JPH081969Y2 - 車両用灯具の取付構造 - Google Patents

車両用灯具の取付構造

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JPH081969Y2
JPH081969Y2 JP8074591U JP8074591U JPH081969Y2 JP H081969 Y2 JPH081969 Y2 JP H081969Y2 JP 8074591 U JP8074591 U JP 8074591U JP 8074591 U JP8074591 U JP 8074591U JP H081969 Y2 JPH081969 Y2 JP H081969Y2
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JP
Japan
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coil spring
vehicular lamp
mounting
hooked
spring
Prior art date
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JP8074591U
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JPH0522187U (ja
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幸司 大江
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Stanley Electric Co Ltd
Original Assignee
Stanley Electric Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は車両用灯具を車体へ取付
けるときの構造に関するものであり、詳細には車両用灯
具と車体との間に取付スプリングを掛着し、この取付ス
プリングの引張力で取付ける構成とした取付構造に係る
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の取付構造の例を示すもの
が図4であり、取付スプリング90には引張力を与える
ためのコイルスプリング部91が設けられると共に、こ
のコイルスプリング部91の一端には車両用灯具80の
背面に設けられた板状の被掛着部81の係着孔82に掛
着可能なフック状とした掛着部92が設けられ、同時に
このコイルスプリング部91の他の一端には適宜な長さ
とした延長部93を介して車体に掛着するための車体掛
着部94が設けられるものとされ、例えばフック構造な
どで仮止めされた車体と車両用灯具80との間に前記取
付スプリング90を掛着することで引張力を与えて両者
を取付けるものである。
【0003】ここで、前記車両用灯具80の出荷時に
は、事後の車体へ取付けるときの作業効率の向上などの
目的で予めに取付スプリング90が取付けられた状態と
されるものであり、輸送途上あるいは取付作業時の脱落
に備えて前記取付スプリング90の掛着部92には図5
に示すように返し部92aが設けられて比較的に堅固な
接合が図られるものとされている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の構造においては、図5中に矢印Xで示す方向、
即ち、被掛着部81と掛着部92との取付方向と反対の
方向に力が加わったときには、他の方向に比較して比較
的に簡単に取付スプリング90の脱落を生ずるものとな
り、これにより、依然として輸送途上あるいは取付作業
時に脱落するものを生じて作業性を損なうものとなり、
この点の解決が課題とされるものとなっていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は前記した課題を
解決するための具体的な手段として、取付スプリングの
一端を車両用灯具に取付け、他の一端を車体に掛着する
ことで前記車両用灯具に引張力を与えて車体に取付ける
車両用灯具の取付構造において、前記取付スプリングに
はコイルスプリング部の一方の端面に該コイルスプリン
グ部の中心線と平行方向に延長されこの中心線と上面を
略一致させて直交する略U字状の掛着部を設けられ、前
記車両用灯具には前記コイルスプリング部の内径に略対
応する座部と前記コイルスプリング部が形成された線径
が通過する短径を有し前記掛着部が通過する長径を有す
る長孔状で且つ前記コイルスプリング部の一方の端面と
前記座部を嵌合させたときには前記掛着部の延長方向に
対して長径側が傾いて設けられる継着孔部とを有する板
状の被掛着部が設けられていることを特徴とする車両用
灯具への取付構造を提供することで、いかなる方向から
外力が加わるときにも容易に脱落しない構成として課題
を解決するものである。
【0006】
【実施例】つぎに、本考案を図に示す一実施例に基づい
て詳細に説明する。図1、図2に符号1で示すものは取
付スプリングであり、この取付スプリング1はピアノ線
など弾性に富む線状の部材を用いて形成されるものであ
り、コイルスプリング部2と、このコイルスプリング部
2の一端側に設けられる掛着部3と、前記コイルスプリ
ング部2の他端側に延長部4を介して設けられる車体掛
着部5とで構成されるものである点は従来例のものと同
様であるが、本考案により前記掛着部3は前記コイルス
プリング部2の形成された中心線CLに対して直交する
略U字状のものとされている。
【0007】ここで、前記掛着部3の形状について更に
詳細に説明を行えば、この掛着部3は前記中心線CLと
平行に延長された線材を前記中心線CLと直交するU字
状に加工することで形成されるものであり、このときに
掛着部3の先端部3aは前記中心線CLと同じ、或いは
それよりも適宜に低いものとされている。
【0008】また、図中に符号10で示すものは車両用
灯具10であり、この車両用灯具10の側に設けられる
被掛着部11は座部12と係着孔部13とが設けられた
板状として前記車両用灯具10の背面に突出して設けら
れるものとされている。
【0009】このときに、前記座部12は前記コイルス
プリング部2に対応し、前記係着孔部13は前記掛着部
3に夫々対応するものとされ、先ず、前記座部12は前
記コイルスプリング部2の端部に当接すると共に、その
内径に略嵌合してこのコイルスプリング部2内に適宜寸
法、例えばコイルスプリング部2の内部に2巻分の長さ
だけ侵入する凸状の形状とされている。
【0010】一方、前記係着孔部13は上記したコイル
スプリング部2内に座部12を挿入したときの掛着部3
の位置に対応して設けられるものとされ、その形状は前
記取付スプリング1が形成された線状部材の線形を通過
させるに充分な短径を有すると共に前記掛着部3を通過
させるのに充分な長径を有する長孔状で有り、且つ、こ
の係着孔部13の前記した長径側は前記掛着部3が設け
られた方向、即ち、中心線CLに対して傾いて設けられ
るものとされている。
【0011】上記の構成とした掛着部3と被掛着部11
とを掛着させるときには、先ず、前記座部12とコイル
スプリング部2とが所定位置となるように嵌合させる
と、前記掛着部3と係着孔部13とはほぼ相対する位置
となるが、前記係着孔部13が傾けて設けられたことで
両者は一致する方向とならず、これにより掛着部3は係
着孔部13内にその儘で挿入されることはない。
【0012】前記した状態において、取付スプリング1
が形成された部材の弾性を利用して掛着部3を前記係着
孔部13に沿うように傾斜させて挿入させれば、掛着部
3の先端部3aは係着孔部13を通過した後に弾性によ
り本来の形状に復帰するものとなり、先端部3aは図3
に示すように板状とした被掛着部11の裏面に回込むも
のと成り、前記掛着部3と被掛着部11、即ち、取付ス
プリング1と車両用灯具10との取付は完了する。
【0013】このようにしたことで、前記掛着部3と被
掛着部11との係着は掛着部3と係着孔部13との掛着
で行われるばかりでなく、前記コイルスプリング部2の
端部と座部12とでも行われるものとなるので、前記取
付スプリング1の延長部4或いは車体掛着部5側に加え
られる外部応力は前記座部11の部分で吸収されるもの
となり、いかなる方向に外部応力が加えられるときにも
掛着部3と被掛着部11とに離脱は生じないものとな
る。
【0014】尚、上記の構成とするときにも、前記掛着
部3は従来の掛着部とほぼ同様或いはそれ以下の工数で
製造が可能であり、また、前記被掛着部11も単に金型
の変更で生産が可能であり、更には、その取付時にも特
別な工具などの使用も不要であるので、本考案の実施に
当たり著しく生産性を損なうなど新たな問題点を生ずる
ことはない。
【0015】
【考案の効果】以上に説明したように本考案により、取
付スプリングと車両用灯具との側の取付を、取付スプリ
ングのコイルスプリング部の端部と被掛着部の座部、及
び、取付スプリングの掛着部と被掛着部の係着孔部との
二個所で行うものとしたことで、前記取付スプリングと
車両用灯具との取付以後に生ずる前記取付スプリングへ
の外部応力に対しても前記コイルスプリング部の端部と
被掛着部の座部の側で前記外部応力を吸収し、掛着部と
係着孔部との離脱を生じないものとして、例えば輸送途
上、或いは、車体への取付作業時において取付スプリン
グの脱落を生じないものとして生産性の向上に優れた効
果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る車両用灯具の取付構造の一実施
例を示す斜視図である。
【図2】 同じ実施例の平面図である。
【図3】 同じ実施例の要部を示す斜視図である。
【図4】 従来例を示す斜視図である。
【図5】 図4のB―B線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1……取付スプリング 2……コイルスプリング部 3……掛着部、3a……先端部 4……延長部 5……車体掛着部 10……車両用灯具 11……被掛着部 12……座部、13……係着孔部 CL……コイルスプリング部の中心線

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付スプリングの一端を車両用灯具に取
    付け、他の一端を車体に掛着することで前記車両用灯具
    に引張力を与えて車体に取付ける車両用灯具の取付構造
    において、前記取付スプリングにはコイルスプリング部
    の一方の端面に該コイルスプリング部の中心線と平行方
    向に延長されこの中心線と上面を略一致させて直交する
    略U字状の掛着部を設けられ、前記車両用灯具には前記
    コイルスプリングの内径に略対応する座部と前記コイル
    スプリング部が形成された線径が通過する短径を有し前
    記掛着部が通過する長径を有する長孔状で且つ前記コイ
    ルスプリング部の一方の端面の内径と前記座部とを嵌合
    させたときには前記掛着部の延長方向に対して長径側が
    傾いて設けられる係着孔部とを有する板状の被掛着部が
    設けられていることを特徴とする車両用灯具の取付構
    造。
JP8074591U 1991-09-10 1991-09-10 車両用灯具の取付構造 Expired - Lifetime JPH081969Y2 (ja)

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JP8074591U JPH081969Y2 (ja) 1991-09-10 1991-09-10 車両用灯具の取付構造

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JP8074591U JPH081969Y2 (ja) 1991-09-10 1991-09-10 車両用灯具の取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0522187U JPH0522187U (ja) 1993-03-23
JPH081969Y2 true JPH081969Y2 (ja) 1996-01-24

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