JPH08195726A - データ放送受信装置及びデータ放送における通信方法 - Google Patents

データ放送受信装置及びデータ放送における通信方法

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JPH08195726A
JPH08195726A JP7005576A JP557695A JPH08195726A JP H08195726 A JPH08195726 A JP H08195726A JP 7005576 A JP7005576 A JP 7005576A JP 557695 A JP557695 A JP 557695A JP H08195726 A JPH08195726 A JP H08195726A
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JP
Japan
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karaoke
broadcasting
tuner
area
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Application number
JP7005576A
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English (en)
Inventor
Shinichi Oi
伸一 大井
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH08195726A publication Critical patent/JPH08195726A/ja
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  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 カラオケサービスにも良好に使用できるよう
にする。 【構成】 このデータ放送受信装置は、データ放送の送
信側210から送られたデータを受信側で受信するため
のデータ放送受信装置であって、データ放送の電波を受
信し送信側210から送られたデータを復調・選択する
チューナ・デコーダ部126と、チューナ・デコーダ部
126からのデータを蓄積するための第1および第2の
データ領域を有するデータストレージ136と、チュー
ナ・デコーダ部126で得たデータを、消去または上書
きして第1のデータ領域に順次書き込むと共に、第1の
データ領域に蓄えられたデータのうち選択されたもの
を、第2の領域に転送して保存する制御ブロック130
と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データ放送の送信側か
ら送られたカラオケデータを受信側で受信することが可
能なデータ放送受信装置に関し、この装置を用いたデー
タ放送における通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、衛星やCATVでのデータ放送が
検討されており、CATVではゲームソフトの配信が試
験的に行われている。また、衛星を利用したデータ放送
の規格も電気通信技術審議会で一部規格化作業が行われ
ている。
【0003】データ放送は、単方向で受信者に所望のデ
ータを送信しようとするものであり、ある程度画一的な
データを多数の受信者に送信する場合などにおいて、電
話回線などの双方向の通信よりも経済的であるというメ
リットがある。データ放送のサービス内容としては、F
AX,静止画といった画像の配布やテレミュージックと
いった音楽放送が考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】エンターテインメント
として世界中で広く親しまれているものに、わが国で生
まれたカラオケがある。このカラオケのサービスを通信
手段で遠隔的に行うものに通信カラオケがある。通信カ
ラオケは、ISDN回線(総合デジタル通信網)を用い
た双方向の通信により利用者の個別の要求に応じてカラ
オケソフトがリアルタイムに送れるという利点はある
が、双方向の通信であることが経済的にデメリットにな
る。
【0005】カラオケをデータ放送で実施するサービス
内容の一つとすると、経済的有利さから、利用者の増加
が期待できる。データ放送はまだサービスが実施されて
いないこともあり、データ放送によるカラオケ放送は、
通信が単方向であるため、ユーザに不便にならないよう
に、今後サービスを開始するにあたり改善しておくべき
課題が存在する。
【0006】そこで、本発明は、カラオケサービスにも
良好に使用できるデータ放送受信装置を提供することを
その目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願請求項1の発明にか
かるデータ放送受信装置は、データ放送の送信側から送
られたデータを受信側で受信するためのデータ放送受信
装置であって、データ放送の電波を受信し送信側から送
られたデータを復調・選択するチューナ・デコーダ部
と、チューナ・デコーダ部からのデータを蓄積するため
の第1および第2のデータ領域を有するデータストレー
ジと、チューナ・デコーダ部で得たデータを、消去また
は上書きして第1のデータ領域に順次書き込むと共に、
第1のデータ領域に蓄えられたデータのうち選択された
ものを、第2の領域に転送して保存する制御ブロック
と、を備える。
【0008】本願請求項2の発明にかかるデータ放送受
信装置は、データ放送の送信側から送られたデータを受
信側で受信するためのデータ放送受信装置であって、デ
ータ放送の電波を受信し送信側から送られたデータを復
調・選択するチューナ・デコーダ部と、チューナ・デコ
ーダ部からのデータを蓄積するためのデータ領域を有す
るデータストレージと、データ領域に蓄えられたデータ
のうち選択されたものをマークすると共に、チューナ・
デコーダ部で得たデータのうちマークされていないもの
を消去または上書きしてデータ領域に順次書き込んで保
存する制御ブロックと、を備える。
【0009】本願請求項3の発明にかかるデータ放送受
信装置は、請求項1または2の構成に加えて、MIDI
データに応じた音をマイクからの音声とともに出力する
オーディオブロックをさらに有し、送信側から送られる
データにはカラオケデータが含まれ、制御ブロックは、
データストレージに蓄えられたデータのうち選択された
カラオケデータのMIDIデータをオーディオブロック
に与える事を特徴とする。
【0010】本願請求項4の発明にかかるデータ放送受
信装置は、請求項1乃至3いずれかの構成に加えて、送
信側から送られるデータには制御ブロックの制御のため
のフラグが含まれ、制御ブロックは、チューナ・デコー
ダ部からのデータのうちフラグによって書き込みが許可
されているもののみをデータストレージに書き込む事を
特徴とする。
【0011】本願請求項5の発明にかかるデータ放送受
信装置は、請求項1乃至4いずれかの構成に加えて、送
信側から送られるデータには分類のための付加情報がさ
らに含まれ、制御ブロックは、チューナ・デコーダ部か
らのデータのうち、付加情報についての設定に該当する
ものだけをデータストレージに順次書き込む事を特徴と
する。
【0012】本願請求項6の発明にかかるデータ放送受
信装置は、請求項1乃至5いずれかの構成に加えて、集
計センタとの間で通信するための通信手段をさらに有
し、制御ブロックは、通信手段を介して集計センタにデ
ータ選択の集計結果を送る事を特徴とする。
【0013】本願請求項7の発明にかかるデータ放送に
おける通信方法は、データ放送の送信側は、データ放送
に供するデータとともに、データ放送の受信側が送信対
象であるかを示すフラグを送信し、データ放送の受信側
は、フラグによって送信対象になっている場合にのみ受
信したデータ放送のデータを蓄積する事を特徴とする。
【0014】本願請求項8の発明にかかるデータ放送に
おける通信方法は、請求項7の構成に加えて、データ放
送の送信側は、受信側の仕様に応じて、データ放送に供
する時間帯を分けると共に、その時間帯の送信対象にな
っているかを示すフラグを送信する事を特徴とする。
【0015】
【作用】本願請求項1の発明にかかるデータ放送受信装
置によれば、第1のデータ領域にはチューナ・デコーダ
部で得たデータが消去または上書きして順次書き込ま
れ、第1のデータ領域に蓄えられたデータのうち選択さ
れたものが第2の領域に転送して保存される。したがっ
て、データ放送サービス中のデータを第1のデータ領域
から速やかに呼び出せるうえに、サービスされていない
データでも第2のデータ領域から読み出して利用でき
る。
【0016】本願請求項2の発明にかかるデータ放送受
信装置によれば、データ領域には、蓄えられたデータの
うち選択されたものがマークされ、チューナ・デコーダ
部で得たデータのうちマークされていないものが消去ま
たは上書きして保存される。したがって、データ放送サ
ービス中のマークされていないデータを速やかに呼び出
せるうえに、サービスされていないデータでもマークし
ておけば読み出して利用できる。
【0017】本願請求項3の発明にかかるデータ放送受
信装置によれば、送信側から送られるカラオケデータで
カラオケを楽しむことができる。
【0018】本願請求項4の発明にかかるデータ放送受
信装置によれば、送信側から送られるフラグによって書
き込みが許可されているデータのみがデータストレージ
に書き込まれるので、送信側から送信対象の受信装置を
選択することができる。
【0019】本願請求項5の発明にかかるデータ放送受
信装置によれば、付加情報についての設定に該当するデ
ータだけがデータストレージに書き込まれ、不要なデー
タを書き込む必要がなくなるためデータストレージの容
量を小さくできる。
【0020】本願請求項6の発明にかかるデータ放送受
信装置によれば、通信手段を介して集計センタにデータ
選択の集計結果を送ることにより、利用度の高いデータ
を集計センタ側で知ることができる。
【0021】本願請求項7の発明にかかるデータ放送に
おける通信方法によれば、送信側によって許可されてい
る受信側のみがデータの蓄積ができるので、送信側から
送信対象の受信側を選択することができる。
【0022】本願請求項8の発明にかかるデータ放送に
おける通信方法によれば、時間帯によって受信側に応じ
た放送サービスをすることができる。
【0023】
【実施例】図1は、衛星を利用したカラオケ放送サービ
スにも使用できるデータ放送受信機のブロック図であ
る。
【0024】BSチューナ120は、放送局210から
図示せぬ通信衛星を介して送られてきた電波を受信する
ためのものである。放送局210からの各種データは、
BS/CS放送の音声信号の空きエリアを利用した独立
データエリアで送られ、BSチューナ120から出力さ
れる音声信号に多重されている。QPSK復調回路12
2は、BSチューナ120で検波して得た信号から音声
信号の中に時分割多重化されているデータを取り出すた
めに、音声信号をQPSK復調しビットストリームとし
て出力する。データチャンネルデコーダ(DCD)12
4は放送局210から送られる各種データから所望のチ
ャンネルのデータを得るように処理するデコーダであ
り、QPSK復調して得たビットストリームを処理して
得ている。DCD124の主な処理は、誤り検出のデイ
ンターリーブ、誤り補正などの処理と、データの選択で
ある。
【0025】上記BSチューナ120、QPSK復調回
路122、DCD124は、データ放送の規格で用いら
れるものであり、図1の装置のチューナ・デコーダ部1
26を構成する。放送局210からの各種データは、F
AX,静止画、テレミュージックといった各チャンネル
に分けられて送られており、カラオケのチャンネルには
カラオケデータが送られている。DCD124によるデ
ータの選択は、マイコンからのコマンドによりそのチャ
ンネルを選択することによって制御される。
【0026】MIDI音源134は、与えられたMID
Iデータに応じた楽器音を出力し、ミキサー142は、
MIDI音源134からの楽器音をマイク146からの
カラオケデータをマイクからの音声とミキシングしてス
ピーカー144から音にして出力する。これらMIDI
音源134、ミキサー142、マイク146、スピーカ
ー144でオーディオブロック140を構成している。
【0027】マンマシンI/F(インターフェイス)1
32は、ユーザが装置の操作をするためのものであり、
電源スイッチの他に、チャンネル選択、演奏するカラオ
ケの曲選択、保存する曲の選択、蓄積する曲の選択など
を入力するためのものである。その構成としては、操作
パネル上に上記機能選択用のスイッチを配置した構成、
あるいはジョイスティック若しくはリモコンと上記機能
や選択を表示するテレビもしくはディスプレイとによる
構成などで実現できる。
【0028】メモリ136は、データストレージとして
放送局210から送られる各種データを蓄積するための
ものであり、この半導体メモリ136にはそのデータを
記憶しておくための第1および第2のデータ領域が設け
られている。第1のデータ領域は、カラオケのサービス
のためのエリアであり、マイコンシステム130によっ
て、ユーザからは書き込み操作はできないようになって
いる。また、第2のデータ領域は、ユーザが残しておき
たいデータを残しておくところである。
【0029】マイコンシステム130は、この装置の制
御ブロックをなし、マンマシンI/F132からの要求
に応じた処理を行うと共にDCD124のチャンネルを
選択し、そのチャンネルのデータに応じた処理をする。
カラオケのチャンネルが選択された場合、後述するよう
にDCD124からのカラオケデータを消去または上書
きして第1のデータ領域に書き込む。また、マンマシン
I/F132にカラオケデータの内容を表示し、ユーザ
からの保存要求に応じて、メモリ136の第1のデータ
領域から第2のデータ領域へのカラオケデータの書き込
み、第1又は第2のデータ領域のカラオケデータのMI
DI音源134への転送を行う。
【0030】つぎに、動作に付いて説明する。
【0031】データ放送では、放送局210から各種デ
ータが一定の順序の繰り返して送り出され、ユーザが選
択したチャンネルのデータサービスが受けれるようにな
っている。カラオケのチャンネルも同様であり、1曲分
のカラオケデータは、その曲データ(MIDI音声)や
歌詞(文字データ)だけでなく、曲名、ポップス,歌謡
曲,演歌などのジャンルや、最新,70年代,ナツメロと
いった年代、作詞・作曲・歌手などの分類に必要な付加
情報を含む。また、必要に応じて、バックの画像など、
カラオケを歌い・楽しむ為の必要なデータも含まれる。
1曲分のカラオケデータは、これらのデータに、蓄積の
許可・禁止や対象ユーザを示すフラグ含むマイコンシス
テム130の制御用のフラグなどをパケットにされて送
られる。なお、曲データは、楽器音のデータであるMI
DIデータとして送ることでデータ量を減少させる。
【0032】図2は、カラオケのチャンネルが選択され
た場合の制御フローを示したものである。チューナ・デ
コーダ部では、放送局210から各種データのうちカラ
オケデータが選択される。カラオケソフトを受信すると
(図2符号S11)、マイコンシステム130によって
上記フラグに応じて自動的にカラオケデータが第1のデ
ータ領域(同図符号S12)に順次書き込まれる。そし
て、ユーザから保存の操作があると(同図符号S1
3)、該当する曲が第2のデータ領域に書き込まれる
(同図符号S14)。こうして、第1のデータ領域は業
者管理エリアとして用いられ、第2のデータ領域はユー
ザ管理エリアとして用いられる。第2のデータ領域はカ
ラオケサービスの提供業者からは書き込み操作はできな
いようになっている。
【0033】図3は、メモリ136に書き込まれるよう
すを模式的に例示したものである。図3(a)のよう
に、そのフラグにより蓄積許可となっている曲A,B,
C,D,E…が送られると、受信した順に消去・上書き
して書き込まれる。図3(b)のように、ユーザが需要
の大きい曲B,Eを選択し保存する操作によって、これ
らは第2のデータ領域に転送され書き込まれる。そし
て、カラオケデータの送信が一巡し或いは第1のデータ
領域136aが一杯になると第1のデータ領域136a
のはじめから順次消去・上書きして書き込まれる。ここ
で、カラオケサービスの提供業者が曲Bの廃止および曲
F,Gを追加すると、図3(c)のように、曲A,C,
D,E,G…が第1のデータ領域136aに順次消去・
上書きして書き込まれるが、曲B,Eは第2のデータ領
域136bに保存される。
【0034】そして、ユーザは第1のデータ領域および
第2のデータ領域のいずれのカラオケデータを選択し演
奏することができ、選択されたカラオケデータの曲デー
タがMIDI音源134に送られ、楽器音として再生さ
れ、再生された演奏曲とマイクからの音声とがミキシン
グされて出力される。
【0035】放送波によるカラオケサービスを利用する
場合、必ずしも所望の曲が選択した時点で放送局210
から流れているわけではないが、カラオケ受信機のユー
ザーとしては曲の選択後速やかに演奏が始まるのが望ま
しい。チューナ・デコーダ部で受信するだけであった場
合は、選択した曲が流れるまでに時間がかかるが、図1
の装置では、カラオケサービスの提供業者が選択した曲
が第1のデータ領域136aに記憶されていることか
ら、曲の選択後速やかにカラオケデータを呼び出して楽
しむことができる。また、カラオケサービスの提供業者
にとっても受信機の運用の点で楽になる。
【0036】また、カラオケ放送でサービスされる曲は
需要に応じて変化するが、利用者が良く利用する曲は、
地域や年齢などによって若干異なるため、送信されない
こともある。このような場合でもユーザの選択した曲が
第2のデータ領域136bに保存されるので、これに記
憶されているデータを用いることができる。この様に、
放送サービス中のデータを第1のデータ領域136aか
ら速やかに呼び出せるだけでなく、サービスされていな
いデータも第2のデータ領域136bから読み出して利
用できる。したがって、より多数の利用者の個別の要求
に応える事ができる。
【0037】図1の受信装置は、利用者の負担を配慮し
て業務用と家庭用といった仕様の違いがあり、家庭用は
業務用よりもメモリ136を小さくして経済的にしてい
る。これは、家庭用は使用者が限られているためにそれ
程多くの曲を蓄積しておく必要がないからである。そし
て、カラオケサービスの提供業者は、仕様の違いに応じ
て放送局210時間帯によりカラオケ放送の内容をかえ
ることができる。例えば、図4のように、19:00 〜22:0
0 までを家庭用向け放送として数十曲程度を繰り返して
送信するように、曲数を少なくして人気曲を主体に送る
時間帯とし、それ以外の時間帯では繰り返して送信する
のを数百曲程度に増やして業務用向けの時間帯として提
供する。そして、カラオケデータのうち送信対象である
かを示すフラグである対象ユーザのフラグを家庭用向け
か業務用向けかで違ったものにして放送する。
【0038】図1の受信装置でこのようなカラオケ放送
を受信すると、マイコンシステム130によってカラオ
ケデータの中の対象ユーザのフラグから家庭用向けか業
務用向けかが識別される。そして、業務用装置であれ
ば、業務用向けのフラグの場合にのみ、制御ブロックに
よってカラオケデータがメモリ136に書き込まれる。
また、家庭用装置であれば、家庭用向けのフラグの場合
にのみ、カラオケデータがメモリ136に書き込まれ
る。
【0039】こうして、チューナ・デコーダ部からのデ
ータのうち前記フラグによって書き込みが許可されてい
るもののみをメモリ136に書き込み、それ以外のもの
には書き込みを禁止することによって、送信対象になっ
ている装置にのみサービスするデータを送ることができ
る。すなわち、フラグによって送信対象になっている場
合にのみ受信したデータ放送のデータを蓄積するように
することで、データの中にあるフラグにより対象となっ
ているかどうかを判別し、不特定多数の装置の中から送
信対象であるかを自動的に判別でき、送信対象によって
異なったサービスを提供することができる。
【0040】上記運用の場合、19:00 〜22:00 までの家
庭用向けの時間帯では、メモリ136が小さくて取り込
める曲数が少なくても、所望の曲が流れるまでの時間が
短くなるために、ほぼリアルタイムに近い感覚で装置に
カラオケデータを取り込むことができるようになる。家
庭用の装置は必ずしも大容量のメモリを必要としないの
であるが、放送の内容をかえることで、メモリの容量を
数曲程度を蓄積できる程度にまで大きく減らすことがで
きる。受信側の仕様に応じて、データ放送に供する時間
帯を分けると共に、その時間帯の送信対象になっている
かを示すフラグを送信することで、ユーザに応じたサー
ビスができる。
【0041】一方、業務用向けの時間帯では、図1の受
信装置は、家庭用向けの時間帯の何倍かのカラオケデー
タを、家庭用向けの時間帯の場合と比較して何倍かの時
間をかけてメモリ136に取り込む。業務用の装置はそ
のメモリ容量が大きいことから、所望の曲が流れるまで
の時間が長くてもすでに蓄えられた多くのカラオケデー
タを利用することによって、リアルタイムに近い感覚で
カラオケを楽しむことができる。
【0042】送信対象となっていない時間帯では、すで
に蓄えられもしくは保存されたカラオケデータを利用す
ることができ、こうして、家庭用及び業務用の両方に利
用しやすいカラオケ放送ができる。
【0043】さらに、ユーザが、マンマシンI/F13
2を操作して蓄積する曲について、ジャンル、年代、歌
手などを必要に応じて設定した場合、マイコンシステム
130は、カラオケデータが蓄積する曲データの設定に
該当しているかどうかをチェックし、チューナ・デコー
ダ部からのデータのうち該当するカラオケデータだけを
メモリ136の第1のデータ領域に順次書き込む。上述
のように、時間帯によって放送内容が異なる場合、対象
ユーザのフラグとユーザによる蓄積する曲の設定とのア
ンドをとって、放送対象ユーザでありかつ曲の設定に該
当しているカラオケデータだけが書き込まれる。
【0044】この様に、上記付加情報を設定してカラオ
ケデータの選別を行ってカラオケデータを蓄積すること
により、少ないメモリ136の容量でも希望する曲をメ
モリできるようになる。特に、家庭用の装置で上記業務
用向けの時間帯にカラオケデータを蓄積するような場合
に効果的である。
【0045】次に、第2の実施例について説明する。
【0046】第2の実施例にかかるデータ放送受信機
は、第1の実施例同様図1の構成であるが、メモリ13
6が放送局210から送られるカラオケデータを蓄積す
るための領域が1つのデータ領域であり、この点が第1
の実施例とは異なっている。そして、マイコンシステム
130は、チューナ・デコーダ部126でカラオケデー
タを受信すると、カラオケデータをそのフラグに応じて
自動的にメモリ136のデータ領域に順次書き込む。そ
して、ユーザから保存の操作があると該当する曲のカラ
オケデータにフラグなどの上書き禁止を示すためのマー
クをつける。このマークが付いたものを、チューナ・デ
コーダ部126で受信したカラオケデータを書き込む際
に消去しないようにしている。
【0047】図5は、メモリ136に書き込まれるよう
すを模式的に例示したものである。図3(a)のよう
に、そのフラグにより蓄積許可となっている曲A,B,
C,D,E…が送られると、受信した順に消去・上書き
して書き込まれる。図3(b)のように、ユーザが保存
するために、需要の大きい曲B,Dを選択することによ
って、これらにはマークがつけられる。その後、カラオ
ケサービスの提供業者が曲Bの廃止および曲F,Gを追
加してカラオケ放送を行うと、図3(c)のように、曲
A,C,E,G…が順次消去・上書きして書き込まれる
が、マークが付いた曲B,Dは保存される。
【0048】そして、ユーザはメモリ136に書き込ま
れたカラオケデータを選択すると、その曲が演奏され
る。このように、第1の実施例も同様に、カラオケサー
ビスの提供業者が選択した曲が記憶されていることか
ら、速やかにカラオケデータを呼び出して楽しむことが
でき、サービスの提供業者にとっても運用の点で楽にな
る。また、ユーザの選択した曲が保存されるので、それ
が放送されなくなっても保存したものを用いることがで
きる。
【0049】次に、第3の実施例について説明する。
【0050】図6は、第3の実施例にかかるデータ放送
受信機の構成を示したもので、図1と同一もしくは同等
の構成要素には同一の符号を用いている。この図6の装
置は、第1の実施例同様に動作する図1の構成に加え
て、集計センタ160に通信のための手段として、電話
回線を介して集計センタ160に接続されたモデム13
8が設けられ、この点が第1の実施例とは異なってい
る。
【0051】そして、マイコンシステム130は、第1
の実施例同様にユーザの操作に応じて曲の演奏などの処
理を行うと共に、マンマシンI/F132の演奏するカ
ラオケの曲選択の操作から利用状態の管理を行う。カラ
オケのデータ選択の集計結果などをモデム138を介し
て集計センタ160に伝送する。
【0052】モデム138としては、例えば、電話モデ
ムを用いることができ、まず、図6の装置から定期的に
発呼する方式を用い得る。この方式の場合、マイコンシ
ステム130は、タイマーおよび内蔵のカレンダーを有
し、タイマーに一定の値をセットして一定のタイミング
が得られる。このタイミングを用いて集計センタ160
との通信開始のトリガかけてモデム138から定期的に
発呼する。集計センタ160とは、この発呼により図6
の装置との間で通信を行い、マイコンシステム130
は、カラオケの曲選択の集計結果などのデータを送り出
す。
【0053】また、センタ160から発呼する方式を用
いることもできる。この方式の場合、センタ160から
図6の装置に発呼し、図6の装置はこの発呼によりセン
タ160との間で通信を行い、カラオケの曲選択の集計
結果などのデータを伝送する。こうして、センタ160
は、ポーリングでモデム138を介して集計結果などを
すくいあげにくるようにすることができる。
【0054】あるいは、センタ160から電波でコマン
ドを発しモデム138から発呼させる事も可能である。
このようにした場合、センタ160は、放送局210か
らデータ放送の電波の中にマイコンシステム130に発
呼を促す送信コマンドを送信し、マイコンシステム13
0はこのコマンドを受けると、集計センタ160に発呼
し送信を行う。集計センタ160とは、この発呼により
図6の装置との間で通信を行い、マイコンシステム13
0はカラオケの曲選択の集計結果などのデータを送る。
【0055】このように、いずれの方式でも集計センタ
160に集計結果など伝送することが可能である。これ
によって、カラオケサービスの提供業者は集計結果を知
ることができるため、カラオケ放送でサービスされてい
る曲の人気を計ることができる。その結果を利用してサ
ービスすべき曲の選定を行って、カラオケ放送で送るこ
とができる。こうして、カラオケサービスの提供業者は
効率的なカラオケ放送の運用が可能になる。また、ユー
ザ側では、カラオケソフトが送信されなくなっても、そ
れを保存し利用することができる。
【0056】本発明は、上述の実施例に限られず、様々
な変形が可能である。
【0057】例えば、ストレージデバイスとして、小型
で量産しやすいことからメモリを用いる例を示したが、
ハードディスク、光磁気ディスクを用いても良い。
【0058】また、チューナ・デコーダ部には、BSチ
ューナを用いる例を示したが、データ放送を受信できる
ものであれば良いので、ダウンコンバートするなどによ
り有線で受信できるチューナでも良い。
【0059】さらに、モデムは電話回線を用いる例を示
したが、集計センタ160に発呼できれば良いので、電
波を用いる移動電話やパーソナルデジタルホンでも良
い。
【0060】
【発明の効果】以上の通り、本願請求項1の発明にかか
るデータ放送受信装置によれば、データ放送サービス中
のデータを第1のデータ領域から速やかに呼び出せるう
えに、サービスされていないデータでも第2のデータ領
域から読み出して利用できる。
【0061】本願請求項2の発明にかかるデータ放送受
信装置によれば、データ放送サービス中のマークされて
いないデータを速やかに呼び出せるうえに、サービスさ
れていないデータでもマークしておけば読み出して利用
できる。
【0062】本願請求項3の発明にかかるデータ放送受
信装置によれば、送信側から送られるカラオケデータで
カラオケを楽しむことができる。
【0063】本願請求項4の発明にかかるデータ放送受
信装置によれば、送信側から送られるフラグによって書
き込みが許可されているデータのみがデータストレージ
に書き込まれるので、送信側から送信対象の受信装置を
選択することができる。
【0064】本願請求項5の発明にかかるデータ放送受
信装置によれば、付加情報についての設定に該当するデ
ータだけがデータストレージに書き込まれ、不要なデー
タを書き込む必要がなくなるためデータストレージの容
量を小さくできる。
【0065】本願請求項6の発明にかかるデータ放送受
信装置によれば、通信手段を介して集計センタにデータ
選択の集計結果を送ることにより、利用度の高いデータ
を集計センタ側で知ることができる。
【0066】本願請求項7の発明にかかるデータ放送に
おける通信方法によれば、送信側によって許可されてい
る受信側のみがデータの蓄積ができるので、送信側から
送信対象の受信側を選択することができる。
【0067】本願請求項8の発明にかかるデータ放送に
おける通信方法によれば、時間帯によって受信側に応じ
た放送サービスをすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例にかかるデータ放送受信機のブロ
ック図。
【図2】カラオケのチャンネルが選択された場合の制御
フローを示した図。
【図3】メモリ136に書き込まれるようすを模式的に
例示した図。
【図4】家庭用向けか業務用向けかで違った放送をする
場合の運用例を示す図。
【図5】第2の実施例においてメモリ136に書き込ま
れるようすを模式的に例示した図。
【図6】第3の実施例にかかるデータ放送受信機の構成
を示した図。
【符号の説明】
126…チューナ・デコーダ部,130…マイコンシス
テム,136…メモリ,136a…第1のデータ領域,
136b…第2のデータ領域,138…モデム,140
…オーディオブロック,160…集計センタ,210…
放送局

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ放送の送信側から送られたデータ
    を受信側で受信するためのデータ放送受信装置であっ
    て、 前記データ放送の電波を受信し前記送信側から送られた
    データを復調・選択するチューナ・デコーダ部と、 前記チューナ・デコーダ部からのデータを蓄積するため
    の第1および第2のデータ領域を有するデータストレー
    ジと、 前記チューナ・デコーダ部で得たデータを、消去または
    上書きして前記第1のデータ領域に順次書き込むと共
    に、前記第1のデータ領域に蓄えられたデータのうち選
    択されたものを、前記第2の領域に転送して保存する制
    御ブロックと、 を備えるデータ放送受信装置。
  2. 【請求項2】 データ放送の送信側から送られたデータ
    を受信側で受信するためのデータ放送受信装置であっ
    て、 前記データ放送の電波を受信し前記送信側から送られた
    データを復調・選択するチューナ・デコーダ部と、 前記チューナ・デコーダ部からのデータを蓄積するため
    のデータ領域を有するデータストレージと、 前記第1のデータ領域に蓄えられたデータのうち選択さ
    れたものをマークすると共に、前記チューナ・デコーダ
    部で得たデータのうちマークされていないものを消去ま
    たは上書きしてデータ領域に順次書き込んで保存する制
    御ブロックと、 を備えるデータ放送受信装置。
  3. 【請求項3】 MIDIデータに応じた音をマイクから
    の音声とともに出力するオーディオブロックをさらに有
    し、 前記送信側から送られるデータにはカラオケデータが含
    まれ、 前記制御ブロックは、前記データストレージに蓄えられ
    たデータのうち選択されたカラオケデータのMIDIデ
    ータをオーディオブロックに与える事を特徴とする請求
    項1または2記載のデータ放送受信装置。
  4. 【請求項4】 前記送信側から送られるデータには前記
    制御ブロックの制御のためのフラグが含まれ、 前記制御ブロックは、前記チューナ・デコーダ部からの
    データのうち前記フラグによって書き込みが許可されて
    いるもののみをデータストレージに書き込む事を特徴と
    する請求項1乃至3のうちいずれか記載のデータ放送受
    信装置。
  5. 【請求項5】 前記送信側から送られるデータには分類
    のための付加情報がさらに含まれ、 前記制御ブロックは、前記チューナ・デコーダ部からの
    データのうち、付加情報についての設定に該当するもの
    だけをデータストレージに順次書き込む事を特徴とする
    請求項1乃至4のうちいずれか記載のデータ放送受信装
    置。
  6. 【請求項6】 集計センタとの間で通信するための通信
    手段をさらに有し、 前記制御ブロックは、前記通信手段を介して前記集計セ
    ンタにデータ選択の集計結果を送る事を特徴とする請求
    項1乃至5のうちいずれか記載のデータ放送受信装置。
  7. 【請求項7】 データ放送における通信方法であって、 前記データ放送の送信側は、前記データ放送に供するデ
    ータとともに、前記データ放送の受信側が送信対象であ
    るかを示すフラグを送信し、 前記データ放送の受信側は、前記フラグによって送信対
    象になっている場合にのみ受信した前記データ放送のデ
    ータを蓄積する事を特徴とするデータ放送における通信
    方法。
  8. 【請求項8】 前記データ放送の送信側は、前記受信側
    の仕様に応じて、前記データ放送に供する時間帯を分け
    ると共に、その時間帯の送信対象になっているかを示す
    フラグを送信する事を特徴とするデータ放送における請
    求項7記載の通信方法。
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