JPH08196079A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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Publication number
JPH08196079A
JPH08196079A JP7004868A JP486895A JPH08196079A JP H08196079 A JPH08196079 A JP H08196079A JP 7004868 A JP7004868 A JP 7004868A JP 486895 A JP486895 A JP 486895A JP H08196079 A JPH08196079 A JP H08196079A
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JP
Japan
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circuit
voltage
capacitor
switch
current
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JP7004868A
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English (en)
Inventor
Yoshio Fukushima
嘉夫 福嶋
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 出力電力が小さい時にも正確な制御ができ、
かつ回路素子の電圧定格を小さくして小型の回路素子を
使用することができる電源装置を提供することを目的と
するものである。 【構成】 電流制限回路5は、スイッチ回路3を通過す
るコンデンサ6の充電電流と負荷8に供給する電流を所
定値以下に制限しており、スイッチ制御回路4は、整流
回路2の出力電圧がこのコンデンサ6の両端の電圧より
所定値だけ高い第一の電圧に到達するまではスイッチ回
路3を短絡してコンデンサ6を接続し、それ以上ではス
イッチ回路3を開放する。従ってコンデンサ6の両端に
接続したDC−DCコンバータ10は、スイッチ回路3
によって制限された電圧以下の電圧で作動するものとな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機器の電子回路が商用
電源と絶縁されずに使用される電子回路の電源装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の電源装置として、図16に示し
ているようなチョッパー方式のスイッチング電源が使用
されている。以下この電源装置について説明する。
【0003】交流電源1は、整流回路2・コンデンサ6
によって整流平滑され、チョッパー回路として作動する
DC−DCコンバータ7にこの電圧が印加されている。
DC−DCコンバータ7の出力は、電子回路である負荷
8に接続されている。
【0004】以上の構成で、DC−DCコンバータ7の
スイッチング動作によって、負荷8に電力が伝達されて
いるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の構成の電源
装置は、出力電力が小さいときは正しい制御が難しいと
いう課題を有しているものである。つまり、出力電力が
小さい時はオンデューティーが大変小さくなって、スイ
ッチング素子の蓄積時間に制約があって、正確な制御が
困難になるものである。
【0006】この場合、オンデューティーを広げる為に
はチョッパー回路を構成するコイルのインダクタンスを
大きくしなければならないものである。しかしコイルの
インダクタンスを大きくするためには巻き回数を増やす
必要があり、これにともなってコイルの直流抵抗が増加
するものである。このコイルの直流抵抗を下げるために
は線径を太くする必要があり、その結果コイルの大きさ
が非常に大きなものとなってしまうものである。
【0007】本発明はこのような従来の電源装置が有し
ている課題を解決しようとするもので、出力電力が小さ
い時にも正確な制御ができ、かつ回路素子の電圧定格を
小さくして小型の回路素子を使用することができる電源
装置を提供することを第一の目的とするものである。ま
た前記第一の目的を達成する第二の手段を提供すること
を第二の目的としている。
【0008】また、更に電源投入時の出力電圧の立ち上
がりを速くした電源装置を提供することを、第三の目的
としている。前記第三の目的を達成するための、第二〜
第五の手段を提供することを、第四〜第七の目的として
いる。
【0009】また、損失を少なくして且つ素子の電流定
格を大きくしないで、出力電圧の立ち上がりを早めるこ
とができる電源装置を提供することを、第八の目的とし
ている。また第八の目的を達成する第二の手段を提供す
ることを、第九の目的としている。
【0010】更に、回路素子の電圧定格を高めることな
く、出力電圧の立ち上がりを早め、且つ重負荷に対して
も立ち上がりの可能な電源装置を提供することを第十の
目的としている。前記第十の目的を達成するための第二
の手段を提供することを第十一の目的としている。
【0011】また、少ない部品点数として重負荷時の出
力電圧の立ち上がりを可能とする電源装置を提供するこ
とを第十二の目的としている。
【0012】また第八の目的に加え、電源立ち上がり後
DC−DCコンバータ回路の異常或いは負荷回路の異常
が生じても、回路の発熱の増加を防止できる電源装置を
提供することを第十三の目的としている。また第十三の
目的を達成する第二の手段を提供することを、第十四の
目的としている。
【0013】更に、特にノイズによる誤動作の少ない電
源装置を提供することを、第十五の目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】第一の目的を達成するた
めの本発明の第一の手段は、交流電源に接続した整流回
路と、コンデンサとDC−DCコンバータとに供給する
電力をオンオフするスイッチ回路と、スイッチ回路を通
過する電流によって充電されるコンデンサと、充電電流
を制限する電流制限回路と、コンデンサの両端の電圧よ
り所定の電圧だけ高い第一の電圧以下では前記スイッチ
回路を短絡し、この第一の電圧以上ではスイッチ回路を
開放するスイッチ制御回路と、コンデンサの両端の電圧
を入力とするDC−DCコンバータとを備えた電源装置
とするものである。
【0015】第二の目的を達成するための本発明の第二
の手段は、交流電源に接続した整流回路と、コンデンサ
とDC−DCコンバータとに供給する電力をオンオフす
るスイッチ回路と、スイッチ回路を通過する電流によっ
て充電されるコンデンサと、充電電流を制限する電流制
限回路と、コンデンサの両端の電圧を制限する出力電圧
制限回路と、コンデンサの両端の電圧より所定の電圧だ
け高い第一の電圧以下では前記スイッチ回路を短絡し、
この第一の電圧以上ではスイッチ回路を開放するスイッ
チ制御回路と、コンデンサの両端の電圧を入力とするD
C−DCコンバータとを備えた電源装置とするものであ
る。
【0016】第三の目的を達成するための本発明の第三
の手段は、交流電源に接続した整流回路と、コンデンサ
とDC−DCコンバータとに供給する電力をオンオフす
るスイッチ回路と、スイッチ回路を通過する電流によっ
て充電されるコンデンサと、充電電流を制限する電流制
限回路と、コンデンサの両端の電圧を制限する出力電圧
制限回路と、コンデンサの両端の電圧より所定の電圧だ
け高い第一の電圧以下では前記スイッチ回路を短絡し、
この第一の電圧以上ではスイッチ回路を開放するスイッ
チ制御回路と、コンデンサの両端の電圧を入力とするD
C−DCコンバータと、コンデンサの電圧が一定値に到
達するとこれを検出して第二のスイッチ回路を駆動して
負荷をDC−DCコンバータに接続する負荷接続制御回
路とを備えた電源装置とするものである。
【0017】また第四の目的を達成するための本発明の
第四の手段は、交流電源に接続した整流回路と、コンデ
ンサとDC−DCコンバータとに供給する電力をオンオ
フするスイッチ回路と、スイッチ回路を通過する電流に
よって充電されるコンデンサと、充電電流を制限する電
流制限回路と、コンデンサの両端の電圧を制限する出力
電圧制限回路と、コンデンサの両端の電圧より所定の電
圧だけ高い第一の電圧以下では前記スイッチ回路を短絡
し、この第一の電圧以上ではスイッチ回路を開放するス
イッチ制御回路と、コンデンサに接続したDC−DCコ
ンバータと、電源を投入してから所定時間の経過を検出
し、負荷をDC−DCコンバータの出力に接続する時間
制御回路とを備えた電源装置とするものである。
【0018】第五の目的を達成するための本発明の第五
の手段は、交流電源に接続した整流回路と、コンデンサ
とDC−DCコンバータとに供給する電力をオンオフす
るスイッチ回路と、スイッチ回路を通過する電流によっ
て充電されるコンデンサと、充電電流を制限する電流制
限回路と、コンデンサの両端の電圧を制限する出力電圧
制限回路と、コンデンサの両端の電圧より所定の電圧だ
け高い第一の電圧以下では前記スイッチ回路を短絡し、
この第一の電圧以上ではスイッチ回路を開放するスイッ
チ制御回路と、コンデンサに接続したDC−DCコンバ
ータと、コンデンサの電圧を検出する電圧検出回路と、
電圧検出回路が動作した後一定時間だけ経過した時点で
負荷をDC−DCコンバータに接続する第二の時間制御
回路を備えた電源装置とするものである。
【0019】第六の目的を達成するための本発明の第六
の手段は、交流電源に接続した整流回路と、コンデンサ
とDC−DCコンバータとに供給する電力をオンオフす
るスイッチ回路と、スイッチ回路を通過する電流によっ
て充電されるコンデンサと、充電電流を制限する電流制
限回路と、コンデンサの両端の電圧を制限する出力電圧
制限回路と、コンデンサの両端の電圧より所定の電圧だ
け高い第一の電圧以下ではスイッチ回路を短絡し、この
第一の電圧以上ではスイッチ回路を開放するスイッチ制
御回路と、コンデンサの両端の電圧を入力とするDC−
DCコンバータと、コンデンサの電圧が一定値に到達す
ると第三のスイッチ回路を駆動してDC−DCコンバー
タを前記コンデンサに接続する接続制御回路を備えた電
源装置とするものである。
【0020】また第七の目的を達成するための本発明の
第七の手段は、交流電源に接続した整流回路と、コンデ
ンサとDC−DCコンバータとに供給する電力をオンオ
フするスイッチ回路と、スイッチ回路を通過する電流に
よって充電されるコンデンサと、充電電流を制限する電
流制限回路と、コンデンサの両端の電圧を制限する出力
電圧制限回路と、コンデンサの両端の電圧より所定の電
圧だけ高い第一の電圧以下ではスイッチ回路を短絡し、
第一の電圧以上ではスイッチ回路を開放する制御を行う
スイッチ制御回路と、コンデンサの両端の電圧を入力と
するDC−DCコンバータと、電源投入してから一定時
間が経過してから、第三のスイッチ回路を駆動してコン
デンサにDC−DCコンバータを接続する第三の時間制
御回路を備えた電源装置とするものである。
【0021】第八の目的を達成するための本発明の第八
の手段は、交流電源に接続した整流回路と、コンデンサ
とDC−DCコンバータとに供給する電力をオンオフす
るスイッチ回路と、スイッチ回路を通過する電流によっ
て充電されるコンデンサと、充電電流を制限する電流制
限回路と、コンデンサの両端の電圧を制限する出力電圧
制限回路と、コンデンサの両端の電圧より一定値高い第
一の電圧以下ではスイッチ回路を短絡し、第一の電圧以
上ではスイッチ回路を開放するスイッチ制御回路と、コ
ンデンサの両端の電圧を入力とするDC−DCコンバー
タと、コンデンサの電圧を検出する電圧検出回路と、第
一の電圧より高い第二の電圧でスイッチ回路を開放短絡
制御する第二のスイッチ制御回路と、電源投入時にコン
デンサの電圧が一定値に到達するまでは第二のスイッチ
制御回路を優先し、一定値以上ではスイッチ回路の制御
を第二のスイッチ制御回路からスイッチ制御回路に切り
換える制御切換回路とを備えた電源装置とするものであ
る。
【0022】第九の目的を達成するための本発明の第九
の手段は、交流電源に接続した整流回路と、コンデンサ
とDC−DCコンバータとに供給する電力をオンオフす
るスイッチ回路と、スイッチ回路を通過する電流によっ
て充電されるコンデンサと、充電電流を制限する電流制
限回路と、コンデンサの両端の電圧を制限する出力電圧
制限回路と、コンデンサの両端の電圧より所定の電圧だ
け高い第一の電圧以下ではスイッチ回路を短絡し、第一
の電圧以上ではスイッチ回路を開放するスイッチ制御回
路と、コンデンサの両端の電圧を入力とするDC−DC
コンバータと、第一の電圧より高い第二の電圧でスイッ
チ回路を制御する第二のスイッチ制御回路と、第四の時
間制御回路が計時した電源を投入してから一定時間が経
過するまでは第二のスイッチ制御回路を優先し、一定時
間が経過してからはスイッチ回路の制御を第二のスイッ
チ制御回路からスイッチ制御回路に切り換える第二の制
御切換回路を備えた電源装置とするものである。
【0023】また第十の目的を達成するための本発明の
第十の手段は、交流電源に接続した整流回路と、コンデ
ンサとDC−DCコンバータとに供給する電力をオンオ
フするスイッチ回路と、スイッチ回路を通過する電流に
よって充電されるコンデンサと、充電電流を制限する電
流制限回路と、コンデンサの両端の電圧を制限する出力
電圧制限回路と、コンデンサの両端の電圧より所定の電
圧だけ高い第一の電圧以下ではスイッチ回路を短絡し、
第一の電圧以上ではスイッチ回路を開放するスイッチ制
御回路と、コンデンサの両端の電圧を入力とするDC−
DCコンバータと、電源投入時にコンデンサの端子電圧
が一定値に到達するまでは、充電電流を電流制限回路で
制限される電流より大きい第二の電流制限回路で制限
し、一定値に到達すると電流制限回路で制限される電流
値に切り換える電流制限切換回路とを備えた電源装置と
するものである。
【0024】更に第十一の目的を達成するための本発明
の第十一の手段は、交流電源に接続した整流回路と、コ
ンデンサとDC−DCコンバータとに供給する電力をオ
ンオフするスイッチ回路と、スイッチ回路を通過する電
流によって充電されるコンデンサと、充電電流を制限す
る電流制限回路と、コンデンサの両端の電圧を制限する
出力電圧制限回路と、コンデンサの両端の電圧より所定
の電圧だけ高い第一の電圧以下ではスイッチ回路を短絡
し、第一の電圧以上ではスイッチ回路を開放するスイッ
チ制御回路と、コンデンサの両端の電圧を入力とするD
C−DCコンバータと、電源投入時に一定時間の間は、
充電電流を電流制限回路で制限される電流より大きい第
二の電流制限回路で制限し、一定時間が経過した後は電
流制限回路で制限される電流値に切り換える第二の電流
制限切換回路とを備えた電源装置とするものである。
【0025】第十二の目的を達成するための本発明の第
十二の手段は、交流電源に接続した整流回路と、コンデ
ンサとDC−DCコンバータとに供給する電力をオンオ
フするスイッチ回路と、スイッチ回路を通過する電流に
よって充電されるコンデンサと、充電電流を制限する電
流制限回路と、コンデンサの両端の電圧を制限する出力
電圧制限回路と、コンデンサの両端の電圧より所定の電
圧だけ高い第一の電圧以下ではスイッチ回路を短絡し、
第一の電圧以上ではスイッチ回路を開放するスイッチ制
御回路と、コンデンサの両端の電圧を入力とし、電源投
入時にコンデンサの電圧の立ち上がり時定数より長い立
ち上がり時定数とする時定数回路を有する第二のDC−
DCコンバータとを備えた電源装置とするものである。
【0026】また第十三の目的を達成するための本発明
の第十三の手段は、交流電源に接続した整流回路と、コ
ンデンサとDC−DCコンバータとに供給する電力をオ
ンオフするスイッチ回路と、スイッチ回路を通過する電
流によって充電されるコンデンサと、充電電流を制限す
る電流制限回路と、コンデンサの両端の電圧を制限する
出力電圧制限回路と、コンデンサの両端の電圧より所定
の電圧だけ高い第一の電圧以下ではスイッチ回路を短絡
し、第一の電圧以上ではスイッチ回路を開放するスイッ
チ制御回路と、コンデンサの両端の電圧を入力とするD
C−DCコンバータと、コンデンサの電圧を検出する電
圧検出回路と、前記第一の電圧より高い第二の電圧でス
イッチ回路を開放短絡制御する第二のスイッチ制御回路
と、電源投入時にコンデンサの端子電圧が一定値に到達
するまでは、第二のスイッチ制御回路を優先し、一定値
以上ではスイッチ回路の制御を第二のスイッチ制御回路
からスイッチ制御回路に切り換え保持する制御切換保持
回路とを備えた電源装置とするものである。
【0027】また第十四の目的を達成するための本発明
の第十四の手段は、交流電源に接続した整流回路と、コ
ンデンサとDC−DCコンバータとに供給する電力をオ
ンオフするスイッチ回路と、スイッチ回路を通過する電
流によって充電されるコンデンサと、充電電流を制限す
る電流制限回路と、コンデンサの両端の電圧を制限する
出力電圧制限回路と、コンデンサの両端の電圧より所定
の電圧だけ高い第一の電圧以下ではスイッチ回路を短絡
し、第一の電圧以上ではスイッチ回路を開放するスイッ
チ制御回路と、コンデンサの両端の電圧を入力とするD
C−DCコンバータと、電源投入時にコンデンサの端子
電圧が一定値に到達するまでは、充電電流を電流制限回
路で制限される電流より大きい第二の電流制限回路で制
限し、一定値に到達すると電流制限回路で制限される電
流値に切り換保持する電流制限切換保持回路とを備えた
電源装置とするものである。
【0028】更に第十五の目的を達成するための本発明
の第十五の手段は、交流電源に接続した整流回路と、コ
ンデンサとDC−DCコンバータとに供給する電力をオ
ンオフするスイッチ回路と、スイッチ回路を通過する電
流によって充電されるコンデンサと、充電電流を制限す
る電流制限回路と、コンデンサの両端の電圧を制限する
出力電圧制限回路と、コンデンサの両端の電圧より所定
の電圧だけ高い第一の電圧以下ではスイッチ回路を短絡
し、第一の電圧以上ではスイッチ回路を開放するスイッ
チ制御回路と、コンデンサの両端の電圧を入力とするD
C−DCコンバータと、コンデンサの電圧を検出する電
圧検出回路と、前記第一の電圧より高い第二の電圧でス
イッチ回路を制御する第二のスイッチ制御回路と、電源
投入時にコンデンサの端子電圧が一定値に到達するまで
は、第二のスイッチ制御回路を優先し、一定値以上では
スイッチ回路の制御を第二のスイッチ制御回路からスイ
ッチ制御回路に切り換え保持する制御切換回路と、コン
デンサ電圧降下不検知回路とを備えた電源装置とするも
のである。
【0029】
【作用】本発明の第一の手段は、以下のように作用す
る。スイッチ回路を通過するコンデンサの充電電流と負
荷に供給する電流は、電流制限回路が制限する大きさ以
下となっている。スイッチ制御回路は、整流回路の出力
電圧がこのコンデンサの両端の電圧より所定値だけ高い
第一の電圧に到達するまではスイッチ回路を短絡し、そ
れ以上ではスイッチ回路を開放する。従ってコンデンサ
の電圧はスイッチ回路が開放するときの電圧以上の電圧
とはなり得ない。つまり、DC−DCコンバータはスイ
ッチ回路によって制限された電圧以下の電圧で作動する
ものとなる。又この構成では、負荷電流が大きくなるに
連れてコンデンサの電圧が低下しスイッチ回路の電圧も
低下して、過負荷に対して垂下特性を示す保護回路を形
成するもので、過負荷時の回路の発熱を抑えるようにも
作用するものである。
【0030】本発明の第二の手段は、更に電圧制限回路
が作用して、コンデンサの両端の電圧が所定値以上に上
昇しないように制限しているものである。このため、負
荷電流の大小に影響されずに安定して動作する電源装置
を実現するものである。
【0031】本発明の第三の手段は、DC−DCコンバ
ータと負荷との間に接続した第二のスイッチ回路が、コ
ンデンサの電圧が一定値以上に到達するまでは負荷接続
制御回路負荷を制御して負荷を接続しないようにが動作
するものである。これによって、電源投入時の立ち上が
り時間が速まるものである。
【0032】本発明の第四の手段は、時間制御回路が電
源を投入してから後一定時間が経過してから第二のスイ
ッチ回路を短絡制御して、電源投入時の立ち上がり時間
を速めた電源装置として作用するものである。
【0033】本発明の第五の手段は、電源を投入してか
ら後の一定時間は電圧検出回路によってコンデンサの立
ち上がり電圧を検出し、この後更に一定時間が経過した
段階で第二の時間制御回路が第二のスイッチ回路をオン
して、電源投入時に確実に電圧が立ち上がるようにした
電源装置として作用するものである。
【0034】本発明の第六の手段は、スイッチ回路とD
C−DCコンバータとの間に接続した第三のスイッチ回
路が接続制御回路を制御して、コンデンサの電圧が所定
の電圧に到達してから負荷に電圧を供給するように作用
して、電源投入時の立ち上がり時間を速めるものであ
る。
【0035】本発明の第七の手段は、第三の時間制御回
路が整流回路の出力端子電圧が所定の値に到達してから
所定の時間が経過した時点で第三のスイッチ回路を駆動
して、負荷に電圧を供給するように作用するものであ
る。つまり電源投入時に、確実に立ち上がり時間を速め
た電源装置とするものである。
【0036】本発明の第八の手段は、制御切換回路が、
コンデンサの両端の電圧が一定値に到達するまでは第二
のスイッチ回路の制御出力をスイッチ回路に送り、一定
値に到達すると第二のスイッチ制御回路からスイッチ制
御回路に切り換えて、スイッチ制御回路の制御出力をス
イッチ回路に送るものである。つまりスイッチ回路の電
流定格を大きくすることなく回路に大きな電力を供給で
き、またスイッチ回路による電力ロスの発生なく効率の
高い電源装置として作用するものである。
【0037】本発明の第九の手段は、第二の制御切換回
路が、第四の時間制御回路が計時した電源を投入してか
ら所定の時間が経過するまでは第二のスイッチ制御回路
を駆動してスイッチ回路を制御し、所定の時間が経過し
てからはスイッチ制御回路を駆動してスイッチ回路を制
御するものである。つまり立ち上がり時間が速く、且つ
電源出力が立ち上がった後に負荷短絡或いはDC−DC
コンバータの回路異常による電流増加時に回路の発熱を
制限できる電源装置として作用するものである。
【0038】本発明の第十の手段は、電流制限切換回路
が、コンデンサの電圧が所定値以下の間は第二の電流制
限回路を駆動し、所定値以上に達すると電流制限回路を
駆動するようにして、コンデンサの電圧上昇時間を速
め、かつ電圧定格の低い素子を利用して負荷に電力供給
ができる電源装置として作用するものである。
【0039】本発明の第十一の手段は、第二の電流制限
切換回路が電源を投入してから所定の時間が経過すると
第二のスイッチ回路とスイッチ回路とを接続するように
作用する。つまり、DC−DCコンバータ回路の異常或
いは負荷に異常過負荷電流が流れても回路素子の温度上
昇が低く抑えることができる電源装置とするものであ
る。
【0040】本発明の第十二の手段は、時定数回路が電
源投入時のコンデンサの立ち上がり時間よりも長い時間
でDC−DCコンバータの出力を立ちあげるように作用
するものである。つまり、電源投入時の負荷電力を等価
的に減少でき、確実にコンデンサの電圧を立ち上げるこ
とができる電源装置とするものである。
【0041】本発明の第十三の手段は、制御切換保持回
路が、第二のスイッチ制御回路から一旦スイッチ制御回
路に切り換えると以後はこれを保持するように作用する
ものである。従って回路の発熱を制限できる電源装置と
するものである。
【0042】本発明の第十四の手段は、電流制限切換保
持回路が、一旦第二の電流制限回路から電流切換回路に
切り換えると以後はこれを保持するように作用するもの
である。つまり、DC−DCコンバータ回路の異常或い
は負荷回路の異常によってコンデンサの電圧が低下して
も、回路の発熱が増加することを防ぐことができる電源
装置とするものである。
【0043】また本発明の第十五の手段は、コンデンサ
電圧下降不検知回路がコンデンサ電圧の下降を検知しな
いため、回路の異常によってコンデンサの電圧が低下し
ても、第二の電流制限回路に切り換わることがなく、従
って供給電力の増加による回路の発熱の増加を防ぐ電源
装置とするものである。
【0044】
【実施例】以下本発明の第一の手段の実施例の電源装置
について、図1を参照しながら説明する。交流電源1の
出力端子Aには、ダイオード1個で構成した整流回路2
を接続している。本実施例では整流回路2は半波整流と
しているが、全波整流としても差しつかえはない。整流
回路2の出力は、電流制限回路5を介してスイッチ回路
3以下の各回路に接続している。スイッチ回路3として
は、通常半導体を使用している。スイッチ回路3の出力
は、コンデンサ6に接続しておりコンデンサ6を充電し
ている。またスイッチ回路3は、前記整流回路2に接続
したスイッチ制御回路4によって制御されている。コン
デンサ6の出力は、DC−DCコンバータ10に接続し
ている。また電子回路等で構成した負荷8は、DC−D
Cコンバータ10に接続されている。
【0045】以下本実施例の動作について説明する。交
流電源1が供給する電圧が整流回路2によって整流さ
れ、スイッチ制御回路4がこの電圧を検知して作用し、
スイッチ回路3を短絡する。この状態で、コンデンサ6
・DC−DCコンバータ10には電流制限回路5で制限
される電流が供給されるものである。これによってコン
デンサ6は充電され、コンデンサ6の電圧は上昇を開始
する。この電圧上昇率は、DC−DCコンバータ10及
びDC−DCコンバータ10に接続した負荷8への供給
電流、従って電力供給量に応じて変化するものである。
一方整流回路2の出力電圧は、前記コンデンサ6の電圧
の上昇より速いスピードで上昇するため、コンデンサ6
の電圧と整流回路2の出力電圧とは整流回路2の出力電
圧が上昇するに連れて開いていく。スイッチ制御回路4
は、この電圧の差を検知しており、この差が所定値であ
る第一の電圧に到達すると、スイッチ回路3を開放する
ように制御するものである。
【0046】従って、整流回路2の出力電圧が前記スイ
ッチ回路3が開放された時点から更に上昇していく間は
コンデンサ6に対する充電は行われず、コンデンサ6か
らDC−DCコンバータ10に電力供給が行われている
ものである。換言すれば、この期間はコンデンサ6の電
圧は低下するものである。
【0047】整流回路2の出力電圧が交流電源1の電圧
変化に応じて変化し、ピーク電圧を越えて減少をはじめ
ると、整流回路2の出力電圧を検知しているスイッチ制
御回路4は前記第一の電圧を再び検知することになる。
このときスイッチ制御回路4は、スイッチ回路3を短絡
するように作用する。このため、コンデンサ6及びDC
−DCコンバータ10には再び電流制限回路5で制限さ
れる電流が供給される。こうして、交流電源1の電圧は
0となって整流回路2の出力電圧も0となる。
【0048】本電源装置は以上のサイクルを繰り返すよ
うに作動するものである。このとき本実施例で使用して
いる第一の電圧の設定を、DC−DCコンバータ10及
び負荷8に流れる一定電流に基づいた設定としておけ
ば、スイッチ回路3のスイッチ電圧を一定値以下とする
ことができ、従ってコンデンサ6に印加される電圧も一
定値以下に制限することが可能となるものである。つま
りコンデンサ6の電圧は、スイッチ回路3が開放すると
きの電圧以上の電圧とはなり得ないものである。こうし
て、DC−DCコンバータ10はスイッチ回路3によっ
て制限された電圧以下の電圧で作動するものとなる。こ
の構成では、負荷電流が大きくなるに連れてコンデンサ
6の電圧が低下し、スイッチ回路3の電圧も低下して、
過負荷に対しては垂下特性を示す保護回路を形成するも
のである。つまり過負荷時の回路の発熱を抑えるのであ
る。
【0049】またDC−DCコンバータ10への入力電
圧が低いため、DC−DCコンバータ10を構成する半
導体のオン期間が長くなるものである。従ってこの半導
体の蓄積時間の影響は少なくなって、半導体の蓄積時間
による制御の乱れが起こらないものである。つまり本実
施例によれば、従来問題であった出力電力が小さい時の
制御が正確にできるものである。
【0050】次に本発明の第二の手段の実施例の電源装
置について、図2を参照しながら説明する。本実施例で
は、前記図1の構成に加えて出力電圧制限回路11を設
けているものである。出力電圧制限回路11は、コンデ
ンサ6の電圧を監視してこの電圧が一定値を越さないよ
うにスイッチ回路3を制御するものである。
【0051】以下本実施例の動作について説明する。出
力電圧制限回路11が、コンデンサ6の電圧を監視して
この電圧が一定値を越さないようにスイッチ回路3を制
御しているため、コンデンサ6及び負荷8への供給電流
は制限されるものである。
【0052】これによって負荷8に流れる電流が変動し
ても、コンデンサ6の電圧が出力電圧制限回路11で設
定される電圧以上になることはないものである。このた
め、本実施例によれば負荷電流の大小に影響されずに安
定して動作する電源装置を実現することができるもので
ある。
【0053】次に本発明の第三の手段の実施例の電源装
置について、図3を参照しながら説明する。12は第二
のスイッチ回路であり、DC−DCコンバータ10の出
力と負荷8との間に接続されている。13は負荷接続制
御回路で、コンデンサ6の一端とスイッチ回路3との間
に接続している。
【0054】以下本実施例の動作を説明する。負荷接続
制御回路13はコンデンサ6の電圧を監視しており、電
源を投入してコンデンサ6の電圧が上昇して一定電圧に
到達すると、第二のスイッチ回路12を短絡するもので
ある。これによって、コンデンサ6の電圧が前記一定電
圧に到達するまでの間は、負荷8は接続されないもので
ある。つまり、整流回路2が供給する電流はコンデンサ
6の充電だけに使用されることになり、コンデンサ6の
充電時間が速まるものである。
【0055】また電源投入の瞬間はコンデンサ6の電圧
は0であるため、スイッチ回路3のスイッチ電圧は前記
実施例1で説明した第一の電圧となって、通常動作時よ
りコンデンサ6の電圧分だけ低い値となるものである。
従って電力供給量も少なくなって、装置の立ち上がり時
間はそれだけ速くなるものである。
【0056】以上のように、本実施例によれば電源投入
時の立ち上がり時間を早めることが可能となる。また本
実施例の電源装置は、コンデンサ6の端子が短絡された
場合、スイッチ回路3のスイッチ電圧が第一の電圧まで
低下するため、回路の消費電力が低下して発熱を抑える
ことができるものである。また負荷8の短絡が発生して
出力電圧制限回路11が動作しない電圧に低下したとき
にも、前記スイッチ電圧が低下することによって回路の
発熱を抑えることができるものである。また一方で、負
荷8が重くてスイッチング電圧が第一の電圧では電源出
力として立ち上がる事が困難なほど負荷電流が大きい場
合にも、立ち上げが可能となるものである。
【0057】続いて本発明の第四の手段の実施例の電源
装置について、図4を参照しながら説明する。本実施例
では、整流回路2の出力と第二のスイッチ回路12との
間に時間制御回路14を接続しているものである。この
時間制御回路14としては、抵抗・コンデンサの組み合
わせによる時定数回路や、マイコン或いはディジタルカ
ウンター等、色々な手段が考えられるものである。つま
り、電源を投入してから所定時間の経過を検出し、負荷
8をDC−DCコンバータ10の出力に接続するもので
ある。
【0058】以下本実施例の動作について説明する。電
源を投入すると、時間制御回路14は整流回路2の出力
電圧が立ち上がって所定の電圧に到達したことを検出
し、つまり電源を投入してから所定時間の経過を検出
し、その後一定時間が経過した段階で、第二のスイッチ
回路12を短絡するように動作するものである。
【0059】これによって前記本発明の第三の手段の実
施例が有している問題を解決しているものである。つま
り、第三の手段の実施例ではコンデンサ6の電圧が図3
に示している出力電圧制限回路11で制限される電圧に
到達する手前の電圧に設定しなければならず、従ってコ
ンデンサ6の電圧が充分立ち上がる前に負荷8が接続さ
れることとなる。このため、結局装置としての立ち上が
り時間は伸びることとなるものである。この点本実施例
によれば、時間制御回路14によって時間管理を行って
おり、出力電圧制限回路11で制限される電圧に到達し
た後、第二のスイッチ回路12を短絡させているため、
装置としての立ち上がり時間を速めることができる。
【0060】続いて本発明の第五の手段の実施例の電源
装置について、図5を参照しながら説明する。15は電
圧検出回路であり、その入力はコンデンサ6の端子に接
続されている。16は第二の時間制御回路であり、その
入力は電圧検出回路15の出力に接続され、その出力は
第二のスイッチ回路12の制御端子に接続されている。
【0061】以下本実施例の動作を説明する。電源が投
入されて、コンデンサ6の両端の電圧が上昇して所定の
電圧に到達すると電圧検出回路15がこれを検知して、
その出力を第二の時間制御回路16に送る。第二の時間
制限回路16はこの信号を受けると、その後一定時間を
計時してこの一定時間が経過した段階で第二のスイッチ
回路12にオン命令を出力する。これによって第二のス
イッチ回路12はオンするものである。
【0062】以上のように本実施例によれば、電源投入
後の一定時間はコンデンサ6の立ち上がり電圧によって
検出し、この後更に一定時間が経過してから第二のスイ
ッチ回路12をオンするものである。つまり本実施例に
よれば、コンデンサ6の電圧のみを検出して第二のスイ
ッチ回路12をオンする方式に比べると、立ち上がりを
充分に行う事ができる。また一定時間を計時する場合、
CR時定数回路を使用した場合は部品のばらつきによっ
て時間誤差が発生し、制御時間が長くなるほど時間的な
絶対誤差は増加するものである。この点本実施例では同
じ精度のCR部品を使用しても、第二の時間制御回路1
6で制御する時間が短いためそれだけ絶対誤差は少なく
する事が可能となる。
【0063】本発明の第六の手段の実施例の電源装置に
ついて、図6を参照しながら説明する。17は第三のス
イッチ回路であり、スイッチ回路3とDC−DCコンバ
ータ10との間に接続されている。18は接続制御回路
であり、前記第三のスイッチ回路17によってコンデン
サ6の電圧が一定値に到達したことを検知すると、第三
のスイッチ回路17を駆動してDC−DCコンバータ1
0をコンデンサ6に接続するように作用している。
【0064】以下本実施例の動作について説明する。第
三のスイッチ回路17は電源が投入されてコンデンサ6
の電圧が上昇を始め所定の電圧に到達すると、この情報
を接続制御回路18に伝達する。接続制御回路18は、
この情報を受けて第三のスイッチ回路17を短絡するよ
うに作用するものである。つまり、DC−DCコンバー
タ10をコンデンサ6に接続するものである。これによ
って負荷8に電力の供給が開始される。
【0065】ところで、コンデンサ6から出力側を見る
とDC−DCコンバータ10及び負荷8が全体の負荷と
なっている。このため本実施例によれば、コンデンサ6
の電圧が立ち上がるまではDC−DCコンバータ10に
対する電力の供給も行っていないため、前記本発明の第
三の手段の実施例に比べて装置の立ち上がり時間を一層
速めることができるものである。
【0066】次に本発明の第七の手段の実施例の電源装
置について、図7を参照しながら説明する。本実施例で
は、電源投入してから一定時間が経過してから、第三の
スイッチ回路17を駆動してコンデンサ6にDC−DC
コンバータ10を接続する第三の時間制御回路19を設
けている。つまり第三の時間制御回路19は、その入力
は整流回路2に、その出力は第三のスイッチ回路17の
制御端子に接続しているものである。
【0067】以下本実施例の動作について説明する。第
三の時間制御回路19が、電源を投入してから上昇する
整流回路2の出力端子電圧が上昇して所定の値に到達し
てから所定の時間が経過したことを検知し、この情報を
第三のスイッチ回路17に伝達する。第三のスイッチ回
路17は、この情報を受けて短絡するものである。つま
り、DC−DCコンバータをコンデンサ6に接続するも
のである。
【0068】本実施例によれば、前記本発明の第六の手
段の実施例が有している課題を解決するものである。つ
まり本発明の第六の手段の実施例ではコンデンサ6の電
圧の検知は、コンデンサ6の最大電圧以下の電圧でしか
検知できないものであり、従ってこの意味ではコンデン
サ6の立ち上がりが不十分な状態で負荷8が接続される
ものであった。この点本実施例では、コンデンサ6の電
圧が完全に立ち上がってから負荷8を接続でき、装置は
より速く立ち上がるものである。
【0069】本発明の第八の手段の実施例の電源装置に
ついて、図8を参照しながら説明する。20は第二のス
イッチ制御回路であり、スイッチ制御回路4と出力電圧
制限回路11で制限される電圧より高い第二の電圧まで
スイッチ回路3をオンする制御を行うものである。21
は制御切換回路であり、スイッチ回路3の出力端子電圧
の情報と、更にスイッチ制御回路4及び第二のスイッチ
制御回路20の出力情報を入力として受けている。一方
その出力は、スイッチ回路3の制御端子に接続されてい
る。
【0070】以下本実施例の動作について説明する。制
御切換回路21は、電源投入時にコンデンサ6の電圧が
一定値に到達するまではスイッチ回路3の制御を第二の
スイッチ制御回路20を優先して使用し、一定値以上で
はスイッチ回路3の制御をスイッチ制御回路4に切り換
えるものである。また第二のスイッチ制御回路20は、
前記実施例で説明した第一の電圧より高い第二の電圧で
スイッチ回路3を開放短絡制御しているものである。
【0071】このようにして、本実施例によればスイッ
チ回路3の電流定格を大きくすることなく、スイッチ回
路3以降の回路に大きな電力を供給できるものである。
またコンデンサ6以降にスイッチ回路が存在しない構成
であるため、スイッチ回路による電力ロスの発生などが
なく一層効率の高い電源装置とすることが可能である。
【0072】続いて本発明の第九の手段の実施例の電源
装置について、図9を参照しながら説明する。本実施例
では第四の時間制御回路22と、第二の制御切換回路2
3を設けている。
【0073】以上の構成で、立ち上がり時間が速く、且
つ装置の出力が立ち上がった後に負荷8の短絡或いはD
C−DCコンバータ10の回路異常による電流増加時に
回路の発熱を制限できる電源装置として作用するもので
ある。
【0074】つまり第四の時間制御回路22は、電源を
投入した瞬間から所定時間を計時しており、この所定時
間が経過した段階で第二の制御切換回路23に信号を送
っている。第二の制御切換回路23は、前記第四の時間
制御回路2からの信号を受けるまでの間は第二のスイッ
チ制御回路20を優先的に使用してスイッチ回路3をオ
ンオフ制御し、前記信号を受信した段階でスイッチ回路
3の制御を第二のスイッチ制御回路20からスイッチ制
御回路4に切り換えるように作用しているものである。
【0075】本発明の第十の手段の実施例の電源装置に
ついて、図10を参照しながら説明する。本実施例で
は、電流制限回路5に並列に第二の電流制限回路24を
設けている。この第二の電流制限回路24の制限電流
は、電流制限回路5が制限している電流よりも大きい設
定としているものである。また25は電流制限切換回路
で、コンデンサ6の電圧が所定値未満の間は充電電流を
電流制限回路5で制限される電流より大きい第二の電流
制限回路24で制限し、所定値に到達すると電流制限回
路5で制限される電流値に切り換えている。電流制限切
換回路25は、電流制限回路5と第二の電流制限回路2
4の出力と、コンデンサ6の出力とを入力として受け、
その出力はスイッチ回路3に接続されている。
【0076】以下本実施例の動作について説明する。電
流制限切換回路25は、コンデンサ6の電圧を監視して
おり、この電圧が所定値に到達するまでの間は第二の電
流制限回路24を使用して充電電流を制限しているもの
である。つまり、電源の投入によってコンデンサ6に対
する充電電流は電流制限回路5が制限している電流より
も大きい設定としている第二の電流制限回路24によっ
て制限しているものである。またコンデンサ6の電圧が
所定値に到達すると、充電電流の大きさは電流制限回路
5によって制限しているものである。
【0077】これによってコンデンサ6の電圧上昇時間
は早められる。そしてこの電圧が一定値に到達すると電
流制限切換回路は電流制限回路に切り換えられ、流れる
電流値は減少する。また第一の電流制限回路5で立ち上
がらない程度の負荷電流の場合にも、これによって立ち
上げが可能となるものである。前記本発明の第八の手段
の実施例・第九の手段の実施例に於いては、第二のスイ
ッチ制御回路20を構成するにはスイッチ制御回路4よ
り高い電圧を発生させる必要があり、電圧定格の高い素
子を用いる必要があった。この点本実施例によれば、電
圧定格の低い素子を利用して負荷側への電力供給を増加
することが可能となるものである。
【0078】次に本発明の第十一の手段の実施例の電源
装置について、図11を参照しながら説明する。26は
第二の電流制限切換回路であり、電流制限切換回路5
と、第二の電流制限回路24の出力とを入力として受け
ている。また出力はスイッチ回路3に接続している。
【0079】以下本実施例の動作について説明する。第
二の電流制限切換回路26は、電源を投入してから一定
時間が経過するまでの間は、充電電流を電流制限回路5
で制限される電流より大きい設定としている第二の電流
制限回路24で制限し、一定時間が経過した後は電流制
限回路5で制限される電流値に切り換えている。つま
り、第二の電流制限切換回路26は整流回路2の出力電
圧を検知することによって電源の投入を検知し、更にこ
の瞬間から一定時間を計時して、この一定時間が経過す
るまでの間は第二の電流制限回路24とスイッチ回路3
とを接続し、一定時間が経過すると電流制限回路5とス
イッチ回路3とを接続するように切り換えるものであ
る。
【0080】本実施例によれば、電源を投入してから一
定時間が経過すると制限電流の大きさが減少するため、
DC−DCコンバータ回路10の異常或いは負荷8に於
ける異常過負荷電流が流れても回路素子の温度上昇が低
く抑えることが可能となる。
【0081】続いて本発明の第十二の手段の実施例の電
源装置について、図12を参照しながら説明する。本実
施例では、出力電圧の立ち上げを徐々に行うための立ち
上がり時定数回路28を備えている第二のDC−DCコ
ンバータ27を使用しているものである。
【0082】以下本実施例の動作を説明する。電源投入
時に於いては、コンデンサ6の電圧は0である。従って
スイッチ回路3は、スイッチ制御回路4で決定されるス
イッチ電圧、すなわち第一の電圧までコンデンサ6及び
負荷8に電力を供給する。しかしこの電圧は定常状態、
すなわちスイッチ制御回路4が有している第一の電圧と
出力電圧制限回路11が有している出力制限電圧の和の
電圧より低いため、電力供給量は少なくコンデンサ6の
電圧の立ち上がり時間は長くなる。更に負荷8が重いと
立ち上げが難しい事もある。この点本実施例によれば、
第二のDC−DCコンバータ27が立ち上がり時定数回
路28を備えており、装置の出力電圧の上昇をコンデン
サ6の電圧の立ち上がりより遅らせることができるもの
となっている。このため、コンデンサ6の立ち上げ時間
を速めることが可能となるものである。また更に立ち上
げが困難な程度の重い負荷8であっても、本実施例によ
れば等価的に軽い負荷とすることができ、装置の立ち上
げが可能となるものである。
【0083】以上のように本実施例によれば、立ち上げ
のための特別な回路を設けることなく装置の立ち上げが
容易にできる電源装置を実現するものである。
【0084】続いて本発明の第十三の手段の実施例の電
源装置について、図13を参照しながら説明する。29
は制御切換保持回路であり、コンデンサ6の電圧からの
情報を得、制御切換回路21が第二のスイッチ制御回路
20からスイッチ制御回路4に切り換えた場合に、この
状態を保持しているものである。このため、DC−DC
コンバータ回路10の異常或いは負荷8に於ける異常過
負荷電流が流れても回路素子の温度上昇が低く抑えるこ
とが可能となるものである。
【0085】次に本発明の第十四の手段の実施例につい
て、図14に基づいて説明する。30は電流制限切換保
持回路であり、コンデンサ6の電圧からの情報を得、電
流制限切換回路25が、第二の電流制限回路24から電
流制限回路5に切り換えた場合に、この状態を保持する
ように作用するものである。
【0086】以下本実施例の動作について説明する。電
流制限切換保持回路30が動作して、電流制限切換回路
25が、第二の電流制限回路24から電流制限回路5に
切り換えた場合にこの状態を保持するようにしているた
め、DC−DCコンバータ10の異常或いは負荷8に於
ける異常過負荷電流が流れても回路素子の温度上昇を低
く抑えることが可能となるものである。
【0087】次に本発明の第十五の手段の実施例につい
て、図15に基づいて説明する。31はコンデンサ6と
制御切換回路21との間に設けているコンデンサ電圧降
下不検知回路であり、コンデンサ6の電圧を監視しこの
情報を制御切換回路21に伝達しているものである。
【0088】以下本実施例の動作を説明する。制御切換
回路21は、コンデンサ6の電圧が電源の投入から上昇
を開始して所定の値に到達するまでの間は、第二のスイ
ッチ制御回路20を動作させている。コンデンサ6の電
圧が前記所定値を越えたことをコンデンサ電圧降下不検
知回路31によって認識すると、制御切換回路21は第
二のスイッチ制御回路20からスイッチ制御回路4に切
り換えるものである。こうして一旦スイッチ制御回路4
に切り換えると、この後コンデンサ6の電圧が下降して
も、コンデンサ電圧降下不検知回路31が自己保持作用
をすることによって制御切換回路21への入力は変化し
ないものとなっている。従って一旦電源が立ち上がった
後は、再び第二のスイッチ制御回路20に切り換わるこ
とはなく、従って、DC−DCコンバータ回路10の異
常、或いは負荷8に異常が生じても回路の発熱を制限で
きる電源装置を実現しているものである。
【0089】
【発明の効果】本発明の第一の手段は、交流電源に接続
した整流回路と、コンデンサとDC−DCコンバータと
に供給する電力をオンオフするスイッチ回路と、スイッ
チ回路を通過する電流によって充電されるコンデンサ
と、充電電流を制限する電流制限回路と、コンデンサの
両端の電圧より所定の電圧だけ高い第一の電圧以下では
前記スイッチ回路を短絡し、この第一の電圧以上ではス
イッチ回路を開放するスイッチ制御回路と、コンデンサ
の両端の電圧を入力とするDC−DCコンバータとを備
えた構成として、出力電力が小さい時にも正確な制御が
でき、かつ回路素子の電圧定格を小さくして小型の回路
素子を使用することができる電源装置を実現するもので
ある。
【0090】本発明の第二の手段は、交流電源に接続し
た整流回路と、コンデンサとDC−DCコンバータとに
供給する電力をオンオフするスイッチ回路と、スイッチ
回路を通過する電流によって充電されるコンデンサと、
充電電流を制限する電流制限回路と、コンデンサの両端
の電圧を制限する出力電圧制限回路と、コンデンサの両
端の電圧より所定の電圧だけ高い第一の電圧以下では前
記スイッチ回路を短絡し、この第一の電圧以上ではスイ
ッチ回路を開放するスイッチ制御回路と、コンデンサの
両端の電圧を入力とするDC−DCコンバータとを備え
た構成として、本発明の第一の手段が有する効果よりも
一層DC−DCコンバータの構成素子の電圧定格を小さ
いものとできる電源装置を実現するものである。
【0091】本発明の第三の手段は、交流電源に接続し
た整流回路と、コンデンサとDC−DCコンバータとに
供給する電力をオンオフするスイッチ回路と、スイッチ
回路を通過する電流によって充電されるコンデンサと、
充電電流を制限する電流制限回路と、コンデンサの両端
の電圧を制限する出力電圧制限回路と、コンデンサの両
端の電圧より所定の電圧だけ高い第一の電圧以下では前
記スイッチ回路を短絡し、この第一の電圧以上ではスイ
ッチ回路を開放するスイッチ制御回路と、コンデンサの
両端の電圧を入力とするDC−DCコンバータと、コン
デンサの電圧が一定値に到達するとこれを検出して第二
のスイッチ回路を駆動して負荷をDC−DCコンバータ
に接続する負荷接続制御回路とを備えた構成として、更
に電源投入時の出力電圧の立ち上がりを速くでき、かつ
重負荷時の立ち上がりを可能とするした電源装置を実現
するものである。
【0092】本発明の第四の手段は、交流電源に接続し
た整流回路と、コンデンサとDC−DCコンバータとに
供給する電力をオンオフするスイッチ回路と、スイッチ
回路を通過する電流によって充電されるコンデンサと、
充電電流を制限する電流制限回路と、コンデンサの両端
の電圧を制限する出力電圧制限回路と、コンデンサの両
端の電圧より所定の電圧だけ高い第一の電圧以下では前
記スイッチ回路を短絡し、この第一の電圧以上ではスイ
ッチ回路を開放するスイッチ制御回路と、コンデンサに
接続したDC−DCコンバータと、電源を投入してから
所定時間の経過を検出し、負荷をDC−DCコンバータ
の出力に接続する時間制御回路とを備えた構成として、
前記本発明の第三の手段より一層はやい立ち上がり或い
は重負荷に対しての立ち上がり能力を高めた電源装置を
実現するものである。
【0093】本発明の第五の手段は、交流電源に接続し
た整流回路と、コンデンサとDC−DCコンバータとに
供給する電力をオンオフするスイッチ回路と、スイッチ
回路を通過する電流によって充電されるコンデンサと、
充電電流を制限する電流制限回路と、コンデンサの両端
の電圧を制限する出力電圧制限回路と、コンデンサの両
端の電圧より所定の電圧だけ高い第一の電圧以下では前
記スイッチ回路を短絡し、この第一の電圧以上ではスイ
ッチ回路を開放するスイッチ制御回路と、コンデンサに
接続したDC−DCコンバータと、コンデンサの電圧を
検出する電圧検出回路と、電圧検出回路が動作した後一
定時間だけ経過した時点で負荷をDC−DCコンバータ
に接続する第二の時間制御回路を備えた構成として、更
に、立ち上がり特性が速く、重負荷に対しての立ち上が
り能力の高い電源装置を実現するものである。
【0094】本発明の第六の手段は、交流電源に接続し
た整流回路と、コンデンサとDC−DCコンバータとに
供給する電力をオンオフするスイッチ回路と、スイッチ
回路を通過する電流によって充電されるコンデンサと、
充電電流を制限する電流制限回路と、コンデンサの両端
の電圧を制限する出力電圧制限回路と、コンデンサの両
端の電圧より所定の電圧だけ高い第一の電圧以下ではス
イッチ回路を短絡し、この第一の電圧以上ではスイッチ
回路を開放するスイッチ制御回路と、コンデンサの両端
の電圧を入力とするDC−DCコンバータと、コンデン
サの電圧が一定値に到達すると第三のスイッチ回路を駆
動してDC−DCコンバータを前記コンデンサに接続す
る接続制御回路を備えた構成として、立ち上がり特性が
速く、重負荷に対しての立ち上がり能力の高い電源装置
を実現するものである。
【0095】本発明の第七の手段は、交流電源に接続し
た整流回路と、コンデンサとDC−DCコンバータとに
供給する電力をオンオフするスイッチ回路と、スイッチ
回路を通過する電流によって充電されるコンデンサと、
充電電流を制限する電流制限回路と、コンデンサの両端
の電圧を制限する出力電圧制限回路と、コンデンサの両
端の電圧より所定の電圧だけ高い第一の電圧以下ではス
イッチ回路を短絡し、第一の電圧以上ではスイッチ回路
を開放する制御を行うスイッチ制御回路と、コンデンサ
の両端の電圧を入力とするDC−DCコンバータと、電
源投入してから一定時間が経過してから、第三のスイッ
チ回路を駆動してコンデンサにDC−DCコンバータを
接続する第三の時間制御回路を備えた構成として、立ち
上がり特性が速く、回路に異常が生じても素子の発熱を
抑えることができる電源装置を実現するものである。
【0096】本発明の第八の手段は、交流電源に接続し
た整流回路と、コンデンサとDC−DCコンバータとに
供給する電力をオンオフするスイッチ回路と、スイッチ
回路を通過する電流によって充電されるコンデンサと、
充電電流を制限する電流制限回路と、コンデンサの両端
の電圧を制限する出力電圧制限回路と、コンデンサの両
端の電圧より一定値高い第一の電圧以下ではスイッチ回
路を短絡し、第一の電圧以上ではスイッチ回路を開放す
るスイッチ制御回路と、コンデンサの両端の電圧を入力
とするDC−DCコンバータと、コンデンサの電圧を検
出する電圧検出回路と、第一の電圧より高い第二の電圧
でスイッチ回路を開放短絡制御する第二のスイッチ制御
回路と、電源投入時にコンデンサの電圧が一定値に到達
するまでは第二のスイッチ制御回路を優先し、一定値以
上ではスイッチ回路の制御を第二のスイッチ制御回路か
らスイッチ制御回路に切り換える制御切換回路とを備え
た構成として、回路の電圧ロス・電力ロスをなくし、且
つ素子の電流定格を大きくすることなく、出力電圧の立
ち上がり特性の速い電源装置を実現するものである。
【0097】本発明の第九の手段は、交流電源に接続し
た整流回路と、コンデンサとDC−DCコンバータとに
供給する電力をオンオフするスイッチ回路と、スイッチ
回路を通過する電流によって充電されるコンデンサと、
充電電流を制限する電流制限回路と、コンデンサの両端
の電圧を制限する出力電圧制限回路と、コンデンサの両
端の電圧より所定の電圧だけ高い第一の電圧以下ではス
イッチ回路を短絡し、第一の電圧以上ではスイッチ回路
を開放するスイッチ制御回路と、コンデンサの両端の電
圧を入力とするDC−DCコンバータと、第一の電圧よ
り高い第二の電圧でスイッチ回路を制御する第二のスイ
ッチ制御回路と、第四の時間制御回路が計時した電源を
投入してから一定時間が経過するまでは第二のスイッチ
制御回路を優先し、一定時間が経過してからはスイッチ
回路の制御を第二のスイッチ制御回路からスイッチ制御
回路に切り換える第二の制御切換回路を備えた構成とし
て、立ち上がり特性が速く、且つ電源出力が立ち上がっ
た後に負荷短絡或いはDC−DCコンバータの回路異常
による電流増加時に回路の発熱を制限できる電源装置を
実現するものである。
【0098】本発明の第十の手段は、交流電源に接続し
た整流回路と、コンデンサとDC−DCコンバータとに
供給する電力をオンオフするスイッチ回路と、スイッチ
回路を通過する電流によって充電されるコンデンサと、
充電電流を制限する電流制限回路と、コンデンサの両端
の電圧を制限する出力電圧制限回路と、コンデンサの両
端の電圧より所定の電圧だけ高い第一の電圧以下ではス
イッチ回路を短絡し、第一の電圧以上ではスイッチ回路
を開放するスイッチ制御回路と、コンデンサの両端の電
圧を入力とするDC−DCコンバータと、電源投入時に
コンデンサの端子電圧が一定値に到達するまでは、充電
電流を電流制限回路で制限される電流より大きい第二の
電流制限回路で制限し、一定値に到達すると電流制限回
路で制限される電流値に切り換える電流制限切換回路と
を備えた構成として、電力ロスをなくし、且つ電圧定格
の低い回路素子を使用して出力電圧の立ち上がり特性が
速く、且つ重負荷に対しても立ち上がりの可能な電源装
置を実現するものである。
【0099】本発明の第十一の手段は、交流電源に接続
した整流回路と、コンデンサとDC−DCコンバータと
に供給する電力をオンオフするスイッチ回路と、スイッ
チ回路を通過する電流によって充電されるコンデンサ
と、充電電流を制限する電流制限回路と、コンデンサの
両端の電圧を制限する出力電圧制限回路と、コンデンサ
の両端の電圧より所定の電圧だけ高い第一の電圧以下で
はスイッチ回路を短絡し、第一の電圧以上ではスイッチ
回路を開放するスイッチ制御回路と、コンデンサの両端
の電圧を入力とするDC−DCコンバータと、電源投入
時に一定時間の間は、充電電流を電流制限回路で制限さ
れる電流より大きい第二の電流制限回路で制限し、一定
時間が経過した後は電流制限回路で制限される電流値に
切り換える第二の電流制限切換回路とを備えた構成とし
て、立ち上がり特性が速く、且つ電源出力が立ち上がっ
た後は負荷の短絡、DC−DCコンバータ回路の異常に
よる電流の増加等に対して回路素子の発熱を制限できる
電源装置を実現するものである。
【0100】本発明の第十二の手段は、交流電源に接続
した整流回路と、コンデンサとDC−DCコンバータと
に供給する電力をオンオフするスイッチ回路と、スイッ
チ回路を通過する電流によって充電されるコンデンサ
と、充電電流を制限する電流制限回路と、コンデンサの
両端の電圧を制限する出力電圧制限回路と、コンデンサ
の両端の電圧より所定の電圧だけ高い第一の電圧以下で
はスイッチ回路を短絡し、第一の電圧以上ではスイッチ
回路を開放するスイッチ制御回路と、コンデンサの両端
の電圧を入力とし、電源投入時にコンデンサの電圧の立
ち上がり時定数より長い立ち上がり時定数とする時定数
回路を有する第二のDC−DCコンバータとを備えた構
成として、少ない部品点数によって立ち上がり特性が速
く、更に重負荷時の出力電圧の立ち上がりを可能とした
電源装置を実現するものである。
【0101】本発明の第十三の手段の手段は、交流電源
に接続した整流回路と、コンデンサとDC−DCコンバ
ータとに供給する電力をオンオフするスイッチ回路と、
スイッチ回路を通過する電流によって充電されるコンデ
ンサと、充電電流を制限する電流制限回路と、コンデン
サの両端の電圧を制限する出力電圧制限回路と、コンデ
ンサの両端の電圧より所定の電圧だけ高い第一の電圧以
下ではスイッチ回路を短絡し、第一の電圧以上ではスイ
ッチ回路を開放するスイッチ制御回路と、コンデンサの
両端の電圧を入力とするDC−DCコンバータと、コン
デンサの電圧を検出する電圧検出回路と、前記第一の電
圧より高い第二の電圧でスイッチ回路を開放短絡制御す
る第二のスイッチ制御回路と、電源投入時にコンデンサ
の端子電圧が一定値に到達するまでは、第二のスイッチ
制御回路を優先し、一定値以上ではスイッチ回路の制御
を第二のスイッチ制御回路からスイッチ制御回路に切り
換え保持する制御切換保持回路とを備えた構成として、
電源出力が立ち上がった後、DC−DCコンバータ或い
は負荷回路の異常によってコンデンサ電圧が低下しても
回路の発熱を制限できる電源装置を実現するものであ
る。
【0102】本発明の第十四の手段は、交流電源に接続
した整流回路と、コンデンサとDC−DCコンバータと
に供給する電力をオンオフするスイッチ回路と、スイッ
チ回路を通過する電流によって充電されるコンデンサ
と、充電電流を制限する電流制限回路と、コンデンサの
両端の電圧を制限する出力電圧制限回路と、コンデンサ
の両端の電圧より所定の電圧だけ高い第一の電圧以下で
はスイッチ回路を短絡し、第一の電圧以上ではスイッチ
回路を開放するスイッチ制御回路と、コンデンサの両端
の電圧を入力とするDC−DCコンバータと、電源投入
時にコンデンサの端子電圧が一定値に到達するまでは、
充電電流を電流制限回路で制限される電流より大きい第
二の電流制限回路で制限し、一定値に到達すると電流制
限回路で制限される電流値に切り換保持する電流制限切
換保持回路とを備えた構成として、電源が立ち上がった
後DC−DCコンバータ回路の異常或いは負荷回路の異
常が生じても回路の発熱が増加することを防ぐ電源装置
を実現するものである。
【0103】本発明の第十五の手段は、交流電源に接続
した整流回路と、コンデンサとDC−DCコンバータと
に供給する電力をオンオフするスイッチ回路と、スイッ
チ回路を通過する電流によって充電されるコンデンサ
と、充電電流を制限する電流制限回路と、コンデンサの
両端の電圧を制限する出力電圧制限回路と、コンデンサ
の両端の電圧より所定の電圧だけ高い第一の電圧以下で
はスイッチ回路を短絡し、第一の電圧以上ではスイッチ
回路を開放するスイッチ制御回路と、コンデンサの両端
の電圧を入力とするDC−DCコンバータと、コンデン
サの電圧を検出する電圧検出回路と、前記第一の電圧よ
り高い第二の電圧でスイッチ回路を開放短絡制御する第
二のスイッチ制御回路と、電源投入時にコンデンサの端
子電圧が一定値に到達するまでは、第二のスイッチ制御
回路を優先し、一定値以上ではスイッチ回路の制御を第
二のスイッチ制御回路からスイッチ制御回路に切り換え
保持する制御切換回路と、コンデンサ電圧降下不検知回
路とを備えた構成として、電源が立ち上がった後DC−
DCコンバータ回路の異常或いは負荷回路の異常が生じ
ても回路の発熱が増加することを防ぐ電源装置を実現す
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の手段の実施例を示す回路図
【図2】本発明の第二の手段の実施例を示す回路図
【図3】本発明の第三の手段の実施例を示す回路図
【図4】本発明の第四の手段の実施例を示す回路図
【図5】本発明の第五の手段の実施例を示す回路図
【図6】本発明の第六の手段の実施例を示す回路図
【図7】本発明の第七の手段の実施例を示す回路図
【図8】本発明の第八の手段の実施例を示す回路図
【図9】本発明の第九の手段の実施例を示す回路図
【図10】本発明の第十の手段の実施例を示す回路図
【図11】本発明の第十一の手段の実施例を示す回路図
【図12】本発明の第十二の手段の実施例を示す回路図
【図13】本発明の第十三の手段の実施例を示す回路図
【図14】本発明の第十四の手段の実施例を示す回路図
【図15】本発明の第十五の手段の実施例を示す回路図
【図16】従来の電源装置を示す回路図
【符号の説明】
1 交流電源 2 整流回路 3 スイッチ回路 4 スイッチ制御回路 5 電流制限回路 6 コンデンサ 8 負荷 10 DC−DCコンバータ 11 出力電圧制限回路 12 第二のスイッチ回路 13 負荷接続制御回路 14 時間制御回路 15 電圧検出回路 16 第二の時間制御回路 17 第三のスイッチ回路 18 接続制御回路 19 第三の時間制御回路 20 第二のスイッチ制御回路 21 制御切換回路 22 第四の時間制御回路 23 第二の制御切換回路 24 第二の電流制限回路 25 電流制限切換回路 26 第二の電流制限切換回路 27 第二のDC−DCコンバータ 28 立ち上がり時定数回路 29 制御切換保持回路 30 電流制限切換保持回路 31 コンデンサ電圧降下不検知回路

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源に接続した整流回路と、コンデ
    ンサとDC−DCコンバータとに供給する電力をオンオ
    フするスイッチ回路と、スイッチ回路を通過する電流に
    よって充電されるコンデンサと、充電電流を制限する電
    流制限回路と、コンデンサの両端の電圧より所定の電圧
    だけ高い第一の電圧以下では前記スイッチ回路を短絡
    し、この第一の電圧以上ではスイッチ回路を開放するス
    イッチ制御回路と、コンデンサの両端の電圧を入力とす
    るDC−DCコンバータとを備えた電源装置。
  2. 【請求項2】 交流電源に接続した整流回路と、コンデ
    ンサとDC−DCコンバータとに供給する電力をオンオ
    フするスイッチ回路と、スイッチ回路を通過する電流に
    よって充電されるコンデンサと、充電電流を制限する電
    流制限回路と、コンデンサの両端の電圧を制限する出力
    電圧制限回路と、コンデンサの両端の電圧より所定の電
    圧だけ高い第一の電圧以下では前記スイッチ回路を短絡
    し、この第一の電圧以上ではスイッチ回路を開放するス
    イッチ制御回路と、コンデンサの両端の電圧を入力とす
    るDC−DCコンバータとを備えた電源装置。
  3. 【請求項3】 交流電源に接続した整流回路と、コンデ
    ンサとDC−DCコンバータとに供給する電力をオンオ
    フするスイッチ回路と、スイッチ回路を通過する電流に
    よって充電されるコンデンサと、充電電流を制限する電
    流制限回路と、コンデンサの両端の電圧を制限する出力
    電圧制限回路と、コンデンサの両端の電圧より所定の電
    圧だけ高い第一の電圧以下では前記スイッチ回路を短絡
    し、この第一の電圧以上ではスイッチ回路を開放するス
    イッチ制御回路と、コンデンサの両端の電圧を入力とす
    るDC−DCコンバータと、コンデンサの電圧が一定値
    に到達するとこれを検出して第二のスイッチ回路を駆動
    して負荷をDC−DCコンバータに接続する負荷接続制
    御回路とを備えた電源装置。
  4. 【請求項4】 交流電源に接続した整流回路と、コンデ
    ンサとDC−DCコンバータとに供給する電力をオンオ
    フするスイッチ回路と、スイッチ回路を通過する電流に
    よって充電されるコンデンサと、充電電流を制限する電
    流制限回路と、コンデンサの両端の電圧を制限する出力
    電圧制限回路と、コンデンサの両端の電圧より所定の電
    圧だけ高い第一の電圧以下では前記スイッチ回路を短絡
    し、この第一の電圧以上ではスイッチ回路を開放するス
    イッチ制御回路と、コンデンサに接続したDC−DCコ
    ンバータと、電源を投入してから所定時間の経過を検出
    し、負荷をDC−DCコンバータの出力に接続する時間
    制御回路とを備えた電源装置。
  5. 【請求項5】 交流電源に接続した整流回路と、コンデ
    ンサとDC−DCコンバータとに供給する電力をオンオ
    フするスイッチ回路と、スイッチ回路を通過する電流に
    よって充電されるコンデンサと、充電電流を制限する電
    流制限回路と、コンデンサの両端の電圧を制限する出力
    電圧制限回路と、コンデンサの両端の電圧より所定の電
    圧だけ高い第一の電圧以下では前記スイッチ回路を短絡
    し、この第一の電圧以上ではスイッチ回路を開放するス
    イッチ制御回路と、コンデンサに接続したDC−DCコ
    ンバータと、コンデンサの電圧を検出する電圧検出回路
    と、電圧検出回路が動作した後一定時間だけ経過した時
    点で負荷をDC−DCコンバータに接続する第二の時間
    制御回路を備えた電源装置。
  6. 【請求項6】 交流電源に接続した整流回路と、コンデ
    ンサとDC−DCコンバータとに供給する電力をオンオ
    フするスイッチ回路と、スイッチ回路を通過する電流に
    よって充電されるコンデンサと、充電電流を制限する電
    流制限回路と、コンデンサの両端の電圧を制限する出力
    電圧制限回路と、コンデンサの両端の電圧より所定の電
    圧だけ高い第一の電圧以下ではスイッチ回路を短絡し、
    この第一の電圧以上ではスイッチ回路を開放するスイッ
    チ制御回路と、コンデンサの両端の電圧を入力とするD
    C−DCコンバータと、コンデンサの電圧が一定値に到
    達すると第三のスイッチ回路を駆動してDC−DCコン
    バータを前記コンデンサに接続する接続制御回路を備え
    た電源装置。
  7. 【請求項7】 交流電源に接続した整流回路と、コンデ
    ンサとDC−DCコンバータとに供給する電力をオンオ
    フするスイッチ回路と、スイッチ回路を通過する電流に
    よって充電されるコンデンサと、充電電流を制限する電
    流制限回路と、コンデンサの両端の電圧を制限する出力
    電圧制限回路と、コンデンサの両端の電圧より所定の電
    圧だけ高い第一の電圧以下ではスイッチ回路を短絡し、
    第一の電圧以上ではスイッチ回路を開放する制御を行う
    スイッチ制御回路と、コンデンサの両端の電圧を入力と
    するDC−DCコンバータと、電源投入してから一定時
    間が経過してから、第三のスイッチ回路を駆動してコン
    デンサにDC−DCコンバータを接続する第三の時間制
    御回路を備えた電源装置。
  8. 【請求項8】 交流電源に接続した整流回路と、コンデ
    ンサとDC−DCコンバータとに供給する電力をオンオ
    フするスイッチ回路と、スイッチ回路を通過する電流に
    よって充電されるコンデンサと、充電電流を制限する電
    流制限回路と、コンデンサの両端の電圧を制限する出力
    電圧制限回路と、コンデンサの両端の電圧より一定値高
    い第一の電圧以下ではスイッチ回路を短絡し、第一の電
    圧以上ではスイッチ回路を開放するスイッチ制御回路
    と、コンデンサの両端の電圧を入力とするDC−DCコ
    ンバータと、コンデンサの電圧を検出する電圧検出回路
    と、第一の電圧より高い第二の電圧でスイッチ回路を開
    放短絡制御する第二のスイッチ制御回路と、電源投入時
    にコンデンサの電圧が一定値に到達するまでは第二のス
    イッチ制御回路を優先し、一定値以上ではスイッチ回路
    の制御を第二のスイッチ制御回路からスイッチ制御回路
    に切り換える制御切換回路とを備えた電源装置。
  9. 【請求項9】 交流電源に接続した整流回路と、コンデ
    ンサとDC−DCコンバータとに供給する電力をオンオ
    フするスイッチ回路と、スイッチ回路を通過する電流に
    よって充電されるコンデンサと、充電電流を制限する電
    流制限回路と、コンデンサの両端の電圧を制限する出力
    電圧制限回路と、コンデンサの両端の電圧より所定の電
    圧だけ高い第一の電圧以下ではスイッチ回路を短絡し、
    第一の電圧以上ではスイッチ回路を開放するスイッチ制
    御回路と、コンデンサの両端の電圧を入力とするDC−
    DCコンバータと、第一の電圧より高い第二の電圧でス
    イッチ回路を制御する第二のスイッチ制御回路と、第四
    の時間制御回路が計時した電源を投入してから一定時間
    が経過するまでは第二のスイッチ制御回路を優先し、一
    定時間が経過してからはスイッチ回路の制御を第二のス
    イッチ制御回路からスイッチ制御回路に切り換える第二
    の制御切換回路を備えた電源装置。
  10. 【請求項10】 交流電源に接続した整流回路と、コン
    デンサとDC−DCコンバータとに供給する電力をオン
    オフするスイッチ回路と、スイッチ回路を通過する電流
    によって充電されるコンデンサと、充電電流を制限する
    電流制限回路と、コンデンサの両端の電圧を制限する出
    力電圧制限回路と、コンデンサの両端の電圧より所定の
    電圧だけ高い第一の電圧以下ではスイッチ回路を短絡
    し、第一の電圧以上ではスイッチ回路を開放するスイッ
    チ制御回路と、コンデンサの両端の電圧を入力とするD
    C−DCコンバータと、電源投入時にコンデンサの端子
    電圧が一定値に到達するまでは、充電電流を電流制限回
    路で制限される電流より大きい第二の電流制限回路で制
    限し、一定値に到達すると電流制限回路で制限される電
    流値に切り換える電流制限切換回路とを備えた電源装
    置。
  11. 【請求項11】 交流電源に接続した整流回路と、コン
    デンサとDC−DCコンバータとに供給する電力をオン
    オフするスイッチ回路と、スイッチ回路を通過する電流
    によって充電されるコンデンサと、充電電流を制限する
    電流制限回路と、コンデンサの両端の電圧を制限する出
    力電圧制限回路と、コンデンサの両端の電圧より所定の
    電圧だけ高い第一の電圧以下ではスイッチ回路を短絡
    し、第一の電圧以上ではスイッチ回路を開放するスイッ
    チ制御回路と、コンデンサの両端の電圧を入力とするD
    C−DCコンバータと、電源投入時に一定時間の間は、
    充電電流を電流制限回路で制限される電流より大きい第
    二の電流制限回路で制限し、一定時間が経過した後は電
    流制限回路で制限される電流値に切り換える第二の電流
    制限切換回路とを備えた電源装置。
  12. 【請求項12】 交流電源に接続した整流回路と、コン
    デンサとDC−DCコンバータとに供給する電力をオン
    オフするスイッチ回路と、スイッチ回路を通過する電流
    によって充電されるコンデンサと、充電電流を制限する
    電流制限回路と、コンデンサの両端の電圧を制限する出
    力電圧制限回路と、コンデンサの両端の電圧より所定の
    電圧だけ高い第一の電圧以下ではスイッチ回路を短絡
    し、第一の電圧以上ではスイッチ回路を開放するスイッ
    チ制御回路と、コンデンサの両端の電圧を入力とし、電
    源投入時にコンデンサの電圧の立ち上がり時定数より長
    い立ち上がり時定数とする時定数回路を有する第二のD
    C−DCコンバータとを備えた電源装置。
  13. 【請求項13】 交流電源に接続した整流回路と、コン
    デンサとDC−DCコンバータとに供給する電力をオン
    オフするスイッチ回路と、スイッチ回路を通過する電流
    によって充電されるコンデンサと、充電電流を制限する
    電流制限回路と、コンデンサの両端の電圧を制限する出
    力電圧制限回路と、コンデンサの両端の電圧より所定の
    電圧だけ高い第一の電圧以下ではスイッチ回路を短絡
    し、第一の電圧以上ではスイッチ回路を開放するスイッ
    チ制御回路と、コンデンサの両端の電圧を入力とするD
    C−DCコンバータと、コンデンサの電圧を検出する電
    圧検出回路と、前記第一の電圧より高い第二の電圧でス
    イッチ回路を開放短絡制御する第二のスイッチ制御回路
    と、電源投入時にコンデンサの端子電圧が一定値に到達
    するまでは、第二のスイッチ制御回路を優先し、一定値
    以上ではスイッチ回路の制御を第二のスイッチ制御回路
    からスイッチ制御回路に切り換え保持する制御切換保持
    回路とを備えた電源装置。
  14. 【請求項14】 交流電源に接続した整流回路と、コン
    デンサとDC−DCコンバータとに供給する電力をオン
    オフするスイッチ回路と、スイッチ回路を通過する電流
    によって充電されるコンデンサと、充電電流を制限する
    電流制限回路と、コンデンサの両端の電圧を制限する出
    力電圧制限回路と、コンデンサの両端の電圧より所定の
    電圧だけ高い第一の電圧以下ではスイッチ回路を短絡
    し、第一の電圧以上ではスイッチ回路を開放するスイッ
    チ制御回路と、コンデンサの両端の電圧を入力とするD
    C−DCコンバータと、電源投入時にコンデンサの端子
    電圧が一定値に到達するまでは、充電電流を電流制限回
    路で制限される電流より大きい第二の電流制限回路で制
    限し、一定値に到達すると電流制限回路で制限される電
    流値に切り換保持する電流制限切換保持回路とを備えた
    電源装置。
  15. 【請求項15】 交流電源に接続した整流回路と、コン
    デンサとDC−DCコンバータとに供給する電力をオン
    オフするスイッチ回路と、スイッチ回路を通過する電流
    によって充電されるコンデンサと、充電電流を制限する
    電流制限回路と、コンデンサの両端の電圧を制限する出
    力電圧制限回路と、コンデンサの両端の電圧より所定の
    電圧だけ高い第一の電圧以下ではスイッチ回路を短絡
    し、第一の電圧以上ではスイッチ回路を開放するスイッ
    チ制御回路と、コンデンサの両端の電圧を入力とするD
    C−DCコンバータと、コンデンサの電圧を検出する電
    圧検出回路と、前記第一の電圧より高い第二の電圧でス
    イッチ回路を開放短絡制御する第二のスイッチ制御回路
    と、電源投入時にコンデンサの端子電圧が一定値に到達
    するまでは、第二のスイッチ制御回路を優先し、一定値
    以上ではスイッチ回路の制御を第二のスイッチ制御回路
    からスイッチ制御回路に切り換え保持する制御切換回路
    と、コンデンサ電圧降下不検知回路とを備えた電源装
    置。
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