JPH08198488A - 記録装置の紙送り装置 - Google Patents

記録装置の紙送り装置

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JPH08198488A
JPH08198488A JP3164595A JP3164595A JPH08198488A JP H08198488 A JPH08198488 A JP H08198488A JP 3164595 A JP3164595 A JP 3164595A JP 3164595 A JP3164595 A JP 3164595A JP H08198488 A JPH08198488 A JP H08198488A
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JP
Japan
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speed
control
control loop
signal
encoder
Prior art date
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Pending
Application number
JP3164595A
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English (en)
Inventor
Koichiro Kanamaru
金丸浩一郎
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Graphtec Corp
Original Assignee
Graphtec Corp
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Publication date
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  • Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)
  • Handling Of Sheets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録装置の記録紙送り装置において、安価で
かつ高精度な紙送り装置を提供する。 【構成】 指定された紙送り速度を目標値としたとき、
該目標値の近傍に設定値を設け、測定された実際の紙送
り速度が上記目標値と設定値の外にある時には速度制御
ループによる制御を、上記目標値と設定値の間に存在す
るときには速度制御ループによる制御とともに位相制御
ループによる制御をも作用させるよう構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、記録装置の記録紙送
り装置に関するものである。さらに詳しく言えば、速度
制御ループと位相制御ループとを用いた記録装置の記録
紙送り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】記録装置の典型的なものに、記録媒体等
の記録紙を一定の速度で移送させるものがある。このよ
うな記録紙の定速移送方法としては、従来、図8に示す
ような速度制御ループを用いたもの、または図9に示す
ような位相制御ループを用いたもの、さらにはこれらを
混合した制御ループを用いたものがあった。ここで、図
8のAFC42は周波数電圧変換器であり、図9のAP
C41は位相電圧変換器である。また、両図のLPF4
6はローパスフィルタ、DRV47は駆動回路、Mはモ
ータ、E1はそれぞれエンコーダである。いずれの制御
も、モータMの回転速度を表すエンコーダE1の速度出
力信号を速度指令値に一致させる制御を行なう。ここ
で、図8に示すAFCは、図3左図に示すように、指令
値と速度出力信号との周波数の差に応じた出力を発生
し、図9に示すAPCは、図3右図に示すように、指令
値と速度出力信号との位相差に応じた出力を発する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図4に示すように、速
度制御ループのみを用いた定速制御では、目標速度V0
に速やかに達するが達した後の安定性が不十分な点があ
った。また、図5に示した位相制御ループのみを用いた
定速制御では、目標速度V0 までの応答性が悪い欠点が
あった。
【0004】また、これらの各欠点をおぎなわせるため
として速度制御ループと位相制御ループをともに備え混
合する方式のものがあった。しかしながら、この方法で
は記録紙の移送速度を可変したり、大きな負荷変動が生
じた場合それらの混合比を調整する必要があり制御が複
雑になってしまう欠点があった。この発明はこの点を改
善するためになされたもので制御が容易でかつ安定した
記録紙送り装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、この発明で
は、モータにより回転力が付与されたローラを用いて記
録媒体等の記録紙を移送する記録装置の紙送り装置にお
いて、記録紙の移送速度に対応したモータの回転速度を
指令する速度指令値を発生する手段と、上記モータの回
転速度を検出する手段とを設け、上記モータの回転速度
が上記速度指令値に対応した目標速度に達する前段の所
定の速度に到るまでは速度制御ループに基づく制御を、
該所定の速度を越えてからは速度制御ループによる制御
とともに位相制御ループによる制御をも付加するよう構
成した。
【0006】
【作用】この発明では、速度指令値に対する目標速度近
傍に設定値を設け、実際の速度がこの設定値以下の場合
は速度制御ループのみの制御を、それを越えた場合は速
度制御ループに加えて位相制御ループによる制御も付加
するようにしたものである。このように構成すること
で、移送速度の可変を行なう場合であっても、あるいは
大きな負荷変動が生じて記録紙の移送速度が変化しよう
とする場合であっても速度制御ループのみの制御に切り
替わり応答特性が向上するとともに目標速度の安定した
維持が可能である。
【0007】
【実施例】以下、本発明について、図面の1実施例装置
を参照して説明する。図1及び図2は本発明の実施例装
置である記録装置を示す説明図で、図1は記録紙送り制
御回路であり、図2はこの記録装置の全体構造を示す説
明図である。図2を参照する。この記録装置は、記録紙
を移送する搬送部10、搬送される記録紙に記録を行な
う印字部20及び未記録のロール記録紙を保持するロー
ル紙部30を有している。
【0008】搬送部10は、記録紙311を搬送ドラム
11とピンチローラ12とで挟んで移送する。搬送ドラ
ム11はモータMにより駆動される。モータMの回転は
エンコーダE1によりパルス列として把握されている。
なお、この搬送部10には、印字部20の印字タイミン
グを制御するために、記録紙311の実際の移送量を測
定するエンコーダE2をも備えられている。
【0009】印字部20は、プラテンローラ21と記録
紙311の幅に対応した長さの印字記録ラインを有した
サーマルヘッド等の印字ヘッド22を備えており、先の
搬送部10により搬送される記録紙311に画像信号に
応じた印字を行なう。印字ヘッド22による印字記録
は、搬送部10のエンコーダE2の測定に基づく単位移
送量毎に単位印字(例えば記録紙311の幅方向の1ラ
イン)を行なうよう構成されている。
【0010】ロール紙部30は、未記録の記録紙が巻き
付けられたロール紙31と、このロール紙31に所定の
バックテンションを与えるパウダーブレーキ33と、記
録紙311が引き出されることにより回転するロール紙
31の回転量を検出するエンコーダE3を有している。
ロール紙31は、記録が行なわれるにしたがいその径が
しだいに小さくなる。そのため、ロール紙31に付与さ
れるバックテンションはしだいに大きくなる。従って、
常に適正なバックテンションをこのロール紙31に付与
するためにはロール紙31の径に応じたバックテンショ
ンをパウダーブレーキ32により付与する必要がある。
【0011】ロール紙31の径は、搬送部10が記録紙
311を定速移送している際のロール紙31の回転量
(エンコーダE3の出力)と実際の記録紙移送量(エン
コーダE2の出力)とから求める。すなわち、エンコー
ダE3からはロール紙31の回転角度を知ることがで
き、エンコーダE2からはその時のロール紙31の回転
の弧の長さを知ることができる。これらからロール紙3
1の径を容易に知ることができる。そして、パウダーブ
レーキ32にロール紙31の径に応じた電流を供給する
ことにより適正なバックテンションを付与している。な
お、この発明ではロール紙31の径から記録紙311の
残量検出をも行なっている。
【0012】次に、図1を参照して、搬送部10による
記録紙移送制御について説明する。この図1の装置は、
速度制御ループと位相制御ループをともに備えたもので
あるが、従来装置と異なる点は、 1)目標速度(速度指令値)の近傍であって目標速度に
は達していない前段の所定の速度を設定値として設定し
たことと、 2)この設定値とエンコーダE1の速度出力値とを比較
する比較器を設けたこと及び 3)この比較器の出力に応じて位相制御ループをオンオ
フするスイッチを設けたこと である。
【0013】速度指令値は、従来と同様、一定の間隔の
パルス列信号(実際は、「1」と「0」との2値信号、
この明細書ではこの種の信号を便宜的にパルス列信号と
呼ぶことにする。)であり、モータMを回転駆動する。
モータMの回転速度はエンコーダE1により検出される
が、この検出信号はモータMの回転速度に応じた間隔の
パルス列信号として取得することができる。速度制御ル
ープによる制御は、エンコーダE1の検出パルス列信号
のパルス周波数(「1」の繰り返し周期)を速度指令値
であるパルス列信号のそれに一致させる制御であり、位
相制御ループによる制御は、エンコーダE1の検出パル
ス列信号のパルス位相(「1」の立ち上がり位置と立ち
下がり位置)を速度指令値のそれに一致させる制御であ
る。
【0014】そして、この図1の装置は、速度指令値と
エンコーダE1の出力信号との差(差信号と呼ぶ。)を
AFC42を介して比較器43の一方の入力端子に、設
定値を他方の入力端子にそれぞれ入力し、差信号のAF
C42による出力電圧が設定値を越えているか否かを判
定する。この設定値としては、この実施例装置では、図
3左図に示すように、速度指令値が指令する目標速度
(目標値)の近傍であって、かつその前段(及び後段)
の所定の値としている。そして、差信号がこの設定値を
越えた時に比較器43が出力を発生し位相制御ループを
切断しているスイッチ44を接続する。
【0015】従って、この実施例装置では、目標値に対
しての差が大きいときは速度制御のみを、設定値を越え
て目標値に接近した場合にはこの速度制御とともに位相
制御をも加味するようにしている。なお、上記の設定値
は速度指令値が変更(すなわち紙送り速度が可変)され
るとき同時に書き換えられるように成されている。さら
に、図3左図に示したように、この実施例装置では速度
制御ループのAFC(周波数電圧変換器)42の出力変
化点を設定値としている。このようにすることにより、
制御の変更点を設定値とすることができ位相制御の付加
をスムースにすることができる。
【0016】図7のグラフは、本発明による制御動作を
模式的に示したものである。紙送り速度を可変する場合
には、図示しない新たな紙送り速度の速度設定スイッチ
を選択する。この場合には、図示しない制御回路により
設定値として新たな紙送り速度に対応した値が図1の比
較器43にセットされる。従って、図7に示すように、
新たな目標速度の近傍までは速度制御のみの制御が行な
われ速やかでかつスムースな速度切換を行なうことがで
きる。また、このような速度可変の場合ではなく、外乱
等により実際の紙送り速度が設定値(図3左図)を越え
て目標値から遠ざかる場合も起こりうる。外乱等による
速度変動が大きく実際の紙送り速度が設定値を外れた場
合には、比較器43により速度制御に切り換えられ、速
やかに設定値内に復旧させるよう動作する。これによ
り、外乱等に強い記録紙送り装置を実現することができ
る。
【0017】なお、先の実施例では、位相制御ループの
オンオフを行う比較器43(図1)の一方の入力にAF
C42の出力電圧を、他方の入力にそれに対応する電圧
信号としての設定値をそれぞれ入力するよう構成した
が、これとは別に次のように構成してもよい。すなわ
ち、この比較器43の作用は実際の速度(モータMの回
転速度)と目標速度に近傍した設定速度との比較を行う
ものであるので、例えば図1のエンコーダE1の出力を
比較器43の一方の入力に入力し、他方の入力にはそれ
に対応した比較値としての設定値を入力する等種々の改
変が可能である。
【0018】
【発明の効果】以上、本発明によれば、指令された紙送
り速度を目標値としたとき、該目標値の近傍に設定値を
設け、実際に測定される紙送り速度が該設定値と目標値
との間に無いときには速度制御ループによる制御を、上
記設定値と目標値との間に存在するときには速度制御ル
ープによる制御とともに位相制御ループによる制御をも
作用させるようにしたので、紙送り速度を目標速度に速
やかに一致させることができるとともに外乱等の速度変
動にも強い記録装置の記録紙送り装置を実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1実施例を示す記録紙送り
回路の構成説明図である。
【図2】図2は、この発明に関わる記録装置の全体構成
を示す模式図である。
【図3】図3は、図1に示すAFC及びAPCの出力パ
ターンを示す模式図である
【図4】図4は、速度制御のみを用いた従来装置の制御
動作図である。
【図5】図5は、位相制御のみを用いた従来装置の制御
動作図である。
【図6】図6は、速度制御と位相制御とを共に使用した
従来装置の制御動作図である。
【図7】図7は、本発明装置の制御動作図である。
【図8】図8は、速度制御ループを有する従来装置の記
録紙送り回路を示す構成図である。
【図9】図9は、位相制御ループを有する従来装置の記
録紙送り回路を示す構成図である。
【符号の説明】
41:APC 42:AFC 43:比較器 44:ス
イッチ 45:加算器 47:駆動回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータにより回転力が付与されたローラを
    用いて記録媒体等の記録紙を移送する記録装置の紙送り
    装置において、 記録紙の移送速度に対応したモータの回転速度を指令す
    る速度指令値を発生する手段と、上記モータの回転速度
    を検出する手段とを設け、 上記モータの回転速度が上記速度指令値に対応した目標
    速度に達する前段の所定の速度に到るまでは速度制御ル
    ープに基づく制御を、該所定の速度を越えてからは速度
    制御ループによる制御とともに位相制御ループによる制
    御をも付加するよう構成した記録装置の紙送り装置。
JP3164595A 1995-01-27 1995-01-27 記録装置の紙送り装置 Pending JPH08198488A (ja)

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JP3164595A JPH08198488A (ja) 1995-01-27 1995-01-27 記録装置の紙送り装置

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JPH08198488A true JPH08198488A (ja) 1996-08-06

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JP3164595A Pending JPH08198488A (ja) 1995-01-27 1995-01-27 記録装置の紙送り装置

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Effective date: 20040315

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02