JPH08193313A - 消雪用ポンプ装置 - Google Patents
消雪用ポンプ装置Info
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- JPH08193313A JPH08193313A JP432095A JP432095A JPH08193313A JP H08193313 A JPH08193313 A JP H08193313A JP 432095 A JP432095 A JP 432095A JP 432095 A JP432095 A JP 432095A JP H08193313 A JPH08193313 A JP H08193313A
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Abstract
ず、しかも路面上を面状に流れるようにし、消雪効果と
節水とを両立することができる消雪用ポンプ装置を提供
すること。 【構成】 水源から吸引した水を加圧して散水用配管に
供給する可変速ポンプ33と、この可変速ポンプの吐出圧
力を検出する圧力検出部40と、可変速ポンプに供給する
電力を可変するインバ−タ43と、圧力検出部40で検出さ
れた可変速ポンプの吐出圧力が目標圧力となるようにイ
ンバ−タを制御する目標圧力制御手段と、降雪強度を検
出する降雪検出器51と、インバ−タ43から可変速ポンプ
33に供給する電力をオン・オフし、そのオン時間とオフ
時間との時間比を降雪強度検出手段で検出された降雪強
度に応じて変化させるタイマ56とから構成される。
Description
等により消雪するための消雪用ポンプ装置に関する。
の配管に送り込み配管に送り込み配管に設けたノズルか
ら地上に地下水を噴出するように構成した消雪装置が広
く知られている。
167011号公報(以下、従来技術1と称する)のよ
うな装置が知られている。この装置について図11を参
照して説明する。ポンプ1は地下水源7の水を汲み上
げ、散水装置2へ送水する。そして、降雪強度感知器6
により少ない降雪が検出されると、自動開閉バルブ5を
開かれ、送水の一部を還流パイプ4より地下水源7へ戻
す制御が行われる。このため、散水装置2への送水は少
ない流量となる。
が検出されると、自動開閉バルブ5が閉じられ、還流パ
イプ4から地下水源7への戻りは無くなり、散水装置2
への送水は大きい流量となる。このような装置には、還
流パイプを2本ないし数本の多連式にし散水装置2への
送水を多段階に調節するものも含まれる。
63−45817号公報(以下、従来技術2と称する)
に開示された道路散水設備の水量制御装置について説明
する。この従来例2においては、送水ポンプ4を駆動す
るモータ6の回転速度を変化させる速度制御回路26を
設け、この速度制御回路26により図13に示すように
ポンプ起動後所定時間は散水量を大きい値で運転し、所
定時間経過後は散水量を小さい値で運転するようにして
いる。
量で運転するため、散水開始までの間に既に積もってい
る雪を消雪することができ、その後は小流量で運転する
ため、装置として節水を計ることができる。
4−47081号公報(以下、従来技術3と称する)に
開示された融雪装置について説明する。この融雪装置
は、インバータ13を用いて、地上部に設けられた圧力
検出器5での圧力を降雪強度の検知手段9の出力信号に
比例させるように制御している。
1と同様、散水量を降雪強度に比例させることができ
る。また、送水圧力の制御をインバータ13で行うた
め、従来技術1のような多数の還流パイプを設けなくて
も同様の効果を得ることができる。
3のいずれに於いても、次のような問題点が有る。すな
わち、降雪強度が小さいときは、降雪強度に見合った送
水圧力で送水すると、散水量が少ないため、散水が路面
状を面状に流れず、流れにみず道(水道)ができて、糸
状に流れ、その部分の雪しか融けず、消雪効果が不完全
となってしまう。
路面上を面状に流れるだけの送水量としなければなら
ず、消雪に必要な十分な量を越える散水を行うことにな
り、節水効果が不完全となってしまう。
後、道路の側溝へ流れ落ちるときの水温は、2度C前後
が望ましく、それより高いと水の無駄であり、それより
低いと凍結の恐がある。上述のように、降雪が少ないに
もかかわらず、面状に流れるだけの散水を行うと、側溝
に流れ落ちるときの水温は2度Cよりはるかに高い温度
となり、節水が不完全となってしまう。
図15の曲線18に示すように、送水圧力は散水量のほ
ぼ2乗に比例する。このため、特に降雪強度が小さい領
域では、送水圧力が少し変化するだけで散水量が大きく
変化してしまう。このため、十分な節水効果を得るため
には降雪強度の検出手段9として高精度のものを使用す
る必要があり、降雪強度の検出手段が高額となりがちで
あった。
の検出手段9は、風が弱いときには正確な降雪強度を出
力するが、風が強いと雪が飛ばされてしまい、センサー
部8が雪をキャッチしにくくなり、実際より小さい降雪
強度信号を出力してしまい、散水量が少なく制御され、
消雪が不完全となってしまう。このようなときでも十分
な消雪効果が得られるように送水圧力を設定すると、風
が弱いときには散水が過剰となり、節水が不完全となっ
てしまう。
で、その目的は降雪が少ないときでも、無駄な散水を行
わず、しかも路面上を面状に流れるようにし、消雪効果
と節水とを両立することができる消雪用ポンプ装置を提
供することにある。
ンプ装置は、水源から吸引した水を加圧して散水用配管
に供給する可変速ポンプと、この可変速ポンプの吐出圧
力を検出する圧力検出手段と、上記可変速ポンプに供給
する電力を可変する電力可変手段と、上記圧力検出手段
で検出された可変速ポンプの吐出圧力が目標圧力となる
ように上記電力可変手段を制御する目標圧力制御手段
と、降雪強度を検出する降雪強度検出手段と、上記電力
可変手段から上記可変速ポンプに供給する電力をオン・
オフし、そのオン時間とオフ時間との時間比を上記降雪
強度検出手段で検出された降雪強度に応じて変化させる
時間比設定手段とを具備したことを特徴とする。
から吸引した水を加圧して散水用配管に供給する可変速
ポンプと、この可変速ポンプの吐出圧力を検出する圧力
検出手段と、上記可変速ポンプに供給する電力を可変す
る電力可変手段と、上記圧力検出手段で検出された可変
速ポンプの吐出圧力が目標圧力となるように上記電力可
変手段を制御する目標圧力制御手段と、降雪強度を検出
する降雪強度検出手段と、上記電力可変手段から上記可
変速ポンプに供給する電力をオン・オフし、上記降雪強
度検出手段で検出された降雪強度に応じてオン時間とオ
フ時間との比を増加させるように変化させる時間比設定
手段とを具備したことを特徴とする。
雪強度検出手段で検出された降雪強度が増加傾向にある
ときはそのまま上記時間比設定手段に出力し、上記降雪
強度検出手段で検出された降雪強度が減少傾向にあると
きは入力信号より遅く速度で減少させる調整手段を設け
たことを特徴とする。
源から吸引した水を加圧して散水用配管に供給する可変
速ポンプと、この可変速ポンプの吐出圧力を検出する圧
力検出手段と、上記可変速ポンプに供給する電力を可変
する電力可変手段と、上記圧力検出手段で検出された可
変速ポンプの吐出圧力が第1の目標圧力となるように上
記電力可変手段を制御する第1の目標圧力制御手段と、
上記圧力検出手段で検出された可変速ポンプの吐出圧力
が第1の目標圧力より小さい第2の目標圧力となるよう
に上記電力可変手段を制御する第2の目標圧力制御手段
と、降雪強度を検出する降雪強度検出手段と、上記降雪
強度検出手段で検出された降雪強度に応じて上記第1の
目標値あるいは第2の目標値を上記電力可変手段に出力
する時間比を増加させるように変化させる時間比設定手
段とを具備したことを特徴とする。
に電力可変手段を制御し、降雪強度を検出する降雪強度
検出手段で検出された降雪強度に応じて可変速ポンプに
供給する電力をオン・オフし、そのオン時間とオフ時間
との時間比を変化させるようにしている。
時間とオフ時間との時間比を大きくし、降雪強度が小さ
い場合には、オン時間とオフ時間との時間比を小さくす
るようにしている。
を短くすることにより、無駄な散水を防ぐようにしてい
る。しかも、可変速ポンプの吐出圧力を目標圧力となる
ように制御するようにしているので、オン時間を短くし
て散水量を少なくした場合でも、水が路面を面状に流れ
るようにし、消雪効果を上げることができる。
わる消雪用ポンプ装置について説明する。図1は本消雪
用ポンプ装置が採用された消雪装置の全体構成図であ
る。図1において、31は地下水を蓄えている井戸であ
る。この井戸31には、電動機32及びこの電動機32
により駆動される地下水を汲み上げるための可変速ポン
プ33が沈められている。
4、逆止弁35、仕切弁36を介して送水管37に接続
されている。さらに、送水管37の下流には、積雪を融
かすように複数の散水ノズル38が設けられた散水管3
9が設けられている。
の手前には、送水圧力を検出する圧力検出部40が設け
られている。また、41は交流電源である。この交流電
源41から出力される交流電源はスイッチ42を介して
可変電力手段であるインバ−タ43に供給される。この
インバ−タ43は後述する比例積分部59から出力され
る速度信号fに応じた可変電力Pを電動機32に出力す
る。
る。このセンサ部51は、降雪強度に応じた信号sを出
力し、この信号sは制御盤50に設けられた降雪検知器
の本体部52に内蔵される増幅部53で増幅されて降雪
強度信号wとなり、比較部54に出力される。
定部55で設定された降雪強度設定値と、前述した降雪
強度信号wとが比較され、降雪強度信号wが設定値より
大きくなったときに出力信号dを出力し、スイッチ42
を閉成する。このスイッチ42の閉成により、交流電源
41から出力される交流電力はインバータ43へ供給さ
れる。また、逆に降雪強度信号wが設定値より小さくな
ると、図示しないタイマによって、数分間待ち時間を経
過した後、出力信号dをOFFし、スイッチ42を開成
する。
置されるもので、内部にヒ−タを備え、消雪した雪融水
が対向電極をぬらし、降雪量に応じてぬれ面積が変化す
るようになっており、ぬれ面積の変化を電気抵抗とし、
その結果、電流値sの変化となる。従って、このセンサ
部51からの電流値sは増幅部53で増幅され降雪に比
例した降雪強度信号wを出力する。
力される。このタイマ56は、図2に示すように、所定
時間t毎にON/OFFを繰り返す。そして、タイマ5
6は降雪強度信号wの1乗に比例してtonの長さを増大
する。tONとtOFF の合計は常に一定値tのなのでton
が長くなった分だけtOFF は短くなる。降雪強度wが最
大付近のときにはtOFF は0となり、出力信号cは常時
ONとなる。
ータ43へ出力される。この信号cがONのときにはイ
ンバ−タ43は運転を行なって可変電力pを電動機32
に出力して、ポンプ33を起動する。一方、信号cがO
FFのときには、インバ−タ43は運転を停止するた
め、インバ−タ43から出力される可変電力pはゼロと
なる。
設定部である。この設定部57で設定された目標圧力m
は比較部58の+端子に入力され、圧力検出部40で検
出された送水管37の圧力信号hはその−端子に入力さ
れる。この比較部58は目標圧力mと圧力信号hとを比
較し、その偏差eを比例積分部59に出力する。
m−h)は比例および積分され、速度信号fとしてイン
バータ43へ出力する。ここで、圧力検出部40で検出
された圧力信号hが目標圧力mより小さいと、比例積分
部59から出力される速度信号fは増加し、インバ−タ
43から電動機32に出力される可変電力Pは増加する
ため、ポンプ33の回転速度が増加して、送水圧力が増
加するように制御される。
号hが目標圧力mより大きいと、比例積分部59から出
力される速度信号fは減少し、インバ−タ43から電動
機32に出力される可変電力Pは減少されるため、ポン
プ33の回転速度が減少して、送水圧力が減少するよう
に制御する。
目標圧力m一定となるように制御される。次に、上記の
ように構成された本発明の第1実施例の動作について説
明する。降雪検知器のセンサ51から出力される降雪強
度に応じた信号sは降雪検知器の本体部52に内蔵され
る増幅部53で増幅されて降雪強度信号wとなり、比較
部54に出力される。
部55で設定された降雪強度設定値と、前述した降雪強
度信号wとが比較され、降雪強度信号wが設定値より大
きくなったときに出力信号dを出力し、スイッチ42を
閉成する。このスイッチ42の閉成により、交流電源4
1から出力される交流電力はインバータ43に供給され
る。
圧力信号hは比較部58の−端子に入力される。この比
較部58は目標圧力mと圧力信号hとを比較し、その偏
差eを比例積分部59に出力する。この比例積分部59
において、偏差e(=m−h)は比例および積分され、
速度信号fとしてインバータ43へ出力する。圧力検出
部40で検出された圧力信号hが目標圧力mより小さい
と、比例積分部59から出力される速度信号fは増加
し、インバ−タ43から電動機32に出力される可変電
力Pは増加するため、ポンプ33の回転速度が増加し
て、送水圧力が増加するように制御される。
号hが目標圧力mより大きいと、比例積分部59から出
力される速度信号fは減少し、インバ−タ43から電動
機32に出力される可変電力Pは減少されるため、ポン
プ33の回転速度が減少して、送水圧力が減少するよう
に制御する。
目標圧力m一定となるように制御される。増幅部53か
ら出力される降雪強度信号wはタイマ56にも出力され
る。このタイマ56は、図2に示すように、所定時間t
毎にON/OFFを繰り返す。そして、降雪強度信号w
の1乗に比例してtonの長さを増大する。tONとtOFF
の合計は常に一定値tなのでtonが長くなった分だけt
OFF は短くなる。降雪強度wが最大付近のときにはtOF
F は0となり、出力信号cは常時ONとなる。
ータ43へ出力される。この信号cがONのときにはイ
ンバータ43が運転を開始し、信号cがOFFのときに
はインバ−タ43の運転が停止される。
43は可変周波電力pを電動機32へ出力してポンプ3
3を起動する。このポンプ33が起動されると、井戸3
1に溜められている地下水は汲み上げられ、送水管3
4、逆止弁35、仕切弁36を介して送水管37に送ら
れる。そして、送水管37を介して送られた地下水は、
散水管39に送られて、その散水ノズル38から散水さ
れる。
図5(a)は散水量が過小で散水にみず道(水道)がで
きた場合を示す。面状に流れず、糸状に流れるため、残
雪が残ってしまう。図5(b)は散水が面状に流れてい
る場合を示す。消雪効果は良いが、降雪が少ないときに
は過剰散水となり、散水の温度に消雪能力を残したま
ま、側溝へ流れ落ちることになり、節水が困難となる。
方法では、降雪強度が小さいときでも、図5(b)のよ
うに面状に散水するために必要以上の散水を必要とし
た。本願の方法では、降雪が少ないときは図5(b)の
ような面状の散水を短時間行うことを繰り返し、降雪が
多いときは図5(b)のような面状の散水を長時間行う
ことを繰り返す。散水を休止している時間は数十秒〜数
分であり、この時間は降雪強度が大きくなるほど短縮さ
れる。
めて少ない。この積雪は数十秒〜数分後には図5(b)
の面状の散水によって消雪される。そして降雪強度に見
合った時間だけ面状の散水が行われるので、積雪が消滅
した頃に散水がふたたび停止する。このような散水は、
単位時間当たりの散水量に換算すると、降雪強度と散水
量が比例関係となり、消雪に必要でかつ十分な散水を行
うことができる。
め、前述の従来の例のように、降雪強度が少し変化した
だけで、すなわち送水圧力を少し変化させただけで、散
水量が大幅に変化してしまう領域が生じない。このた
め、降雪検知器として特別な精度を必要とせず、一般的
な安価な降雪検知器を用いることができる。
のON/OFFによってポンプが送水と送水停止を繰り
返す。ここで、ある地域での最近の1シーズンの降雪デ
ータを図3及び図4に示す。
グラフである。図3(a)に示すように、雪が降り始め
てやむまでの時間は、10分以下が17%、30分以下
が54%というように短い時間が多い。同図に示すよう
に、降雪が1時間を越える長い降雪は21%しか無い。
このように一般的に降雪時間は短いため、図2の送水と
送水停止のサイクルtは数分以下に設定する。
り始まるまでの時間の長さを示す。同図に示すように、
雪が止んでから1時間以内にまた降り始める場合が52
%と多く、雪が止んでから2時間を越えて雪が降り始め
る場合は27%しか無い。
と延べ降雪時間と降雪回数を示す図である。一般の給水
用ポンプが年間1000回以上起動するのに比べ、1シ
−ズルの降雪回数すなわち運転回数や運転時間は小さ
く、前述の様な運転停止を行なっても寿命への影響は無
い。
て説明する。降雪のパターンは様々であるが、図4の
(a)〜(d)について説明する。図4(a)は雪が降
り始めて数分後にやむ場合、図4(b)は雪が降ったり
やんだりを繰り返す場合、図4(c)は雪が長時間降り
続ける場合、図4(d)は風が強いときであり、実際の
降雪強度と異なって、不安定に変動している。
〜図4(b)に示すように様々であるが、特に図4
(b)や(d)のように降雪強度の変化が激しいときに
は、ポンプ33の吐出圧の変化も激しくなりやすいた
め、散水管39を介する散水量の制御は困難であった。
ポンプ33を駆動する時間tonを制御するようにしたの
で、降雪強度の激しい変動が有っても、送水圧力は一定
で安定した運転を行う。また、送水時間tonを制御する
ので、降雪量に見合った散水を行うことができ、消雪効
果と節水が両立できる。
2実施例について説明する。前述した第1実施例ではタ
イマ56から出力されるON/OFF信号cがONのと
きには、ton時間だけ送水圧力を目標圧力mとして散水
を行ない、ON/OFF信号cがOFFのときは、tof
f 時間だけ送水圧力をゼロにして散水を停止するように
したが、この第2実施例ではON/OFF信号cがON
のときには、ton時間だけ送水圧力を目標圧力mとして
多量の散水を行ない、ON/OFF信号cがOFFのと
きは、toff 時間だけ送水圧力を目標圧力m′(<m)
として少量の散水を行なうようにしている。
装置が採用された消雪装置の全体構成図であるが、図1
の構成と同一部分には同一番号を付し、その詳細な構成
の説明については省略する。
力を設定する設定部が2つある。つまり、57は目標圧
力mを設定する設定部、57′は目標圧力m′を設定す
る設定部である。これら設定部57あるいは57′で設
定された目標圧力m,目標圧力m′はスイッチ61を介
して比較部58の+端子に入力される。
はインバ−タ43に出力されていたが、この第2実施例
ではタイマ56の出力はスイッチ61に切替信号として
出力される。このスイッチ61はON/OFF信号cが
ONのときは、設定部57側に切り替えられ、ON/O
FF信号cがOFFのときは、設定部57′側に切り替
えられる。
2実施例の動作について説明する。降雪検知器のセンサ
51から出力される降雪強度に応じた信号sは降雪検知
器の本体部52に内蔵される増幅部53で増幅されて降
雪強度信号wとなり、比較部54に出力される。
部55で設定された降雪強度設定値と、前述した降雪強
度信号wとが比較され、降雪強度信号wが設定値より大
きくなったときに出力信号dを出力し、スイッチ42を
閉成する。このスイッチ42の閉成により、交流電源4
1から出力される交流電力はインバータ43に供給され
る。
圧力信号hは比較部58の−端子に入力される。ところ
で、増幅部53から出力される降雪強度信号wはタイマ
56にも出力される。このタイマ56は、図7に示すよ
うに、所定時間t毎にON/OFFを繰り返す。そし
て、タイマ56は降雪強度信号wの1乗に比例してton
の長さを増大する。tONとtOFF の合計は常に一定値t
のなのでtonが長くなった分だけtOFF は短くなる。
定された目標圧力mが比較部58の+端子に出力され、
toff 時間の間は、設定部57′で設定された目標圧力
m′(<m)が比較部58の+端子に出力される。
m′)と圧力信号hとを比較し、その偏差eを比例積分
部59に出力する。この比例積分部59において、偏差
e(=m−hあるいはm′−h)は比例および積分さ
れ、速度信号fとしてインバータ43へ出力する。圧力
検出部40で検出された圧力信号hが目標圧力m(ある
いはm′)より小さいと、比例積分部59から出力され
る速度信号fは増加し、インバ−タ43から電動機32
に出力される可変電力Pは増加するため、ポンプ33の
回転速度が増加して、送水圧力が増加するように制御さ
れる。
号hが目標圧力m(あるいはm′)より大きいと、比例
積分部59から出力される速度信号fは減少し、インバ
−タ43から電動機32に出力される可変電力Pは減少
されるため、ポンプ33の回転速度が減少して、送水圧
力が減少するように制御する。
33の送水圧力はton時間では目標圧力m一定となるよ
うに、toff 時間では目標圧力m′一定となるように制
御される。つまり、ton時間ではポンプ33を高速運転
させ、toff 時間ではポンプ33を低速運転させるよう
にしている。
量が極小流量、たとえば数十リットル/毎分以下となる
ような圧力に設定される。こうすることにより、散水停
止時にもポンプを低速運転し、起動頻度を低減し、機器
の寿命を長くすることができる。
ような構成を有している。図8において、71は電動機
32の回転子である。この回転子71にもうけられた主
軸72にはスラスト軸受の回転部73が設けられ、スラ
スト軸受の固定部74と回転摺動する。またラジアル軸
受75によってラジアル方向の保持を行っている。電動
機32内には不凍液が充填されており、これらの軸受が
潤滑される。
命を縮める。このため、頻繁な起動停止を行うと電動機
32の寿命を縮める。また、低速で運転したときも、摺
動部に不凍液の膜ができず寿命を縮める。このため、一
般には定格回転数の50%以上で運転することが推奨さ
れている。
速で運転することにより起動頻度を低減し、また、低速
運転中に完全に送水を停止していると、水温が上昇し、
機器の故障の原因となるため、水温が上昇しないよう
に、極小流量の送水を行う。また、50%以下の回転数
で運転しないように、インバータ43の出力周波数の最
低値は50%に設定され、速度信号fが50%以下のと
きでも50%で運転することにより、長寿命化を計るこ
とができる。
第3実施例について説明する。前述した第1実施例では
増幅部53から出力される降雪強度信号wは直接タイマ
56に出力されていたが、この第3実施例では増幅部5
3から出力される降雪強度信号wは公知の傾斜応答変換
部81を介して降雪強度信号w′とされた後タイマ56
に出力される。その以外の構成については、図1の構成
と同じであるので、それらの詳細な構成については省略
する。
化速度が増加している場合には、その変化速度を制限し
ないでそのまま出力し、入力信号wの時間変化速度が減
少している場合には、『wの傾き>w′の傾き』であれ
ば、入力信号w′の傾きaとし、『wの傾き<w′の傾
き』であれば、入力信号wをそのまま出力する。ここ
で、入力信号wのピ−クからの信号w′の傾きaは一定
である。
で変化の速度が制限され、降雪強度信号w′としてタイ
マ56へ出力される。傾斜応答変換器81は入力信号の
増大速度の制限値を無限大に、入力信号の減少速度の制
限値を数分に設定する。この結果、図10(a),
(b)に示すように、降雪強度信号wが増大するとき
は、増大速度の制限値が無限大に設定されているため、
降雪強度信号wには制限がかからず、そのままw′とし
て出力される。降雪強度信号wが減少するときは、数分
に制限されているため、降雪強度信号wより遅いスピー
ドで減少する。
は図10(a)、(b)に示すように一点鎖線でしめす
ようになめらかに変化する。このように、傾斜応答変換
器81を設けることにより、図4(b)に示すように、
雪が頻繁に降ったり止んだりするときや、図4(d)に
示すように風で降雪強度信号が不安定に変動するときで
も安定した散水を行うことができる。
止の切替時には、目標圧力mとゼロに切り替えられてい
たが、圧力変化を所定の速度でゆっくり変化することに
より、散水の落下位置を変化させ、より均一な散水とす
ることも可能である。
水量の制御をインバータ43で行なうようにしたが、制
御弁など散水量が可変できる他の方法で行なうようにし
ても良い。
のかわりに、降雪強度信号の減少速度を制限する他の手
段を用いても良い。例えば一時遅れ要素変換器などを用
いても良い。
雪が少ないときでも、無駄な散水を行わず、しかも路面
上を面状に流れるようにし、消雪効果と節水とを両立す
ることができる。
が採用された消雪装置の全体構成図。
タイミング図。
の経路を示す図。
が採用された消雪装置の全体構成図。
タイミング図。
が採用された消雪装置の全体構成図。
図。
示す図。
…送水管、35…逆止弁、36…仕切弁、37…送水
管、38…散水ノズル、39…散水管、40…圧力検出
部、41…交流電源、42…スイッチ、43…インバ−
タ、51…センサ部、53…増幅部、54…比較部、5
5…設定部、56…タイマ、57…設定部、58…比較
部、59…比例積分部。
Claims (4)
- 【請求項1】 水源から吸引した水を加圧して散水用配
管に供給する可変速ポンプと、 この可変速ポンプの吐出圧力を検出する圧力検出手段
と、 上記可変速ポンプに供給する電力を可変する電力可変手
段と、 上記圧力検出手段で検出された可変速ポンプの吐出圧力
が目標圧力となるように上記電力可変手段を制御する目
標圧力制御手段と、 降雪強度を検出する降雪強度検出手段と、 上記電力可変手段から上記可変速ポンプに供給する電力
をオン・オフし、そのオン時間とオフ時間との時間比を
上記降雪強度検出手段で検出された降雪強度に応じて変
化させる時間比設定手段とを具備したことを特徴とする
ポンプ装置。 - 【請求項2】 水源から吸引した水を加圧して散水用配
管に供給する可変速ポンプと、 この可変速ポンプの吐出圧力を検出する圧力検出手段
と、 上記可変速ポンプに供給する電力を可変する電力可変手
段と、 上記圧力検出手段で検出された可変速ポンプの吐出圧力
が目標圧力となるように上記電力可変手段を制御する目
標圧力制御手段と、 降雪強度を検出する降雪強度検出手段と、 上記電力可変手段から上記可変速ポンプに供給する電力
をオン・オフし、上記降雪強度検出手段で検出された降
雪強度に応じてオン時間とオフ時間との比を増加させる
ように変化させる時間比設定手段とを具備したことを特
徴とする消雪用ポンプ装置。 - 【請求項3】 上記降雪強度検出手段で検出された降雪
強度が増加傾向にあるときはそのまま上記時間比設定手
段に出力し、上記降雪強度検出手段で検出された降雪強
度が減少傾向にあるときは入力信号より遅く速度で減少
させる調整手段を設けたことを特徴とする請求項1ある
いは請求項2記載の消雪用ポンプ装置。 - 【請求項4】 水源から吸引した水を加圧して散水用配
管に供給する可変速ポンプと、 この可変速ポンプの吐出圧力を検出する圧力検出手段
と、 上記可変速ポンプに供給する電力を可変する電力可変手
段と、 上記圧力検出手段で検出された可変速ポンプの吐出圧力
が第1の目標圧力となるように上記電力可変手段を制御
する第1の目標圧力制御手段と、 上記圧力検出手段で検出された可変速ポンプの吐出圧力
が第1の目標圧力より小さい第2の目標圧力となるよう
に上記電力可変手段を制御する第2の目標圧力制御手段
と、 降雪強度を検出する降雪強度検出手段と、 上記降雪強度検出手段で検出された降雪強度に応じて上
記第1の目標値あるいは第2の目標値を上記電力可変手
段に出力する時間比を増加させるように変化させる時間
比設定手段とを具備したことを特徴とする消雪用ポンプ
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP432095A JP2788203B2 (ja) | 1995-01-13 | 1995-01-13 | 消雪用ポンプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP432095A JP2788203B2 (ja) | 1995-01-13 | 1995-01-13 | 消雪用ポンプ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08193313A true JPH08193313A (ja) | 1996-07-30 |
JP2788203B2 JP2788203B2 (ja) | 1998-08-20 |
Family
ID=11581182
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP432095A Expired - Lifetime JP2788203B2 (ja) | 1995-01-13 | 1995-01-13 | 消雪用ポンプ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2788203B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101029883B1 (ko) * | 2008-12-03 | 2011-04-15 | 삼양철강 (주) | 고압 액체 살포시스템 |
-
1995
- 1995-01-13 JP JP432095A patent/JP2788203B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101029883B1 (ko) * | 2008-12-03 | 2011-04-15 | 삼양철강 (주) | 고압 액체 살포시스템 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2788203B2 (ja) | 1998-08-20 |
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