JPH08197777A - 記録方法及びその装置 - Google Patents

記録方法及びその装置

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JPH08197777A
JPH08197777A JP968595A JP968595A JPH08197777A JP H08197777 A JPH08197777 A JP H08197777A JP 968595 A JP968595 A JP 968595A JP 968595 A JP968595 A JP 968595A JP H08197777 A JPH08197777 A JP H08197777A
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JP968595A
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Hiroyuki Tawaraya
啓之 俵谷
Takehiko Kasamatsu
健彦 笠松
Shinji Takagi
真二 高木
Hideki Tanaka
秀樹 田中
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録装置において、画像データの画素密度が
記録装置の記録密度よりも低い場合に、記録装置のメモ
リ容量の増大を抑えながら、その画像データの画素密度
を記録装置の記録密度に対応させて記録する。 【構成】 記録ヘッドを第一の方向に走査し、第一の方
向とは別の第二の方向に記録媒体を搬送して、記録媒体
に記録する記録装置で、画像データの画素密度が記録装
置の記録密度とが異なるとき、画像データの記録ヘッド
への転送タイミングの変更をすることによって記録装置
の記録密度に対応した記録を行う。例えば画像データの
画素密度が300dpiで記録装置の記録密度が600
dpiの時制御線123により、セレクタ516がデー
タ信号DATAをDフリップフロップ518を介して8
ビットシフトレジスタ513に転送し、セレクタ212
がSCLK発生部の出力を選択し、1ビットカウンタ2
13がトリガ信号を計数するよう設定することによって
記録装置の記録密度に対応した記録を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録方法及びその装置に
関し、記録ヘッドを第一の方向に走査し、前記第一の方
向とは別の第二の方向に記録媒体を搬送して、前記記録
媒体に記録を行う記録方法及びその装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の記録装置において、ホストコンピ
ュータ上で作成される画像データが必ずしも記録装置の
記録密度と一致するわけではないため、ホストコンピュ
ータより転送されてくる画像データの画素密度が記録装
置の記録密度よりも低い場合が多々発生する。その場
合、ホストコンピュータから受信した画像データの画素
密度を記録装置の記録密度に対応させるように密度変換
した後、メモリに記憶していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記実
施例で受信画像データの画素密度と、密度変換を施した
後の画像データの画素密度の比をNとすると、密度変換
後の画像データのデータ量はN×N倍となるので、記録
装置はこれを記録するために大容量のメモリが必要にな
るという問題があった。また、ホストコンピュータ上で
密度変換を施してから、データを記録装置に転送すると
いう方法も考えられるが、この場合にはデータ転送量が
増大するため、その転送時間が長くなり、その結果、記
録時間が長くなるという問題がある。更に、また、ホス
トコンピュータより転送されるデータ量がN×N倍にな
るので、ホストコンピュータにおいてメモリよりデータ
を読み出す回数、あるいは記録装置にデータを書込む回
数が多くなり、データ処理時間が著しく増大するという
弊害があった。
【0004】また、記録装置のメモリ容量がN×N倍に
なるという問題に関しては、ホストコンピュータに格納
されている全データを一括して密度変換して記録装置に
伝送するのではなく、所定の画像データを画素密度の変
換を行う度に記録装置に伝送して記録することにより、
記録装置の容量の増大を抑えることができるが、この場
合でも処理速度の低下の問題は依然残されていた。
【0005】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
のであり、画像データの画素密度が記録装置の記録密度
よりも低い場合に、記録装置のメモリ容量を抑えなが
ら、その画像データの画素密度を記録装置の記録密度に
対応させる記録方法及びその装置を提供することを目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明による記録装置は以下の構成を備える。即
ち、記録ヘッドを第一の方向に走査し、前記第一の方向
とは別の第二の方向に記録媒体を搬送して、前記記録媒
体に記録を行う記録装置であって、所定の画素密度の画
像データを受信して記憶する記憶手段と、前記所定の画
素密度と前記所定の記録密度とが異なるとき、前記記憶
手段に記憶されている画像データの前記記録ヘッドへの
転送タイミングを変更して転送するタイミング制御手段
と、前記タイミング制御手段により転送される画像デー
タに応じて前記記録ヘッドを駆動して記録する記録手段
と、を備える。
【0007】上記の目的を達成するための本発明による
記録方法は以下の工程を備える。即ち、記録ヘッドを第
一の方向に走査し、前記第一の方向とは別の第二の方向
に記録媒体を搬送して、前記記録媒体に記録を行う記録
装置であって、所定の画素密度の画像データを受信して
記憶する工程と、前記所定の画素密度と前記所定の記録
密度とが異なるとき、前記記憶手段に記憶されている画
像データの前記記録ヘッドへの転送タイミングを変更し
て転送する工程と、前記タイミング制御手段により転送
される画像データに応じて前記記録ヘッドを駆動して記
録する工程と、を備える。
【0008】
【作用】上記の構成により、記録ヘッドを第一の方向に
走査し第一の方向とは別の第二の方向に記録媒体を搬送
して、記録媒体に記録する。画像データの所定の画素密
度と記録装置の所定の記録密度とが異なるとき、画像デ
ータの記録ヘッドへの転送タイミングを変更することに
よって記録装置の記録密度に対応させるように密度変換
した後、メモリに記憶して記録を行う。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の好適な実施例
を詳細に説明する。
【0010】図1は、本発明の代表的な実施例である熱
作用による気泡の生成によりインクを吐出して記録する
インクジェット方式の記録装置の主要部を示す外観斜視
図である。尚、本実施例ではインクジェット方式の記録
装置の場合で説明するが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、例えばサーマルプリンタ、ワイヤドットプ
リンタにも適用可能である。
【0011】図1において、記録ヘッド1には42.3
μm(600dpi)の間隔で記録媒体2の搬送方向
(以下、副走査方向とも言う)に配列する8個の吐出口
が設けられ、各吐出口に対応してこれに連通するインク
路には吐出のために利用される熱エネルギーを発生する
ためのヒータを備える。ヒータは駆動データに応じて印
加される電気パルスに応じて熱を発生し、これにより、
インク中に膜沸騰を生じ、この膜沸騰による気泡の生成
にともなって上記吐出口からインク液滴が吐出される。
なお、ヒータの駆動周波数、すなわち吐出周波数は10
KHzである。また、上記記録ヘッド1の各吐出口から
吐出されるインク液滴の大きさは、42.3μm四方の
画像にインク液滴が着弾した場合に本来望まれる濃度
(O.D 1.4)が発現するように設定されている。
【0012】キャリッジ4は記録ヘッド1を搭載し、そ
の一部において摺動可能に係合する2本のガイド軸5
A,5Bに案内されながら移動する。なお、このキャリ
ッジ4の移動は、例えば、キャリッジ4の一部にプーリ
によって張設されたベルト(不図示)が取付けられ、こ
のベルトがプーリを介したモータ121(図2)の回転
によって移動することにより行われるが、その図示は省
略する。インクチューブ6は記録ヘッド1に接続され、
これによりインクタンク(不図示)から記録ヘッド1に
インクを供給することができる。フレキシブルケーブル
7は記録ヘッド1に接続され、これにより、記録ヘッド
1の一部に設けられるヘッド駆動回路(ヘッドドライ
バ)117(図2)へホストコンピュータ111(図
2)あるいは本装置制御部からの画像データに基づいた
駆動信号や制御信号を送信することができる。インク供
給チューブ6およびフレキシブルケーブル7は、ともに
キャリッジ4の移動に追随できるように可撓性の部材に
よって構成されている。
【0013】プラテンローラ3は、その長手方向がガイ
ド軸5A,5Bと平行に取付けられ、紙送りモータ12
2(図2)によって回転され、被記録媒体としての記録
紙2を搬送するとともに記録紙2における記録面を規制
する。以上の構成において、記録ヘッド1はキャリッジ
4の移動にともなって記録紙2の記録面、すなわち上記
吐出口に対向する部分にインクを吐出することで記録を
行う。以下、このキャリッジ4の往復運動をキャリッジ
走査と称する。このキャリッジ4の移動方向を、主走査
方向と呼ぶ。
【0014】図2は本実施例のインクジェット記録装置
の制御構成を示すブロック図である。
【0015】メインコントローラ112はCPU等から
なり、ホストコンピュータ111から送られてくる画像
データ(1画素に付き1ビット)をフレームメモリ11
3に格納する。また、メインコントローラ112はフレ
ームメモリ113に格納された画素データを所定のタイ
ミングで駆動データRAM115に格納する。ドライバ
コントローラ116は、メインコントローラ112から
の制御信号に応じ、駆動データRAM115に格納され
ている駆動データを記録ヘッド1の吐出口に対応して読
みだし、これをヘッドドライバ117に供給するととも
にその駆動タイミングを制御する。
【0016】以上の構成において、メインコントローラ
112は、記録ヘッド1によるインク吐出、キャリッジ
送りモータ121の回転および紙送りモータ112の回
転をそれぞれドライバコントローラ116、キャリッジ
モータドライバ119および紙送りモータドライバ12
0を介して制御する。これにより、記録紙2上に画像デ
ータに応じた文字、画像等が記録されていく。なお、6
00dpiで各インク液滴の吐出周波数が10KHzで
あるため、記録時のキャリッジ4の移動スピードは約4
23mm/SECとなる。
【0017】以下、図1の記録装置において、吐出口間
隔が42.3μm(600dpi)である記録ヘッド1
を備えた高記録密度(ここでは600dpi)の記録装
置を用いて、画素密度が300dpiの画像データの記
録を行なう場合のデータ処理方法について説明する。
【0018】初めに、メインコントローラ112はホス
トコンピュータ111に対して画像データの要求を行
う。この画像データは、画像を表すイメージデータの場
合もあるし、文字等のコードデータの場合も、記録に係
わるコマンドであることもある。ここでは、画素密度3
00dpiで、ビットマップに展開された文字データの
場合を考え、1/300インチ四方の画像に付き1ビッ
トのデータが画像ラスタ方向に順次転送されてくるもの
とする。この各画像のデータは、フレームメモリ113
にラスタ順に蓄積される。その後、メインコントローラ
112の指令によって、所定のタイミングで駆動データ
RAM115に格納されるが、その際、主走査方向およ
び副走査方向にそれぞれ2倍して格納することで画素密
度300dpiの画像データから画素密度600dpi
へ画像データの密度変換が行なわれる。
【0019】さらに、ドライバコントローラ116は、
メインコントローラ112からの制御信号に応じ、駆動
データRAM115に格納されている駆動データを記録
ヘッド1の吐出口に対応して読みだし、これをヘッドド
ライバ117に供給するとともにその駆動タイミングを
制御する。
【0020】本実施例に従う記録制御について述べる。
ここでは、まず、入力される画像データの画素密度が6
00dpiの場合と300dpiの場合について考え
る。
【0021】図3は、本実施例におけるヘッドドライバ
117の回路構成を示したブロック図である。まず、所
定のタイミング(吐出周波数が10KHzであるため、
周期100μsとなる)でドライバコントローラ116
から送られるトリガ信号TRIGは、シフトクロック発
生部511に入力される。シフトクロック発生部511
の出力はセレクタ212と1/2分周器 211に入力
され、更に 1/2分周器211の出力はセレクタ21
2に入力されている。そして、図2の制御線123に応
じてセレクタ212により、いずれかの信号が選択され
てAND回路217に出力される。さらに、トリガ信号
TRIGは1ビットカウンタ 213にクロックとして
入力され、トリガ信号TRIGを2個計数するごとに1
個のトリガパルスを出力する。セレクタ516はデータ
信号DATAを直接8ビットシフトレジスタ513に送
るか、またはDフリップフロップ518を介して8ビッ
トシフトレジスタ513に送るよう図2の制御線123
により、いずれかの信号を選択している。また、8ビッ
トラッチ514は、トリガ信号TRIGをラッチ信号と
して8ビットシフトレジスタ513の出力信号SHDA
TA0〜SHDATA7をラッチする。さらに、論理積
回路515により、8ビットラッチ514の出力信号L
TDATA0〜LTDATA7とHEAT信号との論理
積が求められ、記録ヘッド1に入力される、ヒータの駆
動信号HEATENB0〜HEATENB7が生成され
る。
【0022】JKフリップフロップ 214は、そのJ
K入力が常にHになるよう電源に接続されているため、
1ビットカウンタ 213からトリガパルスがクロック
端子に入力される度に、その出力Q(信号SENB)が
H,L,H,L…と、トグル動作を行なう。信号SEN
Bは、遅延回路 215を経由したトリガ信号TRIG
と論理積回路 216によって論理積がとられ、8ビッ
トラッチ514のラッチ信号LTとなる。同時に、信号
SENBはセレクタ 212の出力と論理積回路 217
によって論理積がとられて8ビットシフトレジスタのシ
フトクロック信号SCLKとなる。また、トリガ信号T
RIGはヒート信号発生部512にも入力され、ヒート
信号HEATが生成される。
【0023】以上のようにして、メインコントローラ1
12は、記録ヘッド1によるインク吐出、キャリッジモ
ータ121の回転及び紙送りモータ122の回転をそれ
ぞれドライバコントローラ116、キャリッジモータド
ライバ119および紙送りモータドライバ120を介し
て制御する。これにより、記録紙2上に画像データに応
じた文字、画像等が記録される。
【0024】(1)画像データの画素密度が600dp
iの場合 以下に、上記構成において、ホストコンピュータより画
素密度600dpiの画像データが転送されてきた場合
の、記録時のデータの処理方法および記録方法について
説明する。初めに、メインコントローラ112はホスト
コンピュータ111に対して画像データの要求を行う。
ここでは、ビットマップに展開された文字データの場合
を考え、1/600インチ四方の画像に付き1ビットの
データが画像ラスタ方向に順次転送されてくるものとす
る。この各画像のデータは、フレームメモリ113にラ
スタ単位に蓄積される。その後、メインコントローラ1
12の指令によって、所定のタイミングで駆動データR
AM115に格納される。なお、画像データの転送に先
立って、ホストコンピュータは、転送するデータの画素
密度が600dpiであるという情報をメインコントロ
ーラ112に対して送信する。
【0025】ここで、記録ヘッド1のノズル数分(本実
施例では8)のデータが駆動データRAM115に蓄え
られると、ドライバコントローラ116は所定タイミン
グ(吐出周波数が10KHzであるため、周期100μ
sとなる)でトリガ信号TRIGを発生し、記録動作を
開始する。また、ドライバコントローラ116はシフト
クロック信号SCLKに同期するように駆動RAM11
5に格納されているデータを読み出し、データ信号DA
TAとして8ビットシフトレジスタ513にシリアル転
送する。このときメインコントローラ112は、ヘッド
ドライバ117に対して制御線123を介して、セレク
タ516がデータ信号DATAを直接8ビットシフトレ
ジスタ513に送るように選択し、セレクタ212によ
り1/2分周器211の出力を選択するように予め設定
が行われる。また、1ビットカウンタ213もトリガ信
号TRIGを計数しないように予め設定が行われるた
め、信号SENBは常にHとなる。従って、8ビットラ
ッチ514のラッチ信号LTには、遅延回路 214を
経由したトリガ信号TRIGが入力される。
【0026】(2)画像データの画素密度が300dp
iの場合 続いて、上記構成において、ホストコンピュータ111
より画素密度300dpiの画像データが転送されてき
た場合の、記録時のデータの処理方法および記録方法に
ついて説明する。初めに、メインコントローラ112は
ホストコンピュータ111に対して画像データの要求を
行う。ここでは、ビットマップに展開された文字データ
の場合を考え、1/300インチ四方の画像に付き1ビ
ットのデータが画像ラスタ方向に順次転送されてくるも
のとする。この各画像のデータは、フレームメモリ11
3にラスタ単位に蓄積される。その後、メインコントロ
ーラ112の指令によって、所定のタイミングで駆動デ
ータRAM115に格納される。なお、この画像データ
の転送に先立って、ホストコンピュータ111は、転送
するデータの画素密度が300dpiであるという情報
をメインコントローラ112に対して送信しており、メ
インコントローラ112は、ヘッドドライバ117に対
して制御線123を介して、セレクタ516がデータ信
号DATAをDフリップフロップ518を介して8ビッ
トシフトレジスタ513に送るように予め選択するよう
に設定する。この時JKフリップフロップ517は、そ
のJK入力が常にHになっているため、論理積回路21
7からシフトクロック信号SCLKがクロック端子に入
力される度に、その出力Q(信号SCLK1)がH、
L、H、L…と、トグル動作を行う。更に、JKフリッ
プフロップ517の出力Q(信号SCLK1)は、Dフ
リップフロップ518のクロック端子に入力され、クロ
ックが入力される度に入力Dに与えられているデータ信
号DATAを出力Q1から8ビットシフトレジスタ51
3に送られる。また、セレクタ 212にはSCLK発
生部511の出力を選択するように予め設定が行われ
る。また、1ビットカウンタ 213にはトリガ信号T
RIGの計数を行なうように予め設定が行なわれる。
【0027】ここで、記録ヘッド1のノズル数分(本実
施例では8)のデータが駆動データRAM115に蓄え
られると、ドライバコントローラ116は所定のタイミ
ング(吐出周波数が10KHzであるため、周期100
μsとなる)でトリガ信号TRIGを発生し、記録動作
を開始する。同時に、ドライバコントローラ116は記
録密度が600dpiの記録装置の記録時と同一のタイ
ミングで駆動RAM115に格納されているデータを読
み出し、データ信号DATAとして8ビットシフトレジ
スタ513にシリアル転送するが、トリガ信号TRIG
のトリガパルス2個に対して同一のデータを読み出す。
【0028】図4は、本発明の実施例に関して、画素密
度600dpiの画像データを記録する場合の、ヘッド
ドライバ117へのデータ転送のタイミングを示すタイ
ミングチャートである。図4において、信号HEATE
NB0〜HEATENB7の出力がHの区間、記録ヘッ
ド1のヒータに電圧が印加され、吐出口よりインク液滴
が吐出される。
【0029】なお、記録に際してメインコントローラ1
12により制御されるキャリッジモータドライバ119
によるキャリッジ4送りのスピードは、423mm/S
ECである。
【0030】図5は、画像データの画素密度が300d
piの場合においてデータ信号DATAを8ビットシフ
トレジスタ513へのデータ転送のタイミングを示すタ
イミングチャートである。図5において、出力Q1(デ
ータ信号DATA)は信号SCLK1のクロックパルス
が入力される度にデータが読み出される。これは、シフ
トクロック信号SCLKに対してはシフトクロック信号
SCLKのクロックパルス2個に対してデータを読み出
していることになる。画像データの画素密度が600d
piの場合においては、シフトクロック信号SCLKの
クロックパルス1個に対してデータを読み出しているこ
とを考慮すると、画像データの画素密度が300dpi
の場合においては信号SCLK1のクロックパルスが1
個入力される度に同一のデータが2個出力されているこ
とがわかる。
【0031】図6は、本発明の実施例に関して、画素密
度300dpiの画像データの記録を行なう場合の、ヘ
ッドドライバへのデータ転送のタイミングを示すタイミ
ングチャートである。図6において、信号HEATEN
B0〜HEATENB7の出力がHの区間、記録ヘッド
1のヒータに電圧が印加され、吐出口よりインク液滴が
吐出される。図6のタイミングチャートから、300d
piのデータの記録時には、600dpiのデータの記
録時の2倍の周波数のシフトクロックが選択されてシフ
トレジスタ513に入力され、同一のデータに対して2
個のシフトクロックが入力されていることがわかる。こ
のことは、画像データが副走査方向に2倍されること、
すなわち、本実施例においては画素密度300dpiの
データが副走査方向に2倍されて600dpiの記録密
度に変換されることを意味する。
【0032】また、信号SENBがH,L,H,L…と
トグル動作を行なうため、8ビットラッチ514のゲー
ト信号LTは、トリガ信号TRIGのトリガパルス2個
に対して1個しか発生しない。従って、同一のデータで
2回のヒートが行なわれることになり、主走査方向につ
いても画像データが2倍されたこと、すなわち、本実施
例においては画素密度300dpiの画像データが主走
査方向に2倍されて600dpiの記録密度に変換され
たことを意味する。
【0033】図7と図8は、本実施例に関し、メインコ
ントローラ112の制御の流れを示すフローチャートで
ある。ここでは、特に記録密度が600dpiの記録装
置に対して、画素密度が300dpiまたは600dp
iの画像データが転送されてきた場合の制御について説
明している。まず、メインコントローラ112はホスト
コンピュータ111に対して画像データの要求を行う。
これによって、画像データと、その画素密度がホストコ
ンピュータ111からメインコントローラ112に転送
される(ステップS81)。そしてステップS82で、
その転送された画素密度と記録装置の記録密度との比較
が行われる。画素密度が記録装置の記録密度(ここでは
600dpi)と一致するとき(ステップS82でYE
S)、制御線123を介してセレクタ516によりデー
タ信号DATAを直接8ビットシフトレジスタ513に
転送するように選択する(ステップS83)。また、セ
レクタ212が分周器211の出力を選択し(ステップ
S84)。また、1ビットカウンタ213がトリガ信号
TRIGを計数しないよう設定する(ステップS8
5)。このような設定を行った後、ステップS89でキ
ャリッジモータ121の回転を開始し、1列分の画像デ
ータを記録ヘッド1に出力し(ステップS90)、ステ
ップS91で、記録タイミング即ちインク吐出タイミン
グになったかを調べ、インク吐出タイミングになると
(ステップS91でYES)、ステップS92に進み、
インクの吐出を行う。尚、この記録タイミングは、例え
ばキャリッジモータ121の回転あるいはキャリッジ4
の移動距離に基づいて決定される。これらステップS9
0からステップS92の動作を一走査の記録が終了する
まで繰り返し実行し、1走査分の記録が終了すると(ス
テップS93でYES)、記録ヘッド1を搭載したキャ
リッジ4を記録開始位置まで戻すとともに、紙送りモー
タ122の回転によって記録媒体2を記録幅に応じた長
さだけ搬送する(ステップS94)。そして、ステップ
S95で、1ページ分の記録が終了したかどうか判断
し、終了していない場合はステップS89に戻って前述
の処理を繰り返し(ステップS95でNO)、終了した
場合は記録動作を終了する(ステップS95でYE
S)。
【0034】また、画像データの画素密度(ここでは画
素密度が300dpi)が記録装置の記録密度に一致し
ないとき(ステップS82でNO)、制御線123によ
り、セレクタ516がデータ信号DATAをDフリップ
フロップ518を介して8ビットシフトレジスタ513
に転送し(ステップS86)、セレクタ212がSCL
K発生部の出力を選択し(ステップS87)、1ビット
カウンタ213がトリガ信号TRIGを計数するよう設
定する(ステップS88)。このような設定の後、メイ
ンコントローラ112は前述したステップS89以降の
処理を行って、画像データを記録する。
【0035】従って、本実施例によると、駆動データR
AM115のメモリ容量を増やすことなく記録密度に応
じた画素密度で記録できる。また、フレームメモリ11
3と駆動データRAM115間のデータ転送時に画素密
度の変換を行なわないので、処理速度を高速に維持する
ことができる。
【0036】なお、本実施例では、トリガ信号TRIG
のトリガパルス2個に対して同一のデータを2回読み出
して転送しているが、トリガ信号TRIGの2個目のパ
ルスに対してはデータ転送を行なわない構成にしてもよ
いことは言うまでもない。
【0037】また、本実施例では、画素密度が300d
piの画像データを記録密度が600dpiの記録装置
の記録密度に変換する例について説明をしてきたが、本
発明は、画素密度300dpiから記録密度1200d
piへの変換にも容易に拡張可能であり、特定の記録密
度に限定されるものではない。さらに、主走査方向の
み、あるいは副走査方向のみの密度変換を行なう構成に
縮小することが容易なのは言うまでもない。さらに、ま
た、用途に応じて画像データの画素密度を記録装置の記
録密度に完全に一致させる必要はなく、例えば、記録装
置の記録密度が600dpiで画素密度360dpiの
ときは画素密度を720dpiにしてプリントしても良
い。
【0038】なお、本発明は複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用
しても良い。また、本発明はシステム或は装置にプログ
ラムを供給することによって達成される場合にも適用で
きることはいうまでもない。
【0039】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明によれば、画像データの画素密度が記録装置の記録密
度よりも低い場合に、記録装置のメモリ容量の増大を抑
えながら、その画像データの画素密度を記録装置の記録
密度に対応させて記録する記録装置を提供できる。
【0040】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施例であるインクジェット
方式の記録装置の主要部を示す外観斜視図である。
【図2】本発明の代表的な実施例であるインクジェット
記録装置の制御構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施例に関するインクジェット記録装
置のヘッドドライバの回路構成を示すブロック図であ
る。
【図4】本発明の実施例に関して、画素密度600dp
iの画像データの記録を行なう場合の、ヘッドドライバ
へのデータ転送のタイミングを示すタイミングチャート
である。
【図5】本発明の実施例に関して、画像データの画素密
度が300dpiの場合においてデータ信号DATAを
8ビットシフトレジスタ513へのデータ転送のタイミ
ングを示すタイミングチャートである。
【図6】本発明の実施例に関して、画素密度300dp
iの画像データの記録を行なう場合の、ヘッドドライバ
へのデータ転送のタイミングを示すタイミングチャート
である。
【図7】本実施例に関し、メインコントローラの制御の
流れを示すフローチャートである。
【図8】本実施例に関し、メインコントローラの制御の
流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 記録ヘッド 2 記録媒体 3 プラテンローラ 4 キャリッジ 5A ガイド軸 5B ガイド軸 6 インクチューブ 7 フレキシブルケーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 3/10 101 T (72)発明者 田中 秀樹 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録ヘッドを第一の方向に走査し、前記
    第一の方向とは別の第二の方向に記録媒体を搬送して、
    前記記録媒体に記録を行う記録装置であって、 所定の画素密度の画像データを受信して記憶する記憶手
    段と、 前記所定の画素密度と前記所定の記録密度とが異なると
    き、前記記憶手段に記憶されている画像データの前記記
    録ヘッドへの転送タイミングを変更して転送するタイミ
    ング制御手段と、 前記タイミング制御手段により転送される画像データに
    応じて前記記録ヘッドを駆動して記録する記録手段と、
    を備えることを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記タイミング制御手段は、画像データ
    をシリアルに入力して保持するシフトレジスタと、前記
    画素密度と前記記録密度の割合に応じて前記シフトレジ
    スタのシフトクロックのタイミングと画像データのシリ
    アル転送タイミングを変更する手段とを有し、前記第二
    の方向の画素密度を前記記録密度に対応させることを特
    徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記タイミング制御手段は前記記録ヘッ
    ドの走査に同期した記録タイミングに対し、前記画素密
    度と前記記録密度の割合に応じたタイミングで前記記録
    ヘッドに画像データを出力するごとに前記第一の方向の
    画素密度を前記記録密度に対応させることを特徴とする
    請求項1に記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記記録ヘッドは、インクを吐出して記
    録を行うインクジェット記録ヘッドであることを特徴と
    する請求項1に記載の記録装置。
  5. 【請求項5】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利用
    してインクを吐出する記録ヘッドであって、インクに与
    える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー変換体
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載の記録装
    置。
  6. 【請求項6】 記録ヘッドを第一の方向に走査し、前記
    第一の方向とは別の第二の方向に記録媒体を搬送して、
    前記記録媒体に記録を行う記録装置であって、 所定の画素密度の画像データを受信して記憶する工程
    と、 前記所定の画素密度と前記所定の記録密度とが異なると
    き、前記記憶手段に記憶されている画像データの前記記
    録ヘッドへの転送タイミングを変更して転送する工程
    と、 前記タイミング制御手段により転送される画像データに
    応じて前記記録ヘッドを駆動して記録する工程と、を備
    えることを特徴とする記録方法。
JP968595A 1995-01-25 1995-01-25 記録方法及びその装置 Withdrawn JPH08197777A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6619775B2 (en) 2000-01-05 2003-09-16 Canon Kabushiki Kaisha Printing apparatus and printing method

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