JPH08196002A - 電気自動車の冷却装置 - Google Patents

電気自動車の冷却装置

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JPH08196002A
JPH08196002A JP344195A JP344195A JPH08196002A JP H08196002 A JPH08196002 A JP H08196002A JP 344195 A JP344195 A JP 344195A JP 344195 A JP344195 A JP 344195A JP H08196002 A JPH08196002 A JP H08196002A
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water
cooling water
cooling
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thermostat valve
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Yutaka Uematsu
豊 上松
Tomoyuki Hanada
知之 花田
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パワーヘッドを停止したまま冷却水をラジエ
ータとウオータジャケット間で強制循環させて、冷却水
補給性を高められる電気自動車の冷却装置の提供を図
る。 【構成】 ウオータジャケット3の注水口12から冷却
水を補給してラジエータ4の液面が所定レベル以上にな
ると液位センサ16がこれを検出し、液位センサ16の
検出信号に基づいて制御装置17によりサーモスタット
バルブ9が開弁すると共にウオータポンプ8が駆動して
冷却水が循環する。冷却水の循環により液面が一旦低下
するが冷却水補給により再び液面が所定レベル以上にな
って液位センサ16がこれを検出すると、制御装置17
によりサーモスタットバルブ9を閉弁すると共にウオー
タポンプ8を停止させ、以て、満杯状態になるまで冷却
水を強制的に循環させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気自動車の冷却装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の電気自動車の冷却系1を示
すもので、パワーヘッド2のモータ部周りに設けられた
ウオータジャケット3とラジエータ4とを連絡するアッ
パ通路5とロア通路6とに跨ってバイパス通路7を設け
てあり、ロア通路6にはウオータポンプ8を配設してあ
ると共に、アッパ通路5とバイパス通路7との分岐部に
サーモスタットバルブ9を設けてある。
【0003】この冷却系1は内燃機関の冷却系と同様に
ウオータジャケット3内の冷却水の温度が所定値よりも
低い暖機中はサーモスタットバルブ9を閉弁してアッパ
通路5を遮断し、冷却水をウオータジャケット3,バイ
パス通路7,ウオータポンプ8を経由して循環させ、ウ
オータジャケット3内の冷却水の温度が所定値以上にな
るとサーモスタットバルブ9が開弁してアッパ通路5を
開放し、冷却水をウオータジャケット3とラジエータ4
との間に循環させて冷却水を冷却するようにしている。
【0004】電気自動車にあってはその運転形態にアイ
ドル状態を設定すると、モータの過回転を生じることが
あるため通常はアイドル状態を設定することはなく、従
って、冷却系1への冷却水の補給はパワーヘッド2の作
動を停止した状態で行うようにしている。
【0005】パワーヘッド2が停止している状態ではウ
オータポンプ駆動モータ(図示省略)が停止しており、
ウオータポンプ8が停止していると共にサーモスタット
バルブ9が閉弁状態にあるため、ラジエータ4の注水口
10よりキャップ11を外して冷却水を補給するだけで
は冷却水が不足するため、ウオータジャケット3にも注
水口12を設け、該注水口12からもキャップ13を外
して冷却水を補給するようにしている。
【0006】また、この冷却系1には冷却水が温度上昇
により膨張してオーバーフロウすることがないように、
前記注水口10,12の何れか一方、例えば注水口12
にパイプ15を介してリザーバタンク14を連通して配
設し、冷却水のオーバーフロウ分を該リザーバタンク1
4で回収するようにしている。
【0007】この類似構造は、例えば特開昭59−20
523号公報に示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】電気自動車はエンジン
車と異なりパワーヘッド2のモータ部の発熱量は比較的
小さく、従って、冷却水への放熱量が少ないため前述の
ようにリザーバタンク14を設けてあっても、該リザー
バタンク14での冷却水の気液置換性が悪く、冷却系1
内に空気が溜り易い傾向にある。
【0009】従って、前述のようにラジエータ4および
ウオータジャケット3から冷却水を補給しても、サーモ
スタットバルブ9が閉弁し、かつ、ウオータポンプ8が
停止している状態では冷却系1内に溜った空気によって
補給水量が制限され、十分な冷却水量が得られなくなる
可能性がある。
【0010】そこで、本発明は冷却系への冷却水の補給
時にはパワーヘッドを作動させることなく冷却水を冷却
系内で循環させることができて、十分な冷却水量を確保
することができる電気自動車の冷却装置を提供するもの
である。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1にあっては、パ
ワーヘッドのウオータジャケットとラジエータとを連絡
するアッパ通路,ロア通路に跨ってバイパス通路を設
け、該ロア通路にウオータポンプを設けると共に、アッ
パ通路を流通する冷却水の流路をラジエータ側とバイパ
ス通路側とに切換えるサーモスタットバルブを設け、か
つ、ラジエータおよびウオータジャケットにそれぞれ着
脱自在なキャップを備えた注水口を設けた電気自動車の
冷却系において、前記ラジエータ又はウオータジャケッ
トの何れか一方の注水口に設けられて、前記他方の注水
口より冷却水を補給して冷却水の液面が所定レベル以上
になるとこれを検出する液位センサと、この液位センサ
の検出信号に基づいてサーモスタットバルブを開弁する
と共にウオータポンプを駆動してアッパ通路の冷却水の
流通を開放してラジエータとウオータジャケット間に冷
却水を循環させ、この冷却水の循環により冷却水液面が
一旦低下した後冷却水補給により再び所定レベル以上に
なると、該液面センサの検出信号に基づいてサーモスタ
ットバルブを閉弁すると共にウオータポンプを停止させ
る制御装置を設けたことを特徴としている。
【0012】請求項2にあっては、請求項1に記載のサ
ーモスタットバルブに、その感温部に制御装置の制御信
号により発熱するヒータを設けたことを特徴としてい
る。
【0013】請求項3にあっては、請求項1,2に記載
のサーモスタットバルブをバイパス通路とロア通路との
分岐部に設けたことを特徴としている。
【0014】請求項4にあっては、請求項1〜3に記載
のアッパ通路にリザーバタンクを介装したことを特徴と
している。
【0015】
【作用】請求項1によれば、ラジエータ又はウオータジ
ャケットの他方の注水口から冷却水を補給することによ
り、冷却水の液面が所定レベル以上になって一方の注水
口の液位センサがこれを検出すると、該液位センサの検
出信号に基づいて制御装置よりサーモスタットバルブお
よびウオータポンプ駆動モータに作動信号が出力されて
該サーモスタットバルブが開弁すると共にウオータポン
プが駆動する。
【0016】これにより、冷却水はウオータポンプ,ウ
オータジャケット,アッパ通路,ラジエータおよびロア
通路を循環し、この冷却水の循環により冷却水を補給し
ている注水口部分で気液置換が行われると共に冷却系内
の隅々にまで冷却水が行き渡ることによって一旦液面が
下がるが、この液面低下後冷却水の補給により再び液面
が上昇し所定レベル以上になると、液位センサがこれを
検出して検出信号を制御装置へ送出し、該制御装置はこ
の検出信号に基づいてサーモスタットバルブおよびウオ
ータポンプ駆動モータに作動停止信号を送出して、サー
モスタットバルブを閉弁すると共にウオータポンプを停
止する。
【0017】この結果、冷却水は冷却系内が満杯状態に
なるまで循環を持続して、冷却水を十分に補給すること
ができる。
【0018】請求項2によれば、サーモスタットバルブ
の感温部に制御装置の制御信号により発熱するヒータを
設けてあるため、該ヒータの発熱によりサーモスタット
バルブを速かに開弁させることができて応答性を高めら
れ、冷却水循環による冷却水の補給性を向上することが
できる。
【0019】請求項3によれば、サーモスタットバルブ
をバイパス通路とロア通路との分岐部に設けてあるた
め、該サーモスタットバルブにはラジエータから導入さ
れる冷却水と共にウオータジャケットに溜っていた水温
の高い冷却水がバイパス通路を経由して混入し、サーモ
スタットバルブの感温部の温度低下を抑制して該サーモ
スタットバルブのハンチングを防止し、冷却水補給をス
ムーズに行わせることができる。
【0020】請求項4によれば、アッパ通路にリザーバ
タンクを介装してあるため、冷却水補給時に該リザーバ
タンクでも気液置換が行われて、冷却水補給性をより一
層高めることができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面と共に前記従来
の構成と同一部分に同一符号を付して詳述する。
【0022】図1において、1は冷却系を示し、パワー
ヘッド2のウオータジャケット3とラジエータ4とをア
ッパ通路5およびロア通路6で連絡してあると共に、ア
ッパ通路5とロア通路6とに跨ってバイパス通路7を設
けてある。
【0023】バイパス通路7とロア通路6との分岐部に
は、アッパ通路5を流通する冷却水の流路をラジエータ
4側とバイパス通路7側とに切換えるサーモスタットバ
ルブ9を設けてあると共に、ロア通路6のサーモスタッ
トバルブ9とウオータジャケット3との間にウオータポ
ンプ8を設けてある。
【0024】このウオータポンプ8はウオータポンプ駆
動モータ(図示省略)によりパワーヘッド2の図外のモ
ータの駆動と連動して定回転で駆動されると共に、後述
する制御装置によっても定回転駆動される。
【0025】ラジエータ4およびウオータジャケット3
には何れも着脱自在なキャップ11,13を備えた注水
口10,12を設けてあり、本実施例ではウオータジャ
ケット3の注水口12にパイプ15を介してリザーバタ
ンク14を連通して配設してある。
【0026】ここで、前記ラジエータ4とウオータジャ
ケット3の注水口10,12の何れか一方、例えばラジ
エータ4の注水口10に設けたキャップ11に、冷却水
補給時に冷却水の液面が所定レベル以上になると検出信
号を発信する液位センサ16を設けてあると共に、該液
位センサ16の検出信号に基づいて前記サーモスタット
バルブ9とウオータポンプ8とを作動制御する制御装置
17を設けてある。
【0027】キャップ11,13は図2に示すように何
れも冷却系内が所定圧以上になるとセットスプリング1
1aのばね力に抗して開弁して大気開放する加圧弁11
bと、冷却系内が負圧になるとセットスプリング11d
のばね力に抗して開弁して大気開放する負圧弁11eと
を備えていて、本実施例にあっては前述の液位センサ1
6をキャップ11の負圧弁11cにフロートスイッチと
して構成している。
【0028】負圧弁11cの下面には2つの固定接点1
6a,16bを設けてある一方、弁軸11fの下端に延
設したフロートガイド11gに配設したフロート11h
の上面にはフロート11hが冷却水の液面上昇に伴って
所定レベルにまで上昇すると、前記固定接点16a,1
6bに接触してこれら固定接点16a,16bを導通す
る可動接点16cを設けてある。
【0029】サーモスタットバルブ9は、図3に示すよ
うにバイパス通路7,ウオータポンプ8,ウオータジャ
ケット3を循環する冷却水の温度が所定値よりも低い状
態ではセットスプリング9aのばね力により弁体9bを
閉弁させてロア通路6のラジエータ4側を遮断している
が、前記循環する冷却水の温度が所定値を越えて感温部
9c内に封入したワックスが膨張することにより、弁体
9bを押し下げて開弁してロア通路6を開放するもの
で、本実施例にあっては、このサーモスタットバルブ9
の感温部9cに制御装置17からの出力信号を受けて発
熱するヒータとしての電熱線18を巻装してある。
【0030】制御装置17は図4に示すように、冷却水
補給時にオン作動されるメインスイッチ19と、液位セ
ンサ16の検出信号をトリガとしてオン信号とオフ信号
を発生するフリップ・フロップ回路20と、フリップ・
フロップ回路20の制御信号によりウオータポンプ8お
よびサーモスタットバルブ9を作動(開弁),作動停止
(閉弁)させるリレー21とを備えている。
【0031】フリップ・フロップ回路20は、ラジエー
タ4のキャップ11を閉じたままウオータジャケット3
の注水口12よりキャップ13を外して冷却水を補給す
ることにより、冷却水の液面が所定レベル以上になって
液位センサ16がこれを検出し、該液位センサ16から
の検出信号を受信するとリレー21にオン信号を送出し
て、ウオータポンプ8を駆動すると共に電熱線18へ通
電して発熱させてサーモスタットバルブ9を開弁させる
が、液面が後述するように一旦低下した後に再び所定レ
ベル以上になって液位センサ16からの検出信号を受信
すると、リレー21にオフ信号を送出してウオータポン
プ8を停止させると共に電熱線18への通電を遮断して
サーモスタットバルブ9を閉弁させるものである。
【0032】次に、以上の実施例装置の作用を図5に示
す作動タイムチャートを参照して説明する。
【0033】冷却水補給に際してメインスイッチ19を
オン作動し、ウオータジャケット3の注水口12のキャ
ップ13を外して該注水口12より冷却水を補給する
と、サーモスタットバルブ9,ウオータポンプ8はそれ
ぞれ閉弁,停止状態にあるため、冷却水はウオータジャ
ケット3の上部からアッパ通路5を経由してラジエータ
4の上部に流入する。
【0034】この冷却水の流入によりラジエータ4の液
面が所定レベル以上に上昇すると、液位センサ16を構
成するフロート11h上面の可動接点16cと固定接点
16a,16bとが接触して液位を検出し、検出信号を
フリップ・フロップ回路20へ送信する。
【0035】フリップ・フロップ回路20はこの液位セ
ンサ16の検出信号を受信するとオン信号を発生してリ
レー21をオン作動させ、サーモスタットバルブ9の感
温部9cに巻装した電熱線18に通電してこれを発熱さ
せ、該感温部9c内に封入したワックスを膨張させて該
サーモスタットバルブ9を開弁させると共にウオータポ
ンプ8を駆動させ、冷却水をラジエータ4からウオータ
ジャケット3に導入して、該冷却水をラジエータ4とウ
オータジャケット3間に循環させる。
【0036】この冷却水の循環によりウオータジャケッ
ト3の注水口12部分で気液置換が行われて、冷却系1
内に滞留していた空気が外部へ抜けると共に冷却水が系
内の隅々にまで行き渡ることによって、ラジエータ4の
液面が一旦下がり液位センサ16がオフとなるが、フリ
ップ・フロップ回路20によってサーモスタットバルブ
9の開弁およびウオータポンプ8の駆動が持続される。
【0037】この液面低下後冷却水の補給により再び液
面が上昇して所定レベル以上になると、液位センサ16
がこれを検出して検出信号をフリップ・フロップ回路2
0へ送出し、該フリップ・フロップ回路20はこの液位
センサ16の検出信号に基づいてオフ信号を発生してリ
レー21をオフ作動させ、サーモスタットバルブ9を閉
弁させると共にウオータポンプ8を停止させる。
【0038】この結果、冷却水は冷却系1内が満杯状態
になるまで循環を持続して、冷却水を十分に補給するこ
とができる。
【0039】ここで、特に本実施例にあってはサーモス
タットバルブ9の感温部9cにヒータとしての電熱線1
8を巻装して、フリップ・フロップ回路20からの制御
信号により発熱してサーモスタットバルブ9を速かに開
弁させるようにしてあるため、応答性を高めることがで
きて冷却水循環による冷却水の補給性を向上することが
できる。
【0040】また、サーモスタットバルブ9はバイパス
通路7とロア通路6との分岐部に設けてあるため、サー
モスタットバルブ9の感温部9cにはラジエータ4から
導入される冷却水と共にウオータジャケット3内に溜っ
ていた水温の高い冷却水がバイパス通路7を経由して混
入するようになり、該感温部9cの温度低下を抑制して
サーモスタットバルブ9のハンチングを防止し、冷却水
補給をスムーズに行わせることができる。
【0041】図6に示す実施例はアッパ通路5のバイパ
ス通路7との分岐部とラジエータ4との間にリザーバタ
ンク14を介装してある。
【0042】このようにアッパ通路5にリザーバタンク
14を介装した場合、冷却水補給時の前記冷却水の循環
によって該リザーバタンク14でも気液置換が行われる
ため、冷却水補給性をより一層高めることができる。
【0043】なお、前記各実施例ではサーモスタットバ
ルブ9をロア通路6とバイパス通路7との分岐部に設け
た最も好ましい例を示したが、該サーモスタットバルブ
9は従来と同様にアッパ通路5とバイパス通路7との分
岐部に設けてもよい。
【0044】また、液位センサ16はラジエータ4側の
注水口10のキャップ11に設けてあるが、ウオータジ
ャケット3側の注水口12のキャップ13に設けて、冷
却水をラジエータ4側の注水口10から補給するように
してもよく、更には、該液位センサ16は前記キャップ
11又は13の他、注水口10又は12のネック部に設
けるようにしてもよい。
【0045】
【発明の効果】以上、本発明によれば次に述べる効果を
奏せられる。
【0046】請求項1によれば、冷却水補給時にはパワ
ーヘッドを停止した状態でも冷却水を冷却系内が満杯状
態になるまでラジエータとウオータジャケット間で強制
的に循環させ、冷却水を十分に補給できて補給性を著し
く高めることができる。
【0047】請求項2によれば、サーモスタットバルブ
の感温部に制御装置の制御信号により発熱するヒータを
設けてあるため、サーモスタットバルブを速かに開弁さ
せて応答性を高められ、冷却水循環による冷却水の補給
性を向上することができる。
【0048】請求項3によれば、サーモスタットバルブ
をバイパス通路とロア通路との分岐部に設けてあるた
め、サーモスタットバルブにはラジエータから導入され
る冷却水と共にウオータジャケットに溜っていた水温の
高い冷却水がバイパス通路を経由して混入し、サーモス
タットバルブの感温部の温度低下を抑制して該サーモス
タットバルブのハンチングを防止し、冷却水補給をスム
ーズに行わせることができる。
【0049】請求項4によれば、アッパ通路にリザーバ
タンクを介装してあるため、冷却水補給時に該リザーバ
タンクでも気液置換が行われて、冷却水補給性をより一
層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す系統図。
【図2】本発明の第1実施例の液位センサを設けたキャ
ップの断面図。
【図3】本発明の第1実施例のサーモスタットバルブの
断面図。
【図4】本発明の第1実施例の制御装置の回路図。
【図5】本発明の第1実施例の作動タイムチャート図。
【図6】本発明の第2実施例を示す系統図。
【図7】従来装置の系統図。
【符号の説明】
1 冷却系 2 パワーヘッド 3 ウオータジャケット 4 ラジエータ 5 アッパ通路 6 ロア通路 7 バイパス通路 8 ウオータポンプ 9 サーモスタットバルブ 10 ラジエータの注水口 12 ウオータジャケットの注水口 16 液位センサ 17 制御装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パワーヘッドのウオータジャケットとラ
    ジエータとを連絡するアッパ通路,ロア通路に跨ってバ
    イパス通路を設け、該ロア通路にウオータポンプを設け
    ると共に、アッパ通路を流通する冷却水の流路をラジエ
    ータ側とバイパス通路側とに切換えるサーモスタットバ
    ルブを設け、かつ、ラジエータおよびウオータジャケッ
    トにそれぞれ着脱自在なキャップを備えた注水口を設け
    た電気自動車の冷却系において、前記ラジエータ又はウ
    オータジャケットの何れか一方の注水口に設けられて、
    前記他方の注水口より冷却水を補給して冷却水の液面が
    所定レベル以上になるとこれを検出する液位センサと、
    この液位センサの検出信号に基づいてサーモスタットバ
    ルブを開弁すると共にウオータポンプを駆動してアッパ
    通路の冷却水の流通を開放して冷却水をラジエータとウ
    オータジャケット間に循環させ、この冷却水の循環によ
    り冷却水液面が一旦低下した後冷却水補給により再び所
    定レベル以上になると、該液面センサの検出信号に基づ
    いてサーモスタットバルブを閉弁すると共にウオータポ
    ンプを停止させる制御装置を設けたことを特徴とする電
    気自動車の冷却装置。
  2. 【請求項2】 サーモスタットバルブはその感温部に制
    御装置の制御信号により発熱するヒータを備えたことを
    特徴とする請求項1記載の電気自動車の冷却装置。
  3. 【請求項3】 サーモスタットバルブをバイパス通路と
    ロア通路との分岐部に設けたことを特徴とする請求項
    1,2記載の電気自動車の冷却装置。
  4. 【請求項4】 アッパ通路にリザーバタンクを介装した
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の電気自
    動車の冷却装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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