JPH0819367B2 - カラーチップの製造法 - Google Patents
カラーチップの製造法Info
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- JPH0819367B2 JPH0819367B2 JP62303775A JP30377587A JPH0819367B2 JP H0819367 B2 JPH0819367 B2 JP H0819367B2 JP 62303775 A JP62303775 A JP 62303775A JP 30377587 A JP30377587 A JP 30377587A JP H0819367 B2 JPH0819367 B2 JP H0819367B2
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- atom
- pigment
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Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は,カラーチップの製造方法に関する。さらに
詳しくは本発明は鮮明性,着色力,光沢の優れた印刷イ
ンキ,塗料等を与えるカラーチップの製造方法に関す
る。
詳しくは本発明は鮮明性,着色力,光沢の優れた印刷イ
ンキ,塗料等を与えるカラーチップの製造方法に関す
る。
(従来の技術) 従来,顔料を熱可塑性樹脂,可塑剤,溶剤と混合した
後,二本のロール上で加熱,練肉する工程(以下チップ
化)を経て得られるカラーチップは顔料の分散(状態)
が,極めて優れており,光沢,着色力が大きく,色相が
鮮明となる事が知られている。またワニス,溶剤等に溶
解するだけで簡単にインキ,顔料化が出来る等の数々の
利点がある。
後,二本のロール上で加熱,練肉する工程(以下チップ
化)を経て得られるカラーチップは顔料の分散(状態)
が,極めて優れており,光沢,着色力が大きく,色相が
鮮明となる事が知られている。またワニス,溶剤等に溶
解するだけで簡単にインキ,顔料化が出来る等の数々の
利点がある。
しかしながら,高粘度の顔料分散体を練肉するため,
特に強く凝集した顔料ではチカと呼ばれる分散不良部分
が生じやすく,溶剤の追加,可塑剤の追加により分散性
の改善をはかっているが,有効な手段とはいえない。さ
らに,ニトロセルロースを樹脂とした場合,練肉中に着
火の恐れがあるため,高温,高粘度での練肉は危険であ
り,効率の良い分散が望まれている。
特に強く凝集した顔料ではチカと呼ばれる分散不良部分
が生じやすく,溶剤の追加,可塑剤の追加により分散性
の改善をはかっているが,有効な手段とはいえない。さ
らに,ニトロセルロースを樹脂とした場合,練肉中に着
火の恐れがあるため,高温,高粘度での練肉は危険であ
り,効率の良い分散が望まれている。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明はアミン系カチオン活性剤と顔料誘導体との組
み合わせが効率よく顔料を分散させることを見出して,
これらの問題点を軽減または解消するカラーチップの製
造法を提供するものである。
み合わせが効率よく顔料を分散させることを見出して,
これらの問題点を軽減または解消するカラーチップの製
造法を提供するものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、顔料100重量部に対し下記一般式(I)で
表される顔料誘導体0.1〜35重量部を含有させてなる顔
料組成物5〜50重量%、アミン系カチオン活性剤0.5〜1
0重量%、セルロース誘導体30〜80重量%、可塑剤3〜3
0重量%および溶剤3〜30重量%をロールミルで練肉す
ることを特徴とするカラーチップの製造法である。
表される顔料誘導体0.1〜35重量部を含有させてなる顔
料組成物5〜50重量%、アミン系カチオン活性剤0.5〜1
0重量%、セルロース誘導体30〜80重量%、可塑剤3〜3
0重量%および溶剤3〜30重量%をロールミルで練肉す
ることを特徴とするカラーチップの製造法である。
本発明を詳細に説明すると,本発明において使用する
アミン系カチオン活性剤は一般に良く知られているもの
であり,例えばアルキルアミン,ジメチルアルキルアミ
ン,アルキルトリメチルアンモニウムクロライド,アル
キルトリエチルアンモニウムクロライド,ジアルキルジ
メチルアンモニウムクロライド,アルキルプロピレンジ
アミン,アルキルアミンアセテート,トリエチルテトラ
アミン等が挙げられる。
アミン系カチオン活性剤は一般に良く知られているもの
であり,例えばアルキルアミン,ジメチルアルキルアミ
ン,アルキルトリメチルアンモニウムクロライド,アル
キルトリエチルアンモニウムクロライド,ジアルキルジ
メチルアンモニウムクロライド,アルキルプロピレンジ
アミン,アルキルアミンアセテート,トリエチルテトラ
アミン等が挙げられる。
さらに,該活性剤の種類を挙げると,下記で表わされ
る構造をとる単独または混合物の活性剤である。好まし
くは第4級アンモニウム塩である。
る構造をとる単独または混合物の活性剤である。好まし
くは第4級アンモニウム塩である。
R1NH2, または R1−NH(CH2)nNH2−R2COOH (R1は不飽和を含む長鎖アルキル基でありC6〜C22の間
である。R2〜4はHまたは不飽和を含むアルキル基であ
る。
である。R2〜4はHまたは不飽和を含むアルキル基であ
る。
Xは陰イオン主にハロゲン nは1〜22までの整数) 顔料誘導体としては一般式〔I〕で示されるものであ
る。
る。
〔式中,Pは有機色素残基,X1,X2は互いに異なり,水素
原子,ハロゲン原子(X1,X2が,水素原子,ハロゲン原
子の場合,ハロゲン原子数であるjは2以上)または以
下に示す置換基,i,jはそれぞれ独立に1〜4の整数を示
す。
原子,ハロゲン原子(X1,X2が,水素原子,ハロゲン原
子の場合,ハロゲン原子数であるjは2以上)または以
下に示す置換基,i,jはそれぞれ独立に1〜4の整数を示
す。
−COOH/l, −SO3M/1 または, (式中,Yは水素原子,ハロゲン原子,−NO2,−NH2また
は−SO3H,Mは水素原子,カルシウム原子,バリウム原
子,ストロンチウム原子またはアルミニウム原子,Aは−
SO2−,−(CH2)n−または−CH2NHCOCH2−,R1,R2は
それぞれ独立に水素原子,炭素数1〜4のアルキル基ま
たはR1とR2とでヘテロ環を形成したもの,R3,R4,R5,
R6は水素原子(R3,R4,R5,R6の全てが水素原子である
場合を除く)または炭素数1〜30のアルキル基,kは1〜
4の整数,lはMの価数,m,nは1〜8の整数を示す。)〕 Pで表わされる有機色素残基としては例えばフタロシ
アニン系,アゾ系,アントラキノン系,キナクリドン
系,ジオキサジン系,アントラピリジン系,アンサンス
ロン系,インダンスロン系,フラバンスロン系,ペリレ
ン系およびチオインジゴ系などがある。
は−SO3H,Mは水素原子,カルシウム原子,バリウム原
子,ストロンチウム原子またはアルミニウム原子,Aは−
SO2−,−(CH2)n−または−CH2NHCOCH2−,R1,R2は
それぞれ独立に水素原子,炭素数1〜4のアルキル基ま
たはR1とR2とでヘテロ環を形成したもの,R3,R4,R5,
R6は水素原子(R3,R4,R5,R6の全てが水素原子である
場合を除く)または炭素数1〜30のアルキル基,kは1〜
4の整数,lはMの価数,m,nは1〜8の整数を示す。)〕 Pで表わされる有機色素残基としては例えばフタロシ
アニン系,アゾ系,アントラキノン系,キナクリドン
系,ジオキサジン系,アントラピリジン系,アンサンス
ロン系,インダンスロン系,フラバンスロン系,ペリレ
ン系およびチオインジゴ系などがある。
本発明において,一般式〔I〕の化合物に対する配合
は顔料100重量部に対して0.1〜35重量部が好ましい。
は顔料100重量部に対して0.1〜35重量部が好ましい。
本発明の一般式〔I〕の化合物は用いる顔料と類似の
色相(有機色素残基の類似構造)の化合物を用いた方が
色相の変化等が少ないので有利である。
色相(有機色素残基の類似構造)の化合物を用いた方が
色相の変化等が少ないので有利である。
またチップ化工程に用いられる溶剤および可塑剤は一
般的なものであり,溶剤としては脂肪族炭化水素,エス
テル,ケトン,アルコール等から選ばれる1種または2
種以上の溶剤であり例えばイソプロピルアルコール,酢
酸エチル等がある。可塑剤として有効なものはフタレー
ト(フタル酸エステル),例えばフタル酸ジオクチル
(DOP),フタル酸ジメチル,フタル酸ジエチル,フタ
ル酸ジブチル(DBP),フタル酸ジシクロヘキシル,デ
シルアルコール及びトリデシルアルコールからの高分子
エステル;混合エステル−可塑剤,例えばフタル酸ブチ
ルオクチル,フタル酸ブチルデシル,フタル酸ブチル−
ベンジル,フタル酸ジアミル,フタル酸ジエチルヘキシ
ル, フタル酸ジメチルグリコール,フタル酸ジカプリル等;
燐酸エステル類,例えば燐酸トリクレシ,燐酸トリフェ
ニル類,燐酸ジフェニルクレジル,燐酸ジフェニル−2
−エチルヘキシル,燐酸トリ(2−エチルヘキシル),
燐酸トリス(ブトキシエチル);非環式(脂肪族)ジカ
ルボン酸エステル,例えばアジピン酸及びセバシン酸の
エステル(アジピン酸ジオクチル,アジピン酸ジアクリ
ル,アジピン酸ジカプリル,セバシン酸ジブチル,セバ
シン酸2−エチルヘキシル,セバシン酸ジオクチル,セ
バシン酸ジヘキシル,セバシン酸ブチルベンジル等);
脂肪酸エステル,例えばオレイン酸ブチル又はステアリ
ン酸ブチル,アセチル化リシノール脂肪酸のメチル−及
びブチルエステル,脂肪酸グリコールエステル,トリエ
チレングリコール−ジ−(2−エチルブチレート),エ
ポキシステアリン酸のエステル,クエン酸エステル(例
えばクエン酸アセチルトリブチル,クエン酸アセチルト
リエチレン);高分子量可塑剤,例えば1部は単官能性
の酸又はアルコールで変性されたジカルボン酸(アジピ
ン酸,セバシン酸,フタル酸)とグリコール(プロピレ
ングリコール,2−エチル−1,3−ヘキサンジオールな
ど)とからのポリエステル(分子量約850〜8000);エ
ポキシ化された油,ブタジエンアクリルニトリル−コポ
リマーも高分子量可塑剤,等が例示できる。
般的なものであり,溶剤としては脂肪族炭化水素,エス
テル,ケトン,アルコール等から選ばれる1種または2
種以上の溶剤であり例えばイソプロピルアルコール,酢
酸エチル等がある。可塑剤として有効なものはフタレー
ト(フタル酸エステル),例えばフタル酸ジオクチル
(DOP),フタル酸ジメチル,フタル酸ジエチル,フタ
ル酸ジブチル(DBP),フタル酸ジシクロヘキシル,デ
シルアルコール及びトリデシルアルコールからの高分子
エステル;混合エステル−可塑剤,例えばフタル酸ブチ
ルオクチル,フタル酸ブチルデシル,フタル酸ブチル−
ベンジル,フタル酸ジアミル,フタル酸ジエチルヘキシ
ル, フタル酸ジメチルグリコール,フタル酸ジカプリル等;
燐酸エステル類,例えば燐酸トリクレシ,燐酸トリフェ
ニル類,燐酸ジフェニルクレジル,燐酸ジフェニル−2
−エチルヘキシル,燐酸トリ(2−エチルヘキシル),
燐酸トリス(ブトキシエチル);非環式(脂肪族)ジカ
ルボン酸エステル,例えばアジピン酸及びセバシン酸の
エステル(アジピン酸ジオクチル,アジピン酸ジアクリ
ル,アジピン酸ジカプリル,セバシン酸ジブチル,セバ
シン酸2−エチルヘキシル,セバシン酸ジオクチル,セ
バシン酸ジヘキシル,セバシン酸ブチルベンジル等);
脂肪酸エステル,例えばオレイン酸ブチル又はステアリ
ン酸ブチル,アセチル化リシノール脂肪酸のメチル−及
びブチルエステル,脂肪酸グリコールエステル,トリエ
チレングリコール−ジ−(2−エチルブチレート),エ
ポキシステアリン酸のエステル,クエン酸エステル(例
えばクエン酸アセチルトリブチル,クエン酸アセチルト
リエチレン);高分子量可塑剤,例えば1部は単官能性
の酸又はアルコールで変性されたジカルボン酸(アジピ
ン酸,セバシン酸,フタル酸)とグリコール(プロピレ
ングリコール,2−エチル−1,3−ヘキサンジオールな
ど)とからのポリエステル(分子量約850〜8000);エ
ポキシ化された油,ブタジエンアクリルニトリル−コポ
リマーも高分子量可塑剤,等が例示できる。
カラーチップに使用されるセルロース誘導体としては
ニトロセルロース(NC),セルロースアセチレートブチ
レート(CAB),エチルセルロース等から選ばれる樹脂
である。
ニトロセルロース(NC),セルロースアセチレートブチ
レート(CAB),エチルセルロース等から選ばれる樹脂
である。
顔料としてはフタロシアニン,アゾ,キナクリドンペ
リレン,ピリノン,イソインドリン,ジオキサジン,カ
ーボンブラック,酸化チタン,酸化亜鉛,酸化鉄等が挙
げられる。
リレン,ピリノン,イソインドリン,ジオキサジン,カ
ーボンブラック,酸化チタン,酸化亜鉛,酸化鉄等が挙
げられる。
樹脂,顔料(含む顔料誘導体),軟化剤等の配合比は 顔料 5〜50 活性剤 0.5〜10 セルロース誘導体 30〜80 可塑剤 5〜30 溶剤 3〜30重量% が一般的であり,これを均一になるまでプレミキシング
した後,通常は2本ロールで加熱練肉し,顔料分散及び
溶剤の蒸発のために圧延して膜にし,粗砕してカラーチ
ップとする。活性剤の添加方法は顔料に表面処理してお
くのが使用量を低減できるため望ましい。
した後,通常は2本ロールで加熱練肉し,顔料分散及び
溶剤の蒸発のために圧延して膜にし,粗砕してカラーチ
ップとする。活性剤の添加方法は顔料に表面処理してお
くのが使用量を低減できるため望ましい。
以下具体例によって本発明を具体的に説明する。
(実施例) 以下,実施例により本発明(考案)を説明する。例
中,部とは重量部を,%とは重量%をそれぞれ表わす。
中,部とは重量部を,%とは重量%をそれぞれ表わす。
実施例1 フタロシアニンブルー顔料スラリーをPH7に調整し,
約50℃に加熱した後,スラリー中の顔料分に対し,5%の
ヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロライドを添加
し,約30分攪拌した後,濾過,乾燥,粉砕する。このよ
うにして得られたフタロシアニン顔料140部にニトロセ
ルロース(NCH1/4)380部およびモノ(N,N−ジエチル−
1,3プロパンジアミノアセトアミノメチル)銅フタロシ
アニン10部を混合し,さらに可塑剤としてDBP65部,溶
剤としてエタノール10部,酢酸エチル10部を加え均一に
なるまで混合した後,60℃まで加熱した2本ロール中で
練肉する。二本ロールのロール間隔は1mmとして混合物
がシート状になった時点から5分間練肉し,それを粗砕
してカラーチップを得た。
約50℃に加熱した後,スラリー中の顔料分に対し,5%の
ヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロライドを添加
し,約30分攪拌した後,濾過,乾燥,粉砕する。このよ
うにして得られたフタロシアニン顔料140部にニトロセ
ルロース(NCH1/4)380部およびモノ(N,N−ジエチル−
1,3プロパンジアミノアセトアミノメチル)銅フタロシ
アニン10部を混合し,さらに可塑剤としてDBP65部,溶
剤としてエタノール10部,酢酸エチル10部を加え均一に
なるまで混合した後,60℃まで加熱した2本ロール中で
練肉する。二本ロールのロール間隔は1mmとして混合物
がシート状になった時点から5分間練肉し,それを粗砕
してカラーチップを得た。
比較例1 実施例1のヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロ
ライドを添加せず,その他は同様に行いカラーチップを
得た。
ライドを添加せず,その他は同様に行いカラーチップを
得た。
実施例1の活性剤の代りに表1で示される様に変更し
た以外,実施例1と同様な操作を行いカラーチップを得
た。
た以外,実施例1と同様な操作を行いカラーチップを得
た。
評価方法はカラーチップを溶解液に溶解させ顔料分10
%のNCグラビアインキとして評価を行った。光沢はスガ
試験機デジタル変角光沢計UGU−5Dにて測定した。着色
力はカラーマシンにより測定した。
%のNCグラビアインキとして評価を行った。光沢はスガ
試験機デジタル変角光沢計UGU−5Dにて測定した。着色
力はカラーマシンにより測定した。
実施例4 実施例1中で得られるヘキサデシルトリエチルアンモ
ニウムクロライドを含んだフタロシアニン顔料135部に
フタロシアニンモノスルホン酸ヘキサデシルトリメチル
アンモニウム塩15部を加え実施例1と同様な処方でカラ
ーチップを得た。
ニウムクロライドを含んだフタロシアニン顔料135部に
フタロシアニンモノスルホン酸ヘキサデシルトリメチル
アンモニウム塩15部を加え実施例1と同様な処方でカラ
ーチップを得た。
比較のため,ヘキサデシルトリメチルアンモニウムク
ロライド未添加のものも実施例1と同様な処方でカラー
チップを得た。
ロライド未添加のものも実施例1と同様な処方でカラー
チップを得た。
得られたカラーチップをアクリル系樹脂型ワニスに溶
解したラッカー塗料は未添加品に比較し粗粒子が見あた
らず,透明性,鮮明性にも優れ高着色であった。
解したラッカー塗料は未添加品に比較し粗粒子が見あた
らず,透明性,鮮明性にも優れ高着色であった。
実施例5 実施例4のフタロシアニンモノスルホン酸の代りにモ
ノ(N,N−ジエチル−1,3−プロパンジアミノアセトアミ
ノメチル)銅フタロシアニン15部を加え同様の操作を行
ったところ未添加品に比較し良好であった。
ノ(N,N−ジエチル−1,3−プロパンジアミノアセトアミ
ノメチル)銅フタロシアニン15部を加え同様の操作を行
ったところ未添加品に比較し良好であった。
実施例6 顔料品位フタロシアニングリーン〔CuPc−(Cl)16〕12
0部に高塩素化銅フタロシアニンモノスルホン酸ヘキサ
デシルトリメチルアンモニウム塩30部を加え300部のセ
ルロースアセチレートブチレート(CAB−381−0.5)と
混合した後,ジドデシルメチルアンモニウムクロライド
8部,DBP50部,メチルエチルケトン17部,酢酸エチル18
部,水45部を混合し均一にした後,100℃まで加熱した2
本ロールで5分間練肉してカラーチップを得た。
0部に高塩素化銅フタロシアニンモノスルホン酸ヘキサ
デシルトリメチルアンモニウム塩30部を加え300部のセ
ルロースアセチレートブチレート(CAB−381−0.5)と
混合した後,ジドデシルメチルアンモニウムクロライド
8部,DBP50部,メチルエチルケトン17部,酢酸エチル18
部,水45部を混合し均一にした後,100℃まで加熱した2
本ロールで5分間練肉してカラーチップを得た。
比較例2 ジドデシルジメチルアンモニウムクロライドを加えず
他は実施例6と同様としカラーチップを得た。
他は実施例6と同様としカラーチップを得た。
比較例3 顔料品位フタロシアニングリーン〔CuPc−(Cl)16〕15
0部に高塩素化銅フタロシアニンモノスルホン酸ヘキサ
デシルトリメチルアンモニウム塩及びジドデシルメチル
アンモニウムクロライドを加えず他は実施例6と同様に
してカラーチップを得た。
0部に高塩素化銅フタロシアニンモノスルホン酸ヘキサ
デシルトリメチルアンモニウム塩及びジドデシルメチル
アンモニウムクロライドを加えず他は実施例6と同様に
してカラーチップを得た。
比較例4 顔料品位フタロシアニングリーン〔CuPc−(Cl)16〕15
0部に高塩素化銅フタロシアニンモノスルホン酸ヘキサ
デシルトリメチルアンモニウム塩を加えず他は実施例6
と同様にしてカラーチップを得た。
0部に高塩素化銅フタロシアニンモノスルホン酸ヘキサ
デシルトリメチルアンモニウム塩を加えず他は実施例6
と同様にしてカラーチップを得た。
実施例7,8 実施例6の活性剤の代りに表1で示される様変更した
以外,実施例6と同様にしてカラーチップを得た。
以外,実施例6と同様にしてカラーチップを得た。
評価方法 カラーチップをアクリル系樹脂型ワニスに溶解し,顔
料分6%のラッカー塗料として評価を行った。
料分6%のラッカー塗料として評価を行った。
光沢は,スガ試験機デジタル変角光沢計UGU−5D着色
はカラーマシンにより測定した粘度はグラインドゲージ
により測定し粗大粒子の有無は目視で判定した。
はカラーマシンにより測定した粘度はグラインドゲージ
により測定し粗大粒子の有無は目視で判定した。
実施例9〜18 無機及び有機顔料スラリーをPH5.5〜7に調整し約50
℃に加熱した後,スラリー中の顔料分に対し8%の活性
剤を添加し,約1時間攪拌した後濾過,乾燥,粉砕す
る。このようにして得られた顔料150部に有機顔料誘導
体を10部加え,350部のニトロスセルロースと混合した
後,DBP50部,水35部を加えプレミックスし,一晩放置し
た後,90℃まで加熱した2本ロールで8分間練肉する。
練肉して得られた膜状物を粗砕しカラーチップを得た。
℃に加熱した後,スラリー中の顔料分に対し8%の活性
剤を添加し,約1時間攪拌した後濾過,乾燥,粉砕す
る。このようにして得られた顔料150部に有機顔料誘導
体を10部加え,350部のニトロスセルロースと混合した
後,DBP50部,水35部を加えプレミックスし,一晩放置し
た後,90℃まで加熱した2本ロールで8分間練肉する。
練肉して得られた膜状物を粗砕しカラーチップを得た。
比較例5,9,10,15,16 実施例9〜18の活性剤を添加せず他は同様にしてカラ
ーチップを得た。
ーチップを得た。
比較例6,7,8,11,12,13,14 実施例9〜18中の活性剤(カチオン)の代りにアニオ
ン及びノニオン活性剤を用いた他は同様に行った。
ン及びノニオン活性剤を用いた他は同様に行った。
評価方法 実施例9〜18比較例5〜16で得たカラーチップ15部を
アクリル系樹脂型ワニス60部に溶解しラッカー塗料とし
て評価した。
アクリル系樹脂型ワニス60部に溶解しラッカー塗料とし
て評価した。
光沢はスガ試験機デジタル変角光沢計UGU−5Dで測定
し,分散状態は目視により判断した。
し,分散状態は目視により判断した。
顔料誘導体 a.CuPc−SO3N(CH3)2(C12H25)2 b.CuPc−SO2NH(CH2)3N(C2H5)2 活性剤 A:C12H25NH2COOH B:C12H25(CH3)3Cl C:(C12H25)2(CH3)2Cl D:C12H25OSO3NH4 E:C12H25COO(CH2CH2O)2H
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−167762(JP,A) 特開 昭58−225160(JP,A) 特開 昭58−225159(JP,A) 特開 昭58−145762(JP,A) 特開 昭56−166266(JP,A) 特開 昭58−174473(JP,A) 特開 昭56−161827(JP,A) 特開 昭56−167761(JP,A)
Claims (2)
- 【請求項1】顔料100重量部に対し下記一般式(I)で
表される顔料誘導体0.1〜35重量部を含有させてなる顔
料組成物5〜50重量%、アミン系カチオン活性剤0.5〜1
0重量%、セルロース誘導体30〜80重量%、可塑剤3〜3
0重量%および溶剤3〜30重量%からなる組成物をロー
ルミルで練肉することを特徴とするカラーチップの製造
法。 〔式中、Pは有機色素残基、X1、X2は互いに異なり、水
素原子、ハロゲン原子(X1、X2が、水素原子、ハロゲン
原子の場合、ハロゲン原子数であるjは2以上)または
以下に示す置換基、i、jはそれぞれ独立に1〜4の整
数を示す。 −COOH、 −SO3M、 または、 (式中、Yは水素原子、ハロゲン原子、−NO2、−NH3ま
たは−SO3H、Mは水素原子、カルシウム原子、バリウム
原子、ストロンチウム原子またはアルミニウム原子、A
は−SO2−、−(CH2)n−または−CH2NHCOCH2−、R1、
R2はそれぞれ独立に水素原子、炭素数1〜4のアルキル
基またはR1とR2とでヘテロ環を形成したもの、R3、R4、
R5、R6は水素原子(R3、R4、R5、R6の全てが水素原子で
ある場合を除く)または炭素数1〜30のアルキル基、k
は1〜4の整数、lはMの価数、m、nは2〜8の整数
を示す。)〕 - 【請求項2】顔料がフタロシアニン、アゾ、キナクリド
ン、ペリレン、イソインドリン、ジオキサジン、カーボ
ンブラック、酸化チタンおよび酸化鉄から選ばれる少な
くとも1種である特許請求の範囲第1項記載のカラーチ
ップの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62303775A JPH0819367B2 (ja) | 1987-12-01 | 1987-12-01 | カラーチップの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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