JPH08196098A - 電動駆動装置 - Google Patents

電動駆動装置

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JPH08196098A
JPH08196098A JP7004950A JP495095A JPH08196098A JP H08196098 A JPH08196098 A JP H08196098A JP 7004950 A JP7004950 A JP 7004950A JP 495095 A JP495095 A JP 495095A JP H08196098 A JPH08196098 A JP H08196098A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、電動モータの一過性でない過トルク
状態が発生した際の、電動モータ等の保護を図ることを
目的としている。 【構成】電動モータにより駆動される駆動機構におい
て、電動モータの駆動操作力から過トルク状態を検出す
る過トルク検出手段と、過トルク状態が予め設定した所
定時間に亙り発生するとき検出出力を発生する過トルク
状態継続検出手段23と、電動モータの駆動制御時、前記
過トルク状態継続検出手段からの検出出力を受けると警
報出力を発生する警報手段25とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は駆動機構、例えば、流量
調節弁等の弁操作用として使用される電動サーボ機構等
の電動駆動装置に係わり、特にその過トルク検出時の保
護のための回路の改良を図った電動駆動装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】弁操作機構には電動サーボモータが用い
られるが、この電動サーボを用いた弁操作機構の構成例
を示すと図6の如きである。すなわち図6に示す構成
は、駆動源である電動サーボモータ部8、この電動サー
ボモータ部8を駆動制御する電動サーボモータドライバ
部7、電動サーボモータ部8の回転力を伝達するモータ
トルク伝達用ギア部9、このモータトルク伝達用ギア部
9を介して受ける電動サーボモータ部8の回転力にて駆
動操作され、電動サーボ機構可動側部12を操作量対応
に駆動する電動サーボ機構固定側部11、駆動操作力に
より電動サーボモータ部8の過トルク状態を検出する過
トルク検出部10、電動サーボ機構可動側部12によっ
て操作される操作対象の機能要素である被操作機構部1
3からなり、さらに電動サーボモータドライバ部7の入
力段にはモータ電流制限入力信号接点2が設けられてい
て、このモータ電流制限入力信号接点2は過トルク検出
部10が電動サーボモータ部8の過トルクを検出したと
きにこれを閉じるように構成してある。
【0003】すなわち、このモータ電流制限入力信号接
点2は例えば、リレーを使用しており、このリレーの励
磁コイル2Lに、過トルク検出部10の出力により動作
する過トルク検出出力接点10aを接続したもので、過
トルク検出部10が動作時にこの過トルク検出出力接点
10aを閉じることでこの過トルク検出出力接点10a
を介してリレーの励磁コイル2Lを励磁し、モータ電流
制限入力信号接点2を閉じるように構成してある。
【0004】電動サーボモータドライバ部7はモータ電
流制限入力信号接点2がオンになることで、予め定めた
所定の電流値に納まるように電流制限制御して電動サー
ボモータ部8を駆動制御する機能を有している。
【0005】このような構成において、通常はモータ電
流制限入力信号接点2が開路状態にあり、電動サーボモ
ータドライバ部7へのモータ電流制限入力はない状態に
ある。電動サーボモータドライバ部7は外部から制御指
令を受けることで、速度指令値対応に電動サーボモータ
部8を駆動し、電動サーボモータ部8の回転力がモータ
トルク伝達用ギア部9に伝達されることによって、電動
サーボ機構固定側部11に駆動力が伝達され、電動サー
ボ機構固定側部11における可動側部12が操作されて
最終的に被操作機構部13が駆動操作されることにな
る。そして、電動サーボモータ部8の過トルク状態が過
トルク検出部10によって検出されるとモータ電流制限
入力信号接点2が閉路(オン)され、これによって電動
サーボモータドライバ部7は予め定めた所定の電流値内
に納まるように電流制限制御して電動サーボモータ部8
を駆動制御し、過トルク状態にならないようする。
【0006】ここで、一般的に過トルク状態は、被操作
機構13に何等かの障害物が挟まる等の原因により発生
することが最も多く、このような原因で電動サーボ機構
における可動側部12が動作不良に陥ることにより、モ
ータ電流が増大してモータトルクが大きくなることで過
トルク状態になる。
【0007】過トルク状態は、このモータの駆動操作力
の増大により動作する過トルク検出部10により検知
し、過トルク状態が検知された時点でモータ電流制限入
力信号接点2をオンして電動サーボモータドライバ部7
に電流制限動作をさせて電動サーボモータ部8に流す電
流を所定値内に抑えるようにし、保護をはかる。
【0008】また、過トルク検出部10によって過トル
ク状態が検出されてモータ電流制限入力信号接点2がオ
ンされることによって、モータ電流がある一定値に制限
されると今度はモータトルクが小さくなるため、過トル
ク状態が検出されなくなってモータ電流制限入力信号接
点2が復帰(オフ)する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】電動サーボ機構におい
ては、動力源である電動サーボモータが過トルク状態に
陥らないように、過トルク検出部によって監視し、過ト
ルク状態が検出されると電動サーボモータのドライバが
モータ電流を所定電流値内に抑えるように制御するよう
にしてある。
【0010】この構成においては過トルク状態はモータ
の駆動操作力を監視し、この操作力が設定値を超えると
過トルクと判定してドライバにモータ電流制限入力を与
え、ドライバは予め定めた所定の電流値内に納まるよう
に電流制限制御してモータを駆動制御し、過トルク状態
にならないようする。
【0011】ところで、電動サーボ機構においての過ト
ルク状態は、一般的にこの電動サーボ機構によって操作
される被操作機構に何等かの障害物が挟まる等の原因に
より動作不良を発生することで生じることが最も多く、
この動作不良に陥ることにより、モータ電流が増大する
ことでモータトルクが大きくなり、過トルク状態にな
る。
【0012】そして、過トルク状態になるとモータ電流
制限入力をドライバに与え、該ドライバに電流制限動作
をさせてモータに流す電流を所定値内に抑えるように
し、保護をはかる。しかし、モータ電流制限入力は過ト
ルク状態が検出されている時にドライバに与えられるも
のであり、モータ電流がある一定値に制限されたことに
よりモータトルクが小さくなると、モータ電流制限入力
がなくなり、再び、電流値が増大して過トルク状態にな
り、これによってモータ電流制限入力がドライバに与え
られ、該ドライバに電流制限動作をさせてモータに流す
電流を所定値内に抑えるといった動作が繰り返される危
険がある。
【0013】これは、過トルク状態に陥る原因が解消さ
れないまま、電流値のみで制御を行っていることに起因
する。そして、このような制御形態を続けていると、過
トルク検出時に、過トルク状態とモータ電流制限状態が
繰り返されるハンチング現象を継続する結果、モータ温
度の上昇を招き、モータを焼損する危険性やモータ・サ
ーボ機構部および被操作部の破損を招くといった危険性
があった。
【0014】そこで、この発明の目的とするところは、
電動サーボ機構において、動力源であるモータの過トル
クを検出する検出部の検出機構・設定値に関係なく、異
常時の過トルク検出が行え、モータ・サーボ機構(固定
・可動)部および被操作部の破損防止を図ることができ
るようにした保護回路を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は次のように構成する。すなわち、電動モー
タにより駆動される駆動機構において、第1には、前記
電動モータの駆動操作力から過トルク状態を検出する過
トルク検出手段と、過トルク状態が予め設定した所定時
間に亙り発生するとき検出出力を発生する過トルク状態
継続検出手段と、前記電動モータの駆動制御時、前記過
トルク状態継続検出手段からの検出出力を受けると警報
出力を発生する警報手段とを具備する。更には、前記電
動モータが過トルク状態である間、当該電動モータの電
流値を低減すべく制御する駆動制御手段を設け、前記電
動モータの駆動制御時、前記過トルク状態継続検出手段
からの検出出力を受けると前記駆動制御手段の電流値低
減状態を保持すべく制御する自己保持手段を設ける。
【0016】第2には、電動モータの駆動操作力から過
トルク状態を検出する過トルク検出手段と、前記電動モ
ータの駆動制御時、前記過トルク検出手段により過トル
ク状態が所定回、検出されると検出出力を発生する過ト
ルク検出判定手段と、前記電動モータの駆動制御時、前
記過トルク検出判定手段からの検出出力を受けると警報
出力を発生する警報手段とを設けて構成する。更には、
前記電動モータが過トルク状態である間、当該電動モー
タの電流値を低減すべく制御する駆動制御手段を設け、
前記電動モータの駆動制御時、前記過トルク検出判定手
段からの検出出力を受けると前記駆動制御手段の電流値
低減状態を保持すべく制御する自己保持手段を設ける。
【0017】第3には、電動モータの駆動操作力から過
トルク状態を検出する過トルク検出手段と、前記電動モ
ータが過トルク状態である間、当該電動モータの電流値
を低減すべく制御する駆動制御手段と、前記過トルク検
出手段により過トルク状態が予め設定した所定時間に亙
り発生するとき検出出力を発生する過トルク状態継続検
出手段と、前記電動モータの駆動制御時、前記過トルク
検出手段により過トルク状態が所定回、検出されると検
出出力を発生する過トルク検出判定手段と、前記電動モ
ータの駆動制御時、前記過トルク状態継続検出手段また
は過トルク検出判定手段からの検出出力のうち、少なく
とも一方を受けると警報出力を発生する警報手段と、前
記電動モータの駆動制御時、前記過トルク状態継続検出
手段または過トルク検出判定手段からの検出出力のう
ち、少なくとも一方を受けると前記駆動制御手段の電流
値低減状態を保持すべく制御する自己保持手段とを設け
て構成する。
【0018】
【作用】本装置においては、過トルク検出手段が電動モ
ータの駆動操作力から過トルク状態を検出する。する
と、第1の構成においては、過トルク状態が予め設定し
た所定時間に亙り発生するとき過トルク状態継続検出手
段は検出出力を発生し、警報手段は前記電動モータの駆
動制御時、当該過トルク状態継続検出手段からの検出出
力を受けて警報出力を発生する。
【0019】従って、過トルク状態が発生すると警報を
発して知らせることができるようになる。更には、駆動
制御手段を設けることにより、前記電動モータが過トル
ク状態である間、当該電動モータの電流値を低減すべく
制御する。そのため、過トルク状態が発生すると警報を
発して知らせると共に、電動モータの電流値を低減すべ
く制御することができるようになる。
【0020】さらに、自己保持手段を設けることによ
り、前記電動モータの駆動制御時、前記過トルク状態継
続検出手段からの検出出力を受けると前記駆動制御手段
の電流値低減状態を保持すべく制御することができるか
ら、過トルク状態が発生すると継続的に警報を発して知
らせると同時に、電動モータの電流値を低減すべく継続
的に制御することができるようになる。従って、過トル
ク状態から電動モータを保護することができるようにな
り、また、電動モータの電流値を継続的に低減すること
でトルクを継続的に低減して当該電動モータにより駆動
される機構の破損等をも防止できるようになる。
【0021】第2の構成の場合、前記電動モータの駆動
制御時、過トルク検出手段により過トルク状態が所定
回、検出されると過トルク検出判定手段は検出出力を発
生する。そして、前記電動モータの駆動制御時、警報手
段は前記過トルク検出判定手段からの検出出力を受ける
と警報出力を発生する。
【0022】従って、過トルク状態が発生すると警報を
発して知らせることができるようになる。特に、警報出
力の発生は前記電動モータの駆動制御時、前記過トルク
検出判定手段からの検出出力を受けた段階であり、過ト
ルク検出判定手段の検出出力は、過トルク検出手段によ
り過トルク状態が所定回、検出された段階であるからこ
の過トルク検出判定手段を設けたことにより、電動モー
タの始動時において発生するサージ電流に対しては警報
を発生することがなく、誤検出を防止できる。
【0023】更には、駆動制御手段を設けたことによ
り、前記電動モータが過トルク状態である間、当該電動
モータの電流値を低減すべく制御する。そのため、過ト
ルク状態が発生すると警報を発して知らせると共に、電
動モータの電流値を低減すべく制御することができるよ
うになる。
【0024】さらに、自己保持手段を設けることによ
り、前記電動モータの駆動制御時、前記過トルク検出判
定手段からの検出出力を受けると前記駆動制御手段の電
流値低減状態を保持すべく制御することができるから、
過トルク状態が発生すると継続的に警報を発して知らせ
ると同時に、電動モータの電流値を低減すべく継続的に
制御することができるようになる。従って、過トルク状
態から電動モータを保護することができるようになり、
また、電動モータの電流値を継続的に低減することでト
ルクを継続的に低減して当該電動モータにより駆動され
る機構の破損等をも防止できるようになる。しかも、過
トルク検出判定手段の検出出力は、過トルク検出手段に
より過トルク状態が所定回、検出された段階であるから
この過トルク検出判定手段を設けたことにより、電動モ
ータの始動時において発生するサージ電流に対しては警
報を発生したり、電動モータの電流値の継続的な低減動
作状態に陥ることがなく、誤動作を防止できる。
【0025】また本発明は、第3の構成を採用すること
により、過トルク状態継続検出手段は過トルク検出手段
により過トルク状態が予め設定した所定時間に亙り発生
するとき検出出力を発生し、また、駆動制御手段は前記
電動モータが過トルク状態である間、当該電動モータの
電流値を低減すべく制御する。そして、過トルク検出判
定手段は前記電動モータの駆動制御時、前記過トルク検
出手段により過トルク状態が所定回、検出されると検出
出力を発生し、警報手段は前記電動モータの駆動制御
時、前記過トルク状態継続検出手段または過トルク検出
判定手段からの検出出力のうち、少なくとも一方を受け
ると警報出力を発生する。また、自己保持手段は前記電
動モータの駆動制御時、前記過トルク状態継続検出手段
または過トルク検出判定手段からの検出出力のうち、少
なくとも一方を受けると前記駆動制御手段の電流値低減
状態を保持すべく制御する。
【0026】従って、一過性でない過トルク状態が発生
すると警報を発して知らせることができるようになり、
また、当該電動モータの電流値を継続的に低減してモー
タ等の保護を図ることができるようになり、また、電動
モータの電流値を継続的に低減することでトルクを継続
的に低減して当該電動モータにより駆動される機構の破
損等をも防止できるようになる。しかも、過トルク検出
判定手段の検出出力は、過トルク検出手段により過トル
ク状態が所定回、検出された段階であるからこの過トル
ク検出判定手段を設けたことにより、電動モータの始動
時において発生するサージ電流に対しては警報を発生し
たり、電動モータの電流値の継続的な低減動作状態に陥
ることがなく、誤動作を防止できる。
【0027】
【実施例】本実施例の装置は、モータ駆動操作力から過
トルクを検出する過トルク検出部、過トルク検出部が過
トルク状態であることを検出するとモータ電流を制限
し、過トルク状態が解消されるとモータ電流の制限を解
いてモータ駆動制御をするモータ電流制限機能を有した
サーボモータドライバとを持つ電動サーボ機構におい
て、過トルク状態継続検出タイマの動作または過トルク
検出判定回路による異常検出時に電動サーボ運転条件が
なくなるまで電流制限条件を自己保持し、システムとし
ての保護回路に対して警報条件を渡すと共に、電動サー
ボモータドライバに電流制限入力を与えて、モータの温
度上昇や電動サーボ機構部および被操作機構部の破損を
確実に防止するようにするものであり、以下、本発明の
一実施例について、その詳細を図面を参照して説明す
る。
【0028】図1は本発明の一実施例としての回路ブロ
ック図であり、過トルク状態からシステムを保護する保
護回路20の構成例を示している。本実施例ではこの保
護回路20を従来技術として説明した図6の弁操作機構
に適用するケースを例に説明する。
【0029】図6の弁操作機構は、既に説明したよう
に、駆動源である電動サーボモータ部8、この電動サー
ボモータ部8を駆動制御する電動サーボモータドライバ
部7、電動サーボモータ部8の回転力を伝達するモータ
トルク伝達用ギア部9、このモータトルク伝達用ギア部
9を介して受ける電動サーボモータ部8の回転力にて駆
動操作され、電動サーボ機構の可動側部12を操作量対
応に駆動する電動サーボ機構固定側部11、モータ駆動
操作力により電動サーボモータ部8の過トルク状態を検
出する過トルク検出部10、電動サーボ機構可動側部1
2によって操作される操作対象の機能要素である被操作
機構部13からなり、さらに電動サーボモータドライバ
部7の入力段にはモータ電流制限入力信号接点2が設け
られていて、このモータ電流制限入力信号接点2は過ト
ルク検出部10が電動サーボモータ部8の過トルクを検
出したときにこれを閉じるように構成してある。
【0030】この弁操作機構に図1に示す本発明の保護
回路20を接続して構成することで、過トルク状態にな
った場合での電流制限/電流制限解除の繰り返しを防止
する。なお本発明は、本発明の保護回路20を図6の構
成に併用する実施形態と、本発明の保護回路20で図6
の構成の一部を置き換える実施形態のいずれをも採用可
能であり、本発明の保護回路20を図6の構成に併用す
る実施形態を採用すれば、過トルク検出時の保護を、過
トルク検出部10の検出機構、設定値に関係なく行うこ
とができる構成となる。
【0031】図1に本発明の一実施例としての保護回路
20を示す。この図1の保護回路20は、過トルク検出
接点21と、電動サーボモータドライバ部7へ電流制限
指令を与える電流制限出力部22と、過トルク状態継続
検出タイマ23と、過トルク検出判定回路24と、シス
テム側へ警報を与える警報出力部25および電動サーボ
の運転条件を与える電動サーボ運転条件入力部26にて
構成される。
【0032】上記過トルク検出接点21は過トルク検出
部10の出力により動作する接点であり、過トルク検出
部10が電動サーボモータ部8の過トルク状態を検出す
ると動作して過トルク検出を知らせることができるよう
になっている。また、過トルク検出接点21は電動サー
ボモータ部8の過トルク状態が解消されて過トルク検出
部10が過トルク状態を検出しなくなると、復帰する仕
組みとなっている。従って、過トルク検出接点21は図
6における過トルク検出部10の出力により動作する過
トルク検出出力接点10aをそのまま利用するか、過ト
ルク検出出力接点10aと置き換えることができる。
【0033】図1に示す保護回路20は、過トルク検出
接点21の出力端を第1のゲートである2入力アンドゲ
ートG1および第2のゲートである2入力オアゲートG
2の第1入力端子にそれぞれ接続されて、出力をこれら
ゲートに与える構成としてあり、第2のゲートである2
入力オアゲートG2の出力は過トルク状態検出タイマ2
3、過トルク検出判定回路24および電流制限出力部2
2に与える構成としてある。
【0034】また、2入力アンドゲートG1の出力端子
は2入力オアゲートG2の第2入力端子に接続されてオ
アゲートG2はアンドゲートG1またはトルク検出接点
21のいずれかから出力があれば出力を出す構成として
ある。
【0035】また、第3のゲートである3入力オアゲー
トG3と第4のゲートである2入力アンドゲートG4が
ある。そして、第3のゲートである3入力オアゲートG
3の第1入力端子には過トルク検出判定回路24の出力
が、また、第2入力端子には過トルク状態継続検出タイ
マ23の出力が、そして、第3入力端子には第4のゲー
トである2入力アンドゲートG4の出力が、それぞれ入
力される構成としてある。また、第4のゲートである2
入力アンドゲートG4にはその第1入力端子に電動サー
ボ運転条件入力部26の出力が、また、第2入力端子に
オアゲートG3の出力がそれぞれ入力される構成として
あり、アンドゲートG1の第2入力端子には2入力アン
ドゲートG4の出力が与えられる構成としてある。
【0036】ここで電流制限出力部22は過トルク検出
接点21がオンのとき、および警報出力部25が警報出
力を出している時に電流制限指令を出力するもので、自
己保持機能を有しており、システム側の警報リセット操
作があると、自己保持を解いて電流制限指令を停止する
機能を有するものである。従って、図6の構成における
電流制限入力信号接点2をそのまま使用することもでき
るが、電流制限出力部22はその出力信号を過トルク状
態継続検出タイマ23、過トルク検出判定回路24にも
使用するので電流制限入力信号接点2を利用する場合に
はリレーの接点数をそれ対応に増やしておく必要があ
る。
【0037】電流制限出力部22からの電流制限指令出
力は、過トルク状態継続検出タイマ23における検出動
作条件の一つに、また、過トルク検出判定回路24にお
ける検出判定動作実施の条件として、また、電動サーボ
ドライバ部7への電流制限入力条件の一つとしてそれぞ
れ使用する。
【0038】過トルク状態継続検出タイマ23は電流制
限をしても過トルク検出接点21が復帰しない場合の故
障検出用のタイマであり、始動電流による過トルク検出
時の誤警報防止と過トルク状態継続検出を行うものであ
る。すなわち、過トルク状態継続検出タイマ23は電流
制限出力部22が電流制限指令を出力している場合に計
時動作を行い、過トルク検出接点21が復帰すると動作
を停止して計時値をクリアすると共に、計時値が予め設
定された所定値に達すると出力を出す機能を有する。
【0039】過トルク検出判定回路24は電流制限をす
ると過トルク検出接点21が復帰と動作を繰り返す場合
の検出用の回路であり、電流制限出力部22が電流制限
指令を出力している場合に過トルク検出接点21が復帰
すると出力を出す回路であって、これはつぎの2通りが
ある。
【0040】その1つは、図2に示す如く、ON状変に
より動作するシングルショットタイマとカウンタおよび
ゲートから構成し、もう一つは図3に示す如く、OFF
状変により動作するシングルショットタイマとゲートか
ら構成する。
【0041】詳細を説明する。図2の構成例において
は、ON状変により動作するシングルショットタイマ3
1とON状変により動作するカウンタ32を用いると共
に、これらシングルショットタイマ31とカウンタ32
の出力のアンドをとるゲート33と、このゲート33の
出力にて過トルク検出異常信号を出す過トルク検出異常
出力部34とから構成する。ここで、ON状変とは入力
信号が例えば、オン状態でレベル“H”、オフ状態でレ
ベル“L”とすれば、レベル“H”への立上がり変化の
ことを示しており、図4(a)に示す如く、シングルシ
ョットタイマ31は入力信号(本実施例の構成の場合、
電流制限出力部22からの出力)のON状変に応動して
このタイマ31に予め設定した所定時間経過後に単一パ
ルスを出力する構成であり、カウンタ32は入力信号で
ある電流制限出力部22からの出力のON状変によりカ
ウントを進めるものである。カウンタ32は予め設定さ
れた数をカウントすると出力を発生するが、これによ
り、電流制限出力部22から所定回の出力が発生した段
階でシングルショットタイマ31の出力があったとき、
過トルク検出異常出力部34から過トルク検出異常信号
を出力する構成となる。
【0042】これにより、過トルク検出入力条件ONか
ら一定時間内に再度、過トルク検出入力条件がONした
場合に過トルク検出異常として、過トルク検出異常信号
を出力することができる。
【0043】図3の構成例においては、入力信号(本実
施例の構成の場合、電流制限出力部22からの出力)の
OFF状変により動作するシングルショットタイマ41
を用いると共に、このシングルショットタイマ41の出
力と上記入力信号出力(電流制限出力部22からの出
力)のアンドをとるゲート33と、このゲート33の出
力にて過トルク検出異常信号を出す過トルク検出異常出
力部34とから構成する。ここで、OFF状変とは入力
信号が例えば、オン状態でレベル“H”、オフ状態でレ
ベル“L”とすれば、レベル“L”への立下がり変化の
ことを示しており、図4(b)に示す如く、シングルシ
ョットタイマ41は入力信号(電流制限出力部22から
の出力)のOFF状変に応動して起動して自己に予め設
定した所定時間経過後に単一パルスを出力する構成であ
る。
【0044】そして、OFF状変により動作するシング
ルショットタイマ41を用いたことで、過トルク検出入
力条件OFFから一定時間内(上記自己に予め設定した
所定時間内)に再度、過トルク検出入力条件がONした
場合に過トルク検出異常として、過トルク検出異常信号
を出力することができる。
【0045】電動サーボ運転条件入力部26は、弁操作
機構における電動サーボモータドライバ部7に運転指令
が与えられているときにこれを示す信号を出力するもの
であり、警報出力部25は過トルク検出判定回路24の
出力または過トルク状態継続検出タイマ23の出力を受
けると同時に、この時、電動サーボ運転条件成立状態で
あれば、システム側への警報出力すると同時にゲートG
3,G4により自己保持するように構成されている。リ
セットは電動サーボ運転条件不成立の状態において行
う。すなわち、電動サーボ運転が実施されているとき
に、過トルク検出判定回路24の出力または過トルク状
態継続検出タイマ23の出力を受けると警報出力部25
は警報出力をすると共に自己保持し、電動サーボ運転条
件不成立の状態になるとリセットされる構成である。
【0046】上述した図1の回路20は保護回路として
電動サーボ機構に接続されて使用される。電動サーボ機
構に本保護回路20を接続した状態を図5に示す。な
お、図5において、2はモータ電流制限入力信号接点、
2Lはリレーの励磁コイルでモータ電流制限入力信号接
点2はこのリレーの接点であり、7は電動サーボモータ
ドライバ部、8は電動サーボモータ部、10は過トルク
検出部、10aは過トルク検出部10の出力により動作
する過トルク検出出力接点であり、その機能は図6の同
符号同名のものに対応する。なお、モータ電流制限入力
信号接点2は図1の電流制限出力部22に対応し、過ト
ルク検出出力接点10aは図1の過トルク検出接点21
に対応する。また、51はシステム側の構成要素であ
り、オペレータ等による制御や指令の中枢となる。
【0047】つぎにこのような構成の本装置の作用を説
明する。電動サーボモータドライバ部7は外部から制御
指令(システム側からの制御指令)を受けることで、こ
の電動サーボモータドライバ部7は指令値対応に電動サ
ーボモータ部8を駆動する。そして、電動サーボモータ
部8の回転力がモータトルク伝達用ギア部9に伝達され
ることによって、電動サーボ機構固定側部11に駆動力
が伝達され、電動サーボ機構における可動側部12が操
作されて最終的に被操作機構部13が駆動操作されるこ
とになる。
【0048】ここで、電動サーボモータ部8の過トルク
状態が発生して過トルク検出部10によりこれが検出さ
れるとモータ電流制限入力信号接点2が閉路(オン)さ
れ、これによって電動サーボモータドライバ部7は予め
定めた所定の電流値内に納まるように電流制限制御して
電動サーボモータ部8を駆動制御し、過トルク状態にな
らないようする。
【0049】過トルク検出部10が過トルク状態発生を
検出したことで、過トルク検出接点21も動作すること
になる。そして、この過トルク検出接点21の接点出力
はアンドゲートであるゲートG1とオアゲートであるゲ
ートG2に与えられ、ゲートG2を介して過トルク状態
継続検出タイマ23、過トルク検出判定回路24そして
電流制限出力部22に与えられることになる。そして、
これにより電流制限出力部22からは電流制限出力(電
流制限指令)が発生することになる。
【0050】ここで一過性の過トルク状態発生であるな
らばそれはすぐに解消されるので、過トルク検出接点2
1の接点の復帰により過トルク状態継続検出タイマ23
はタイムアップ前にクリアされ、過トルク検出判定回路
24は過トルク検出異常出力部34から過トルク検出異
常信号を出力することなく、動作を終了してしまい、ま
た、電流制限出力部22からの電流制限出力もなくなる
ので、ゲートG4の出力が発生することがない。従っ
て、この場合は過トルク状態の消滅と共に電流制限のな
い通常の制御状態に戻る。
【0051】つぎに発生した過トルク状態が一過性でな
かった場合の動作を説明する。一過性でない過トルク状
態の発生により、過トルク検出部10がこれを検出する
とモータ電流制限入力を発生する。しかし、モータ電流
制限入力は過トルク状態が検出されている時にドライバ
に与えられるものであり、モータ電流がある一定値に制
限されたことによりモータトルクが小さくなると、モー
タ電流制限入力がなくなり、再び、電流値が増大して過
トルク状態になり、これによってモータ電流制限入力が
ドライバに与えられ、該ドライバに電流制限動作をさせ
てモータに流す電流を所定値内に抑えるといった動作が
繰り返されることにもなる。
【0052】本装置ではこれをつぎのようにして解消し
ている。過トルク検出部10がモータ電流制限入力を発
生すると、過トルク検出接点21の接点が動作すること
により、その接点出力がゲートG1,G2に与えられ
る。そして、これによりゲートG2から出力が出され、
電流制限出力部22,過トルク状態継続検出タイマ2
3,過トルク状態判定回路24に入力される。また、電
動サーボが運転状態にあることにより電動サーボ運転条
件入力部26からは出力が発生され、ゲートG4に与え
られる。
【0053】ゲートG2から出力により電流制限出力部
22は電流制限出力を出し、電動サーボモータドライバ
部7に与えて電動サーボモータ部8に流れる電流制限を
制限する。また、ゲートG2からの出力により過トルク
状態継続検出タイマ23は、電流制限出力部22が電流
制限指令を出力している間、計時動作を行うことにな
り、所定時間経過までに過トルク検出接点21の入力が
解除されない場合に、出力を出し、オアゲートである第
3のゲートG3を介してアンドゲートである第4のゲー
トG4にこれを与える。
【0054】また、過トルク検出判定回路24は過トル
ク検出接点21が一度動作し、または復帰してから一定
時間内に再度、該過トルク検出接点21が動作を繰り返
すと出力を出し、第3のゲートG3を介して第4のゲー
トG4にこれを与える。つまり、過トルク状態判定回路
24は電流制限をすると所定時間内に過トルク検出接点
21が復帰と動作を繰り返す場合に、過トルク状態が解
消されていないと判定して第4のゲートG4に出力を与
える。
【0055】そのため、電流制限出力が断続され、過ト
ルク検出接点21が復帰と動作を繰り返す場合に、ある
いは、電流制限指令が出力されている間において、所定
時間内に過トルク検出接点21の入力が解除されない場
合に、しかも、電動サーボ運転中であれば、第4のゲー
トG4から出力が出されてこれにより、警報出力部25
はシステムに警報出力を出す。第4のゲートG4からの
出力はオアゲートである第3のゲートG3を介してアン
ドゲートである第4のゲートG4に与えられので、この
時、引き続き電動サーボ運転条件成立状態であれば、シ
ステム側への警報出力と同時にゲートG3,G4により
この警報出力状態を自己保持する。
【0056】従って、一過性でない過トルク状態が発生
したときは、所定時間の経過後に、警報を出力してしか
も、その警報出力状態を自己保持することができ、この
警報で監視員に異常事態発生を知らせることができるよ
うになり、また、この警報で電動サーボモータ部8の電
源系統を緊急遮断させる等すれば、過トルク状態発生の
根本原因が解消しないまま、電流制限と通常の運転の繰
り返し動作を行うといったことをなくすことができ、電
動サーボモータ部8の加熱や、モータ・サーボ機構(固
定・可動)部および被操作部の破損防止を図ることがで
きるようになる。
【0057】しかも、本装置では過トルク状態継続検出
タイマ23、過トルク検出判定回路24のタイムアップ
時間を、始動電流の発生持続時間を越えるように、適宜
時間設定しておくことで、短時間に収束する過大電流に
は感応しないようにして、始動電流を過トルク発生と誤
認することなく、モータの保護と、サーボ機構部および
被操作部の保護を図ることができる。
【0058】以上、本装置は電動モータにより駆動され
る駆動機構において、前記電動モータの駆動電流値から
過トルク状態を検出する過トルク検出手段と、前記電動
モータが過トルク状態である間、当該電動モータの電流
値を低減すべく制御する駆動制御手段と、前記過トルク
検出手段により過トルク状態が予め設定した所定時間に
亙り発生するとき検出出力を発生する過トルク状態継続
検出手段と、前記電動モータの駆動制御時、前記過トル
ク検出手段により過トルク状態が所定回、検出されると
検出出力を発生する過トルク検出判定手段と、前記電動
モータの駆動制御時、前記過トルク状態継続検出手段ま
たは過トルク検出判定手段からの検出出力のうち、少な
くとも一方を受けると警報出力を発生する警報手段と、
前記電動モータの駆動制御時、前記過トルク状態継続検
出手段または過トルク検出判定手段からの検出出力のう
ち、少なくとも一方を受けると前記駆動制御手段の電流
値低減状態を保持すべく制御する自己保持手段とを設け
て構成したものである。
【0059】そして、本装置においては、過トルク検出
手段が電動モータの駆動操作力から過トルク状態を検出
する。また、過トルク状態継続検出手段は過トルク検出
手段により過トルク状態が予め設定した所定時間に亙り
発生するとき検出出力を発生し、また、駆動制御手段は
前記電動モータが過トルク状態である間、当該電動モー
タの電流値を低減すべく制御する。そして、過トルク検
出判定手段は前記電動モータの駆動制御時、前記過トル
ク検出手段により過トルク状態が所定回、検出されると
検出出力を発生し、警報手段は前記電動モータの駆動制
御時、前記過トルク状態継続検出手段または過トルク検
出判定手段からの検出出力のうち、少なくとも一方を受
けると警報出力を発生する。また、自己保持手段は前記
電動モータの駆動制御時、前記過トルク状態継続検出手
段または過トルク検出判定手段からの検出出力のうち、
少なくとも一方を受けると前記駆動制御手段の電流値低
減状態を保持すべく制御する。
【0060】このようなものであるから、一過性でない
過トルク状態が発生すると警報を発して知らせることが
できるようになり、また、当該電動モータの電流値を継
続的に低減してモータ等の保護を図ることができるよう
になり、また、電動モータの電流値を継続的に低減する
ことでトルクを継続的に低減して当該電動モータにより
駆動される機構の破損等をも防止できるようになる。し
かも、過トルク検出判定手段の検出出力は、過トルク検
出手段により過トルク状態が所定回、検出された段階で
あるからこの過トルク検出判定手段を設けたことによ
り、電動モータの始動時において発生するサージ電流に
伴って発生する可能性のある過トルク検出接点入力21
に対しては警報を発生することがなく、誤動作を防止で
きる。なお、本発明は上述の実施例に限定されるもので
はなく、種々変形して実施することが可能である。
【0061】
【発明の効果】以上、詳述したように本発明は、モータ
始動電流による過トルクの誤警報発生を防止しつつ、一
過性でない過トルク状態の発生時にこれを知らせると共
に、モータ電流を継続的に抑制して、モータの加熱を防
止することができる他、モータ電流を継続的に抑制する
ことによって電動サーボ機構を駆動する力を弱め、電動
サーボ機構の破損等をも防止できるようにした電動駆動
装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を説明するための図であっ
て、本発明の電動サーボの過トルク検出時の保護回路の
一例を示すブロック図。
【図2】本発明の一実施例を説明するための図であっ
て、図1の構成における過トルク検出判定回路24の一
実施例を示すブロック図。
【図3】本発明の一実施例を説明するための図であっ
て、図1の構成における過トルク検出判定回路24の別
の実施例を示すブロック図。
【図4】図2および図3に示す過トルク検出判定回路2
4の動作例を示すタイミングチャート。
【図5】本発明の実施例を説明するための図であって、
本発明を適用したシステム構成例のブロック図。
【図6】従来例を説明するための図であって、電動サー
ボを用いた一般的な弁操作機構の構成例を示す図。
【符号の説明】
2…電動サーボモータドライバへの電流制限入力 2L…リレーの励磁コイル 7…電動サーボモータドライバ部 8…電動サーボモータ部 9…モータトルク伝達用ギア部 10…過トルク検出部 10a…過トルク検出部10の出力により動作する過ト
ルク検出出力接点 11…電動サーボ機構固定側部 12…電動サーボ機構可動側部 13…被操作機構部 20…保護回路 21…過トルク検出接点 22…電流制限出力部 23…過トルク状態継続検出タイマ(始動電流による過
トルク検出時の誤警報防止機能を含む) 24…過トルク検出判定回路 25…警報出力部 26…電動サーボ運転条件入力部 31…ON状変により動作するシングルショットタイマ 32…ON状変により動作するカウンタ(設定値異常で
ON) 33…アンドゲート 34…過トルク検出異常出力部 41…OFF状変により動作するシングルショットタイ
マ G1…アンドゲート(第1のゲート) G2…オアゲート(第2のゲート) G3…オアゲート(第3のゲート) G4…アンドゲート(第4のゲート) 51…システム側の構成要素

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動モータにより駆動される駆動機構に
    おいて、 前記電動モータの駆動操作力から過トルク状態を検出す
    る過トルク検出手段と、 過トルク状態が予め設定した所定時間に亙り発生すると
    き検出出力を発生する過トルク状態継続検出手段と、 前記電動モータの駆動制御時、前記過トルク状態継続検
    出手段からの検出出力を受けると警報出力を発生する警
    報手段と、を具備することを特徴とする電動駆動装置。
  2. 【請求項2】 電動モータにより駆動される駆動機構に
    おいて、 電動モータの駆動操作力から過トルク状態を検出する過
    トルク検出手段と、 前記電動モータが過トルク状態である間、当該電動モー
    タの電流値を低減すべく制御する駆動制御手段と、 前記過トルク検出手段により過トルク状態が予め設定し
    た所定時間に亙り発生するとき検出出力を発生する過ト
    ルク状態継続検出手段と、 前記電動モータの駆動制御時、前記過トルク検出手段に
    より過トルク状態が所定回、検出されると検出出力を発
    生する過トルク検出判定手段と、 前記電動モータの駆動制御時、前記過トルク状態継続検
    出手段または過トルク検出判定手段からの検出出力のう
    ち、少なくとも一方を受けると警報出力を発生する警報
    手段と、を具備することを特徴とする電動駆動装置。
  3. 【請求項3】 電動モータにより駆動される駆動機構に
    おいて、 電動モータの駆動操作力から過トルク状態を検出する過
    トルク検出手段と、 前記電動モータが過トルク状態である間、当該電動モー
    タの電流値を低減すべく制御する駆動制御手段と、 前記過トルク検出手段により過トルク状態が予め設定し
    た所定時間に亙り発生するとき検出出力を発生する過ト
    ルク状態継続検出手段と、 前記電動モータの駆動制御時、前記過トルク状態継続検
    出手段からの検出出力を受けると警報出力を発生する警
    報手段と、を具備することを特徴とする電動駆動装置。
  4. 【請求項4】 電動モータにより駆動される駆動機構に
    おいて、 電動モータの駆動操作力から過トルク状態を検出する過
    トルク検出手段と、 前記電動モータが過トルク状態である間、当該電動モー
    タの電流値を低減すべく制御する駆動制御手段と、 前記過トルク検出手段により過トルク状態が予め設定し
    た所定時間に亙り発生するとき検出出力を発生する過ト
    ルク状態継続検出手段と、 前記電動モータの駆動制御時、前記過トルク状態継続検
    出手段からの検出出力を受けると前記駆動制御手段の電
    流値低減状態を保持すべく制御する自己保持手段と、を
    具備することを特徴とする電動駆動装置。
  5. 【請求項5】 電動モータにより駆動される駆動機構に
    おいて、 電動モータの駆動操作力から過トルク状態を検出する過
    トルク検出手段と、 前記電動モータが過トルク状態である間、当該電動モー
    タの電流値を低減すべく制御する駆動制御手段と、 前記過トルク検出手段により過トルク状態が予め設定し
    た所定時間に亙り発生するとき検出出力を発生する過ト
    ルク状態継続検出手段と、 前記電動モータの駆動制御時、前記過トルク状態継続検
    出手段からの検出出力を受けると警報出力を発生する警
    報手段と、 前記電動モータの駆動制御時、前記過トルク状態継続検
    出手段からの検出出力を受けると前記駆動制御手段の電
    流値低減状態を保持すべく制御する自己保持手段と、を
    具備することを特徴とする電動駆動装置。
  6. 【請求項6】 電動モータにより駆動される駆動機構に
    おいて、 電動モータの駆動操作力から過トルク状態を検出する過
    トルク検出手段と、 前記電動モータが過トルク状態である間、当該電動モー
    タの電流値を低減すべく制御する駆動制御手段と、 前記過トルク検出手段により過トルク状態が予め設定し
    た所定時間に亙り発生するとき検出出力を発生する過ト
    ルク状態継続検出手段と、 前記電動モータの駆動制御時、前記過トルク検出手段に
    より過トルク状態が所定回、検出されると検出出力を発
    生する過トルク検出判定手段と、 前記電動モータの駆動制御時、前記過トルク状態継続検
    出手段または過トルク検出判定手段からの検出出力のう
    ち、少なくとも一方を受けると警報出力を発生する警報
    手段と、 前記電動モータの駆動制御時、前記過トルク状態継続検
    出手段または過トルク検出判定手段からの検出出力のう
    ち、少なくとも一方を受けると前記駆動制御手段の電流
    値低減状態を保持すべく制御する自己保持手段と、を具
    備することを特徴とする電動駆動装置。
  7. 【請求項7】 電動モータにより駆動される駆動機構に
    おいて、 電動モータの駆動操作力から過トルク状態を検出する過
    トルク検出手段と、 前記電動モータの駆動制御時、前記過トルク検出手段に
    より過トルク状態が所定回、検出されると検出出力を発
    生する過トルク検出判定手段と、 前記電動モータの駆動制御時、前記過トルク検出判定手
    段からの検出出力を受けると警報出力を発生する警報手
    段と、を具備することを特徴とする電動駆動装置。
  8. 【請求項8】 電動モータにより駆動される駆動機構に
    おいて、 電動モータの駆動操作力から過トルク状態を検出する過
    トルク検出手段と、 前記電動モータが過トルク状態である間、当該電動モー
    タの電流値を低減すべく制御する駆動制御手段と、 前記電動モータの駆動制御時、前記過トルク検出手段に
    より過トルク状態が所定回、検出されると検出出力を発
    生する過トルク検出判定手段と、 前記電動モータの駆動制御時、前記過トルク検出判定手
    段からの検出出力を受けると警報出力を発生する警報手
    段と、を具備することを特徴とする電動駆動装置。
  9. 【請求項9】 電動モータにより駆動される駆動機構に
    おいて、 電動モータの駆動操作力から過トルク状態を検出する過
    トルク検出手段と、 前記電動モータが過トルク状態である間、当該電動モー
    タの電流値を低減すべく制御する駆動制御手段と、 前記電動モータの駆動制御時、前記過トルク検出手段に
    より過トルク状態が所定回、検出されると検出出力を発
    生する過トルク検出判定手段と、 前記電動モータの駆動制御時、前記過トルク検出判定手
    段からの検出出力を受けると前記駆動制御手段の電流値
    低減状態を保持すべく制御する自己保持手段と、を具備
    することを特徴とする電動駆動装置。
  10. 【請求項10】 電動モータにより駆動される駆動機構
    において、 電動モータの駆動操作力から過トルク状態を検出する過
    トルク検出手段と、 前記電動モータが過トルク状態である間、当該電動モー
    タの電流値を低減すべく制御する駆動制御手段と、 前記電動モータの駆動制御時、前記過トルク検出手段に
    より過トルク状態が所定回、検出されると検出出力を発
    生する過トルク検出判定手段と、 前記電動モータの駆動制御時、前記過トルク検出判定手
    段からの検出出力を受けると警報出力を発生する警報手
    段と、 前記電動モータの駆動制御時、前記過トルク検出判定手
    段からの検出出力を受けると前記駆動制御手段の電流値
    低減状態を保持すべく制御する自己保持手段と、を具備
    することを特徴とする電動駆動装置。
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