JPH08195445A - 半導体メモリ装置 - Google Patents

半導体メモリ装置

Info

Publication number
JPH08195445A
JPH08195445A JP7005183A JP518395A JPH08195445A JP H08195445 A JPH08195445 A JP H08195445A JP 7005183 A JP7005183 A JP 7005183A JP 518395 A JP518395 A JP 518395A JP H08195445 A JPH08195445 A JP H08195445A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
ground wiring
wiring layer
conductive layer
memory device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7005183A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Takizawa
正明 滝沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP7005183A priority Critical patent/JPH08195445A/ja
Publication of JPH08195445A publication Critical patent/JPH08195445A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Semiconductor Memories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ソフトエラー耐性を向上するための充分大な
る記憶ノード容量が形成された半導体メモリ装置を、製
造工程数の増加を来すことなく、高い信頼性と、歩留り
をもって製造できるようにする。 【構成】 半導体基板21に形成されたSRAMの負荷
素子を構成する導電層22が、絶縁層23を介して、接
地配線層24上にこの接地配線層24の端面24aを含
んで形成され、負荷素子を構成する導電層22と接地配
線層24との間にメモリセルの記憶ノード容量を形成し
た構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体メモリ装置、特
にSRAM(スタティック・ランダム・アクセス・メモ
リ)装置に係わる。
【0002】
【従来の技術】SRAM装置では、その高集積化に伴
い、α線によるソフトエラーの現象が問題となってい
る。これは、高集積化に伴って単位記憶ノード当たりの
寄生容量が小さくなる一方で、この半導体メモリを封入
するパッケージの材料や、リードフレーム等に微量に含
まれる天然ウラン等から放出されるα線が半導体メモリ
に入射することにより、半導体基板中に多量の電子・正
孔対が発生し、この電子が半導体基板中を移動して、メ
モリセルに蓄積されている情報すなわち電荷を破壊し、
メモリを誤動作させることによる。
【0003】そこで、このような不都合を回避するもの
として、従来、記憶ノード容量を付加するSRAMの提
案がなされている(IEDM(International Electron
Device Meeting)M91-477 参照) 。
【0004】このSRAMのメモリセルの等価回路を図
14に示す。この例では、高抵抗負荷型のSRAMの場
合で、この場合、それぞれ駆動用トランジスタDT1
DT 2 と、これらに接続される高負荷R1 ,R2 とによ
るインバータのフリップフロップを有し、これらのノー
ドn1 ,n2 とビット線BL,BLBとの間に選択用ト
ランジスタWT1 ,WT2 が接続された構成を有するも
のであり、このノードn1 およびn2 と接地との間に記
憶ノード容量NC1 およびNC2 の付加がなされる。
【0005】図15は、この記憶ノード容量を付加した
上述の従来のSRAMの断面図を示す。この例では上述
の高負荷R1 ,R2 が薄膜トランジスタによって構成さ
れている。この場合、例えばシリコン半導体基板1の表
面に選択的に LOCOS(LocalOxidation of Silicon)に
よって素子分離絶縁層2が形成され、この素子分離絶縁
層2によって分離された領域に、図14における各トラ
ンジスタDT1 ,DT 2 およびWT1 ,WT2 を構成す
るソースないしはドレイン領域(以下S/D領域とい
う)3が形成され、これら間上にSiO2 酸化膜による
ゲート絶縁膜4を介してゲート電極5が形成されてバル
クトランジスタ6が構成されている。
【0006】そしてこのトランジスタ6が形成された基
板1上に、SiO2 絶縁膜7を介して薄膜トランジスタ
8による高負荷R1 およびR2 が形成される。図15に
おいては、図14の等価回路における一方の例えば駆動
用トランジスタDT2 と高負荷R1 を構成する薄膜トラ
ンジスタ8が示されている。
【0007】薄膜トランジスタ8は、バルクトランジス
タ6のゲート電極5を覆って形成された絶縁層7を介し
て形成された下部ゲート電極9と、これを覆って形成さ
れた同様の絶縁層7によるゲート絶縁膜を介して形成さ
れた半導体層10と、更にこの半導体層10上に同様の
絶縁層7によるゲート絶縁膜を介して形成された上部ゲ
ート電極11を有し、半導体層10の両ゲート電極9お
よび11を挟んでその両側に位置してS/D領域(図示
せず)が形成されてなる。
【0008】バルクトランジスタ6の一方のS/D領域
3は、図14で示す一方の選択用トランジスタWT2
一方のS/D領域と共通に形成され、かつノードn2
なり、これに、導電層12がオーミックに被着される。
この導電層12と、バルクトランジスタ6のゲート電極
5とは、多結晶シリコン層によって同時に形成される。
【0009】バルクトランジスタ6の他のS/D領域3
には接地導電層14がオーミックコンタクトして形成さ
れる。この接地導電層14は、絶縁層7を介して薄膜ト
ランジスタ8の形成部上等に跨がってほぼ全面的に形成
される。また、この接地導電層14は、その少なくとも
一部において下層導電層14Aと上層導電層14Bとが
積層された構成とされ、これら下層導電層14Aと上層
導電層14B間に、これら導電層14Aおよび14Bに
対しそれぞれ電気的に絶縁層7の介在によって絶縁され
て導電層15いわゆるストレージ・ノード・プレートが
形成される。そして、この導電層15は、導電層12に
コンタクトされる。
【0010】また、この導電層15には、素子分離絶縁
層2の上方に延在するフィン15Fが形成される。一
方、接地導電層の下層および上層導電層14Aおよび1
4Bも、導電層15のフィンに沿って絶縁層7を介して
延在するフィン14AFおよび14BFが形成される。
【0011】また、薄膜トランジスタ8の下部および上
部ゲート電極9および11は、共に導電層15に連結さ
れ、かつ同様に上述の各フィン下に延在するフィン9F
および11Fが形成される。
【0012】また、薄膜トランジスタ8の半導体層10
の形成と同時に形成され、この半導体10に対するS/
D領域(図示せず)を形成する不純物導入とともに不純
物導入がなされて低比抵抗化されたフィン10Fが、導
電層15に連結し、各ゲート電極9および11間とその
延長部(フィン)間にそれぞれ絶縁層7を介して形成さ
れる。
【0013】このようにして、それぞれフィンを有する
各導電層9,10,11,15と、接地電極14の上下
各導電層14Aおよび14Bとの間に図14に示す回路
における記憶ノード容量NC2 が形成されるようになさ
れる。
【0014】図15においては、一方のノードn2 に関
する記憶ノード容量NC2 の構成部のみを示したが、実
際には共通の半導体基板1に、トランジスタDT2 を形
成するバルクトランジスタの形成と同時に、図14にお
ける他のトランジスタDT1,WT1 ,WT2 等となる
バルクトランジスタを形成するものであり、また負荷R
1 を構成する薄膜トランジスタ8の形成時にこれと同時
に他の負荷R2 の形成がなされ、更に他方の記憶ノード
容量NC1 の形成がなされる。
【0015】ところが、この構成による場合、そのスト
レージ・ノード・プレートの導電層15の形成およびこ
れの上の電極導電層14Bの形成工程が、通常のSRA
Mの製造方法に比して増加する。また、各導電層端部間
の絶縁層7による耐圧の確保が困難となり、信頼性の低
下、歩留りの低下を来すなどの問題が生じる。
【0016】そして、上述の絶縁層7における耐圧の向
上をはかる上でその膜厚を増加させると、この場合は容
量低下を生じる。そして、この容量低下を回避するに
は、各導電層の多層化、更に上述したフィンの面積の増
大化をはかることが必要となり、更に工程数の増加を来
すとか、メモリセル面積の増大化を来すという新たな問
題が生じてくる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ソフトエラ
ー耐性を向上するための充分大なる記憶ノード容量が形
成された半導体メモリ装置特にSRAMを、製造工程数
の増加を来すことなく、高い信頼性と、歩留りをもって
製造できるようにした半導体メモリ装置を提供する。
【0018】
【課題を解決するための手段】第1の本発明は、半導体
基板に形成されたSRAMの負荷素子を構成する導電層
が、絶縁層を介して、接地配線層上にこの接地配線層の
端面を含んで被着形成され、負荷素子を構成する導電層
と接地配線層との間にメモリセルの記憶ノード容量を形
成した構成とする。
【0019】第2の本発明は、上述の構成において、そ
の負荷素子を構成する導電層が、接地配線層に形成され
た開口の内周に臨む端面の全域に渡って形成された構成
とする。
【0020】第3の本発明は、上述の各構成において、
その接地配線層に上述の端面の面積(周縁長)を増加さ
せるに供する付加開口が形成され、この開口の内周面に
臨む接地配線層の端面を含んで負荷素子を構成する導電
層が絶縁層を介して被着された構成とする。
【0021】
【作用】上述の本発明構成によれば、SRAMを構成す
る接地配線層と負荷素子を構成する導電層とによって記
憶ノード容量を構成するものであって、この記憶ノード
容量を構成するためにSRAMを構成する部材とは別の
部材を特段に形成することがないので、本発明によるS
RAM装置を製造するに当って製造工程数の増加を招く
ことがなく、量産性の低下を回避でき、更に製造工程数
の増加に伴う不良品の発生率が高くなる不都合を回避で
きる。
【0022】また、接地配線層に形成される開口の端面
を利用して記憶ノード容量を形成するので、この容量を
充分大とすることができるので、α線対策を充分はかる
ことができ、またこの記憶ノード容量を大とするために
は、付加開口を穿設するのみであるので、この容量の増
大化をはかることによって面積の増大化を来すことがな
いことから、高集積密度化を阻害することがない。
【0023】またSRAMを構成する導電層以外に多数
の導電層を積層することを回避したことによって冒頭に
述べた耐圧の問題を改善でき、信頼性および歩留の向上
をはかることができる。
【0024】また、上述したように、付加開口を設ける
場合において、その分、接地配線層24の面積が縮小
し、抵抗値が高くなると考えられるが、この程度の抵抗
の変化は、メモリ装置において問題とはならない。
【0025】
【実施例】本発明による半導体メモリ装置SRAMの一
実施例を、その理解を容易にするためにその製造方法の
一例とともに説明する。
【0026】本発明によるSRAM装置は、図1にその
一例の要部の断面図を示すように、半導体基板21に形
成されたSRAMの負荷素子を構成する導電層22が、
絶縁層23を介して、接地配線層24上にこの接地配線
層24の端面24aを含んで形成され、負荷素子を構成
する導電層22と接地配線層24との間にメモリセルの
記憶ノード容量を形成した構成とするものであり、更に
この実施例においては、この構成において、接地配線層
24の端面24aの全域に渡って形成された構成とす
る。そして、その接地配線層24に開口24Wが形成さ
れ、この開口24Wの内周面に臨む接地配線層24の端
面24aを含んで負荷素子を構成する導電層22が絶縁
層23を介して被着された構成とする。
【0027】この構成によるSRAMの一実施例を図2
〜図13を参照して詳細に説明する。図2,図4,図
6,図8,図10および図12は、それぞれ各工程の1
メモリセル分の平面図を示し、図3,図5,図7,図
9,図11および図13は、それぞれ図2,図4,図
6,図8,図10および図12の各A−A線上の断面図
を示す。
【0028】この例においては、図14にその等価回路
を示す高抵抗負荷型のSRAM装置に適用した場合で、
この場合駆動用トランジスタDT1 およびDT2 と、選
択用トランジスタWT1 およびWT2 と、負荷素子であ
る高抵抗負荷R1 およびR2によってメモリセルが構成
され、各記憶アノードn1 およびn2 と接地との間にそ
れぞれソフトエラー耐性を向上させるための容量NC1
およびNC2 が形成される構成とするものである。
【0029】そして、この回路構成において、その各選
択用トランジスタWT1 およびWT 2 からそれぞれワー
ドラインを導出するいわゆるスプリットワードライン型
構成とするものである。
【0030】また、この実施例においは、各トランジス
タがnチャネルMOSトランジスタによって構成され、
また高抵抗負荷がそれぞれ多結晶半導体層によって構成
される場合である。
【0031】この場合、先ず、図2および図3に示すよ
うに、半導体基板21例えばn型のシリコン基板を用意
し、図2に示すように、最終的に例えばトランジスタW
1とDT2 とが形成される共通の第1の領域26と、
同様に最終的に例えばトランジスタWT2 とDT1 とが
形成される共通の第2の領域27以外の表面に LOCOSに
よる素子分離絶縁層25を形成する。
【0032】そして、各領域26および27にp型のウ
エル領域28をイオン注入によって形成し、これの上に
それぞれ例えば熱酸化によって形成したゲート絶縁膜2
9を介して、それぞれ各領域26および27を横切って
各トランジスタWT1 ,DT 2 およびWT2 ,DT1
各ゲート電極を構成する第1導電層の半導体層30WT1
,30DT2 および30WT2,30DT1 を形成する。これ
ら半導体層30WT1 ,30DT2 および30WT2,30DT1
の形成は、例えば多結晶シリコン半導体層をCVD(化
学的気相成長)法によって全面的形成し、その後フォト
リソグラフィによってパターン化することによって同時
に形成する。
【0033】これらゲート電極すなわち半導体層30WT
1 ,30DT2 および30WT2,30DT1 と、素子分離絶縁
層25とをマスクとして、各領域26および27に、低
濃度のS/D領域31aを形成し、その後各ゲート電極
の側面にサイドウオール32を形成する。このサイドウ
オール32の形成は、周知の方法すなわちSiO2 をC
VD法によって所要の厚さに全面的に形成し、基板21
の板面方向と直交する方向にエッチング性を有するRI
E(反応性イオンエッチング)によって全面的にエッチ
ングし、ゲート電極すなわち半導体層30WT1 ,30DT
2 および30WT2,30DT1 の側面に被着された基板21
の板面方向と直交する方向の実質的厚さが大なる部分を
残してこれより肉薄の他部をエッチングすることによっ
て形成できる。
【0034】次に、このサイドウオール32を含めたゲ
ート電極すなわち半導体層30WT1,30DT2 および3
0WT2,30DT1 と、素子分離絶縁層25をマスクとし
て、イオン注入によって高濃度S/D領域31bを形成
して、それぞれ低濃度S/D領域31aと高濃度S/D
領域31bとによってS/D領域31を形成する。この
ようにして、第1の領域26に、一方のS/D領域31
を共通として各半導体層30WT1 と30DT2 とをゲート
電極とするMOSトランジスタによる図14におけるト
ランジスタWT1 とDT2 とを形成し、第2の領域27
に、一方のS/D領域31を共通として各半導体層30
WT2 と30DT1 とをゲート電極とするMOSトランジス
タによる図14におけるトランジスタWT2 とDT1
を形成する。
【0035】そして、これらトランジスタが形成された
基板21上に全面的に第1の層間絶縁層33を形成す
る。この第1の層間絶縁層33は、例えばSiO2 ,B
PSG(ボロン・りんシリケートガラス),SiO2
積層構造とし、例えば850℃のアニールによるBPS
G層のリフローによって表面の平坦化をはかる。
【0036】次に、図4および図5に示すように、第1
の層間絶縁層33にフォトリソグラフィによってトラン
ジスタDT1 およびDT2 の各接地されるべきS/D領
域31上に、接地コンタクト窓33Wを開口する。
【0037】図6および図7に示すように、層間絶縁層
33の接地コンタクト窓33Wを通じて所定のS/D領
域31にオーミックコンタクトさせて接地配線層24を
形成する。この接地配線層24は、接地コンタクト窓3
3W内を含んで第2の導電層を全面的に形成し、その後
フォトリソグラフィによって所定部に開口を穿設する。
この開口は、後に形成する高負荷R1 およびR2 が、ト
ランジスタDT2 およびDT1 にコンタクトされる位置
を含む領域にそれぞれコンタクト用の開口24W1 およ
び24W2 を形成すると共に、トランジスタWT1 およ
びWT2 の、それぞれビットラインBLおよびBLBの
導出がなされるS/D領域31を含む領域にそれぞれコ
ンタクト用の開口24WBLおよび24WBLB を形成す
る。そして、更にこれらコンタクト用の開口とは別に、
最終的に形成される記憶ノード容量を大容量化するため
の接地配線層24における段差側面(前述の端面24
a)の面積を増加させるに供する付加開口24Ws(図
示の例では2個の開口24Ws 1 および24Ws2 )を
形成する。
【0038】このようにして各開口24W(24W1
24W2 ,24WBL,24WBLB ,24Ws1 および2
4Ws2 )の内周に、接地配線層24の厚さに相当する
段差を形成し、この各開口24Wの内周面による段差に
よって接地配線層24に広面積の端面24aを形成す
る。
【0039】この接地配線層24を構成する第2の導電
層は、比較的大なる厚さに形成して、端面24aの面積
が充分大となるようにする。この接地配線層24すなわ
ち第2の導電層は、できるだけ抵抗の低減化がはかられ
るものであり、このためにもその厚さは大に形成される
ものであり、例えば下層に多結晶シリコンを厚さ320
nmに形成し、これの上にWSi等の高融点金属による
シリサイドを厚さ50nmに形成したいわゆるポリサイ
ド層によって構成する。
【0040】図8および図9に示すように、第2の層間
絶縁層すなわち最終的に形成する記憶ノード容量の誘電
体膜ともなる絶縁層23を、接地配線層24の各開口2
4Wの内周面の端面24aにも良好に被着させて全面的
に形成する。この絶縁層23は、耐圧性にすぐれた絶縁
層、例えばそれぞれCVD法によって形成したSiO 2
層上にSiN層を積層形成したいわゆるNO膜によって
実効酸化膜厚5nmに形成する。
【0041】その後、図10および図11に示すよう
に、接地配線層24に形成したコンタクト用の開口24
2 および24W1 内において、絶縁層23とこれの下
の第1の層間絶縁層33を貫通する開口341および3
42を、フォトリソグラフィによるエッチングによって
穿設して駆動用トランジスタDT1 およびDT2 を構成
する各第1の半導体層30DT1 および30DT2 の各外端
と、選択用トランジスタWT1 およびWT2 と駆動用ト
ランジスタDT2 およびDT1 との共通のS/D領域3
1とをを外部に露呈する(図11においては、図10の
A−A線上の断面であるために開口342においてS/
D領域31のみが露呈する部分の断面で示されてい
る)。
【0042】その後、導電層22(第3の導電層)を形
成する。この導電層22は、全面的に不純物ドープがな
されていない高比抵抗の多結晶シリコン半導体層を例え
ば厚さ20nmにCVD法等によって形成して後、これ
をフォトリソグラフィによるパターンエッチングを行っ
て図12および図13に示すように、それぞれ開口34
1および342から、これら開口341および342よ
り外側の絶縁層23上に跨って延在する帯状パターンに
パターニングし、その延在部における一部を不純物がド
ーピングされていないすなわち高比抵抗のままに保持し
てこの部分によって負荷抵抗R1 およびR2 を形成し、
他部に対して選択的に例えばイオン注入による不純物の
高濃度ドーピングを行って低比抵抗化して導電層22
(221および222)を形成する。したがって、これ
ら導電層22(221および222)は、開口341お
よび342を通じて外部に露呈する各第1の半導体層3
0DT1 および30DT2 の各外端と、選択用トランジスタ
WT1 およびWT2 と駆動用トランジスタDT2 および
DT1 との共通のS/D領域31とに電気的にコンタク
トされ、かつ不純物のドーピングがなされていない部分
によって構成された各負荷抵抗R1 およびR2 にそれぞ
れ接続された構成となる。
【0043】これら導電層221および222のパター
ニングは、フォトリソグラフィを用い、RIE(反応性
イオンエッチング)等による異方性エッチングによって
行って各開口24W(24W1 ,24W2 ,24WBL,
24WBLB ,24Ws1 および24Ws2 )の内周面の
端面24aに絶縁層23を介して被着形成されが部分に
おいては、これら多結晶半導体層22による導電層が残
存するようになし、少なくとも導電層221が開口24
1 および24Ws1 の内周面に残存する導電層22と
連結されて形成され、導電層222が少なくとも開口2
4W2 および24Ws2 の内周面に残存する導電層22
と連結されて形成されるようにする。このようにしてこ
れら導電層221および222がそれぞれ絶縁層23す
なわち誘電体層を介して、接地配線層24とその各開口
24W1 および24Ws1 ,24W2 および24Ws2
の内周面における接地配線層24の端面24aに対して
も絶縁層23を介して対峙することから、各導電層22
1および222と接地配線層24間に、それぞれ大容量
の図14で示した記憶ノード容量NC1 およびNC 2
形成されることになる。
【0044】その後、図1に示すように、第3の層間絶
縁層35を形成する。この層間絶縁層35は、例えばS
iO2 ,BPSG,SiO2 の積層構造とし、例えば8
50℃のアニールによるBPSG層のリフローによって
表面の平坦化を行って形成することができる。
【0045】そして、この第3の層間絶縁層35,第2
の層間絶縁層33等を貫通して選択用トランジスタWT
1 およびWT2 の各外側のS/D領域31上にこれに対
してビットラインをコンタクトするための開口36を穿
設する。
【0046】そして、このコンタクト用の開口36内を
含んで、例えばPVD法(物理的気相成長法)によって
バリアメタル層37を形成し、続いてCVD法によって
例えばタンクステンWを堆積した後エッチバックするこ
とにより、開口36内に導電性プラグ38の埋込みを行
い、これの上を含んで全面的に例えばPVD法によって
それぞれバリアメタル層39と、例えばAlCuによる
金属層40と、更にこれの上にバリアメタル層41を順
次形成し、バリアメタル層41,金属層40,バリアメ
タル層39に対しフォトリソグラフィによるパターンエ
ッチングを行って図14におけるビット線BLおよびB
LBを形成する。
【0047】このようにすると、本発明構成によるSR
AMが構成される。
【0048】本発明構成によれば、接地配線層24と負
荷抵抗R1 およびR2 との間にそれぞれ記憶ノード容量
NC1 およびNC2 を形成するものであり、これら記憶
ノード容量NC1 およびNC2 は、接地配線層24に形
成した開口24W(24W1,24W2 ,24WBL,2
4WBLB ,24Ws1 および24Ws2 )によって形成
した段差の側面の全域に形成された端面24aにおいて
絶縁層23を介して負荷抵抗R1 およびR2 を構成する
導電層22(221および222)を形成させることに
よって形成することから、なんら特別の層を設けること
なく、充分大きな容量の記憶ノード容量NC1 およびN
2 を形成することができるものである。
【0049】通常SRAM装置として要求されるソフト
エラーレート(SER)は200FIT 以下である。この
ソフトエラーレート耐性を確保する目的で、メモリセル
の記憶ノードの付加容量に蓄積すべき電荷はメモリセル
の構造にも依存するものの、従来のデータより16fC
程度と考えることができる。SRAMでは、データ保持
時のSERが重要であり、データ保持の電源電圧を2.
0Vとすると記憶ノードに付加すべき容量は8fFとな
る。この容量を構成する絶縁膜は実効酸化膜厚5nmの
NO膜とすると、容量の電極面積は、1.16μm2
上が必要となる。
【0050】0.3μmルールで設計したSRAMセル
の面積は5〜6μm2 程度であり、記憶ノードは、1セ
ル当たり2個存在することを考えると、通常の2次元的
なセルの構造では、冒頭に述べた多層構造等によって実
質的な面積増加をはかる必要が生じるが、本発明構成に
おいては、接地配線層24が低抵抗化を必要とし、その
厚さが大の例えば100nm以上とされることから、そ
の端面24aに対して、絶縁層23を介して導電層22
の形成を行うものであり、さらに付加開口24Ws(2
4Ws1 ,24Ws2 )を形成し、その端面24aの面
積の増大化をはかることによって、充分大きい容量を形
成できることになる。
【0051】尚、上述したように、付加開口24Wsの
形成を行ってその内周面における端面24aに絶縁層2
3を介して導電層22を残存させる構成をとる場合にお
いては、この開口24Wsに残存させた導電層22によ
って、回路的に有害なショート経路が生じることのない
レイアウトが要求されることから、この場合は前述した
ようにスプリットワードライン型の構成とすることが望
まれる。
【0052】また、上述した例では、付加開口24Ws
を含めて全開口24Wの内周面の全域において導電層2
2を残存させて実質的に記憶ノード容量の大容量化をは
かった場合であるが、必要とする容量に応じて開口の一
部の内周面において記憶ノード容量を形成する構成とす
ることもできる。
【0053】また、上述した例では、各トランジスタが
nチャネル型MOSトランジスタとした場合であるが、
pチャネル型とすることもできる。また、上述した例で
は、高抵抗負荷が多結晶半導体層によって構成される場
合について説明したが、薄膜トランジスタ(いわゆるT
FT)によって形成されるTFT負荷型SRAM等に本
発明を適用することができるなど、種々の構成を採るこ
とができる。
【0054】
【発明の効果】上述したように本発明構成によれば、S
RAMを構成する接地配線層24と負荷素子を構成する
導電層22とによって記憶ノード容量を構成するもので
あって、この記憶ノード容量を構成するためにSRAM
を構成する部材とは別の部材を特段に形成することがな
いので、本発明によるSRAM装置を製造するに当って
製造工程数の増加を招くことがなく、量産性の低下を回
避でき、更に製造工程数の増加に伴う不良品の発生率が
高くなる不都合を回避できる。
【0055】また、接地配線層24に形成される開口の
端面を利用して記憶ノード容量を形成するので、この容
量を充分大とすることができるので、α線対策を充分は
かることができ、またこの記憶ノード容量を大とするた
めには、付加開口24Wsを穿設するのみであるので、
この容量の増大化をはかることによって面積の増大化を
来すことがないことから、高集積密度化を阻害すること
がない。
【0056】またSRAMを構成する導電層以外に多数
の導電層を積層することを回避したことによって冒頭に
述べた耐圧の問題を改善でき、信頼性の向上をはかるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による半導体メモリ装置の一例の要部の
断面図である。
【図2】本発明による半導体メモリ装置の一例の一製造
方法における一工程の1メモリセルの平面図である。
【図3】図2のA−A線上の断面図である。
【図4】本発明による半導体メモリ装置の一例の一製造
方法における一工程の1メモリセルの平面図である。
【図5】図4のA−A線上の断面図である。
【図6】本発明による半導体メモリ装置の一例の一製造
方法における一工程の1メモリセルの平面図である。
【図7】図6のA−A線上の断面図である。
【図8】本発明による半導体メモリ装置の一例の一製造
方法における一工程の1メモリセルの平面図である。
【図9】図8のA−A線上の断面図である。
【図10】本発明による半導体メモリ装置の一例の一製
造方法における一工程の1メモリセルの平面図である。
【図11】図10のA−A線上の断面図である。
【図12】本発明による半導体メモリ装置の一例の一製
造方法における一工程の1メモリセルの平面図である。
【図13】図12のA−A線上の断面図である。
【図14】本発明による半導体メモリ装置の一例の1メ
モリセルの等価回路図である。
【図15】従来の半導体メモリ装置の要部の断面図であ
る。
【符号の説明】
21 半導体基板 22,221,222 導電層 23 絶縁層 24 接地配線層 24W,24W1,24W2,24WBL,24WBLB,24W
1,24Ws2 開口 24a 接地配線層の端面 DT1 ,DT2 駆動用トランジスタ WT1 ,WT2 選択用トランジスタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板に形成されたスタティック・
    ランダム・アクセス・メモリセルの負荷素子を構成する
    導電層が、絶縁層を介して、接地配線層上に該接地配線
    層の端面を含んで被着形成され、 上記負荷素子を構成する導電層と上記接地配線層との間
    にメモリセルの記憶ノード容量を形成したことを特徴と
    する半導体メモリ装置。
  2. 【請求項2】 上記負荷素子を構成する導電層が、上記
    接地配線層に形成された開口の内周に臨む端面の全域に
    渡って上記絶縁層を介して被着形成されたことを特徴と
    する請求項1に記載の半導体メモリ装置。
  3. 【請求項3】 上記接地配線層に上記端面を増加させる
    負荷開口が形成され、該開口の内周面に臨む上記接地配
    線層の端面を含んで上記負荷素子を構成する導電層が絶
    縁層を介して被着されたことを特徴とする請求項1また
    は2に記載の半導体メモリ装置。
JP7005183A 1995-01-17 1995-01-17 半導体メモリ装置 Pending JPH08195445A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7005183A JPH08195445A (ja) 1995-01-17 1995-01-17 半導体メモリ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7005183A JPH08195445A (ja) 1995-01-17 1995-01-17 半導体メモリ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08195445A true JPH08195445A (ja) 1996-07-30

Family

ID=11604126

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7005183A Pending JPH08195445A (ja) 1995-01-17 1995-01-17 半導体メモリ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08195445A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6271569B1 (en) 1997-07-03 2001-08-07 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Semiconductor device having memory cells and method of manufacturing the same

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6271569B1 (en) 1997-07-03 2001-08-07 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Semiconductor device having memory cells and method of manufacturing the same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100517099B1 (ko) 반도체집적회로장치및그제조방법
US6747324B2 (en) Method of manufacturing a semiconductor integrated circuit device
US5049957A (en) MOS type dynamic random access memory
JPH0342514B2 (ja)
JP2002289703A (ja) 半導体記憶装置およびその製造方法
JP2818964B2 (ja) 積層構造の電荷蓄積部を有する半導体記憶装置の製造方法
US20020096734A1 (en) Semiconductor memory device and manufacturing method thereof
US6303422B1 (en) Semiconductor memory and manufacturing method thereof
JPH11204662A (ja) Sram装置およびその製造方法
US6479860B2 (en) Semiconductor memory device
JPH0691219B2 (ja) 半導体記憶装置
JPH08195445A (ja) 半導体メモリ装置
JPH098244A (ja) 半導体装置とその製造方法
JPS61199657A (ja) 半導体記憶装置
US20050212054A1 (en) Semiconductor device and method of manufacturing the same
JPH06232372A (ja) 半導体記憶装置
JPH03145159A (ja) 半導体記憶装置およびその製造方法
US6147387A (en) Static random access memory
JPH0577342B2 (ja)