JPH08198944A - 湿潤面ないし水中施工用エポキシ樹脂組成物 - Google Patents

湿潤面ないし水中施工用エポキシ樹脂組成物

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JPH08198944A
JPH08198944A JP2770095A JP2770095A JPH08198944A JP H08198944 A JPH08198944 A JP H08198944A JP 2770095 A JP2770095 A JP 2770095A JP 2770095 A JP2770095 A JP 2770095A JP H08198944 A JPH08198944 A JP H08198944A
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JP
Japan
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epoxy resin
resin composition
bis
wet surface
underwater
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Application number
JP2770095A
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English (en)
Inventor
Hideo Kawasaki
秀夫 川崎
Shigeru Sato
茂 佐藤
Takashi Nagoshi
崇 名越
Hisashi Murase
久 村瀬
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Adeka Corp
Original Assignee
Asahi Denka Kogyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 エポキシ樹脂(A)と、アミン系エポキシ樹
脂硬化剤(B)と、アクリル酸エステルまたは/および
メタクリル酸エステルの単独重合体および/または共重
合体(C)と、無機質充填剤(D)と、を含む湿潤面な
いし水中施工用エポキシ樹脂組成物である。 【効果】 湿潤面ないし水中で施工しても、基材への塗
布性、コテ延ばし性および接着性が良好で、長期間に亘
って剥がれたりすることがなくしかも防食性にも優れた
良好な塗膜や接着層を与えることができた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、湿潤面ないし水中施工
用エポキシ樹脂組成物に関するもので、詳しくは、湿潤
面ないし水中において、塗料または接着剤等として施工
するためのエポキシ樹脂組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、水との接触が多い構築物や船
舶等については、水の基材への浸透防止や防錆等の目的
で、水中ないし湿潤面において塗料やシーラー剤が施工
される場合が多い。特にエポキシ樹脂系の塗料、シーラ
ー剤は、その防食性能や接着性能から、施工の要望が大
きく、その目的のために、湿潤面ないし水中施工用のエ
ポキシ樹脂組成物が開発されてきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来開
発されてきている湿潤面ないし水中施工用エポキシ樹脂
組成物は、湿潤面に施工したり、水中で施工する場合に
基材への塗布性やコテ延ばし性が良好でなかったり、形
成した塗膜が縮んだり、基材への接着力が十分でない等
の問題があった。
【0004】そこで本発明の目的は、湿潤面ないし水中
で施工しても、基材への塗布性、コテ延ばし性および接
着性が良好で、長期間に亘って剥がれたりすることがな
くしかも防食性にも優れた良好な塗膜や接着層を与える
ところの、湿潤面ないし水中施工用エポキシ樹脂組成物
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、エポキシ樹脂(A)と、アミン系エポキ
シ樹脂硬化剤(B)と、アクリル酸エステルおよび/ま
たはメタクリル酸エステルの単独重合体および/または
共重合体(C)と、無機質充填剤(D)と、を含む湿潤
面ないし水中施工用エポキシ樹脂組成物である。
【0006】以下、本発明を具体的に説明する。本発明
に使用される上記のエポキシ樹脂(A)としては、塗
料、接着剤、シーリング材等に使用し得る各種のエポキ
シ樹脂を挙げることができる。かかるエポキシ樹脂は、
一般式:
【化1】 (式中,Zは水素原子、メチル基、エチル基等を示
す。)で示される置換または非置換のグリシジル基を分
子内に平均1個より多く有するエポキシ樹脂であり、例
えばグリシジルエーテル基、グリシジルエステル基、グ
リシジルアミン基、グリシジルイミン基を分子内に平均
1個より多く有するエポキシ樹脂を挙げることができ
る。
【0007】前記グリシジルエーテル基を分子内に平均
1個より多く有するエポキシ樹脂(A−1)としては、
(1)例えばエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ブタンジオール、グリセリン、トリメチロールプロ
パンの如き多価アルコールのポリグリシジルエーテル
(A−1−1)、(2)例えばレゾルシノール、ハイド
ロキノン、パイロカテコール、フロログリシノール,
1,5ージヒドロキシナフタレン、2,7−ジヒドロキ
シナフタレン、2,6−ジヒドロキシナフタレン等の単
核多価フェノールのポリグリシジルエーテル(A−1−
2)、(3)例えば2,2−ビス−(4−ヒドロキシフ
ェニル)−プロパン、2,4’−ジヒドロキシジフェニ
ルメタン、ビス−(2−ヒドロキシフェニル)−メタ
ン、ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−メタン、ビス
−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチル−3−メトキシ
フェニル)−メタン、1,1−ビス−(4−ヒドロキシ
フェニル)−エタン、1,2−ビス−(4−ヒドロキシ
フェニル)−エタン、1,1−ビス−(4−ヒドロキシ
−2−クロルフェニル)−エタン、1,1−ビス−
(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)−エタ
ン、1,3−ビス−(3−メチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)−プロパン、2,2−ビス−(3,5−ジクロロ
−4−ヒドロキシフェニル)−プロパン、2,2−ビス
−(3−フェニル−4−ヒドロキシフェニル)−プロパ
ン、2,2−ビス−(3−イソプロピル−4−ヒドロキ
シフェニル)−プロパン、2,2−ビス−(2−イソプ
ロピル−4−ヒドロキシフェニル)−プロパン、2,2
−ビス−(4−ヒドロキシナフチル)−プロパン、2,
2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−ペンタン、
3,3−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−ペンタ
ン、2,2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−ヘプ
タン、ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−メタン、
1,2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−1,2−
ビス−(フェニル)−プロパン、2,2−ビス−(4−
ヒドロキシフェニル)−1−フェニル−プロパンのよう
なビス−(ヒドロキシフェニル)−アルカンあるいは
4,4’−ジヒドロキシビフェニル、2、2’−ジヒド
ロキシビフェニル、2、4’−ジヒドロキシビフェニル
のようなジヒドロキシビフェニルあるいはビス−(4−
ヒドロキシフェニル)−スルホン、2,4’−ジヒドロ
キシジフェニルスルホン、クロル−2,4−ジヒドロキ
シジフェニルスルホン、5−クロル−2,4−ジヒドロ
キシジフェニルスルホン、5−クロル−4,4’−ジヒ
ドロキシジフェニルスルホン、3’−クロル−4,4’
−ジヒドロキシジフェニルスルホンのようなジ−(ヒド
ロキシフェニル)−スルホン−あるいはビス−(4−ヒ
ドロキシフェニル)−エーテル、4,3’−(または
4,2’−または2,2’−)ジヒドロキシ−ジフェニ
ル−エーテル、4,4’−ジヒドロキシ−2,6−ジメ
チルジフェニル−エーテル、ビス−(4−ヒドロキシ−
3−イソプロピルフェニル)−エーテル、ビス−(4−
ヒドロキシ−3−クロルフェニル)−エーテル、ビス−
(4−ヒドロキシ−3−フルオロフェニル)−エーテ
ル、ビス−(4−ヒドロキシ−3−ブロムフェニル)−
エーテル、ビス−(4−ヒドロキシナフチル)−エーテ
ル、ビス−(4−ヒドロキシ−3−クロルナフチル)−
エーテル、ビス−(2−ヒドロキシビフェニル)−エー
テル、4,4’−ジヒドロキシ−2,6−ジメトキシジ
フェニル−エーテル、4,4’−ジヒドロキシ−2,5
−ジエトキシジフェニル−エーテルのようなジ−(ヒド
ロキシフェニル)ーエーテル、あるいは1,1−ビス−
(4−ヒドロキシフェニル)−2−フェニルエタン、
1,3,3−トリメチル−1−(4−ヒドロキシフェニ
ル)−6−ヒドロキシインダン、2,4−ビス−(4−
ヒドロキシフェニル)−4−メチルペンタン等の多核二
価フェノールのポリグリシジルエーテル(A−1−
3)、(4)例えば1,4−ビス−(4−ヒドロキシベ
ンジル)−ベンゼン、1,4−ビス−(4−ヒドロキシ
ベンジル)−テトラメチルベンゼン、1,4−ビス−
(4−ヒドロキシベンジル)−テトラエチルベンゼン、
1,4−ビス−(4−ヒドロキシクロミル)−テトラエ
チルベンゼン等のその他の多核二価フェノールのポリグ
リシジルエーテル(A−1−4)、(5)例えばフェノ
ール類とカルボニル化合物の初期縮合物(例えばフェノ
ール樹脂初期縮合物、フェノール−アクロレイン縮合反
応生成物、フェノール−グリオキザール縮合反応生成
物、フェノール−ペンタンジアリル縮合反応生成物、レ
ゾルシノール−アセトン縮合反応生成物、キシレン−フ
ェノール−ホルマリン初期縮合物)、フェノール類とポ
リクロルメチル化芳香族化合物の縮合生成物)等の多核
多価フェノールのポリグリシジルエーテル(A−1−
5)、(6)例えば前記の(1)〜(5)に例示された
多価アルコール、単核多価フェノール、多核二価フェノ
ール、多核多価フェノール等に例えばエチレンオキサイ
ド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド等のア
ルキレンオキサイドを付加せしめ、そのヒドロキシル基
をグリシジルエーテル化して得られるポリグリシジルエ
ーテル(A−1−6)等があ挙げられる。
【0008】また、前記グリシジルエステル基を分子内
に平均1個より多く有するエポキシ樹脂(A−2)とし
ては、例えば脂肪族ポリカルボン酸、芳香族カルボン酸
のポリグリシジルエステル、アクリル酸のグリシジルエ
ステルの単独重合体あるいは共重合体等があげられる。
更に、前記グリシジルアミノ基またはグリシジルイミノ
基を分子内に平均1個より多く有するエポキシ樹脂(A
−3)としては、例えばアニリンまたはベンゼン核にア
ルキル置換基を有するアニリン等の芳香族アミン、該芳
香族アミンと例えばホルムアルデヒド等のアルデヒドと
の初期縮合物、該芳香族アミンと該アルデヒドとフェノ
ール類との初期縮合物のアミン基をグリシジルアミノ基
あるいはグリシジルイミノ基に変換したポリグリシジル
化合物等が挙げられる。
【0009】前記のエポキシ樹脂の中で、好ましいもの
の一群は前記(3)に例示された多核二価フェノールの
ポリグリシジルエーテル(A−1−3)及び前記(3)
に例示された多核二価フェノールに例えばエチレンオキ
サイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド等
のアルキレンオキサイドを付加せしめ、そのヒドロキシ
ル基をグリシジルエーテル化して得られるポリグリシジ
ルエーテル(A−1−6)であり、前記の一群の中で特
に好ましいのの一群は、前記(3)に例示された多核二
価フェノールのポリグリシジルエーテル(A−1−3)
の中のビス−(ヒドロキシフェニル)−アルカンのポリ
グリシジルエーテルである。
【0010】これらのエポキシ樹脂は1種だけを単独で
使用してもよいし、2種以上を併用してもよく、また、
上記のエポキシ樹脂と相溶する他の樹脂と併用してもよ
い。かかる樹脂としては、例えばリン酸変性エポキシ樹
脂、キレート化能を有するエポキシ樹脂、不飽和ポリエ
ステル樹脂、フェノキシ樹脂、フェノール樹脂、キシレ
ン樹脂等の熱硬化性樹脂や例えばポリエステル樹脂、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体、チオコール樹脂、石炭・
石油樹脂、変性ブタジエン−アクリロニトリル樹脂、酢
酸ビニル樹脂等が挙げられる。
【0011】また、本発明においてはエポキシ樹脂の希
釈剤として、例えばオレフィンオキサイド、グリシジル
メタクリレート、オクチレンオキサイド、アリルグリシ
ジルエーテル、ブチルグリシジルエーテル、2ーエチル
ヘキシルグリシジルエーテル、ビニルシクロヘキセンモ
ノオキサイド、スチレンオキサイド、フェニルグリシジ
ルエーテル、p−sec.−ブチルフェニルグリシジル
エーテル、クレジルグリシジルエーテル、α−ピネンオ
キサイド等のモノエポキシ化合物;例えばブタジエンオ
キサイド、ジメチルペンタンジオキサイド、ジグリシジ
ルエーテル、ブタンジオールジグリシジルエーテル、エ
チレングリコールジグリシジルエーテル、ジ−ないしポ
リ−エチレングリコールジグリシジルエーテル、プロピ
レングリコールジグリシジルエーテル、ジ−ないしポリ
−プロピレングリコールジグリシジルエーテル、ビニル
シクロヘキセンジオキサイド、ネオペンチルグリコール
ジグリシジルエーテル、ジグリシジルアニリン、トリメ
チロールプロパントリグリシジルエーテル、グリセリン
トリグリシジルエーテル、リモネンジオキサイド、レゾ
ルシンジグリシジルエーテル、2,6−ジグリシジルフ
ェニルグリシジルエーテル、2−ジグリシジルフェニル
グリシジルエーテル等のジ−ないしポリ−エポキシ化合
物の如き反応性希釈剤、例えばジブチルフタレート、グ
リコールエーテル−エステル、スチレン、フェノール類
等の非反応性希釈剤等も使用できる。
【0012】次に本発明で使用されるアミン系エポキシ
樹脂硬化剤(B)としては、例えば脂肪族アミン、脂環
族アミン、芳香族アミン等のアミン化合物(B−1)、
またはそれらのアミン化合物(B−1)の変性物(B−
2)が挙げられ、前記アミン化合物(B−1)の具体例
としては、例えばエチレンジアミン、トリメチレンジア
ミン、テトラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミ
ン、ヘキサメチレンジアミン、オクタメチレンジアミ
ン、ノナメチレンジアミン、デカメチレンジアミン、ウ
ンデカメチレンジアミン、2−メチル−2,4−ジアミ
ノペンタン、H2N(CH2)n−CH(CH3)NH
2(n:1〜8の整数)等の脂肪族ジアミン、例えばジ
エチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラ
エチレンペンタミン、ヘキサメチレンヘプタミン、ジ
(ヘキサメチレン)トリアミン、トリ(ヘキサメチレ
ン)テトラミン、テトラ(ヘキサメチレン)ペンタミ
ン、トリプロピレンテトラミン、テトラプロピレンペン
タミン、イミノビスプロピルアミン、メチルイミノビス
プロピルアミン、テトラ(アミノメチル)メタン、テト
ラキス(2−アミノエチルアミノメチル)メタン、トリ
エチレン−ビス(トリメチレン)ヘキサミン等のアルキ
レンポリアミンまたはポリアルキレンポリアミン、例え
ば1,3−ジアミノメチルナフタレン、1,4−ジアミ
ノメチルナフタレン、4,4’−ジアミノメチルビフェ
ニル、オルト−、メタ−またはパラ−キシリレンジアミ
ン(ω,ω’−ジアミノキシレン)等の芳香族環構造を
有する脂肪族性ジアミン、例えば1,4−ジアミノシク
ロヘキサン、1,3−ジアミノシクロヘキサン、1,2
−ジアミノシクロヘキサン、1−アミノ−3−アミノメ
チル−3,5,5−トリメチルシクロヘキサン(イソホ
ロンジアミン)、1,8−ジアミノ−8−メンタン、ビ
ス−(4−アミノシクロヘキシル)メタン、2,2’−
ビス−(4−アミノシクロヘキシル)プロパン、1,3
−ビス−(アミノメチル)シクロヘキサン、1,2−ビ
ス−(アミノメチル)シクロヘキサン、ビス−(4−ア
ミノ−3−メチルシクロヘキシル)メタン等の脂環式構
造を含む脂肪族性アミン、例えばN−アミノエチルピペ
ラジン、1,4−ビス−(3−アミノプロピル)ピペラ
ジン、3,9−ビス−(3−アミノプロピル)−2,
4,8,10−テトラオキサスピロ(5,5)ウンデカ
ン等の複素環構造を含む脂肪族性アミン、例えばメタフ
ェニレンジアミン、オルトフェニレンジアミン、2,4
−トルエンジアミン、4ークロローオルトフェニレンジ
アミン、メタアミノベンジルアミン、4−メトキシ−6
−メチル−メタフェニレンジアミン、ベンジジン、4,
4’−ジアミノジフェニルメタン、2,4,6−トリ
(ジメチルアミノメチル)フェノール、2,2−ビス
(4−アミノフェニル)プロパン、4,4’−ジアミノ
ジフェニルエーテル、4,4’−ジアミノジフェニルス
ルホン、ビス(3,4−ジアミノフェニル)スルホン、
ジアミノジトリルスルホン、4,4’−ジアミノベンゾ
フェノン、2,2’−ジメチル−4,4’−ジアミノジ
フェニルメタン、3,3’−ジクロロ−4,4’−ジア
ミノジフェニルメタン、2,4’−ジアミノジフェニ
ル、3,3’−ジメチル−4,4’−ジアミノビフェニ
ル、3,3’−ジメトキシ−4,4’−ジアミノビフェ
ニル等の芳香族アミン等があり、また前記の変性物(B
−2)の具体例としては前記の具体例として示されるア
ミン化合物(B−1)を、下記の(1)〜(5)に示さ
れた変性方法: (1)フェノール類とカルボニル基を有する化合物を反
応させるマンニッヒ変性方法 (2)エポキシ化合物を反応させるエポキシ化合物付加
変性方法 (3)置換又は非置換のアクリル化合物を反応させるマ
イケル付加変性方法 (4)ポリカルボン酸を反応させるポリアミド化変性方
法 (5)ケトン化合物を反応させるケチミン化変性方法 によって変性した変性物あるいはそれらの混合物等が挙
げられる。
【0013】前記のマンニッヒ変性方法に使用されるフ
ェノール類としては、例えばフェノール、アルキル置換
フェノール、クレゾール、ハロゲン置換フェノール、ア
ニソール、ビスフェノール−A、ビスフェノール−Fお
よびそれらの混合物等が代表例として挙げられ、また前
記のマンニッヒ変性方法に使用されるカルボニル基を有
する化合物としては、例えばホルムアルデヒド、パラホ
ルムアルデヒド、アセトアルデヒド、ベンズアルデヒ
ド、アセトンおよびそれらの混合物等が代表例として挙
げられ、それぞれについて、その他のフェノール類およ
びその他のカルボニル化合物も使用できる。
【0014】また、前記のエポキシ化合物付加変性方法
に使用されるエポキシ化合物としては、例えば前記のエ
ポキシ樹脂(A)として例示された各種のエポキシ樹脂
や前記のエポキシ樹脂の反応性希釈剤として例示された
各種のエポキシ化合物等が挙げられ、前記のマイケル付
加変性方法に使用し得る置換または非置換のアクリル化
合物としては、例えばアクリル酸、メタクリル酸、アク
リロニトリル、アクリルアミド、アクリル酸エステル、
メタクリル酸エステル等が代表例として挙げられ、それ
ぞれについて、その他のエポキシ化合物およびその他の
置換または非置換のアクリル化合物も使用でき、さらに
また前記のケチミン化変性方法に使用されるケトン化合
物としては、例えばアセトン、メチルエチルケトン、ジ
イソプロピルケトン、メチルイソプロピルケトン、メチ
ルイソブチルケトン等が代表例として挙げられ、その他
のケトン化合物も使用できる。
【0015】さらに、前記のポリアミド化変性方法に使
用されるポリカルボン酸としては、例えばモノマー酸、
ダイマー酸、トリマー酸、トール油脂肪酸、フタル酸、
マレイン酸等が代表例として挙げられ、その他のポリカ
ルボン酸も使用できる。
【0016】前記のアミン系エポキシ樹脂硬化剤(B)
の中で好ましいものは、例えばm−キシレンジアミン、
シクロヘキサンジアミン、ビスー(アミノメチル)シク
ロヘキサン、メチレンジ(シクロヘキシルアミン)、ジ
アミノジフェニルメタン、メタフェニレンジアミン、ノ
ルボネンジアミン、イソホロンジアミンからなる群から
選ばれた1種または2種以上のアミン化合物、あるいは
それらのアミン化合物を上記の(1)〜(5)からなる
群から選ばれた1種または2種以上の変性方法によって
変性した変性物またはそれらの混合物であり、それらの
中で特に好ましいものは、前記の特定のアミン化合物を
前記の特定の変性方法によって変性した変性物またはそ
れらの混合物である。
【0017】前記のアミン系エポキシ樹脂硬化剤(B)
の配合量は、エポキシ樹脂(A)に含まれるエポキシ基
1当量に対して、エポキシ樹脂硬化剤(B)に含まれる
活性水素が0.5〜2.0当量となるような量が好まし
く、特に0.7〜1.5当量となるような量が好まし
い。前記の配合量が少なすぎると硬化が遅くなり、多す
ぎると硬化物の物性が低下するので好ましくない。
【0018】本発明に使用されるアクリル酸エステルお
よび/またはメタクリル酸エステルの単独重合体および
/または共重合体(C)は、例えばアクリル酸エステル
の単独重合体、メタクリル酸エステルの単独重合体、2
種以上のアクリル酸エステルの共重合体、2種以上のメ
タクリル酸エステルの共重合体、1種以上のアクリル酸
エステルと1種以上のメタクリル酸エステルの共重合
体、1種以上のアクリル酸エステルと1種以上の重合性
モノマーとの共重合体、1種以上のメタクリル酸エステ
ルと1種以上の重合性モノマーとの共重合体、1種以上
のアクリル酸エステルと1種以上のメタクリル酸エステ
ルと1種以上の重合性モノマーとの共重合体である。
【0019】上記の単独重合体または共重合体を構成す
るアクリル酸エステルとしては、例えばメチルアクリレ
ート、エチルアクリレート、n−プロピルアクリレー
ト、イソプロピルアクリレート、n−ブチルアクリレー
ト、イソブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアク
リレート、ラウリルアクリレート、トリデシルアクリレ
ート、ステアリルアクリレート、ジエチルアミノエチル
アクリレート、n−ブトキシエチルアクリレート、テト
ラヒドロフルフリルアクリレート、グリシジルアクリレ
ート、シクロヘキシルアクリレート、ベンジルアクリレ
ート等が挙げられ、また上記の単独重合体または共重合
体を構成するメタクリル酸エステルとしては、例えばメ
チルメタクリレート、エチルメタクリレート、n−プロ
ピルメタクリレート、イソプロピルメタクリレート、n
−ブチルアメタクリレート、イソブチルメタクリレー
ト、2−エチルヘキシルメタクリレート、ラウリルメタ
クリレート、トリデシルメタクリレート、ステアリルメ
タクリレート、ジメチルアミノメチルメタクリレート、
ジエチルアミノエチルメタクリレート、n−ブトキシエ
チルメタクリレート、テトラヒドロフルフリルメタクリ
レート、グリシジルメタクリレート、シクロヘキシルメ
タクリレート、ベンジルメタクリレート等が挙げられ、
さらにまた上記の単独重合体または共重合体を構成する
その他の重合性モノマーとしては、例えばエチレン、プ
ロピレン、スチレン、イソブチレン、ブタジエン、イソ
プレン、アクリロニトリル、塩化ビニル、塩化ビニリデ
ン、酢酸ビニル、アクリルアミド、メタクリルアミド、
クロロプレン、アリルアルコール、アルキルビニルエー
テル、マレイン酸、マレイン酸エステル等が挙げられ
る。
【0020】上記のアクリル酸エステルおよび/または
メタクリル酸エステルの単独重合体および/または共重
合体(C)の中で好ましいものは、分子量が5,000
〜30,000のもであり、特に好ましいものは、アク
リル酸および/またはメタクリル酸と炭素数1〜12の
脂肪族アルコールのエステルの単独重合体および/また
は共重合体である。
【0021】前記のアクリル酸エステルおよび/または
メタクリル酸エステルの単独重合体および/または共重
合体(C)の配合量は、エポキシ樹脂組成物全体に対し
て0.01〜0.5重量%が好ましく、特に0.03〜
0.2重量%が好ましい。この配合量が少なすぎると本
発明の効果が十分に得られず、逆に多すぎると本発明の
エポキシ樹脂組成物の水中での塗布性やコテ延ばし性が
悪くなる。
【0022】本発明の無機充填剤(D)としては、例え
ばエポキシ樹脂系の塗料、接着剤、シーリング材等に使
用しうる充填剤が使用でき、かかる無機充填剤(D)と
しては、例えば二酸化チタン、酸化マグネシウム、酸化
ジルコニウム、酸化アルミニウム等の無機酸化物、硫酸
バリウム等の無機硫酸塩、炭酸カルシウム、シリカ、ク
レー、タルク等があげられる。特に水中での施工用エポ
キシ樹脂組成物については、水中での汚染性を防ぐため
に塗料は沈降させる必要があるので、比重は3.0以上
の無機充填剤を使用するのが好ましい。
【0023】本発明のエポキシ樹脂組成物における無機
充填剤(D)の配合量は、全体に対して、10〜70重
量%が好ましく、この範囲より多くなると樹脂塗料の粘
度が高くなって、塗布作業性が低下し、また前記の範囲
より少なくなると水中での基材との塗着性が悪く、基材
に塗布しても水の浮力、水流等によって塗膜が剥がれ易
くなるので、好ましくない。
【0024】また、本発明のエポキシ樹脂組成物は、そ
の初期粘度が25℃で10〜5000ポアズのものが好
ましく、この範囲外では作業性に支障を来す場合があ
る。粘度調整のためには、各種の反応性または非反応性
のエポキシ希釈剤を使用でき、その使用量が30重量%
より少なければ、性能を損ねることがない。
【0025】また、顔料分散性を向上するための、例え
ば界面活性剤等の助剤や消泡を目的とした消泡剤も使用
することができ、その使用量が少なければ、本発明のエ
ポキシ樹脂組成物の目的とする性能を損なうことはな
い。
【0026】さらに、本発明のエポキシ樹脂組成物には
その他の添加剤も使用でき、かかる添加剤としては、例
えば弁柄、黄鉛、黄色酸化鉄、チタン白、フタロシアニ
ンブルー、フタロシアニングリーン等の着色顔料;例え
ばクロム酸系、モリブデン酸系、リン酸系、ホウ酸系、
フェライト系、鉛酸系等の防錆顔料;例えばガラスフレ
ーク、ステンレスフレーク、アルミフレーク等のリン片
状顔料;例えばアスベスト、植物繊維、ガラスファイバ
ー、カーボンファイバー、合成繊維等の繊維物質;例え
ば亜酸化銅、トリフェニル錫ハイドロオキサイド、ビス
−トリブチル錫−α,α’−ジブロモサクシネート、そ
の他の有機防汚剤等の防汚剤;例えばエチレンジアミン
テトラ酢酸等のキレート化剤;例えば銅粉末、銅合金粉
末、亜鉛粉末、アルミニウム粉末、鉄粉等の金属粉末;
例えばγ−クロロプロピルトリメトキシシラン、γ−ク
ロロプロピルメチルジクロロシラン、γ−クロロプロピ
ルメチルジアルコキシシラン、ビニルトリアセトキシシ
ラン、ビニルトリアルコキシシラン、ビニルトリス(β
−メトキシエトキシ)シラン、γ−メタクリロキシプロ
ピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピル
メチルジメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシク
ロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、γ−グリシド
キシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプ
ロピルメチルジアルコキシシラン、γ−メルカプトプロ
ピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエト
キシシラン、N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメ
トキシシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノ
プロピルメチルジメトキシシラン、γ−(ポリエチレン
アミノ)プロピルトリメトキシシラン、N−β−(アミ
ノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、
γ−ウレイドプロピルトリエトキシシラン、メチルアミ
ノエトキシプロピルジアルコキシシラン、N’−ビニル
ベンジル−N−トリメトキシシリルプロピルエチレンジ
アミン塩等のシランカップリング剤;その他の添加剤と
して沈降・タレ防止剤、増粘剤、防菌・防黴剤、導電
剤、難燃剤、可塑剤、安定剤等が挙げられる。
【0027】本発明のエポキシ樹脂組成物は、エポキシ
樹脂(A)とアクリル酸エステルおよび/またはメタク
リル酸エステルの単独重合体および/または共重合体
(C)と無機充填剤(D)と必要なら、その他の成分を
予めサンドミル、三本ロール等の分散機で混合し、充填
剤を均一に分散せしめてエポキシ樹脂混合物を調製し、
これとは別に、エポキシ樹脂硬化剤(B)と必要なら、
その他の成分を均一に混合してエポキシ樹脂硬化剤混合
物を調製して置いて、施行時に上記のエポキシ樹脂混合
物と上記のエポキシ樹脂硬化剤混合物をミキサーで混合
して使用する。
【0028】また、本発明のエポキシ樹脂組成物を水中
で塗布する場合は、基材表面をサンドブラスト等の一般
的な前処理を行った後、ハケ、ヘラまたはローラーで塗
布し、湿潤面に塗布する場合は、2液タイプのスプレー
ガン等を使用するのが作業効率を高めるのに有効であ
る。
【0029】
【実施例】以下、本考案を実施例に基づいて具体的に説
明する。なお、部は重量部を示すものとする。 実施例1〜4および比較例1 ビスフェノール−A型エポキシ樹脂(旭電化工業社製E
P−4100)55部、ブチルグリシジルエーテル(反
応性希釈剤)5部、酸化チタン10部、硫酸バリウム3
0部および下記の表1に示される種類及び量の各アクリ
ル酸エステルあるいはメタクリル酸エステルの単独重合
体または共重合体を三本ロールで混合してエポキシ樹脂
混合物を得、これとは別に、クルードDDM(ジアミノ
ジフェニルメタン)78部とベンジルアルコール18部
とシランカップリング剤0.4部を均一に混合してエポ
キシ樹脂硬化剤混合物を得た。しかる後に、前記のエポ
キシ樹脂混合物100部に前記のエポキシ樹脂硬化剤混
合物20部をミキサーで混合して本発明のエポキシ樹脂
組成物および比較のためのエポキシ樹脂組成物を得た。
【0030】これらのエポキシ樹脂組成物を、水中に浸
漬した500×500×1mmの鋼板上にハケもしくは
コテを用いて水中で塗布して、水中での塗布性、コテ延
ばし性、塗膜の縮み、接着力を評価し、下記の表1に示
される結果を得た。なお、使用した重合体及び評価方法
は下記の通りである。
【0031】(1)使用した重合体 重合体 I:ポリエチルアクリレート(分子量:約1
0,000) 重合体 II:エチルメタクリレートと2−エチルヘキシ
ルメタクリレートの共重合体(分子量:約15,00
0) 重合体 III:ポリ2−エチルヘキシルアクリレート
(分子量:約8,000) 重合体 IV:エチルアクリレートとエチルメタクリレー
トの共重合体(分子量:約13,000)
【0032】(2)評価方法 水中での塗布性は、鋼板上にハケもしくはコテを用いて
水中で塗布した場合の鋼板上への塗布の難易を3段階
(○:容易に塗布出来る。△:やや塗布し難い。×:か
なり塗布し難い。)で評価した。コテ延ばし性は、鋼板
上にコテを用いて水中で塗布した時のコテによる組成物
の延ばし性の良否を3段階(○:良好。△:やや不良。
×:不良。)で評価した。
【0033】塗膜の縮みは、鋼板上にハケもしくはコテ
を用いて水中で塗布した場合の塗布後の塗膜の縮みの有
無を3段階(○:無し。△:少し有る。×:かなり有
る。)で評価した。
【0034】接着力は、鋼板上にハケもしくはコテを用
いて水中で塗布し、室温で1週間養生後、水中から鋼板
を引き上げ、アドヒージョンテスターにより塗膜の接着
力を測定して評価した。
【0035】
【表1】
【0036】実施例5〜7 ビスフェノール−A型エポキシ樹脂(旭電化工業社製E
P−4100)55部、ブチルグリシジルエーテル(反
応性希釈剤)5部、酸化チタン10部、硫酸バリウム3
0部に下記の表2に示される量のエチルアクリレートと
エチルメタクリレートの共重合体(分子量:約13,0
00)を三本ロールで混合してエポキシ樹脂混合物を
得、これとは別に、クルードDDM(ジアミノジフェニ
ルメタン)78部とベンジルアルコール18部とシラン
カップリング剤0.4部を均一に混合してエポキシ樹脂
硬化剤混合物を得た。しかる後に、前記のエポキシ樹脂
混合物100部に、前記のエポキシ樹脂硬化剤混合物2
0部をミキサーで混合して本発明のエポキシ樹脂組成物
および比較のためのエポキシ樹脂組成物を得た。
【0037】これらのエポキシ樹脂組成物を、水中に浸
漬した500×500×1mmの鋼板上にハケもしくは
コテを用いて水中で塗布して、水中での塗布性、コテ延
ばし性、塗膜の縮み、接着力を評価し、下記の表2に示
される結果を得た。なお、評価方法は前記の通りであ
る。
【0038】
【表2】
【0039】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明において
は、湿潤面ないし水中で施工しても、基材への塗布性、
コテ延ばし性および接着性が良好で、長期間に亘って剥
がれたりすることがなくしかも防食性にも優れた良好な
塗膜や接着層を与えるところの、湿潤面ないし水中施工
用エポキシ樹脂組成物を提供することができた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村瀬 久 東京都荒川区東尾久七丁目2番35号 旭電 化工業株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エポキシ樹脂(A)と、 アミン系エポキシ樹脂硬化剤(B)と、 アクリル酸エステルまたは/およびメタクリル酸エステ
    ルの単独重合体および/または共重合体(C)と、 無機質充填剤(D)と、を含む湿潤面ないし水中施工用
    エポキシ樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 エポキシ樹脂(A)が多核二価フェノー
    ルのポリグリシジルエーテル及び多核二価フェノールに
    アルキレンオキサイドを付加せしめ、そのヒドロキシル
    基をグリシジルエーテル化して得られるポリグリシジル
    エーテルからなる群から選ばれた少なくとも1種である
    請求項1記載の湿潤面ないし水中施工用エポキシ樹脂組
    成物。
  3. 【請求項3】 エポキシ樹脂(A)が多核二価フェノー
    ルのポリグリシジルエーテルである請求項2記載の湿潤
    面ないし水中施工用エポキシ樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 エポキシ樹脂(A)がビス−(ヒドロキ
    シフェニル)アルカンのポリグリシジルエーテルである
    請求項3記載の湿潤面ないし水中施工用エポキシ樹脂組
    成物。
  5. 【請求項5】 アクリル酸エステルおよび/またはメタ
    クリル酸エステルの単独重合体および/または共重合体
    (C)が分子量5000〜30,000である請求項1
    〜4のうちいずれか一項記載の湿潤面ないし水中施工用
    エポキシ樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 アクリル酸エステルおよび/またはメタ
    クリル酸エステルの単独重合体および/または共重合体
    (C)がアクリル酸および/またはメタクリル酸と炭素
    数1〜12の脂肪族アルコールのエステルの単独重合体
    および/または共重合体である請求項1〜5のうちいず
    れか一項記載の湿潤面ないし水中施工用エポキシ樹脂組
    成物。
  7. 【請求項7】 アミン系エポキシ樹脂硬化剤(B)がm
    −キシレンジアミン、シクロヘキサンジアミン、ビス−
    (アミノメチル)シクロヘキサン、メチレンジ(シクロ
    ヘキシルアミン)、ジアミノジフェニルメタン、メタフ
    ェニレンジアミン、ノルボネンジアミン、イソホロンジ
    アミンからなる群から選ばれた1種または2種以上のア
    ミン化合物または該アミン化合物を、下記の(1)〜
    (5)からなる群: (1)フェノール類とカルボニル基を有する化合物を反
    応させるマンニッヒ変性方法 (2)エポキシ化合物を反応させるエポキシ化合物付加
    変性方法 (3)置換又は非置換のアクリル化合物を反応させるマ
    イケル付加変性方法 (4)ポリカルボン酸を反応させるポリアミド化変性方
    法 (5)ケトン化合物を反応させるケチミン化変性方法 から選ばれた1種または2種以上の変性方法によって変
    性した変性物あるいはそれらの混合物である請求項1〜
    6のうちいずれか一項記載の湿潤面ないし水中施工用エ
    ポキシ樹脂組成物。
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