JPH08195663A - スイッチング半導体素子の制御回路 - Google Patents

スイッチング半導体素子の制御回路

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JPH08195663A
JPH08195663A JP7241167A JP24116795A JPH08195663A JP H08195663 A JPH08195663 A JP H08195663A JP 7241167 A JP7241167 A JP 7241167A JP 24116795 A JP24116795 A JP 24116795A JP H08195663 A JPH08195663 A JP H08195663A
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JP
Japan
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control
circuit
switching
switching semiconductor
semiconductor element
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JP7241167A
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English (en)
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Koji Yamaguchi
厚司 山口
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】放電電流の放電経路を遮断することにより、制
御回路の誤動作をより確実に防止できるスイッチング半
導体素子の制御回路を提供する。 【解決手段】ブリッジ回路構成されたスイッチング半導
体素子1A,1Bそれぞれの制御入力側に抵抗4A,4
Bを介して接続されたスイッチング制御用集積回路を含
み、その出力駆動電圧によりスイッチング半導体素子を
オンオフ制御する制御回路3A,3B等3において、ス
イッチング半導体素子の開閉に伴いスイッチング制御用
集積回路において生ずる図示しない逆バイアスとなる素
子を含む放電経路を、スイッチング制御用集積回路とス
イッチング半導体素子との間に接続されたpnpトラン
ジスタにより遮断する逆バイアス防止回路21A,21
Bを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、モーター制御用
インバータなどにスイッチング半導体素子として用いら
れるパワーデバイスの制御回路、ことにスイッチング制
御用集積回路を用いた制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来のスイッチング半導体素子の
制御回路を簡略化して示す接続図であり、インバータと
してブリッジ回路構成されたスイッチング半導体素子を
上側アーム,下側アームそれぞれ1つのスイッチング半
導体素子1A,1Bを例に示してある。図において、ス
イッチング半導体素子1A,1Bには、パワーMOSF
ET(伝導度変調型トランジスタ),IGBT(絶縁ゲ
ート型バイポーラトランジスタ)などが用いられてお
り、図の場合パワーMOSFETからなるスイッチング
半導体素子1A,1Bの制御入力側に駆動電圧VG を供
給する制御回路3A,3B等3には図示しないスイッチ
ング制御用集積回路が用いられ、その出力段のバッファ
トランジスタとしてはnpnトランジスタ12とpnp
トランジスタ13とのプッシュプル・エミッタホロワ回
路11を備え、その並列接続されたエミッタ側がゲート
抵抗4A,4Bを介してスイッチング半導体素子の制御
入力に接続される。また、5A,5Bは制御回路3A,
3Bの制御電源(電圧VCC)、2A,2Bはスイッチン
グ半導体素子1A,1Bの帰還ダイオードである。上述
の回路において、プッシュプル・エミッタホロワ回路1
1はそのベースにオン信号を印加することによりnpn
トランジスタ12がオン,pnpトランジスタ13がオ
フとなり、ゲート抵抗4を介してスイッチング半導体素
子に駆動電圧VGが印加される。また、プッシュプル・
エミッタホロワ回路11のベースにオフ信号を印加する
ことによりnpnトランジスタ12がオフ,pnpトラ
ンジスタ13がオンとなり、駆動電圧VG が零に低下す
ることにより、スイッチング半導体素子1A,1Bのオ
ンオフ制御が行われる。
【0003】また、スイッチング半導体素子の制御は、
まずスイッチング半導体素子1Bをオフした状態でスイ
ッチング半導体素子1Aをオンすると、誘導性の負荷9
を介して主回路電流IL が流れ、次にスイッチング半導
体素子1Aをオフすると帰還ダイオード2Bと負荷9の
閉回路にリカバリー電流IR が流れて主回路電流IL
減少し、さらに,再度スイッチング半導体素子1Aをオ
ンすると再び主回路電流IL が流れ始めることにより、
誘導性負荷9に流れる主回路電流IL のスイッチング制
御が行われる。
【0004】上記スイッチング動作の過程で、スイッチ
ング半導体素子1Aがターンオフして主回路電流IL
零となり、帰還ダイオード2Bを介してリカバリー電流
Rが流れ始める瞬時の移行過程においては、スイッチ
ング半導体素子1Bのドレイン−ソース間電圧が高い電
圧から低い電圧に急激に低下するので、この電圧変化に
伴ってスイッチング半導体素子1Bのドレイン−ソース
間に存在する帰還容量CDGが放電し、帰還容量CDG−負
荷9−負側制御電源ライン5N−制御回路3B−ゲート
抵抗4B−帰還容量CDGを放電経路とする放電電流ID
が発生する。この放電電流ID は負側制御電源ライン5
N,制御回路3,およびゲート抵抗4Bを流通経路とし
て流れるため、制御回路3Bの接地端−出力端間に逆バ
イアス電圧が発生し、これが原因で制御回路3Bの動作
が不安定になる。また、これと同時に、その後のpnp
トランジスタ13のオン動作に遅れが生じ、これが原因
でnpnトランジスタ12とのプッシュプル動作に食い
違いが生じるため、両トランジスタが共に一時的にオン
状態になるなどの誤動作を生ずる危険性がある。
【0005】そこで、上記問題点を回避するために、ス
イッチング半導体素子3Bのゲート−ソース間にゲート
側をカソードとするショットキーバリアダイオード(S
BD)6A,6Bを含むバイパス経路6を設けたスイッ
チング半導体素子の制御回路が提案されている(特願平
5−149940号)。図4は異なる従来のスイッチン
グ半導体素子の制御回路を簡略化して示す接続図であ
り、インバータとしてブリッジ回路構成されるスイッチ
ング半導体素子1A,1Bをそれぞれ1つのIGBTを
例に示してある。図の制御回路3が図4に示す従来の制
御回路3と異なるところは、スイッチング制御用集積回
路(3A)または(3B)とプッシュプル・エミッタホ
ロワ回路11とで構成される制御回路3A,3Bが、そ
れぞれスイッチング制御用集積回路の出力側と負側制御
電源ライン5Nとの間にスイッチング制御用集積回路の
出力側をカソード側にして接続されたショットキーバリ
アダイオード(SBD)からなるバイパス経路16を備
え、IGBT1Aがオフし、IGBT1Bの帰還ダイオ
ード2Bを介してリカバリー電流IR が流れ始める瞬時
に発生する逆方向電流IC をバイパス経路16を介して
バイパスさせるよう構成された点にある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図3に示す従来の制御
回路では、ショットキーバリアダイオード6Bの順方向
の立ち上がり電圧が整流ダイオードなどに比べて低いた
めに、pnpトランジスタ13の逆飽和電圧より低い電
圧で放電電流ID をバイパス経路6側にバイパスするこ
とが可能であり、制御回路3Bの誤動作を防止すること
ができる。
【0007】しかしながら、SBDはその構造上高価で
あり、経済的不利益を招くとともに、SBDでバイパス
しきれない放電電流ID が流れると制御回路3が誤動作
してしまうという問題点が残っている。一方、図4に示
す制御回路では、SBDの順方向の立ち上がり電圧が整
流ダイオードなどに比べて低いことを利用して逆方向電
流IC によるスイッチング制御用集積回路(3B)の出
力端に加わる逆電圧、およびプッシュプル・エミッタホ
ロワ回路11の入力端に加わる逆電圧を直接低減できる
ので、制御回路3の動作を安定化できる。しかしなが
ら、SBDはその構造上高価であり、経済的不利益を招
くとともに、SBDでバイパスしきれない逆方向電流I
C が流れると制御回路3が誤動作してしまうという問題
点が残っている。
【0008】この発明の課題は、放電電流の放電経路を
遮断することにより、制御回路の誤動作をより確実に防
止できるスイッチング半導体素子の制御回路を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、ブリッジ回路構成され
たスイッチング半導体素子それぞれの制御入力側に抵抗
を介して接続されたスイッチング制御用集積回路を含
み、その出力駆動電圧により前記スイッチング半導体素
子をオンオフ制御する制御回路において、前記スイッチ
ング半導体素子の開閉に伴い前記スイッチング制御用集
積回路において生ずる逆バイアスとなる素子を含む放電
経路をpnpトランジスタを以て遮断する逆バイアス防
止回路を備えるよう構成した。これにより、逆バイアス
状態となるpnpトランジスタのベース・コレクタ接合
抵抗が極めて高いことを利用して、スイッチング半導体
素子の帰還容量CDGに生ずる放電電流の放電経路上にp
npトランジスタを含む逆バイアス防止回路を設けるこ
とにより、放電電流の通流を阻止することが可能とな
り、従来、放電電流がスイッチング制御用集積回路を含
む制御回路に逆バイアス電流として流れることをほぼ完
全に阻止できるので、制御回路の誤動作がほぼ完全に回
避される。
【0010】ここで、請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載のスイッチング半導体素子の制御回路におい
て、逆バイアス防止回路は、スイッチング制御用集積回
路の出力側にエミッタが,スイッチング半導体素子の制
御入力側に抵抗を介してコレクタが,スイッチング半導
体素子のエミッタ側またはソース側にベースがそれぞれ
接続されたpnpトランジスタを備える。これにより、
オフ状態のスイッチング半導体素子のドレイン−ソース
間の電圧低下により、スイッチング半導体素子の帰還容
量CDGに生ずる放電電流は、逆バイアス防止回路のpn
pトランジスタをそのベース側からコレクタ側に向けて
流れようとするが、その極めて高いベース・コレクタ接
合抵抗によって遮断される。また、遮断時にベース電位
が上昇してpnpトランジスタが逆バイアス状態とな
り、pnpトランジスタのエミッタ側に接続された制御
回路に逆バイアス電流が流れることを阻止するので、放
電電流の放電経路は逆バイアス防止回路によってほぼ完
全に遮断される。
【0011】また、請求項3に記載の発明は、ブリッジ
回路構成されたスイッチング半導体素子それぞれの制御
入力側に抵抗を介して接続されたスイッチング制御用集
積回路を含み、その出力駆動電圧により前記スイッチン
グ半導体素子をオンオフ制御する制御回路において、前
記スイッチング半導体素子の開閉に伴い前記スイッチン
グ制御用集積回路において生ずる逆バイアスとなる素子
を含む放電経路をダイオードを以て遮断する逆バイアス
防止回路を備える。これにより、スイッチング半導体素
子の帰還ダイオードを介してリカバリー電流IR が流れ
始める瞬時に発生した逆方向電流をダイオードからなる
逆バイアス防止回路によって遮断し、スイッチング制御
用集積回路に逆電圧が加わることを阻止する。
【0012】ここで、請求項4に記載の発明は、請求項
3記載のスイッチング半導体素子の制御回路において、
逆バイアス防止回路を制御用電源の負極とスイッチング
半導体素子の下流側とを結ぶ負側制御電源ライン側をカ
ソード側にしてスイッチング制御用集積回路に直列接続
されたダイオードとする。これにより、逆方向電流はダ
イオードからなる逆バイアス防止回路によって遮断さ
れ、スイッチング制御用集積回路の接地端と出力端との
間に発生する逆電圧が排除される。
【0013】そして、請求項5に記載の発明は、請求項
1または請求項3に記載のスイッチング半導体素子の制
御回路において、スイッチング半導体素子としてのMO
S構造を有する自己消弧素子、例えばパワーMOSFE
T,IGBTなどミラー容量が存在するパワーデバイス
に適用することにより、制御回路に放電電流が流れるこ
とによる制御回路の不安定化,誤動作を確実に防止する
機能が得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】
[実施例1]以下この発明を実施例に基づいて説明す
る。図1はこの発明の実施例になるスイッチング半導体
素子の制御回路を簡略化して示す接続図であり、以下従
来例と同じ参照符号を付けた部材は従来例のそれと同じ
機能をもつので、その説明を省略する。図において、ブ
リッジ回路構成されるスイッチング半導体素子1A,1
Bは上側アーム,下側アーム共にIGBTが用いられ、
そのコレクタ・エミッタ間には帰還ダイオード2A,2
Bが接続される。また、スイッチング半導体素子1A,
1Bの制御回路3A,3B等3には図3におけると同様
に出力段にプッシュプル・エミッタホロワ回路11を有
するスイッチング制御用集積回路が用いられ、その出力
側に逆バイアス防止回路21A,21Bとしてのpnp
トランジスタのエミッタが接続される。また、pnpト
ランジスタはそのコレクタがゲート抵抗4A,4Bを介
してIGBTのゲートに接続され、そのベースが負側制
御電源ライン5Nを介してIGBTのソース側に接続さ
れることによって逆バイアス防止回路21A,21Bが
形成される。
【0015】このような逆バイアス防止回路21A,2
1Bを備えたスイッチング半導体素子とその制御回路の
動作は、例えばIGBT1Bがオフした状態で、制御回
路3Aのオン電圧によりpnpトランジスタ21Aがオ
ンするとIGBT1Aにゲート電圧VG が印加されてオ
ン状態になり、この状態で誘導負荷9に主回路電流I L
が供給される。次いで、制御回路3Aの駆動電圧がオフ
電圧に変化してIGBT1Aがオフ状態となると、主回
路電流IL が零となり、代わりに帰還ダイオード2Bを
介してリカバリー電流IR が流れ始める。この瞬時の移
行過程においては、IGBT1Bのコレクタ−エミッタ
間電圧が高い電圧から低い電圧に急激に低下するので、
この電圧変化に伴ってIGBT1Bのコレクタ−ゲート
間に存在する帰還容量CCGが放電し、放電電流IC が帰
還容量CCG−負荷9−負側制御電源ライン5N−制御回
路3B−ゲート抵抗4B−帰還容量CCGからなる放電経
路を通って流れようとする。しかし、pnpトランジス
タ21Bのベース・コレクタ接合に対して放電電流IC
の通流方向が逆方向となるため、ベース・コレクタ間の
高い接合抵抗によって放電電流の通流が阻止される。ま
た、放電電流IC の通流が阻止されることによってpn
pトランジスタ21Bのエミッタに対するベース電位が
上昇するため、pnpトランジスタ21Bのエミッタ−
ベース間も逆バイアス状態になり、これに伴ってpnp
トランジスタ21Bはオフ状態となるので、制御回路3
Bを迂回する放電電流IC の通流も遮断される。
【0016】このように、制御回路3Bの出力電流がp
npトランジスタ21Bによって阻止され、逆向きの放
電電流IC が流れることによって生ずる制御回路3Bの
動作の不安定化、その後のpnpトランジスタ13のオ
ン動作の遅れに伴うnpnトランジスタ12とのプッシ
ュプル動作に食い違い、これに伴い両トランジスタが共
に一時的にオン状態になるなどの誤動作をほぼ完全に回
避できることになり、スイッチング動作の信頼性に優れ
たスイッチング半導体素子の制御回路が得られる。
【0017】[実施例2]図2はこの発明の異なる実施
例になるスイッチング半導体素子の制御回路を簡略化し
て示す接続図である。この実施例が図1に示す実施例と
異なるところは、制御回路30が、その上アーム側制御
回路3Aおよび上アーム側制御回路3Bそれぞれのスイ
ッチング制御用集積回路(制御用IC部)(3A)およ
び(3B)の接地側にカソードを負側電源ライン5N側
にして直列接続されたダイオードからなる逆バイアス防
止回路31Aおよび31Bを備えた点にある。
【0018】この実施例によれば、帰還ダイオード2B
を介してリカバリー電流IR が流れ始める瞬時の移行過
程で発生する逆方向電流IC は、ダイオードからなる逆
バイアス防止回路31Bによってスイッチング制御用集
積回路(3B)側への通流が阻止されるので、逆方向電
流が流れることによるスイッチング制御用集積回路(3
B)の不安定性が排除され、スイッチング動作の信頼性
に優れたスイッチング半導体素子の制御回路が得られ
る。また、従来例で必要とした高価なショットキーバリ
アダイオードを安価なダイオードに置き換えることが可
能となり、逆バイアス防止回路を備えた制御回路を経済
的に有利に提供できる利点が得られる。
【0019】なお、上述の各実施例は、この発明になる
逆バイアス防止回路をIGBTとそのスイッチング制御
用集積回路の組み合わせ回路に適用した場合を例に説明
したが、これをパワーMOSFETとそのスイッチング
制御用集積回路の組み合わせ回路に適用しても同様の作
用,効果が得られるものであり、この他ミラー容量が存
在するスイッチング半導体素子に適用して制御回路の誤
動作を防止できる。
【0020】また、この発明のpnpトランジスタある
いはダイオードからなる逆バイアス防止回路は、スイッ
チング半導体素子と同一の基板上,あるいはスイッチン
グ制御用集積回路と同一の基板上に容易に作り込むこと
が可能であり、部品点数の増加を招くことなく制御回路
の誤動作防止機能を有するスイッチング半導体素子の制
御回路を経済的に有利に提供できる利点が得られる。
【0021】
【発明の効果】この発明のスイッチング半導体素子の制
御回路は前述のように、pnpトランジスタからなる逆
バイアス防止回路を、例えばスイッチング制御用集積回
路を含む制御回路の出力端とスイッチング半導体素子の
制御入力端子との間に設けるよう構成した。その結果、
スイッチング半導体素子がリカバリーモードに移行する
過程で生ずる放電電流の放電経路を、pnpトランジス
タのベース−コレクタ接合抵抗、およびエミッタ−ベー
ス間の逆バイアスモードを利用して遮断できるので、例
えば放電電流が逆電流として制御回路に流れることによ
って生ずる制御回路の不安定性および誤動作が排除さ
れ、スイッチング制御の安定性および信頼性に優れたス
イッチング半導体素子の制御回路を提供することができ
る。また、逆バイアス防止回路を従来のショットキーバ
リアダイオードからpnpトランジスタに置き換えたこ
とにより、大きな経済的メリットが得られる。
【0022】一方、制御回路がそのスイッチング制御用
集積回路の接地端側にダイオードからなる逆バイアス防
止回路を備えるよう構成した。その結果、スイッチング
半導体素子の帰還ダイオードを介してリカバリー電流I
R が流れ始める瞬時に発生した逆方向電流をダイオード
からなる逆バイアス防止回路によって遮断し、スイッチ
ング制御用集積回路に逆電圧が加わることを阻止できる
ので、逆方向電流が流れることによるスイッチング制御
用集積回路(3B)の不安定性が排除され、スイッチン
グ動作の信頼性に優れたスイッチング半導体素子の制御
回路を提供できる。また、従来例で必要とした高価なシ
ョットキーバリアダイオードを安価なダイオードに置き
換えることが可能となり、逆バイアス防止回路を備えた
制御回路を経済的に有利に提供できる利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例になるスイッチング半導体素
子の制御回路を簡略化して示す接続図
【図2】この発明の異なる実施例になるスイッチング半
導体素子の制御回路を簡略化して示す接続図
【図3】従来のスイッチング半導体素子の制御回路を簡
略化して示す接続図
【図4】異なる従来のスイッチング半導体素子の制御回
路を簡略化して示す接続図
【符号の説明】
1A スイッチング半導体素子(上側アーム) 1B スイッチング半導体素子(下側アーム) 2A 帰還ダイオード(上側アーム) 2B 帰還ダイオード(下側アーム) 3 制御回路 3A 制御回路(上アーム側) 3B 制御回路(下アーム側) (3A)スイッチング制御用集積回路(駆動用IC部) (3B)スイッチング制御用集積回路(駆動用IC部) 4 ゲート抵抗 5A 制御電源 5N 負側制御電源ライン 6 バイパス経路 6A ショットキーバリアダイオード 9 誘導性負荷 11 プッシュプル・エミッタホロワ回路(バッファ
トランジスタ) 16 バイパス経路(SBD) 21A 逆バイアス防止回路(pnpトランジスタ) 21B 逆バイアス防止回路(pnpトランジスタ) 30 制御回路 30A 制御回路(上アーム側) 30B 制御回路(下アーム側) 31A 逆バイアス防止回路(ダイオード) 31B 逆バイアス防止回路(ダイオード) IL 主回路電流 IR リカバリー電流 CDG ドレイン−ゲート間の帰還容量 CCG コレクタ−ゲート間の帰還容量 ID 放電電流 IC 放電電流
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03K 17/687

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブリッジ回路構成されたスイッチング半導
    体素子それぞれの制御入力側に抵抗を介して接続された
    スイッチング制御用集積回路を含み、その出力駆動電圧
    により前記スイッチング半導体素子をオンオフ制御する
    制御回路において、前記スイッチング半導体素子の開閉
    に伴い前記スイッチング制御用集積回路において生ずる
    逆バイアスとなる素子を含む放電経路をpnpトランジ
    スタを以て遮断する逆バイアス防止回路を備えたことを
    特徴とするスイッチング半導体素子の制御回路。
  2. 【請求項2】逆バイアス防止回路は、スイッチング制御
    用集積回路の出力側にエミッタが,スイッチング半導体
    素子の制御入力側に抵抗を介してコレクタが,スイッチ
    ング半導体素子のエミッタ側またはソース側にベースが
    それぞれ接続されたpnpトランジスタであることを特
    徴とする請求項1記載のスイッチング半導体素子の制御
    回路。
  3. 【請求項3】ブリッジ回路構成されたスイッチング半導
    体素子それぞれの制御入力側に抵抗を介して接続された
    スイッチング制御用集積回路を含み、その出力駆動電圧
    により前記スイッチング半導体素子をオンオフ制御する
    制御回路において、前記スイッチング半導体素子の開閉
    に伴い前記スイッチング制御用集積回路において生ずる
    逆バイアスとなる素子を含む放電経路をダイオードを以
    て遮断する逆バイアス防止回路を備えたことを特徴とす
    るスイッチング半導体素子の制御回路。
  4. 【請求項4】逆バイアス防止回路は、制御用電源の負極
    とスイッチング半導体素子の下流側とを結ぶ負側制御電
    源ライン側をカソード側にしてスイッチング制御用集積
    回路に直列接続されたダイオードからなることを特徴と
    する請求項3記載のスイッチング半導体素子の制御回
    路。
  5. 【請求項5】スイッチング半導体素子がMOS構造を有
    する自己消弧素子であることを特徴とする請求項1また
    は請求項3記載のスイッチング半導体素子の制御回路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109690951A (zh) * 2016-07-21 2019-04-26 黑拉有限责任两合公司 用于功率转换装置的栅极驱动电路

Cited By (2)

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CN109690951A (zh) * 2016-07-21 2019-04-26 黑拉有限责任两合公司 用于功率转换装置的栅极驱动电路
CN109690951B (zh) * 2016-07-21 2023-09-12 黑拉有限责任两合公司 用于功率转换装置的栅极驱动电路

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