JPH0819453A - 自動車シートのランバサポート - Google Patents
自動車シートのランバサポートInfo
- Publication number
- JPH0819453A JPH0819453A JP17755494A JP17755494A JPH0819453A JP H0819453 A JPH0819453 A JP H0819453A JP 17755494 A JP17755494 A JP 17755494A JP 17755494 A JP17755494 A JP 17755494A JP H0819453 A JPH0819453 A JP H0819453A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- box
- lumbar
- back surface
- stud bolt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 シートバックの背後から調整でき、かつ小物
入れとしても利用できる自動車シートのランバサポート
を提供する。 【構成】 シートフレーム２に小物入れとして手前側に
開口部を有するボックス１１を固定する。このボックス
の背面１１ｃの奥へシートパッド３に当接するランバプ
レート１２を配置し、このランバプレートに手前側に向
けてスタッドボルト１３を突設すると共に背面１１ｃを
貫通させる。スタッドボルト１３にランバプレート１２
及び背面１１ｃを離反付勢する圧縮ばね１４を装着す
る。背面１１ｃから突出したスタッドボルト部分に、ボ
ックス１１内での回転操作によりランバプレート１２の
前後方向の位置を調整するためのねじ溝付調整ハンドル
１６を螺合させる。
入れとしても利用できる自動車シートのランバサポート
を提供する。 【構成】 シートフレーム２に小物入れとして手前側に
開口部を有するボックス１１を固定する。このボックス
の背面１１ｃの奥へシートパッド３に当接するランバプ
レート１２を配置し、このランバプレートに手前側に向
けてスタッドボルト１３を突設すると共に背面１１ｃを
貫通させる。スタッドボルト１３にランバプレート１２
及び背面１１ｃを離反付勢する圧縮ばね１４を装着す
る。背面１１ｃから突出したスタッドボルト部分に、ボ
ックス１１内での回転操作によりランバプレート１２の
前後方向の位置を調整するためのねじ溝付調整ハンドル
１６を螺合させる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、着座者の腰椎部分をシ
ートに内蔵されたシートパッドを介して支持する自動車
シートのランバサポートに関するものである。
ートに内蔵されたシートパッドを介して支持する自動車
シートのランバサポートに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】この種のランバサポートとしては、特開
昭５８−１５７４１１号公報により、シートバックの側
部に取付けられたレバーを操作して、シートに内蔵のト
ーション部材を介してランバプレートを前後方向に調整
可能にするのが周知である。
昭５８−１５７４１１号公報により、シートバックの側
部に取付けられたレバーを操作して、シートに内蔵のト
ーション部材を介してランバプレートを前後方向に調整
可能にするのが周知である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この場合、調整をシー
トバックの側部で行うために、特に自動車のリヤシート
にはスペース的に採用し難い問題があった。
トバックの側部で行うために、特に自動車のリヤシート
にはスペース的に採用し難い問題があった。
【０００４】本発明は、このような点に鑑みて、シート
バックの背後から調整でき、かつ小物入れとしても利用
できる自動車シートのランバサポートを提供することを
目的とする。
バックの背後から調整でき、かつ小物入れとしても利用
できる自動車シートのランバサポートを提供することを
目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、この目的を達
成するために、シートフレームにシートパッドを装着し
て、表皮材でカバーされたシートに設けられて、着座者
の腰椎部分をシートパッドを介して背後から支持する自
動車シートのランバサポートにおいて、シートフレーム
に小物入れとして手前側に開口部を有するボックスを固
定し、このボックスの背面の奥へシートパッドに当接す
るランバプレートを配置し、このランバプレートに手前
側に向けてスタッドボルトを突設すると共に背面を貫通
させ、スタッドボルトにランバプレート及び背面を離反
付勢する圧縮ばねを装着し、背面から突出したスタッド
ボルト部分にボックス内での回転操作によりランバプレ
ートの前後方向の位置を調整するためのねじ溝付調整ハ
ンドルを螺合させたことを特徴とする。
成するために、シートフレームにシートパッドを装着し
て、表皮材でカバーされたシートに設けられて、着座者
の腰椎部分をシートパッドを介して背後から支持する自
動車シートのランバサポートにおいて、シートフレーム
に小物入れとして手前側に開口部を有するボックスを固
定し、このボックスの背面の奥へシートパッドに当接す
るランバプレートを配置し、このランバプレートに手前
側に向けてスタッドボルトを突設すると共に背面を貫通
させ、スタッドボルトにランバプレート及び背面を離反
付勢する圧縮ばねを装着し、背面から突出したスタッド
ボルト部分にボックス内での回転操作によりランバプレ
ートの前後方向の位置を調整するためのねじ溝付調整ハ
ンドルを螺合させたことを特徴とする。
【０００６】
【作用】ボックスは、調整ハンドルを収納させると共に
小物入れとして機能する。ランバプレートは、螺合した
調整ハンドルが圧縮ばねによりボックス背面に拘束され
ることにより位置決めされ、着座者の腰椎部分をパッド
を介して背後から支持する。調整ハンドルを回転操作す
ると、ボックス背面からのスタッドボルトの突出長が調
整され、回転方向に応じてランバプレートが前進又は後
退して前後位置が調整される。
小物入れとして機能する。ランバプレートは、螺合した
調整ハンドルが圧縮ばねによりボックス背面に拘束され
ることにより位置決めされ、着座者の腰椎部分をパッド
を介して背後から支持する。調整ハンドルを回転操作す
ると、ボックス背面からのスタッドボルトの突出長が調
整され、回転方向に応じてランバプレートが前進又は後
退して前後位置が調整される。
【０００７】
【実施例】図１乃至図３を基に本発明の一実施例による
自動車シートのランバサポートについて説明する。１は
ラッゲージルームの開口部９の前部に配置された可倒式
リヤシートバックであり、着座部１ｂに向けて前倒し可
能にシートバック１ａが取付けられている。このシート
バックは、その骨格を成す略ロの字形のシートフレーム
２にシートパッド３の凹部３ａを装着させ、表皮材４で
カバーされて構成されている。ランバサポート１０は、
シートフレーム２間に固定されたパネル５における着座
者の腰椎部分に対応する部分を切欠いて構成されてい
る。
自動車シートのランバサポートについて説明する。１は
ラッゲージルームの開口部９の前部に配置された可倒式
リヤシートバックであり、着座部１ｂに向けて前倒し可
能にシートバック１ａが取付けられている。このシート
バックは、その骨格を成す略ロの字形のシートフレーム
２にシートパッド３の凹部３ａを装着させ、表皮材４で
カバーされて構成されている。ランバサポート１０は、
シートフレーム２間に固定されたパネル５における着座
者の腰椎部分に対応する部分を切欠いて構成されてい
る。
【０００８】即ち、ランバサポート１０は、パネル切欠
部分５ａの周面に、ねじ止め、クリップ等でフランジ部
１１ａが固定され、かつ小物入れとして手前側に開口部
１１ｂを有するボックス１１と、その奥側の背面１１ｃ
のさらに奥に位置し、凹部３ａのパッド部分に当接する
合成樹脂性のランバプレート１２と、その横方向両側に
手前側に向けて突設され、かつ背面１１ｃの取付け穴１
５を貫通してボックス１１内へ突出する両側のスタッド
ボルト１３と、このスタッドボルトに装着され、かつ背
面１１ｃ及びランバプレート１２を互に離反方向へ付勢
する圧縮ばね１４と、ボックス１１内でスタッドボルト
１３に螺合されるねじ溝付調整ハンドル１６と、パネル
５の背面に取付けられたシートバックカーペット８と同
一材料の蓋１７とより構成されている。
部分５ａの周面に、ねじ止め、クリップ等でフランジ部
１１ａが固定され、かつ小物入れとして手前側に開口部
１１ｂを有するボックス１１と、その奥側の背面１１ｃ
のさらに奥に位置し、凹部３ａのパッド部分に当接する
合成樹脂性のランバプレート１２と、その横方向両側に
手前側に向けて突設され、かつ背面１１ｃの取付け穴１
５を貫通してボックス１１内へ突出する両側のスタッド
ボルト１３と、このスタッドボルトに装着され、かつ背
面１１ｃ及びランバプレート１２を互に離反方向へ付勢
する圧縮ばね１４と、ボックス１１内でスタッドボルト
１３に螺合されるねじ溝付調整ハンドル１６と、パネル
５の背面に取付けられたシートバックカーペット８と同
一材料の蓋１７とより構成されている。
【０００９】この蓋は、開口部１１ｂに対応してラッゲ
ージマット７が後続するシートバックカーペット８に形
成された切欠部分８ａよりも大きめに形成されると共
に、この切欠部分の上側周面に上端部を縫製されてい
る。また、蓋１７の下端部は、シートフレーム２の下端
部分でシートバックカーペット８の下側周面に取付けら
れた面ファスナ（商標マジックテープ）１８に着脱自在
に保持されるようになっている。ボックス１１の上下面
は、組込み状態で略水平になって小物入れとして有効に
機能するように、フランジ部１１ａに対して直交状態よ
りも下方へ向けて傾斜している。
ージマット７が後続するシートバックカーペット８に形
成された切欠部分８ａよりも大きめに形成されると共
に、この切欠部分の上側周面に上端部を縫製されてい
る。また、蓋１７の下端部は、シートフレーム２の下端
部分でシートバックカーペット８の下側周面に取付けら
れた面ファスナ（商標マジックテープ）１８に着脱自在
に保持されるようになっている。ボックス１１の上下面
は、組込み状態で略水平になって小物入れとして有効に
機能するように、フランジ部１１ａに対して直交状態よ
りも下方へ向けて傾斜している。
【００１０】このように構成されたランバサポートの動
作は、次の通りである。シートバック１ａ内にランバサ
ポート１０がボックス１１のフランジ部１１ａをパネル
切欠部分５ａに固定した状態で組み込まれ、その開口部
１１ｂは蓋１７でカバーされて小物入れとして機能し得
る。そして、ランバプレート１２は、スタッドボルト１
３に螺合した調整ハンドル１６が圧縮ばね１４により背
面１１ｃに拘束されることにより位置決めされ、着座者
の腰椎部分をシートパッド３を介して背後から支持す
る。
作は、次の通りである。シートバック１ａ内にランバサ
ポート１０がボックス１１のフランジ部１１ａをパネル
切欠部分５ａに固定した状態で組み込まれ、その開口部
１１ｂは蓋１７でカバーされて小物入れとして機能し得
る。そして、ランバプレート１２は、スタッドボルト１
３に螺合した調整ハンドル１６が圧縮ばね１４により背
面１１ｃに拘束されることにより位置決めされ、着座者
の腰椎部分をシートパッド３を介して背後から支持す
る。
【００１１】ランバプレート１２の前後位置を調整した
い場合には、図３に示すように、シートバック１ａを前
倒させ、蓋１７を開放して調整ハンドル１６をいずれか
の方向へ回転調整する。これにより、背面１１ｃからの
スタッドボルト１３の突出長が調整されて圧縮ばね１４
で確保され、したがって回転方向に応じてランバプレー
ト１２の前後位置が調整される。このような調整は、場
合によつてはラッゲージルームからでも行うことがで
き、同様に小物の出し入れもシートバック１ａの前倒状
態で又はラッゲージルームから行う。
い場合には、図３に示すように、シートバック１ａを前
倒させ、蓋１７を開放して調整ハンドル１６をいずれか
の方向へ回転調整する。これにより、背面１１ｃからの
スタッドボルト１３の突出長が調整されて圧縮ばね１４
で確保され、したがって回転方向に応じてランバプレー
ト１２の前後位置が調整される。このような調整は、場
合によつてはラッゲージルームからでも行うことがで
き、同様に小物の出し入れもシートバック１ａの前倒状
態で又はラッゲージルームから行う。
【００１２】図４は別の実施例を示すもので、調整ハン
ドルがランバプレートの両側に２個設けられているのに
代えて、例えばボックス１１の両側にガイドスリーブ２
０を突設し、ランバプレート１２の両側にこれらのガイ
ドスリーブにガイドされるスライダロッド２１を突設す
ると共に、ランバプレート１２の中央位置にスタッドボ
ルト１３を突設して、調整ハンドル１６を１個にする。
さらに、別の実施例として、蓋はシートバックカーペッ
トを用いることなく、合成樹脂板等で形成することも考
えられる。
ドルがランバプレートの両側に２個設けられているのに
代えて、例えばボックス１１の両側にガイドスリーブ２
０を突設し、ランバプレート１２の両側にこれらのガイ
ドスリーブにガイドされるスライダロッド２１を突設す
ると共に、ランバプレート１２の中央位置にスタッドボ
ルト１３を突設して、調整ハンドル１６を１個にする。
さらに、別の実施例として、蓋はシートバックカーペッ
トを用いることなく、合成樹脂板等で形成することも考
えられる。
【００１３】
【発明の効果】以上、本発明によれば、シートバック背
面で調整可能な簡単な構造のランバサポートが実現可能
となる。シートバックに調整ハンドルを収納するボック
スを内蔵させることにより、小物入れとして利用でき、
また調整ハンドルを外部に突出させないで済む。側方の
操作スペースが制限される自動車のリヤシートに用いる
と特に有効である。
面で調整可能な簡単な構造のランバサポートが実現可能
となる。シートバックに調整ハンドルを収納するボック
スを内蔵させることにより、小物入れとして利用でき、
また調整ハンドルを外部に突出させないで済む。側方の
操作スペースが制限される自動車のリヤシートに用いる
と特に有効である。
【図１】本発明の一実施例によるランバサポートを組込
まれた自動車のリヤシートバックの断面図である。
まれた自動車のリヤシートバックの断面図である。
【図２】同ランバサポートの分解斜視図である。
【図３】同ランバサポートの蓋を装着されたシートバッ
クの前倒状態の斜視図である。
クの前倒状態の斜視図である。
【図４】別の実施例によるランバサポートの斜視図であ
る。
る。
１ａ シートバック ２ シートフレーム ３ シートパッド ５ パネル １１ ボックス １１ｂ 開口部 １１ｃ 背面 １２ ランバプレート １３ スタッドボルト １４ 圧縮ばね １６ 調整ハンドル １７ 蓋
Claims (2)
- 【請求項１】 シートフレームにシートパッドを装着し
て、表皮材でカバーされたシートに設けられて、着座者
の腰椎部分をシートパッドを介して背後から支持する自
動車シートのランバサポートにおいて、シートフレーム
に小物入れとして手前側に開口部を有するボックスを固
定し、このボックスの背面の奥へシートパッドに当接す
るランバプレートを配置し、このランバプレートに手前
側に向けてスタッドボルトを突設すると共に前記背面を
貫通させ、前記スタッドボルトに前記ランバプレート及
び前記背面を離反付勢する圧縮ばねを装着し、前記背面
から突出した前記スタッドボルト部分に前記ボックス内
での回転操作により前記ランバプレートの前後方向の位
置を調整するためのねじ溝付調整ハンドルを螺合させた
ことを特徴とする自動車シートのランバサポート。 - 【請求項２】 前倒式リヤシートの背面に取付けられた
シートバックカーペットにおけるボックスの開口部に対
応する部分を切欠くと共に、この切欠部分をカバーする
ように前記シートバックカーペットと同一材料で形成さ
れた蓋の上端部を前記切欠部分の上側周面に取付け、下
側周面には前記蓋の下端部を着脱自在に保持する面ファ
スナを取付けたことを特徴とする請求項１の自動車シー
トのランバサポート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17755494A JPH0819453A (ja) | 1994-07-06 | 1994-07-06 | 自動車シートのランバサポート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17755494A JPH0819453A (ja) | 1994-07-06 | 1994-07-06 | 自動車シートのランバサポート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0819453A true JPH0819453A (ja) | 1996-01-23 |
Family
ID=16032992
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17755494A Pending JPH0819453A (ja) | 1994-07-06 | 1994-07-06 | 自動車シートのランバサポート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0819453A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2743766A1 (fr) * | 1996-01-22 | 1997-07-25 | Faure Bertrand Equipements Sa | Dispositif de reglage de formes pour un siege de vehicule automobile |
-
1994
- 1994-07-06 JP JP17755494A patent/JPH0819453A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2743766A1 (fr) * | 1996-01-22 | 1997-07-25 | Faure Bertrand Equipements Sa | Dispositif de reglage de formes pour un siege de vehicule automobile |
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