JPH08200412A - ライニング摩耗検出装置のリード線案内装置 - Google Patents

ライニング摩耗検出装置のリード線案内装置

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JPH08200412A
JPH08200412A JP650995A JP650995A JPH08200412A JP H08200412 A JPH08200412 A JP H08200412A JP 650995 A JP650995 A JP 650995A JP 650995 A JP650995 A JP 650995A JP H08200412 A JPH08200412 A JP H08200412A
Authority
JP
Japan
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lead wire
bleeder
brake
cap
wire
Prior art date
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Pending
Application number
JP650995A
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English (en)
Inventor
Masahide Hamada
正秀 濱田
Atsuji Mori
厚治 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication of JPH08200412A publication Critical patent/JPH08200412A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスクブレーキ用ライニング摩耗検出装置
の信号伝送用リード線を熱等から保護される位置に安定
して保持でき、ブレーキの組立等の面でも有利になるリ
ード線案内装置を提供する。 【構成】 ブレーキシリンダのエアー抜きブリーダ5に
被せるブリーダキャップ6にリード線保持穴11を設け
てその穴にリード線9を通し、パッドピン3の抜け止め
用線ばねクリップ4に保持輪12を設けてその輪による
保持も行う。そのため、リード線9を安定して保持で
き、また、エアー抜き時にその線を退避させ、エアー抜
き後は配線位置を正しく再現でき、ブリーダキャップの
落ち止めをリード線で行うこともできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスクブレーキ用ラ
イニング摩耗検出装置のリード線を所定の配線位置に保
持するのに用いられるリード線案内装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ブレーキパッドのライニングが所定量摩
耗したことをパッドに装着した検知子で検出し、その検
出信号をリード線を介して警報装置に流し、警報を発す
るディスクブレーキ用ライニング摩耗検出装置は、機能
失陥防止策として、ブレーキ近くに配置されるリード線
を所定の配線位置に安定して保持し、摩擦熱で高温にな
る部分や回転するディスクなどに接触したり、高温に曝
されることのないように気を配る必要がある。
【0003】そのためのリード線案内装置として別部品
のクリップ等を採用すると、コストやブレーキの組立性
の面で不利になることから、例えば、実開昭55−27
0758号やUK特許申請GB2261272Aは、ブ
レーキシリンダのエアー抜き用ブリーダに被せるブリー
ダキャップにブリーダとの接続部材を設け、この接続部
材でリード線を保持することを提案している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術では、
ブリーダキャップにキャップ落ち止め用の接続部材を一
体に設け、その接続部材をブリーダ外周に予め嵌めてお
いてブリーダをブレーキシリンダに組付ける必要があ
り、ブレーキの組立性等の面であまり好ましくない。
【0005】また、実開昭55−270758号公報の
技術では柔軟性のある接続部材の被支持点から離れた部
分でリード線を保持しているので、リード線定置の信頼
性が低い。さらに、ブレーキシリンダのエアー抜き時に
リード線を作業の支障とならない位置に動かすことも許
容されない。
【0006】一方、後者のUK出願の技術では接続部材
の根元の折り返し点にリード線を挟持する構造であるの
で、前者の欠点は解消されるが、エアー抜き作業時にリ
ード線の保持が一旦解除されるため、作業後に保持点が
ずれ、ブレーキ出荷時に適切に調整されている配線位置
が正確に再現されない可能性がある。
【0007】本発明は、これ等の問題点の解決策として
有効なライニング摩耗検出装置のリード線案内装置を提
供することを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のリード線案内装
置は、コストアップにつながる別部品を設けずにリード
線の安定支持を行えるようにするものであって、ブレー
キシリンダのエアー抜きブリーダに被せる弾性体のブリ
ーダキャップにリード線保持穴を設け、その保持穴に前
記検知子から警報装置に至るリード線を通してリード線
を所定の配線位置に保持する構造にしてある。
【0009】この案内装置は、ブレーキパッドをディス
ク軸方向スライド自在に支持するパッドピンのキャリパ
からの抜け止め用線ばねクリップにリード線保持輪を設
け、その保持輪によるリード線保持部を付加した構造に
するとより望ましいものになる。
【0010】
【作用】ブリーダキャップの保持穴にリード線を通す
と、リード線がキャップの落ち止め部材となるのでキャ
ップにブリーダとの接続部材を設ける必要がなく、接続
部材をねじ込み前のブリーダに嵌めておく手間も省け
る。
【0011】また、キャリパにしっかり固定されるブリ
ーダキャップでリード線を保持するので、リード線定置
の信頼性も高まる。さらに、接続部材の根元部にリード
線を挟持するとリード線が摩擦熱で熱くなるキャリパに
近づくが、キャップによる保持であればキャリパからリ
ード線を充分に離すことも可能になり、熱からの保護を
効果的に行える。
【0012】また、ブリーダキャップをブリーダから外
してもキャップとリード線の相対位置が変化せず、従っ
て、ブレーキシリンダエアー抜き後の配線位置も元通り
に復元できる。
【0013】なお、パッドピン抜け止め用の線ばねクリ
ップによる保持部を付加したものは、保持点の増加でリ
ード線の定置安定性、キャリパからの引き離しが更に良
くなる。この線ばねクリップは、リード線とは線接触に
なるため、キャリパからの熱伝達は最小限に抑えられ
る。
【0014】
【実施例】図1及び図2に、本発明のリード線案内装置
の一例を示す。図の1はキャリパ、2はディスク(図示
せず)に摺接させる対向一対のブレーキパッド、3はそ
のパッド2をディスク軸方向スライド可能に吊るすパッ
ドピン、4はキャリパのピン支持部を貫通したパッドピ
ン先端の孔に係止させてパッドピンを抜け止めする線ば
ねクリップ、5はブレーキシリンダ(図示せず)のエア
ー抜き用ブリーダ、6はブリーダ5に被せたブリーダキ
ャップ、7はパッドのライニング部の摩耗が設定位置ま
で進んだことを検出するライニング摩耗検出装置であ
る。
【0015】ライニング摩耗検出装置7は、インナー側
のパッドに装着する検知子8と、リード線9と、警報器
(図示せず)とで構成される。ここではその装置の検知
部として、リード線9の先端に検知子8を、途中にブリ
ーダキャップ7を、後端にコネクタ10を各々取付けた
アッセンブリを採用している。
【0016】ブリーダキャップ6は、ゴム等の弾性体で
形成されており、そのキャップの頭頂部に突起を形成
し、その突起にリード線保持穴11を設けてそこにリー
ド線9を通し、それにより、リード線9をブリーダキャ
ップ6で保持するようにしている。
【0017】また、線ばねクリップ4の長手方向途中に
キャリパ外周よりも外側に突き出る保持輪12を形成
し、そこにリード線9を通してその保持輪12による保
持も併せて行っており、そのため、リード線9は、キャ
リパ1から浮いた位置に安定して保持される。
【0018】なお、リード線保持穴11は、ブリーダキ
ャップ6の胴部外周に一体の張り出し部を形成してそこ
に設けてもよい。
【0019】
【発明の効果】以上の如く構成した本発明の案内装置を
用いると、リード線を所定の配線位置に安定して保持で
き、リード線保護の信頼性が高まる。
【0020】また、ブリーダキャップは、ブレーキの組
立ライン外で予めリード線に通しておいてねじ込み後の
ブリーダに被せるので、ライン内で接続部材をブリーダ
に嵌めてブリーダを組付ける従来技術に比べるとブレー
キの組立性の面でも有利になる。
【0021】このほか、ブレーキシリンダのエアー抜き
時にブリーダキャップを外してリード線を作業の支障と
ならない位置に動かすことができ、また、エアー抜き後
にキャップを被せればブレーキ出荷時のリード線配線位
置が元通りに再現され、さらに、リード線がキャップを
落ち止めするのでキャップに落ち止め用の接続部を設け
ずに済み、従来技術に見られる欠点が全て無くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリード線案内装置を採用したディスク
ブレーキの平面図
【図2】同上のブレーキの正面図
【符号の説明】
1 キャリパ 2 ブレーキパッド 3 パッドピン 4 線ばねクリップ 5 ブリーダ 6 ブリーダキャップ 7 ライニング摩耗検出装置 8 検知子 9 リード線 10 コネクタ 11 リード線保持穴 12 リード線保持輪

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーキパッドのライニングが所定量摩
    耗したことをパッドに装着した検知子で検出して警報を
    発するディスクブレーキ用ライニング摩耗検出装置のリ
    ード線案内装置であって、ブレーキシリンダのエアー抜
    きブリーダに被せる弾性体のブリーダキャップにリード
    線保持穴を設け、その保持穴に前記検知子から警報装置
    に至るリード線を通してリード線を所定の配線位置に保
    持することを特徴とするライニング摩耗検出装置のリー
    ド線案内装置。
  2. 【請求項2】 ブレーキパッドをディスク軸方向スライ
    ド自在に支持するパッドピンのキャリパからの抜け止め
    用線ばねクリップにリード線保持輪を設け、その保持輪
    によるリード線保持部を付加した請求項1記載のライニ
    ング摩耗検出装置のリード線案内装置。
JP650995A 1995-01-19 1995-01-19 ライニング摩耗検出装置のリード線案内装置 Pending JPH08200412A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP650995A JPH08200412A (ja) 1995-01-19 1995-01-19 ライニング摩耗検出装置のリード線案内装置

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JP650995A JPH08200412A (ja) 1995-01-19 1995-01-19 ライニング摩耗検出装置のリード線案内装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08200412A true JPH08200412A (ja) 1996-08-06

Family

ID=11640399

Family Applications (1)

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JP650995A Pending JPH08200412A (ja) 1995-01-19 1995-01-19 ライニング摩耗検出装置のリード線案内装置

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JP (1) JPH08200412A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008537076A (ja) * 2005-04-19 2008-09-11 クノル−ブレムゼ ジステーメ フューア ヌッツファールツォイゲ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ケーブルまたはラインを構造体に外側で固定するための固定装置の使用

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008537076A (ja) * 2005-04-19 2008-09-11 クノル−ブレムゼ ジステーメ フューア ヌッツファールツォイゲ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ケーブルまたはラインを構造体に外側で固定するための固定装置の使用

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040330