JPH08197292A - 液圧プレス装置 - Google Patents

液圧プレス装置

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Publication number
JPH08197292A
JPH08197292A JP3170395A JP3170395A JPH08197292A JP H08197292 A JPH08197292 A JP H08197292A JP 3170395 A JP3170395 A JP 3170395A JP 3170395 A JP3170395 A JP 3170395A JP H08197292 A JPH08197292 A JP H08197292A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
cylinder tube
cylinder
rod
hydraulic press
Prior art date
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Pending
Application number
JP3170395A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Nakagawa
政夫 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nisshinbo Holdings Inc
Original Assignee
Nisshinbo Industries Inc
Nisshin Spinning Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nisshinbo Industries Inc, Nisshin Spinning Co Ltd filed Critical Nisshinbo Industries Inc
Priority to JP3170395A priority Critical patent/JPH08197292A/ja
Publication of JPH08197292A publication Critical patent/JPH08197292A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シリンダーチューブ内に加工空間を有するタ
イプの液圧プレス装置で、ピストンの軸回りでの回転防
止と、早送りシリンダーのシリンダーチューブの外部へ
の設置を可能にする。 【構成】 ピストン11の外側面に半径方向で対向させ
て一対の円筒棒状の連結ブロック18を固定し、シリン
ダーチューブ10の長孔状の連結ブロック用開口21か
ら外側へ突出させる。シリンダーチューブ10の外側面
に固定した早送り用のサブシリンダー26のロッド27
を先端金具28を介して連結ブロック18に連結する。
ピストン11から半径方向に突き出る連結ブロック18
が、ピストン11が昇降動する際に連結ブロック用開口
21内で摺動してピストン11の回転を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プレス加工や鍛造加工
などに用いる液圧プレス装置に関し、特にシリンダーチ
ューブ内に加圧空間を有し、ピストンに設けた移動側金
型とシリンダーチューブに固定した固定側金型との間で
加工を行う液圧プレス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の液圧プレス装置としては例えば
図3に示すようなものがある。この従来のプレス機は、
シリンダーチューブ1と、その中に挿入したピストン2
と、シリンダーチューブ1の上端を塞ぐキャップ3で形
成する加圧用液室4で加圧力を発生し、ピストン2の反
液室側に設けた移動側金型5と、シリンダーチューブ1
の加圧用液室4の反対側へ延長した部分に設けた取り付
けプレート6に固定した固定側金型7との間でプレス加
工を行なうものである。この装置では、従来問題とされ
ていたピストン2の軸回りでの回転は許容して軸対称の
加工をするものとし、早送り機構としてサブシリンダー
8をシリンダーチューブ1の内側に収納している。なお
図中9は加工済みワークである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の従
来装置では、ピストン2の軸回りでの回転については、
回転が与える製品精度の影響、再現性の問題、シリンダ
ーパッキンの信頼性に対する問題等々が、早送り機構に
ついては、サブシリンダーの組立や配管並びに日常点検
が困難であり、ピストン2の下降の早送り機構としては
機能しないことなどの問題がある。
【0004】本発明はこれら従来の問題点に鑑みてなし
たもので、上記の問題点のうち前者の軸回りでの回転に
ついての問題は、シリンダーからピストンに力を加える
部分をガイドすることにより、また後者の早送りシリン
ダーの点検等の問題は、シリンダーチューブの外部に早
送りシリンダーを設置できるようにして解決しようとす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る液圧プレス
装置は上記目的を達成するために、シリンダーチューブ
内にピストンを挿入して密閉した空間を形成し、上記空
間に液圧を加え、上記ピストンの上記空間の反対側に取
り付けた移動側金型と、上記シリンダーチューブの上記
空間の反対側への延長部分に取り付けた固定側金型との
間で加工を行う液圧プレス装置において、上記ピストン
の外周面に、その半径方向へ突き出る棒状体を設け、上
記シリンダーチューブに、上記ピストンの駆動方向に沿
って所定の開口長さを有するとともに上記ピストンの駆
動方向から逸れる方向での上記棒状体の移動を制限する
開口寸法、形状の長孔を設け、上記シリンダーチューブ
外に上記長孔からの上記棒状体の突出端側に連結して該
棒状体を上記ピストンの駆動方向に沿って駆動する早送
りシリンダーを配してなる構成としたものである。
【0006】本発明に係る液圧プレス装置は、上記棒状
体及び上記長孔を半径方向で対向させて少なくとも2以
上設け、それぞれに上記早送りシリンダーを配してなる
構成とすることができる。
【0007】
【実施例】以下本発明に係る液圧プレス装置の実施例を
図面を参照して説明する。図1は本発明に係る液圧プレ
ス装置の一実施例の斜視図、図2は同断面図である。
【0008】本実施例装置は従来の装置と同様に、角筒
状のシリンダーチューブ10と、その中に図中上下方向
で摺動可能に挿入したピストン11と、シリンダーチュ
ーブ10と一体に形成したキャップ部12で形成する加
圧用液室13で加圧力を発生し、ピストン11に取り付
ける移動側金型14と、シリンダーチューブ10の下端
に締結固定した取り付けプレート15に固定した固定側
金型16との間でプレス加工を行なうものである。シリ
ンダーチューブ10には金型搬入口17が設けてあり、
移動側金型14をピストン11の下面に、固定側金型1
6を取り付けプレート15上に取り付けたり、素材の搬
入や加工ワークの取り出しを容易に行なえるようにして
ある。なおこの金型搬入口17はシリンダーチューブ1
0の対向する2側面間を貫通するようにしても、あるい
は1側面にのみ開口するようにしてもいずれでも良い。
【0009】またピストン11の外側面には、半径方向
で対向させて一対の連結ブロック18、18が固定して
ある。連結ブロック18は、ピストン11にねじ込み固
定するボルト19と、その軸線の回りで回転可能に装着
する中空円筒かつ棒状のシース20からなる。そしてシ
リンダーチューブ10にはこれら連結ブロック18を外
側へ突出させるために、金型搬入口17を設けた側面に
隣り合いかつ対向する2側面にそれぞれ長孔状の連結ブ
ロック用開口21、21を設けてある。連結ブロック1
8のシース20には円筒状または多角柱状で棒状のもの
を用いる。また連結ブロック用開口21は、その長手方
向で連結ブロック18の摺動を許すとともにピストン1
1の駆動方向からそれる方向での連結ブロック18の移
動を制限する開口寸法及び形状のものとする。なお図中
22はシース20の回転を支持するメタル、23はピス
トン11のパッキン、24はボルト19の回り止め用の
ビスである。また図示の例では連結ブロック用開口21
の形状を端部が半円形のものとしているが、本発明はこ
の形状のものに限定されない。
【0010】さらに連結ブロック用開口21の下方に
は、取り付け座25a、25bにより早送り用の一対の
サブシリンダー26、26がシリンダーチューブ10の
外側面に固定してある。これらサブシリンダー26のロ
ッド27は、その先端に取り付けた先端金具28を介し
て連結ブロック18に連結してある。即ち、連結ブロッ
ク18のシース20は途中部位にストッパ用の突起29
を備えており、この突起29とボルト19の頭部により
先端金具28を挟んで位置決めするようになっている。
なお本実施例では既に述べたようにシリンダーチューブ
10の外形を角筒状とし、これによって取り付け座25
a、25bの設置を、即ちサブシリンダー26の取り付
けを容易に行なえるようにしているが、もちろんシリン
ダーチューブ10の外形はこれに限定されず円筒状であ
っても良い。
【0011】上述の構造により本実施例装置は、ピスト
ン11から半径方向に突き出る形で取り付けた円筒状ま
たは多角柱状の連結ブロック18が、ピストン11が昇
降動する際にシリンダーチューブ10に設けた長孔状の
連結ブロック用開口21内で摺動することによりピスト
ン11の回転を防止し、早送りはシリンダーチューブ1
0の外側に設けたサブシリンダー26で行なえるように
したものである。
【0012】なお連結ブロック18のシース20の外形
を円筒状にすると、連結ブロック用開口21内で摺動す
る際にその内壁面との接触がころがり接触となり、ピス
トン11の回転方向の荷重が小さく、軽い接触抵抗にな
る。また同様に多角柱状にすると、滑り接触となって大
きな荷重が加わりながらの滑り移動になる。一方、ピス
トン11を回す方向に力が働くときに、シース20と連
結ブロック用開口21の内壁面の接触による荷重は、接
触部分に力が集中し、シース20が円柱状の場合には接
触面が小さくて単位面積当たりの荷重が大きくて磨耗し
やすくなり、シース20が多角柱状の場合には円柱状の
場合と比較すると単位面積当たりの荷重が小さくなって
磨耗しにくくなる。このため連結ブロック18のシース
20の外形は、発生する荷重に合わせて適宜の形状を選
択すればよい。また本実施例では連結ブロック18とサ
ブシリンダー26をそれぞれ一対設けるようにしている
が、1個でも3個以上でもよい。もちろん、これらをそ
れぞれ対向させて対にして設置すれば移動や荷重等に関
してバランスを良くすることができる。
【0013】
【発明の効果】本発明に係る液圧プレス装置は以上説明
してきたように、サブシリンダーをシリンダーチューブ
の外に出せ、取り付けや配管が楽に行なえ、油漏れ点検
等の日常点検も容易に行なえ、しかも金型との干渉や、
プレスによる配管ホース等の破損等の不都合も無くせ
て、作業性が良いものになるという効果がある。またシ
リンダーチューブに設けた長孔でガイドするので、ピス
トンの回転方向の動きを小さくでき、特にガイドとなる
棒状体をピストンから半径方向で突き出させているの
で、回転方向でのガタの絶対値は大きくなってもピスト
ンの回転角度は小さくして精度良くガイドできるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液圧プレス装置の一実施例の斜視
図である。
【図2】同断面図である。
【図3】従来の液圧プレス装置の一例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 シリンダーチューブ 11 ピストン 13 加圧用液室 14 移動側金型 16 固定側金型 17 金型搬入口 18 連結ブロック 19 ボルト 20 シース 21 連結ブロック用開口 26 サブシリンダー 28 先端金具

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダーチューブ内にピストンを挿入
    して密閉した空間を形成し、上記空間に液圧を加え、上
    記ピストンの上記空間の反対側に取り付けた移動側金型
    と、上記シリンダーチューブの上記空間の反対側への延
    長部分に取り付けた固定側金型との間で加工を行う液圧
    プレス装置において、上記ピストンの外周面に、その半
    径方向へ突き出る棒状体を設け、上記シリンダーチュー
    ブに、上記ピストンの駆動方向に沿って所定の開口長さ
    を有するとともに上記ピストンの駆動方向から逸れる方
    向での上記棒状体の移動を制限する開口寸法、形状の長
    孔を設け、上記シリンダーチューブ外に上記長孔からの
    上記棒状体の突出端側に連結して該棒状体を上記ピスト
    ンの駆動方向に沿って駆動する早送りシリンダーを配し
    てなる液圧プレス装置。
  2. 【請求項2】 上記棒状体及び上記長孔を半径方向で対
    向させて少なくとも2以上設け、それぞれに上記早送り
    シリンダーを配してなる請求項1の液圧プレス装置。
JP3170395A 1995-01-27 1995-01-27 液圧プレス装置 Pending JPH08197292A (ja)

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JP3170395A JPH08197292A (ja) 1995-01-27 1995-01-27 液圧プレス装置

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JP3170395A JPH08197292A (ja) 1995-01-27 1995-01-27 液圧プレス装置

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JPH08197292A true JPH08197292A (ja) 1996-08-06

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JP3170395A Pending JPH08197292A (ja) 1995-01-27 1995-01-27 液圧プレス装置

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