JPH0819606B2 - 複数キャリッジで編成される1ガーメントの編成方法 - Google Patents
複数キャリッジで編成される1ガーメントの編成方法Info
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- JPH0819606B2 JPH0819606B2 JP2208394A JP20839490A JPH0819606B2 JP H0819606 B2 JPH0819606 B2 JP H0819606B2 JP 2208394 A JP2208394 A JP 2208394A JP 20839490 A JP20839490 A JP 20839490A JP H0819606 B2 JPH0819606 B2 JP H0819606B2
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Description
【産業上の利用分野】 本発明は横編機のニードルベッド上に設けられたキャ
リッジで1つのガーメントを編成する編成方法に関する
ものである。
リッジで1つのガーメントを編成する編成方法に関する
ものである。
一般に、横編機のニードルベッド上には1つのキャリ
ッジが摺動自在に配設されており、このキャリッジで例
えばセータ4の左右の袖部分5・7及び身頃部分6を1
つのガーメントとして同時に編成する場合、編成プログ
ラムで制御される駆動手段でキャリッジが第11図に示す
ようにガーメントの全幅に亙ってニードルベッド上を摺
動してゆく時に左右の袖部分5・7及び身頃部分6の各
編成部分が夫々編成されるようになっている。
ッジが摺動自在に配設されており、このキャリッジで例
えばセータ4の左右の袖部分5・7及び身頃部分6を1
つのガーメントとして同時に編成する場合、編成プログ
ラムで制御される駆動手段でキャリッジが第11図に示す
ようにガーメントの全幅に亙ってニードルベッド上を摺
動してゆく時に左右の袖部分5・7及び身頃部分6の各
編成部分が夫々編成されるようになっている。
上記の1つのキャリッジでガーメントを編成する従来
の編成方法では、1つのキャリッジが左右の各袖部分及
び身頃部分からなるガーメントの全幅に亙って走行し、
各編成部分が順次編成されるためにその走行距離も長く
なり、その分、編目1段当たりの編成時間も長く掛かっ
てしまう。 その結果、生産性が悪くなってしまうと言う問題があ
った。 更に、1つのキャリッジで左右の各袖部分及び身頃部
分の各部の編地を効率良く形成する場合、そのキャリッ
ジに多くの制御用カムが組み込まれる必要があるために
キャリッジが大型化する。 そして、キャリッジで編成される編地の両側部分には
大型のキャリッジが抜け出るだけのスペースを必要とす
ることから、結果、横編機の幅が大型化してしまうとい
う問題もあった。 本発明は上記問題点に鑑み提案されたもので、1ガー
メントの生産性の向上を図るとともに、横編機の小型化
をも図れるようにした編成方法を提供出来るようにする
ことを目的とするものである。
の編成方法では、1つのキャリッジが左右の各袖部分及
び身頃部分からなるガーメントの全幅に亙って走行し、
各編成部分が順次編成されるためにその走行距離も長く
なり、その分、編目1段当たりの編成時間も長く掛かっ
てしまう。 その結果、生産性が悪くなってしまうと言う問題があ
った。 更に、1つのキャリッジで左右の各袖部分及び身頃部
分の各部の編地を効率良く形成する場合、そのキャリッ
ジに多くの制御用カムが組み込まれる必要があるために
キャリッジが大型化する。 そして、キャリッジで編成される編地の両側部分には
大型のキャリッジが抜け出るだけのスペースを必要とす
ることから、結果、横編機の幅が大型化してしまうとい
う問題もあった。 本発明は上記問題点に鑑み提案されたもので、1ガー
メントの生産性の向上を図るとともに、横編機の小型化
をも図れるようにした編成方法を提供出来るようにする
ことを目的とするものである。
上記目的を達成するために本発明に係る1ガーメント
の編成方法は、横編機のニードルベッド上に摺動自在に
配置したキャリッジで1ガーメントを編成する横編機に
おいて、1ガーメントの所定の編成部分を編成する複数
のキャリッジをニードルベッド上に設け、各キャリッジ
を夫々の駆動手段で駆動制御可能に構成し、各キャリッ
ジが走行する時に各キャリッジの走行方向下手側に位置
するキャリッジが走行してくるキャリッジと重なり合わ
ない側の編地外方に位置するように編成プログラム及び
演算部等を備えてなる制御装置を介して各駆動手段を制
御することにより、所定の編成部分を略同時に編成する
ようにしたことを特徴とするものである。
の編成方法は、横編機のニードルベッド上に摺動自在に
配置したキャリッジで1ガーメントを編成する横編機に
おいて、1ガーメントの所定の編成部分を編成する複数
のキャリッジをニードルベッド上に設け、各キャリッジ
を夫々の駆動手段で駆動制御可能に構成し、各キャリッ
ジが走行する時に各キャリッジの走行方向下手側に位置
するキャリッジが走行してくるキャリッジと重なり合わ
ない側の編地外方に位置するように編成プログラム及び
演算部等を備えてなる制御装置を介して各駆動手段を制
御することにより、所定の編成部分を略同時に編成する
ようにしたことを特徴とするものである。
先ず、複数のキャリッジは夫々の駆動手段で略同時に
起動し、所定の部分を夫々編成する。 この時、各キャリッジの走行速度は走行距離及び各編
成部分の目の段数のバランス等を勘案して編成プログラ
ム及び演算回路で決定される。 こうして決定された速度で起動される各キャリッジ
は、例えば第1図に示すセータの左右の袖部分及び身頃
部分を同時に編成する場合のように、左右の袖部分の走
行距離が身頃部分の走行距離に比して短い場合には身頃
を編成する長い距離を走行するキャリッジが往行する間
に、この長い距離を走行するキャリッジの走行方向上手
側のキャリッジ、即ち左側の袖部分を編成する走行距離
の短いキャリッジは1往復して編地の左外方の位置で待
機するか、長い距離を走行するキャリッジと同方向に走
行して待機するとともに、走行距離の長いキャリッジの
下手側に位置する右側の袖部分を編成する走行距離の短
いキャリッジは往行した状態で待機し、しかる後、身頃
を編成するキャリッジの復行に合わせて復行する。 以後この作動を繰り返して各編成部分が夫々のキャリ
ッジで略同時に編成され、1つのガーメントが編立てら
れて行くのである。
起動し、所定の部分を夫々編成する。 この時、各キャリッジの走行速度は走行距離及び各編
成部分の目の段数のバランス等を勘案して編成プログラ
ム及び演算回路で決定される。 こうして決定された速度で起動される各キャリッジ
は、例えば第1図に示すセータの左右の袖部分及び身頃
部分を同時に編成する場合のように、左右の袖部分の走
行距離が身頃部分の走行距離に比して短い場合には身頃
を編成する長い距離を走行するキャリッジが往行する間
に、この長い距離を走行するキャリッジの走行方向上手
側のキャリッジ、即ち左側の袖部分を編成する走行距離
の短いキャリッジは1往復して編地の左外方の位置で待
機するか、長い距離を走行するキャリッジと同方向に走
行して待機するとともに、走行距離の長いキャリッジの
下手側に位置する右側の袖部分を編成する走行距離の短
いキャリッジは往行した状態で待機し、しかる後、身頃
を編成するキャリッジの復行に合わせて復行する。 以後この作動を繰り返して各編成部分が夫々のキャリ
ッジで略同時に編成され、1つのガーメントが編立てら
れて行くのである。
以下、本発明にかかる複数キャリッジで編成される1
ガーメントの編成方法を図面に基づいて説明する。 <実施例1> 本実施例では第1図に示すようにセータ4の左右の袖
部分5・7及び身頃部分6を第2図に示す横編機8で一
体に編立てる場合を例示するものである。 この横編機8は、多数の編針9を出退自在に支持した
ニードルベッド10を前後に一対設けるとともに、各ニー
ドルベッド10に夫々2つの制御カムA・Bを内装した左
・中・右の3個のキャリッジ1・2・3を摺動走行自在
に配設してある。 各キャリッジ1・2・3は、横編機8のフレームの側
部8aに取りつけられ、制御装置11で制御される3つのキ
ャリッジ駆動モータ(駆動手段)12・13・14で駆動ベル
ト(図示せず)を介して走行駆動されるように構成され
ている。 制御装置11は第3図に示すように、マンマシンインタ
ーフェース15と編成プログラム16とからなるデータ信号
と、左・中・右の各キャリッジ1・2・3の位置を検出
した位置検出身号とを演算部17で演算してキャリッジモ
ータ駆動部18に駆動信号を出力し、この駆動信号に基づ
いて各キャリッジ1・2・3がキャリッジ駆動モータ12
・13・14で夫々別個に回転駆動するように構成されてい
る。 因みに、駆動手段はキャリッジ駆動モータ12・13・14
に代えてリニアモータやプッシュ・プルワイヤその他の
動力源を用いる場合もある。 上記のように構成された横編機8でセータ4の左右の
袖部分5・7及び身頃部分6を編立てる場合の制御を第
3図乃至第5図に基づいて説明する。 尚、第4図上左方に付した数字はコースを、右方に付
された数字及び英文字は各コースで作用するカムを示
す。 また、各キャリッジ1・2・3に付された符号A・B
は上記した各キャリッジ1・2・3に内装のカムを示
し、矢印は各キャリッジ乃至カムの進行方向を示す。 先ず、マンマシンインターフェース15から出力される
起動信号、編成プログラム16から出力されるプログラム
信号及び左・中・右の各キャリッジ1・2・3の位置検
出信号等が演算部17に入力され、この演算部17からの出
力信号で第4図のコース1で示すように左側の袖部分5
を編成する左キャリッジ1、身頃部分6を編成する中キ
ャリッジ2及び右側の袖部分7を編成する右キャリッジ
3が同時に図上右方に起動され、各キャリッジ1・2・
3の一方のカム1A・2A・3Aで各部分5・6・7の編み出
しが開始される。 コース2〜4で左右の袖部分5、7及び身頃部分6に
天竺編みが為され、コース5〜8で各部分5・6・7に
所定の長さのゴム編みが前後のニードルベッド10の編針
9で編成された後、後方のニードルベッドの編針で編成
されているループが前方のニードルベッド10の編針に移
される。 この時、左側の袖部分5を編成する左キャリッジ1及
び右側の袖部分7を編成する右キャリッジ3の走行距離
は身頃部分6を編成する中キャリッジ2の走行距離より
短いことから、各コースで所定の距離を走行して規定の
編み目数を形成した左キャリッジ1及び右キャリッジ1
は編成した編地の範囲外で、身頃部分6を編成する中キ
ャリッジ2が復行するまで待機し、中キャリッジ2の復
行に伴って再びループ形成するように起動することにな
る。 コース9〜17では、各部分5・6・7を編成する夫々
のキャリッジ1・2・3の各カムA・Bが前方のニード
ルベッド10の編針で夫々天竺の編地を形成するので、そ
の分シングルカムで構成された一つのキャリッジで編み
上げる場合に比べてその摺動回数を半減させることが出
来る。 次に、コース18では前方のニードルベッド10で編成さ
れている右側の袖部分7のループが一旦後方のニードル
ベッドの編針に移される。 コース19では、キャリッジ1・2・3の右方への摺動
に伴い、左キャリッジ1で左側の袖部分5のループが後
方のニードルベッドの編針に移され、中キャリッジ2で
身頃部分7が1段編成されるとともに、後方のニードル
ベッドが図上左方に1目分移動された後、右側の袖部分
7のループが右キャリッジ3で前方のニードルベッド10
の編針に移される各動作が略同時に行われるのである。 コース20では、キャリッジ1・2・3の左方への摺動
に伴い、右側の袖部分7のループが右キャリッジ3で前
方のニードルベッド10の編針から後方のニードルベッド
の編針に移され、中キャリッジ2で身頃部分が1段編成
されるとともに、コース19で後方のニードルベッド10が
図上右方に1目分移動された後、後方のニードルベッド
の編針に移されていた左側の袖部分5のループが、前方
のニードルベッド10の編針9に移される。 以後、コース20〜コース30に示すようにコース18から
コース20で説明した動作が所定回数繰り返されることに
より左右の袖部分5・7が身頃部分6に連結される所謂
アームホール部分が形成されるのである。 ここで、各コースにおけるキャリッジ1・2・3の起
動・停止、走行速度の各制御要素は各キャリッジ1・2
・3の走行距離及び各編成部分5・6・7の編目の段数
のバランス等を勘案して演算部17で決定される。 即ち、この実施例の場合、左右の袖部分5・7を編成
する左右のキャリッジが起動するタイミング及び速度は
身頃部分6を編成する時間内に収まるように演算部17で
決定されるのである。 また、各キャリッジ1・2・3の停止乃至は待機位置
は、走行方向下手側に位置するキャリッジが走行してく
るキャリッジと重なり合わない側の編地外方に位置する
ように編成プログラム16で演算部17を介して各駆動手段
18が制御されて行われるのである。 本実施例のように、三つのキャリッジ1・2・3で一
つのガーメントを編成すると各キャリッジ1・2・3が
走行する軌跡は第6図に示すようになり、各キャリッジ
1・2・3の一つ当たりの走行距離が第11図で示す一つ
のキャリッジで各編成部分5・6・7を編成する従来の
キャリッジの走行距離よりも短くなる。 これに加えて各編成部分5・6・7が略同時に編成さ
れるので効率が大幅に向上するのである。 尚、本実施例では、各キャリッジ1・2・3が同方向
に走行した後、待機するようにしてあるが、これを第5
図に示すように、身頃部分6を編成するキャリッジ2の
進行方向上手側に位置するキャリッジは反転させて1往
復させてから待機させるようにすることも出来ることは
勿論である。 <実施例2> 此の実施例は、第7図及び第8図に示すように、上記
実施例1と同様に多数の編針9を出退自在に支持したニ
ードルベッド10を前後に一対設けるとともに、各ニード
ルベッド10に夫々二つの制御カムA・Bを有する3個の
キャリッジ1・2・3を摺動走行自在に配設し、制御装
置11も実施例1と同様に構成された横編機8を用いてベ
ストの前身頃19を1ガーメントとして編成するものであ
る。 この前身頃19は、三つのキャリッジ1・2・3の内、
二つのキャリッジ2・3を使用し、一つのキャリッジ1
は編地20の左側外方で編地20からキャリッジ2が抜け出
るスペースを空けた位置に常時固定されている。 そして、マンマシンインターフェース15から出力され
る起動信号、編成プログラム16から出力されるプログラ
ム信号及び各キャリッジ2・3の位置検出身号等が演算
部17に入力され、この演算部17からの出力信号で第8図
のコース1で示すようにキャリッジ2が左から右に走る
時にカムBで編み出しが開始される。 コース2〜4でキャリッジ2が往復する時にカムBで
天竺編みが為され、コース5〜8で前後のニードルベッ
ド10の編針9を使って所定の長さのゴム編みが編成され
た後、後方のニードルベッドの編針のループが前方のニ
ードルベッド10の編針9に移される。 この時、キャリッジ3は編地20の右方に待機してい
る。 コース9のキャリッジ2が右方へ摺動する時に、その
カムBとこれに続いてカムAとが夫々ループを形成す
る。 コース10でキャリッジ2が左方へ摺動する時にそのカ
ムAとこれに続いてカムBとが夫々ループを形成し、こ
の動作が編成プログラム16で設定された段数(腹部分の
長さ)に達するコース11まで繰り返される。 こうしたコース9及びコース10でキャリッジ2が1回
摺動すると、2段の編目が略同時に形成されることにな
る。 コース12のキャリッジ2が左方へ摺動する時にそのカ
ムBは編地20の全幅にループを形成するが、カムAは編
地20の約半幅にだけにループを形成し、ここから“V"ネ
ック部分の形成が開始される。 このコース12のキャリッジ2が左方へ摺動するのに伴
って、キャリッジ3が演算部17からの出力信号によりカ
ムAで編成された編地部分の左外方にまで伴走する。 コース13でキャリッジ2及びキャリッジ3が右方に摺
動する時に、キャリッジ2が“V"ネックの左部分21を形
成し、キャリッジ3が“V"ネックの左部分22を形成する
とともに、左右の部分の各右端部の2目が前方のニード
ルベッド10の編針から後方のニードルベッド10の編針に
移されて右側のアームホールの形成が始まる。 コース14では、後方のニードルベッドが左方に2目分
移動された後、キャリッジ2及びキャリッジ3の左方の
摺動に伴って、コース13で後方のニードルベッドへ目移
しされた編目が再び前方のニードルベッド10の編針9に
移される。 コース15では、キャリッジ2及びキャリッジ3は夫々
が形成する編地の右外方の各待機位置に摺動する。 コース16でキャリッジ2及びキャリッジ3が左方に摺
動する時に、キャリッジ2が“V"ネックの左部分21を形
成し、キャリッジ3が“V"ネックの右部分22を略同時に
形成するとともに、左右の部分の各左端部の2目が前方
のニードルベッド10の編針から後方のニードルベッド10
の編針に移されて左側のアームホールの形成が始まる。 コース17で後方のニードルベッドが右方に2目分移動
された後、キャリッジ2及びキャリッジ3が右方に摺動
する時に、後方のニードルベッドへ目移しされた編目が
再び前方のニードルベッド10の編針9に移される。 コース18では、キャリッジ2及びキャリッジ3は夫々
が形成する編地の左外方の各待機位置に摺動する。 以後、コース19〜コース22に示すようにコース14から
コース18で説明した動作が所定回数繰り返されることに
より左右のアームホール及び“V"ネックが編成されるの
である。 本実施例では三つのキャリッジ1・2・3のうち、一
つのキャリッジ1を休止させるようにしてあるが、ベス
トの前身頃を専用に編成する場合、始めから二つのキャ
リッジを備えた横編機を用いて本発明方法を実施するこ
とが出来るのは言うまでもないことである。 <実施例3> 此の実施例にかかる複数キャリッジで編成される1ガ
ーメントの編成方法は、第9図及び第10図に示すよう
に、上記実施例1と同様、多数の編針9を出退自在に支
持したニードルベッド10を前後に一対設け、各ニードル
ベッド10に夫々二つの制御カムA・Bを有する3個のキ
ャリッジ1・2・3を摺動走行自在に配設し、実施例1
と同様に構成された制御装置11を備えた横編機8を用
い、各制御カムA・Bごとに編針に供給される糸の種類
または色を異ならせることにより、1ガーメントにスト
ライプ状の柄を形成するようにした例を示すものであ
る。 このストライプ状の編地23は、コース1〜コース8ま
では三つのキャリッジ1・2・3の内、一つのキャリッ
ジ2を使用して編成され、その間他の二つのキャリッジ
1・3は夫々キャリッジ2で編成される編地の左右の各
外方にキャリッジ2が抜け出るスペースを空けた位置に
停止されている。 そして、マンマシンインターフェース15から出力され
る起動信号、編成プログラム16から出力されるプログラ
ム信号及び各キャリッジ2の位置検出信号等が演算部17
に入力され、この演算部17からの出力信号で第10図のコ
ース1で示すようにキャリッジ2が左から右に走る時に
カムAで編み出しが開始される。 コース2〜4でキャリッジ2が往復する時にカムAで
天竺編みが為され、コース5〜8で前後のニードルベッ
ド10の編針9を使って所定の長さのゴム編みが編成され
た後、後方のニードルベッドの編針のループが前方のニ
ードルベッド10の編針9に移される。 キャリッジ2が左方に摺動してコース8が終了する
と、これと同時にキャリッジ3が制御装置11からの制御
信号でこれまで編地23の右側外方に待機していた位置か
ら所定の位置(キャリッジ3で編立てられる編地部分の
左外方位置)に移動する。 次に、コース9及びコース10でキャリッジ1・2及び
キャリッジ3が往復摺動する時に各キャリッジ1・2・
3のカムA及びBに供給された編糸で所定の範囲を編立
てる。 このコース9及びコース10の動作が編成プログラム16
で設定された長さに成るまで繰り返されると、各キャリ
ッジ1・2・3のカムA及びBで六本のストライプが形
成されることになる。 尚、本実施例ではコース8の終了時にキャリッジ2が
編地23の左外方に抜け出るようにしてあるが、これをキ
ャリッジ2が編成する編地部分の左外方でキャリッジ1
が編成する編地部分の領域内に位置させるようにしても
良いことは勿論であり、キャリッジ及びこれに内装され
るカムの数を種々変更することにより所望する本数のス
トライプ柄を編成することが出来るのである。 尚、上記各実施例では横編機のニードルベッドに三つ
のキャリッジを設けるようにしてあるが、キャリッジの
数は二つにしたり、四つ以上にすることも出来ることは
勿論のこと、キャリッジに設けるカムの数は三つ以上に
することが出来るのは言うまでもないことである。 更に、上記各実施例ではニードルベッドを前後1対設
けた横編機を用いてあるが、ニードルベッドは1つであ
ってもよいし、二対以上にすることもできる。 ニードルベッドの二対以上設けた横編機を用いて例え
ば実施例1のようなセータや実施例2のようなベストを
編成する場合、一対のニードルベッドでは前身を編成
し、他の一対のニードルベッドで後身を編成し、これと
同時に両端縁部分を接合させるように編成プログラム16
を組み込むと編み上げと同時に直ぐにでも着用できる製
品を生産することが出来るのである。
ガーメントの編成方法を図面に基づいて説明する。 <実施例1> 本実施例では第1図に示すようにセータ4の左右の袖
部分5・7及び身頃部分6を第2図に示す横編機8で一
体に編立てる場合を例示するものである。 この横編機8は、多数の編針9を出退自在に支持した
ニードルベッド10を前後に一対設けるとともに、各ニー
ドルベッド10に夫々2つの制御カムA・Bを内装した左
・中・右の3個のキャリッジ1・2・3を摺動走行自在
に配設してある。 各キャリッジ1・2・3は、横編機8のフレームの側
部8aに取りつけられ、制御装置11で制御される3つのキ
ャリッジ駆動モータ(駆動手段)12・13・14で駆動ベル
ト(図示せず)を介して走行駆動されるように構成され
ている。 制御装置11は第3図に示すように、マンマシンインタ
ーフェース15と編成プログラム16とからなるデータ信号
と、左・中・右の各キャリッジ1・2・3の位置を検出
した位置検出身号とを演算部17で演算してキャリッジモ
ータ駆動部18に駆動信号を出力し、この駆動信号に基づ
いて各キャリッジ1・2・3がキャリッジ駆動モータ12
・13・14で夫々別個に回転駆動するように構成されてい
る。 因みに、駆動手段はキャリッジ駆動モータ12・13・14
に代えてリニアモータやプッシュ・プルワイヤその他の
動力源を用いる場合もある。 上記のように構成された横編機8でセータ4の左右の
袖部分5・7及び身頃部分6を編立てる場合の制御を第
3図乃至第5図に基づいて説明する。 尚、第4図上左方に付した数字はコースを、右方に付
された数字及び英文字は各コースで作用するカムを示
す。 また、各キャリッジ1・2・3に付された符号A・B
は上記した各キャリッジ1・2・3に内装のカムを示
し、矢印は各キャリッジ乃至カムの進行方向を示す。 先ず、マンマシンインターフェース15から出力される
起動信号、編成プログラム16から出力されるプログラム
信号及び左・中・右の各キャリッジ1・2・3の位置検
出信号等が演算部17に入力され、この演算部17からの出
力信号で第4図のコース1で示すように左側の袖部分5
を編成する左キャリッジ1、身頃部分6を編成する中キ
ャリッジ2及び右側の袖部分7を編成する右キャリッジ
3が同時に図上右方に起動され、各キャリッジ1・2・
3の一方のカム1A・2A・3Aで各部分5・6・7の編み出
しが開始される。 コース2〜4で左右の袖部分5、7及び身頃部分6に
天竺編みが為され、コース5〜8で各部分5・6・7に
所定の長さのゴム編みが前後のニードルベッド10の編針
9で編成された後、後方のニードルベッドの編針で編成
されているループが前方のニードルベッド10の編針に移
される。 この時、左側の袖部分5を編成する左キャリッジ1及
び右側の袖部分7を編成する右キャリッジ3の走行距離
は身頃部分6を編成する中キャリッジ2の走行距離より
短いことから、各コースで所定の距離を走行して規定の
編み目数を形成した左キャリッジ1及び右キャリッジ1
は編成した編地の範囲外で、身頃部分6を編成する中キ
ャリッジ2が復行するまで待機し、中キャリッジ2の復
行に伴って再びループ形成するように起動することにな
る。 コース9〜17では、各部分5・6・7を編成する夫々
のキャリッジ1・2・3の各カムA・Bが前方のニード
ルベッド10の編針で夫々天竺の編地を形成するので、そ
の分シングルカムで構成された一つのキャリッジで編み
上げる場合に比べてその摺動回数を半減させることが出
来る。 次に、コース18では前方のニードルベッド10で編成さ
れている右側の袖部分7のループが一旦後方のニードル
ベッドの編針に移される。 コース19では、キャリッジ1・2・3の右方への摺動
に伴い、左キャリッジ1で左側の袖部分5のループが後
方のニードルベッドの編針に移され、中キャリッジ2で
身頃部分7が1段編成されるとともに、後方のニードル
ベッドが図上左方に1目分移動された後、右側の袖部分
7のループが右キャリッジ3で前方のニードルベッド10
の編針に移される各動作が略同時に行われるのである。 コース20では、キャリッジ1・2・3の左方への摺動
に伴い、右側の袖部分7のループが右キャリッジ3で前
方のニードルベッド10の編針から後方のニードルベッド
の編針に移され、中キャリッジ2で身頃部分が1段編成
されるとともに、コース19で後方のニードルベッド10が
図上右方に1目分移動された後、後方のニードルベッド
の編針に移されていた左側の袖部分5のループが、前方
のニードルベッド10の編針9に移される。 以後、コース20〜コース30に示すようにコース18から
コース20で説明した動作が所定回数繰り返されることに
より左右の袖部分5・7が身頃部分6に連結される所謂
アームホール部分が形成されるのである。 ここで、各コースにおけるキャリッジ1・2・3の起
動・停止、走行速度の各制御要素は各キャリッジ1・2
・3の走行距離及び各編成部分5・6・7の編目の段数
のバランス等を勘案して演算部17で決定される。 即ち、この実施例の場合、左右の袖部分5・7を編成
する左右のキャリッジが起動するタイミング及び速度は
身頃部分6を編成する時間内に収まるように演算部17で
決定されるのである。 また、各キャリッジ1・2・3の停止乃至は待機位置
は、走行方向下手側に位置するキャリッジが走行してく
るキャリッジと重なり合わない側の編地外方に位置する
ように編成プログラム16で演算部17を介して各駆動手段
18が制御されて行われるのである。 本実施例のように、三つのキャリッジ1・2・3で一
つのガーメントを編成すると各キャリッジ1・2・3が
走行する軌跡は第6図に示すようになり、各キャリッジ
1・2・3の一つ当たりの走行距離が第11図で示す一つ
のキャリッジで各編成部分5・6・7を編成する従来の
キャリッジの走行距離よりも短くなる。 これに加えて各編成部分5・6・7が略同時に編成さ
れるので効率が大幅に向上するのである。 尚、本実施例では、各キャリッジ1・2・3が同方向
に走行した後、待機するようにしてあるが、これを第5
図に示すように、身頃部分6を編成するキャリッジ2の
進行方向上手側に位置するキャリッジは反転させて1往
復させてから待機させるようにすることも出来ることは
勿論である。 <実施例2> 此の実施例は、第7図及び第8図に示すように、上記
実施例1と同様に多数の編針9を出退自在に支持したニ
ードルベッド10を前後に一対設けるとともに、各ニード
ルベッド10に夫々二つの制御カムA・Bを有する3個の
キャリッジ1・2・3を摺動走行自在に配設し、制御装
置11も実施例1と同様に構成された横編機8を用いてベ
ストの前身頃19を1ガーメントとして編成するものであ
る。 この前身頃19は、三つのキャリッジ1・2・3の内、
二つのキャリッジ2・3を使用し、一つのキャリッジ1
は編地20の左側外方で編地20からキャリッジ2が抜け出
るスペースを空けた位置に常時固定されている。 そして、マンマシンインターフェース15から出力され
る起動信号、編成プログラム16から出力されるプログラ
ム信号及び各キャリッジ2・3の位置検出身号等が演算
部17に入力され、この演算部17からの出力信号で第8図
のコース1で示すようにキャリッジ2が左から右に走る
時にカムBで編み出しが開始される。 コース2〜4でキャリッジ2が往復する時にカムBで
天竺編みが為され、コース5〜8で前後のニードルベッ
ド10の編針9を使って所定の長さのゴム編みが編成され
た後、後方のニードルベッドの編針のループが前方のニ
ードルベッド10の編針9に移される。 この時、キャリッジ3は編地20の右方に待機してい
る。 コース9のキャリッジ2が右方へ摺動する時に、その
カムBとこれに続いてカムAとが夫々ループを形成す
る。 コース10でキャリッジ2が左方へ摺動する時にそのカ
ムAとこれに続いてカムBとが夫々ループを形成し、こ
の動作が編成プログラム16で設定された段数(腹部分の
長さ)に達するコース11まで繰り返される。 こうしたコース9及びコース10でキャリッジ2が1回
摺動すると、2段の編目が略同時に形成されることにな
る。 コース12のキャリッジ2が左方へ摺動する時にそのカ
ムBは編地20の全幅にループを形成するが、カムAは編
地20の約半幅にだけにループを形成し、ここから“V"ネ
ック部分の形成が開始される。 このコース12のキャリッジ2が左方へ摺動するのに伴
って、キャリッジ3が演算部17からの出力信号によりカ
ムAで編成された編地部分の左外方にまで伴走する。 コース13でキャリッジ2及びキャリッジ3が右方に摺
動する時に、キャリッジ2が“V"ネックの左部分21を形
成し、キャリッジ3が“V"ネックの左部分22を形成する
とともに、左右の部分の各右端部の2目が前方のニード
ルベッド10の編針から後方のニードルベッド10の編針に
移されて右側のアームホールの形成が始まる。 コース14では、後方のニードルベッドが左方に2目分
移動された後、キャリッジ2及びキャリッジ3の左方の
摺動に伴って、コース13で後方のニードルベッドへ目移
しされた編目が再び前方のニードルベッド10の編針9に
移される。 コース15では、キャリッジ2及びキャリッジ3は夫々
が形成する編地の右外方の各待機位置に摺動する。 コース16でキャリッジ2及びキャリッジ3が左方に摺
動する時に、キャリッジ2が“V"ネックの左部分21を形
成し、キャリッジ3が“V"ネックの右部分22を略同時に
形成するとともに、左右の部分の各左端部の2目が前方
のニードルベッド10の編針から後方のニードルベッド10
の編針に移されて左側のアームホールの形成が始まる。 コース17で後方のニードルベッドが右方に2目分移動
された後、キャリッジ2及びキャリッジ3が右方に摺動
する時に、後方のニードルベッドへ目移しされた編目が
再び前方のニードルベッド10の編針9に移される。 コース18では、キャリッジ2及びキャリッジ3は夫々
が形成する編地の左外方の各待機位置に摺動する。 以後、コース19〜コース22に示すようにコース14から
コース18で説明した動作が所定回数繰り返されることに
より左右のアームホール及び“V"ネックが編成されるの
である。 本実施例では三つのキャリッジ1・2・3のうち、一
つのキャリッジ1を休止させるようにしてあるが、ベス
トの前身頃を専用に編成する場合、始めから二つのキャ
リッジを備えた横編機を用いて本発明方法を実施するこ
とが出来るのは言うまでもないことである。 <実施例3> 此の実施例にかかる複数キャリッジで編成される1ガ
ーメントの編成方法は、第9図及び第10図に示すよう
に、上記実施例1と同様、多数の編針9を出退自在に支
持したニードルベッド10を前後に一対設け、各ニードル
ベッド10に夫々二つの制御カムA・Bを有する3個のキ
ャリッジ1・2・3を摺動走行自在に配設し、実施例1
と同様に構成された制御装置11を備えた横編機8を用
い、各制御カムA・Bごとに編針に供給される糸の種類
または色を異ならせることにより、1ガーメントにスト
ライプ状の柄を形成するようにした例を示すものであ
る。 このストライプ状の編地23は、コース1〜コース8ま
では三つのキャリッジ1・2・3の内、一つのキャリッ
ジ2を使用して編成され、その間他の二つのキャリッジ
1・3は夫々キャリッジ2で編成される編地の左右の各
外方にキャリッジ2が抜け出るスペースを空けた位置に
停止されている。 そして、マンマシンインターフェース15から出力され
る起動信号、編成プログラム16から出力されるプログラ
ム信号及び各キャリッジ2の位置検出信号等が演算部17
に入力され、この演算部17からの出力信号で第10図のコ
ース1で示すようにキャリッジ2が左から右に走る時に
カムAで編み出しが開始される。 コース2〜4でキャリッジ2が往復する時にカムAで
天竺編みが為され、コース5〜8で前後のニードルベッ
ド10の編針9を使って所定の長さのゴム編みが編成され
た後、後方のニードルベッドの編針のループが前方のニ
ードルベッド10の編針9に移される。 キャリッジ2が左方に摺動してコース8が終了する
と、これと同時にキャリッジ3が制御装置11からの制御
信号でこれまで編地23の右側外方に待機していた位置か
ら所定の位置(キャリッジ3で編立てられる編地部分の
左外方位置)に移動する。 次に、コース9及びコース10でキャリッジ1・2及び
キャリッジ3が往復摺動する時に各キャリッジ1・2・
3のカムA及びBに供給された編糸で所定の範囲を編立
てる。 このコース9及びコース10の動作が編成プログラム16
で設定された長さに成るまで繰り返されると、各キャリ
ッジ1・2・3のカムA及びBで六本のストライプが形
成されることになる。 尚、本実施例ではコース8の終了時にキャリッジ2が
編地23の左外方に抜け出るようにしてあるが、これをキ
ャリッジ2が編成する編地部分の左外方でキャリッジ1
が編成する編地部分の領域内に位置させるようにしても
良いことは勿論であり、キャリッジ及びこれに内装され
るカムの数を種々変更することにより所望する本数のス
トライプ柄を編成することが出来るのである。 尚、上記各実施例では横編機のニードルベッドに三つ
のキャリッジを設けるようにしてあるが、キャリッジの
数は二つにしたり、四つ以上にすることも出来ることは
勿論のこと、キャリッジに設けるカムの数は三つ以上に
することが出来るのは言うまでもないことである。 更に、上記各実施例ではニードルベッドを前後1対設
けた横編機を用いてあるが、ニードルベッドは1つであ
ってもよいし、二対以上にすることもできる。 ニードルベッドの二対以上設けた横編機を用いて例え
ば実施例1のようなセータや実施例2のようなベストを
編成する場合、一対のニードルベッドでは前身を編成
し、他の一対のニードルベッドで後身を編成し、これと
同時に両端縁部分を接合させるように編成プログラム16
を組み込むと編み上げと同時に直ぐにでも着用できる製
品を生産することが出来るのである。
本発明に係る複数キャリッジで1つのガーメントを編
成するようにしたガーメントの編成方法では、複数キャ
リッジで各編成部分を夫々略同時に編成するようにして
あるので、複数キャリッジの各走行距離が短く、その分
編み上げ時間を短くすることが出来、単位時間当たりの
ガーメントの生産性を大幅に向上させることが出来ると
いう利点がある。 然も、キャリッジを、各編成部分を編成するための複
数の専用キャリッジに分割するようにしたので、各キャ
リッジを小型にすることが出来るとともに、キャリッジ
が摺動するニードルベッドの幅はガーメントの両側部分
にその両側部分を編成する小型のキャリッジが抜け出る
だけのスペースを設けるだけで済み、横編機の幅を小型
化することができると言う利点もある。
成するようにしたガーメントの編成方法では、複数キャ
リッジで各編成部分を夫々略同時に編成するようにして
あるので、複数キャリッジの各走行距離が短く、その分
編み上げ時間を短くすることが出来、単位時間当たりの
ガーメントの生産性を大幅に向上させることが出来ると
いう利点がある。 然も、キャリッジを、各編成部分を編成するための複
数の専用キャリッジに分割するようにしたので、各キャ
リッジを小型にすることが出来るとともに、キャリッジ
が摺動するニードルベッドの幅はガーメントの両側部分
にその両側部分を編成する小型のキャリッジが抜け出る
だけのスペースを設けるだけで済み、横編機の幅を小型
化することができると言う利点もある。
図面の第1図乃至第10図は本発明の一実施例を示し、第
1図乃至第第6図は実施例1にかかるもので、第1図は
1ガーメントとしてのセータの正面図、第2図は横編機
の正面図、第3図は制御装置のブロック図、第4図は編
成コースの説明図、第5図は各キャリッジの走行軌跡を
示す説明図、第6図は各キャリッジの異なる走行軌跡を
示す説明図、第7図及び第8図は実施例2にかかるもの
で、第7図は1ガーメントとしてのベストの正面図、第
8図はその編成コースの説明図、第9図及び第10図は実
施例3にかかるもので、第9図は1ガーメントとしての
縦方向のストライプ柄を形成した編地の正面図、第10図
はその編成コースの説明図であり、第11図は従来例にか
かるキャリッジの走行軌跡を示す説明図である。 1・2・3……キャリッジ、10……ニードルベッド、11
……制御装置、12・13・14……駆動手段。
1図乃至第第6図は実施例1にかかるもので、第1図は
1ガーメントとしてのセータの正面図、第2図は横編機
の正面図、第3図は制御装置のブロック図、第4図は編
成コースの説明図、第5図は各キャリッジの走行軌跡を
示す説明図、第6図は各キャリッジの異なる走行軌跡を
示す説明図、第7図及び第8図は実施例2にかかるもの
で、第7図は1ガーメントとしてのベストの正面図、第
8図はその編成コースの説明図、第9図及び第10図は実
施例3にかかるもので、第9図は1ガーメントとしての
縦方向のストライプ柄を形成した編地の正面図、第10図
はその編成コースの説明図であり、第11図は従来例にか
かるキャリッジの走行軌跡を示す説明図である。 1・2・3……キャリッジ、10……ニードルベッド、11
……制御装置、12・13・14……駆動手段。
Claims (1)
- 【請求項1】横編機のニードルベッド上に摺動自在に配
置したキャリッジで1ガーメントを編成する横編機にお
いて、1ガーメントの所定の編成部分を編成する複数の
キャリッジをニードルベッド上に設け、各キャリッジを
夫々の駆動手段で駆動制御可能に構成し、各キャリッジ
が走行する時に各キャリッジの走行方向下手側に位置す
るキャリッジが走行してくるキャリッジと重なり合わな
い側の編地外方に位置するように編成プログラム及び演
算部等を備えてなる制御装置を介して各駆動手段を制御
することにより、複数キャリッジが所定の編成部分を略
同時に編成するようにしたことを特徴とする複数キャリ
ッジで編成される1ガーメントの編成方法。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2208394A JPH0819606B2 (ja) | 1990-08-06 | 1990-08-06 | 複数キャリッジで編成される1ガーメントの編成方法 |
KR1019910012983A KR0185704B1 (ko) | 1990-08-06 | 1991-07-27 | 다수의 캐리지로 1 가멘트를 편성하는 방법 |
ES91307163T ES2074231T3 (es) | 1990-08-06 | 1991-08-05 | Un procedimiento para producir un tejido de punto para una prenda con una pluralidad de carros. |
EP91307163A EP0470789B1 (en) | 1990-08-06 | 1991-08-05 | A method of knitting a garment with a plurality of carriages |
DE69110571T DE69110571T2 (de) | 1990-08-06 | 1991-08-05 | Verfahren zum Stricken eines Kleidungsstücks mittels einer Anzahl von Schlitten. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2208394A JPH0819606B2 (ja) | 1990-08-06 | 1990-08-06 | 複数キャリッジで編成される1ガーメントの編成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0491260A JPH0491260A (ja) | 1992-03-24 |
JPH0819606B2 true JPH0819606B2 (ja) | 1996-02-28 |
Family
ID=16555533
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2208394A Expired - Fee Related JPH0819606B2 (ja) | 1990-08-06 | 1990-08-06 | 複数キャリッジで編成される1ガーメントの編成方法 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0470789B1 (ja) |
JP (1) | JPH0819606B2 (ja) |
KR (1) | KR0185704B1 (ja) |
DE (1) | DE69110571T2 (ja) |
ES (1) | ES2074231T3 (ja) |
Families Citing this family (13)
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DE19653315A1 (de) * | 1996-12-20 | 1998-06-25 | Stoll & Co H | Verfahren zur Verbindung zweier oder mehrerer auf einer Zweibett-Flachstrickmaschine hergestellter schlauchfömiger Gestricke |
DE19704646B4 (de) * | 1997-02-07 | 2005-02-03 | H. Stoll Gmbh & Co. | Verfahren zur Herstellung eines mit Ärmeln versehenen Kleidungsstückes auf einer Zweibett-Flachstrickmaschine |
JP3121283B2 (ja) * | 1997-03-26 | 2000-12-25 | 株式会社島精機製作所 | 筒状編地の編成方法 |
DE19743074A1 (de) * | 1997-09-30 | 1999-04-01 | Stoll & Co H | Gestrick mit mehreren, im fortlaufenden Strickprozeß ineinander übergehenden räumlichen Strukturen |
EP1057913A1 (en) * | 1999-06-03 | 2000-12-06 | A.R.M.I. Assistenza Ricambi Macchine Industriali S.r.l. | Method of production of knitted collars having at least a band with double colour yarn on a flat bed knitting machine with two carriages |
TW538161B (en) * | 2000-01-31 | 2003-06-21 | Shima Seiki Mfg | Knit wear knitting method |
JP4852092B2 (ja) * | 2006-02-28 | 2012-01-11 | 株式会社島精機製作所 | 増し目を形成する方法および編地の編幅方向端部よりも内側に増し目が形成されている編地 |
CN102071528A (zh) * | 2010-05-31 | 2011-05-25 | 宁波普罗蒂电脑横机有限公司 | 一种电脑多级选针花型变换横机及其控制装置 |
JP6109105B2 (ja) * | 2014-03-18 | 2017-04-05 | 株式会社島精機製作所 | ニットデザインシステムとニットデザイン方法 |
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EP4101963B1 (en) * | 2021-06-11 | 2023-10-11 | Shima Seiki Mfg., Ltd. | A method for knitting knitwear and an allocation device for allocating knitting data to cam systems of a flat knitting machine |
CN115125651B (zh) * | 2022-07-29 | 2024-10-01 | 智能针织软件(深圳)有限公司 | 一种双层v领v嘴的电脑横机编织方法 |
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---|---|---|---|---|
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US5014524A (en) * | 1989-08-23 | 1991-05-14 | Adrian Smilovici | Flat bed knitting machine having plural carriages |
-
1990
- 1990-08-06 JP JP2208394A patent/JPH0819606B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1991
- 1991-07-27 KR KR1019910012983A patent/KR0185704B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1991-08-05 ES ES91307163T patent/ES2074231T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1991-08-05 EP EP91307163A patent/EP0470789B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1991-08-05 DE DE69110571T patent/DE69110571T2/de not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6269853A (ja) * | 1985-09-14 | 1987-03-31 | ハ− シユト−ル ゲ−エムベ−ハ− ウント コンパニ | 平形編機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR920004633A (ko) | 1992-03-27 |
DE69110571T2 (de) | 1995-12-21 |
DE69110571D1 (de) | 1995-07-27 |
ES2074231T3 (es) | 1995-09-01 |
JPH0491260A (ja) | 1992-03-24 |
EP0470789B1 (en) | 1995-06-21 |
EP0470789A2 (en) | 1992-02-12 |
EP0470789A3 (en) | 1992-05-20 |
KR0185704B1 (ko) | 1999-10-01 |
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Date | Code | Title | Description |
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