JPH08197000A - 部品の選別整列装置 - Google Patents

部品の選別整列装置

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JPH08197000A
JPH08197000A JP3146395A JP3146395A JPH08197000A JP H08197000 A JPH08197000 A JP H08197000A JP 3146395 A JP3146395 A JP 3146395A JP 3146395 A JP3146395 A JP 3146395A JP H08197000 A JPH08197000 A JP H08197000A
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Shuichi Narukawa
修一 成川
Tomoji Araida
友二 新井田
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Shinko Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 伴われる開脚不良部品、閉脚不良部品を選別
排除しつつ両脚部、天板部からなる両袖机形状の部品を
次工程へ反転整列させて供給し得る部品を選別整列装置
を提供すること。 [構成] 捩り振動パーツフィーダ10の平板トラック
24の下流端に破片排除部30、移送姿勢選別部40、
続く移送部50の途中に開脚品選別部60、閉脚品選別
部80を設けてこれらを通過させることにより、開脚不
良品Fo、閉脚不良品Fcの選別排除されたフェライト
コアFnを反転シュート100から直線振動パーツフィ
ーダ110へ移行させて整送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は部品の選別整列装置に関
するものであり、更に詳しくは形状的に規格外の部品を
選別排除し、規格内の正常な形状の部品のみを整列させ
て移送する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】図1のAは選別対象とし
ての1種のフェライトコアFnの斜視図であり、両脚部
と天板部とからなる逆U字状の又は両袖机形状のフェラ
イトコアFnが形状選別された後に矢印で示すように反
転されて次工程へ整列して移送されることを示す。因み
に、天板部の移送方向となる短辺の長さA=0.83m
m、長辺の長さB=1.5mm、高さH=0.93m
m、両脚部間の内法N=0.9mm、両脚部及び天板部
の厚さT=0.3mmであり、極めて小さいフェライト
コアFnである。図2は図1に示すフェライトコアFn
に伴われる形状的に規格外の部品の斜視図であり、図2
のAは両脚部が開き気味の開脚不良品Foであり、図2
のBは両脚部が閉じ気味の閉脚不良品Fcを示す。そし
て、このような開脚不良品Fo、閉脚不良品Fcを選別
分離つつ1分間当たり100個以上の高速で正常な形状
のフェライトコアFnを整列させて次工程へ供給し得る
選別整列装置は知られていない。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】本発明は上述の問題
に鑑みてなされ、例えば、両脚部と天板部とからなるU
字形状又は両袖机形状の微小な部品から両脚部が開き気
味の開脚不良部品と両脚部が閉じ気味の閉脚不良部品を
選別排除しつつ正常な形状の部品を高速で次工程へ整列
させて供給し得る部品の選別整列装置を提供することを
目的とする。
【0004】
【問題点を解決するための手段】以上の目的は、捩り振
動パーツフィーダのボウル内に移送方向に沿って一本の
又は複数本のガイドレールを形成し、該ガイドレールの
断面形状を選別すべき部品の不良品の形状に応じて下流
側で変更し、上流側から前記ガイドレールに跨がった姿
勢で部品を移送させ、前記断面変更位置に至ると部品が
該断面変更により詰まり、該詰まりを下流側の部品検知
手段が検知すると、前記ガイドレールの下方に配設され
た空気噴出手段を作動させて、該詰まり部品に噴出空気
を吹きつけ、所定時間後、なおも該詰まりが解除されな
いことを前記部品検知手段が検知すると上方に配設され
た破壊手段を作動させて、該詰まり部品を破壊して下方
の前記空気噴出手段の作動及び上方の一側方に配設され
た第2の空気噴出手段の作動により他側方へと破片を排
除するようにして、良品のみを下流側へ導くようにした
ことを特徴とする部品の選別整列装置、によって達成さ
れる。
【0005】又以上の目的は、請求項2の発明によれ
ば、捩り振動パーツフィーダのボウルに、両脚部と天板
部とからなる逆U字形状の部品をガイドレールに跨がせ
て移送しそれ以外の跨がない姿勢の部品は排除する移送
姿勢選別部と、前記ガイドレールの途中において、該ガ
イドレールに連接する第1ガイド、該第1ガイドの両側
に設けられたスリット状の第1側溝、前記第1ガイドと
対向する第1側溝面に上流側から所定の位置まで前記第
1側溝と平行に形成された第1副側溝からなり、正常な
形状の部品と両脚部が閉じ気味の閉脚不良部品は脚部を
前記第1側溝に挿入して移送され通過するが、両脚部が
開き気味の開脚不良部品は脚部を前記第1側溝と前記第
1副側溝とに挿入して移送され前記第1副側溝の下流端
において移送が停止されるか又は脚部を第1側溝に挿入
して移送され第1副側溝欠落部において前記第1側溝面
に脚部を接触させて移送が停止される開脚不良部品選別
台、該開脚不良部品選別台における開脚不良部品の移送
の停止を検知するための第1移送停止検知センサ、前記
第1副溝側の下流端において移送が停止された開脚不良
部品を吹き飛ばして排除するための開脚品排除噴出空気
配管、前記第1副側溝欠落部において移送が停止された
開脚不良部品を機械的に破壊する第1ロッド及び破壊さ
れた開脚不良部品を吹き飛ばして排除するための前記第
1側溝の下方から噴出される第1破壊片排除噴出空気配
管が設けられている開脚不良部品選別部と、前記ガイド
レールに連接する第2ガイド、該第2ガイドの両側に設
けられたスリット状の第2側溝、前記第2ガイドの前記
第2側溝と対向する側面に上流側から所定の位置まで前
記第2側溝と平行に設けられた第2副側溝からなり、正
常な形状の部品は脚部を前記第2側溝に挿入して移送さ
れ通過するが、両脚が閉じ気味の閉脚不良部品は前記第
2側溝と前記第2副側溝とに脚部を挿入して移送され前
記第2副側溝の下流端において移送が停止されるか又は
脚部を第2側溝に挿入して移送され第2副側溝欠落部に
おいて前記第2ガイドの側面に脚部を接触させて移送が
停止される閉脚不良部品選別台、該閉脚不良部品選別台
における閉脚不良部品の移送の停止を検知するための第
2移送停止検知センサ、前記第2副側溝の下流端におい
て移送が停止された閉脚不良部品を吹き飛ばして排除す
るための開脚品排除噴出空気配管、前記第2副側溝欠落
部において移送が停止された閉脚不良部品を機械的に破
壊する第2ロッド及び破壊された閉脚不良部品を吹き飛
ばして排除するための前記第2側溝の下方から噴出され
る第2破壊片排除噴出空気配管が設けられている閉脚不
良部品選別部とが順に設置されており、前記ガイドレー
ルの下流端から正常な形状の部品が整列して排出される
ことを特徴とする部品の選別整列装置、によって達成さ
れる。
【0006】又以上の目的は、請求項5の発明によれ
ば、捩り振動パーツフィーダのボウル内に移送方向に沿
って一本の又は複数本のガイドレールを形成し、該ガイ
ドレールの断面形状を選別すべき部品の不良品の形状に
応じて下流側で変更し、上流側から前記ガイドレールに
跨がった姿勢で部品を移送させ、前記断面変更位置に至
ると部品が該断面変更により詰まり、該詰まりを下流側
の部品検知手段が検知すると、前記ガイドレールの下方
に配設された突押し手段を作動させて、該詰まり部品を
該ガイドレールから上方へと押し上げ、上方の一側方に
配設された空気噴出手段の作動により他側方へと該不良
品を排除するようにして、良部品のみを下流側へ導くよ
うにしたことを特徴とする部品の選別整列装置、によっ
て達成される。
【0007】又、以上の目的は、請求項6の発明によれ
ば、捩り振動パーツフィーダのボウルに、両脚部と天板
部とからなる逆U字形状の部品をガイドレールに跨がせ
て移送しそれ以外の跨がない姿勢の部品は排除する移送
姿勢選別部と、前記ガイドレールの途中において、該ガ
イドレールに連接する第1ガイド、該第1ガイドの両側
に設けられたスリット状の第1側溝、前記第1ガイドと
対向する第1側溝面に上流側から所定の位置まで前記第
1側溝と平行に形成された第1副側溝からなり、正常な
形状の部品と両脚部が閉じ気味の閉脚不良部品は脚部を
前記第1側溝に挿入して移送され通過するが、両脚部が
開き気味の開脚不良部品は脚部を前記第1側溝と前記第
1副側溝とに挿入して移送され前記第1副側溝の下流端
において移送が停止されるか又は脚部を第1側溝に挿入
して移送され第1副側溝欠落部において前記第1側溝面
に脚部を接触させて移送が停止される開脚不良部品選別
台、該開脚不良部品選別台における開脚不良部品の移送
の停止を検知するための第1移送停止検知センサ、前記
第1副溝側の下流端において移送が停止された開脚不良
部品を吹き飛ばして排除するための開脚品排除噴出空気
配管、前記第1副側溝欠落部において移送が停止された
開脚不良部品を前記第1側溝の下方から押し出す第1ピ
ンと押し出された開脚不良部品を吹き飛ばして排除する
ための第1押出部品排除噴出空気配管が設けられている
開脚不良部品選別部と、前記ガイドレールに連接する第
2ガイド、該第2ガイドの両側に設けられたスリット状
の第2側溝、前記第2ガイドの前記第2側溝と対向する
側面に上流側から所定の位置まで前記第2側溝と平行に
設けられた第2副側溝からなり、正常な形状の部品は脚
部を前記第2側溝に挿入して移送され通過するが、両脚
部が閉じ気味の閉脚不良部品は前記第2側溝と前記第2
副側溝とに脚部を挿入して移送され前記第2副側溝の下
流端において移送が停止されるか又は脚部を第2側溝に
挿入して移送され第2副側溝欠落部において前記第2ガ
イドの側面に脚部を接触させて移送が停止される閉脚不
良部品選別台、該閉脚不良部品選別台における閉脚不良
部品の移送の停止を検知するための第2移送停止検知セ
ンサ、前記第2副側溝の下流端において移送が停止され
た閉脚不良部品を吹き飛ばして排除するための閉脚品排
除噴出空気配管、前記第2副側溝欠落部において移送が
停止された閉脚不良部品を前記第1側溝の下方から押し
出す第2ピンと押し出された閉脚不良部品を吹き飛ばし
て排除するための第2押出部品排除噴出空気配管が設け
られている閉脚不良部品選別部とが順に設置されてお
り、前記ガイドレールの下流端から正常な形状の部品が
整列して排出されることを特徴とする部品の選別整列装
置、によって達成される。
【0008】
【作用】請求項1の発明によれば、一本の又は複数本の
ガイドレールの上流側をまたいだ姿勢で全ての部品が振
動により移送される。下流側の不良品の形状に応じて、
断面が変更されたガイドレール部では良品の部品が詰ま
る。これを更に下流側に設けた部品検知手段が検知する
と、ガイドレールの下方に配設された空気噴出手段が作
動し、この詰まり部品に噴出空気を吹きつけ、外方に排
除せんとする。しかしながら、所定時間を経ても、該詰
まりが解除されない時には上方に配設された破壊手段を
作動させて、この詰まり部品を破壊して下方に又は上方
の一側方に配設された第2の空気噴出手段を作動させ
て、この不良部品の破片を他側方外部に排除する。よっ
て良品の部品のみが、一本又は複数のガイドレールに沿
って次工程へと導かれる。
【0009】請求項3による部品の選別整列装置におい
ては、捩り振動パーツフィーダのボウル内の両袖机形状
の部品は先ず移送姿勢選別部においてガイドレールに跨
がって移送され、それ以外の移送姿勢の部品は排除され
る。ガイドレールの途中に設けられている開脚不良部品
選別部の開脚不良部品選別台において、開脚不良部品は
ガイドレールに連接する第1ガイドの両側に設けられて
いる第1側溝と第1側溝面に上流側から所定の位置まで
形成されている第1副側溝とに脚部を挿入して移送され
るが、第1副側溝の下流端において移送が停止されるか
又はその下流端に続く第1側溝面に脚部が接触して移送
が停止される。
【0010】開脚不良部品の移動の停止は第1移送停止
検知センサによって検知され、第1副側溝の下流端で移
送の停止された開脚不良部品は開脚品排除噴出空気配管
からの噴出空気によって排除され、第1側溝面に脚部が
接触して移送の停止された開脚不良部品は第1ロッドに
よって機械的に破壊された後に第1破壊片排除噴出空気
配管からの噴出空気によって排除される。一方、正常な
形状の部品と両脚部が閉じ気味の閉脚不良部品は脚部を
第1側溝に挿入し移送されて開脚不良部品選別部を通過
し、次の閉脚不良部品選別部に至る。その閉脚不良部品
選別台において、閉脚不良部品はガイドレールに連接す
る第2ガイドの両側に設けられている第2側溝と第2ガ
イドの側面に上流側から所定の位置まで形成されている
第2副側溝とに脚部を挿入して移送されるが、第2副側
溝の下流端において移送が停止されるか又はその下流端
に続く第2ガイドの側面に脚部が接触して移送が停止さ
れる。閉脚不良部品の移送の停止は第2移送停止検知セ
ンサによって検知され、第2副側溝の下流端で移送の停
止された閉脚不良部品は閉脚部品排除噴出空気配管から
の噴出空気によって排除され、第2ガイドの側面に脚部
が接触して移送の停止された閉脚不良部品は第2ロッド
によって機械的に破壊された後に第2破壊部品排除噴出
空気配管からの噴出空気によって排除される。一方、正
常な形状の部品は脚部を第2側溝に挿入して移送され閉
脚不良部品選別部を通過してガイドレールの下流端から
整列状態で排出される。
【0011】請求項5の発明によれば、一本の又は複数
本のガイドレールの上流側を跨いだ姿勢で移送されてき
た部品は、下流側の断面形状を変更させた位置に至る
と、形状的に規格外の、すなわち、不良品の部品はここ
で詰まる。更に下流側に配設された部品検知手段によ
り、この詰まりが検知されると、ガイドレールの下方に
配設された突押し手段が作動し、該詰まり部品を、この
ガイドレール又はこれらのガイドレールから上方へと移
動して、詰まり部品を押し上げる。これと共に、そこに
配設された空気噴出手段の作動により、この詰まり部品
は外方へと排除され、下流側には良品の部品のみが導か
れる。
【0012】請求項6による部品の選別整列装置におい
ては、捩り振動パーツフィーダのボウル内の両袖机形状
の部品は先ず移送姿勢選別部においてガイドレールに跨
がって移送され、それ以外の移送姿勢の部品は排除され
る。ガイドレールの途中に設けられている開脚不良部品
選別部の開脚不良部品選別台において、開脚不良部品は
ガイドレールに連接する第1ガイドの両側に設けられて
いる第1側溝と第1側溝に上流側から所定の位置まで形
成されている第1副側溝とに脚部を挿入して移送される
が、第1副側溝の下流端において移送が停止されるか又
はその下流端に続く第1側溝面に脚部が接触して移送が
停止される。
【0013】開脚不良部品の移送の停止は第1移送停止
検知センサによって検知され、第1副側溝の下流端で移
送の停止された開脚不良部品は開脚部品排除噴出空気配
管からの噴出空気によって排除され、第1側溝面に脚部
が接触して移送の停止された開脚不良部品は第1側溝の
下方から挿入される第1ピンによって押し出された後に
第1押出部品排除噴出空気配管からの噴出空気によって
排除される。一方、正常な形状の部品と両脚部が閉じ気
味の閉脚不良部品は両脚部を第1側溝に挿入し移送され
て開脚不良部品選別部を通過し、次の閉脚不良部品選別
部に至る。その閉脚不良部品選別台において、閉脚不良
部品はガイドレールに連接する第2ガイドの両側に設け
られている第2側溝と第2ガイドの側面に上流側から所
定の位置まで形成されている第2副側溝とに脚部を挿入
して移送されるが、第2副側溝の下流端において移送が
停止されるか又はその下流端に続く第2ガイドの側面に
脚部が接触して移送が停止される。閉脚不良部品の移送
の停止は第2移送停止検知センサによって検知され、第
2副側溝の下流端で移送の停止された閉脚不良部品は閉
脚部品排除噴出空気配管からの噴出空気によって排除さ
れ、第2ガイドの側面に脚部が接触して移送の停止され
た閉脚不良部品は第2側溝の下方から挿入される第2ピ
ンによって第2側溝から押し出された後に第2押出部品
排除噴出空気配管からの噴出空気によって排除される。
一方、正常な形状の部品は脚部を第2側溝に挿入して移
送され閉脚不良部品選別部を通過してガイドレールの下
流端から整列状態で排出される。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例による部品の選別整列
装置について図面を参照して具体的に説明する。
【0015】(第1実施例)図3は第1実施例としての
フェライトコアの選別整列装置1の部分破断側面図であ
り、図4は同装置の平面図である。すなわち、同装置は
図2のAに示す開脚不良品Fo、図2のBに示す閉脚不
良品Fcを選別排除して正常な形状のフェライトコアF
nを整列させ次工程へ供給するためのものである。図
3、図4を参照してフェライトコアの選別整列装置1は
開脚不良品Fo、閉脚不良品Fcを含むフェライトコア
Fnを収容して選別するための捩り振動パーツフィーダ
10に、選別されたフェライトコアFnを次工程へ整送
するための直線振動パーツフィーダ110が接続され、
床上の共通基板9上に設置されている。そのほか、付帯
設備として共通基板9上には支持板3に固定して電磁弁
ユニット4とセンサアンプ5が設置されており、圧縮空
気の分岐管部6が共通基板9に設けたボックス7内に配
設されている。共通基板9の相対する側面には把手8が
取り付けられている。
【0016】捩り振動パーツフィーダ10はフェライト
コアFn等を収容し移送して選別するボウル21と、こ
れに捩り振動を与える駆動部11とからなっているが、
図3を参照して、駆動部11においては、ボウル21の
底板と一体的に固定されて可動コアを兼ねる可動ブロッ
ク12が等角度間隔に配置された傾斜板ばね13によっ
て下方の固定ブロック14と連結されている。固定ブロ
ック14上にはコイル15を巻装した電磁石16が可動
ブロック12と僅かな間隙をあけ対向して固定されてい
る。駆動部11の周囲は防音カバー17で覆われてお
り、駆動部11は上方のボウル21と共に防振ゴム18
を介して共通基板9上の架台19に設置されている。そ
して、コイル15に交流が通電されることによりボウル
21に上方から見て時計方向の捩り振動を与える。
【0017】浅椀状のボウル21は、図4を参照して、
底面22に開脚不良品Fo、閉脚不良品Fcを含むフェ
ライトコアFn(以降、フェライトコアFn等と略称す
る)が多量に収容され、捩り振動を与えられて矢印mで
示す方向に移送される。
【0018】ボウル21内には底面22に起点を有して
周壁に沿いスパイラル状に上昇する平板トラック24が
設けられており、フェライトコアFn等の移送路をな
る。平板トラック24の最上部における下流端には破片
排除部30、移送姿勢選別部40が接続されており、こ
れに続く移送部50の途中に開脚品排除部60、閉脚品
排除部80が設けられ、下流端には反転シュート100
が取り付けられている。
【0019】破片排除部30には図4における[5]−
[5]線方向の断面図である図5、図5における[6]
−[6]線方向の断面図である図6、図4における
[7]−[7]線方向の断面図である図7を参照して、
平板トラック24からの小さい段差と共にボウル21の
径外方へ向かって下がり傾斜の斜面34が設けられてい
る。斜面34の外縁に沿い、ボウル21の周縁部25へ
のアタッチメント25Aにボルト32で固定して隙間部
材31が設けられ、隙間部材31の下端と斜面34の外
縁との間に隙間33が形成されている。この隙間33
フェライトコアFn等は通過し得ない高さとされてお
り、フェライトコアFn等は隙間部材31の垂直面31
Wに沿って移送されるが、伴われてくるフェライトコア
Fn等の破片やゴミは隙間33を通過して斜面34に続
く斜面35を滑落し、図4に示すボウル21の底部に固
定して外周に取り付けられた支持板29上の破片受箱3
9内に落ち込むようになっている。又、斜面34には切
欠き36が形成されており、斜面34へ過剰のフェライ
トコアFn等が移送されてきた場合にボウル21内に戻
すための径路となる。
【0020】移送姿勢選別部40は図5、図6、及び図
6における[8]−[8]線方向の断面を示す図8を参
照して、上流の隙間部材31の垂直面31Wにほぼ連接
するトラック壁44Wの内側に、フェライトコアFnの
天板部の短辺の長さAの1/2よりは狭く、脚部の厚さ
Tよりは広い間隙をあけて、トラック面44から始ま
り、幅がフェライトFnの両脚部間の内法Nより狭いガ
イドレール41が上向きの導入スロープ41Sと共に設
けられている。又、ガイドレール41の直上方を覆うよ
うにカバー部材42がボルト43によってトラック部材
45に取り付けられており、トラック部材45はボルト
23でボウル21の周縁部25上に固定されている。カ
バー部材42は下部を切り欠いてガイドレール41の外
側における垂直な切欠き面46と、これに連なりガイド
レール41と直上方で交差する垂直なテーパ面46Tと
が形成されている。そして、ガイドレール41とカバー
部材42の下面との間にはガイドレール41に跨がった
フェライトコアFn等が移送されるだけの間隙47が形
成されている。図8を参照してトラック面44の内周端
縁から内側にはボウル21内へ向かって下がり傾斜の斜
面48と、それに続く平面49が形成されている。
【0021】従って、上流の破片排除部30における隙
間部材31に接して移送されてくるランダムな姿勢のフ
ェライトコアFn等は移送姿勢選別部40に至ってガイ
ドレール41の導入スロープ41Sを跨いで移送され始
めるものと、それ以外の導入スロープSの表面を移送さ
れるものとに別れる。ガイドレール41を跨いで移送さ
れるフェライトコアFn等はカバー部材42の下方を通
過して下流側へ移送されるが、ガイドレール41の表面
を移送されるフェライトコアFn等はカバー部材42の
下方を通過し得ず、カバー部材42に形成されているテ
ーパ面46Tに導かれて斜面48上へ落下し滑落して平
面49を経てボウル21内へ戻されるようになってい
る。
【0022】移送姿勢選別部40の下流は、後述の開脚
品排除部60、閉脚品排除部80を除く移送部分に共通
な形状の移送部50Aとなっている。図4における
[9]−[9]線方向の断面を示す図9を参照して、ボ
ウル21の周縁部25にボルト57で固定されているガ
イドレール部材55の平面54上に上流のガイドレール
41と連接して同様な断面形状のガイドレール51が設
けられている。因みに、本実施例におけるガイドレール
51は幅0.75mm、高さ1.0mmとされている。
なお下流側にある同様な移送部分は移送部50B、移送
部50Cとして、ガイドレール51等の符号はそのまま
変更せずに使用する。
【0023】開脚品排除部60は、図4における[1
0]−[10]線方向の断面を示す図10、及び図10
における[11]−[11]線方向の断面を示す図11
を参照して、ボウル21の周縁部25の表面に六角孔ボ
ルト67で固定して移送方向の長さ10mmの選別台6
2が設けられている。図11における[12]−[1
2]線方向の断面を示す図12も参照して、選別台62
には上流のガイドレール51に連接して幅0.75mm
のガイド61が設けられ、その両側にそれぞれ幅0.4
25mm、深さ2.0mmの側溝63が設けられてい
る。更にはガイド61に対向する側溝面63Wにそれぞ
れ幅0.2mm、深さ0.8mmの副側溝64aが形成
されているが、この副側溝64aは選別台62の上流端
から5mmの長さまでとされ、続く長さ1.5mmの副
側溝欠落部65のあと、再び長さ3.5mmの副側溝6
4bが下流端まで形成されている。この選別台62にお
いて、フェライトコアFnは図12に示すように、又、
閉脚不良品Fcも同様に、脚部を側溝63に挿入しガイ
ド61に跨がって移送される。開脚不良品Foには開脚
度のやや大きいFo1 と開脚度の小さいFo2 とが存在
するが、開脚度のやや大きい開脚不良品Fo1 は、図1
2に対応する図13に示すように、脚部を側溝63と副
側溝64aとに挿入して移送され、副側溝64aの下流
端において移送が停止されるようになっている。選別の
ためには副側溝64aだけでよいが、このように精緻な
選別台62にあっては精度的な狂いを防ぐために可及的
に対称性を持たせることが必要であり、そのために副側
溝64bが設けられている。
【0024】又、ガイド61及び側溝63の中心部の下
方において選別台62の底部を円柱状にくり抜いて空所
68が形成されており、選別台62の表面は側溝63の
外側においてボウル21の径外方へ向かって下がり傾斜
の斜面66とされ、図4に示すようにその外方には支持
板29上に開脚不良品Foを収容するための開脚品受箱
69が設けられている。
【0025】ボウル21の周縁部25において、選別台
62を挟んでガイドレール部材55上に立つ2本の支柱
78に対して、選別台62の直上方となる取付部材77
がボルト79で固定されており、取付部材77にはガイ
ド61上のフェライトコアFn等を指向して光センサ7
1、ピストンロッド72を有するエアシリンダ73、空
気噴出ノズル74を接続した圧縮空気配管75が取り付
けられている。
【0026】更にはボウル21の周縁部25には選別台
62の空所68に通じる貫通孔28が形成されており、
その下側からシールリング79を挟んで圧縮空気配管7
6が挿入螺着されている。
【0027】光センサ71は発光素子と受光素子とを内
蔵しており、フェライトコアFn等の有無によって発光
の反射光量が異なることを利用するフェライトコアFn
等の検知センサであり、フェライトコアFn等が定常的
に移送されている場合には、フェライトコアFn等から
の反射光が断続し、例えば開脚不良品Fo1 が移送停止
されると、その反射光が連続するので、その信号はセン
サアンプ5で増幅され、図示しないコントローラを介し
てボックス7内の圧縮空気分岐管部で分岐された対応す
る圧縮空気配管に取り付けられている電磁弁ユニット4
内の電磁弁を瞬時的に開とし、圧縮空気配管75に接続
された空気噴出ノズル74から空気を噴出させる。移送
の停止されている開脚不良品Fo1 は脚部を側溝63、
副側溝64aとに緩く挿入しているだけなので噴出空気
によって容易に開脚品受箱69の方へ吹き飛ばされる。
【0028】又、図10におけるエアシリンダ73とそ
のピストンロッド72、及び下方からの圧縮空気配管7
6は、図12に対応する図14を参照して、開脚度の小
さい開脚不良品Fo2 が移送停止された場合に使用され
る。すなわち、図14のAにおいて、開脚不良品Fo2
は、脚部を側溝63に挿入して選別台62の上流端から
振動によって移送され、副側溝64aには殆ど脚部を挿
入しないので副側溝64aの下流端においても停止され
ないが、副側溝欠落部65に至って側溝面63Wに脚部
を堅く接触させ移送が停止される。この移送停止も光セ
ンサ71によって検知され、上述したように空気噴出ノ
ズル74から瞬時的に空気が噴出されるが、この移送停
止は空気噴出だけでは解消されない。空気噴出ノズル7
4からの空気の噴出後も移送停止の続いていることを光
センサ71が発信するので、その信号の入力される図示
しないコントローラはエアシリンダ73を操作してピス
トンロッド72を下降させ、副側溝欠落部65に停止さ
れている開脚不良品Fo2の天板部を押圧破壊してから
ピストンロッド72を引き上げ、次いで下方の圧縮空気
配管76から選別台62の空所68を経由して側溝64
の下方から空気を噴出させ、同時に空気噴出ノズル74
からも空気を瞬時的に噴出させて、開脚不良品Fo2
破壊片を吹き飛ばして排除するようになっている。
【0029】閉脚品排除部80は、図10に示す開脚品
排除部60と比較して、選別台82は異なるが他は全く
同様に構成されている。従って図10を援用し、光セン
サ91、ピストンロッド92を有するエアシリンダ9
3、空気噴出ノズル94が接続された圧縮空気配管9
5、及び、下方からの圧縮空気配管96、閉脚部品受箱
89など主要な構成要素には( )付きの符号を付て示
した。
【0030】閉脚品排除部80の選別台82を示す図1
5、及び図15における[16]−[16]線方向の断
面を示す図16を参照して、移送方向の長さ10mmの
選別台82には上流のガイドレール51に連接して、開
脚品排除部60におけるガイド61よりは0.1mm広
い幅0.85mmのガイド81が設けられ、その両側に
それぞれ幅0.425mm、深さ2.0mmの側溝83
が設けられている。更にはガイド81の側面の片側に幅
0.1mm、深さ0.8mmの副側溝84aが形成され
ている。この副側溝84aの幅は開脚品排除部60にお
ける副側溝64aの幅0.2mmよりも0.1mm狭
い。副側溝84aは選別台82の上流端から5mmの長
さとされ、続く長さ1.5mmの副側溝欠落部85のあ
と、再び長さ3.5mmの同様な副側溝84bが下流端
まで形成されている。
【0031】この選別台82において、フェライトコア
Fnは図16に示すように、脚部を側溝83に挿入し、
ガイド81に跨がって移送される。閉脚不良品Fcには
閉脚度のやや大きいFc1 と閉脚度の小さいFc2 とが
存在するが、閉脚度のやや大きい閉脚不良品Fc1 は図
16に対応する図17に示すように、一方の脚部は側溝
83に、他方の脚部は側溝83と副側溝84aとに挿入
して移送され、副側溝84aの下流端において移送が停
止されるようになっている。この移送の停止が光センサ
91によって検知され、空気噴出ノズル94から空気が
瞬時的に噴出されて、移送の停止されている閉脚不良品
Fc1 が閉脚品受箱89へ吹き飛ばされることは、開脚
品排除部60におけると同様である。副側溝84bが設
けられているのは開脚品排除部60における副側溝64
bと同様の理由による。
【0032】閉脚度の小さい開脚不良品Fc2 の場合に
は、図17に対応する図18を参照し、脚部を側溝83
に挿入して選別台82の上流端から振動によって移送さ
れ、副側溝84aには脚部を殆ど挿入しないので副側溝
84aの下流端では停止されないが、副側溝欠落部85
に至ってガイド81の両側面81Wに堅く接触させて移
送が停止される。そして、援用する図10を参照し、こ
の移送の停止は光センサ91によって検知され、ピスト
ンロッド92によって停止されている閉脚不良品Fc2
が押圧破壊された後、圧縮空気配管96、94から空気
が噴出されて破壊片が吹き飛ばされることは開脚品排除
部60におけると同様である。そして、閉脚品排除部8
0以降は正常な形状のフェライトコアFnのみが移送さ
れる。
【0033】閉脚品排除部80の下流側の移送部50C
には、図4における[19]−[19]線方向の断面を
示す図19を参照して、ガイドレール部材55に設けら
れたガイドレール51の下方に貫通孔58が形成されて
おり、ボウル21の周縁部25に設けた貫通孔27と連
通しフェライトコアFn等の破壊片、破断片の排除径路
とされている。
【0034】又、移送部50Cの下流側端部において
は、図4における[20]−[20]線方向の断面を示
す図20を参照して、ボウル21の周縁部25にボルト
57で固定されているガイドレール部材55の表面54
にはフェライトコアFnがガイドレール51に跨がって
移送されるだけの空間を残してフェライトコアFnの飛
び出しを防ぐためのカバー部材56がガイドレール部材
55を貫通するボルト59によってボウル21の周縁部
25に固定されている。
【0035】図3、図4を参照して、捩り振動パーツフ
ィーダ10の最下流部として、移送部50Cにフェライ
トコアFnの上下を反転させるための反転シュート10
0が取り付けられている。図4における[21]−[2
1]線方向の断面を示す図21、及び図21における
[22]−[22]線方向の断面を示す図22を参照し
て、上流の移送部50Cにおけるガイドレール51に連
通するように、半円板状のガイドレール部材105の外
周面に半円状にガイドレール101が設けられている。
半円板状のガイドレール部材105は六角孔ボルト10
9によってボウル21の周縁部25の外面に固定されて
いる。又、ガイドレール部材105の外周には、ガイド
レール101上をフェライトコアFnが移送されるだけ
の空間をあけてカバー部材104がビス108で固定さ
れている。そして、図1に示すようにこの反転シュート
100の上流端において天板部を上にした姿勢で導入さ
れるフェライトコアFnは下流端から天板部を下にする
姿勢で排出される。
【0036】又、図3、図4を参照し、反転シュート1
00の下流端には両者の振動の干渉を避けるための所定
の間隙をあけて直線振動パーツフィーダ110のトラフ
122が接続されている。直線振動パーツフィーダ11
0は図3を参照して、フェライトコアFnを整送するト
ラフ122と、これに直線振動を与える駆動部111と
からなっている。
【0037】駆動部111においては、トラフ122の
底面に一体的に固定された可動ブロック112が前後一
対の傾斜板ばね113によって下方の固定ブロック11
4と連結されており、可動ブロック112からは可動コ
ア112Cが垂下されている。固定ブロック114上に
はコイル115を巻装した電磁石116が可動コア11
2Cと僅かの間隙をあけ対向して固定されている。固定
ブロック114は共通基板9上に固定されたベースブロ
ック119と前後一対の防振板ばね118で連結された
台座117上に設置されている。そして、コイル115
に交流が通電されることによりトラフ122に矢印nで
示す方向の直線振動を与える。
【0038】トラフ122は図21における[23]−
[23]線方向の断面を示す図23を参照して、トラフ
母材123に形成されており、上下反転されたフェライ
トコアFnを移送する。トラフ122にはガイドプレー
ト121が反転されたフェライトコアFnの両脚部の間
に挿入するように設けられており、ガイドプレート12
1はトラフ母材123上の固定部材124にビス129
で固定されている。
【0039】第1実施例のフェライトコアの選別整列装
置1は以上のように構成されるが、次にその作用につい
て説明する。
【0040】図3、図4を参照し、捩り振動パーツフィ
ーダ10の駆動部11、直線振動パーツフィーダ110
の駆動部111には交流が通電されて駆動状態にあり、
付帯する光センサ、圧縮空気系の機器も作動状態にあっ
て、捩り振動パーツフィーダ10のボウル21内には開
脚不良品Fo、閉脚不良品Fcを含むフェライトコアF
nがそれらに伴われる破片と共に多量に収容されている
ものとする。
【0041】ボウル21の底面22上のフェライトコア
Fn等は周辺部へ移動されつつ矢印mで示す方向へ移送
され、底面22上の起点から平板トラック24へ乗り、
その周壁24Wに接して移送されて破片排除部30に至
る。この時においてフェライトコアFn等は両脚部に立
つもの、上下の反転されたもの、その他があってその移
送姿勢はランダムであり一定していない。
【0042】図5、図6、図7を参照し、破片排除部3
0においてフェライトコアFn等は上流側の平板トラッ
ク24から斜面34へ転落し滑落して隙間部材31によ
って停止され、隙間33を通過することなく隙間防止部
材31の垂直壁31Wに接してランダムな姿勢のまま移
送されるが、伴われてくる破片は隙間33をくぐり抜け
て斜面35を滑落し、ボウル21の外周部に取り付けら
れている破片受箱39内へ収集される。なお、平板トラ
ック24から過剰に移送されてくるフェライトコアFn
がある場合、これらは斜面34に設けられている切欠き
36を滑落してボウル21内へ戻される。
【0043】破片排除部30を通過したフェライトコア
Fn等は移送姿勢選別部40に至るが、図5、図6、図
8を参照し、トラック面44においてランダムな姿勢に
あるフェライトコアFnのうち、ガイドレール41の導
入スロープ41Sに跨がる姿勢にあるものはそのままガ
イドレール41上へ跨がって移送され始める。一方、そ
れ以外の姿勢のフェライトコアFn等はトラック面44
の側壁44Wに支えられつつ、導入スロープ41Sの表
面を上昇し、ガイドレール41上を移送されるようにな
る。ガイドレール41に跨がって移送されるフェライト
コアFnはカバー部材42の下をくぐり抜け、ガイドレ
ール41に連接されている下流の移送部50Aに設けら
れたガイドレール51へ移行される。一方、ガイドレー
ル41上を移送されるフェライトコアFn等は特に図6
を参照し、カバー部材42に設けられているテーパ面4
6Tに導かれて、斜面48へ落下し平面49を経てボウ
ル21内へ戻される。
【0044】移送部50Aにおいては図9を参照してフ
ェライトコアFn等はガイドレール51に跨がって下流
側へ移送されて開脚品排除部60に至る。
【0045】開脚品排除部60において、フェライトコ
アFnは、図10、図11、図12を参照して、上流の
ガイドレール51と連接して設けられている選別台62
のガイド61に移行して跨がり、脚部を側溝63に挿入
して移送されそのまま通過する。又、フェライトコアF
nに伴われる閉脚不良品Fcも同様に脚部を側溝63に
挿入して移送されそのまま通過する。
【0046】一方、開脚不良品Foの中でも開脚度のや
や大きい開脚不良品Fo1 は図13を参照して脚部を側
溝63と副側溝64aとに挿入して移送されるので、図
11に示す副側溝64aの下流端において移送が停止さ
れる。この移送の停止は図10を参照して、上方の光セ
ンサ71によって検知され、その信号の入力される図示
しないコントローラによって圧縮空気配管75に設けら
れている電磁弁を瞬時的に開とし、空気噴出ノズル74
から空気を噴出させるので、脚部を側溝と副側溝64a
とに緩く挿入して移送の停止されている開脚不良品Fo
1 は図13において一点鎖線で示すように吹き飛ばさ
れ、図10における選別台62の斜面66を滑落してそ
の外方に設けられている開脚品受箱69に収容される。
【0047】他方、開脚不良品Foの中でも開脚度の小
さい開脚不良品Fo2 は図11、図14のAを参照して
脚部を副側溝64aに殆ど挿入することなく振動されて
移送されるので、副側溝64aの下流端に達しても停止
されないが、副側溝欠落部65に至って脚部を両側の側
溝面63Wに堅く接触させて移送が停止される。この移
送の停止は前述と同様に図10を参照して光センサ71
で検知され、空気噴出ノズル74から空気が噴出され
る。しかし、この開脚不良品Fo2 はこの噴出空気では
排除されないので、光センサ71は移送停止が続いてい
ることの信号の発信を継続する。その信号の入力される
コントローラは図14のAに示すようにエアシリンダ7
3を操作してピストンロッド72を下降させ、副側溝欠
落部65上に停止されている開脚不良品Fo2 を押圧破
壊してピストンロッド72を引き上げる。次いで、図1
0における下方の圧縮空気配管76に設けられている電
磁弁を瞬時的に開として側溝63の下方から空気を噴出
させ、図14のBに示すように開脚不良品Fo2 の破壊
片を吹き飛ばすと同時に、図10における空気噴出ノズ
ル74からも空気を噴出させて、同破壊片を開脚品受箱
69へ落とし込む。
【0048】開脚品排除部60をそのまま通過したフェ
ライトコアFn及び閉脚不良品Fcは移送部50Bにお
けるガイドレール51に跨がって振動を受けつつ下流側
へ移送され、閉脚品排除部80に至る。
【0049】閉脚品排除部80において、フェライトコ
アFnは図15、図16を参照し、又、援用する図10
を参照して、上流のガイドレール51と連接して設けら
れている選別台82のガイド81に移行して移送されそ
のまま通過する。
【0050】これに対して、閉脚不良品Fcの中でも閉
脚度のやや大きい閉脚不良品Fc1は、図17を参照し
て、一方の脚部を側溝83に、他方の脚部を側溝83と
副側溝84aとに挿入して移送されるので、図15に示
す副側溝84aの下流端において移送が停止される。こ
の移送の停止は援用する図10を参照して、上方の光セ
ンサ91によって検知され、その信号の入力される図示
しないコントローラによって圧縮空気配管95に設けら
れている電磁弁を瞬時的に開とし、空気噴出ノズル94
から空気を噴出させるので、脚部を側溝83と副側溝8
4aとに緩く挿入して移送の停止されている閉脚不良品
Fc1 は図17において一点鎖線で示すように吹き飛ば
され、図10における選別台82の斜面86を滑落して
その外方に設けられている閉脚品受箱89に収容され
る。
【0051】他方、閉脚不良品Fcの中でも閉脚度の小
さい閉脚不良品Fo2 は図15、図18のAを参照し
て、脚部を副側溝84aに殆ど挿入することなく振動さ
れて移送されるので、副側溝84aの下流端に達しても
停止されないが、副側溝欠落部85に至って脚部をガイ
ド81の両側81Wに堅く接触させて移送が停止され
る。この移送の停止は援用する図10を参照して、光セ
ンサ91で検知され、空気噴出ノズル94から空気が噴
出される。しかし、この閉脚不良品Fc2 はこの噴出空
気では排除されないので、光センサ91は移送停止が続
いていることの信号の発信を継続する。その信号の入力
されるコントローラは図18のAに示すようにエアシリ
ンダ93を操作してピストンロッド92を下降させ、副
側溝欠落部85上に停止されている閉脚不良品Fc2
押圧破壊してピストンロッド92を引き上げる。次いで
図10における下方の圧縮空気配管96に設けられてい
る電磁弁を瞬時的に開として側溝83の下方から空気を
噴出させ、図18のBに示すように閉脚不良品Fo2
破壊片を吹き飛ばすと同時に、図10における空気噴出
ノズル94からも空気を噴出させて、同破壊片を閉脚不
良品受箱89へ落とし込む。
【0052】閉脚品排除部80をそのまま通過したフェ
ライトコアFnは移送部50Cにおけるガイドレール5
1に跨がって振動を受けつつ下流側へ移送される。移送
部50Cの途中において、図19を参照しガイドレール
51の下方に設けられている孔58及びこれと連通する
ボウル21の周縁部25の貫通孔27において、上流側
で押圧破壊された破片の残渣等が排除される。更には移
送部50Cの下流端部においては図4、図20を参照し
てガイドレール51を覆うようにカバー部材56が設け
られており、移送されるフェライトコアFnはガイドレ
ール51からの逸脱が防がれる。
【0053】移送部50Cの下流端から、フェライトコ
アFnは反転シュート100へ移行されガイドレール1
01上を移送されるが、図22に示すようにカバー部材
104によってカバーされ密閉的に移送されるので反転
シュート100ないしはそのガイドレール101から脱
落することはない。フェライトコアFnは反転シュート
100の上流端における天板部を上側とする姿勢から、
図1に示すように上下を反転されて反転シュート100
の下流端からは天板部を下側とする姿勢で排出される。
【0054】反転シュート100の下流端からフェライ
トコアFnは図3、図4に示すように、直線振動パーツ
フィーダ110のトラフ122に移行するが、図23に
示すようにトラフ122内において、ガイドプレート1
21によって、姿勢を保持されて移送され、トラフ12
2の下流端から1個ずつ天板部を下側にした姿勢で排出
される。
【0055】(第2実施例)第2実施例としてのフェラ
イトコアの選別整列装置2は第1実施例の選別整列装置
1における開脚品排除部60、閉脚品排除部80とは異
なる開脚品排除部160と閉脚品排除部180を有して
いるが、それら以外は全く同様に構成され作用するの
で、異なる構成要素について説明し、他は省略する。
【0056】図24は第1実施例の図10に対応する開
脚品排除部160の断面図である。第1実施例の開脚品
排除部60においては、空気噴出ノズル74からの噴出
空気だけでは排除されない副側溝欠落部65で停止され
ている開脚不良品Fo2 について、上方からのピストン
ロッド72による押圧破壊と側溝63の下方から吹き上
げる圧縮空気配管76からの噴出空気、及び空気噴出ノ
ズル74からの噴出空気によって選別排除したに対し、
第2実施例の開脚品排除部160は側溝164の下方か
ら挿入するピン185によって移送の停止されている開
脚不良品Fo2を押し出して排除するものである。
【0057】すなわち、図24、図25を参照して、ボ
ウル21の周縁部25の表面にボルト167で固定され
ている選別台162は、第1実施例における選別台62
におけると同様なガイド161、側溝163、及び側溝
面163Wに形成された副側溝164a、164bを有
しており、ガイド161と側溝163の中心部の下方に
おいて選別台162の底部を円柱状にくり抜いて空所
68が形成されている。又、選別台162の上方にはボ
ウル21の周縁部25上のガイドレール部材155に立
てた支柱178にボルト179で固定されている取付部
材177には選別台162上で移送の停止されている開
脚不良品Fo1 又はFo2 を指向する光センサ171と
空気噴出ノズル174を接続した圧縮空気配管175と
が挿入螺着されているがこれらの機能は第1実施例の場
合と同様である。
【0058】ボウル21の周縁部25には貫通する段付
孔126が形成され、これに下方から空所187を持つ
シール部材186が一体的嵌入固定され、このシール部
材186にエアシリンダ181が挿入螺着されている。
エアシリンダ181のピストンロッド182の先端の台
座183に2枚の押出ピン185の基部184が取り付
けられている。そして2枚の押出ピン185は側溝16
3の下方から挿入されるようになっている。又、ボウル
21の周縁部25の側面から段付孔126に通じる貫通
128には圧縮空気配管176が挿入螺着されてい
る。ボウル21の周縁部25の外方には底板29上に開
脚不良品受箱169が設けられている。
【0059】第2実施例における開脚品排除部160は
以上のように構成されるが、その作用は次の如くであ
る。
【0060】開脚度のやや大きい開脚不良品Fo1 は第
1実施例におけると同様、脚部を側溝163と副側溝1
64aとに挿入して移送され、副側溝164aの下流端
で移送が停止される。そしてこの移送の停止が光センサ
171で検知され、空気噴出ノズル174からの噴出空
気によって吹き飛ばされて排除され、開脚不良品受箱1
69に収集される。
【0061】開脚度の小さい開脚不良品Fo2 が図25
のAに示すように副側溝欠落部165において脚部を側
溝面163Wに堅く接触させて移送が停止された場合に
は、光センサ171でその停止が検知され、空気噴出ノ
ズル174から空気が噴出されるが排除されないので移
送停止が続く。光センサ171から移送停止が続いてい
ることの信号を入力されたコントローラは図24を参照
して下方のエアシリンダ181を操作しピストンロッド
182を上昇させる。従ってその最先端となる2枚の押
出ピン185が、図25のBを参照して、側溝163の
下方から挿入され、停止している開脚不良品Fo2 を一
点鎖線で示すように押し出すと同時に図24の圧縮空気
配管176から瞬時的に空気を噴出させるので空気は側
溝163とピン185との間から吹き出される。更には
空気噴出ノズル174からも空気を噴出させるので、開
脚不良品Fo2 は実線で示すように排除され、開脚品受
箱169へ落とし込まれる。
【0062】第2実施例のフェライトコアの選別整列装
置2における閉脚部品排除部180も、選別台182は
第1実施例における選別台82と同様なガイド181、
側溝183、及びガイド181の側面面181Wの片側
に形成された副側溝184a、184bを有し(これら
は図示されていない)、選別台182の底部には円柱状
にくり抜かれた空所188が形成されている。図24を
援用して選別台182以外の光センサ191、空気噴出
ノズル194、エアシリンダ201、押出ピン205等
は開脚品排除部160におけると同様なものが設けられ
ており主要な構成要素には( )付きの符号を付してい
る。
【0063】そして、閉脚度のやや大きい閉脚不良品F
1 が副側溝184a(図示されていない)の下流端で
停止され、その停止が光センサ191で検知されて空気
噴出ノズル194からの噴出空気によって閉脚不良品受
箱189へ排除されること、副側溝欠落部185(図示
されていない)で停止し空気噴出ノズル194からの噴
出空気だけでは排除されない閉脚度の小さい閉脚不良品
Fc2 が側溝183の下方から挿入される押出ピン20
5によって押し出されると同時に空気噴出ノズル19
4、及び圧縮空気配管196からの噴出空気によって吹
き飛ばされて、閉脚不良品受箱189へ落とし込まれる
ことは開脚品排除部160におけると同様である。
【0064】このようにしてフェライトコアFn等から
開脚不良部品Fo、閉脚不良部品Fcが選別排除され、
これ以降は第1実施例と同様にして、フェライトコアF
nは反転シュート100を経由し移送姿勢が上下反転さ
れて、直線振動パーツフィーダ110の下流端から1個
ずつ整列して排出される。
【0065】以上、本発明の各実施例について説明した
が、勿論、本発明はこれらに限定されることなく、本発
明の技術的思想に基いて種々の変形が可能である。
【0066】例えば各実施例においては捩り振動パーツ
フィーダ10の最下流部として反転シュート100を取
り付け、これに直線振動パーツフィーダ110を接続し
てフェライトコアFnを次工程へ整送するフェライトコ
アの選別整列装置1又は2としたが、反転シュート10
0、直線振動パーツフィーダ110を取り除いて捩り振
動パーツフィーダ10のみとし、移送部50Cの下流端
に受箱を配して、フェライトコアFn等から開脚不良品
Fo、閉脚不良品Fcを選別排除する単なる選別装置と
しての利用も可能である。
【0067】又、各実施例においては開脚不良品Foと
閉脚不良品Fcとを選別排除するようにしたが、選別対
象によって何れか一方、例えば開脚不良品Foしか含ま
れない場合には閉脚品排除部80(または180)を省
略し得ることは言うまでもない。
【0068】又、各実施例においては捩り振動パーツフ
ィーダ10の最下流部として反転シュート100を取り
付けずに直接に直線振動パーツフィーダ110を接続
し、フェライトコアFnの姿勢を反転させることなく次
工程へ整送してもよい。
【0069】又、各実施例においては、閉脚品排除部8
0又は(180)の選別台82(又は182)におい
て、副側溝84a、84b(又は184a、184b)
をガイド81(又は181)の片面に設けたが、これら
を両面に設けてもよい。
【0070】又、、各実施例においては移送停止検知セ
ンサにはフェライトコアFnの有無による反射光量の違
いを利用する光センサ71、91(又は171、19
1)を使用したが、フェライトコアFn等による発光素
子から受光素子に至る光の遮断の有無を捉えるような光
センサとすることもできる。又、光センサに代え小型の
CCDカメラも使用し得る。
【0071】又、第1実施例においては副側溝欠落部6
5(又は85)において移送の停止された開脚不良品F
2 (又は閉脚不良品Fc2 )を上方からのピストンロ
ッド72(又は92)で押圧破壊したが、落下する重錘
によって衝撃破壊するようにしてもよい。
【0072】又、各実施例においては選別整列の対象と
して逆U字形状又は両袖机形状の微小なフェライトコア
を採り上げたが、対象はフェライトコア以外のいかなる
ものであってもよい。
【0073】又、以上の実施例においては、逆U字形状
又は両袖机形状の微小なフェライトコアを説明したが、
このような形状に限ることなく、図26に示すような逆
V字形状の部品Pにも、本発明は適用可能である。勿
論、実施例のように微小な部品であっても良く、あるい
は更に大きな部品であっても適用可能である。このよう
な部品Pは両脚部P1 、P2 を有しているが、図27A
には良品の部品が示されており、B及びCには形状的に
規格外の部品P’及びP”が示されている。すなわち、
図27Bでは、両脚部P1 、P2 がP1 ’及びP2 ’で
示すように、外方に若干広がった形状を示し、Cでは、
1 ”、P2 ”で示すように良品よりも内側に若干閉じ
た形状をしている。
【0074】図28はこのような部品Pの良品、不良品
を選別する要部の平面図であるが、断面が図29に示す
ような三角形状の跨がり用の主ガイドレール部102及
びこの両側方に配設された副ガイドレール103a、1
03bから成っており、この上流側ではP1 、P2 で示
すように、主ガイドレール部の両側に形成される側溝1
03a、103b内に全ての部品が納まる幅を有する。
ここに上流側から捩り振動により移送されて下流側の、
ガイドレール部103aa、103baに至ると、これ
らはお互い接近する方向に傾斜し、よって、順次、側溝
103a、103bの幅が小さくなり、狭い側溝103
aa、103baを形成しており、ここに図27のBで
示すような不良品P’は、その脚部P1 ’、P2 ’が図
29で示すように詰まる。これにより、これより下流側
に配設された部品検知センサー110が所定時間以上部
品が到来しないことを検知し、詰まりが生じたと判断す
る。これにより、これより上流側で断面が変更した位置
に配設されたハンマ111が、下方に急激に移動する。
よって、この下方の不良品P’の頂部が衝撃を受け破壊
される。これと共に、側溝104a、104bの下方に
配設された一対の空気噴出ノズル121a’、121
b’から空気を噴出を噴出させ、上記ハンマリングによ
り小片の破片となった部品は上方に吹き飛ばされ、又、
図示せずとも上方に配設された噴出空気により、跳ね上
げと同時に右方へと排除され、不良品収容箱へと導かれ
る。
【0075】更に、下流側では、真ん中の主ガイドレー
ル部102の幅が図28で示すように若干大きくなり、
側溝104a、104bの幅は良品のみを通すべく、狭
路溝となる。他方、図30で示すように、図27のCで
示すような不良品P”がここに至ると、主ガイドレール
部102の変更部102aでは、その断面形状を上述し
たように変更しているので、図30で示すように、この
不良品Pが詰まると、これを下流側の部品検知センサー
112が検知し、これと共に断面変更位置上方に配設さ
れたハンマ113が作動し、該詰まり部品P”を衝撃し
これを破片となし、側溝104ab、104bb内の下
方に配設された一対の空気噴出手段121a’、121
b’からの噴出空気により、上方に吹き飛ばされ、又、
図示せずとも側方に配設された第2の空気噴出手段によ
り、図において右方に配設された不良品収容箱へと収容
される。以上により、図27に示す良品Pのみが次工程
に供給される。
【0076】図31は、第2の変形例を示し、上記の変
形例において、主ガイドレール部130及び一対の副ガ
イドレール部141a、141bは同様に構成される
が、主ガイドレール部130の断面変更位置にスリット
130aが配設され、この下方に平板状の突き部材13
1が配設され、又、この両側に一対の空気噴出ノズル1
32a、132bが配設される。上記変形例と同様に、
部品が部品検知センサー140で検知されると、図示し
ない駆動装置により、突き部材131がスリット130
aを通って上方に急激に上昇し、この詰まり部品P’を
突きあげる。これと共に、側溝141aa、141ba
の下方に配設された一対の空気噴出手段132a、13
2bの作動により、上方に吹き飛ばすと共に、矢印Wに
示すように、下方の不良品収容箱へと収容終了される。
【0077】図32は、更に、本発明が適用される部品
Qを示すが、これは、E形状を示し、3本の脚部q1、
q2、q3から成り、Aは良品を示すが、Bの不良品
Q’においては真ん中の脚部が、q’で示すように曲が
っている。又、別の形状の不良品Q”は、両側の脚部q
1,q3がq3’、q3”に示すように、内方に曲がっ
ている。このような不良品は、上記実施例では逆U字形
状について説明したが、各部材を複数又はそのままとし
て選別されることは明らかである。その他の部品であっ
ても、一本の又は複数のガイドレールに跨がった姿勢で
移送されるような部品で、下流側で、この又はこれらの
断面形状を変更して、ここで不良品が詰まるような部品
には全て本発明が適用可能である。
【0078】
【発明の効果】以上述べたように本発明の部品の選別整
列装置によれば、両脚部と天板部とからなる両袖机形状
の特に微小な部品について、伴われてくる両脚部が開き
気味の開脚不良部品と両脚部が閉じ気味の閉脚不良部品
とを選別排除して、正常な形状の部品のみを整列させて
高速で次工程へ供給し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例における選別整列対象としてのフェライ
トコアの斜視図であり、かつ選別時と整列させての排出
時との間において行われる姿勢の反転を示す。
【図2】フェライトコアに伴われる形状不良品の斜視図
であり、Aは開脚不良品、Bは閉脚不良品を示す。
【図3】第1実施例によるフェライトコアの選別整列装
置の部分破断側面図である。
【図4】同装置の平面図である。
【図5】図4における[5]−[5]線方向の断面図で
ある。
【図6】図5における[6]−[6]線方向の断面図で
ある。
【図7】図4における[7]−[7]線方向の断面図で
ある。
【図8】図6における[8]−[8]線方向の断面図で
ある。
【図9】図4における[9]−[9]線方向の断面図で
ある。
【図10】図4における[10]−[10]線方向の断
面図である。
【図11】図10における[11]−[11]線方向の
断面図であり、開脚品排除部の選別台を示す。
【図12】図11における[12]−[12]線方向の
断面図である。
【図13】図12に対応する断面図であり、開脚度のや
や大きい開脚不良品の選別排除の作用を示す。
【図14】図12に対応する断面図であり、Aは開脚度
の小さい開脚不良品の押圧破壊、Bは噴出空気による破
壊片の排除の作用を示す。
【図15】図11に対応する断面図であり、閉脚品排除
部の選別台を示す。
【図16】図15における[16]−[16]線方向の
断面図である。
【図17】図16に対応する断面図であり、閉脚度のや
や大きい閉脚不良品の選別排除の作用を示す。
【図18】図16に対応する断面図であり、Aは閉脚度
の小さい閉脚不良品の押圧破壊、Bは噴出空気による破
壊片の排除の作用を示す。
【図19】図4における[19]−[19]線方向の断
面図である。
【図20】図4における[20]−[20]線方向の断
面図である。
【図21】図4における[21]−[21]線方向の断
面図である。
【図22】図21における[22]−[22]線方向の
断面図である。
【図23】図21における[23]−[23]線方向の
断面図である。
【図24】第2実施例のフェライトコアの選別整列装置
における開脚品排除部の断面図であり、図10に対応す
る。
【図25】図24における押出ピン近傍の部分拡大図で
あり、Aは開脚度のやや大きい開脚不良品の移送停止の
状況、Bは押出ピンと噴出空気とによる排除の作用を示
す。
【図26】本発明が適用される他の部品の斜視図であ
る。
【図27】同部品の各形状を示し、Aは良品、B及びC
は不良品の形状の正面図である。
【図28】同部品に適用される選別装置要部の平面図で
ある。
【図29】図28における[29]−[29]線方向の
拡大断面図である。
【図30】図28における[30]−[30]線方向の
拡大断面図である。
【図31】同部品に対する変形例を示す要部の図29に
対応する拡大断面図である。
【図32】本発明が適用される更に他例の部品を示し、
Aは良品、B及びCは不良品を示す正面図である。
【符号の説明】
1 第1実施例によるフェライトコアの選別整列装
置 2 第2実施例によるフェライトコアの選別整列装
置 10 捩り振動パーツフィーダ 11 駆動部 21 ボウル 24 平板トラック 30 破片排除部33 隙間 39 破片受箱 40 移送姿勢選別部 41 ガイドレール 42 カバー部材 46T テーパ面 50 移送部 51 ガイドレール 60 開脚品排除部 61 ガイド 62 選別台 63 側溝 64 副側溝 65 副側溝欠落部 69 開脚品受箱 71 光センサ 72 ピストンロッド 74 空気噴出ノズル 76 圧縮空気配管 80 閉脚品排除部 81 ガイド 82 選別台 83 側溝 84 副側溝 85 副側溝欠落部 89 閉脚品受箱 91 光センサ 92 ピストンロッド 94 空気噴出ノズル 96 圧縮空気配管 100 反転シュート 110 直線振動パーツフィーダ 121 ガイドプレート 122 トラフ Fc 閉脚不良品 Fn フェライトコア Fo 開脚不良品 P 部品 P’ 部品(不良) P” 部品(不良) Q 部品(不良) Q’ 部品(不良) Q” 部品(不良)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 捩り振動パーツフィーダのボウル内に移
    送方向に沿って一本の又は複数本のガイドレールを形成
    し、該ガイドレールの断面形状を選別すべき部品の不良
    品の形状に応じて下流側で変更し、上流側から前記ガイ
    ドレールに跨がった姿勢で部品を移送させ、前記断面変
    更位置に至ると部品が該断面変更により詰まり、該詰ま
    りを下流側の部品検知手段が検知すると、前記ガイドレ
    ールの下方に配設された空気噴出手段を作動させて、該
    詰まり部品に噴出空気を吹きつけ、所定時間後、なおも
    該詰まりが解除されないことを前記部品検知手段が検知
    すると上方に配設された破壊手段を作動させて、該詰ま
    り部品を破壊して下方の前記空気噴出手段の作動及び上
    方の一側方に配設された第2の空気噴出手段の作動によ
    り他側方へと破片を排除するようにして、良品のみを下
    流側へ導くようにしたことを特徴とする部品の選別整列
    装置、によって達成される。
  2. 【請求項2】 捩り振動パーツフィーダのボウルに、両
    脚部と天板部とからなる逆U字形状の部品をガイドレー
    ルに跨がせて移送しそれ以外の跨がない姿勢の部品は排
    除する移送姿勢選別部と、前記ガイドレールの途中にお
    いて、該ガイドレールに連接する第1ガイド、該第1ガ
    イドの両側に設けられたスリット状の第1側溝、前記第
    1ガイドと対向する第1側溝面に上流側から所定の位置
    まで前記第1側溝と平行に形成された第1副側溝からな
    り、正常な形状の部品と両脚部が閉じ気味の閉脚不良部
    品は脚部を前記第1側溝に挿入して移送され通過する
    が、両脚部が開き気味の開脚不良部品は脚部を前記第1
    側溝と前記第1副側溝とに挿入して移送され前記第1副
    側溝の下流端において移送が停止されるか又は脚部を第
    1側溝に挿入して移送され第1副側溝欠落部において前
    記第1側溝面に脚部を接触させて移送が停止される開脚
    不良部品選別台、該開脚不良部品選別台における開脚不
    良部品の移送の停止を検知するための第1移送停止検知
    センサ、前記第1副溝側の下流端において移送が停止さ
    れた開脚不良部品を吹き飛ばして排除するための開脚品
    排除噴出空気配管、前記第1副側溝欠落部において移送
    が停止された開脚不良部品を機械的に破壊する第1ロッ
    ド及び破壊された開脚不良部品を吹き飛ばして排除する
    ための前記第1側溝の下方から噴出される第1破壊片排
    除噴出空気配管が設けられている開脚不良部品選別部
    と、前記ガイドレールに連接する第2ガイド、該第2ガ
    イドの両側に設けられたスリット状の第2側溝、前記第
    2ガイドの前記第2側溝と対向する側面に上流側から所
    定の位置まで前記第2側溝と平行に設けられた第2副側
    溝からなり、正常な形状の部品は脚部を前記第2側溝に
    挿入して移送され通過するが、両脚が閉じ気味の閉脚不
    良部品は前記第2側溝と前記第2副側溝とに脚部を挿入
    して移送され前記第2副側溝の下流端において移送が停
    止されるか又は脚部を第2側溝に挿入して移送され第2
    副側溝欠落部において前記第2ガイドの側面に脚部を接
    触させて移送が停止される閉脚不良部品選別台、該閉脚
    不良部品選別台における閉脚不良部品の移送の停止を検
    知するための第2移送停止検知センサ、前記第2副側溝
    の下流端において移送が停止された閉脚不良部品を吹き
    飛ばして排除するための開脚品排除噴出空気配管、前記
    第2副側溝欠落部において移送が停止された閉脚不良部
    品を機械的に破壊する第2ロッド及び破壊された閉脚不
    良部品を吹き飛ばして排除するための前記第2側溝の下
    方から噴出される第2破壊片排除噴出空気配管が設けら
    れている閉脚不良部品選別部とが順に設置されており、
    前記ガイドレールの下流端から正常な形状の部品が整列
    して排出されることを特徴とする部品の選別整列装置。
  3. 【請求項3】 前記移送姿勢選別部の上流側及び前記ガ
    イドレールの下方の何れか一方又は両方に部品の破片、
    異物等の排除孔が設けられている請求項2に記載の部品
    の選別整列装置。
  4. 【請求項4】 前記捩り振動パーツフィーダの下流端
    に、正規の形状の部品を整列させて移送する直線振動パ
    ーツフィーダが接続されている請求項2または請求項3
    に記載の部品の選別整列装置。
  5. 【請求項5】 捩り振動パーツフィーダのボウル内に移
    送方向に沿って一本の又は複数本のガイドレールを形成
    し、該ガイドレールの断面形状を選別すべき部品の不良
    品の形状に応じて下流側で変更し、上流側から前記ガイ
    ドレールに跨がった姿勢で部品を移送させ、前記断面変
    更位置に至ると部品が該断面変更により詰まり、該詰ま
    りを下流側の部品検知手段が検知すると、前記ガイドレ
    ールの下方に配設された突押し手段を作動させて、該詰
    まり部品を該ガイドレールから上方へと押し上げ、上方
    の一側方に配設された空気噴出手段の作動により他側方
    へと該不良品を排除するようにして、良部品のみを下流
    側へ導くようにしたことを特徴とする部品の選別整列装
    置。
  6. 【請求項6】 捩り振動パーツフィーダのボウルに、両
    脚部と天板部とからなる逆U字形状の部品をガイドレー
    ルに跨がせて移送しそれ以外の跨がない姿勢の部品は排
    除する移送姿勢選別部と、前記ガイドレールの途中にお
    いて、該ガイドレールに連接する第1ガイド、該第1ガ
    イドの両側に設けられたスリット状の第1側溝、前記第
    1ガイドと対向する第1側溝面に上流側から所定の位置
    まで前記第1側溝と平行に形成された第1副側溝からな
    り、正常な形状の部品と両脚部が閉じ気味の閉脚不良部
    品は脚部を前記第1側溝に挿入して移送され通過する
    が、両脚部が開き気味の開脚不良部品は脚部を前記第1
    側溝と前記第1副側溝とに挿入して移送され前記第1副
    側溝の下流端において移送が停止されるか又は脚部を第
    1側溝に挿入して移送され第1副側溝欠落部において前
    記第1側溝面に脚部を接触させて移送が停止される開脚
    不良部品選別台、該開脚不良部品選別台における開脚不
    良部品の移送の停止を検知するための第1移送停止検知
    センサ、前記第1副溝側の下流端において移送が停止さ
    れた開脚不良部品を吹き飛ばして排除するための開脚品
    排除噴出空気配管、前記第1副側溝欠落部において移送
    が停止された開脚不良部品を前記第1側溝の下方から押
    し出す第1ピンと押し出された開脚不良部品を吹き飛ば
    して排除するための第1押出部品排除噴出空気配管が設
    けられている開脚不良部品選別部と、前記ガイドレール
    に連接する第2ガイド、該第2ガイドの両側に設けられ
    たスリット状の第2側溝、前記第2ガイドの前記第2側
    溝と対向する側面に上流側から所定の位置まで前記第2
    側溝と平行に設けられた第2副側溝からなり、正常な形
    状の部品は脚部を前記第2側溝に挿入して移送され通過
    するが、両脚部が閉じ気味の閉脚不良部品は前記第2側
    溝と前記第2副側溝とに脚部を挿入して移送され前記第
    2副側溝の下流端において移送が停止されるか又は脚部
    を第2側溝に挿入して移送され第2副側溝欠落部におい
    て前記第2ガイドの側面に脚部を接触させて移送が停止
    される閉脚不良部品選別台、該閉脚不良部品選別台にお
    ける閉脚不良部品の移送の停止を検知するための第2移
    送停止検知センサ、前記第2副側溝の下流端において移
    送が停止された閉脚不良部品を吹き飛ばして排除するた
    めの閉脚品排除噴出空気配管、前記第2副側溝欠落部に
    おいて移送が停止された閉脚不良部品を前記第1側溝の
    下方から押し出す第2ピンと押し出された閉脚不良部品
    を吹き飛ばして排除するための第2押出部品排除噴出空
    気配管が設けられている閉脚不良部品選別部とが順に設
    置されており、前記ガイドレールの下流端から正常な形
    状の部品が整列して排出されることを特徴とする部品の
    選別整列装置。
  7. 【請求項7】 前記移送姿勢選別部の上流側及び前記ガ
    イドレールの下方の何れか一方または両方に部品の破
    片、異物等の排除孔が設けられている請求項6に記載の
    部品の選別整列装置。
  8. 【請求項8】 前記振動パーツフィーは捩り振動パーツ
    フィーダであって、この下流端に、正規の形状の部品を
    整列させて移送する直線振動パーツフィーダが接続され
    ている請求項6または請求項7に記載の部品の選別整列
    装置。
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