JPH08195709A - 移動通信方式 - Google Patents

移動通信方式

Info

Publication number
JPH08195709A
JPH08195709A JP7005189A JP518995A JPH08195709A JP H08195709 A JPH08195709 A JP H08195709A JP 7005189 A JP7005189 A JP 7005189A JP 518995 A JP518995 A JP 518995A JP H08195709 A JPH08195709 A JP H08195709A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
transmission
reception
received
mobile communication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7005189A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Kondo
靖 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP7005189A priority Critical patent/JPH08195709A/ja
Publication of JPH08195709A publication Critical patent/JPH08195709A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 伝搬路品質に応じて時間ダイバーシチブンラ
チ数を可変する。 【構成】 基地局または移動局は、受信レベルを測定す
ることにより、その時点における無線回線の伝搬路品質
を監視する。伝搬路品質の劣化を検出したときには、検
出時点の直前または直後に既に送信した情報信号につい
て、その送信タイミングの1周期後に再送信するように
指示を与える。受信については、1周期毎の2以上の受
信タイミングにおいて、受信された情報信号およびその
平均受信レベルを記憶する。この記憶された2以上の情
報信号の識別番号を比較し、その比較結果が同一の識別
番号を示すとき、その同一の識別番号が付与された情報
信号が受信された2以上の受信タイミングの内の平均受
信レベルがより大きな受信タイミングにより受信された
情報信号を受信信号として選択する。 【効果】 時間ダイバーシチによる高品質な信号伝送を
実現しつつ、伝送効率の低下を軽減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基地局と移動局との間
で双方向の通信を行う移動通信方式に利用する。本発明
は時間ダイバーシチ通信方式に利用する。特に、時間ダ
イバーシチ通信方式における通信効率の改善技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来例の移動通信方式を図5ないし図8
を参照して説明する。図5は移動通信方式の全体構成図
である。図6は無線信号のフレーム構成図である。図7
は従来例装置のブロック構成図である。図8は従来例装
置の動作を示すタイムチャートである。図5に示すよう
に、基地局15と移動局16との間では、単一の搬送波
周波数fC の無線信号を交互に送受信している。このよ
うに、基地局15と移動局16とが単一の搬送波周波数
C で双方向の通信を行う移動通信方式では、図6に示
すように、所定の周期で基地局15または移動局16が
交互に送受信を繰り返すプレストーク通信を行ってい
る。ここで、移動局16から基地局15に対する送信信
号を上り信号とし、基地局15から移動局16に対する
送信信号を下り信号とする。図6は、Nchチャネル多重
の場合を示しており、第1番目〜第Nch番目の各フレー
ム構成は同一であり、フレーム同期を確立するためのプ
リアンブルと、どのような情報信号により変調された無
線信号であるかを識別するための識別信号である送信番
号(#1〜#Nch)と、情報信号により変調された無線
信号である情報部とから構成される。
【0003】図7は、基地局15あるいは移動局16の
構成を具体的に示すブロック構成図である。送信部13
は、送信信号発生回路1、送信信号用バッファ2、送信
機3により構成され、受信部14は、受信機7、受信信
号レベル測定器9、受信レベル測定結果格納用メモリ1
0、復号回路8、受信信号用バッファ11、時間ダイバ
ーシチ受信制御回路12により構成される。送信部1
3、受信部14は高周波スイッチ5を介し送受信兼用ア
ンテナ6に接続され、無線信号を送受信する。
【0004】送信信号発生回路1で発生された送信信号
は、送信信号用バッファ2にNフレーム分ずつ蓄えら
れ、送信信号用バッファ2に蓄えられているNフレーム
分ずつM回同一信号を送信するMブランチの時間ダイバ
ーシチが行われる。時間ダイバーシチ制御が行われた送
信信号用バッファ2からのベースバンド帯の送信信号
は、送信機3で変調され、高周波スイッチ5を経て、送
受信兼用アンテナ6から送信される。Nフレーム分の信
号をM回送信した後に、送信信号発生回路1で生成した
新しい送信信号を送信信号用バッファ2に蓄積する。こ
の送信信号制御を繰り返す。
【0005】一方、送受信兼用アンテナ6で受信された
信号は、高周波スイッチ5を経て、受信機7に入力さ
れ、受信機でベースバンド信号に変換され、復号回路8
と受信レベル測定器9に入力される。復号回路8では、
受信信号を復号し、Nフレーム分ずつ受信信号用バッフ
ァ11に蓄積する。復号回路8での受信信号の復号と同
時に受信レベル測定器9では、受信フレーム内の平均受
信電力を1フレーム毎に測定し、その測定結果を受信レ
ベル測定結果格納用メモリ10に書込む。この受信動作
をM回繰り返す。その後、Nフレームの受信信号を1フ
レームずつ、受信レベル測定結果格納用メモリ10から
1〜M回目の平均受信レベルを読出し時間ダイバーシチ
受信制御回路12で比較し、その中で最も高い平均受信
レベルが得られた回の受信信号を受信信号用バッファ1
1から出力させ、それを受信信号とする時間ダイバーシ
チの受信制御が行われる。
【0006】図8は、N=3、M=2の場合について従
来例の送信ダイバーシチの制御のようすを示す図であ
る。このような時間ダイバーシチにより、移動通信で問
題となるフェージングによる受信電力の変動に起因する
伝送誤りの発生を軽減することが可能となり、高品質の
信号伝送が実現できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来例におい
ては、前述したMの値が一定であり、伝搬路品質が良好
であり、時間ダイバーシチを行う必要がない場合や、ブ
ランチ数を少なくしても支障がない場合でも、あらかじ
め定められたMブランチの時間ダイバーシチが行われ
る。このため、例えば、同一の信号をM回送受信するた
めに、伝送効率がM分の1となり、信号伝送速度が低下
してしまうという問題点がある。
【0008】本発明は、このような背景に行われたもの
であり、伝搬路品質に応じて時間ダイバーシチのブンラ
チ数を加減することができる移動通信方式を提供するこ
とを目的とする。本発明は、時間ダイバーシチによる高
品質な信号伝送を実現しつつ、伝送効率の低下を軽減す
ることができる移動通信方式を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、時間ダイバー
シチのブランチ数を伝搬路の状況に応じて加減し、受信
電界の劣化に応じて時間ダイバーシチのブランチ数を多
くして時間ダイバーシチの適用効果の劣化を抑制しつ
つ、時間ダイバーシチによる伝送効率の低下を軽減する
ことを最も主要な特徴とする。
【0010】すなわち、本発明の第一の観点は、基地局
と、この基地局と無線回線により接続される移動局とを
備え、この移動局および前記基地局は、同一周波数の無
線信号を所定の周期により交互に送受信し情報信号の通
信を行う送信部および受信部をそれぞれ備え、この送信
部は前記周期の複数M回にわたり同一の情報信号で繰り
返し変調を行う手段を含み、前記受信部はこの複数M回
の受信情報について時間ダイバーシチ処理を行う手段を
含む移動通信方式である。
【0011】ここで、本発明の特徴とするところは、前
記送信部は、これから送信する信号の宛先となる相手送
信部から受信された無線信号の強度に応じて前記Mを加
減する手段を備えたところにある。
【0012】これにより、時間ダイバーシチによる高品
質な信号伝送を実現しつつ、伝送効率の低下を軽減する
ことができる。
【0013】前記受信された無線信号の強度についてあ
らかじめ閾値が設定されることが望ましい。
【0014】前記送信部には、複数M回にわたり同一の
情報信号で繰り返し変調を行うときには、そのM回の送
信信号に同一の情報信号で変調されていることを識別す
る識別信号を送信する手段を備え、前記受信部には、こ
の識別信号が同一の情報信号で変調されていることを示
す受信情報について前記時間ダイバーシチ処理を実行す
る手段を備えることが望ましい。あるいは、前記送信部
には、複数M回にわたり同一の情報信号で繰り返し変調
を行うときには、そのM回の送信信号に同一の情報信号
で変調されていることを識別する識別信号を送信する手
段を備え、その識別信号にはMの値が表示され、前記受
信部には、この識別信号から受信された前記Mの値にし
たがって前記時間ダイバーシチ処理を実行する手段を備
えることが望ましい。
【0015】本発明の第二の観点は、この移動通信方式
に使用する移動局装置である。
【0016】
【作用】基地局または移動局は、受信レベルを測定する
ことにより、その時点における無線回線の伝搬路品質を
監視する。監視の方法としては、例えば、受信レベルに
対する閾値を設けたり、評価関数を設けて計算すればよ
い。監視の結果として伝搬路品質の劣化を検出したとき
には、検出時点の直前に既に送信した情報信号あるいは
直後に送信予定の情報信号について、その送信タイミン
グの1周期後に再送信するように指示を与える。
【0017】受信については、1周期毎の2以上の受信
タイミングにおいて、受信された情報信号およびその情
報信号により変調された無線信号の平均受信レベルを記
憶する。このとき、情報信号には、その情報内容の識別
番号が付与されている。すなわち、同じ内容の情報信号
には同じ識別番号が付与される。この記憶された2以上
の情報信号の識別番号を比較し、その比較結果が同一の
識別番号を示すとき、その同一の識別番号が付与された
情報信号により変調された無線信号が受信された2以上
の受信タイミングの内の平均受信レベルがより大きな受
信タイミングにより受信された情報信号を受信信号とし
て選択する。識別番号が異なれば、それぞれ異なる情報
信号なので、それぞれ受信信号とする。
【0018】これにより、時間ダイバーシチによる高品
質な信号伝送を実現しつつ、伝送効率の低下を軽減する
ことができる。
【0019】再送信は伝搬路品質が劣化している間は繰
り返されるが、繰り返し回数には上限値を設けることが
よい。
【0020】また、伝搬路品質の劣化の程度に応じて、
あらかじめ再送信回数を設定するようにしてもよい。こ
のとき、識別番号とともに再送信回数を予告する信号を
送信し、受信側では、この予告する信号にしたがって、
時間ダイバーシチ処理を行うこともできる。
【0021】
【実施例】本発明実施例の構成を図1を参照して説明す
る。図1は本発明実施例装置のブロック構成図である。
移動通信方式の全体構成は図5を参照のこと。
【0022】本発明は、基地局15と、この基地局15
と無線回線により接続される移動局16とを備え、この
移動局16および基地局15は、同一周波数の無線信号
を所定の周期により交互に送受信し情報信号の通信を行
う送信部13および受信部14をそれぞれ備え、この送
信部13は前記周期の複数M回にわたり同一の情報信号
で繰り返し変調を行う手段としての送信信号発生回路
1、送信信号用バッファ2および送信機3を含み、受信
部14はこの複数M回の受信情報について時間ダイバー
シチ処理を行う手段としての受信機7、復号回路8、受
信レベル測定器9、受信レベル測定結果格納用メモリ1
0、受信信号用バッファ11および時間ダイバーシチ受
信制御回路12を含む移動通信方式である。
【0023】ここで、本発明の特徴とするところは、送
信部13は、これから送信する信号の宛先となる相手送
信部から受信された無線信号の強度に応じて前記Mを加
減する手段としての評価関数計算回路4を備えたところ
にある。
【0024】この評価関数計算回路4には、前記受信さ
れた無線信号の強度についてあらかじめ閾値としての評
価関数が設定されている。
【0025】送信部13の送信機3には、複数M回にわ
たり同一の情報信号で繰り返し変調を行うときには、そ
のM回の送信信号に同一の情報信号で変調されているこ
とを識別する識別信号を送信する手段を備え、受信部1
4の時間ダイバーシチ受信制御回路12には、この識別
信号が同一の情報信号で変調されていることを示す受信
情報について前記時間ダイバーシチ処理を実行する手段
を備えている。
【0026】次に、本発明実施例の動作を説明する。本
発明実施例では、基地局15と移動局16とで実施方法
に違いはないが、本発明実施例を説明するにあたり、移
動局16を送信側、基地局15を受信側として説明す
る。本発明の構成は大きく送信部13と受信部14とに
分けられ、両者が高周波スイッチ5を介して送受信兼用
アンテナ6に接続されている。送信部13は、評価関数
計算回路4の出力が送信信号発生回路1と送信信号用バ
ッファ2に接続されており、本発明の時間ダイバーシチ
制御により情報信号および送信番号が送信信号発生回路
1で生成され、送信信号用バッファ2に蓄積される。
【0027】受信部14では、送受信兼用アンテナ6
は、高周波スイッチ5を介し、受信機7に接続され、受
信機7から出力される受信信号は復号回路8に、受信レ
ベル測定用IF信号は、受信レベル測定器9に入力され
る。復号回路8の出力である情報信号と送信番号とは受
信信号用バッファ11に入力される。また、受信レベル
測定器9の出力は受信レベル測定結果格納用メモリ10
に接続される。時間ダイバーシチ受信制御回路12は、
受信信号用バッファ11に蓄えられている送信番号と受
信レベル測定結果格納用メモリ10からの受信レベル情
報を基に受信信号用バッファを制御し、受信信号列を得
る。
【0028】次に、送信制御動作を具体的に説明する。
説明のために送信周期Nを3、最大時間ダイバーシチブ
ランチ数を2とする。また、受信レベルの関数である評
価関数を一例として、
【0029】
【数1】 で定義される関数f(e)とする。図2は、本発明実施
例の動作を示すタイムチャートである。第一に、1フレ
ーム分の情報信号および送信番号#1を送信信号発生回
路1で生成し、送信信号用バッファ2の1番地に蓄える
とともに送信機3で変調し、時刻T1Uに送信する。時刻
1Dの下り信号受信期間には受信機7で受信信号を復調
し、受信レベル測定器9により時刻T1Dの平均受信レベ
ルを測定し、受信レベル測定結果格納用メモリ10の1
番地に書込む。同時に受信信号に対する時間ダイバーシ
チ制御を行うが、受信信号の制御の詳細については後述
する。次に時刻T2Uに送信番号#2の情報信号を、時刻
3Uに送信番号#3の情報信号を送信番号#1の情報信
号と同様に、それぞれ送信信号用バッファ2の2番地と
3番地とに蓄えるとともに送信機3で変調し、送信す
る。
【0030】第二に、時刻T4Uに3フレーム前の受信期
間つまり時刻T1Dの時の平均受信レベルを受信レベル測
定結果格納用メモリ10の1番地から読出し、評価関数
f(e)を計算する評価関数計算回路4に入力する。評
価関数計算回路4の出力が“1”の場合には、時間ダイ
バーシチのブランチ数を増やす。つまり、送信信号用バ
ッファ2の1番地に蓄えられている時刻T1Uに送信した
送信番号#1の情報信号を再度、送信番号#1として送
信信号用バッファ2の4番地に書込むとともに送信機3
で変調して送信する。一方、評価関数計算回路4の出力
が“0”の場合には、時間ダイバーシチの送信制御を行
わず、新たな送信信号と送信番号(#4)を送信信号発
生回路1で生成し、送信信号用バッファ2の4番地に書
込むとともに、送信機3で変調し、送信する。送信後、
送信信号用バッファ2の2番地の内容を1番地に、3番
地の内容を2番地に、4番地の内容を3番地に順次移動
させる。次に、時刻T5Uでは、時刻T4Uと同様に本発明
の時間ダイバーシチの送信制御を繰り返す。
【0031】図2のタイムチャートでは、評価関数の値
が“1”であったので送信番号#1の情報信号を再度送
信番号#1を付与して送信する場合を示している。な
お、評価関数計算回路4の出力が“1”であって時間ダ
イバーシチブランチ数を増やすときでも、その信号に対
する時間ダイバーシチブランチ数が既定値(実施例では
2)を越えたときは、時間ダイバーシチブランチ数を増
やさずに、新たな情報信号、送信番号を送信信号発生回
路1で生成し、送信信号用バッファ2に書込むととも
に、送信機3で変調して送信する。
【0032】基地局15では、時刻T1Uに移動局16か
らの上り信号が送受信兼用アンテナ6で受信され、高周
波スイッチ5を介し、受信機7に入力される。受信機7
では、受信信号が復調され、復号回路8に入力され受信
情報となる。受信情報は、情報信号と送信番号からな
り、それぞれ受信信号用バッファ11の1番地に書込ま
れる。一方、受信機7からの受信レベル測定用IF信号
は、受信レベル測定器9に入力され、受信期間の平均受
信レベルが測定され、受信レベル測定結果格納用メモリ
10の1番地に書込まれる。時刻T2U、時刻T3Uにも時
刻T1Uと同様の受信制御が行われ、受信情報および平均
受信レベルが対応するメモリのそれぞれ2番地、3番地
に書込まれる。
【0033】時刻T4Uにも時刻T1U同様、受信情報を受
信信号用バッファ11の4番地への書込みと平均受信レ
ベル測定結果の受信レベル測定結果格納用メモリ10の
4番地への書込みが行われた後に、受信した信号の送信
番号がNフレーム前(実施例では3)、つまり時刻T1U
に受信した信号の送信番号と同一であるか否かを時間ダ
イバーシチ受信制御回路12で判断する。
【0034】送信番号が同一であった場合には(ここで
は送信番号#1)、受信レベル測定結果格納用メモリ1
0から現在受信した信号の平均受信レベルと3フレーム
前に受信した平均受信レベルを読出して時間ダイバーシ
チ受信制御回路12で比較し、平均受信レベルが高い方
の受信情報を送信番号#1の情報信号とする。3フレー
ム前に受信した信号の平均受信レベルの方が高かった場
合には、受信信号用バッファ11の1番地に書込まれて
いる時刻T1Uに受信した受信情報と4番地に書込まれて
いる時刻T4Uに受信した受信情報を交換する。さらに、
受信レベル測定結果格納用メモリ10の1番地に書込ま
れている時刻T1Uの平均受信レベルと4番地に書込まれ
ている時刻T4Uの平均受信レベルも交換する。受信レベ
ル格納用メモリ10の現在受信した信号の平均受信レベ
ルの方が高かった場合には、受信情報および平均受信レ
ベルの交換は行わない。
【0035】送信番号が異なっていた場合(ここでは送
信番号#4)には、時間ダイバーシチの受信制御を行わ
ずそのままとし、受信信号用バッファ11の1番地に書
込まれている時刻T1Uに受信した受信情報を受信信号列
として出力する。
【0036】次に、受信信号用バッファ11の2番地の
受信情報を1番地に、3番地の受信情報を2番地に、4
番地の受信情報を3番地にと順次受信データを移動させ
る。これと同時に受信レベル測定結果格納用メモリ10
の内容も(n+1)番地の値をn番地にと移動させる。
図2のタイムチャートでは、送信番号が#1と同一であ
ったため時刻T1Uと時刻T4Uの受信レベルを比較し、時
刻T4Uの受信レベルが高かったので時刻T4Uの受信情報
を送信番号#1の受信情報として選択している例を示し
ている。時刻T5U以降、時刻T4Uに行った受信制御を繰
り返す。
【0037】以上に示したように、平均受信レベルの関
数である評価関数f(e)により時間ダイバーシチのブ
ランチ数が決定されるため、伝送効率の低下を軽減しつ
つ、移動通信伝搬路の伝送特性を改善することが可能と
なる。図3および図4に本発明の効果を示す平均誤り率
特性と伝送効率のグラフを示す。図3は平均受信レベル
と平均誤り率との関係を示す図であり、横軸に平均受信
レベルをとり、縦軸に平均誤り率をとる。図4は平均受
信レベルと伝送効率との関係を示す図であり、横軸に平
均受信レベルをとり、縦軸に伝送効率をとる。図3に示
すように本発明は、従来技術と同等の誤り低減効果があ
る。また、図4に示すように、平均受信レベルが高いと
ころで特に時間ダイバーシチによる伝送効率の低下を軽
減することができる。
【0038】また、時間ダイバーシチのブランチ数であ
るMを評価関数計算回路4において、伝搬路の劣化の状
況によりあらかじめ設定し、送信番号とともに、このM
の値を送信し、時間ダイバーシチ受信制御回路12は、
このMの値にしたがって時間ダイバーシチ処理を実行す
るような構成とすることもできる。
【0039】本発明実施例では、受信レベルを測定する
ことにより、時間ダイバーシチのブランチ数を加減した
が、受信レベルの測定に代えて受信信号の誤り率の測定
を行う構成とすることもできる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
伝搬路品質に応じて時間ダイバーシチのブンラチ数を可
変することができる。これにより、時間ダイバーシチに
よる高品質な信号伝送を実現しつつ、伝送効率の低下を
軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例装置のブロック構成図。
【図2】本発明実施例の動作を示すタイムチャート。
【図3】平均受信レベルと平均誤り率との関係を示す
図。
【図4】平均受信レベルと伝送効率との関係を示す図。
【図5】移動通信方式の全体構成図。
【図6】無線信号のフレーム構成図。
【図7】従来例装置のブロック構成図。
【図8】従来例装置の動作を示すタイムチャート。
【符号の説明】
1 送信信号発生回路 2 送信信号用バッファ 3 送信機 4 評価関数計算回路 5 高周波スイッチ 6 送受信兼用アンテナ 7 受信機 8 復号回路 9 受信レベル測定器 10 受信レベル測定結果格納用メモリ 11 受信信号用バッファ 12 時間ダイバーシチ受信制御回路 13 送信部 14 受信部 15 基地局 16 移動局 fC 搬送波周波数 T1U〜T6U、T1D〜T6D 時刻 #1〜#Nch 送信番号

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局と、この基地局と無線回線により
    接続される移動局とを備え、この移動局および前記基地
    局は、同一周波数の無線信号を所定の周期により交互に
    送受信し情報信号の通信を行う送信部および受信部をそ
    れぞれ備え、 この送信部は前記周期の複数M回にわたり同一の情報信
    号で繰り返し変調を行う手段を含み、前記受信部はこの
    複数M回の受信情報について時間ダイバーシチ処理を行
    う手段を含む移動通信方式において、 前記送信部は、これから送信する信号の宛先となる相手
    送信部から受信された無線信号の強度に応じて前記Mを
    加減する手段を備えたことを特徴とする移動通信方式。
  2. 【請求項2】 前記受信された無線信号の強度について
    あらかじめ閾値が設定された請求項1記載の移動通信方
    式。
  3. 【請求項3】 前記送信部には、複数M回にわたり同一
    の情報信号で繰り返し変調を行うときには、そのM回の
    送信信号に同一の情報信号で変調されていることを識別
    する識別信号を送信する手段を備え、 前記受信部には、この識別信号が同一の情報信号で変調
    されていることを示す受信情報について前記時間ダイバ
    ーシチ処理を実行する手段を備えた請求項1または2記
    載の移動通信方式。
  4. 【請求項4】 前記送信部には、複数M回にわたり同一
    の情報信号で繰り返し変調を行うときには、そのM回の
    送信信号に同一の情報信号で変調されていることを識別
    する識別信号を送信する手段を備え、その識別信号には
    Mの値が表示され、 前記受信部には、この識別信号から受信された前記Mの
    値にしたがって前記時間ダイバーシチ処理を実行する手
    段を備えた請求項1または2記載の移動通信方式。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の移
    動通信方式に使用する移動局装置。
JP7005189A 1995-01-17 1995-01-17 移動通信方式 Pending JPH08195709A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7005189A JPH08195709A (ja) 1995-01-17 1995-01-17 移動通信方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7005189A JPH08195709A (ja) 1995-01-17 1995-01-17 移動通信方式

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08195709A true JPH08195709A (ja) 1996-07-30

Family

ID=11604282

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7005189A Pending JPH08195709A (ja) 1995-01-17 1995-01-17 移動通信方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08195709A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2326308A (en) * 1997-06-06 1998-12-16 Nokia Mobile Phones Ltd Method and apparatus for controlling time diversity in telephony
WO2003003647A1 (fr) * 2001-06-29 2003-01-09 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif de communication de donnes et procede de communication de donnees
WO2004075430A1 (en) * 2003-02-18 2004-09-02 Yonsei University Demodulation method in wireless telemetry systems using frame combining
JP2006279697A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Hitachi Communication Technologies Ltd 情報伝送方法及び情報伝送システム
JP2008517535A (ja) * 2004-10-15 2008-05-22 アウェア, インコーポレイテッド インパルス雑音の存在におけるdmt記号繰り返し
JP2010062634A (ja) * 2008-09-01 2010-03-18 Hitachi Communication Technologies Ltd 無線通信基地局システムおよび無線通信端末
WO2015141728A1 (ja) * 2014-03-20 2015-09-24 京セラ株式会社 通信制御方法及びユーザ端末

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2326308B (en) * 1997-06-06 2002-06-26 Nokia Mobile Phones Ltd Method and apparatus for controlling time diversity in telephony
US6463080B1 (en) * 1997-06-06 2002-10-08 Nokia Mobile Phones Ltd. Method and apparatus for controlling time diversity in telephony
GB2326308A (en) * 1997-06-06 1998-12-16 Nokia Mobile Phones Ltd Method and apparatus for controlling time diversity in telephony
WO2003003647A1 (fr) * 2001-06-29 2003-01-09 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif de communication de donnes et procede de communication de donnees
US7349713B2 (en) 2001-06-29 2008-03-25 Matsushita Electric Industrial Co, Ltd Data communication apparatus and data communication method
WO2004075430A1 (en) * 2003-02-18 2004-09-02 Yonsei University Demodulation method in wireless telemetry systems using frame combining
US9621198B2 (en) 2004-10-15 2017-04-11 Tq Delta, Llc DMT symbol repetition in the presence of impulse noise
JP2008517535A (ja) * 2004-10-15 2008-05-22 アウェア, インコーポレイテッド インパルス雑音の存在におけるdmt記号繰り返し
US8913649B2 (en) 2004-10-15 2014-12-16 Tq Delta, Llc Impulse noise protection during initialization
US11394485B2 (en) 2004-10-15 2022-07-19 Tq Delta, Llc DMT symbol repetition in the presence of impulse noise
JP2006279697A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Hitachi Communication Technologies Ltd 情報伝送方法及び情報伝送システム
JP2010062634A (ja) * 2008-09-01 2010-03-18 Hitachi Communication Technologies Ltd 無線通信基地局システムおよび無線通信端末
JPWO2015141728A1 (ja) * 2014-03-20 2017-04-13 京セラ株式会社 通信制御方法及びユーザ端末
US20170164396A1 (en) * 2014-03-20 2017-06-08 Kyocera Corporation Communication control method and user terminal
US10314068B2 (en) 2014-03-20 2019-06-04 Kyocera Corporation Communication control method and user terminal
WO2015141728A1 (ja) * 2014-03-20 2015-09-24 京セラ株式会社 通信制御方法及びユーザ端末

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9369257B2 (en) Base station, mobile station, control method, and communication system
US9112696B2 (en) Radio communication apparatus and a method of transmitting a retransmission packet
RU2008119078A (ru) Устройство и способ определения параметров передачи восходящей линии связи
US8089930B2 (en) Wireless communication control method and radio terminal
EP1533931B1 (en) Receiving device, transmitting device, and communicating method
TW201707409A (zh) 一種資訊傳輸的方法及裝置
JP2002051003A (ja) データ伝送システム及びデータ伝送方法
US7330700B2 (en) Radio apparatus and method for determining the communication timing of a channel quality indicator (CQI) based on CQI update and CQI repetition count information
KR20070092977A (ko) 무선 통신 장치
RU2010132856A (ru) Сигнализация по управляющему каналу с использованием кодовых точек для указания режима планирования
CN108631953A (zh) 一种数据发送、反馈方法及装置
JPH08195709A (ja) 移動通信方式
JP2001197144A (ja) 無線機
JP2001217761A (ja) 最適伝送経路選択方法及び伝送システム
JP2003289575A (ja) 基地局装置及びパケット伝送方法
JP3859477B2 (ja) データ通信方法及び移動機
JP2001292097A (ja) マルチキャスト伝送下り送信電力制御方法及び基地局
JPH06112874A (ja) 衛星通信システム
CN113475027A (zh) 基站、终端、发送方法及接收方法
JP2778006B2 (ja) 直接拡散送受信装置
EP1041742A2 (en) Apparatus and method for detecting a monitoring time interval in a frame structure
CN116321289B (zh) 无线传输数据包长转换系统
JPH1051426A (ja) 時間ダイバーシチ装置
JPH0851414A (ja) 無線通信arq方法
JPH10308727A (ja) 無線受信装置及び無線通信システム