JPH08243539A - 廃水処理場の運転制御方法 - Google Patents

廃水処理場の運転制御方法

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JPH08243539A
JPH08243539A JP7047695A JP7047695A JPH08243539A JP H08243539 A JPH08243539 A JP H08243539A JP 7047695 A JP7047695 A JP 7047695A JP 7047695 A JP7047695 A JP 7047695A JP H08243539 A JPH08243539 A JP H08243539A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 集中豪雨などの増水により異常流入パターン
で水が廃水処理場に流入する場合、その水が流量調整槽
から処理槽にオーバフローして処理水の水質を悪化した
り、流量調整槽の水位が異常高水位になって警報を発令
するのを有効に防止する。 【構成】 原水を廃水処理場の原水槽1を経て流量調整
槽2に供給し、流量調整槽内の水位に応じて作動するポ
ンプP2 ,P2 ´で原水を処理槽5に供給し、処理槽で
原水を浄化処理して放流する廃水処理場の運転制御方法
において、実際の送水量が記憶送水量を所定量上回ると
原水槽から流量調整槽への流量の増減を監視する監視態
勢になり、送水量が更に所定量上回ると流量調整槽の少
なくとも常用ポンプP2 を槽内水位に関係なく運転して
処理槽に揚水し、原水槽に増水が流入する前に先回りし
て流量調整槽内の水位を下げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、原水槽、流量調整槽
を経て供給される原水(下水)を処理槽で浄化処理し、
処理槽は原水の供給量宛、垂れ流し式に処理水を流出す
る廃水処理場の異常増水に対応した運転制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図1は人口約700〜800人、200
戸程度の生活廃水を生物学的に浄化処理する農村集落向
きの廃水処理場の一般的なフローシートであって、下水
管路から原水槽1に流入した原水はポンプで流量調整槽
2に汲上げる。原水は流量調整槽からポンプで計量槽4
に汲上げ、計量槽から処理槽5(こゝではブロワーBに
よる曝気槽)に計量して供給し、処理槽で活性汚泥や、
生物膜により生物学的処理を行い、浄化する。処理槽で
処理した処理水は、計量槽から処理槽に供給される原水
の供給量宛、垂れ流し式に沈殿槽6に流入して上澄水と
汚泥とに分離され、上澄水は滅菌槽7に流入してこゝで
COD計、UV計等のCOD測定器10によりCODを
測定され、次に放流槽8に流入し、ポンプで汲上げられ
て放流される。尚、汚泥の一部は沈殿槽から処理槽に返
送する。
【0003】原水槽1から処理槽5に至るまでの原水の
流路の途中、図示の例では原水槽から流量調整槽に原水
を送水する配管に入口側流量指示積算記録計11が、
又、放流槽から放流するために処理水を汲上げる配管に
出口側流量指示積算記録計12が設けてある。この流量
指示積算記録計(単に流量計とも記す。)のうち入口側
流量計11は、流量調整槽に送水される原水の例えば1
0分毎の送水量と、1日分の原水の送水量を制御盤3を
経てパソコン、シーケンサー等の演算器9に出力し、演
算器はこれを記憶、記録する。又、出口側流量計12は
放流する処理水の時間毎の送水量と、一日分の処理水の
送水量を、COD測定器10はCOD値(mg/立)を
夫々制御盤3経て演算器9に出力し、演算器は一日当り
のCOD総排出量(kgCOD/日)を演算して求め
る。処理水のCODの一日当りの総排出量を求める理由
は、 地域によって、処理水を一日50m3 以上、放流する
工場などの施設では、施設ごとに一日当りのCODの排
出量の許容値が定められ、一日当りのCODの排出量が
許容値以下であることの証明が義務付けられているから
であったり、 COD≒BOD×1.6〜2.0であるためBODを
計算で推定でき、これにより連続測定できず、又、手で
分析しなければ求めることができないBODを求める代
りにCODでBODを推定し、処理状況を確認したり、 CODの値によって曝気用のエアー量や、返送汚泥の
量を調節し、運転状態を良好、正常に維持したりするた
めなどである。
【0004】COD値の測定は、高価な出口側流量計1
2を廃し、本出願人が特願平5−299080号で提案
したように入口側流量計11と、計量槽4に汲上げるポ
ンプの稼動時間計と、処理水のCODを測定するCOD
測定器10で求めてもよい。
【0005】この廃水処理場の原水槽1に流入する原水
(下水)の日平均流入量(Q)は約240m3 、その通
常流入パターンは図2の実線に示す通りで、深夜から早
朝5時頃までは流入量はほゞ0、流入のピークは朝7時
頃から10時頃までと、夕方6時頃から8時頃までの2
回、昼間は朝、夕のピークの谷間で、昼食後に小さなピ
ークがあるが、他の時間はダラダラと流入する。この通
常流入パターンは集中豪雨等の異常気象が起らない限り
毎日繰返す。
【0006】図3に示す原水槽1の水位H−L間の容量
は時間最大流入量(Qmax)の15分程度(日平均流
入量Qの約45分程度)で、Q=240m3 /日、Qm
ax=28.9m3 /時として7.2m3 である。これ
に対し流量調整槽2の水位H−L間の容量は日平均流入
量の6時間以上、一般的には6〜9時間で、Q=240
3 /日、6時間として60m3 である。原水槽には流
入した汚水を短時間で汲上げることができる吐出量、正
確には時間最大流入量(Qmax)を汲上げることがで
きる常用と,予備の2台の水中ポンプP1 ,P1 ´が設
けてある。又、流量調整槽2には2台の常用と,1台の
予備か、1台の常用と,1台の予備の水中ポンプP2 ,
P2 ´が設けてあり、この各ポンプP2 ,P2 ´の吐出
量は計量槽を介し処理槽に少量宛原水を供給して処理槽
の負荷を高めないため、日平均汚水量以上を揚水できる
もので、原水槽のポンプの1/3〜1/6である。流量
調整槽の常用ポンプP2 は図3では1台で、この常用ポ
ンプP2 は水位が1mのMになると運転を開始し、水位
が0mのLに下がると停止し、予備ポンプP2 ´は水位
が3.5mのHHまで上昇すると運転を開始し、水位が
3mのHに下がると停止する。原水槽の常用ポンプP1
は水位が1.5mのHになると運転を開始し、水位が0
mのLに下がると停止する。原水槽は前述したように容
量が小さく、且つポンプの吐出量は大なので、常用ポン
プは頻繁にON,OFFを繰返す。原水槽の予備ポンプ
P1 ´は水位が2.0mのHHに上昇すると運転を開始
し、水位が1.5mのHに下がると停止する。警報を発
するANN水位は流量調整槽が4.5m、原水槽が2.
5mである。
【0007】前述した図2の実線の通常流入パターンで
は、図4に実線で示したように流量調整槽の常用ポンプ
P2 は、槽内の水位が1mになった朝7時頃に運転を開
始し、午後2時頃までかゝって朝の流入ピークの原水を
処理槽に揚水し、午後6時頃から11時頃までかゝって
夕方の流入ピークの原水を処理槽に揚水する。この常用
ポンプP2 の運転中、流量調整槽内の水位は3.5mま
で上昇しないため、予備ポンプP2 ´は停止したまゝで
あって、ポンプP2 ,P2 ´の吐出量を20m3 /時と
すると、P2 の送水量は図示のように20m3 /時×
(7+5時間)=240m3 /日、P2 ´は0である。
即ち、通常流入パターンでは常用ポンプP2 の運転だけ
で流量調整槽に流入した原水を、警報を出したり、処理
槽にオーバーフローさせたりすることなく、処理槽に少
量宛揚水し、処理槽で効果的に処理を行う。
【0008】これに対し、例えば前日の午後11時頃か
ら雨が降り始め、早朝の3時から5時頃に集中豪雨にな
り、6時頃まで降って止んだ場合、原水槽には短い時間
の遅れで図2の破線に示す異常流入パターンで水が流入
する。即ち3時から5時頃迄の集中豪雨は、原水槽へは
4時から6時頃に流入量の増大となって表れる。原水槽
への0時から2時迄の流入量は5m3 /時、2時から3
時迄の流入量は10m3 /時で、それが3時からは40
3 /時、更に4時からは80m3 /時になってピーク
を作っている。5時からは60m3 /時、6時からは4
0m3 /時と順次低下し、7時からは通常流入パターン
に移行する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このような異常流入パ
ターンになると、原水槽1は流入した水ですぐに満ちる
ので常用と予備の水中ポンプP1 ,P1 ´はフル運転し
て流量調整槽に揚水するが、流量調整槽内の常用ポンプ
P2 は槽内水位が1mのMにならないと、又、予備ポン
プP2 ´は槽内水位が3.5mのHHにならないと運転
を行わないので、図4の破線に示すように、槽内水位が
1mになった3時に常用ポンプP2 は運転を開始し、槽
内水位が3.5mになった4時30分に予備ポンプP2
´も運転を開始する。しかし、これらのポンプP2 ,P
2 ´によって流量調整槽内の流入水を処理槽に送水して
も、その吐出量は小なので、原水槽の水中ポンプP1 ,
P1´が流量調整槽に送水する水量に追い付けず、これ
により流量調整槽の水位は4時30分にHH(3.5
m)よりも上がり、5時に4.5mのANN水位になる
と警報を出し、更に上昇して5時30分にオーバーフロ
ー水位の5mになると、6時までの間、流入水は流量調
整槽と処理槽の仕切壁の上部に開設した貫通孔13から
処理槽にオーバーフローする。ポンプP2 ,P2 ´の吐
出量を20m3 /時とすると、ポンプP2 とP2 ´によ
る送水量は40m3 /時×5・5/6時間(5時間50
分)=233m3 、ポンプP2 の送水量は20m3 /時
×(16時間41分−5時間50分)=20×10時間
51分=217m3 、オーバーフロー水量10m3 、送
水量とオーバーフロー水量の合計は460m3 /日であ
る。このように、水位が緊急水位ANNになり警報が出
ると役場の職員や、維持管理業者は現地に赴き、異常の
対応として当面の処置を行う以外に事後処理を行わねば
ならない。又、流量調整槽から原水が処理槽にオーバー
フローすることにより処理槽の負荷は一時的に大きくな
り、処理水質の悪化を惹き起こし、処理槽の後段の沈殿
槽からは水面積負荷の急激な上昇によって汚泥が処理水
にリークし、処理水の水質は急激に悪化する。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、原水槽から
流量調整槽に送水される原水の送水量を記憶、記録する
入口側流量計を利用して集中豪雨などの際に演算器に異
常の発生を知らせ、演算器は未だ運転水位になっていな
い流量調整槽のポンプの運転を指令し、雨水の流入増に
備えるようにしたのであって、請求項1の廃水処理場の
運転制御方法は、原水を廃水処理場の原水槽を経て流量
調整槽に供給し、流量調整槽から槽内の水位に応じて作
動する常用,予備のポンプP2 ,P2 ´で原水を処理槽
に供給して処理槽で原水を浄化処理し、流量調整槽から
の供給量宛、処理槽から処理水を垂れ流し式に流出する
廃水処理場の運転制御方法において、原水槽から流量調
整槽に送水される原水の時間毎の送水量を測定して出力
する流量計と、この出力を受ける演算器を設け、演算器
には原水が通常の流入パターンで廃水処理場に流入する
場合の原水槽から流量調整槽に送水される原水の1日分
の時間毎の送水量を記憶させ、演算器は流量計が出力し
て来る実際の送水量を記憶している同じ時間の送水量と
比較し、実際の送水量が記憶送水量を所定量上回ると原
水槽から流量調整槽への流量の増減を監視する監視態勢
になり、送水量が更に所定量上回ると流量調整槽の前記
常用,予備のポンプP2 ,P2 ´のうち少なくとも常用
ポンプP2 を槽内水位に関係なく運転して処理槽に揚水
し、流量調整槽内の水位を下げることを特徴とする。
【0011】この請求項1において、監視態勢中に送水
量が更に所定量上回ると、流量調整槽の少なくとも常用
ポンプP2 を槽内水位に関係なく運転して処理槽に揚水
するとは、先ず常用ポンプP2 だけを槽内水位に関係な
く運転して処理槽に揚水し、送水量が演算器の記憶送水
量をもっと所定量上回ると予備ポンプP2 ´をも槽内水
位に関係なく運転して処理槽に揚水する、送水量の増加
につれ槽内水位に関係なく常用ポンプP2 と、予備ポン
プP2 ´とを個別に段階的に運転する場合と、常用ポン
プP2 と、予備ポンプP2 ´の2台を槽内水位に関係な
く運転して処理槽に揚水する、送水量の増加で槽内水位
に関係なく常用ポンプP2 と、予備ポンプP2 ´とを同
時に運転する場合の双方を含む。
【0012】又、請求項2の廃水処理場の運転制御方法
は、原水を廃水処理場の原水槽を経て流量調整槽に供給
し、流量調整槽から槽内の水位に応じて作動する常用,
予備のポンプP2 ,P2 ´で原水を処理槽に供給して処
理槽で原水を浄化処理し、流量調整槽からの供給量宛、
処理槽から処理水を垂れ流し式に流出する廃水処理場の
運転制御方法において、原水槽から流量調整槽に送水さ
れる原水の時間毎の送水量を測定して出力する流量計
と、この出力を受ける演算器を設け、演算器には原水が
通常の流入パターンで廃水処理場に流入する場合の原水
槽から流量調整槽に送水される原水の1日分の時間毎の
送水量を記憶させ、演算器は流量計が出力して来る実際
の送水量を記憶している同じ時間の送水量と比較し、実
際の送水量が記憶送水量を所定量上回ると流量調整槽の
前記常用,予備のポンプP2 ,P2´のうち少なくとも
常用ポンプP2 を槽内水位に関係なく運転して処理槽に
揚水し、流量調整槽内の水位を下げることを特徴とす
る。
【0013】実際の送水量が記憶送水量を所定量上回る
と流量調整槽の少なくとも常用ポンプP2 を槽内水位に
関係なく運転して処理槽に揚水するとは、先ず常用ポン
プP2 だけを槽内水位に関係なく運転して処理槽に揚水
し、送水量が、演算器の記憶送水量を更に所定量上回る
と予備ポンプP2 ´をも槽内水位に関係なく運転して処
理槽に揚水する、送水量の増加につれ常用ポンプP2
と、予備ポンプP2 ´とを槽内水位に関係なく個別に段
階的に運転する場合と、常用ポンプP2 と予備ポンプP
2 ´の2台を槽内水位に関係なく運転して処理槽に揚水
する、送水量の増加で常用ポンプP2 と、予備ポンプP
2 ´とを槽内水位に関係なく同時に運転する場合の双方
を含む。
【0014】
【実施例】請求項1では、入口側流量計11は原水槽か
ら流量調整槽に送水される原水の例えば10分毎の送水
量を出力し、演算器9に制御盤を経て入力する。図4に
実線で示した原水槽への原水の通常流入パターンでの時
々刻々の送水量は既知で、その24時間の送水量パター
ンは図2の実線の原水槽への通常流入パターンと相似に
なる。従って、演算器9には通常流入パターンで入口側
流量計が出力する例えば10分間毎の送水量を記憶させ
ておき、入口側流量計11が出力する10分毎の実際の
送水量と比較演算し、実際の送水量が通常流入パターン
の同じ時間の記憶送水量を所定量上廻り、その状態が1
0分間毎、数回、例えば3回(30分間)、続くと、演
算器は、流量調整槽への送水量の増減を監視する監視態
勢になる。
【0015】監視態勢になって所定時間、例えば2時間
経っても送水量が増加しないと監視を止める。逆に監視
を始めて2時間以内に処理槽への送水量が記憶送水量を
更に所定量上回ると異常と判断し、監視を続けながら流
量調整槽の少なくとも常用のポンプP2 を槽内の水位に
関係なく運転する。そして、ポンプの運転中に送水量が
減少傾向を示すとポンプの運転を停めるための監視を開
始し、その減少傾向が所定時間、例えば2時間続くと演
算器はポンプの運転を通常の制御に戻し、監視を止め
る。
【0016】例えば、通常流入パターンでは流入量がほ
ゞ0の0時頃から図2に破線で示した異常流入パターン
によって原水槽に5m3 /時の流入量があり、2時30
分から10分毎に流入量が5m3 /時宛増加すると、こ
れに対応して原水槽から流量調整槽への送水量も増加
し、その送水量を入口側流量計11は演算器に出力す
る。2時30分に送水量が記憶送水量0m3 /時を10
3 /時上回ることを入口側流量計が演算器に出力する
と、演算器は送水量の増減を監視する監視態勢になり、
その後、送水量の増加を入口側流量計11や、原水槽の
ポンプの運転信号で知り、それが記憶送水量を更に所定
量上回ると異常と判断し、運転水位になっていない流量
調整槽内の少なくとも常用の水中ポンプP2 に運転を指
令して流量調整槽内の原水を処理槽に揚水し、雨水の流
入に備えて流量調整槽の水量を減少させる。
【0017】図5はその状態を示すもので、演算器は、
監視中に、入口側流量計11が流量調整槽への送水量が
記憶送水量0m3 /時を20m3 /時上回ることを入力
して来た図2の2時50分頃に未だ運転水位M(1m)
に達していない流量調整槽の常用ポンプP2 に運転を開
始させ、又、入口側流量計が記憶送水量0m3 /時を4
0m3 /時上回ることを入力してきた3時30分頃に未
だ運転水位HH(3.5m)に達していない予備ポンプ
P2 ´に運転を開始させる。このように、図4の従来法
に較べて常用ポンプP2 は10分早く、又、予備ポンプ
P2 ´は60分早く夫々運転を開始して流量調整槽内の
水を処理槽に揚水するので、流量調整槽の水位は下が
る。従って、集中豪雨の雨水混ざりの原水が原水槽に入
り、水中ポンプP1 ,P1 ´がフル運転して流量調整槽
に揚水しても流量調整槽の水が貫通口13から処理槽へ
オーバーフローしない。尚、流量調整槽の水位は最高で
6時から7時の間の4.33mで、4.5mのANN水
位に達しないので警報は出ない。
【0018】そして、4時30分頃から送水量が減少傾
向になると、ポンプの運転を通常の制御に戻すために演
算器は例えば2時間の監視態勢になり、6時30分頃に
流入量の減少傾向はそのまゝ続いているので、異常流入
の事態は終ったとして演算器は監視を止め、ポンプP2
,P2 ´を通常の制御に戻す。この時、流量調整槽の
水位はポンプP2 ,P2 ´の2台の運転水位であるた
め、2台は運転を続ける。9時頃に水位が下がったので
常用ポンプP2 のみの運転になる。9時30分頃に流量
調整槽の水位が上がりP2 ,P2 ´の2台の運転になる
が、演算器が記憶している送水量と比較して異常に大で
はないので演算器は監視態勢にならず、10時20分
頃、水位が下がると予備ポンプP2 ´は運転を停止す
る。こうして監視が止んだ6時30分以降、流量調整槽
のポンプP2 ,P2 ´は、ほゞ通常の制御で運転され
る。尚、ポンプの運転を通常の制御に戻す監視態勢中
に、送水量が異常に増加し、記憶送水量を所定量上回る
と、監視を更新し、ポンプP2 ,P2 ´の運転を再開さ
せる。尚、ポンプP2 ,P2 ´の吐出量を20m3 /時
とすると、ポンプP2 の送水量は20m3 /時×16時
間50分=336.6m3 、P2´の送水量は20m3
×6時間10分=123.4m3 、送水総量は460m
3/日である。
【0019】上述した制御では、演算器は2時30分頃
に監視態勢になり、その監視態勢中の2時50分頃に送
水量が記憶送水量0m3 /時を20m3 /時上回ったと
の信号を入口側流量計から受けて流量調整槽の常用ポン
プP2 に運転を行わせ、送水量が記憶送水量0m3 /時
を40m3 /時上回ったとの入力を受けた3時30分頃
に予備ポンプP2 ´にも運転を行わせ、こうして送水量
の増加に応じ常用ポンプP2 と、予備ポンプP2 ´とを
段階的に運転するようにした。しかし、監視態勢中の2
時50分頃、送水量が記憶送水量0m3 /時を20m3
/時上回ったとの入力を受けると、演算器は常用と予備
の両方のポンプP2 ,P2 ´の運転を同時にスタートさ
せてもよい。こうしても流量調整槽の水位はANN水位
に達することはない。尚、この場合も監視の解除等は上
記段落0018で述べた通りである。
【0020】このように常用と予備のポンプP2 ,P2
´の運転を同時にスタートさせると、流量調整槽内の原
水を、運転を段階的にスタートさせる場合よりは多く処
理槽に移して流量調整槽の水位を下げ、より効果的に流
入増に対処することはできるが、その反面、徐々に通水
量が増加せず、一挙に増えるため沈殿槽での沈殿分離効
果に悪影響を及ぼし、処理水の水質を悪化させる恐れが
ある。又、原水ポンプ槽から流入した原水を直ちに処理
槽へ送ることは、処理槽への流入量の変動を吸収し、で
きるだけ平均して処理槽に原水を供給するという流量調
整槽の本来の機能を低下させることになる。従って、雨
水等の異常流入増に備えるため、このときだけは処理水
の水質は多少悪化しても止むを得ないという場合は流量
調整槽の常用、予備のポンプP2 ,P2 ´の運転を同時
にスタートさせ、その場合でも処理水の水質の悪化をな
るべく防ぐとのことであれば送水量の増加につれ常用、
予備のポンプP2 ,P2 ´の運転を段階的にスタートさ
せるようにすればよく、現実的には流量調整槽への送水
量の増加に応じ段階的に常用、予備のポンプP2 ,P2
´をスタートさせることが好ましい。
【0021】このように請求項1では流量計が流量調整
槽への送水量を演算器に出力し、その値が演算器が記憶
している記憶送水量を所定量上回ると、演算器は増水が
起るのではないかと原水槽から流量調整槽への原水の送
水量の増減を監視する監視態勢になり、監視中に送水量
が記憶送水量を更に所定量上回ると異常と判断して流量
調整槽の少なくとも常用ポンプP2 を運転水位になって
いなくても運転をスタートさせて流量調整槽の水位を下
げ、増水した水が原水槽から供給されるのを受入れるス
ペースを、増水した水が到達する以前に形成する。従っ
て、増水した水が原水槽から流量調整槽に供給され、流
量調整槽での調整能力を越えて上部の貫通孔13からド
ッと処理槽に溢れ、沈殿槽から著しく水質が悪化した処
理水が流出したり、流量調整槽の水位がANN水位にな
って警報が出、その対応に追われることが防げる。又、
常用ポンプ以外に予備ポンプP2 ´も同時にスタートさ
せると流量調整槽により大きな原水受入れスペースを形
成することができる。
【0022】請求項2でも入口側流量計11は流量調整
槽への送水量を出力して演算器9に制御盤を経て入力す
る。この請求項2の制御方法は、入口側流量計が演算器
に入力する送水量が、演算器が記憶している同じ時間の
記憶送水量を所定量、例えば20m3 /時上回ると、演
算器は流量調整槽への原水の送水量の増減を所定時間、
例えば2時間監視する監視態勢になると同時に、流量調
整槽の少なくとも常用のポンプP2 を運転水位になって
いなくても運転させる。
【0023】図6はその状態を示すもので、前述したよ
うに図2の破線で示した異常流入パターンによって2時
50分に原水槽から流量調整槽への送水量が記憶送水量
0m3 /時を20m3 /時上回ったことを入口側流量計
が演算器に出力すると、演算器は送水量の増減を所定時
間、例えば2時間監視する監視態勢になり、同時に未だ
運転水位M(1m)に達していない流量調整槽の常用ポ
ンプP2 に運転を開始させ、又、入口側流量計が送水量
が記憶送水量0m3 /時を40m3 /時上回ったことを
入力してきた3時30分頃に未だ運転水位HH(3.5
m)に達していない予備ポンプP2 ´に運転を開始させ
る。このように、図4の従来法に較べて常用ポンプP2
は10分早く、又、予備ポンプP2 ´は60分早く夫々
運転を開始して流量調整槽内の水を処理槽に揚水するの
で、流量調整槽の水位は下がる。従って、集中豪雨の雨
水混ざりの原水が原水槽に入り、水中ポンプP1 ,P1
´がフル運転して流量調整槽に揚水しても流量調整槽の
水が貫通口13から処理槽へオーバーフローしない。
又、流量調整槽の水位の最高は6時から7時の間の4.
33mで、ANN水位の4.5mにはならないので警報
は出ない。
【0024】そして、4時30分頃から送水量が減少傾
向になると、演算器はポンプの運転を通常の制御に戻す
ため例えば2時間、監視を続け、6時30分頃に送水量
の減少傾向はそのまゝ続いているので、異常流入の事態
は終ったとして演算器は監視を止め、ポンプP2 ,P2
´を通常の制御に戻す。但し、水位はポンプP2 ,P2
´の2台の運転水位であるため、2台は運転を続ける。
9時頃に水位が下がったので常用ポンプP2 のみの運転
になる。9時30分頃に流量調整槽の水位が上がりP2
,P2 ´の2台の運転になるが、10時20分頃、水
位が下がると予備ポンプP2 ´は運転を停止する。こう
して監視が止んだ6時30分以降、流量調整槽のポンプ
P2 ,P2 ´は、ほゞ通常の制御で運転される。尚、ポ
ンプP2 ,P2 ´による送水量は図6の請求項1の実施
例と同じである。
【0025】図7は、入口側流量計が送水量が記憶送水
量0m3 /時を20m3 /時上回ったことを出力して来
た2時50分に、演算器は監視態勢になると同時に、未
だ運転水位に達していない流量調整槽の常用、予備の2
台のポンプP2 ,P2 ´に運転を開始させた場合の実施
例である。この場合は、図4の従来法に較べて常用ポン
プP2 は10分早く、又予備ポンプP2 ´は1時間40
分も早く夫々運転を開始して流量調整槽内の水を処理槽
に揚水するので、流量調整槽の水位は充分に下がる。従
って、雨水混ざりの原水が原水槽に流入し、ポンプP1
,P1 ´がフル運転して流量調整槽に揚水しても流量
調整槽の水が貫通口13から処理槽にオーバーフローし
ない。又、流量調整槽の水位は最高でも6時から7時に
かけての約3.6mであるため、ANN水位に達せず、
警報も出ない。
【0026】4時30分頃に送水量が減少傾向になる
と、ポンプの運転を通常の制御に戻すための監視を更に
2時間行い、6時30分頃に送水量の減少傾向はそのま
ゝ続くので、異常流入の事態は終ったとして演算器は監
視を止め、ポンプP2 ,P2 ´を通常の制御に戻す。但
し、水位はポンプP2 ,P2 ´の2台の運転水位である
ため、2台は運転を続ける。7時40分頃に水位は下が
ったので常用ポンプP2のみの運転になる。その後のポ
ンプの運転状況は図6の実施例とほゞ同じである。ポン
プP2 ,P2 ´の吐出量を20m3 /時とすると、P2
の送水量は20m3 /時×16時間50分=336.6
3 、P2 ´の送水量は20m3 /時×6時間10分=
123.4m3 、送水総量は460m3 /日である。
尚、常用,予備のポンプP2 ,P2 ´の運転を段階的に
スタートさせるか、同時にスタートさせるかは処理水の
水質を優先するか、流量調整槽の水位を優先するかの選
択によって段落0020で述べたように定めればよい。
【0027】このように請求項2では入口側流量計が流
量調整槽への送水量を演算器に出力し、その値が演算器
が記憶している同じ時間の記憶送水量を所定量上回る
と、演算器は増水が起るのではないかと流量調整槽の少
なくとも常用ポンプを運転水位になっていなくても運転
をスタートさせて流量調整槽の水位を下げ、増水した水
が原水槽から供給されるのを受入れるスペースを、増水
した水が到達する以前に形成する。従って、増水した水
が原水槽から流量調整槽に供給され、流量調整槽での調
整能力を越えて上部の貫通孔13からドッと処理槽に溢
れ、処理槽から著しく水質が悪化した処理水が流出した
り、流量調整槽の水位がANN水位になって警報が出、
その対応に追われることが防げる。又、常用ポンプ以外
に予備ポンプP2 ´も同時にスタートさせると流量調整
槽により大きな原水受入れスペースを形成することがで
きる。
【0028】以上、この発明の実施例を原水槽から流量
調整槽を経て原水が比較的小形の処理槽に供給され、流
量調整槽から供給される原水の水量と同量の処理水が垂
れ流し式に処理槽から放流される活性汚泥法や、生物膜
法による廃水処理場について説明したが、処理槽が、原
水槽、流量調整槽を経て供給される巨大な無端循環式の
オキシデーションディッチなどの廃水処理場にも実施す
ることができる。
【0029】又、異常流入パターンを豪雨の例で説明し
たが、例えばスキー場、海水浴場などのリゾート地では
冬季や夏季に他の季節に較べて廃水処理場には異常流入
パターンで下水が流入する。又、観光地では土曜、日曜
に他の曜日に較べて廃水処理場には異常流入パターンで
下水に流入する。この異常流入パターンは集中豪雨より
は緩やかであるが、そこの廃水処理場にこの発明を実施
することにより同様に警報の発令、処理水の悪化を有効
に防止できる。
【0030】以上説明した各実施例では、流量調整槽は
1台の常用ポンプと、1台の予備ポンプを有するものと
したが、常用ポンプは2台、予備ポンプは1台であって
もよい。
【0031】
【発明の効果】請求項1の方法は、原水槽から流量調整
槽への配管に設けた入口側流量計が送水量を一定時間間
隔で演算器に出力し、演算器は記憶している通常流入パ
ターンでの同じ時間の送水量と比較演算し、実際の送水
量が記憶送水量を所定量上回ると異常増水が発生するの
ではないかと、原水槽から流量調整槽への送水量の増減
を監視し、この送水量が記憶送水量を更に上回ると異常
と判断し、流量調整槽の少なくとも常用のポンプP2
を、未だ運転水位になっていないくても運転を開始させ
流量調整槽の水位を下げる。従って、原水槽の吐出量が
大きい常用,予備の原水ポンプが流量調整槽に雨水を汲
上げる段階で流量調整槽内の水位は充分に低下している
ため、流量調整槽内の水位は緊急水位(ANN)になら
ず、このため処理場は警報を発生しないので役場の職員
や、維持管理業者は異常の処置を講じる必要も無くな
る。更に、流量調整槽から処理槽へのオーバーフローに
よる沈殿槽での急激な水面積負荷の上昇が無くなるの
で、処理水の水質の急激な悪化を防止できる。又、監視
開始から2時間以内に増水傾向が認められなくなった場
合は通常通りの運転で進み、流量調整槽で十分調質され
た状態で処理槽に送水される事となるので請求項2に比
べ処理の安定度は高くなる。
【0032】請求項2の方法は、原水槽から流量調整槽
への配管に設けた入口側流量計が送水量を一定時間間隔
で演算器に出力し、演算器は記憶している通常流入パタ
ーンでの同じ時間の送水量と比較演算し、実際の送水量
が記憶送水量を所定量上回ると異常増水が発生するので
はないかと、原水槽から流量調整槽への送水量の増減を
監視し、同時に流量調整槽の少なくとも常用のポンプP
2 を、未だ運転水位になっていないくても運転を開始さ
せ流量調整槽の水位を下げる。従って、原水槽の吐出量
が大きい常用,予備の原水ポンプが流量調整槽に雨水を
揚水する段階で流量調整槽内の水位は充分に低下してい
るため、流量調整槽内の水位は緊急水位(ANN)にな
らず、このため処理場は警報を発生しないので役場の職
員や、維持管理業者は異常の処置を講じる必要も無くな
る。更に、流量調整槽から処理槽へのオーバーフローに
よる急激な水面積負荷の上昇が無くなるので、処理水の
水質の急激な悪化を防止できる。
【0033】そして、請求項1の運転制御方法は、請求
項2に較べて処理水量の平均化ができ、処理水水質の悪
化を少なくできる。
【0034】又、請求項2の運転制御方法は、処理水の
水質は請求項1よりも悪くはなるが、制御が単純であ
り、且つ初期流入量が大きい場合に請求項1より素早い
対応ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の説明図である。
【図2】原水槽への1日の通常流入パターンと、或る異
常流入パターンを示す図である。
【図3】図1の原水槽と流量調整槽の拡大断面図であ
る。
【図4】図2の通常流入パターンと、従来法による異常
流入パターンにおける流量調整槽から処理槽への送水状
態(ポンプP2 ,P2 ´の運転状況)と、流量調整槽内
の水位の変動を示す図で、流量調整槽の水位を示す部分
の括弧内の数字は流量調整槽内の水位、括弧外の数字は
水量を表わす。
【図5】図4の異常流入パターンのとき本発明の請求項
1を実施した場合の流量調整槽から処理槽への送水状態
と、流量調整槽内の水位の変動を示す図で、流量調整槽
の水位を示す部分の括弧内の数字は流量調整槽内の水
位、括弧外の数字は水量を表わす。
【図6】図4の異常流入パターンのとき本発明の請求項
2を実施した第1実施例の流量調整槽から処理槽への送
水状態と、流量調整槽内の水位の変動を示す図で、流量
調整槽の水位を示す部分の括弧内の数字は流量調整槽内
の水位、括弧外の数字は水量を表わす。
【図7】図4の異常流入パターンのとき本発明の請求項
2を実施した第2実施例の流量調整槽から処理槽への送
水状態と、流量調整槽内の水位の変動を示す図で、流量
調整槽の水位を示す部分の括弧内の数字は流量調整槽内
の水量、括弧外の数字は水位を表わす。
【符号の説明】
1 原水槽 P1 原水槽の常用ポンプ P1 ´ 原水槽の予備ポンプ 2 流量調整槽 P2 流量調整槽の常用ポンプ P2 ´ 流量調整槽の予備ポンプ 3 制御盤 4 計量槽 5 処理槽 6 沈殿槽 7 滅菌槽 8 放流槽 9 演算器(パソコン、シーケンサー) 10 COD測定器 11 入口側流量計 12 出口側流量計

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原水を廃水処理場の原水槽を経て流量調
    整槽に供給し、流量調整槽から槽内の水位に応じて作動
    する常用,予備のポンプP2 ,P2 ´で原水を処理槽に
    供給して処理槽で原水を浄化処理し、流量調整槽からの
    供給量宛、処理槽から処理水を垂れ流し式に流出する廃
    水処理場の運転制御方法において、原水槽から流量調整
    槽に送水される原水の時間毎の送水量を測定して出力す
    る流量計と、この出力を受ける演算器を設け、演算器に
    は原水が通常の流入パターンで廃水処理場に流入する場
    合の原水槽から流量調整槽に送水される原水の1日分の
    時間毎の送水量を記憶させ、演算器は流量計が出力して
    来る実際の送水量を記憶している同じ時間の送水量と比
    較し、実際の送水量が記憶送水量を所定量上回ると原水
    槽から流量調整槽への流量の増減を監視する監視態勢に
    なり、送水量が更に所定量上回ると流量調整槽の前記常
    用,予備のポンプP2 ,P2 ´のうち少なくとも常用ポ
    ンプP2 を槽内水位に関係なく運転して処理槽に揚水
    し、流量調整槽内の水位を下げることを特徴とする廃水
    処理施設の運転制御方法。
  2. 【請求項2】 原水を廃水処理場の原水槽を経て流量調
    整槽に供給し、流量調整槽から槽内の水位に応じて作動
    する常用,予備のポンプP2 ,P2 ´で原水を処理槽に
    供給して処理槽で原水を浄化処理し、流量調整槽からの
    供給量宛、処理槽から処理水を垂れ流し式に流出する廃
    水処理場の運転制御方法において、原水槽から流量調整
    槽に送水される原水の時間毎の送水量を測定して出力す
    る流量計と、この出力を受ける演算器を設け、演算器に
    は原水が通常の流入パターンで廃水処理場に流入する場
    合の原水槽から流量調整槽に送水される原水の1日分の
    時間毎の送水量を記憶させ、演算器は流量計が出力して
    来る実際の送水量を記憶している同じ時間の送水量と比
    較し、実際の送水量が記憶送水量を所定量上回ると流量
    調整槽の前記常用,予備のポンプP2 ,P2 ´のうち少
    なくとも常用ポンプP2 を槽内水位に関係なく運転して
    処理槽に揚水し、流量調整槽内の水位を下げることを特
    徴とする廃水処理場の運転制御方法。
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