取り方向に沿って抜き取り自在
    に収容される装置に適用される被メンテナンス部品取り
    出し具(50)において、 少なくとも2列の各列の抜き取り方向の後端部に位置す
    る、被メンテナンス部品同士を連結する連結体(51)、お
    よび一端部が連結体(51)に接続され、かつ他端部が上記
    少なくとも2列の抜き取り方向の前端部まで届く長尺体
    (53)を含むことを特徴とする被メンテナンス部品取り出
    し具。
  2. 【請求項2】被メンテナンス部品(PF,E,DF,AF)が所定方
    向に沿って複数個並べられた列が複数あり、各列の被メ
    ンテナンス部品(PF,E,DF,AF)が、それぞれ、収容部(21,
    22,23)内に上記所定方向および反所定方向に沿って抜き
    取り自在に収容される装置に適用される被メンテナンス
    部品取り出し具(50)において、 少なくとも2列の各列の一端部に位置する、被メンテナ
    ンス部品同士を連結する第1の連結体(51)、 少なくとも2列の各列の他端部に位置する、被メンテナ
    ンス部品同士を連結する第2の連結体(52)、および一端
    部が第1の連結体(51)に接続され、かつ他端部が第2の
    連結体(52)に接続された長尺体(53)を含むことを特徴と
    する被メンテナンス部品取り出し具。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014100452A (ja) * 2012-11-21 2014-06-05 Tornex Inc 空気清浄機
JP6312782B1 (ja) * 2016-12-01 2018-04-18 株式会社エース電研 空気清浄装置
JP2018091612A (ja) * 2017-12-08 2018-06-14 株式会社エース電研 空気清浄装置

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