JPH08197981A - 車輌用表示装置 - Google Patents
車輌用表示装置Info
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- JPH08197981A JPH08197981A JP7008387A JP838795A JPH08197981A JP H08197981 A JPH08197981 A JP H08197981A JP 7008387 A JP7008387 A JP 7008387A JP 838795 A JP838795 A JP 838795A JP H08197981 A JPH08197981 A JP H08197981A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 車速と前方車輌までの車間距離とにより、フ
ロントガラス前方に投影表示される虚像の焦点距離を調
整して、視認負荷の増大を防止する。 【構成】 車速が所定速度以内であって、前方車輌まで
の車間距離が20[m]以内であれば、レンズ駆動部3
は焦点距離3[m]のレンズ21aをセットして、該短
い距離に投影部19からの虚像を結像する。また、車間
距離が20[m]以上であれば、焦点距離20[m]の
レンズ21bをセットする。車速が所定速度(80km
/h)以上では、焦点距離80[m]のレンズ21cを
セットする。該高速走行時でも、車間距離が20[m]
以内になると、焦点距離3[m]のレンズ21aをセッ
トする。
ロントガラス前方に投影表示される虚像の焦点距離を調
整して、視認負荷の増大を防止する。 【構成】 車速が所定速度以内であって、前方車輌まで
の車間距離が20[m]以内であれば、レンズ駆動部3
は焦点距離3[m]のレンズ21aをセットして、該短
い距離に投影部19からの虚像を結像する。また、車間
距離が20[m]以上であれば、焦点距離20[m]の
レンズ21bをセットする。車速が所定速度(80km
/h)以上では、焦点距離80[m]のレンズ21cを
セットする。該高速走行時でも、車間距離が20[m]
以内になると、焦点距離3[m]のレンズ21aをセッ
トする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車に搭載され、運
転者の前方視界内に運転情報を投影し、前方景色と重ね
合せて表示する車輌用表示装置(いわゆるヘッドアップ
ディスプレイ装置)に係り、詳しくは投影される虚像の
焦点を運転の視焦点に近づける装置に関する。
転者の前方視界内に運転情報を投影し、前方景色と重ね
合せて表示する車輌用表示装置(いわゆるヘッドアップ
ディスプレイ装置)に係り、詳しくは投影される虚像の
焦点を運転の視焦点に近づける装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、前方視界内にコンバイナを設置
し、車速等の運転情報を投影するものとして、ハーフミ
ラー型のもの及びホログラフ型のものが知られている
が、一般に、投影される虚像までの距離(焦点距離)は
約2[m]等の一定距離に設定されている。
し、車速等の運転情報を投影するものとして、ハーフミ
ラー型のもの及びホログラフ型のものが知られている
が、一般に、投影される虚像までの距離(焦点距離)は
約2[m]等の一定距離に設定されている。
【0003】しかし、運転者は、必ずしも一定位置に視
点を合せているわけではなく、例えば高速走行時には遠
くを見ることが多く、上記表示虚像を見る度に視焦点を
変えなければならず、目の疲労が多くなる問題点があっ
た。
点を合せているわけではなく、例えば高速走行時には遠
くを見ることが多く、上記表示虚像を見る度に視焦点を
変えなければならず、目の疲労が多くなる問題点があっ
た。
【0004】そこで、特開平3−92432号公報に
は、車速に連動して結像位置を変化し、もって車速によ
って目の視焦点を変えることなく、前方視界と情報画像
を同時に認識することを図った車速連動型表示装置が開
示されている。
は、車速に連動して結像位置を変化し、もって車速によ
って目の視焦点を変えることなく、前方視界と情報画像
を同時に認識することを図った車速連動型表示装置が開
示されている。
【0005】また、特開平4−255891号公報に
は、車速の増大に応じて表示虚像の結像位置が遠方にな
ると、その表示虚像の大きさが大きくなるように調整し
て、運転者の視認負荷の増大を防止すると同時に、視認
性の確保をも図った表示装置が開示されている。
は、車速の増大に応じて表示虚像の結像位置が遠方にな
ると、その表示虚像の大きさが大きくなるように調整し
て、運転者の視認負荷の増大を防止すると同時に、視認
性の確保をも図った表示装置が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した表示装置は、
車速に対応して表示虚像の焦点距離を可変とするもので
あるが、運転者の視点は車速によってのみ変化するもの
ではなく、一般に、運転者は直前に走行する車輌を凝視
することが多く、むしろ直前車輌との車間距離の影響が
大きい。
車速に対応して表示虚像の焦点距離を可変とするもので
あるが、運転者の視点は車速によってのみ変化するもの
ではなく、一般に、運転者は直前に走行する車輌を凝視
することが多く、むしろ直前車輌との車間距離の影響が
大きい。
【0007】近時、カーナビゲーション装置の発展によ
り、ヘッドアップディスプレイ装置をカーナビゲーショ
ン装置へ適用することが考えられており、車速等からな
る従来の単純な情報画像にあっては、運転者は、前方車
輌等を見つつ、漠然と車速等の単純表示を視界内に入れ
ておれば良かったが、上記カーナビゲーション装置から
の地図情報等の細かく複雑な情報に対しては、運転者
は、該地図情報に焦点を合せる必要があり、前方視界と
情報画像との焦点不一致による視認負荷は大幅に増大す
る。
り、ヘッドアップディスプレイ装置をカーナビゲーショ
ン装置へ適用することが考えられており、車速等からな
る従来の単純な情報画像にあっては、運転者は、前方車
輌等を見つつ、漠然と車速等の単純表示を視界内に入れ
ておれば良かったが、上記カーナビゲーション装置から
の地図情報等の細かく複雑な情報に対しては、運転者
は、該地図情報に焦点を合せる必要があり、前方視界と
情報画像との焦点不一致による視認負荷は大幅に増大す
る。
【0008】特に、比較的高速で走行している状態で、
前方車輌との距離が短くなった場合、運転者は、緊張し
て前方車輌に視焦点を合せようとするが、この際、情報
画像が車速に対応して遠方にあると、運転者は、画像情
報を読みとることができず、該画像が煩わしく感じると
共に、該画像に焦点を合せることは、視焦点を大幅にか
つ素早く高頻度で変更することになり、視認負荷を大幅
に増大して、眼性疲労の原因となる。
前方車輌との距離が短くなった場合、運転者は、緊張し
て前方車輌に視焦点を合せようとするが、この際、情報
画像が車速に対応して遠方にあると、運転者は、画像情
報を読みとることができず、該画像が煩わしく感じると
共に、該画像に焦点を合せることは、視焦点を大幅にか
つ素早く高頻度で変更することになり、視認負荷を大幅
に増大して、眼性疲労の原因となる。
【0009】そこで、本発明は、車速と前方車輌等の前
方障害物までの距離とに基づき、投影表示される虚像の
焦点距離を調整し、もって上述課題を解決した車輌用表
示装置を提供することを目的とするものである。
方障害物までの距離とに基づき、投影表示される虚像の
焦点距離を調整し、もって上述課題を解決した車輌用表
示装置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記事情に鑑
みなされたものであって、図1を参照して示すと、運転
情報画像を投影する投影手段(1)と、フロントガラス
に設けられたコンバイナ(2)と、を備え、前記投影手
段からの情報画像を前記コンバイナに反射してその虚像
を前記フロントガラスの外側に結像してなる、車輌用表
示装置(D)において、前記虚像までの焦点距離を調整
する焦点距離調整手段(3)と、車速を検出する車速検
出手段(4)と、走行時における前方走行車輌等の前方
障害物までの距離を検出する前方距離測定手段(5)
と、該前方距離測定手段(5)からの信号に基づき、前
方障害物までの距離が所定距離以下の場合、前記焦点距
離調整手段(3)を比較的短く設定し、かつ前記所定距
離以上の場合、前記焦点距離調整手段を比較的長く設定
し、また前記車速検出手段(4)からの信号に基づき、
車速が所定速度以上の場合、前記焦点距離調整手段を車
速に応じて変更し、かつ前記所定速度以下の場合、前記
前方距離測定手段(5)に基づき前記焦点距離調整手段
を調整し、そして前記所定速度以上であっても、前方障
害物までの距離が前記所定距離以下の場合、前記前方距
離測定手段からの信号を優先して前記焦点距離調整手段
を調整する、焦点距離制御手段(6)と、を備えてなる
車輌用表示装置にある。
みなされたものであって、図1を参照して示すと、運転
情報画像を投影する投影手段(1)と、フロントガラス
に設けられたコンバイナ(2)と、を備え、前記投影手
段からの情報画像を前記コンバイナに反射してその虚像
を前記フロントガラスの外側に結像してなる、車輌用表
示装置(D)において、前記虚像までの焦点距離を調整
する焦点距離調整手段(3)と、車速を検出する車速検
出手段(4)と、走行時における前方走行車輌等の前方
障害物までの距離を検出する前方距離測定手段(5)
と、該前方距離測定手段(5)からの信号に基づき、前
方障害物までの距離が所定距離以下の場合、前記焦点距
離調整手段(3)を比較的短く設定し、かつ前記所定距
離以上の場合、前記焦点距離調整手段を比較的長く設定
し、また前記車速検出手段(4)からの信号に基づき、
車速が所定速度以上の場合、前記焦点距離調整手段を車
速に応じて変更し、かつ前記所定速度以下の場合、前記
前方距離測定手段(5)に基づき前記焦点距離調整手段
を調整し、そして前記所定速度以上であっても、前方障
害物までの距離が前記所定距離以下の場合、前記前方距
離測定手段からの信号を優先して前記焦点距離調整手段
を調整する、焦点距離制御手段(6)と、を備えてなる
車輌用表示装置にある。
【0011】また、好ましくは、前記投影手段(1)か
らの投影に基づく前記虚像の大きさを調整する画像調整
手段(7)と、前記焦点距離調整手段に基づく焦点距離
の調整に応じて前記虚像の大きさが変わるように、前記
画像調整手段(7)を制御する画像制御手段(9)と、
を更に備えてなる。
らの投影に基づく前記虚像の大きさを調整する画像調整
手段(7)と、前記焦点距離調整手段に基づく焦点距離
の調整に応じて前記虚像の大きさが変わるように、前記
画像調整手段(7)を制御する画像制御手段(9)と、
を更に備えてなる。
【0012】また、前記投影手段が、カーナビゲーショ
ン装置(10)からの運転情報画像を投影して、前記表
示装置をカーナビゲーション装置に適用すると好適であ
る。
ン装置(10)からの運転情報画像を投影して、前記表
示装置をカーナビゲーション装置に適用すると好適であ
る。
【0013】
【作用】以上構成に基づき、例えばカーナビゲーション
装置からの地図情報、車速等の運転情報が、画像として
投影手段(1)から投射され、該情報画像は、コンバイ
ナ(2)にて反射され、フロントガラス外側にて結像す
る。運転者は、フロントガラスから前方車輌等の景色を
見ると共に、上記結像された情報画像を見ながら運転す
る。
装置からの地図情報、車速等の運転情報が、画像として
投影手段(1)から投射され、該情報画像は、コンバイ
ナ(2)にて反射され、フロントガラス外側にて結像す
る。運転者は、フロントガラスから前方車輌等の景色を
見ると共に、上記結像された情報画像を見ながら運転す
る。
【0014】この際、制御部U2には、車速検出手段
(4)からの走行速度が入力されると共に、超音波また
は赤外線センサ等からなる前方距離測定手段(5)に基
づく前方車輌等の障害物までの距離が測定されており、
車速が所定範囲内、例えば80[km/h]以内であっ
て、例えば20[m]等の所定距離以内に前方障害物が
なければ、焦点距離調整手段(3)は比較的長い距離、
例えば20[m]に焦点を設定し、投影手段(1)から
の虚像は該中間の焦点距離にて結像する。
(4)からの走行速度が入力されると共に、超音波また
は赤外線センサ等からなる前方距離測定手段(5)に基
づく前方車輌等の障害物までの距離が測定されており、
車速が所定範囲内、例えば80[km/h]以内であっ
て、例えば20[m]等の所定距離以内に前方障害物が
なければ、焦点距離調整手段(3)は比較的長い距離、
例えば20[m]に焦点を設定し、投影手段(1)から
の虚像は該中間の焦点距離にて結像する。
【0015】また、前記所定距離以内に前方障害物があ
れば、車速に拘りなく、焦点距離調整手段(3)は、前
方距離測定手段(5)からの信号に基づき制御され、比
較的短い距離、例えば3[m]に焦点を設定し、投影手
段(1)からの虚像は該短い焦点距離にて結像する。
れば、車速に拘りなく、焦点距離調整手段(3)は、前
方距離測定手段(5)からの信号に基づき制御され、比
較的短い距離、例えば3[m]に焦点を設定し、投影手
段(1)からの虚像は該短い焦点距離にて結像する。
【0016】そして、車速が前記所定範囲を越えて所定
高速値、例えば80[km/h]以上になると、焦点距
離調整手段(3)は該高速に応じた距離、例えば80
[m]に焦点を設定し、投影手段(1)からの虚像は該
長い焦点距離にて結像する。なお、該高速走行状態で
も、前方障害物までの距離が前記所定距離以内になれ
ば、前記前方距離測定手段(5)からの信号に基づき焦
点距離手段(3)は比較的短い距離に設定される。
高速値、例えば80[km/h]以上になると、焦点距
離調整手段(3)は該高速に応じた距離、例えば80
[m]に焦点を設定し、投影手段(1)からの虚像は該
長い焦点距離にて結像する。なお、該高速走行状態で
も、前方障害物までの距離が前記所定距離以内になれ
ば、前記前方距離測定手段(5)からの信号に基づき焦
点距離手段(3)は比較的短い距離に設定される。
【0017】一方、前述した焦点距離の変更に基づき、
画像調整手段が制御され、焦点距離が長くなると、これ
により虚像が小さくなることを補うべく、投影手段
(1)から投射される画像が大きくなるように調整さ
れ、また反対に焦点距離が短くなると、投影手段(1)
からの投射画像が小さくなるように調整される。
画像調整手段が制御され、焦点距離が長くなると、これ
により虚像が小さくなることを補うべく、投影手段
(1)から投射される画像が大きくなるように調整さ
れ、また反対に焦点距離が短くなると、投影手段(1)
からの投射画像が小さくなるように調整される。
【0018】なお、上記カッコ内の符号は、図面と対象
するためのものであるが、本発明の構成を何等限定する
ものではない。
するためのものであるが、本発明の構成を何等限定する
ものではない。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る本
発明によると、所定車速以下にあっては、前方障害物ま
での距離に応じて虚像の焦点距離が調整されるので、運
転者は、前方車輌等の障害物を目視しつつ、投影手段か
らの表示画像を見ても、大きく視焦点を変えることな
く、視認負荷の減少を図ることができると共に、前方視
界を確保しつつ投影手段からの表示画像の視認性をも確
保でき、安全性を向上することができる。
発明によると、所定車速以下にあっては、前方障害物ま
での距離に応じて虚像の焦点距離が調整されるので、運
転者は、前方車輌等の障害物を目視しつつ、投影手段か
らの表示画像を見ても、大きく視焦点を変えることな
く、視認負荷の減少を図ることができると共に、前方視
界を確保しつつ投影手段からの表示画像の視認性をも確
保でき、安全性を向上することができる。
【0020】また、所定車速以上になると、車速に応じ
て虚像の焦点距離が調整されるので、高速走行時にあっ
ても、表示画像の目視に際して大きく視焦点を変化する
ことなく、視認負荷の減少を図ることができるものであ
りながら、所定車速以上にあっても、前方障害物が所定
距離内に近づくと、運転者の該前方障害物への視点集中
に合せて、表示画像の焦点距離も短くなり、視認負荷を
減少すると共に安全性を向上することができる。
て虚像の焦点距離が調整されるので、高速走行時にあっ
ても、表示画像の目視に際して大きく視焦点を変化する
ことなく、視認負荷の減少を図ることができるものであ
りながら、所定車速以上にあっても、前方障害物が所定
距離内に近づくと、運転者の該前方障害物への視点集中
に合せて、表示画像の焦点距離も短くなり、視認負荷を
減少すると共に安全性を向上することができる。
【0021】また、請求項2に係る本発明によると、上
述した焦点距離の変更に応じて、運転者からの虚像への
視角が一定になる方向に投影手段による画像の大きさを
調整するので、運転者は、焦点距離の変化に拘らず、常
に表示画像に対する視認性を確保することができる。
述した焦点距離の変更に応じて、運転者からの虚像への
視角が一定になる方向に投影手段による画像の大きさを
調整するので、運転者は、焦点距離の変化に拘らず、常
に表示画像に対する視認性を確保することができる。
【0022】更に、請求項3に係る本発明によると、カ
ーナビゲーション装置からの地図情報等の細かくかつ複
雑な表示画像であっても、上述したように大きく視焦点
を変更することなく、前方視界と同時に表示画像を視認
し得、視認負荷を減少して、カーナビゲーション装置か
らの情報を有効にかつ安全に利用することができる。
ーナビゲーション装置からの地図情報等の細かくかつ複
雑な表示画像であっても、上述したように大きく視焦点
を変更することなく、前方視界と同時に表示画像を視認
し得、視認負荷を減少して、カーナビゲーション装置か
らの情報を有効にかつ安全に利用することができる。
【0023】
【実施例】以下、本発明をカーナビゲーション装置の表
示装置に適用した実施例について、図面に沿って説明す
る。
示装置に適用した実施例について、図面に沿って説明す
る。
【0024】カーナビゲーションシステム11は、図2
に示すように、カーナビゲーション装置本体10と、ヘ
ッドアップディスプレイ装置(HUD)Dとからなる。
カーナビゲーション装置本体10は、電源回路12、本
体制御部(CPU)U1、現在位置検出装置13、記憶
装置14、音声出力装置15等を備えている。現在位置
検出装置13は、距離センサ及び方位センサからなる自
律航法、人工衛星による位置検出装置(GPS受信装
置)、道路交通情報通信システムによる位置検出装置
(ビーコン受信装置)等を備えており、これら各検出装
置を単独で又は組合せて、車輌の現在位置を検出して、
本体制御部U1に出力する。
に示すように、カーナビゲーション装置本体10と、ヘ
ッドアップディスプレイ装置(HUD)Dとからなる。
カーナビゲーション装置本体10は、電源回路12、本
体制御部(CPU)U1、現在位置検出装置13、記憶
装置14、音声出力装置15等を備えている。現在位置
検出装置13は、距離センサ及び方位センサからなる自
律航法、人工衛星による位置検出装置(GPS受信装
置)、道路交通情報通信システムによる位置検出装置
(ビーコン受信装置)等を備えており、これら各検出装
置を単独で又は組合せて、車輌の現在位置を検出して、
本体制御部U1に出力する。
【0025】また、記憶装置14は、地図データベー
ス、交差点データ、道路データ、その他のデータを格納
したCDROM等からなり、CDROM駆動装置により
適宜駆動されて、本体制御部U1等に出力する。また、
音声出力装置15は、制御部からの信号が処理されて、
スピーカから交差点等における進行方向を音声により出
力する。
ス、交差点データ、道路データ、その他のデータを格納
したCDROM等からなり、CDROM駆動装置により
適宜駆動されて、本体制御部U1等に出力する。また、
音声出力装置15は、制御部からの信号が処理されて、
スピーカから交差点等における進行方向を音声により出
力する。
【0026】また、ヘッドアップディスプレイ装置D
は、図2及び図3に示すように、液晶プロジェクタ又は
CRTプロジェクタ等の投影装置及びホログラフ等の光
学装置及びディスプレイ制御部(CPU)U2等を有し
ており、車輌のダッシュボードの内部あるいはフロント
パネル上に配置されている。更に、投影装置は、前記本
体10の記憶装置14及び制御部U2からの信号を受信
して、地図及び現在位置を描画する描画部17及び該描
画部による画像を投射する投影部19を有しており、か
つ該描画部による画像は、制御部U2からの信号に基づ
く画像面積調整部9(画像調整手段を構成)によりその
大きさが調整される。
は、図2及び図3に示すように、液晶プロジェクタ又は
CRTプロジェクタ等の投影装置及びホログラフ等の光
学装置及びディスプレイ制御部(CPU)U2等を有し
ており、車輌のダッシュボードの内部あるいはフロント
パネル上に配置されている。更に、投影装置は、前記本
体10の記憶装置14及び制御部U2からの信号を受信
して、地図及び現在位置を描画する描画部17及び該描
画部による画像を投射する投影部19を有しており、か
つ該描画部による画像は、制御部U2からの信号に基づ
く画像面積調整部9(画像調整手段を構成)によりその
大きさが調整される。
【0027】光学装置は、焦点距離の異なる複数のホロ
グラムレンズ(ホログラム回折素子)、例えば運転者か
ら結像虚像までの焦点距離が3[m]、20[m]及び
80[m]からなる3個のホログラムレンズ21a,2
1b,21c及びコンバイナ2を有しており、複数のホ
ログラムレンズは、制御部U2からの信号により駆動さ
れるレンズ駆動部3により所定の1個が使用状態になる
ように切換えられ、従って該レンズ駆動部は焦点距離調
整手段を構成する。また、コンバイナ2は、フロントガ
ラスに蒸着あるいはコーティング等により形成された多
層膜状のハーフミラーからなる。
グラムレンズ(ホログラム回折素子)、例えば運転者か
ら結像虚像までの焦点距離が3[m]、20[m]及び
80[m]からなる3個のホログラムレンズ21a,2
1b,21c及びコンバイナ2を有しており、複数のホ
ログラムレンズは、制御部U2からの信号により駆動さ
れるレンズ駆動部3により所定の1個が使用状態になる
ように切換えられ、従って該レンズ駆動部は焦点距離調
整手段を構成する。また、コンバイナ2は、フロントガ
ラスに蒸着あるいはコーティング等により形成された多
層膜状のハーフミラーからなる。
【0028】そして、前記制御部U2は、車速を検知す
る車速(スピード)センサ4及び前方車輌等の前方障害
物までの距離を測定し得る距離測定センサ5からの信号
が入力されてあり、かつ該距離測定センサはレーダ、超
音波又は赤外線センサ等からなり、所定前方距離、例え
ば20[m]以内に車輌等の前方障害物があるか否かが
検出される。
る車速(スピード)センサ4及び前方車輌等の前方障害
物までの距離を測定し得る距離測定センサ5からの信号
が入力されてあり、かつ該距離測定センサはレーダ、超
音波又は赤外線センサ等からなり、所定前方距離、例え
ば20[m]以内に車輌等の前方障害物があるか否かが
検出される。
【0029】具体的には、図4に示すように、描画部1
7及び投影部19からなる投影装置1は、平面鏡(反射
部材)26に向けて投射され、かつ該投射光路A内に、
1個の半透過反射部材(ホログラム回折素子又は半透過
凹面鏡)21が介在する。該半透過反射部材21は、レ
ンズ格納ケース27内に収納されている3個の内、制御
部U2からの信号に基づき、レンズ駆動部3が所定の1
個を選択して前記投射光路Aに介在する。そして、該半
透過反射部材21にて反射された光像は、フロントガラ
ス29に形成されたハーフミラーからなるコンバイナ2
により反射され、前方視界の所定焦点距離位置に正立虚
像Bを結像し、運転者は、視点Eから該虚像Bを視線C
に示すようにコンバイナ2を通して目視する。
7及び投影部19からなる投影装置1は、平面鏡(反射
部材)26に向けて投射され、かつ該投射光路A内に、
1個の半透過反射部材(ホログラム回折素子又は半透過
凹面鏡)21が介在する。該半透過反射部材21は、レ
ンズ格納ケース27内に収納されている3個の内、制御
部U2からの信号に基づき、レンズ駆動部3が所定の1
個を選択して前記投射光路Aに介在する。そして、該半
透過反射部材21にて反射された光像は、フロントガラ
ス29に形成されたハーフミラーからなるコンバイナ2
により反射され、前方視界の所定焦点距離位置に正立虚
像Bを結像し、運転者は、視点Eから該虚像Bを視線C
に示すようにコンバイナ2を通して目視する。
【0030】図5は、一部変更した実施例を示すもので
あり、投影装置1は、反射部材(凹面鏡あるいはホログ
ラム回折素子)21に向けて投射する。該投射光路A内
に半透過平面鏡(半透過反射部材)30が介在してお
り、反射部材21からの反射光像は、該半透過平面鏡3
0により反射され、更にハーフミラーからなるコンバイ
ナ2により反射されて、前方視界の所定焦点距離位置に
正立虚像Bを結像する。そして、反射部材21は、レン
ズ駆動部3によりレンズ格納ケース27内の1個が選択
されて、所定反射位置にセットされる。
あり、投影装置1は、反射部材(凹面鏡あるいはホログ
ラム回折素子)21に向けて投射する。該投射光路A内
に半透過平面鏡(半透過反射部材)30が介在してお
り、反射部材21からの反射光像は、該半透過平面鏡3
0により反射され、更にハーフミラーからなるコンバイ
ナ2により反射されて、前方視界の所定焦点距離位置に
正立虚像Bを結像する。そして、反射部材21は、レン
ズ駆動部3によりレンズ格納ケース27内の1個が選択
されて、所定反射位置にセットされる。
【0031】なお、図4及び図5において、上記投影装
置1、レンズ駆動部3、レンズ格納ケース27及び制御
部U2は、ダッシュボード32内に収納されている。ま
た、半透過反射部材(図4)又は反射部材(図5)にホ
ログラム回折素子を用いると、特定波長光のみを視線方
向に回折させる機能、即ち特定波長光のみに対して凹面
鏡として作用する機能を有しているため、それ以外の波
長光は透過され、従ってコンバイナにより反射される微
弱な散乱光が除かれるため、車輌前方に結像される虚像
に対する視認性が向上する。
置1、レンズ駆動部3、レンズ格納ケース27及び制御
部U2は、ダッシュボード32内に収納されている。ま
た、半透過反射部材(図4)又は反射部材(図5)にホ
ログラム回折素子を用いると、特定波長光のみを視線方
向に回折させる機能、即ち特定波長光のみに対して凹面
鏡として作用する機能を有しているため、それ以外の波
長光は透過され、従ってコンバイナにより反射される微
弱な散乱光が除かれるため、車輌前方に結像される虚像
に対する視認性が向上する。
【0032】ついで、上記実施例の作用を、図6及び図
7に沿って説明する。
7に沿って説明する。
【0033】まず、図6に沿って、フロントウィンドウ
ガラス表示ルーチンについて説明する。ナビゲーション
装置本体10にて、経路探索したデータを読み(S
1)、例えば交差点等の目的地に所定距離まで近づいた
かを判断する(S2)。車輌が該目的地に近づいた場
合、例えば交差点付近の建物、ガソリンスタンド等の目
的物の特徴物データをCDROM等の記憶装置から読み
出し(S3)、該特徴物データと現在地データとから表
示用データ(高さ、方向)を算出する(S4)。
ガラス表示ルーチンについて説明する。ナビゲーション
装置本体10にて、経路探索したデータを読み(S
1)、例えば交差点等の目的地に所定距離まで近づいた
かを判断する(S2)。車輌が該目的地に近づいた場
合、例えば交差点付近の建物、ガソリンスタンド等の目
的物の特徴物データをCDROM等の記憶装置から読み
出し(S3)、該特徴物データと現在地データとから表
示用データ(高さ、方向)を算出する(S4)。
【0034】そして、ディスプレイ制御部U2におい
て、後述する焦点距離決定ルーチンにて焦点距離が決定
される(S5)。更に、該焦点距離決定ルーチンにて決
定された焦点距離(視点と虚像との距離)に対応して、
虚像が略々同じ大きさに見えるように、即ち運転者の視
点から虚像に対する視角が略々一定になるように表示面
積が設定され(S6;画像制御手段を構成)、該画像面
積にて、投影装置1からの運転情報画像(地図及び車速
等)がフロントウィンドウガラスから視界内に表示され
る(S7)。そして、運転者の視点位置等により、表示
位置を変更する必要がある場合、運転者の操作等により
表示位置(高さ、方向等)が変更される(S8)。
て、後述する焦点距離決定ルーチンにて焦点距離が決定
される(S5)。更に、該焦点距離決定ルーチンにて決
定された焦点距離(視点と虚像との距離)に対応して、
虚像が略々同じ大きさに見えるように、即ち運転者の視
点から虚像に対する視角が略々一定になるように表示面
積が設定され(S6;画像制御手段を構成)、該画像面
積にて、投影装置1からの運転情報画像(地図及び車速
等)がフロントウィンドウガラスから視界内に表示され
る(S7)。そして、運転者の視点位置等により、表示
位置を変更する必要がある場合、運転者の操作等により
表示位置(高さ、方向等)が変更される(S8)。
【0035】ついで、図7に沿って、ディスプレイ制御
部U2における焦点距離決定ルーチン(焦点距離制御手
段を構成)について説明する。
部U2における焦点距離決定ルーチン(焦点距離制御手
段を構成)について説明する。
【0036】距離測定センサ5により前方車輌までの車
間距離を測定し(S10)、車間距離が20[m]以内
か否かを判断する(S11)。20[m]以内にある場
合、レンズ駆動部3が焦点距離3[m]のレンズ(凹面
鏡又はホログラム回折素子)21aを設定し、運転者の
視点Eから3[m]の距離に正立虚像Bを結像する(S
12)。この状態では、運転者は、前方車輌を凝視した
比較的短い距離に視焦点を定めており、該前方視界の視
焦点に対応して、運転情報の表示画像(地図及び車速
等)の虚像も比較的短い焦点距離にて結像し、両者の間
に大きなズレはない。
間距離を測定し(S10)、車間距離が20[m]以内
か否かを判断する(S11)。20[m]以内にある場
合、レンズ駆動部3が焦点距離3[m]のレンズ(凹面
鏡又はホログラム回折素子)21aを設定し、運転者の
視点Eから3[m]の距離に正立虚像Bを結像する(S
12)。この状態では、運転者は、前方車輌を凝視した
比較的短い距離に視焦点を定めており、該前方視界の視
焦点に対応して、運転情報の表示画像(地図及び車速
等)の虚像も比較的短い焦点距離にて結像し、両者の間
に大きなズレはない。
【0037】一方、前方距離が20[m]以内に前方車
輌が確認できない場合、レンズ駆動部3が焦点距離20
[m]のレンズ(凹面鏡又はホログラム回折素子)21
bを設定し、視点Eから20[m]の距離に正立虚像B
を結像する(S13)。この状態では、車速が例えば8
0[km/h]以下の所定速度以下であって、運転者
は、一般に中間距離に前方視焦点を合せており、表示画
像の虚像も、該視焦点に対応して中間距離に結像してい
る。
輌が確認できない場合、レンズ駆動部3が焦点距離20
[m]のレンズ(凹面鏡又はホログラム回折素子)21
bを設定し、視点Eから20[m]の距離に正立虚像B
を結像する(S13)。この状態では、車速が例えば8
0[km/h]以下の所定速度以下であって、運転者
は、一般に中間距離に前方視焦点を合せており、表示画
像の虚像も、該視焦点に対応して中間距離に結像してい
る。
【0038】そして、車速センサ4が当該車輌の速度を
検出して(S14)、車速が80[km/h]等の所定
速度以上を検出すると(S15)、レンズ駆動部3が焦
点距離80[m]のレンズ21cを設定し、視点から8
0[m]の距離に虚像を結像する。この状態では、高速
走行状態であって、一般に、運転者は前方視焦点を遠点
に合せており、表示画像の虚像も、該視焦点に対応して
長い距離に結像している。なお、この高速走行状態にあ
っても、前方車間距離20[m]以内に前方車輌を検出
すると、焦点距離3[m]のレンズ21aに交換され、
運転者が前方車輌に視焦点を合せると同時に、表示画像
の焦点も、比較的短い距離(3m)に変更される。
検出して(S14)、車速が80[km/h]等の所定
速度以上を検出すると(S15)、レンズ駆動部3が焦
点距離80[m]のレンズ21cを設定し、視点から8
0[m]の距離に虚像を結像する。この状態では、高速
走行状態であって、一般に、運転者は前方視焦点を遠点
に合せており、表示画像の虚像も、該視焦点に対応して
長い距離に結像している。なお、この高速走行状態にあ
っても、前方車間距離20[m]以内に前方車輌を検出
すると、焦点距離3[m]のレンズ21aに交換され、
運転者が前方車輌に視焦点を合せると同時に、表示画像
の焦点も、比較的短い距離(3m)に変更される。
【0039】ついで、図8に沿って、他の実施例につい
て説明する。本実施例は、虚像Bの結像距離を可変設定
する結像距離可変型のモータドライブ光学レンズ系等か
らなる描画部駆動装置3を有しており、該駆動装置3に
より、投影装置1から投射される光像の焦点距離が例え
ば無段に変更される。そして、該投影装置1からの光像
は、反射部材(平面鏡)35により反射され、フロント
ガラス29に形成されたホログラム回折素子からなるコ
ンバイナ2に反射されて、前方視界上の所定焦点距離位
置に正立虚像Bが結像される。
て説明する。本実施例は、虚像Bの結像距離を可変設定
する結像距離可変型のモータドライブ光学レンズ系等か
らなる描画部駆動装置3を有しており、該駆動装置3に
より、投影装置1から投射される光像の焦点距離が例え
ば無段に変更される。そして、該投影装置1からの光像
は、反射部材(平面鏡)35により反射され、フロント
ガラス29に形成されたホログラム回折素子からなるコ
ンバイナ2に反射されて、前方視界上の所定焦点距離位
置に正立虚像Bが結像される。
【0040】本実施例にあっては、距離測定センサ5及
び車速センサ4に基づく制御部U2からの信号に基づき
描画駆動装置3が調整される。例えば、車速が所定速度
(例えば60km/h)以下である場合、距離測定セン
サ(5)に基づく車間距離に対応して、投影装置1の焦
点距離は無段又は有段に調整される。即ち、描画部駆動
装置3は、距離測定センサ5に基づき、車間距離が短い
場合は焦点距離も短く、かつ車間距離が長い場合焦点距
離も長くなるように調整される。そして、車速が前記所
定速度以上である場合、車速センサ4からの車速信号に
基づき、該車速に対応して、投影装置1の焦点距離は無
段又は有段に調整される。即ち、描画部駆動装置3は、
低速走行の場合焦点距離が短く、かつ高速走行の場合焦
点距離が長くなるように調整される。更に、該車速セン
サ4に基づく制御状態においても、車間距離が所定距離
(例えば50m)以内になると、距離測定センサ5に基
づく制御に直ちに切換えられる。
び車速センサ4に基づく制御部U2からの信号に基づき
描画駆動装置3が調整される。例えば、車速が所定速度
(例えば60km/h)以下である場合、距離測定セン
サ(5)に基づく車間距離に対応して、投影装置1の焦
点距離は無段又は有段に調整される。即ち、描画部駆動
装置3は、距離測定センサ5に基づき、車間距離が短い
場合は焦点距離も短く、かつ車間距離が長い場合焦点距
離も長くなるように調整される。そして、車速が前記所
定速度以上である場合、車速センサ4からの車速信号に
基づき、該車速に対応して、投影装置1の焦点距離は無
段又は有段に調整される。即ち、描画部駆動装置3は、
低速走行の場合焦点距離が短く、かつ高速走行の場合焦
点距離が長くなるように調整される。更に、該車速セン
サ4に基づく制御状態においても、車間距離が所定距離
(例えば50m)以内になると、距離測定センサ5に基
づく制御に直ちに切換えられる。
【0041】なお、上述実施例は、ナビゲーション装置
からの情報を表示装置に表示するものについて説明した
が、これは、車速等の単純情報のみを表示するものにも
同様に適用し得ることは勿論である。
からの情報を表示装置に表示するものについて説明した
が、これは、車速等の単純情報のみを表示するものにも
同様に適用し得ることは勿論である。
【図1】本発明の各構成要件を示す機能ブロック図。
【図2】本発明をナビゲーション装置に適用した実施例
を示すブロック図。
を示すブロック図。
【図3】その表示装置を示す図。
【図4】その実施例を示す概略図。
【図5】一部変更した実施例を示す概略図。
【図6】本発明の実施例による表示ルーチンを示すフロ
ー図。
ー図。
【図7】その焦点距離決定ルーチンを示すフロー図。
【図8】他の実施例を示す概略図。
1 投影手段(装置) 2 コンバイナ 3 焦点距離調整手段(レンズ駆動部、描画部駆動装
置) 4 車速検出手段(車速センサ) 5 前方距離測定手段(距離測定センサ) 6 焦点距離制御手段 9 画像制御手段 10 カーナビゲーション装置 U2 制御部
置) 4 車速検出手段(車速センサ) 5 前方距離測定手段(距離測定センサ) 6 焦点距離制御手段 9 画像制御手段 10 カーナビゲーション装置 U2 制御部
Claims (3)
- 【請求項1】 運転情報画像を投影する投影手段と、フ
ロントガラスに設けられたコンバイナと、を備え、前記
投影手段からの情報画像を前記コンバイナに反射してそ
の虚像を前記フロントガラスの外側に結像してなる、車
輌用表示装置において、 前記虚像までの焦点距離を調整する焦点距離調整手段
と、 車速を検出する車速検出手段と、 走行時における前方走行車輌等の前方障害物までの距離
を検出する前方距離測定手段と、 該前方距離測定手段からの信号に基づき、前方障害物ま
での距離が所定距離以下の場合、前記焦点距離調整手段
を比較的短く設定し、かつ前記所定距離以上の場合、前
記焦点距離調整手段を比較的長く設定し、また前記車速
検出手段からの信号に基づき、車速が所定速度以上の場
合、前記焦点距離調整手段を車速に応じて変更し、かつ
前記所定速度以下の場合、前記前方距離測定手段に基づ
き前記焦点距離調整手段を調整し、そして前記所定速度
以上であっても、前方障害物までの距離が前記所定距離
以下の場合、前記前方距離測定手段からの信号を優先し
て前記焦点距離調整手段を調整する、焦点距離制御手段
と、 を備えてなる車輌用表示装置。 - 【請求項2】 前記投影手段からの投影に基づく前記虚
像の大きさを調整する画像調整手段と、 前記焦点距離調整手段に基づく焦点距離の調整に応じて
前記虚像の大きさが変わるように、前記画像調整手段を
制御する画像制御手段と、 を備えてなる、請求項1記載の車輌用表示装置。 - 【請求項3】 前記投影手段が、カーナビゲーション装
置からの運転情報画像を投影してなる、 請求項1記載の車輌用表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7008387A JPH08197981A (ja) | 1995-01-23 | 1995-01-23 | 車輌用表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7008387A JPH08197981A (ja) | 1995-01-23 | 1995-01-23 | 車輌用表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08197981A true JPH08197981A (ja) | 1996-08-06 |
Family
ID=11691807
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7008387A Pending JPH08197981A (ja) | 1995-01-23 | 1995-01-23 | 車輌用表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08197981A (ja) |
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