JPH08195251A - ヒューズ付きコネクタ - Google Patents
ヒューズ付きコネクタInfo
- Publication number
- JPH08195251A JPH08195251A JP7004142A JP414295A JPH08195251A JP H08195251 A JPH08195251 A JP H08195251A JP 7004142 A JP7004142 A JP 7004142A JP 414295 A JP414295 A JP 414295A JP H08195251 A JPH08195251 A JP H08195251A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuse
- connector
- terminal
- housing
- flame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 自動車の電気回路におけるヒューズボックス
を不要にする電気接続用コネクタを提供する。 【構成】 電気接続に用いる接触式端子2のコネクタ部
2aとワイヤーハーネス3の導体に取付ける圧着部2b
との間にヒューズ4を設け、このヒューズ付き端子2を
ハウジング1に組込んでコネクタ10となす。このコネ
クタの使用で、専用ヒューズボックスが不要になる。
を不要にする電気接続用コネクタを提供する。 【構成】 電気接続に用いる接触式端子2のコネクタ部
2aとワイヤーハーネス3の導体に取付ける圧着部2b
との間にヒューズ4を設け、このヒューズ付き端子2を
ハウジング1に組込んでコネクタ10となす。このコネ
クタの使用で、専用ヒューズボックスが不要になる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の電気回路に採
用するヒューズ付きコネクタに関する。
用するヒューズ付きコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の電気回路には、図9に示すよう
に、専用のヒューズボックスが設けられている。そのヒ
ューズボックス内のヒューズは、例えば、図のハーネス
3-1のA点が車体に接触し、被覆が損傷してショート状
態になったときヒューズ4-2が溶断し、これにより、ハ
ーネス3-1を保護し、発火、発煙等を防ぐ働きをする。
に、専用のヒューズボックスが設けられている。そのヒ
ューズボックス内のヒューズは、例えば、図のハーネス
3-1のA点が車体に接触し、被覆が損傷してショート状
態になったときヒューズ4-2が溶断し、これにより、ハ
ーネス3-1を保護し、発火、発煙等を防ぐ働きをする。
【0003】ヒューズボックスに取付けるヒューズは、
自動車用としては最近ではガラス管型のものは殆どな
く、ブレード型ヒューズが多用されている。このブレー
ド型ヒューズは、コネクタ化されたものであって、例え
ばJASO D612の型式のものは、ハウジングに植
え込む対の端子間に可溶体(ヒューズ)を設けた構造に
なっている。
自動車用としては最近ではガラス管型のものは殆どな
く、ブレード型ヒューズが多用されている。このブレー
ド型ヒューズは、コネクタ化されたものであって、例え
ばJASO D612の型式のものは、ハウジングに植
え込む対の端子間に可溶体(ヒューズ)を設けた構造に
なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】専用のヒューズボック
スを設けると、その分のコストアップが避けられない。
また、ヒューズボックス用の専用取付スペースを必要と
する。最近の自動車は、電装品が増加し、その一方で室
内空間をできるだけ広げる傾向にあり、ヒューズボック
ス用の専用スペースを採れなくなってきているのが現状
である。
スを設けると、その分のコストアップが避けられない。
また、ヒューズボックス用の専用取付スペースを必要と
する。最近の自動車は、電装品が増加し、その一方で室
内空間をできるだけ広げる傾向にあり、ヒューズボック
ス用の専用スペースを採れなくなってきているのが現状
である。
【0005】このほか、専用のヒューズボックスの採用
で車輌の軽量化にも悪影響が及ぶ。
で車輌の軽量化にも悪影響が及ぶ。
【0006】そこで、本発明は、従来から用いられてい
る電気回路接続用のコネクタを改良して前述の不具合を
無くすことを課題としている。
る電気回路接続用のコネクタを改良して前述の不具合を
無くすことを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明においては、電気回路の接続に用いる差込み
式端子のコンタクト部と電線又は回路導体への接続部と
の間にヒューズを設け、このヒューズ付き端子をハウジ
ングに組込んで電気回路接続用のコネクタを構成する。
め、本発明においては、電気回路の接続に用いる差込み
式端子のコンタクト部と電線又は回路導体への接続部と
の間にヒューズを設け、このヒューズ付き端子をハウジ
ングに組込んで電気回路接続用のコネクタを構成する。
【0008】端子の途中に設けるヒューズは、端子の一
部を細径化して作り出してもよいし、分割したコンタク
ト部と電線又は回路導体への接続部を低融点金属で接続
してこれをヒューズとしてもよい。
部を細径化して作り出してもよいし、分割したコンタク
ト部と電線又は回路導体への接続部を低融点金属で接続
してこれをヒューズとしてもよい。
【0009】また、ヒューズ部を難燃性樹脂で補強する
と、端子挿入時の端子の必要強度を確保し易く、ヒュー
ズ溶断時のコネクタの焼け防止にもなる。ハウジングの
少なくともヒューズ設置部を難燃性樹脂で形成すること
もヒューズ溶断時のコネクタの焼け防止に有効である。
と、端子挿入時の端子の必要強度を確保し易く、ヒュー
ズ溶断時のコネクタの焼け防止にもなる。ハウジングの
少なくともヒューズ設置部を難燃性樹脂で形成すること
もヒューズ溶断時のコネクタの焼け防止に有効である。
【0010】
【作用】本発明では、電気回路の接続に必要なコネクタ
の端子にヒューズを組込んだので、専用のヒューズボッ
クスが不要になる。従って、そのヒューズボックスの使
用に伴う前述の問題が全て無くなる。
の端子にヒューズを組込んだので、専用のヒューズボッ
クスが不要になる。従って、そのヒューズボックスの使
用に伴う前述の問題が全て無くなる。
【0011】
【実施例】図1に、本発明のコネクタの一例を示す。図
の1はハウジング、2は端子、3はワイヤーハーネスで
ある。
の1はハウジング、2は端子、3はワイヤーハーネスで
ある。
【0012】端子2は、相手コネクタの端子に接触させ
るコンタクト部2aの後方にハーネスの導体への圧着部
2bと、ハーネス被覆への固定部2cを設け、さらに、
コネクタ部2aと圧着部2bとの間にヒューズ4を設け
た構造にしてある。この端子2をワイヤーハーネス3の
端末部に取付けてハウジング1内に組込むと例示のコネ
クタ10が出来上る。
るコンタクト部2aの後方にハーネスの導体への圧着部
2bと、ハーネス被覆への固定部2cを設け、さらに、
コネクタ部2aと圧着部2bとの間にヒューズ4を設け
た構造にしてある。この端子2をワイヤーハーネス3の
端末部に取付けてハウジング1内に組込むと例示のコネ
クタ10が出来上る。
【0013】ヒューズ4としては、図2に示すように、
端子2の長手方向途中を細くしたり、薄くしたりしたも
の、或いは、図3のように、コンタクト部2aと圧着部
2bを分割してそれ等の間に低融点金属(例えば半田、
鉛、錫)を接続したものなどを用いる。
端子2の長手方向途中を細くしたり、薄くしたりしたも
の、或いは、図3のように、コンタクト部2aと圧着部
2bを分割してそれ等の間に低融点金属(例えば半田、
鉛、錫)を接続したものなどを用いる。
【0014】低融点金属の接続は溶接でもよいし、圧接
による接続でもよい。また、図4のようにU字断面にし
て折れ難くした低融点金属を接続することも可能であ
り、この場合、端子挿入時の折れ曲がりが生じ難くな
る。
による接続でもよい。また、図4のようにU字断面にし
て折れ難くした低融点金属を接続することも可能であ
り、この場合、端子挿入時の折れ曲がりが生じ難くな
る。
【0015】また、必要に応じて図5に示すようにヒュ
ーズ4の部分を、そのヒューズの溶断のための空間を内
部に一部残し、難燃性樹脂5でモールドして補強するこ
ともできる。
ーズ4の部分を、そのヒューズの溶断のための空間を内
部に一部残し、難燃性樹脂5でモールドして補強するこ
ともできる。
【0016】本発明を適用するコネクタは、ワイヤーハ
ーネス端に付けるものに限定されない。他の例として回
路基板上に実装して電線端のコネクタに結合させるもの
を図6に示す。このコネクタ20は、ハウジング1にピ
ン端子6を組込み、ハウジング外に引き出したそのピン
端子6の後端を基板のスルーホールに通して基板上の回
路導体に半田付けするものである。
ーネス端に付けるものに限定されない。他の例として回
路基板上に実装して電線端のコネクタに結合させるもの
を図6に示す。このコネクタ20は、ハウジング1にピ
ン端子6を組込み、ハウジング外に引き出したそのピン
端子6の後端を基板のスルーホールに通して基板上の回
路導体に半田付けするものである。
【0017】ここでは、ハウジング1の外部においてピ
ン端子6の長手方向途中にヒューズ4を設けている。こ
のヒューズ4は、図7のように端子の一部を細くしたも
の、図8のようにピン端子の分割点間に低融点金属を溶
接して取付けたもののどちらであってもよい。この場合
も、ヒューズ部は必要に応じて難燃性樹脂5で補強す
る。
ン端子6の長手方向途中にヒューズ4を設けている。こ
のヒューズ4は、図7のように端子の一部を細くしたも
の、図8のようにピン端子の分割点間に低融点金属を溶
接して取付けたもののどちらであってもよい。この場合
も、ヒューズ部は必要に応じて難燃性樹脂5で補強す
る。
【0018】なお、ヒューズ溶断時の熱でハウジングが
焼け焦る恐れがある場合には、ハウジングの少なくとも
ヒューズ設置部を難燃性樹脂で形成するとよい。
焼け焦る恐れがある場合には、ハウジングの少なくとも
ヒューズ設置部を難燃性樹脂で形成するとよい。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように、本発明では電気接続
用コネクタの端子にヒューズを付けたので、専用のヒュ
ーズボックスが不要となり、自動車のコスト削減、スペ
ース効率の向上、車輌の軽量化を図ることができる。
用コネクタの端子にヒューズを付けたので、専用のヒュ
ーズボックスが不要となり、自動車のコスト削減、スペ
ース効率の向上、車輌の軽量化を図ることができる。
【図1】(a):本発明のコネクタの一例を分解して示
す斜視図 (b):同上のコネクタの組立後の断面図
す斜視図 (b):同上のコネクタの組立後の断面図
【図2】ヒューズの一例を示す平面図
【図3】ヒューズの他の例を示す平面図
【図4】(a):ヒューズの更に他の例を示す斜視図 (b):ヒューズ取付後の側面図
【図5】難燃性樹脂によるヒューズ補強部を示す平面図
【図6】(a):コネクタの他の例を示す正面図 (b):同上のコネクタの側面図
【図7】図6のコネクタのヒューズの一例を示す図
【図8】図6のコネクタのヒューズの他の例を示す図
【図9】自動車の電気回路の一部を示す図
1 ハウジング 2 端子 2a コンタクト部 2b 圧着部 2c ハーネスへの固定部 3 ワイヤーハーネス 4 ヒューズ 5 難燃性樹脂 6 ピン端子 10、20 コネクタ
Claims (5)
- 【請求項1】 端子のコンタクト部と電線又は回路導体
への接続部との間にヒューズを設け、このヒューズ付き
端子をハウジングに組込んであるヒューズ付きコネク
タ。 - 【請求項2】 端子の一部を細径化してこれをヒューズ
とした請求項1記載のヒューズ付きコネクタ - 【請求項3】 分割したコンタクト部と電線又は回路導
体への接続部を低融点金属で接続してこれをヒューズと
した請求項1記載のヒューズ付きコネクタ。 - 【請求項4】 ヒューズ部を難燃性樹脂で補強した請求
項1、2又は3記載のヒューズ付きコネクタ。 - 【請求項5】 ハウジングの少なくともヒューズ設置部
を難燃性樹脂で形成した請求項1乃至4のいずれかに記
載のヒューズ付きコネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7004142A JPH08195251A (ja) | 1995-01-13 | 1995-01-13 | ヒューズ付きコネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7004142A JPH08195251A (ja) | 1995-01-13 | 1995-01-13 | ヒューズ付きコネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08195251A true JPH08195251A (ja) | 1996-07-30 |
Family
ID=11576538
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7004142A Pending JPH08195251A (ja) | 1995-01-13 | 1995-01-13 | ヒューズ付きコネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08195251A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11287184A (ja) * | 1998-02-24 | 1999-10-19 | Texas Instr Inc <Ti> | 圧縮機システム用保護装置 |
DE102009052353A1 (de) * | 2009-11-07 | 2011-05-12 | Volkswagen Ag | Kontaktstecker |
DE102019206928A1 (de) * | 2019-05-14 | 2020-11-19 | Zf Friedrichshafen Ag | Verbindungseinrichtung zum elektrischen Verbinden einer mechatronischen Komponente mit einer Fahrzeugkomponente eines Fahrzeugs, Steckersystem mit einer Verbindungseinrichtung, Mechatronikeinrichtung mit einer Verbindungseinrichtung oder einem Steckersystem, Verfahren zum Herstellen einer Verbindungseinrichtung und Verfahren zum Herstellen eines Steckersystems |
-
1995
- 1995-01-13 JP JP7004142A patent/JPH08195251A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11287184A (ja) * | 1998-02-24 | 1999-10-19 | Texas Instr Inc <Ti> | 圧縮機システム用保護装置 |
DE102009052353A1 (de) * | 2009-11-07 | 2011-05-12 | Volkswagen Ag | Kontaktstecker |
DE102019206928A1 (de) * | 2019-05-14 | 2020-11-19 | Zf Friedrichshafen Ag | Verbindungseinrichtung zum elektrischen Verbinden einer mechatronischen Komponente mit einer Fahrzeugkomponente eines Fahrzeugs, Steckersystem mit einer Verbindungseinrichtung, Mechatronikeinrichtung mit einer Verbindungseinrichtung oder einem Steckersystem, Verfahren zum Herstellen einer Verbindungseinrichtung und Verfahren zum Herstellen eines Steckersystems |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7491100B2 (en) | Electrical connector contact | |
US6790082B2 (en) | Coaxial cable connector | |
CA1069197A (en) | Solderless electrical contact | |
JP3946096B2 (ja) | シールドコネクタ | |
US20190199013A1 (en) | Terminal fitting | |
JPH08250173A (ja) | 雌型電気端子 | |
US7131874B2 (en) | Electrical connector having first and second terminals | |
US4800358A (en) | Fuse | |
JPH08195251A (ja) | ヒューズ付きコネクタ | |
JP2761832B2 (ja) | 接続端子の係止構造 | |
US20020142657A1 (en) | Connector with improved reliability | |
JP2005019259A (ja) | 圧着バスバー | |
JP5483273B2 (ja) | オス端子への電線接続構造 | |
JP7074789B2 (ja) | コネクタ | |
JP2019008918A (ja) | 電子部品ユニット、ワイヤハーネス、及び、コネクタ固定構造 | |
JP2005166408A (ja) | ジョイントコネクタ | |
CN220382351U (zh) | 连接器及车载雷达 | |
KR200155108Y1 (ko) | 자동차 휴즈박스용 터미널 | |
CN216436153U (zh) | 一种汽车线束搭铁端子 | |
JP3097531B2 (ja) | 自動車用電気接続箱 | |
JPH05135819A (ja) | リセプタクルコンタクト | |
KR200243612Y1 (ko) | 자동차용 와이어링 하네스의 퓨즈 및 릴레이 박스용 단자 | |
JP2000100498A (ja) | 雌端子の構造 | |
JP2898210B2 (ja) | 雄型端子の半田付け方法および雌型金具 | |
JPH08130404A (ja) | ガラスアンテナの接続構造 |