JP3715340B2 - 電動駆動装置 - Google Patents

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【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は駆動機構、例えば、流量調節弁等の弁操作用として使用される電動サーボ機構等の電動駆動装置に係わり、特にその過トルク検出時の保護のための回路の改良を図った電動駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
弁操作機構には電動サーボモータが用いられるが、この電動サーボを用いた弁操作機構の構成例を示すと図6の如きである。すなわち図6に示す構成は、駆動源である電動サーボモータ部8、この電動サーボモータ部8を駆動制御する電動サーボモータドライバ部7、電動サーボモータ部8の回転力を伝達するモータトルク伝達用ギア部9、このモータトルク伝達用ギア部9を介して受ける電動サーボモータ部8の回転力にて駆動操作され、電動サーボ機構可動側部12を操作量対応に駆動する電動サーボ機構固定側部11、駆動操作力により電動サーボモータ部8の過トルク状態を検出する過トルク検出部10、電動サーボ機構可動側部12によって操作される操作対象の機能要素である被操作機構部13からなり、さらに電動サーボモータドライバ部7の入力段にはモータ電流制限入力信号接点2が設けられていて、このモータ電流制限入力信号接点2は過トルク検出部10が電動サーボモータ部8の過トルクを検出したときにこれを閉じるように構成してある。
【0003】
すなわち、このモータ電流制限入力信号接点2は例えば、リレーを使用しており、このリレーの励磁コイル2Lに、過トルク検出部10の出力により動作する過トルク検出出力接点10aを接続したもので、過トルク検出部10が動作時にこの過トルク検出出力接点10aを閉じることでこの過トルク検出出力接点10aを介してリレーの励磁コイル2Lを励磁し、モータ電流制限入力信号接点2を閉じるように構成してある。
【0004】
電動サーボモータドライバ部7はモータ電流制限入力信号接点2がオンになることで、予め定めた所定の電流値に納まるように電流制限制御して電動サーボモータ部8を駆動制御する機能を有している。
【0005】
このような構成において、通常はモータ電流制限入力信号接点2が開路状態にあり、電動サーボモータドライバ部7へのモータ電流制限入力はない状態にある。電動サーボモータドライバ部7は外部から制御指令を受けることで、速度指令値対応に電動サーボモータ部8を駆動し、電動サーボモータ部8の回転力がモータトルク伝達用ギア部9に伝達されることによって、電動サーボ機構固定側部11に駆動力が伝達され、電動サーボ機構固定側部11における可動側部12が操作されて最終的に被操作機構部13が駆動操作されることになる。そして、電動サーボモータ部8の過トルク状態が過トルク検出部10によって検出されるとモータ電流制限入力信号接点2が閉路(オン)され、これによって電動サーボモータドライバ部7は予め定めた所定の電流値内に納まるように電流制限制御して電動サーボモータ部8を駆動制御し、過トルク状態にならないようする。
【0006】
ここで、一般的に過トルク状態は、被操作機構13に何等かの障害物が挟まる等の原因により発生することが最も多く、このような原因で電動サーボ機構における可動側部12が動作不良に陥ることにより、モータ電流が増大してモータトルクが大きくなることで過トルク状態になる。
【0007】
過トルク状態は、このモータの駆動操作力の増大により動作する過トルク検出部10により検知し、過トルク状態が検知された時点でモータ電流制限入力信号接点2をオンして電動サーボモータドライバ部7に電流制限動作をさせて電動サーボモータ部8に流す電流を所定値内に抑えるようにし、保護をはかる。
【0008】
また、過トルク検出部10によって過トルク状態が検出されてモータ電流制限入力信号接点2がオンされることによって、モータ電流がある一定値に制限されると今度はモータトルクが小さくなるため、過トルク状態が検出されなくなってモータ電流制限入力信号接点2が復帰(オフ)する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
電動サーボ機構においては、動力源である電動サーボモータが過トルク状態に陥らないように、過トルク検出部によって監視し、過トルク状態が検出されると電動サーボモータのドライバがモータ電流を所定電流値内に抑えるように制御するようにしてある。
【0010】
この構成においては過トルク状態はモータの駆動操作力を監視し、この操作力が設定値を超えると過トルクと判定してドライバにモータ電流制限入力を与え、ドライバは予め定めた所定の電流値内に納まるように電流制限制御してモータを駆動制御し、過トルク状態にならないようする。
【0011】
ところで、電動サーボ機構においての過トルク状態は、一般的にこの電動サーボ機構によって操作される被操作機構に何等かの障害物が挟まる等の原因により動作不良を発生することで生じることが最も多く、この動作不良に陥ることにより、モータ電流が増大することでモータトルクが大きくなり、過トルク状態になる。
【0012】
そして、過トルク状態になるとモータ電流制限入力をドライバに与え、該ドライバに電流制限動作をさせてモータに流す電流を所定値内に抑えるようにし、保護をはかる。しかし、モータ電流制限入力は過トルク状態が検出されている時にドライバに与えられるものであり、モータ電流がある一定値に制限されたことによりモータトルクが小さくなると、モータ電流制限入力がなくなり、再び、電流値が増大して過トルク状態になり、これによってモータ電流制限入力がドライバに与えられ、該ドライバに電流制限動作をさせてモータに流す電流を所定値内に抑えるといった動作が繰り返される危険がある。
【0013】
これは、過トルク状態に陥る原因が解消されないまま、電流値のみで制御を行っていることに起因する。
そして、このような制御形態を続けていると、過トルク検出時に、過トルク状態とモータ電流制限状態が繰り返されるハンチング現象を継続する結果、モータ温度の上昇を招き、モータを焼損する危険性やモータ・サーボ機構部および被操作部の破損を招くといった危険性があった。
【0014】
そこで、この発明の目的とするところは、電動サーボ機構において、動力源であるモータの過トルクを検出する検出部の検出機構・設定値に関係なく、異常時の過トルク検出が行え、モータ・サーボ機構(固定・可動)部および被操作部の破損防止を図ることができるようにした保護回路を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は次のように構成する。すなわち、電動モータにより駆動される駆動機構において、
第1には、前記電動モータの駆動操作力から過トルク状態を検出する過トルク検出手段と、過トルク状態が予め設定した所定時間に亙り発生するとき検出出力を発生する過トルク状態継続検出手段と、前記電動モータの駆動制御時、前記過トルク状態継続検出手段からの検出出力を受けると警報出力を発生する警報手段とを具備する。更には、前記電動モータが過トルク状態である間、当該電動モータの電流値を低減すべく制御する駆動制御手段を設け、前記電動モータの駆動制御時、前記過トルク状態継続検出手段からの検出出力を受けると前記駆動制御手段の電流値低減状態を保持すべく制御する自己保持手段を設ける。
【0016】
第2には、電動モータの駆動操作力から過トルク状態を検出する過トルク検出手段と、前記電動モータの駆動制御時、前記過トルク検出手段により過トルク状態が所定回、検出されると検出出力を発生する過トルク検出判定手段と、前記電動モータの駆動制御時、前記過トルク検出判定手段からの検出出力を受けると警報出力を発生する警報手段とを設けて構成する。更には、前記電動モータが過トルク状態である間、当該電動モータの電流値を低減すべく制御する駆動制御手段を設け、前記電動モータの駆動制御時、前記過トルク検出判定手段からの検出出力を受けると前記駆動制御手段の電流値低減状態を保持すべく制御する自己保持手段を設ける。
【0017】
第3には、電動モータの駆動操作力から過トルク状態を検出する過トルク検出手段と、前記電動モータが過トルク状態である間、当該電動モータの電流値を低減すべく制御する駆動制御手段と、前記過トルク検出手段により過トルク状態が予め設定した所定時間に亙り発生するとき検出出力を発生する過トルク状態継続検出手段と、前記電動モータの駆動制御時、前記過トルク検出手段により過トルク状態が所定回、検出されると検出出力を発生する過トルク検出判定手段と、前記電動モータの駆動制御時、前記過トルク状態継続検出手段または過トルク検出判定手段からの検出出力のうち、少なくとも一方を受けると警報出力を発生する警報手段と、前記電動モータの駆動制御時、前記過トルク状態継続検出手段または過トルク検出判定手段からの検出出力のうち、少なくとも一方を受けると前記駆動制御手段の電流値低減状態を保持すべく制御する自己保持手段とを設けて構成する。
【0018】
【作用】
本装置においては、過トルク検出手段が電動モータの駆動操作力から過トルク状態を検出する。すると、第1の構成においては、過トルク状態が予め設定した所定時間に亙り発生するとき過トルク状態継続検出手段は検出出力を発生し、警報手段は前記電動モータの駆動制御時、当該過トルク状態継続検出手段からの検出出力を受けて警報出力を発生する。
【0019】
従って、過トルク状態が発生すると警報を発して知らせることができるようになる。
更には、駆動制御手段を設けることにより、前記電動モータが過トルク状態である間、当該電動モータの電流値を低減すべく制御する。そのため、過トルク状態が発生すると警報を発して知らせると共に、電動モータの電流値を低減すべく制御することができるようになる。
【0020】
さらに、自己保持手段を設けることにより、前記電動モータの駆動制御時、前記過トルク状態継続検出手段からの検出出力を受けると前記駆動制御手段の電流値低減状態を保持すべく制御することができるから、過トルク状態が発生すると継続的に警報を発して知らせると同時に、電動モータの電流値を低減すべく継続的に制御することができるようになる。従って、過トルク状態から電動モータを保護することができるようになり、また、電動モータの電流値を継続的に低減することでトルクを継続的に低減して当該電動モータにより駆動される機構の破損等をも防止できるようになる。
【0021】
第2の構成の場合、前記電動モータの駆動制御時、過トルク検出手段により過トルク状態が所定回、検出されると過トルク検出判定手段は検出出力を発生する。そして、前記電動モータの駆動制御時、警報手段は前記過トルク検出判定手段からの検出出力を受けると警報出力を発生する。
【0022】
従って、過トルク状態が発生すると警報を発して知らせることができるようになる。特に、警報出力の発生は前記電動モータの駆動制御時、前記過トルク検出判定手段からの検出出力を受けた段階であり、過トルク検出判定手段の検出出力は、過トルク検出手段により過トルク状態が所定回、検出された段階であるからこの過トルク検出判定手段を設けたことにより、電動モータの始動時において発生するサージ電流に対しては警報を発生することがなく、誤検出を防止できる。
【0023】
更には、駆動制御手段を設けたことにより、前記電動モータが過トルク状態である間、当該電動モータの電流値を低減すべく制御する。そのため、過トルク状態が発生すると警報を発して知らせると共に、電動モータの電流値を低減すべく制御することができるようになる。
【0024】
さらに、自己保持手段を設けることにより、前記電動モータの駆動制御時、前記過トルク検出判定手段からの検出出力を受けると前記駆動制御手段の電流値低減状態を保持すべく制御することができるから、過トルク状態が発生すると継続的に警報を発して知らせると同時に、電動モータの電流値を低減すべく継続的に制御することができるようになる。従って、過トルク状態から電動モータを保護することができるようになり、また、電動モータの電流値を継続的に低減することでトルクを継続的に低減して当該電動モータにより駆動される機構の破損等をも防止できるようになる。しかも、過トルク検出判定手段の検出出力は、過トルク検出手段により過トルク状態が所定回、検出された段階であるからこの過トルク検出判定手段を設けたことにより、電動モータの始動時において発生するサージ電流に対しては警報を発生したり、電動モータの電流値の継続的な低減動作状態に陥ることがなく、誤動作を防止できる。
【0025】
また本発明は、第3の構成を採用することにより、過トルク状態継続検出手段は過トルク検出手段により過トルク状態が予め設定した所定時間に亙り発生するとき検出出力を発生し、また、駆動制御手段は前記電動モータが過トルク状態である間、当該電動モータの電流値を低減すべく制御する。そして、過トルク検出判定手段は前記電動モータの駆動制御時、前記過トルク検出手段により過トルク状態が所定回、検出されると検出出力を発生し、警報手段は前記電動モータの駆動制御時、前記過トルク状態継続検出手段または過トルク検出判定手段からの検出出力のうち、少なくとも一方を受けると警報出力を発生する。また、自己保持手段は前記電動モータの駆動制御時、前記過トルク状態継続検出手段または過トルク検出判定手段からの検出出力のうち、少なくとも一方を受けると前記駆動制御手段の電流値低減状態を保持すべく制御する。
【0026】
従って、一過性でない過トルク状態が発生すると警報を発して知らせることができるようになり、また、当該電動モータの電流値を継続的に低減してモータ等の保護を図ることができるようになり、また、電動モータの電流値を継続的に低減することでトルクを継続的に低減して当該電動モータにより駆動される機構の破損等をも防止できるようになる。しかも、過トルク検出判定手段の検出出力は、過トルク検出手段により過トルク状態が所定回、検出された段階であるからこの過トルク検出判定手段を設けたことにより、電動モータの始動時において発生するサージ電流に対しては警報を発生したり、電動モータの電流値の継続的な低減動作状態に陥ることがなく、誤動作を防止できる。
【0027】
【実施例】
本実施例の装置は、モータ駆動操作力から過トルクを検出する過トルク検出部、過トルク検出部が過トルク状態であることを検出するとモータ電流を制限し、過トルク状態が解消されるとモータ電流の制限を解いてモータ駆動制御をするモータ電流制限機能を有したサーボモータドライバとを持つ電動サーボ機構において、過トルク状態継続検出タイマの動作または過トルク検出判定回路による異常検出時に電動サーボ運転条件がなくなるまで電流制限条件を自己保持し、システムとしての保護回路に対して警報条件を渡すと共に、電動サーボモータドライバに電流制限入力を与えて、モータの温度上昇や電動サーボ機構部および被操作機構部の破損を確実に防止するようにするものであり、以下、本発明の一実施例について、その詳細を図面を参照して説明する。
【0028】
図1は本発明の一実施例としての回路ブロック図であり、過トルク状態からシステムを保護する保護回路20の構成例を示している。本実施例ではこの保護回路20を従来技術として説明した図6の弁操作機構に適用するケースを例に説明する。
【0029】
図6の弁操作機構は、既に説明したように、駆動源である電動サーボモータ部8、この電動サーボモータ部8を駆動制御する電動サーボモータドライバ部7、電動サーボモータ部8の回転力を伝達するモータトルク伝達用ギア部9、このモータトルク伝達用ギア部9を介して受ける電動サーボモータ部8の回転力にて駆動操作され、電動サーボ機構の可動側部12を操作量対応に駆動する電動サーボ機構固定側部11、モータ駆動操作力により電動サーボモータ部8の過トルク状態を検出する過トルク検出部10、電動サーボ機構可動側部12によって操作される操作対象の機能要素である被操作機構部13からなり、さらに電動サーボモータドライバ部7の入力段にはモータ電流制限入力信号接点2が設けられていて、このモータ電流制限入力信号接点2は過トルク検出部10が電動サーボモータ部8の過トルクを検出したときにこれを閉じるように構成してある。
【0030】
この弁操作機構に図1に示す本発明の保護回路20を接続して構成することで、過トルク状態になった場合での電流制限/電流制限解除の繰り返しを防止する。なお本発明は、本発明の保護回路20を図6の構成に併用する実施形態と、本発明の保護回路20で図6の構成の一部を置き換える実施形態のいずれをも採用可能であり、本発明の保護回路20を図6の構成に併用する実施形態を採用すれば、過トルク検出時の保護を、過トルク検出部10の検出機構、設定値に関係なく行うことができる構成となる。
【0031】
図1に本発明の一実施例としての保護回路20を示す。この図1の保護回路20は、過トルク検出接点21と、電動サーボモータドライバ部7へ電流制限指令を与える電流制限出力部22と、過トルク状態継続検出タイマ23と、過トルク検出判定回路24と、システム側へ警報を与える警報出力部25および電動サーボの運転条件を与える電動サーボ運転条件入力部26にて構成される。
【0032】
上記過トルク検出接点21は過トルク検出部10の出力により動作する接点であり、過トルク検出部10が電動サーボモータ部8の過トルク状態を検出すると動作して過トルク検出を知らせることができるようになっている。また、過トルク検出接点21は電動サーボモータ部8の過トルク状態が解消されて過トルク検出部10が過トルク状態を検出しなくなると、復帰する仕組みとなっている。従って、過トルク検出接点21は図6における過トルク検出部10の出力により動作する過トルク検出出力接点10aをそのまま利用するか、過トルク検出出力接点10aと置き換えることができる。
【0033】
図1に示す保護回路20は、過トルク検出接点21の出力端を第1のゲートである2入力アンドゲートG1および第2のゲートである2入力オアゲートG2の第1入力端子にそれぞれ接続されて、出力をこれらゲートに与える構成としてあり、第2のゲートである2入力オアゲートG2の出力は過トルク状態検出タイマ23、過トルク検出判定回路24および電流制限出力部22に与える構成としてある。
【0034】
また、2入力アンドゲートG1の出力端子は2入力オアゲートG2の第2入力端子に接続されてオアゲートG2はアンドゲートG1またはトルク検出接点21のいずれかから出力があれば出力を出す構成としてある。
【0035】
また、第3のゲートである3入力オアゲートG3と第4のゲートである2入力アンドゲートG4がある。そして、第3のゲートである3入力オアゲートG3の第1入力端子には過トルク検出判定回路24の出力が、また、第2入力端子には過トルク状態継続検出タイマ23の出力が、そして、第3入力端子には第4のゲートである2入力アンドゲートG4の出力が、それぞれ入力される構成としてある。また、第4のゲートである2入力アンドゲートG4にはその第1入力端子に電動サーボ運転条件入力部26の出力が、また、第2入力端子にオアゲートG3の出力がそれぞれ入力される構成としてあり、アンドゲートG1の第2入力端子には2入力アンドゲートG4の出力が与えられる構成としてある。
【0036】
ここで電流制限出力部22は過トルク検出接点21がオンのとき、および警報出力部25が警報出力を出している時に電流制限指令を出力するもので、自己保持機能を有しており、システム側の警報リセット操作があると、自己保持を解いて電流制限指令を停止する機能を有するものである。従って、図6の構成における電流制限入力信号接点2をそのまま使用することもできるが、電流制限出力部22はその出力信号を過トルク状態継続検出タイマ23、過トルク検出判定回路24にも使用するので電流制限入力信号接点2を利用する場合にはリレーの接点数をそれ対応に増やしておく必要がある。
【0037】
電流制限出力部22からの電流制限指令出力は、過トルク状態継続検出タイマ23における検出動作条件の一つに、また、過トルク検出判定回路24における検出判定動作実施の条件として、また、電動サーボドライバ部7への電流制限入力条件の一つとしてそれぞれ使用する。
【0038】
過トルク状態継続検出タイマ23は電流制限をしても過トルク検出接点21が復帰しない場合の故障検出用のタイマであり、始動電流による過トルク検出時の誤警報防止と過トルク状態継続検出を行うものである。すなわち、過トルク状態継続検出タイマ23は電流制限出力部22が電流制限指令を出力している場合に計時動作を行い、過トルク検出接点21が復帰すると動作を停止して計時値をクリアすると共に、計時値が予め設定された所定値に達すると出力を出す機能を有する。
【0039】
過トルク検出判定回路24は電流制限をすると過トルク検出接点21が復帰と動作を繰り返す場合の検出用の回路であり、電流制限出力部22が電流制限指令を出力している場合に過トルク検出接点21が復帰すると出力を出す回路であって、これはつぎの2通りがある。
【0040】
その1つは、図2に示す如く、ON状変により動作するシングルショットタイマとカウンタおよびゲートから構成し、もう一つは図3に示す如く、OFF状変により動作するシングルショットタイマとゲートから構成する。
【0041】
詳細を説明する。図2の構成例においては、ON状変により動作するシングルショットタイマ31とON状変により動作するカウンタ32を用いると共に、これらシングルショットタイマ31とカウンタ32の出力のアンドをとるゲート33と、このゲート33の出力にて過トルク検出異常信号を出す過トルク検出異常出力部34とから構成する。ここで、ON状変とは入力信号が例えば、オン状態でレベル“H”、オフ状態でレベル“L”とすれば、レベル“H”への立上がり変化のことを示しており、図4(a)に示す如く、シングルショットタイマ31は入力信号(本実施例の構成の場合、電流制限出力部22からの出力)のON状変に応動してこのタイマ31に予め設定した所定時間経過後に単一パルスを出力する構成であり、カウンタ32は入力信号である電流制限出力部22からの出力のON状変によりカウントを進めるものである。カウンタ32は予め設定された数をカウントすると出力を発生するが、これにより、電流制限出力部22から所定回の出力が発生した段階でシングルショットタイマ31の出力があったとき、過トルク検出異常出力部34から過トルク検出異常信号を出力する構成となる。
【0042】
これにより、過トルク検出入力条件ONから一定時間内に再度、過トルク検出入力条件がONした場合に過トルク検出異常として、過トルク検出異常信号を出力することができる。
【0043】
図3の構成例においては、入力信号(本実施例の構成の場合、電流制限出力部22からの出力)のOFF状変により動作するシングルショットタイマ41を用いると共に、このシングルショットタイマ41の出力と上記入力信号出力(電流制限出力部22からの出力)のアンドをとるゲート33と、このゲート33の出力にて過トルク検出異常信号を出す過トルク検出異常出力部34とから構成する。ここで、OFF状変とは入力信号が例えば、オン状態でレベル“H”、オフ状態でレベル“L”とすれば、レベル“L”への立下がり変化のことを示しており、図4(b)に示す如く、シングルショットタイマ41は入力信号(電流制限出力部22からの出力)のOFF状変に応動して起動して自己に予め設定した所定時間経過後に単一パルスを出力する構成である。
【0044】
そして、OFF状変により動作するシングルショットタイマ41を用いたことで、過トルク検出入力条件OFFから一定時間内(上記自己に予め設定した所定時間内)に再度、過トルク検出入力条件がONした場合に過トルク検出異常として、過トルク検出異常信号を出力することができる。
【0045】
電動サーボ運転条件入力部26は、弁操作機構における電動サーボモータドライバ部7に運転指令が与えられているときにこれを示す信号を出力するものであり、警報出力部25は過トルク検出判定回路24の出力または過トルク状態継続検出タイマ23の出力を受けると同時に、この時、電動サーボ運転条件成立状態であれば、システム側への警報出力すると同時にゲートG3,G4により自己保持するように構成されている。リセットは電動サーボ運転条件不成立の状態において行う。すなわち、電動サーボ運転が実施されているときに、過トルク検出判定回路24の出力または過トルク状態継続検出タイマ23の出力を受けると警報出力部25は警報出力をすると共に自己保持し、電動サーボ運転条件不成立の状態になるとリセットされる構成である。
【0046】
上述した図1の回路20は保護回路として電動サーボ機構に接続されて使用される。電動サーボ機構に本保護回路20を接続した状態を図5に示す。なお、図5において、2はモータ電流制限入力信号接点、2Lはリレーの励磁コイルでモータ電流制限入力信号接点2はこのリレーの接点であり、7は電動サーボモータドライバ部、8は電動サーボモータ部、9はモータトルク伝達用ギア部、10は過トルク検出部、10aは過トルク検出部10の出力により動作する過トルク検出出力接点、11は電動サーボ機構固定側部であり、その機構は図6の同符号同名のものに対応する。なお、モータ電流制限入力信号接点2は図1の電源制限出力部22に対応し、過トルク検出出力接点10aは図1の過トルク検出接点21に対応する。また、51はシステム側の構成要素であり、オペレータ等による制御や指令の中枢となる。
【0047】
つぎにこのような構成の本装置の作用を説明する。
電動サーボモータドライバ部7は外部から制御指令(システム側からの制御指令)を受けることで、この電動サーボモータドライバ部7は指令値対応に電動サーボモータ部8を駆動する。そして、電動サーボモータ部8の回転力がモータトルク伝達用ギア部9に伝達されることによって、電動サーボ機構固定側部11に駆動力が伝達され、電動サーボ機構における可動側部12が操作されて最終的に被操作機構部13が駆動操作されることになる。
【0048】
ここで、電動サーボモータ部8の過トルク状態が発生して過トルク検出部10によりこれが検出されるとモータ電流制限入力信号接点2が閉路(オン)され、これによって電動サーボモータドライバ部7は予め定めた所定の電流値内に納まるように電流制限制御して電動サーボモータ部8を駆動制御し、過トルク状態にならないようする。
【0049】
過トルク検出部10が過トルク状態発生を検出したことで、過トルク検出接点21も動作することになる。そして、この過トルク検出接点21の接点出力はアンドゲートであるゲートG1とオアゲートであるゲートG2に与えられ、ゲートG2を介して過トルク状態継続検出タイマ23、過トルク検出判定回路24そして電流制限出力部22に与えられることになる。そして、これにより電流制限出力部22からは電流制限出力(電流制限指令)が発生することになる。
【0050】
ここで一過性の過トルク状態発生であるならばそれはすぐに解消されるので、過トルク検出接点21の接点の復帰により過トルク状態継続検出タイマ23はタイムアップ前にクリアされ、過トルク検出判定回路24は過トルク検出異常出力部34から過トルク検出異常信号を出力することなく、動作を終了してしまい、また、電流制限出力部22からの電流制限出力もなくなるので、ゲートG4の出力が発生することがない。従って、この場合は過トルク状態の消滅と共に電流制限のない通常の制御状態に戻る。
【0051】
つぎに発生した過トルク状態が一過性でなかった場合の動作を説明する。
一過性でない過トルク状態の発生により、過トルク検出部10がこれを検出するとモータ電流制限入力を発生する。しかし、モータ電流制限入力は過トルク状態が検出されている時にドライバに与えられるものであり、モータ電流がある一定値に制限されたことによりモータトルクが小さくなると、モータ電流制限入力がなくなり、再び、電流値が増大して過トルク状態になり、これによってモータ電流制限入力がドライバに与えられ、該ドライバに電流制限動作をさせてモータに流す電流を所定値内に抑えるといった動作が繰り返されることにもなる。
【0052】
本装置ではこれをつぎのようにして解消している。
過トルク検出部10がモータ電流制限入力を発生すると、過トルク検出接点21の接点が動作することにより、その接点出力がゲートG1,G2に与えられる。そして、これによりゲートG2から出力が出され、電流制限出力部22,過トルク状態継続検出タイマ23,過トルク状態判定回路24に入力される。また、電動サーボが運転状態にあることにより電動サーボ運転条件入力部26からは出力が発生され、ゲートG4に与えられる。
【0053】
ゲートG2から出力により電流制限出力部22は電流制限出力を出し、電動サーボモータドライバ部7に与えて電動サーボモータ部8に流れる電流制限を制限する。また、ゲートG2からの出力により過トルク状態継続検出タイマ23は、電流制限出力部22が電流制限指令を出力している間、計時動作を行うことになり、所定時間経過までに過トルク検出接点21の入力が解除されない場合に、出力を出し、オアゲートである第3のゲートG3を介してアンドゲートである第4のゲートG4にこれを与える。
【0054】
また、過トルク検出判定回路24は過トルク検出接点21が一度動作し、または復帰してから一定時間内に再度、該過トルク検出接点21が動作を繰り返すと出力を出し、第3のゲートG3を介して第4のゲートG4にこれを与える。つまり、過トルク状態判定回路24は電流制限をすると所定時間内に過トルク検出接点21が復帰と動作を繰り返す場合に、過トルク状態が解消されていないと判定して第4のゲートG4に出力を与える。
【0055】
そのため、電流制限出力が断続され、過トルク検出接点21が復帰と動作を繰り返す場合に、あるいは、電流制限指令が出力されている間において、所定時間内に過トルク検出接点21の入力が解除されない場合に、しかも、電動サーボ運転中であれば、第4のゲートG4から出力が出されてこれにより、警報出力部25はシステムに警報出力を出す。第4のゲートG4からの出力はオアゲートである第3のゲートG3を介してアンドゲートである第4のゲートG4に与えられので、この時、引き続き電動サーボ運転条件成立状態であれば、システム側への警報出力と同時にゲートG3,G4によりこの警報出力状態を自己保持する。
【0056】
従って、一過性でない過トルク状態が発生したときは、所定時間の経過後に、警報を出力してしかも、その警報出力状態を自己保持することができ、この警報で監視員に異常事態発生を知らせることができるようになり、また、この警報で電動サーボモータ部8の電源系統を緊急遮断させる等すれば、過トルク状態発生の根本原因が解消しないまま、電流制限と通常の運転の繰り返し動作を行うといったことをなくすことができ、電動サーボモータ部8の加熱や、モータ・サーボ機構(固定・可動)部および被操作部の破損防止を図ることができるようになる。
【0057】
しかも、本装置では過トルク状態継続検出タイマ23、過トルク検出判定回路24のタイムアップ時間を、始動電流の発生持続時間を越えるように、適宜時間設定しておくことで、短時間に収束する過大電流には感応しないようにして、始動電流を過トルク発生と誤認することなく、モータの保護と、サーボ機構部および被操作部の保護を図ることができる。
【0058】
以上、本装置は電動モータにより駆動される駆動機構において、前記電動モータの駆動電流値から過トルク状態を検出する過トルク検出手段と、前記電動モータが過トルク状態である間、当該電動モータの電流値を低減すべく制御する駆動制御手段と、前記過トルク検出手段により過トルク状態が予め設定した所定時間に亙り発生するとき検出出力を発生する過トルク状態継続検出手段と、前記電動モータの駆動制御時、前記過トルク検出手段により過トルク状態が所定回、検出されると検出出力を発生する過トルク検出判定手段と、前記電動モータの駆動制御時、前記過トルク状態継続検出手段または過トルク検出判定手段からの検出出力のうち、少なくとも一方を受けると警報出力を発生する警報手段と、前記電動モータの駆動制御時、前記過トルク状態継続検出手段または過トルク検出判定手段からの検出出力のうち、少なくとも一方を受けると前記駆動制御手段の電流値低減状態を保持すべく制御する自己保持手段とを設けて構成したものである。
【0059】
そして、本装置においては、過トルク検出手段が電動モータの駆動操作力から過トルク状態を検出する。また、過トルク状態継続検出手段は過トルク検出手段により過トルク状態が予め設定した所定時間に亙り発生するとき検出出力を発生し、また、駆動制御手段は前記電動モータが過トルク状態である間、当該電動モータの電流値を低減すべく制御する。そして、過トルク検出判定手段は前記電動モータの駆動制御時、前記過トルク検出手段により過トルク状態が所定回、検出されると検出出力を発生し、警報手段は前記電動モータの駆動制御時、前記過トルク状態継続検出手段または過トルク検出判定手段からの検出出力のうち、少なくとも一方を受けると警報出力を発生する。また、自己保持手段は前記電動モータの駆動制御時、前記過トルク状態継続検出手段または過トルク検出判定手段からの検出出力のうち、少なくとも一方を受けると前記駆動制御手段の電流値低減状態を保持すべく制御する。
【0060】
このようなものであるから、一過性でない過トルク状態が発生すると警報を発して知らせることができるようになり、また、当該電動モータの電流値を継続的に低減してモータ等の保護を図ることができるようになり、また、電動モータの電流値を継続的に低減することでトルクを継続的に低減して当該電動モータにより駆動される機構の破損等をも防止できるようになる。しかも、過トルク検出判定手段の検出出力は、過トルク検出手段により過トルク状態が所定回、検出された段階であるからこの過トルク検出判定手段を設けたことにより、電動モータの始動時において発生するサージ電流に伴って発生する可能性のある過トルク検出接点入力21に対しては警報を発生することがなく、誤動作を防止できる。
なお、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、種々変形して実施することが可能である。
【0061】
【発明の効果】
以上、詳述したように本発明は、モータ始動電流による過トルクの誤警報発生を防止しつつ、一過性でない過トルク状態の発生時にこれを知らせると共に、モータ電流を継続的に抑制して、モータの加熱を防止することができる他、モータ電流を継続的に抑制することによって電動サーボ機構を駆動する力を弱め、電動サーボ機構の破損等をも防止できるようにした電動駆動装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を説明するための図であって、本発明の電動サーボの過トルク検出時の保護回路の一例を示すブロック図。
【図2】本発明の一実施例を説明するための図であって、図1の構成における過トルク検出判定回路24の一実施例を示すブロック図。
【図3】本発明の一実施例を説明するための図であって、図1の構成における過トルク検出判定回路24の別の実施例を示すブロック図。
【図4】図2および図3に示す過トルク検出判定回路24の動作例を示すタイミングチャート。
【図5】本発明の実施例を説明するための図であって、本発明を適用したシステム構成例のブロック図。
【図6】従来例を説明するための図であって、電動サーボを用いた一般的な弁操作機構の構成例を示す図。
【符号の説明】
2…電動サーボモータドライバへの電流制限入力
2L…リレーの励磁コイル
7…電動サーボモータドライバ部
8…電動サーボモータ部
9…モータトルク伝達用ギア部
10…過トルク検出部
10a…過トルク検出部10の出力により動作する過トルク検出出力接点
11…電動サーボ機構固定側部
12…電動サーボ機構可動側部
13…被操作機構部
20…保護回路
21…過トルク検出接点
22…電流制限出力部
23…過トルク状態継続検出タイマ(始動電流による過トルク検出時の誤警報防止機能を含む)
24…過トルク検出判定回路
25…警報出力部
26…電動サーボ運転条件入力部
31…ON状変により動作するシングルショットタイマ
32…ON状変により動作するカウンタ(設定値異常でON)
33…アンドゲート
34…過トルク検出異常出力部
41…OFF状変により動作するシングルショットタイマ
G1…アンドゲート(第1のゲート)
G2…オアゲート(第2のゲート)
G3…オアゲート(第3のゲート)
G4…アンドゲート(第4のゲート)
51…システム側の構成要素

Claims (6)

  1. 電動モータにより駆動される駆動機構において、
    電動モータの駆動操作力から過トルク状態を検出する過トルク検出手段と、
    前記電動モータが過トルク状態である間、当該電動モータの電流値を低減すべく制御する駆動制御手段と、
    前記過トルク検出手段により過トルク状態が予め設定した所定時間に亙り発生するとき検出出力を発生する過トルク状態継続検出手段と、
    前記電動モータの駆動制御時、前記過トルク検出手段により過トルク状態が所定回、検出されると検出出力を発生する過トルク検出判定手段と、
    前記電動モータの駆動制御時、前記過トルク状態継続検出手段または過トルク検出判定手段からの検出出力のうち、少なくとも一方を受けると警報出力を発生する警報手段と、
    を具備することを特徴とする電動駆動装置。
  2. 電動モータにより駆動される駆動機構において、
    電動モータの駆動操作力から過トルク状態を検出する過トルク検出手段と、
    前記電動モータが過トルク状態である間、当該電動モータの電流値を低減すべく制御する駆動制御手段と、
    前記過トルク検出手段により過トルク状態が予め設定した所定時間に亙り発生するとき検出出力を発生する過トルク状態継続検出手段と、
    前記電動モータの駆動制御時、前記過トルク状態継続検出手段からの検出出力を受けると警報出力を発生する警報手段と、
    を具備することを特徴とする電動駆動装置。
  3. 電動モータにより駆動される駆動機構において、
    電動モータの駆動操作力から過トルク状態を検出する過トルク検出手段と、
    前記電動モータが過トルク状態である間、当該電動モータの電流値を低減すべく制御する駆動制御手段と、
    前記過トルク検出手段により過トルク状態が予め設定した所定時間に亙り発生するとき検出出力を発生する過トルク状態継続検出手段と、
    前記電動モータの駆動制御時、前記過トルク状態継続検出手段からの検出出力を受けると警報出力を発生する警報手段と、
    前記電動モータの駆動制御時、前記過トルク状態継続検出手段からの検出出力を受けると前記駆動制御手段の電流値低減状態を保持すべく制御する自己保持手段と、
    を具備することを特徴とする電動駆動装置。
  4. 電動モータにより駆動される駆動機構において、
    電動モータの駆動操作力から過トルク状態を検出する過トルク検出手段と、
    前記電動モータが過トルク状態である間、当該電動モータの電流値を低減すべく制御する駆動制御手段と、
    前記過トルク検出手段により過トルク状態が予め設定した所定時間に亙り発生するとき検出出力を発生する過トルク状態継続検出手段と、
    前記電動モータの駆動制御時、前記過トルク検出手段により過トルク状態が所定回、検出されると検出出力を発生する過トルク検出判定手段と、
    前記電動モータの駆動制御時、前記過トルク状態継続検出手段または過トルク検出判定手段からの検出出力のうち、少なくとも一方を受けると警報出力を発生する警報手段と、
    前記電動モータの駆動制御時、前記過トルク状態継続検出手段または過トルク検出判定手段からの検出出力のうち、少なくとも一方を受けると前記駆動制御手段の電流値低減状態を保持すべく制御する自己保持手段と、
    を具備することを特徴とする電動駆動装置。
  5. 電動モータにより駆動される駆動機構において、
    電動モータの駆動操作力から過トルク状態を検出する過トルク検出手段と、
    前記電動モータが過トルク状態である間、当該電動モータの電流値を低減すべく制御する駆動制御手段と、
    前記電動モータの駆動制御時、前記過トルク検出手段により過トルク状態が所定回、検出されると検出出力を発生する過トルク検出判定手段と、
    前記電動モータの駆動制御時、前記過トルク検出判定手段からの検出出力を受けると警報出力を発生する警報手段と、
    を具備することを特徴とする電動駆動装置。
  6. 電動モータにより駆動される駆動機構において、
    電動モータの駆動操作力から過トルク状態を検出する過トルク検出手段と、
    前記電動モータが過トルク状態である間、当該電動モータの電流値を低減すべく制御する駆動制御手段と、
    前記電動モータの駆動制御時、前記過トルク検出手段により過トルク状態が所定回、検出されると検出出力を発生する過トルク検出判定手段と、
    前記電動モータの駆動制御時、過トルク検出判定手段からの検出出力を受けると警報出力を発生する警報手段と、
    前記電動モータの駆動制御時、前記過トルク検出判定手段からの検出出力を受けると前記駆動制御手段の電流値低減状態を保持すべく制御する自己保持手段と、
    を具備することを特徴とする電動駆動装置。
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