JPH0819821B2 - シールド接合位置計測方法 - Google Patents

シールド接合位置計測方法

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JPH0819821B2
JPH0819821B2 JP4030709A JP3070992A JPH0819821B2 JP H0819821 B2 JPH0819821 B2 JP H0819821B2 JP 4030709 A JP4030709 A JP 4030709A JP 3070992 A JP3070992 A JP 3070992A JP H0819821 B2 JPH0819821 B2 JP H0819821B2
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JP
Japan
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shield machine
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boring
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哲樹 菊地
俊和 宮嶋
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Kajima Corp
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Kajima Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2台のシールド機を地
中で接合する工法におけるシールド機接合位置計測方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】シールド機により例えば海底トンネルを
両端から掘削するに際し、両シールド機を所定位置で相
互に一致させる必要があり、そのためには相互の相対位
置を正確に計測しなければならない。
【0003】この計測方法に関し、特開昭61−254
793号公報及び特開昭62−288297号公報に
は、一方のシールド機からボーリングパイプを伸ばし、
そのパイプの先端部に設けた磁気センサで他方のシール
ド機のカッタディスクを検出し、検出した波形をあらか
じめ採取した検出波形と比較して磁気センサの位置を検
出することにより両シールド機の相対位置を求める技術
が開示されている。
【0004】上記の従来技術には、次の問題点がある。 (1) カッタディスクやカッタディスクに取付けた磁
気ターゲットの摩耗、変形により、あらかじめ採取した
検出波形と一致しないことがあり、信頼性が低い。 (2) 磁気センサとカッタディスクとの距離の違いに
より波形が異なり、解析に多くの時間を必要とする。 (3) 計測精度を高めるために、検出距離の小さい磁
気センサを使う必要がある。しかし、カッタディスクを
回転させながら使うと、カッタディスクにより磁気セン
サが損傷するおそれがある。
【0005】さらに特開平3−158594号公報に
は、一方のシールド機からボーリングパイプを伸長さ
せ、センサで他方のシールド機のカッタディスクのスリ
ットを検出して、センサを放射線源と交換し、そのスリ
ットを通してボーリングパイプを伸長させて他方のシー
ルド機において放射線測定装置により位置を計測する技
術が開示されている。
【0006】しかしながら、かかる公知技術ではボーリ
ングパイプの先端に設けたセンサを放射線源と交換する
作業が面倒であり、また放射線源の検知が必ずしも正確
ではなかった。
【0007】
【0008】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の目
的は、作業を迅速に行うことができ、かつ正確な位置を
検出できるシールド接合位置計測方法を提供するにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、2台の
シールド機を地中で接合する工法に使用するシールド機
接合位置計測方法において、ボーリングパイプ(10)
の先端部(11)の内端面中央に位置検出ミラー(1
2)を取付け、その外端面の周囲には複数の磁気センサ
(13)を取付け、そして中央にはラジオアイソトープ
センサ(14)を取付け、そのボーリングパイプ(1
0)を一方のシールド機(A)のバルクヘッド(1)に
設けた透孔(2)から突出させて他方のシールド機
(B)に向けてボーリングし、前記位置検出ミラー(1
2)により前記ボーリングパイプ(10)の軸線上に設
けた光学測量機(3)で先端部(11)の位置を検出
し、同時に前記磁気センサ(13)で先端部(11)と
他方のシールド機(B)のカッタディスク(22)との
距離を計測し、ボーリングパイプ(10)の先端部(1
1)が他方のシールド機(B1)のカッタディスク(2
2)と干渉しない距離でボーリングパイプ(10)の伸
長作動を停止させ、そこで他方のシールド機(B)にカ
ッタディスク(22)を回転させて他方のシールド機
(B)のカッタディスク(22)の回転軸(21)に設
けた角度検出機(23)により磁気センサ(13)と前
記カッタディスク(22)との距離およびカッタディス
クスリットの位置を検出し、ボーリングパイプ(10)
をその検出したカッタディスクスリットを貫通させてボ
ーリングパイプ(10)の先端部(11)を他方のシー
ルド機(B)のバルクヘッド(20)に近接させ、その
先端部(11)に設けたラジオアイソトープセンサ(1
4)に対してバルクヘッド(20)の内側から熱線カウ
ンタ(24)を直交する上下左右に移動させて先端部
(11)の位置を検出するようになっている。
【0010】
【好ましい実施の態様】上記磁気センサには、ホール素
子や磁気抵抗素子などを用いるのが好ましい。
【0011】また、磁気センサは、複数箇所に設け、各
センサからの信号を加算平均するなどの処理を行い、計
測精度を高めるのが好ましい。また、カッタディスクに
磁石を設け、磁気センサの検出距離を大きくするのが好
ましい。
【0012】
【0013】また、ラジオアイソトープセンサには、例
えばγ線源などを用いるのが好ましい。
【0014】
【0015】
【作用】したがって、一方のシールド機からのボーリン
グパイプを他方のシールド機のカッタディスクのスリッ
トから挿入し、その挿入した状態で他方のシールド機の
バルクヘッドの内側で熱線カウンタを直交する上下左右
方向に移動させればよい。するとボーリングパイプの先
端に設けたラジオアイソトープセンサの位置は上下(Y
方向)、左右(X方向)において、それぞれピーク値で
示されるので、ボーリングパイプの先端位置をXY座標
で正しく検知できる。
【0016】このように本発明では、従来技術のように
センサを交換する必要がなく、作業が迅速に行われる。
また、熱線カウンタを直交して動かすことにより正確か
つ簡単に位置を求めることができる。
【0017】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施の態様を説
明する。
【0018】計測に際し図1に示すように、一方のシー
ルド機Aのバルクヘッド1に穿設された透孔2からボー
リングパイプ10を突出し、他方のシールド機Bに向け
てボーリングする。
【0019】そのボーリングパイプ10の先端部11に
は図2に示すように、内端面中央に位置検出ミラー12
が設けられている。そして、外端面の周囲には、複数
(図示の例では4個)の例えばホール素子、磁気抵抗素
子などの磁気センサ13が設けられ、中央には、例えば
γ線源などのラジオアイソトープセンサ14が設けられ
ている。
【0020】そこで、ミラー12とシールド機Aのボー
リングパイプ10の軸線上に設けた光学位置検出装置す
なわち公知の光学測量機3とミラー12とにより、ボー
リングパイプ10の先端部11の位置を検出する。同時
に、磁気センサ13、13・・・からの信号を加算平均
するなどの処理を行い、先端部11の位置とシールド機
Bのカッタディスク22の位置関係を計測する。
【0021】次いで、所定距離すなわちカッタディスク
22を回転させても、ボーリングパイプ10の先端部1
1がカッタビットに干渉しない距離でボーリングパイプ
10の伸長を停止する。そこで、カッタディスク21を
回転させ、カッタディスクスリットの付近で磁気センサ
13、13・・・の出力の変化を図3に示すように、モ
ニタ画面上で計測する。この際、シールド機Bの回転軸
21に取付けた角度検出器23により、磁気センサ13
とカッタディスク22との間の距離及び頂部aで示すカ
ッタディスクスリットの位置を検出させる。なお、磁気
センサの検出する対象は、鉄だけでもよいが、カッタデ
ィスク22の部分に磁石を設置することにより検出感度
を良くし、結果として遠距離からスリットを検出するの
が好ましい。
【0022】次いで、検出したスリットを貫通してボー
リングパイプ10の先端部のラジオアイソトープセンサ
14をバルクヘッド20に近接する(図4)。そこで、
バルクヘッド20の内側から、線源カウンタ24を用い
図5及び図6に示すように、直交する上下左右に線源カ
ウンタ24を移動し、上下方向及び左右方向のカウント
数のピークb、cの交点dをラジオアイソトープセンサ
14すなわちボーリングパイプ10の先端部11のセン
タとして高精度で計測する。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、以
下に記載されるような効果を奏する。
【0024】(1) カッタディスクが掘進作業により
摩耗し、変形してもよく、また、従来方法のように事前
の波形採取や計測後の波形解析作業が必要であるのに対
し、時間ロスがなく計測することができる。
【0025】(2) 磁気センサとラジオアイソトープ
センサがボーリングパイプの同一の先端部に取付けられ
ているので、カッタディスクまでの距離計測、スリット
検出、ラジオアイソトープセンサによる計測という一連
の作業を迅速に行うことができる。
【0026】(3) カッタディスクの部分に磁石を設
置することなどにより、カッタディスクまでの検出距離
を数十cm〜数mまで大きくすることができるので、カ
ッタディスクの回転によるセンサ類の損傷のおそれをな
くすことができる。
【0027】(4) 泥水加圧式シールド機や土圧バラ
ンス式シールド機の工法を問わないで、ボーリングパイ
プを他方のシールド機のバルクヘッドに伸長できるシー
ルド機であれば計測が可能である。
【0028】(5) また、実質的に略同じ方法によ
り、シールド機の立坑到達位置を計測することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ボーリングパイプを他方のシールド機に伸ばし
た状態を示す側面図。
【図2】ボーリングパイプの先端部を示す斜視図。
【図3】モニタ画面におけるスリットの位置を示す図
面。
【図4】ボーリングパイプの先端部をバルクヘッドに近
接させた状態を示す側面図。
【図5】ラジオアイソトープセンサ検出の態様を説明す
る側断面図。
【図6】ラジオアイソトープセンサ検出を説明するモニ
タ画面
【符号の説明】
A、B・・・シールド機 1、20・・・バルクヘッド 2・・・透孔 3・・・光学測量機 10・・・ボーリングパイプ 11・・・先端部 12・・・位置検出ミラー 13・・・磁気センサ 14・・・ラジオアイソトープセンサ 21・・・回転軸 22・・・カッタディスク 23・・・角度検出器 24・・・線源センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2台のシールド機を地中で接合する工法
    に使用するシールド機接合位置計測方法において、ボー
    リングパイプ(10)の先端部(11)の内端面中央に
    位置検出ミラー(12)を取付け、その外端面の周囲に
    は複数の磁気センサ(13)を取付け、そして中央には
    ラジオアイソトープセンサ(14)を取付け、そのボー
    リングパイプ(10)を一方のシールド機(A)のバル
    クヘッド(1)に設けた透孔(2)から突出させて他方
    のシールド機(B)に向けてボーリングし、前記位置検
    出ミラー(12)により前記ボーリングパイプ(10)
    の軸線上に設けた光学測量機(3)で先端部(11)の
    位置を検出し、同時に前記磁気センサ(13)で先端部
    (11)と他方のシールド機(B)のカッタディスク
    (22)との距離を計測し、ボーリングパイプ(10)
    の先端部(11)が他方のシールド機(B1)のカッタ
    ディスク(22)と干渉しない距離でボーリングパイプ
    (10)の伸長作動を停止させ、そこで他方のシールド
    機(B)にカッタディスク(22)を回転させて他方の
    シールド機(B)のカッタディスク(22)の回転軸
    (21)に設けた角度検出機(23)により磁気センサ
    (13)と前記カッタディスク(22)との距離および
    カッタディスクスリットの位置を検出し、ボーリングパ
    イプ(10)をその検出したカッタディスクスリットを
    貫通させてボーリングパイプ(10)の先端部(11)
    を他方のシールド機(B)のバルクヘッド(20)に近
    接させ、その先端部(11)に設けたラジオアイソトー
    プセンサ(14)に対してバルクヘッド(20)の内側
    から熱線カウンタ(24)を直交する上下左右に移動さ
    せて先端部(11)の位置を検出することを特徴とする
    シールド接合位置計測方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009036017A (ja) * 2008-10-09 2009-02-19 Kajima Corp 連結構造及び連結方法

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