JPH025909Y2 - - Google Patents

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JPH025909Y2
JPH025909Y2 JP6252085U JP6252085U JPH025909Y2 JP H025909 Y2 JPH025909 Y2 JP H025909Y2 JP 6252085 U JP6252085 U JP 6252085U JP 6252085 U JP6252085 U JP 6252085U JP H025909 Y2 JPH025909 Y2 JP H025909Y2
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conveyor
parts
conveyance path
retainer
diameter
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、多数の円形状の部品を順次搬送して
その中に混入されている径の異なる不良品ないし
他の種類の部品を選別し排除する部品選別装置に
関するものである。
(従来の技術) 従来より、例えばエンジンの吸排気弁用のバル
ブスプリングを支持するリテーナ等、円形状の部
品はエンジンの組立てにあたり、組立ステーシヨ
ンに大量にストツクされるが、混合組立てともな
ると径の異なる複数種類の部品同士が時として混
じることがあり、自動組立てを行う際にはサイズ
違いにより組立機械を破損させる原因ともなりか
ねない。
このため、この異径部品の選別を必要とする
が、確実な選別を行い得る適宜なものがないのが
現状である。
また、1種類の部品について、その規格公差を
外れた不良品が発生するのはある程度避けられ得
ず、その異径の不良品が次行程に送られたときに
もやはり上記と同様の問題が生じるので、同じよ
うな要求がある。
(考案が解決しようとする課題) そこで、このように所定径の円形状部品をその
不良品ないし他の種類の部品から選別するため
に、パーツフイーダ等から送り出される部品を次
工程に搬送する搬送路の途中に異径部品を検出す
る近接スイツチ等の検出器を設け、該検出器が異
径部品を検出したときにはそれを搬送路から排除
するようにすることにより、部品を順次搬送しな
がら正規寸法のものに連続的に選別して揃えるよ
うにすることが考えられる。
しかし、その場合、搬送路に沿つて搬送される
円形状部品が正規の外径を有するものであるか否
かを正確に検出するためには、搬送される部品と
検出器との位置関係が常に一定であることが必要
であり、その条件が満たされないときには部品の
確実な選別が困難になる。
本考案は斯かる諸点に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、上記した異径部品を検
出するための検出器を取り付ける搬送路をエンド
レスコンベア上に設け、該搬送路のガイド方向と
コンベアの搬送方向とに方向差を持たせることに
より、コンベア上の部品を搬送路の検出器に対向
する側壁に当接させながら搬送させて、その部品
と検出器との位置関係を一定に確保するように
し、よつて径の異なる円形状の部品をほぼ連続的
に確実に選別できるようにすることにある。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、本考案の解決手段
は、上記の如く、複数の円形状の部品を順次搬送
しながらその中に混入されている他の種類の部品
や不良品等の異径部品を選別する部品選別装置の
構成として、上記円形状の部品を載置して搬送す
るエンドレスコンベアを略水平状態に設置して、
該コンベア上に、その上方にコンベア上面と非接
触状態で追従移動不能に固定配置された側壁を有
する搬送路を設け、該搬送路の向きをコンベア搬
送方向に対し若干量だけ変えて両者を所定角度で
交差させることで、上記側壁を、コンベア上の部
品の外周部に当接して該外周部をガイドする基準
案内用側壁とする。
また、上記搬送路の途中に、その部品通過エリ
アでの部品の有無を検出する部品通過検出器を配
設するとともに、搬送路に沿つて搬送されるコン
ベア上の部品の中から異径部品を検出する異径部
品検出器を上記基準案内用の側壁に対向して配設
する。
さらに、上記両検出器から異径部品が搬送路を
通過したことに相当する組合せ信号を受けてコン
ベアの搬送を停止するとともに、搬送路からの異
径部品の排除後にコンベアを再駆動するコンベア
駆動手段を設ける。また、上記搬送路の一側に上
記コンベア駆動手段による搬送停止後のコンベア
上の異径部品の位置に対応して配置された排除部
と、搬送路の他側に上記排除部に対向して配置さ
れ、上記両検出器からの異径部品相当の信号に伴
つてコンベア上の異径部品を搬送路外に排除する
押出シリンダとからなる排除機構を設ける。
(作用) 上記の構成により、本考案では、コンベア駆動
手段の作動によりエンドレスコンベアが搬送状態
にあるとき、搬入された円形状の部品はコンベア
上に載置されて該コンベアの搬送動作により搬送
路に沿つて搬送される。この搬送の途中、搬送路
における部品通過検出器により部品が通過エリア
を通過したか否かが検出されるとともに、異径部
品搬出器により部品の外径が正規の寸法であるか
否かが検出される。そして、これら2つの検出器
からの組合せ信号により、通過エリアの部品が外
径の正しい正規部品であると検出されたときに
は、上記コンベア駆動手段は引続き作動してコン
ベアが搬送状態とされるとともに、排除機構は作
動せず、部品はそのまま搬送路に沿つて搬送され
る。
これに対し、径の異なる異径部品であると検出
されると、コンベア駆動手段が作動停止してコン
ベアが停止し、コンベア上の異径部品は排除機構
の排除部に対応した位置に停止する。また、これ
と同時に、上記両検出器からの異径部品相当の組
合せ信号により排除機構が作動し、その押出シリ
ンダの作動により上記異径部品が搬送路から排除
部を通つて搬送路外に排除され、このことにより
部品が正規のものと異径のものとに選別される。
そして、この異径部品の排除後にコンベア駆動手
段が再作動して部品選別が続行される。
そのとき、上記コンベアの搬送方向とコンベア
上の搬送路とが所定角度で交差しているため、コ
ンベアの搬送作動に伴い、部品は搬送路における
コンベア搬送方向の下流側に相当する基準案内用
の側壁に向かつて流れ、該側壁に当接しながら移
動する。一方、上記異径部品検出器は上記基準案
内用の側壁に対向配置されているので、該検出器
とコンベア上の部品との位置関係は常に一定に保
たれることとなる。その結果、両者の位置関係の
変動による検出器の誤作動をなくして部品を確実
に選別できることになる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図は本考案の実施例に係る部品選別装置A
の全体構成を平面的に示し、該部品選別装置Aは
エンジンにおける吸排気弁用バルブスプリングを
支持する径の異なる2種類の円形状リテーナW,
W,…を部品として相互に選別するものである。
同図において、1は大小2種類のリテーナW,
W,…(部品)を種類毎にまとめて供給するパー
ツフイーダであつて、該パーツフイーダ1は外周
部が側壁1aに囲まれてなる円環状の搬送路1b
を備え、該搬送路1b途中の上方にはホツパ2が
配置されており、ホツパ2から投入されたリテー
ナW,W,…をパーツフイーダ1の搬送路1bに
沿つて搬送する。
上記パーツフイーダ1の搬送路1bの途中に
は、該搬送路1b内のリテーナW,W,…を受け
入れて後述のベルトコンベア5上に供給する前下
り状態の供給シユート3の上流側が配置されてい
る。該供給シユート3の下流部分はリテーナW,
W,…を通過させる第1シユート3a及び第2シ
ユート3bに分岐され、その分岐部分には第1及
び第2シユート3a,3bを互いに相反して供給
シユート3上流部に接続するように切り換わる切
換板4が軸支されており、パーツフイーダ1の搬
送路1bから供給シユート3に導入されたリテー
ナW,W,…をその自重により下流側に滑降させ
て切換板4の切換え状態に応じて第1または第2
シユート3a,3bに導き、その後、ベルトコン
ベア5に供給するようになされている。
また、上記供給シユート3における第1及び第
2シユート3a,3bの下流端下方には、該両シ
ユート3a,3bの双方に対応するように幅広に
形成されたエンドレスベルトコンベア5の始端が
配置されている。該ベルトコンベア5は上面が略
水平状態になるように設置され、その終端におい
てコンベア駆動手段としてのモータ6に連結され
ており、モータ6の作動によりコンベア5を搬送
状態とし、供給シユート3の各シユート3a,3
bから供給されたリテーナW,W,…をコンベア
5上に載置して図で左方に搬送するように構成さ
れている。
上記ベルトコンベア5上には、該コンベア5に
より搬送される大小2種類のリテーナW,W,…
をそれぞれ案内する大径リテーナ用の第1搬送路
7と小径リテーナ用の第2搬送路8とが互いに平
行にかつコンベア5の搬送方向と所定の角度αで
交差して設けられ、上記大径リテーナ用の第1搬
送路7の上流端は上記供給シユート3の第1シユ
ート3aの下流端に、小径リテーナ用の第2搬送
路8の上流端は同第2シユート3bの下流端にそ
れぞれ接続されている。そして、上記各搬送路
7,8は、いずれも、コンベア5上方にコンベア
5上面と非接触状態でコンベア5に追従移動不能
に対向して互いに平行に固定配置された第1及び
第2の一対の側壁7a,7b、8a,8bにより
形成され、該両側壁7a,7b,8a,8bのう
ち、コンベア5の搬送方向が搬送路7,8の方向
からずれている側に相当する第1の側壁7a,8
aは、コンベア5によつて搬送されるリテーナ
W,W,…の外周部に当接して該外周部をガイド
する基準案内用の側壁とされている。
さらに、上記大径リテーナ用の第1搬送路7の
途中には、該第1搬送路7に沿つて搬送されるコ
ンベア5上の大径リテーナW,W,…の中からそ
れとは異径の小径リテーナW,W,…を検出する
第1検出器9が配設されている。該第1検出器9
は、第2図に拡大詳示するように、先端部が第1
搬送路7に臨むように該搬送路7の第2側壁7b
に貫通配置されてビス10により固定されかつ搬
送されるリテーナW,W,…が大径のときにのみ
ON信号を出力する異径部品検出器としての外径
検出用近接スイツチ11と、第1搬送路7の上方
に上記外径検出用近接スイツチ11に対応して配
設され、搬送されるリテーナW,W,…の通過エ
リアでの有無を確認して通過のときにON信号を
出力する部品通過検出器としての通過確認用近接
スイツチ12とからなる。そして、上記両近接ス
イツチ11,12が共にON動作したときには、
搬送路7でのリテーナWを正規の大径リテーナと
判定して上記モータ6の作動を継続させる一方、
通過確認用近接スイツチ12がON動作しかつ外
径検出用近接スイツチ11がOFF状態のときに
は、リテーナWを異径の小径リテーナと判定し、
その小径リテーナWが第1搬送路7を後述の第1
中継路13に対応する位置まで移動する所定時間
の経過後にモータ6を作動停止させてベルトコン
ベア5の搬送動作を停止するようになされてい
る。
また、上記第1搬送路7の第2側壁7bにおい
て上記第1検出器9から下流側に所定距離離れた
部分は部分的に切り欠かれている。また、小径リ
テーナ用の第2搬送路8における第1側壁8aに
は上記第2側壁7bの切欠き部分に対応する部分
が切り欠かれている。そして、この両側壁7b,
8aの切欠き部分は第1搬送路7の一側に位置す
る排除部としての第1中継路13によつて接続さ
れている。一方、第1搬送路7の第1側壁7a側
(第1搬送路7の他側)の外方には、上記第1中
継路13の延長線上に、第1搬送路7でのコンベ
ア5上の異径の小径リテーナW,W,…を第1中
継路13に押し出すためのエアシリンダよりなる
第1押出シリンダ14が配設されている。該押出
シリンダ14は、第1搬送路7の第1側壁7aに
形成した切欠き部7cないし上記第1中継路13
を通つて第2搬送路8まで伸張可能なピストンロ
ツド14aを備え、該ピストンロツド14aの先
端には搬送路7での小径リテーナWを押圧する押
圧部材15が取り付けられている。そして、この
第1押出シリンダ14は上記第1検出器9の出力
に基づいて作動制御されるように設けられてい
る。よつて、上記第1中継路13及び第1押出シ
リンダ14により、第1検出器9の通過確認用近
接スイツチ12がON動作しかつ外径検出用の近
接スイツチ11がOFF状態のとき、つまり第1
検出器9が第1搬送路7で小径(異径)のリテー
ナWを検出したとき、その検出時から小径リテー
ナWが第1搬送路7の第1中継路13に対応する
位置まで移動してコンベア5が停止すると、その
状態で押圧シリンダ14を伸張作動させて上記小
径リテーナWを第1搬送路7から中継路13を介
して第2搬送路8に押し出すようにした大径リテ
ーナ用の第1排除機構が構成されている。
一方、上記第1搬送路7における第1検出器9
と対応する位置よりも上流側の第2搬送路8に
は、該第2搬送路8に沿つて搬送されるコンベア
5上の小径リテーナW,W,…の中から大径リテ
ーナW,W,…(異径リテーナ)を検出する第2
検出器16が配設されている。該第2検出器16
は、上記第1検出器9と同様に、先端部が第2搬
送路8に臨むようにその第2側壁9bにビス止め
されかつ第2搬送路8のリテーナW,W,…が大
径のときにON信号を出力する異径部品検出器と
しての外径検出用近接スイツチ17と、第2搬送
路8の上方に上記外径検出用近接スイツチ17に
対応して配設され、搬送路8の通過エリアでのリ
テーナW,W,…の通過を確認してON信号を出
力する部品通過検出器としての通過確認用近接ス
イツチ18とからなり、通過確認用近接スイツチ
18がON動作しかつ外径検出用近接スイツチ1
7がOFF状態のときには、搬送路8でのリテー
ナWを正規の小径リテーナと判定してモータ6を
作動継続させる一方、両近接スイツチ17,18
が共にON動作したときには、リテーナWを異径
の大径リテーナと判定し、その大径リテーナWが
第2搬送路8を後述の第2中継路19に対応する
位置まで移動する所定時間の経過後にモータ6を
作動停止させてベルトコンベア5の搬送動作を停
止するようになされている。
また、第2搬送路8の第1側壁8aにおいて上
記第2検出器16から下流側に所定距離離れた部
分は部分的に切り欠かれている。一方、上記第1
搬送路7の第2側壁7bには上記第1側壁8aの
切欠き部分に対応する部分が切り欠かれ、両側壁
8a,7bの切欠き部は第2搬送路8の一側にお
いて上記第1中継路13と同様な構成の排除部と
しての第2中継路19によつて接続されている。
また、第2搬送路8の第2側壁8b側(第2搬送
路8の他側)の外方には、上記第2中継路19の
延長線上に、第2搬送路8でのコンベア5上の大
径(異径)のリテーナW,W,…を第2中継路1
9に押し出すエアシリンダよりなる第2押出シリ
ンダ20が配設されている。該押出シリンダ20
は第2搬送路8の第2側壁8bに形成した切欠き
部8cないし上記第2中継路19を通つて第1搬
送路7まで伸張可能なピストンロツド20aを備
え、該ピストンロツド20aの先端には搬送路8
での大径リテーナWを押圧する押圧部材21が取
り付けられている。そして、この第2押出シリン
ダ20は上記第2検出器16の出力に基づいて作
動制御されるように設けられており、上記第2中
継路19及び第2押出シリンダ20により、第2
検出器16の両近接スイツチ17,18が共に
ON動作して、第2検出器16が第2搬送路8で
大径(異径)のリテーナWを検出したとき、その
検出時から大径リテーナWが第2搬送路8の第2
中継路19に対応する位置まで移動してコンベア
5が停止すると、その状態で押圧シリンダ20を
伸張作動させて大径リテーナWを第2搬送路7か
ら中継路19を介して第1搬送路7に押し出すよ
うにした小径リテーナ用の第2排除機構が構成さ
れている。
さらに、上記コンベア5上の第1搬送路7の下
流端には前下り状態の大径リテーナ用の第1排出
シユート22の上流端が、また上記第2搬送路8
の下流端には同様に前下り状態の小径リテーナ用
の第2排出シユート23の上流端がそれぞれ接続
されており、第1及び第2搬送路7,8の下流端
からそれぞれ送り出された大径及び小径リテーナ
W,W,…を第1及び第2排出シユート22,2
3を介して次工程に搬出するように構成されてい
る。
尚、上記コンベア5上の小径リテーナ用の第2
搬送路8において上記第1中継路13よりも下流
側部分の通路幅D1は、小径リテーナWを通過さ
せるが大径のリテーナWは通過させないよう他の
部分よりも狭く設定されている。
また、上記コンベア5上の第1搬送路7下流端
と第1排出シユート22上流端との間には、第1
搬送路7から送り出されたリテーナWが小径のと
きにそれを分離する分離シユート24が介設され
ている。該分離シユート24は第3図に拡大詳示
するように、2本のレール部分24a,24aを
互いに平行に対向配置してなり、その両レール部
材24a,24a間の間隔D46は大径リテーナW
の外径よりも小さくかつ小径リテーナWの外径よ
りも大きい寸法に設定されている。そして、上記
分離シユート24の下方には戻しシユート25の
上流端が配設され、該戻しシユート25の下流端
は上記第2排出シユート23の途中に接続されて
おり、分離シユート24により分離された小径リ
テーナWを分離シユート24下方の戻しシユート
25上に落下させて該戻しシユート25を介して
第2排出シユート23に戻すようになされてい
る。
さらに、26,27はそれぞれ上記コンベア5
上の第1及び第2搬送路7,8下流端部上方に配
設された近接スイツチよりなるカウンタで、第1
及び第2搬送路7,8から対応する排出シユート
22,23に流れるリテーナW,W,…を計数す
るものであり、上記ホツパ2からパーツフイーダ
1へのリテーナW,W,…の投入数量をコントロ
ールするために使用される。
次に、上記実施例の作動について説明する。
先ず、選別の対象として大径リテーナW,W,
…が流れる場合、供給シユート3の切換板4が第
1図下側に切り換えられて供給シユート3の上部
が大径リテーナ用の第1シユート3aに接続され
る。その状態でホツパ2からパーツフイーダ1に
リテーナW,W,…が投入され、これらのリテー
ナW,W,…は順次供給シユート3に導入された
後、該供給シユート3の第1シユート3aを通つ
てコンベア5上の第1搬送路7上流端に1個ずつ
所定間隔をあけて供給される。この後、リテーナ
W,W,…はコンベア5の搬送作動に伴つて搬送
路7下流側に移動し、その途中、第1検出器9の
通過確認用近接スイツチ12によつてリテーナW
の通過が検出されるとともに、外径検出用近接ス
イツチ11によつてリテーナWの外径の大小が検
出される。
その際、上記コンベア5の搬送方向と第1搬送
路7とが平行でなく、所定角度αで交差している
ため、コンベア5によつて搬送されるリテーナ
W,W,…はその外周部が第1搬送路7の基準案
内用の第1側壁7aに当接してその当接により転
動しながら移動するようになり、その結果、第1
検出器9の外径検出用近接スイツチ11に対する
リテーナWの相対位置関係は常に一定に保たれ、
よつてリテーナWの外径の大小を正確に検出する
ことができる。
そして、上記第1検出器9の両近接スイツチ1
1,12が共にON動作したときにはリテーナW
は大径リテーナと判定され、そのとき、コンベア
5は停止せず、また第1押出シリンダ14も作動
しない。そのため、上記大径と判定されたリテー
ナWはコンベア5の作動によりそのまま第1搬送
路7に沿つて搬送されてその下流端から分離シユ
ート24に移り、その後、第1排出シユート22
を通つて次工程に排出される。
一方、上記第1検出器9の通過確認用近接スイ
ツチ12がON動作しかつ外径検出用近接スイツ
チ11がOFF状態のときには、リテーナWは異
径の小径リテーナと判定される。この検出器9に
よる検出後、所定時間が経過して異径リテーナW
が搬送路7の第1中継路13に対応する位置に移
動すると、モータ6の作動停止によりコンベア5
が停止してリテーナWは上記位置に停止する。次
いで、第1押出シリンダ14が伸張作動してその
ピストンロツド14a先端の押圧部材15により
上記小径リテーナWが第1搬送路7から第1中継
路13を通つて第2搬送路8に押し出される。し
かる後、上記押出シリンダ14が収縮作動したの
ちコンベア5が再作動し、このコンベア5の作動
により、上記第2搬送路8に移動した小径リテー
ナWは該第2搬送路8から第2排出シユート23
を通つて排出される。
その場合、上記コンベア5上の第1搬送路7と
第1排出シユート22との間には大径リテーナ
W,W,…のみを通過させる分離シユート24が
介在されているため、第1搬送路7における第1
側壁7aのリテーナW,W,…との当接による摩
耗、あるいは外径検出用近接スイツチ11の位置
調整の不良等の理由により、第1検出器9が小径
リテーナWを大径のものと誤つて判定しても、そ
れに伴つて第1搬送路7から押し出される小径リ
テーナWは上記分離シユート24を通過する間に
該分離シユート24から落下して戻しシユート2
5を経て第2排出シユート23に流れ、よつて第
1排出シユート22を通つて次工程に至るリテー
ナW,W,…を確実に大径リテーナとすることが
できる。
また、逆に、上記した理由により、第1検出器
9が正規の大径リテーナWを小径リテーナと判定
したときには、その大径リテーナWが第2搬送路
8に押し出されるが、該第2搬送路8の下流端部
は通路幅D1が大径リテーナWの外径よりも小さ
く形成されているので、上記押し出された大径リ
テーナWがそのまま第2搬送路8を下流側に流れ
ることはなく、よつて検出器9の誤作動による第
2排出シユート23への大径リテーナWの流入を
確実に防止することができる。
これに対し、選別の対象として小径リテーナ
W,W,…が流れる場合、上記切換板4は第1図
上側に切り換えられて供給シユート3の上部が小
径リテーナ用の第2シユート3bに接続される。
この状態では、パーツフイーダ1から供給シユー
ト3に導入されたリテーナW,W,…は、供給シ
ユート3の第2シユート3bを通つてコンベア5
上の第2搬送路8に1個ずつ所定間隔をあけて供
給され、その後、コンベア5の作動によつて該第
2搬送路8に沿つて下流側に搬送され、この搬送
の途中、第2検出器16の通過確認用近接スイツ
チ18によりリテーナWの通過が、同外径検出用
近接スイツチ17によりリテーナWの外径の大小
がそれぞれ検出される。
その際、上記コンベア5の搬送方向と第2搬送
路8とが交差しているため、コンベア5上のリテ
ーナW,W,…は外周部が第2搬送路8の基準案
内用の第1側壁8aに当接しながら移動し、よつ
て外径検出用近接スイツチ17とリテーナWとの
相対位置関係が一定に保たれてリテーナWの外径
の大小を正確に検出することができる。
そして、上記第2検出器16の通過確認用近接
スイツチ18がON動作しかつ外径検出用近接ス
イツチ17がOFF状態にあるときには、リテー
ナWは小径リテーナと判定され、そのとき、コン
ベア5は停止せず、第2押出シリンダ20は作動
しない。そのため、上記小径と判定されたリテー
ナWはコンベア5の作動によりそのまま第2搬送
路8に沿つて搬送され、その後、第2排出シユー
ト23を通つて次工程に搬出される。
一方、上記第2検出器16の両近接スイツチ1
7,18が共にON動作したときには、リテーナ
Wは異径の大径リテーナと判定される。この検出
器16による検出後、所定時間の経過により上記
異径リテーナWが搬送路8の第2中継路19に対
応する位置に移動すると、モータ6の作動停止に
よりコンベア5が停止してリテーナWは上記位置
に停止し、その後、第2押出シリンダ20が伸張
作動してリテーナWが第2搬送路8から第2中継
路19を通つて第1搬送路7に押し出される。し
かる後、上記第2押出シリンダ20が収縮作動す
るとコンベア5が再作動し、このコンベア5の作
動により、上記第1搬送路7に押し出された大径
リテーナWは該第1搬送路7に沿つて搬送され、
その途中の上記第1検出器9で大径であると再確
認された後、第1搬送路7から第1排出シユート
22に移つて排出される。
その場合、上記第2搬送路8の下流端部は通路
幅D1が狭く形成されているので、第2搬送路8
の第1側壁8aの摩耗や第2検出器16の外径検
出用近接スイツチ17の調節不良等の理由によ
り、第2検出器16が誤つて大径リテーナWを正
規の小径リテーナと判定したとしても、その誤判
定された大径リテーナWがそのまま第2排出シユ
ート23に流れることはない。
また、逆に、上記した理由により、第2検出器
16が正規の小径リテーナWを大径リテーナと誤
つて判定して該リテーナWが第2押出シリンダ2
0により第1搬送路7に押し出されたときには、
該リテーナWは第1搬送路7下流の第1検出器9
により小径リテーナと判定されて第1押出シリン
ダ14の作動により再度第2搬送路8に戻され
る。また、その際、たとえ上記第1検出器9が誤
作動したとしてもリテーナWは第1搬送路7に接
続された分離シユート24により分離されて第2
排出シユート23に流れることになり、よつて小
径リテーナWを確実に第2排出シユート23を通
過させることができる。
したがつて、この実施例では、コンベア5上の
第1及び第2搬送路7,8のコンベア5搬送方向
との交差配置により、コンベア5上のリテーナ
W,W,…が第1または第2搬送路7,8の第1
側壁7a,8aに当接しながら搬送されるので、
上記の如く第1及び第2検出器9,16の外径検
出用近接スイツチ11,17とリテーナW,W,
…との位置関係が一定に保たれて、検出器9,1
6によるリテーナW,W,…の種類判別が正確に
行われ、よつて2種類のリテーナW,W,…を連
続的に確実に選別することができる。
しかも、万一、上記検出器9,16の誤作動に
よりリテーナW,W,…の選別もれが生じても、
そのリテーナW,W,…は通路幅D1の狭い第2
搬送路8下流端部の移動規制や第1搬送路7に接
続される分離シユート24による分離作用等によ
つて確実に正規の排出シユート22,23から排
出され、よつて上記リテーナW,W,…の選別を
より一層確実に行うことができる。
尚、上記実施例では、ベルトコンベア5上に2
つの搬送路7,8を設けたが、必要に応じて搬送
路の数を1つまたは3つ以上の複数に増減変更し
てもよく、何れもコンベアの搬送方向と搬送路と
を交差させることを要する。
また、上記実施例では、エンジン部品としての
大小2種類のリテーナW,W,…を選別する場合
を説明したが、本考案は、リテーナ以外の各種円
形状部品の中から異径の部品を選別する場合にも
適用できるのは勿論である。
(考案の効果) 以上説明した如く、本考案によれば、複数の円
形状の部品をコンベアによりその上方の搬送路に
沿つて順次搬送し、その中に混入されている異径
部品を近接スイツチ等の検出器で検出してそれを
排除機構により搬送路から排除するようにしたも
のにおいて、上記コンベアの搬送方向と搬送路と
を所定角度で交差させ、コンベア上の部品を搬送
路の検出器と対向する側壁に当接させながら搬送
するようにしたことにより、コンベア上の部品と
搬送路における検出器との相対位置関係を常に一
定に保ち得、よつて径の異なる円形状の部品をほ
ぼ連続的に確実に選別することができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
全体構成を示す平面図、第2図は第1図の−
線拡大断面図、第3図は大径リテーナ用搬送路の
下流側に接続される分離シユートの拡大斜視図で
ある。 A……部品選別装置、5……エンドレスベルト
コンベア、6……モータ(コンベア駆動手段)、
7……第1搬送路、7a……第1側壁、8……第
2搬送路、8a……第1側壁、9……第1検出
器、11……外径検出用近接スイツチ(異径部品
検出器)、12……通過確認用近接スイツチ(部
品通過検出器)、13……第1中継路(排除部)、
14……第1押出シリンダ、16……第2検出
器、17……外径検出用近接スイツチ(異径部品
検出器)、18……通過確認用近接スイツチ(部
品通過検出器)、19……第2中継路(排除部)、
20……第2押出シリンダ、W……リテーナ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数の円形状部品を順次搬送してその中に混入
    されている径の異なる異径部品を選別する部品選
    別装置であつて、略水平に設置され、上記部品を
    載置して搬送するエンドレスコンベアと、該コン
    ベア上にその搬送方向と所定角度で交差して設け
    られ、コンベア上方にその上面と非接触状態で追
    従移動不能に固定配置されかつコンベア上の部品
    の外周部に当接して該外周部をガイドする基準案
    内用の側壁を有する搬送路と、該搬送路の途中に
    配設され、部品通過エリアでの部品の有無を検出
    する部品通過検出器と、上記搬送路の途中に上記
    基準案内用の側壁に対向して配設され、搬送路に
    沿つて搬送されるコンベア上の部品の中から異径
    部品を検出する異径部品検出器と、上記両検出器
    から異径部品の搬送路通過相当の組合せ信号を受
    けてコンベアの搬送を停止するとともに、搬送路
    からの異径部品の排除後にコンベアを再駆動する
    コンベア駆動手段と、上記搬送路の一側に上記コ
    ンベア駆動手段による搬送停止後のコンベア上の
    異径部品の位置に対応して配設された排除部、及
    び搬送路の他側に上記排除部に対向して配設さ
    れ、上記両検出器からの異径部品相当の信号に伴
    つてコンベア上の異径部品を搬送路外に排除する
    押出シリンダからなる排除機構とを備えているこ
    とを特徴とする部品選別装置。
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