JPH08199899A - ドアクローザー - Google Patents

ドアクローザー

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JPH08199899A
JPH08199899A JP1015995A JP1015995A JPH08199899A JP H08199899 A JPH08199899 A JP H08199899A JP 1015995 A JP1015995 A JP 1015995A JP 1015995 A JP1015995 A JP 1015995A JP H08199899 A JPH08199899 A JP H08199899A
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JP
Japan
Prior art keywords
main shaft
shaft
door
rotates
gate
Prior art date
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Pending
Application number
JP1015995A
Other languages
English (en)
Inventor
Takanobu Nishiyama
隆宣 西山
Hiroo Fukui
博雄 福井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 門扉を自動的に閉める際の扉の逆回転を安全
な速度に調整し、しかもその速度調整を安定して行う。 【構成】 副軸(9)が一方向クラッチ(12)を介し
て主軸(5)に接続され、この一方向クラッチ(12)
は、主軸(5)が逆回転する時にその回転を副軸(9)
に伝達し、かつ、副軸(9)は粘性流体を封入した第2
のケース体(4)に収められ、この副軸(9)にはこれ
とともに回転する回転板(15)が設けられるととも
に、副軸(9)の周りに固定板(17)が設けられ、こ
れらの回転板(15)及び固定板(17)は互い違いに
配置されており、主軸(5)の逆回転時に副軸(9)が
回転することにより摩擦及び粘性抵抗力を発生させ、扉
の逆回転速度を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ドアクローザーに関
するものである。さらに詳しくは、この発明は、門扉を
自動的に閉める際の扉の逆回転を安全な速度に調整し、
しかもその速度調整を安定して行うことのできるドアク
ローザーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、住宅等に設置される門扉に
は、利便性を向上させるためにドアクローザーが設けら
れてきている。このドアクローザーは、門扉を自動的に
閉めるものであり、扉を回転させて門扉を開けた後に手
を放すと、扉は自動的に元の状態に復帰する。このた
め、人手により門扉を閉めるという手間が省かれる。
【0003】たとえば図5の要部正面図及び図6の要部
平面図に示したように、ドアクローザー(ア)について
は、門扉の下側のヒンジ部(イ)に取り付けられるもの
が知られてもいる。ドアクローザー(ア)には、扉
(ウ)の回転に伴って復元力が蓄積されるコイルバネ等
の弾性体が内蔵されている。門扉を開ける時に扉(ウ)
を回転させると、この弾性体に復元力が蓄積される。そ
して、扉(ウ)から手を放すとそれが放出され、この復
元力の放出に伴って扉(ウ)が逆回転する。
【0004】このようなドアクローザー(ア)には、弾
性体に蓄積された復元力の放出時に扉(ウ)が急激に逆
回転して門扉が閉められることのないように調速機能を
持たせたものも提供されている。この調速機能は、一般
に、油圧を利用している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この油
圧による調速機能は、主として鉱物油等を絞られたポー
トに通すことにより発生する粘性抵抗を用いているた
め、たとえば、外気の温度変化によって油に粘性変化が
起こり、扉(ウ)の逆回転速度が一定しないという問題
がある。このため、温度が変化する度に速度調節を行わ
なければならない。高い安全性と動作安定性とを両立す
るためにはさらなる改良が望まれている。
【0006】この発明は、以上の通りの事情に鑑みてな
されたものであり、従来のドアクローザーについての上
記欠点を解消し、門扉を自動的に閉める際の扉の逆回転
を安全な速度に調整し、しかもその速度調整を安定して
行うことのできるドアクローザーを提供することを目的
としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するものとして、門扉を開ける時の扉の回転に伴
って正回転する主軸が第1のケース体に挿入されるとと
もに、主軸の周りにコイルバネが配置され、このコイル
バネはその一端が主軸に固定され、他端は第1のケース
体の内側面部に固定されており、扉の回転により主軸が
正回転する時にコイルバネに弾性復元力が蓄積され、こ
れが放出されることによって主軸とともに扉を逆回転さ
せ、門扉を自動的に閉める門扉用ドアクローザーであっ
て、副軸が一方向クラッチを介して主軸に接続され、こ
の一方向クラッチは、主軸が逆回転する時にその回転を
副軸に伝達し、かつ、副軸は粘性流体を封入した第2の
ケース体に収められ、この副軸にはこれとともに回転す
る回転板が設けられるとともに、副軸の周りに固定板が
設けられ、これらの回転板及び固定板は互い違いに配置
されており、主軸逆回転時に副軸が回転することにより
摩擦及び粘性抵抗力を発生させ、扉の逆回転速度を調整
することを特徴とするドアクローザーを提供する。
【0008】
【作 用】この発明のドアクローザーにおいては、ドア
クローザーの主軸にこの主軸が逆回転する時にのみその
回転を伝達する一方向クラッチを介して副軸を接続す
る。副軸は粘性流体を封入した第2のケース体に収め、
副軸上にこれとともに回転する回転板を設ける。また、
副軸の周りに固定板を設けて、これらの回転板及び固定
板を互い違いに配置する。
【0009】門扉が自動的に閉まる際にドアクローザー
の主軸が逆回転すると、副軸が回転板とともに回転し、
この回転によって摩擦及び粘性抵抗力が発生して扉の逆
回転速度を調整することができる。動作安定性に優れて
おり、門扉を閉める時の安全性を十分に高めることがで
きる。
【0010】
【実施例】以下、図面に沿って実施例を示し、この発明
のドアクローザーについてさらに詳しく説明する。図1
は、この発明のドアクローザーの一実施例を示した断面
図である。ドアクローザーには、門扉を自動的に閉める
際に扉を逆回転させるクロージング部(1)と、その時
の扉の回転速度を調整する調速部(2)とが一体的に設
けられている。これらのクロージング部(1)及び調速
部(2)にそれぞれ設けた略円筒状第1のケース体
(3)と第2のケース体(4)とは同軸上に連結されて
いる。
【0011】クロージング部(1)のケース体(3)に
は、これを貫通する略円柱状の主軸(5)が挿入されて
おり、この主軸(5)を支持する支持部(6)にベアリ
ング(7)を設けている。主軸(5)は、門扉に設けた
扉の回転が伝達されるように、たとえば門扉のヒンジ部
などに接続することができる。主軸(5)の周りにはコ
イルバネ(8)が配置されている。コイルバネ(8)の
一端は主軸(5)に固定されており、他端はケース体
(3)の内側面部に固定されている。このため、門扉を
開ける時に扉の回転に伴って主軸(5)が回転すると、
コイルバネ(8)は主軸(5)に巻き付くようにねじら
れて伸び、これによって弾性復元力が蓄積する。この時
の主軸(5)の回転を正回転とする。一方、扉から手を
放すと、コイルバネ(8)に蓄積された弾性復元力が放
出され、主軸(5)とともに扉を逆回転させる。この逆
回転によって門扉は自動的に閉められる。
【0012】調速部(2)には、その中心部に副軸
(9)が回転自在に設けられている。ケース体(4)に
は副軸(9)の支持部(10)が設けられており、この
支持部(10)にベアリング(11)を設けている。副
軸(9)は略角柱状としている。この副軸(9)は、主
軸(5)の先端に接続されており、その接続部には一方
向クラッチ(12)を介在させている。この一方向クラ
ッチ(12)は、主軸(5)がコイルバネ(8)に蓄積
された弾性復元力の放出により逆回転する時にその回転
を副軸(9)に伝達するものである。一方、門扉を開け
る時に主軸(5)が正回転する時にはその回転を副軸
(9)に伝達しない。このような一方向クラッチ(1
2)は、クラッチ止めピン(13)により主軸(5)に
固定されている。主軸(5)と副軸(9)との接続部に
はベアリング(14)を設けてもおり、主軸(5)の正
回転を円滑に行わせるようにしている。
【0013】また、副軸(9)には、これとともに回転
する回転板(15)が設けられている。図2は、この回
転板の一例を示した平面図である。たとえばこの図2に
示したように、回転板(15)は、略円板形状を有して
おり、その中心部には角穴(16)が形成されている。
この角穴(16)は、副軸(9)の外形形状に対応する
形状としている。角穴(16)に副軸(9)を通すこと
で回転板(15)は副軸(9)に係合し、固定される。
このため、回転板(15)は、副軸(9)とともに回転
自在となる。
【0014】また図1に示したように、副軸(9)の周
りには固定板(17)が設けられている。この固定板
(17)は、回転板(15)の間に挿入されており、こ
れらの回転板(15)及び固定板(17)は互い違いに
重ねられて配置されている。図3は、固定板の一例を示
した平面図である。固定板(17)には、その中央部に
副軸(9)の外形よりも十分に大きくした略円形の開口
部(18)が形成されている。また、外側部には外側に
突出する突起部(19)が一対設けられている。
【0015】図4は、調速部に設けたケース体の断面図
である。たとえばこの図4に示したように、ケース体
(4)には、その内側面部に、上記した固定板(17)
の突起部(19)を挿入可能とした溝(20)が形成さ
れている。この溝(20)は、図1にも例示したよう
に、副軸(9)の長さ方向に沿って設けられている。固
定板(17)を回転板(15)の間に挿入する場合に
は、固定板(17)の開口部(18)に副軸(9)を通
すとともに、突起部(19)をケース体(4)の溝(2
0)に入れる。このため、固定板(17)は、副軸
(9)が回転しても回転することはなく、ケース体
(4)に支持される。
【0016】なお、固定板(17)の突起部(19)に
は、下方に延びる垂下片(21)が設けられている。こ
の垂下片(21)によって、固定板(17)間に回転板
(15)を挿入しても固定板(17)が安定な状態でケ
ース体(4)に支持される。垂下片(21)の長さは、
たとえば回転板(15)の厚みと略等しくすることがで
きる。
【0017】さらに図1に示したように、最上部に位置
する固定板(17)の上にはバネ座(22)が配置され
ており、一方向クラッチ(12)との間にバネ(23)
を設けている。このバネ(23)の弾性力により上記し
た回転板(15)及び固定板(17)を安定に支持して
いる。また、調速部(2)のケース体(4)の中にはシ
リコングリース等の粘性流体が封入されている。
【0018】クロージング部(1)のコイルバネ(8)
に蓄積された弾性復元力が放出され、主軸(5)が逆回
転すると、一方向クラッチ(12)を介してその回転が
副軸(5)に伝達され、副軸(5)が回転する。この
時、副軸(5)上に設けた回転板(15)も副軸(5)
とともに回転する。すると、回転板(15)の回転によ
り摩擦及び粘性抵抗力が発生する。この摩擦及び粘性抵
抗力は、副軸(9)の回転を阻止する方向に作用するた
め、副軸(9)の回転は減速され、コイルバネ(8)の
弾性復元力に基づく主軸(5)の逆回転は適度な速度に
まで遅くなる。これによって、門扉を自動的に閉める際
の扉の逆回転速度は安全な速度に調整される。
【0019】このように、この発明のドアクローザーの
場合には、粘性流体の粘性抵抗のみを利用するだけでな
く、摩擦抵抗をも利用するため、動作安定性に優れ、ま
た、門扉を高い安全性を確保しつつ自動的に閉めること
ができる。なお、調速部(2)の摩擦及び粘性抵抗力
は、コイルバネ(8)による主軸(5)の回転力に対応
して適当に調節することが可能である。たとえば、回転
板(15)及び固定板(17)の枚数を選択することに
より摩擦及び粘性抵抗力を自在に調節することができ
る。
【0020】もちろんこの発明は、以上の例によって限
定されるものではない。細部については様々な態様が可
能であることは言うまでもない。
【0021】
【発明の効果】以上詳しく説明した通り、この発明によ
って、門扉を閉める時の安全性を十分に高めることがで
き、調速機能の安定化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のドアクローザーの一実施例を示した
断面図である。
【図2】回転板の一例を示した平面図である。
【図3】固定板の一例を示した平面図である。
【図4】調速部に設けたケース体の断面図である。
【図5】ドアクローザーを取り付けた門扉を示した要部
正面図である。
【図6】図5の門扉の要部平面図である。
【符号の説明】
1 クロージング部 2 調速部 3,4 ケース体 5 主軸 6,10 支持部 7,11,14 ベアリング 8 コイルバネ 9 副軸 12 一方向クラッチ 13 クラッチ止めピン 15 回転板 16 角穴 17 固定板 18 開口部 19 突起部 20 溝 21 垂下片 22 バネ座 23 バネ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 門扉を開ける時の扉の回転に伴って正回
    転する主軸が第1のケース体に挿入されるとともに、主
    軸の周りにコイルバネが配置され、このコイルバネはそ
    の一端が主軸に固定され、他端は第1のケース体の内側
    面部に固定されており、扉の回転により主軸が正回転す
    る時にコイルバネに弾性復元力が蓄積され、これが放出
    されることによって主軸とともに扉を逆回転させ、門扉
    を自動的に閉める門扉用ドアクローザーであって、副軸
    が一方向クラッチを介して主軸に接続され、この一方向
    クラッチは、主軸が逆回転する時にその回転を副軸に伝
    達し、かつ、副軸は粘性流体を封入した第2のケース体
    に収められ、この副軸にはこれとともに回転する回転板
    が設けられるとともに、副軸の周りに固定板が設けら
    れ、これらの回転板及び固定板は互い違いに配置されて
    おり、主軸逆回転時に副軸が回転することにより摩擦及
    び粘性抵抗力を発生させ、扉の逆回転速度を調整するこ
    とを特徴とするドアクローザー。
  2. 【請求項2】 第2のケース体の内側面部には対向する
    一対の溝が副軸の長さ方向に形成されており、この溝に
    挿入可能とした突起部が固定板の外側部に設けられ、か
    つ、この固定板の中心部には副軸を挿入可能とした開口
    部が形成されている請求項1記載のドアクローザー。
JP1015995A 1995-01-25 1995-01-25 ドアクローザー Pending JPH08199899A (ja)

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JP1015995A JPH08199899A (ja) 1995-01-25 1995-01-25 ドアクローザー

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JP1015995A JPH08199899A (ja) 1995-01-25 1995-01-25 ドアクローザー

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JPH08199899A true JPH08199899A (ja) 1996-08-06

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JP1015995A Pending JPH08199899A (ja) 1995-01-25 1995-01-25 ドアクローザー

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