JPH08196102A - ロータリの後部カバー調整装置 - Google Patents

ロータリの後部カバー調整装置

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JPH08196102A
JPH08196102A JP893895A JP893895A JPH08196102A JP H08196102 A JPH08196102 A JP H08196102A JP 893895 A JP893895 A JP 893895A JP 893895 A JP893895 A JP 893895A JP H08196102 A JPH08196102 A JP H08196102A
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rotary
rear cover
adjusting device
operating lever
link device
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JP893895A
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Kiyoshi Takagi
清 高城
Hidekazu Yamato
英和 大和
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロータリを支持すると共にトラクタに装着さ
れるロータリ本体と、ロータリの後部を覆うと共に回転
自在に支持された後部カバーと、を備え、かつ該後部カ
バーの枢支部を、前記ロータリ本体に対して前後方向に
移動自在に調整してなる、ロータリの後部カバー調整装
置において、深耕作業時のような重作業時でもリンク装
置及び枢支部のガタに起因する振動や、騒音を防止す
る。 【構成】 前記構造のロータリの後部カバー調整装置に
おいて、操作レバーを所定位置に係止して、前記後部カ
バーの枢支部を前方向終端部に移動した状態において当
接し、前記リンク装置を一方向へ寄せる付勢力を作用す
る付勢手段を備えてなるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロータリのカバ−のう
ち、少なくともその一部を前後方向に移動自在に備えて
なり、前記移動の前方向終端部において、リンク装置を
一方向へ寄せる付勢力を作用する付勢手段を備えてなる
ロータリの後部カバー調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、少なくともロータリカバ−の一部
をリンク装置で前後方向に移動自在に調整してなロータ
リの後部カバー調整装置において、後部カバーの枢支部
を前方向終端部に移動した状態で、リンク装置を一方向
へ寄せる付勢力を作用する付勢手段を有しない、ロータ
リの後部カバー調整装置は既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、既に知られてい
るような、少なくともロータリカバ−の一部をリンク装
置で前後方向に移動自在に調整してなロータリの後部カ
バー調整装置において、後部カバーの枢支部を前方向終
端部に移動した状態で、リンク装置を一方向へ寄せる付
勢力を作用する付勢手段を有しない、ロータリの後部カ
バー調整装置では、代掻作業のように、圃場が軟弱で軽
負荷作業の場合は、前記リンク装置及び枢支部のガタに
よる振動も少ないが、一般耕耘で深耕作業をする時のよ
うに、硬い圃場で重負荷作業をすると、ロータリ本体に
負荷が掛かり、前記リンク装置及び枢支部のガタに起因
する振動が大きく、騒音も大きくなるばかりでなく、該
部の摩耗を促進し、ロータリ本体の耐用年数を縮めるこ
とにも繋った。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みなされたものであって、ロータリ(2)を支持すると
共にトラクタに装着されるロータリ本体と、ロータリ
(2)の後部を覆うと共に回転自在に支持された後部カ
バー(21)と、を備え、かつ該後部カバー(21)の
枢支部(33)を、前記ロータリ本体に対して前後方向
に移動自在に調整してなる、ロータリ(2)の後部カバ
ー(21)調整装置において、前記ロータリ本体に回転
自在に支持され、かつ少なくとも2位置に係止自在に構
成された操作レバー(30)と、該操作レバー(30)
と前記後部カバー(21)の枢支部(33)を連結する
リンク装置(32)と、前記操作レバー(30)を所定
位置に係止して、前記後部カバー(21)の枢支部(3
3)を前方向終端部に移動した状態において当接し、前
記リンク装置(32)を一方向へ寄せる付勢力を作用す
る付勢手段と、を備えてなるように構成して上述の課題
を解決した。
【0005】
【作用】上記構造に基づき、ロータリ(2)を支持する
と共にトラクタに装着されるロータリ本体と、ロータリ
(2)の後部を覆うと共に回転自在に支持された後部カ
バー(21)と、を備え、かつ該後部カバー(21)の
枢支部(33)を、前記ロータリ本体に対して前後方向
に移動自在に調整してなる、ロータリ(2)の後部カバ
ー(21)調整装置において、前記ロータリ本体に回転
自在に支持され、かつ少なくとも2位置に係止自在に構
成された操作レバー(30)を所定位置に係止して、前
記後部カバー(21)の枢支部(33)を前方向終端部
に移動すると、前記付勢手段が当接し、前記リンク装置
(32)を一方向へ寄せる付勢力が作用して、リンク装
置(32)及び枢支部(33)のガタに起因する振動、
騒音は発生しない。
【0006】なお、上述カッコ内の符号は、図面と対照
するものであるが、何等本発明の構成を限定するもので
はない。
【0007】
【実施例】以下、図面に沿って、本発明の実施例につい
て説明する。
【0008】トラクタ1の運転席Uの後部で三点リンク
ヒッチ機構Aに装着されたロータリ耕耘装置Bは、ロー
タリ2の上方に固設したメインカバー13の後端位置
に、スライド機構を構成するスライド部材(ブラケッ
ト)22に支持された横フレーム17を介してリヤカバ
ー21の前端部をヒンジ部33で上下回動自在に枢着
し、前記スライド部材22及び横フレーム17をメイン
カバー13の上側に設けたレールガイド14(図4)に
沿って後述する移動機構19により前後移動させてリヤ
カバー21を前後に移動させるようにしている。
【0009】ギヤケース、チェンケース12等に固定さ
れた前記メインカバー13はその上面にレールガイド1
4を固設し、そのレールガイド14にローラー15を回
転自在に設けている。また、前記メインカバー13上の
2列のローラー15には内向きに断面コ字状に湾曲させ
たガイドレール16を嵌挿させて摺動可能に設けてい
る。このガイドレール16の後端部には、横方向に角パ
イプがレールフレーム、即ち横フレーム17として設け
られ、可撓性板体28(ゴム板)の後端部の支持部材を
形成している。
【0010】前記ガイドレール16は横フレーム17の
中央部に、図1に示すようにトップマスト10及びメイ
ンカバー13に取付けた移動機構19をピン20で連結
し、操作レバー30をレバーガイド31(図1、図6)
内で前後方向に操作することにより、メインカバー13
上に摺動移動する構造としている。
【0011】即ち、前記移動機構19は、ロータリ2を
覆うメインカバー13にスライド機構S(図4)を介し
てリヤカバー21を前後動可能に設けた耕耘装置Bを運
転席Uの後部に昇降可能に備える配置において、前記メ
インカバー13とリヤカバー21とをそれぞれ作動アー
ム13aと押動アーム21aとからなる屈折リンク32
で上方から連結するとともに、この作動アーム13aに
設けた操作レバー30を運転席Uの近傍に向けて延設
し、その中途部をメインカバー13の上方に立設した機
枠(トップマスト10)に設けたレバーガイド31のガ
イド穴31aを、その前後部で前記リヤカバー21が浅
耕セット位置と深耕セット位置との2段階状にスライド
調節可能に係止される係止部31b,31cを形成して
いる。
【0012】従って、図1に示すように耕耘装置Bを上
昇した状態において、作業者は運転席Uから後方を向い
て操作レバー30をストレートな長孔状に形成したガイ
ド穴31a内において、浅耕係止部31bと深耕係止部
31cとに択一的に押し引き操作して係止することによ
り、リヤカバー21の高さを簡単に、しかも誤操作を防
止しながら確実に操作することができる。
【0013】なお、前記操作レバー30の中途部は図6
−Aに示すように板バネ状に厚さ方向に曲げることがで
きるように構成してあり、前記係止部31b,31cに
係合した状態で付勢されるようになっている。また前記
作動アーム13aは逆U字型に形成され、その基部をメ
インカバー13に突設したブラケットに枢支ピン13b
で枢支するとともに、前記操作レバー30の基部を固着
している。
【0014】更に横フレーム17の下面には図1に示す
ようにヒンジ金具33aを設け、そのヒンジ金具33a
にリヤカバー21を回動自在に軸支すると共に、その後
部をガイドレール16に固設したブラケット22に回動
自在に取付けたロッド23で支え且つ押圧するようにし
ている。40は前記ロッド23に嵌挿される押圧バネ4
1の押圧力を設定する位置決め用のストッパである。
【0015】次にメインカバー13の下面とリヤカバー
21の下面の継ぎ部について説明する。
【0016】メインカバー13の下面後部に形成された
補強プレート24にはゴム板(あるいは合成樹脂板)2
5がボルト締めされており、このゴム板25はメインカ
バー13の後端部との間でコの字状の空間部を形成し、
後述のガイドレール16前後摺動時のゴム板28の収納
空間になったり、伸直時の調節を行なう空間になってい
る。
【0017】また、メインカバー13の後端部下面に別
のやや薄めのゴム板28を前進方向に向け(コ字空間部
に向けて)プレートとボルトで固定し、前記横フレーム
(即ちレールフレーム)17の下面にボルトで固定す
る。このゴム板28は後端部を少し突出させてリヤカバ
ー21前端のヒンジ部33の下面に接触させて泥の侵入
等の防止できる構造としている。
【0018】図1、図2は深耕作業時における状態を示
し、移動機構19の操作でガイドレール16が前方へ摺
動し、リヤカバー21も前方へ移動させた例を示してい
る。
【0019】図3は浅耕作業でガイドレール16を後方
へ摺動させ、リヤカバー21も後方へ移動した状態を示
す図であるが、いずれの場合でも矢印方向に回転する耕
耘爪34で耕耘された土が前方へスムーズに流れるよう
に、リヤカバー21の下面からメインカバー13の下面
まで下方に突出した障害物がない円滑な形状に構成され
ている。
【0020】なお、メインカバー13の後端部上面中央
には図7に示すように前記移動機構19の操作でガイド
レール16を前方へ移動した時に、横フレーム17の前
面に当接する終端部において、常に横フレーム17を後
方に向け、付勢力を付与する弾性体で構成されたストッ
パ35が装着され、該ストッパ35は図7−Aに示すよ
うに付勢力を適正にするよう、ボルト及びナットで付勢
力の調節ができるように構成されているので、深耕作業
時のような重作業時でもリンク装置32及び枢支部33
のガタに起因する振動や、騒音を防止することができる
ようになった。
【0021】
【発明の効果】本発明は、ロータリを支持すると共にト
ラクタに装着されるロータリ本体と、ロータリの後部を
覆うと共に回転自在に支持された後部カバーと、を備
え、かつ該後部カバーの枢支部を、前記ロータリ本体に
対して前後方向に移動自在に調整してなる、ロータリの
後部カバー調整装置において、前記ロータリ本体に回転
自在に支持され、かつ少なくとも2位置に係止自在に構
成された操作レバーと、該操作レバーと前記後部カバー
の枢支部を連結するリンク装置と、前記操作レバーを所
定位置に係止して、前記後部カバーの枢支部を前方向終
端部に移動した状態において当接し、前記リンク装置を
一方向へ寄せる付勢力を作用する付勢手段と、を備えて
なるように構成したので、深耕作業時のような重作業時
でもリンク装置及び枢支部のガタに起因する振動や、騒
音を防止することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の耕耘装置の側面図である。
【図2】深耕作業時のカバー機構を示す側面図である。
【図3】浅耕作業時のカバー機構を示す側面図である。
【図4】ローラーとガイドレールの断面図である。
【図5】移動機構の背面図である。
【図6】レバーガイドの平面図である。
【図7】(A)はストッパの平面図である。(B)はス
トッパの断面図である。
【符号の説明】
13 メインカバー 16 ガイドレール 17 横フレーム 21 リヤカバー 30 操作レバー 31 レバーガイド 35 ストッパ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータリを支持すると共にトラクタに装
    着されるロータリ本体と、ロータリの後部を覆うと共に
    回転自在に支持された後部カバーと、を備え、かつ該後
    部カバーの枢支部を、前記ロータリ本体に対して前後方
    向に移動自在に調整してなる、ロータリの後部カバー調
    整装置において、 前記ロータリ本体に回転自在に支持され、かつ少なくと
    も2位置に係止自在に構成された操作レバーと、 該操作レバーと前記後部カバーの枢支部を連結するリン
    ク装置と、 前記操作レバーを所定位置に係止して、前記後部カバー
    の枢支部を前方向終端部に移動した状態において当接
    し、前記リンク装置を一方向へ寄せる付勢力を作用する
    付勢手段と、 を備えてなるロータリの後部カバー調整装置。
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