JPH0819921B2 - アキユムレータ蓄積量計測システム - Google Patents

アキユムレータ蓄積量計測システム

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JPH0819921B2
JPH0819921B2 JP62286455A JP28645587A JPH0819921B2 JP H0819921 B2 JPH0819921 B2 JP H0819921B2 JP 62286455 A JP62286455 A JP 62286455A JP 28645587 A JP28645587 A JP 28645587A JP H0819921 B2 JPH0819921 B2 JP H0819921B2
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sensor
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hydraulic circuit
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宣行 杉村
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、液圧回路において、主に、液体の蓄積に
用いられるアキュムレータに関するもので、特にアキュ
ムレータ内に蓄積される液体量のチェックシステムに関
するものである。
従来の技術及び解決しようとする問題点 アキュムレータは、ブラダにより容器主体内を気体室
と液体室に仕切り、該気体室に所定圧の封入ガスを充填
し、該封入ガス圧に対抗させて液体室に液体を出し入れ
させながら液体をアキュムレータ内に蓄積している。
このアキュムレータは、液圧源液槽を備えた液圧回路
に接続され、又、この液圧回路にはアクチュエータが配
設されている。
ブラダ内のガスの透過などにより充填気体圧力が低下
したり、又は、液体の外部への漏れなどが生じると、ア
キュムレータ内の設定作動圧力範囲内において、蓄積量
が小さくなり、アクチュエータが作動不良を起す。
そこで、アキュムレータ内蓄積量チェックが必要とな
るが、従来のチェック方法は、アキュムレータ内の液体
を全部吐き出させて、その蓄積量を測定していた。
しかし、この方法では、測定の都度、装置の運転を停
止して、液体を吐き出させるので、該測定に長時間を要
し、装置の稼動率が悪くなる。
この発明は、上記事情に鑑み、簡単にアキュムレータ
蓄積量を求めることを目的とする。
問題点を解決するための手段 この発明は、液圧回路に設けたアキュムレータの作動
圧力を測定する圧力センサと、該液圧回路に設けた液圧
用ポンプを駆動する電動機と、該電動機の仕事量を測定
する仕事量センサと、該液圧回路に設けたアクチュエー
タの変位量を検出する変位センサと、前記各センサと接
続するコンピュータと、を備えたアキュムレータ蓄積量
測定システムであって;前記コンピュータが、仕事量セ
ンサの測定値から液体圧送量を求め、アクチュエータの
変位センサの測定値からアクチュエータの変位量を求
め、圧力センサを測定値から液圧回路の圧力を求め、こ
のようにして求められた液体圧送量とアクチュエータの
変化量と液圧回路の圧力との関係からアキュムレータ内
蓄積量を求めることを特徴とするアキュムレータ蓄積量
計測システム、である。
作 用 電動機を駆動すると、液圧用ポンプは液槽内の液体を
液圧回路内に圧送する。
この時の仕事量センサにより電動機の仕事量が測定さ
れ、この仕事量から液体圧送量が求めらる、圧力センサ
により液圧回路の液圧が測定され、アクチュエータの変
位センサによりアクチュエータの変化量が測定される。
そして、各測定値は処理装置に入力され、液体圧送量
と液体圧力とアクチュエータの変化量との関係からアキ
ュムレータ蓄積量が演算される。
又、液体圧送量とアクチュエータ変位量と液体圧力と
が所定の対応関係にならない時、例えば、液体圧送量に
対し、液体圧力が異常に低い時には、ブラダ内のガス透
過又は液圧回路上の漏れ等の異常が発生していることが
わかる。
実施例 この発明の実施例を添附図面により説明する。液槽1
に接続する液圧回路2には、アキュムレータ3と、アキ
ュムレータの作動圧力を測定する圧力センサ4が設けら
れ、その測定値は、処理装置、例えば、コンピュータCO
Mに入力される。この圧力センサ4は、液圧回路2に設
けられるが、アキュムレータの気体室6又は、液体室7
に設けてもよい。
アキュムレータ3内は、ブラダ5により気体室6と液
体室7とに仕切られているが、この気体室6に温度セン
サ8を設け、該センサ8をコンピュータCOMに接続して
も良い。
この温度センサ8は、ブラダ5内のガス温度を測定す
るもので、例えば、液圧回路2に圧力センサ4を設ける
代わりに気体室6に該センサ4を設けた場合、気体室内
のガス圧力は、ボイルシャルルの法則に従い、温度変化
の影響を受けるが、この温度センサ8の測定値をコンピ
ュータCOMに入力することにより、温度変化に伴うガス
圧力の修正を行えるので、正確な圧力を求めることがで
きる。9は、電動機10により駆動する液圧用ポンプで、
この電動機10は、仕事量センサ11に接続されている。
仕事量センサ11は、電動機の仕事量を計測するもの
で、電動機の消費電力により仕事量を計測する電力セン
サ、電動機の回転数により仕事量を計測する回転数セン
サ、電動機の電流により仕事量を計測する電流センサな
どが用いられる。
コンピュータCOMの外部信号入出力装置14は、夫々圧
力センサ4,温度センサ8,仕事量センサ11と接続されてい
る。
なお、図において、12は中央処理装置、13は補助記憶
装置、17は表示装置、15は逆止弁、16は液圧回路2に設
けたアクチュエータである。
次に、この実施例の作動につき説明する。
電動機10を駆動すると、液圧用ポンプ9が作動し、液
槽1内の作動液を液圧回路2に圧送する。
この時の電動機10の仕事量を仕事量センサ11により測
定し、又、液圧回路2の液圧を圧力センサ4により測定
し、夫々の測定値を外部信号入出力装置14に入力し、そ
こで、電動機10の仕事量、作動液圧送量、及び、液圧の
関係よりアキュムレータ蓄積量が演算され、表示装置6
に表示される。液槽1にはレベルセンサーLが付いてお
りこのデータは外部信号入出力装置14に入力し処理装置
COMで作動液圧送量とチェックすればより明確なアキュ
ムレータ蓄積量が演算され又、回路上の漏れ量は明確に
なる。
電動機の仕事量は、液圧用ポンプ9の作動液圧送量に
比例し、又、作動液圧送量は、液圧回路の液圧に比例す
ることからアキュムレータ蓄積量は、次のようにして求
められる。
電動機の仕事量をJとし、この時の液圧用ポンプから
吐出される作動液圧送量をQとし、この作動液圧送量Q
が供給された時の標準液圧をPとするが、アクチュエー
タ16が作動するとアクチュエータ16内の液量が変化する
ため圧力センサー4の測定値が標準圧力Pとならず例え
ばそれより低い圧力P0となり差圧Pdが生ずる。
アクチュエータ16にな変位センサが取り付けてあり、
この変位量は、外部信号入出力装置14に入力し、処理装
置COMでアクチュエータ16の変化量として求められポン
プ9の圧送量より引けばアキュムレータ内蓄積量が明確
になる。
この圧力差Pdに見合った作動液量Qdを求め作動液送量
Qから、作動液量Qdを引いた値がアキュムレータ内に蓄
積された作動液量Qpである。
2つの方法でアキュムレータ内蓄積量を求めれば結果
のチェック、測定器のチェックも可能となりより正確な
液圧回路のコントロールが可能となる。
発明の効果 この発明は、以上の様に仕事量センサと圧力センサと
アクチュエータの変位センサとを備えているので、仕事
量センサの測定値から液体圧送量を算出し、アクチュエ
ータの変位センサの測定値から変化量を算出し、圧力セ
ンサの測定値から液圧回路の圧力を求めることができる
とともに、前記液体圧送量とアクチュエータの変化量と
液圧回路の圧力との関係からアキュムレータ蓄積量を計
測することができる。
又、前記液体圧送量とアクチュエータの変位量と圧力
とが所定の対応関係にない時、例えば、液体圧送量に比
べて液圧回路の圧力が異常に低い場合には、ブラダ内の
ガス透過又は液圧回路の液漏れ等の異常が発生している
ことを検知することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の実施例を示すフローチャートであ
る。 2……液圧回路 3……アキュムレータ 4……圧力センサ 9……液圧用ポンプ 10……電動機 11……仕事量センサ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液圧回路に設けたアキュムレータの作動圧
    力を測定する圧力センサと、 該液圧回路に設けた液圧用ポンプを駆動する電動機と、 該電動機の仕事量を測定する仕事量センサと、 該液圧回路に設けたアクチュエータの変位量を検出する
    変位センサと、 前記各センサと接続するコンピュータと、 を備えたアキュムレータ蓄積量測定システムであって; 前記コンピュータが、仕事量センサの測定値から液体圧
    送量を求め、アクチュエータの変位センサの測定値から
    アクチュエータの変位量を求め、圧力センサを測定値か
    ら液圧回路の圧力を求め、このようにして求められた液
    体圧送量とアクチュエータの変化量と、液圧回路の圧力
    との関係からアキュムレータ内蓄積量を求めることを特
    徴とするアキュムレータ蓄積量計測システム。
  2. 【請求項2】圧力センサが、アキュムレータの気体室に
    設けられていることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載のアキュムレータ蓄積量測定システム。
  3. 【請求項3】圧力センサが、アキュムレータの液体室に
    設けられていることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載のアキュムレータ蓄積量測定システム。
  4. 【請求項4】圧力センサが、液体回路に設けられている
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のアキュム
    レータ蓄積量測定システム。
  5. 【請求項5】仕事量センサが、電力センサであることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載のアキュムレータ
    蓄積量測定システム。
  6. 【請求項6】仕事量センサが、回転数センサであること
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のアキュムレ
    ータ蓄積量測定システム。
  7. 【請求項7】仕事量センサが、電流センサであることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載のアキュムレータ
    蓄積量測定システム。
JP62286455A 1987-11-14 1987-11-14 アキユムレータ蓄積量計測システム Expired - Lifetime JPH0819921B2 (ja)

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