JPH08193105A - グラフトコポリマー及びコンタクトレンズ - Google Patents
グラフトコポリマー及びコンタクトレンズInfo
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- JPH08193105A JPH08193105A JP7247397A JP24739795A JPH08193105A JP H08193105 A JPH08193105 A JP H08193105A JP 7247397 A JP7247397 A JP 7247397A JP 24739795 A JP24739795 A JP 24739795A JP H08193105 A JPH08193105 A JP H08193105A
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F271/00—Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of nitrogen-containing monomers as defined in group C08F26/00
- C08F271/02—Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of nitrogen-containing monomers as defined in group C08F26/00 on to polymers of monomers containing heterocyclic nitrogen
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F8/00—Chemical modification by after-treatment
- C08F8/06—Oxidation
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- Graft Or Block Polymers (AREA)
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- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 低抽出性及び良好な機械的特性を有するコン
タクトレンズを提供する。 【解決手段】 5重量%以下の架橋剤の存在下又は不存
在下に、式(1): 【化9】 (式中、RはC2 〜C8 アルキレンであり、nは40〜
4,000である)で示される単位を含み、ポリ−N−
ビニルラクタム1モルあたり、平均0.5〜20モル当
量のヒドロペルオキシ基を含む、粒子状のヒドロペルオ
キシド化ポリ−N−ビニルラクタム1〜80重量%、及
び1以上の親水性もしくは疎水性ビニル系モノマー又は
これらの混合物99〜20重量%から形成されるグラフ
トコポリマー及びそれからなる透明なコンタクトレン
ズ。
タクトレンズを提供する。 【解決手段】 5重量%以下の架橋剤の存在下又は不存
在下に、式(1): 【化9】 (式中、RはC2 〜C8 アルキレンであり、nは40〜
4,000である)で示される単位を含み、ポリ−N−
ビニルラクタム1モルあたり、平均0.5〜20モル当
量のヒドロペルオキシ基を含む、粒子状のヒドロペルオ
キシド化ポリ−N−ビニルラクタム1〜80重量%、及
び1以上の親水性もしくは疎水性ビニル系モノマー又は
これらの混合物99〜20重量%から形成されるグラフ
トコポリマー及びそれからなる透明なコンタクトレン
ズ。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粒子状ヒドロペル
オキシド化ポリ−N−ビニルラクタムと、少なくとも1
つの疎水性モノマー又は親水性モノマー、及び場合によ
り架橋剤を用いて製造されたグラフトコポリマーに関す
る。得られたグラフトコポリマーは、意外なことに、低
抽出性及び良好な機械的特性を有し、コンタクトレンズ
や、心臓弁、血管代替物、マウスガード(mouth guard
s)及び義歯ライナー(denture liner)のような医療外
科用器具をはじめとする種々の生医学的適用において、
半透膜として、またフィルムもしくは繊維として、例え
ば織物に使用して火傷もしくは外傷用包帯として有用で
ある。
オキシド化ポリ−N−ビニルラクタムと、少なくとも1
つの疎水性モノマー又は親水性モノマー、及び場合によ
り架橋剤を用いて製造されたグラフトコポリマーに関す
る。得られたグラフトコポリマーは、意外なことに、低
抽出性及び良好な機械的特性を有し、コンタクトレンズ
や、心臓弁、血管代替物、マウスガード(mouth guard
s)及び義歯ライナー(denture liner)のような医療外
科用器具をはじめとする種々の生医学的適用において、
半透膜として、またフィルムもしくは繊維として、例え
ば織物に使用して火傷もしくは外傷用包帯として有用で
ある。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ポリビ
ニルピロリドンと、コンタクトレンズをはじめとする種
々の用途に用いられているメタクリル酸ヒドロキシエチ
ルとのグラフトもしくはブロックコポリマーの製造及び
その使用が、米国特許第3,621,079号に記載さ
れている。
ニルピロリドンと、コンタクトレンズをはじめとする種
々の用途に用いられているメタクリル酸ヒドロキシエチ
ルとのグラフトもしくはブロックコポリマーの製造及び
その使用が、米国特許第3,621,079号に記載さ
れている。
【0003】米国特許第3,639,524号には、場
合によっては架橋剤及び触媒の存在下で、ポリ−N−ビ
ニルピロリドンとモノマー性メタクリレートとのグラフ
トもしくはブロック共重合による、コンタクトレンズレ
プリカに加工処理され、水中で膨潤し水和コンタクトレ
ンズを形成することができる架橋キセロゲルの製造が開
示されている。
合によっては架橋剤及び触媒の存在下で、ポリ−N−ビ
ニルピロリドンとモノマー性メタクリレートとのグラフ
トもしくはブロック共重合による、コンタクトレンズレ
プリカに加工処理され、水中で膨潤し水和コンタクトレ
ンズを形成することができる架橋キセロゲルの製造が開
示されている。
【0004】米国特許第3,894,129号には、コ
ンタクトレンズの製造において、重合開始剤の存在下、
低温で、かつ0.7%以下のアルキルグリコールジメチ
ルアクリレート架橋剤を含有させて、ポリビニルラクタ
ムをメタクリル酸ヒドロキシアルキルモノマーとグラフ
トもしくはブロック共重合させ、続いて重合後に熱処理
を行なう方法が開示されている。この特許は、酸素が重
合を抑制し、重合度及びモノマーの気化度を不均一にす
る可能性があるという理由により、重合反応混合物から
の酸素の排除を強調している。
ンタクトレンズの製造において、重合開始剤の存在下、
低温で、かつ0.7%以下のアルキルグリコールジメチ
ルアクリレート架橋剤を含有させて、ポリビニルラクタ
ムをメタクリル酸ヒドロキシアルキルモノマーとグラフ
トもしくはブロック共重合させ、続いて重合後に熱処理
を行なう方法が開示されている。この特許は、酸素が重
合を抑制し、重合度及びモノマーの気化度を不均一にす
る可能性があるという理由により、重合反応混合物から
の酸素の排除を強調している。
【0005】米国特許第4,138,408号には、コ
ンタクトレンズの製造における、ポリビニルラクタム
と、親水性及び疎水性の重合性モノマー、及びジビニル
ベンゼンもしくはジビニルトルエン架橋剤の混合物との
グラフトもしくはブロック共重合が記載されている。
ンタクトレンズの製造における、ポリビニルラクタム
と、親水性及び疎水性の重合性モノマー、及びジビニル
ベンゼンもしくはジビニルトルエン架橋剤の混合物との
グラフトもしくはブロック共重合が記載されている。
【0006】残念なことに先行技術の該グラフトもしく
はブロックコポリマーは、ポリマー網へのポリビニルラ
クタムの導入が不完全なために、水性媒体による膨潤の
際に、特徴的に、残留生成物を含有するポリビニルラク
タムからなる、比較的高抽出性の水溶性抽出物を発現さ
せる。一定時間を超えると、このような物質で作られた
コンタクトレンズの機械的特性は低下する可能性があ
る。更に、このような抽出物質を含有する着色レンズ
は、長期間の間に色が薄れる可能性がある。
はブロックコポリマーは、ポリマー網へのポリビニルラ
クタムの導入が不完全なために、水性媒体による膨潤の
際に、特徴的に、残留生成物を含有するポリビニルラク
タムからなる、比較的高抽出性の水溶性抽出物を発現さ
せる。一定時間を超えると、このような物質で作られた
コンタクトレンズの機械的特性は低下する可能性があ
る。更に、このような抽出物質を含有する着色レンズ
は、長期間の間に色が薄れる可能性がある。
【0007】したがって、本発明の目的は、疎水性及び
親水性モノマーとの反応性が高められた、改良された変
性ポリ−N−ビニルラクタム、及びこれらから得られる
コポリマーを提供することにある。
親水性モノマーとの反応性が高められた、改良された変
性ポリ−N−ビニルラクタム、及びこれらから得られる
コポリマーを提供することにある。
【0008】本発明の更なる目的は、抽出度が大きく低
減された架橋コポリマーを提供することである。
減された架橋コポリマーを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の1つの態様によ
れば、親水性及び/又は疎水性モノマーとのグラフトも
しくはブロックコポリマーの製造において有用な粒子状
ヒドロペルオキシド化ポリ−N−ビニルラクタムの製造
方法が提供される。本発明の更なる態様は、それから調
製されるコポリマーは、非ヒドロペルオキシド化ポリ−
N−ビニルラクタムコポリマーと比較して、少ない量の
水溶性抽出物を含有するコポリマーに関する。
れば、親水性及び/又は疎水性モノマーとのグラフトも
しくはブロックコポリマーの製造において有用な粒子状
ヒドロペルオキシド化ポリ−N−ビニルラクタムの製造
方法が提供される。本発明の更なる態様は、それから調
製されるコポリマーは、非ヒドロペルオキシド化ポリ−
N−ビニルラクタムコポリマーと比較して、少ない量の
水溶性抽出物を含有するコポリマーに関する。
【0010】次式(1):
【化3】
【0011】(式中、Rは2〜8個の炭素原子を有する
アルキレンであり、nは約40〜約4,000である)
の単位を有する、ポリ−N−ビニルラクタムは、複素環
中に、カルボニル炭素原子をも含めて3〜7個の炭素原
子を含有し、好適には複素環中に4〜6個の炭素原子を
含有する。
アルキレンであり、nは約40〜約4,000である)
の単位を有する、ポリ−N−ビニルラクタムは、複素環
中に、カルボニル炭素原子をも含めて3〜7個の炭素原
子を含有し、好適には複素環中に4〜6個の炭素原子を
含有する。
【0012】式(1)の範囲内の、いくつかのポリ−N
−ビニルラクタムとしては、例えばポリ−N−ビニルピ
ロリドン、ポリ−N−ビニル−2−ピペリドン、ポリ−
N−ビニル−2−カプロラクタム、ポリ−N−ビニル−
3−メチル−2−カプロラクタム、ポリ−N−ビニル−
3−メチル−2−ピペリドン、ポリ−N−ビニル−4−
メチル−2−ピペリドン、ポリ−N−ビニル−4−メチ
ル−2−カプロラクタム、ポリ−N−ビニル−3−エチ
ル−2−ピロリドン、ポリ−N−ビニル−4,5−ジメ
チル−2−ピロリドンなどが挙げられる。ポリビニルピ
ロリドンが最も好適である。
−ビニルラクタムとしては、例えばポリ−N−ビニルピ
ロリドン、ポリ−N−ビニル−2−ピペリドン、ポリ−
N−ビニル−2−カプロラクタム、ポリ−N−ビニル−
3−メチル−2−カプロラクタム、ポリ−N−ビニル−
3−メチル−2−ピペリドン、ポリ−N−ビニル−4−
メチル−2−ピペリドン、ポリ−N−ビニル−4−メチ
ル−2−カプロラクタム、ポリ−N−ビニル−3−エチ
ル−2−ピロリドン、ポリ−N−ビニル−4,5−ジメ
チル−2−ピロリドンなどが挙げられる。ポリビニルピ
ロリドンが最も好適である。
【0013】nの平均値は、好ましくは約50〜約3,
600、最も好ましくは約100〜約800である。
600、最も好ましくは約100〜約800である。
【0014】出発物質の式(1)のポリマーは、それ自
体公知であるか、または、当業界においてよく知られた
方法によって製造することができる。例えば、対応する
N−ビニルラクタムは、中〜高温下、例えば約20〜1
60℃で、場合によっては触媒量のアゾ−ビス(イソブ
チロニトリル)のような重合触媒、又は過酸化水素、ジ
−tert−ブチルペルオキシドもしくはt−ブチルペルオ
クトエートのようなペルオキシドの存在下、水のような
不活性希釈剤の存在下もしくは不存在下、かつ場合によ
っては更に、加水分解などを抑制するアンモニアもしく
はアミンのような塩基の存在下に重合させることができ
る。当業者に理解されているように、反応条件を調節し
て重合度を変化させることができる。ポリマーは、回収
後必要であれば乾燥し、粉砕、例えば粉末化することが
できる。
体公知であるか、または、当業界においてよく知られた
方法によって製造することができる。例えば、対応する
N−ビニルラクタムは、中〜高温下、例えば約20〜1
60℃で、場合によっては触媒量のアゾ−ビス(イソブ
チロニトリル)のような重合触媒、又は過酸化水素、ジ
−tert−ブチルペルオキシドもしくはt−ブチルペルオ
クトエートのようなペルオキシドの存在下、水のような
不活性希釈剤の存在下もしくは不存在下、かつ場合によ
っては更に、加水分解などを抑制するアンモニアもしく
はアミンのような塩基の存在下に重合させることができ
る。当業者に理解されているように、反応条件を調節し
て重合度を変化させることができる。ポリマーは、回収
後必要であれば乾燥し、粉砕、例えば粉末化することが
できる。
【0015】ポリ−N−ビニルラクタムの粒径は広く変
化してよいが、約0.01〜約200ミクロンが好都合
であり、好ましくは約0.1〜約100ミクロン、最も
好ましくは約0.5〜約50ミクロンである。ポリ−N
−ビニルラクタムは広く市販されている。例えば、ポリ
ビニルピロリドンは、広い平均分子量範囲にわたって一
般に市販されている。GAF社(GAF Corporation)は、
約10,000(PVP K−15)〜約360,00
0(PVP K−90)の平均分子量を有する粉末ポリ
ビニルピロリドンを提供している。好都合なGAF社の
ポリビニルピロリドンは、数平均分子量約37,00
0、かつ分子量範囲約25,000〜50,000のC
級のPlasdoneである。GAF社から提供される約40,
000の平均分子量を有するPVP K−30もまた好
都合である。
化してよいが、約0.01〜約200ミクロンが好都合
であり、好ましくは約0.1〜約100ミクロン、最も
好ましくは約0.5〜約50ミクロンである。ポリ−N
−ビニルラクタムは広く市販されている。例えば、ポリ
ビニルピロリドンは、広い平均分子量範囲にわたって一
般に市販されている。GAF社(GAF Corporation)は、
約10,000(PVP K−15)〜約360,00
0(PVP K−90)の平均分子量を有する粉末ポリ
ビニルピロリドンを提供している。好都合なGAF社の
ポリビニルピロリドンは、数平均分子量約37,00
0、かつ分子量範囲約25,000〜50,000のC
級のPlasdoneである。GAF社から提供される約40,
000の平均分子量を有するPVP K−30もまた好
都合である。
【0016】本発明のヒドロペルオキシド化ポリ−N−
ビニルラクタムは、概して、ポリ−N−ビニルラクタム
1モルあたり平均で約0.5〜約20モル当量のヒドロ
ペルオキシ基(−OOH)を含有する。好ましくは、上
記ポリマーは、ポリ−N−ビニルラクタム1モルあたり
平均で約1〜約15モル当量の、最も好ましくは約1〜
約10モル当量のヒドロペルオキシ基を含む。
ビニルラクタムは、概して、ポリ−N−ビニルラクタム
1モルあたり平均で約0.5〜約20モル当量のヒドロ
ペルオキシ基(−OOH)を含有する。好ましくは、上
記ポリマーは、ポリ−N−ビニルラクタム1モルあたり
平均で約1〜約15モル当量の、最も好ましくは約1〜
約10モル当量のヒドロペルオキシ基を含む。
【0017】本発明の他の実施態様において、必要なポ
リマー中へのオゾンの取込みが行なわれ、所望のヒドロ
ペルオキシド化ポリマー誘導体が形成されるのに充分な
時間、式(1)の粒子状ポリマーをオゾン(O3)に暴露
する。例えば、粒子状ポリマーを、単にオゾン処理され
た空気もしくはオゾン化された酸素のようなオゾン含有
気体キャリアと、密に接触させることによって、ヒドロ
ペルオキシ基をポリマー中に好都合に導入することがで
きる。概して反応温度は重要でなく、反応は広い温度範
囲、例えば0〜100℃、好ましくは雰囲気条件下で行
なうことができる。
リマー中へのオゾンの取込みが行なわれ、所望のヒドロ
ペルオキシド化ポリマー誘導体が形成されるのに充分な
時間、式(1)の粒子状ポリマーをオゾン(O3)に暴露
する。例えば、粒子状ポリマーを、単にオゾン処理され
た空気もしくはオゾン化された酸素のようなオゾン含有
気体キャリアと、密に接触させることによって、ヒドロ
ペルオキシ基をポリマー中に好都合に導入することがで
きる。概して反応温度は重要でなく、反応は広い温度範
囲、例えば0〜100℃、好ましくは雰囲気条件下で行
なうことができる。
【0018】ヒドロペルオキシド化誘導体を形成させる
ための、ポリマーとオゾンとの反応を容易にするため
に、少量の水分の存在下でオゾン処理を行なうようにす
ることが望ましい。通常、ポリ−N−ビニルラクタム
は、ヒドロペルオキシド化を容易にするのに充分な、例
えばポリ−N−ビニルピロリドンの場合は、5〜9重量
%の吸着水を雰囲気条件下で含有する。所望の場合は、
水分を加えて、例えばキャリアガスの湿度もしくは水分
含有率を飽和状態の約20〜約90%に調節してもよ
い。
ための、ポリマーとオゾンとの反応を容易にするため
に、少量の水分の存在下でオゾン処理を行なうようにす
ることが望ましい。通常、ポリ−N−ビニルラクタム
は、ヒドロペルオキシド化を容易にするのに充分な、例
えばポリ−N−ビニルピロリドンの場合は、5〜9重量
%の吸着水を雰囲気条件下で含有する。所望の場合は、
水分を加えて、例えばキャリアガスの湿度もしくは水分
含有率を飽和状態の約20〜約90%に調節してもよ
い。
【0019】通常、オゾンは、空気もしくは酸素のよう
な酸素含有ガスを、標準的なオゾン発生器に通すことに
よって、キャリアガスとの混合物として好都合に調製す
ることができる。空気の場合、概して約2重量%のオゾ
ンが得られ、純酸素ガスの場合には、特徴的に4重量%
のオゾンが得られる。
な酸素含有ガスを、標準的なオゾン発生器に通すことに
よって、キャリアガスとの混合物として好都合に調製す
ることができる。空気の場合、概して約2重量%のオゾ
ンが得られ、純酸素ガスの場合には、特徴的に4重量%
のオゾンが得られる。
【0020】上述のように、水分は、オゾン含有ガスの
湿度を制御することによって反応混合物中に導入するこ
とができる。しかしながら、水溶液中でポリビニルラク
タムのヒドロペルオキシド化を行なうことは、そのよう
な条件下では、おそらくは鎖の切断により、ポリビニル
ラクタムが特徴的に低分子量生成物へ低質化してしまう
ので避けなければならない。
湿度を制御することによって反応混合物中に導入するこ
とができる。しかしながら、水溶液中でポリビニルラク
タムのヒドロペルオキシド化を行なうことは、そのよう
な条件下では、おそらくは鎖の切断により、ポリビニル
ラクタムが特徴的に低分子量生成物へ低質化してしまう
ので避けなければならない。
【0021】オゾン含有ガスは種々の方法、例えばガス
を粒子の薄層上もしくはポリマー粒子を含有する充填塔
内を通過させるか、好ましくはオゾン含有ガスを、粒子
状ポリマーの流動床中に通すことによって、粒子状ポリ
マーと接触させることができる。
を粒子の薄層上もしくはポリマー粒子を含有する充填塔
内を通過させるか、好ましくはオゾン含有ガスを、粒子
状ポリマーの流動床中に通すことによって、粒子状ポリ
マーと接触させることができる。
【0022】得られたヒドロペルオキシド化ポリ−N−
ビニルラクタムを、場合によっては架橋剤の存在下で、
少なくとも1つの疎水性又は親水性モノマーもしくはこ
れらの混合物と重合させ、意外なことに、良好な機械的
特性を有すると共に、抽出物の量が予期したよりも少な
く、コンタクトレンズ、心臓弁、血管代替物、マウスガ
ード及び歯科用ライナーのような医療外科用器具、半透
膜、及び例えば織物、すなわち火傷もしくは外傷用包帯
として使用するための、フィルムもしくは繊維をはじめ
とする広範囲の用途に有用なグラフトコポリマーを得る
ことができる。
ビニルラクタムを、場合によっては架橋剤の存在下で、
少なくとも1つの疎水性又は親水性モノマーもしくはこ
れらの混合物と重合させ、意外なことに、良好な機械的
特性を有すると共に、抽出物の量が予期したよりも少な
く、コンタクトレンズ、心臓弁、血管代替物、マウスガ
ード及び歯科用ライナーのような医療外科用器具、半透
膜、及び例えば織物、すなわち火傷もしくは外傷用包帯
として使用するための、フィルムもしくは繊維をはじめ
とする広範囲の用途に有用なグラフトコポリマーを得る
ことができる。
【0023】好適な親水性の共重合性モノマーとして
は、一般式:
は、一般式:
【0024】
【化4】
【0025】(式中、R1 は水素又はメチルであり、R
2 は、水素、又は1以上のカルボキシ、ヒドロキシ、ア
ミノ、低級アルキルアミノ、ジ−低級アルキルアミノ、
2〜約100個の繰り返し単位を有するポリエチレンオ
キシド基のような水溶性基によって置換されている、あ
るいは1以上のサルフェート、ホスフェート、スルホネ
ート、ホスホネート、カルボキサミド、スルホンアミド
もしくはホスホンアミド基によって置換されている、約
10個以下の炭素原子を有する脂肪族炭化水素基、例え
ばアルキル基である)で示されるアクリル酸及びメタク
リル酸エステル又はこれらの混合物;
2 は、水素、又は1以上のカルボキシ、ヒドロキシ、ア
ミノ、低級アルキルアミノ、ジ−低級アルキルアミノ、
2〜約100個の繰り返し単位を有するポリエチレンオ
キシド基のような水溶性基によって置換されている、あ
るいは1以上のサルフェート、ホスフェート、スルホネ
ート、ホスホネート、カルボキサミド、スルホンアミド
もしくはホスホンアミド基によって置換されている、約
10個以下の炭素原子を有する脂肪族炭化水素基、例え
ばアルキル基である)で示されるアクリル酸及びメタク
リル酸エステル又はこれらの混合物;
【0026】次式:
【化5】
【0027】(式中、R1 及びR2 は上記のものを表
す)で示されるアクリルアミド及びメタクリルアミド;
す)で示されるアクリルアミド及びメタクリルアミド;
【0028】次式:
【化6】
【0029】(式中、R3 は1〜3個の炭素原子を有す
る低級アルキルであり、R1 は上記のものを表す)で示
されるアクリルアミド及びメタクリルアミド;
る低級アルキルであり、R1 は上記のものを表す)で示
されるアクリルアミド及びメタクリルアミド;
【0030】次式:R2 OOC−CH=CH−COOR
2 (式中、R2 は上記のものを表す)で示されるマレイン
酸及びフマル酸エステル;
2 (式中、R2 は上記のものを表す)で示されるマレイン
酸及びフマル酸エステル;
【0031】次式:H2 C=CH−O−R2 (式中、R2 は、水素以外であるという条件で、上記の
ものを表す)で示されるビニルエーテル;
ものを表す)で示されるビニルエーテル;
【0032】次式:R1 CH=CHR2 (式中、R1 は上記のものを表し、R2 は、水素以外で
あるという条件で、上記のものを表す)で示される脂肪
族ビニル化合物;及びビニルピリジン、ピペリジン、イ
ミダゾールのようなビニル置換複素環式化合物、及びN
−ビニル−2−ピロリドンのようなN−ビニルラクタム
が挙げられる。上述及び下述の「低級」という用語は、
他に定義していない限り、7個までの炭素原子を有する
基を示す。
あるという条件で、上記のものを表す)で示される脂肪
族ビニル化合物;及びビニルピリジン、ピペリジン、イ
ミダゾールのようなビニル置換複素環式化合物、及びN
−ビニル−2−ピロリドンのようなN−ビニルラクタム
が挙げられる。上述及び下述の「低級」という用語は、
他に定義していない限り、7個までの炭素原子を有する
基を示す。
【0033】有用な水溶性モノマーとしては、2−ヒド
ロキシエチル−、2−もしくは3−ヒドロキシプロピル
−、2,3−ジヒドロキシプロピル−、ポリエトキシエ
チル−又はポリエトキシプロピル−アクリレート、−メ
タクリレート、−アクリルアミド又は−メタクリルアミ
ド;アクリルアミド、メタクリルアミド、N−メチルア
クリルアミド、N−メチルメタクリルアミド、N,N−
ジメチルアクリルアミド、N,N−ジメチルメタクリル
アミド;N,N−ジメチル−もしくはN,N−ジエチル
−アミノエチルアクリレート及びメタクリレート、並び
に対応するアクリルアミド及びメタクリルアミド;2−
もしくは4−ビニルピリジン;4−もしくは2−メチル
−5−ビニルピリジン;N−メチル−4−ビニルピペリ
ジン;2−メチル−1−ビニルイミダゾール;N,N−
ジメチルアリルアミン;ジメチルアミノエチルビニルエ
ーテル;N−ビニルピロリドン;アクリル酸及びメタク
リル酸、イタコン酸、クロトン酸、フマル酸、マレイン
酸及びそれらの低級ヒドロキシアルキルモノ−又はジエ
ステル、例えば2−ヒドロキシエチルフマレート及びマ
レエート;アクリル酸及びメタクリル酸ナトリウム;無
水マレイン酸;2−メタクリロイルオキシエチルスルホ
ン酸及びアリルスルホン酸が挙げられる。
ロキシエチル−、2−もしくは3−ヒドロキシプロピル
−、2,3−ジヒドロキシプロピル−、ポリエトキシエ
チル−又はポリエトキシプロピル−アクリレート、−メ
タクリレート、−アクリルアミド又は−メタクリルアミ
ド;アクリルアミド、メタクリルアミド、N−メチルア
クリルアミド、N−メチルメタクリルアミド、N,N−
ジメチルアクリルアミド、N,N−ジメチルメタクリル
アミド;N,N−ジメチル−もしくはN,N−ジエチル
−アミノエチルアクリレート及びメタクリレート、並び
に対応するアクリルアミド及びメタクリルアミド;2−
もしくは4−ビニルピリジン;4−もしくは2−メチル
−5−ビニルピリジン;N−メチル−4−ビニルピペリ
ジン;2−メチル−1−ビニルイミダゾール;N,N−
ジメチルアリルアミン;ジメチルアミノエチルビニルエ
ーテル;N−ビニルピロリドン;アクリル酸及びメタク
リル酸、イタコン酸、クロトン酸、フマル酸、マレイン
酸及びそれらの低級ヒドロキシアルキルモノ−又はジエ
ステル、例えば2−ヒドロキシエチルフマレート及びマ
レエート;アクリル酸及びメタクリル酸ナトリウム;無
水マレイン酸;2−メタクリロイルオキシエチルスルホ
ン酸及びアリルスルホン酸が挙げられる。
【0034】好適な水溶性モノマーとしては、メタクリ
ル酸−2−ヒドロキシエチル、N,N−ジメチルアクリ
ルアミド、アクリル酸及びメタクリル酸が挙げられ、メ
タクリル酸−2−ヒドロキシエチルが最も好適である。
ル酸−2−ヒドロキシエチル、N,N−ジメチルアクリ
ルアミド、アクリル酸及びメタクリル酸が挙げられ、メ
タクリル酸−2−ヒドロキシエチルが最も好適である。
【0035】好適な疎水性の共重合性モノマーとして
は、
は、
【0036】一般式:
【化7】
【0037】(式中、R1 は上記のものを表し、R4 は
未置換の、あるいは炭素原子数1〜12のアルコキシ、
アルカノイルオキシもしくはアルキル、又はハロゲン、
特に塩素もしくはフッ素、又は2〜約100個の単位を
有するC3 〜C5 ポリアルキレンオキシによって置換さ
れた、20個以下の炭素原子を有する脂肪族、脂環式又
は芳香族基である)で示されるアクリル酸及びメタクリ
ル酸エステル;
未置換の、あるいは炭素原子数1〜12のアルコキシ、
アルカノイルオキシもしくはアルキル、又はハロゲン、
特に塩素もしくはフッ素、又は2〜約100個の単位を
有するC3 〜C5 ポリアルキレンオキシによって置換さ
れた、20個以下の炭素原子を有する脂肪族、脂環式又
は芳香族基である)で示されるアクリル酸及びメタクリ
ル酸エステル;
【0038】一般式:
【化8】
【0039】(式中、R1 及びR4 は上記のものを表
す)で示される、アクリルアミド及びメタクリルアミ
ド;
す)で示される、アクリルアミド及びメタクリルアミ
ド;
【0040】一般式:H2 C=CH−O−R4 (式中、R4 は上記のものを表す)で示されるビニルエ
ーテル;
ーテル;
【0041】次式:H2 C=CH−OOC−R4 (式中、R4 は上記のものを表す)で示されるビニルエ
ステル;
ステル;
【0042】次式:R4 OOC−HC=CH−COOR
4 (式中、R4 は上記のものを表す)で示されるマレイン
酸及びフマル酸エステル;
4 (式中、R4 は上記のものを表す)で示されるマレイン
酸及びフマル酸エステル;
【0043】次式:R1 CH=CHR4 (式中、R1 及びR4 は上記のものを表す)で示される
ビニル系置換炭化水素;のような、水不溶性の通常のビ
ニルモノマーが挙げられる。
ビニル系置換炭化水素;のような、水不溶性の通常のビ
ニルモノマーが挙げられる。
【0044】有用な疎水性モノマーとしては、例えばメ
チル−、エチル−、プロピル−、イソプロピル−、ブチ
ル−、エトキシエチル−、メトキシエチル−、エトキシ
プロピル−、フェニル−、ベンジル−、シクロヘキシル
−、ヘキサフルオロ−、イソプロピル−もしくはn−オ
クチル−アクリレート及び−メタクリレート、並びに対
応するアクリルアミド及びメタクリルアミド;フマル酸
ジメチル、マレイン酸ジメチル、フマル酸ジエチル、メ
チルビニルエーテル、エトキシエチルビニルエーテル、
酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、安息香酸ビニル、ア
クリロニトリル、スチレン、α−メチルスチレン、1−
ヘキセン、塩化ビニル、ビニルメチルケトン、ステアリ
ン酸ビニル、2−ヘキセン及びメタクリル酸−2−エチ
ルヘキシルが挙げられる。
チル−、エチル−、プロピル−、イソプロピル−、ブチ
ル−、エトキシエチル−、メトキシエチル−、エトキシ
プロピル−、フェニル−、ベンジル−、シクロヘキシル
−、ヘキサフルオロ−、イソプロピル−もしくはn−オ
クチル−アクリレート及び−メタクリレート、並びに対
応するアクリルアミド及びメタクリルアミド;フマル酸
ジメチル、マレイン酸ジメチル、フマル酸ジエチル、メ
チルビニルエーテル、エトキシエチルビニルエーテル、
酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、安息香酸ビニル、ア
クリロニトリル、スチレン、α−メチルスチレン、1−
ヘキセン、塩化ビニル、ビニルメチルケトン、ステアリ
ン酸ビニル、2−ヘキセン及びメタクリル酸−2−エチ
ルヘキシルが挙げられる。
【0045】一般に、コポリマーは、 a)約1〜約80重量%のヒドロペルオキシド化ポリ−
N−ビニルラクタム; b)場合によっては約0.1〜約5重量%の架橋剤;及
び、 c)約99〜約20重量%の、1以上の親水性もしくは
疎水性モノマー又はそれらの混合物;を含有する重合性
混合物のグラフト反応によって製造される。所望の場合
反応混合物は、化合物の重合において特徴的に用いられ
るエチレン性不飽和部を有する通常の触媒、及び好まし
くは遊離基触媒を触媒量含有してもよい。過酸化水素、
過酸化ベンゾイル、tert−ブチルペルオクトエート又は
アゾビス(イソブチロニトリル)のような通常の過酸化
物及びアゾ触媒が特に重要である。多くの場合におい
て、ヒドロペルオキシド化ポリ−N−ビニルラクタムの
反応性ゆえに重合開始剤は必要ではない。所望の場合、
又は適切な場合において、重合は、化学放射線などの存
在下で、光開始剤の存在下もしくは不存在下で、少なく
とも部分的に行なうことができる。
N−ビニルラクタム; b)場合によっては約0.1〜約5重量%の架橋剤;及
び、 c)約99〜約20重量%の、1以上の親水性もしくは
疎水性モノマー又はそれらの混合物;を含有する重合性
混合物のグラフト反応によって製造される。所望の場合
反応混合物は、化合物の重合において特徴的に用いられ
るエチレン性不飽和部を有する通常の触媒、及び好まし
くは遊離基触媒を触媒量含有してもよい。過酸化水素、
過酸化ベンゾイル、tert−ブチルペルオクトエート又は
アゾビス(イソブチロニトリル)のような通常の過酸化
物及びアゾ触媒が特に重要である。多くの場合におい
て、ヒドロペルオキシド化ポリ−N−ビニルラクタムの
反応性ゆえに重合開始剤は必要ではない。所望の場合、
又は適切な場合において、重合は、化学放射線などの存
在下で、光開始剤の存在下もしくは不存在下で、少なく
とも部分的に行なうことができる。
【0046】グラフト重合は、概して約20〜約150
℃の温度において、約1〜約24時間で行なうことがで
きる。このような反応における時間及び温度は反比例で
相関すると理解されている。したがって、温度範囲の上
限の温度を用いると、概して反応時間は時間範囲の下限
近くになり、逆もまた同様である。
℃の温度において、約1〜約24時間で行なうことがで
きる。このような反応における時間及び温度は反比例で
相関すると理解されている。したがって、温度範囲の上
限の温度を用いると、概して反応時間は時間範囲の下限
近くになり、逆もまた同様である。
【0047】ポリマー混合物の性質によって、このよう
な重合によって得られたコポリマーを、例えば約60〜
約150℃のいくぶん高めの温度で後硬化させることが
望ましい。
な重合によって得られたコポリマーを、例えば約60〜
約150℃のいくぶん高めの温度で後硬化させることが
望ましい。
【0048】コンタクトレンズを製造するために、ポリ
マー混合物をレンズの形状に直接流し込み成形してもよ
く、又は重合を小形の円筒形もしくは「ボタン」の形状
のような、更なる処理に好都合な形状を有する成形型中
で行なってから、機械加工してもよい。
マー混合物をレンズの形状に直接流し込み成形してもよ
く、又は重合を小形の円筒形もしくは「ボタン」の形状
のような、更なる処理に好都合な形状を有する成形型中
で行なってから、機械加工してもよい。
【0049】本発明の好適な実施態様において、モノマ
ー(C)成分の少なくとも50重量%は、親水性モノマ
ー、好ましくはアクリルもしくはメタクリル酸とポリヒ
ドロキシアルコールとのモノエステル、最も好ましくは
メタクリル酸ヒドロキシエチルである。水性媒体中で膨
潤して、全ヒドロゲル組成物を基準として約20〜約8
0重量%の水もしくは他の生理学的に許容される水性媒
体を吸収することができる親水性ポリマーが特に好まし
い。
ー(C)成分の少なくとも50重量%は、親水性モノマ
ー、好ましくはアクリルもしくはメタクリル酸とポリヒ
ドロキシアルコールとのモノエステル、最も好ましくは
メタクリル酸ヒドロキシエチルである。水性媒体中で膨
潤して、全ヒドロゲル組成物を基準として約20〜約8
0重量%の水もしくは他の生理学的に許容される水性媒
体を吸収することができる親水性ポリマーが特に好まし
い。
【0050】好適な架橋剤は、アクリル酸及びメタクリ
ル酸アリル;ジメタクル酸エチレングリコール又はジメ
タクリル酸プロピレングリコールのようなアルキレング
リコール又はポリアルキレングリコールのジ−アクリル
酸もしくは−メタクリル酸エステル;トリアクリル酸ト
リメチロールプロパン;テトラアクリル酸ペンタエリト
リトール;ジビニルベンゼン;ジビニルエーテル;ジビ
ニルスルホン;ジアクリル酸もしくはメタクリル酸ビス
フェノールA;メチレンビスアクリルアミド;フタル酸
ジアリル;トリアリルメラミン;及びジアクリル酸又は
ジメタクリル酸ヘキサメチレンのようなジオレフィン性
モノマーである。
ル酸アリル;ジメタクル酸エチレングリコール又はジメ
タクリル酸プロピレングリコールのようなアルキレング
リコール又はポリアルキレングリコールのジ−アクリル
酸もしくは−メタクリル酸エステル;トリアクリル酸ト
リメチロールプロパン;テトラアクリル酸ペンタエリト
リトール;ジビニルベンゼン;ジビニルエーテル;ジビ
ニルスルホン;ジアクリル酸もしくはメタクリル酸ビス
フェノールA;メチレンビスアクリルアミド;フタル酸
ジアリル;トリアリルメラミン;及びジアクリル酸又は
ジメタクリル酸ヘキサメチレンのようなジオレフィン性
モノマーである。
【0051】本発明のヒドロペルオキシド化ポリ−N−
ビニルラクタムを、ポリ−N−ビニルラクタムを用いた
際と実質的に同様の方法で、商業的に有用な製品を製造
する通常のグラフト重合法において使用し、通常のポリ
−N−ビニルラクタムグラフトポリマーと一見全く同様
であるが、予想外に低い抽出物を示すグラフト重合物を
得ることができるという事実は特に重要である。
ビニルラクタムを、ポリ−N−ビニルラクタムを用いた
際と実質的に同様の方法で、商業的に有用な製品を製造
する通常のグラフト重合法において使用し、通常のポリ
−N−ビニルラクタムグラフトポリマーと一見全く同様
であるが、予想外に低い抽出物を示すグラフト重合物を
得ることができるという事実は特に重要である。
【0052】したがって、本発明のヒドロペルオキシド
化された粒子状のポリ−N−ビニルラクタムは、米国特
許第3,621,079号、3,700,761号、
4,123,407号及び4,123,408号におい
て記載されたようなグラフトコポリマーの製造におい
て、そこに記載された用途に有利に用いることができ
る。
化された粒子状のポリ−N−ビニルラクタムは、米国特
許第3,621,079号、3,700,761号、
4,123,407号及び4,123,408号におい
て記載されたようなグラフトコポリマーの製造におい
て、そこに記載された用途に有利に用いることができ
る。
【0053】
【実施例】以下の実施例は例示のみの目的で示すもので
あり、本発明の本質及び範囲を制限するものではない。
特に明記しない限り部は全て重量部である。温度は摂氏
温度として示す。
あり、本発明の本質及び範囲を制限するものではない。
特に明記しない限り部は全て重量部である。温度は摂氏
温度として示す。
【0054】実施例1 約40,000の平均分子量及び約5ミクロンの平均粒
径を有し、約2〜3重量%の吸着水を含有するポリ−N
−ビニルピロリドン(GAF社のK−30)27gを、
底部にフリットを含む100mlの筒状流動床中に配置
し、これに、O2をオゾン発生器に通すことによって得
られた6%のオゾン濃度を有する、オゾン化酸素ガス
を、1l/分のガス速度で、40分間の間、約18℃の温
度において、粒子状ポリ−N−ビニルピロリドン中を上
方に向って通過させた。得られたヒドロペルオキシド化
ポリ−N−ビニルピロリドンは、ポリ−N−ビニルピロ
リドン1モル当量あたり約3モル当量のヒドロペルオキ
シ基を含有することが見い出された。
径を有し、約2〜3重量%の吸着水を含有するポリ−N
−ビニルピロリドン(GAF社のK−30)27gを、
底部にフリットを含む100mlの筒状流動床中に配置
し、これに、O2をオゾン発生器に通すことによって得
られた6%のオゾン濃度を有する、オゾン化酸素ガス
を、1l/分のガス速度で、40分間の間、約18℃の温
度において、粒子状ポリ−N−ビニルピロリドン中を上
方に向って通過させた。得られたヒドロペルオキシド化
ポリ−N−ビニルピロリドンは、ポリ−N−ビニルピロ
リドン1モル当量あたり約3モル当量のヒドロペルオキ
シ基を含有することが見い出された。
【0055】比較例2 比較例として、約40,000の平均分子量を有するポ
リ−N−ビニルピロリドン(GAF社のK−30)18
gを、水約204g中に溶解し、4%のオゾン濃度を有
するオゾン化酸素ガスを、約1l/分のガス速度、約18
℃の温度で上記溶液中に通した。約1分後、溶液は明澄
化かつ低質化し、粘度の著しい低下が証明され、反応条
件下でポリ−N−ビニルピロリドンが切断されたことが
示された。
リ−N−ビニルピロリドン(GAF社のK−30)18
gを、水約204g中に溶解し、4%のオゾン濃度を有
するオゾン化酸素ガスを、約1l/分のガス速度、約18
℃の温度で上記溶液中に通した。約1分後、溶液は明澄
化かつ低質化し、粘度の著しい低下が証明され、反応条
件下でポリ−N−ビニルピロリドンが切断されたことが
示された。
【0056】実施例3 実施例1のヒドロペルオキシド化ポリ−N−ビニルピロ
リドン2.0gを、メタクリル酸ヒドロキシエチル9.
3g、ジメタクリル酸エチレングリコール0.15g及
び水0.7gの混合物中に溶解し、溶液を均一に混合
し、真空下に置くことにより抜気し、窒素ガスシール下
に置き、室温条件下で紫外線を照射した。溶液は30分
以内で重合し、生成物をレンズレプリカに機械加工し、
加工されたレンズレプリカを水で膨潤させることによ
り、親水性コンタクトレンズとして好適に使用される、
明澄な架橋生成物となった。
リドン2.0gを、メタクリル酸ヒドロキシエチル9.
3g、ジメタクリル酸エチレングリコール0.15g及
び水0.7gの混合物中に溶解し、溶液を均一に混合
し、真空下に置くことにより抜気し、窒素ガスシール下
に置き、室温条件下で紫外線を照射した。溶液は30分
以内で重合し、生成物をレンズレプリカに機械加工し、
加工されたレンズレプリカを水で膨潤させることによ
り、親水性コンタクトレンズとして好適に使用される、
明澄な架橋生成物となった。
【0057】実施例4 実施例3と同一の方法で、ヒドロペルオキシド化ポリ−
N−ビニルピロリドン2.0gを、メタクリル酸ヒドロ
キシエチル9.3g及び水0.7g中に溶解した。溶液
は30分以内で重合して、親水性コンタクトレンズ材料
として使用するのに好適な明澄な重合生成物となった。
N−ビニルピロリドン2.0gを、メタクリル酸ヒドロ
キシエチル9.3g及び水0.7g中に溶解した。溶液
は30分以内で重合して、親水性コンタクトレンズ材料
として使用するのに好適な明澄な重合生成物となった。
【0058】実施例5 実施例1によって得られたヒドロペルオキシド化ポリ−
N−ビニルピロリドン5.0部を、メタクリル酸ヒドロ
キシエチル19.5部、ジメタクリル酸エチレングリコ
ール0.15部、ベンゾインメチルエーテル0.05
部、メタクリル酸0.3部及び水1.2部を含有する溶
液中に溶解し、混合物を真空下におくことによって抜気
し、窒素ガスシール下に置き、コンタクトレンズレプリ
カ成形型内へ注入した。次に成形型内の溶液に、紫外線
照射を2時間施した。等張食塩溶液で平衡化したレンズ
レプリカは、約55.6%の水を含有し、良好な機械的
特性と共に優れた明澄度を有していた。乾燥したレンズ
に、メタノールによる徹底的なソックスレー抽出を施し
ても、抽出物による減少は4.6%のみであった。同様
に、上記によって製造された試験レンズに沸騰水を3日
間施しても、乾燥基準で重量減少は約3%しか起こらな
かった。
N−ビニルピロリドン5.0部を、メタクリル酸ヒドロ
キシエチル19.5部、ジメタクリル酸エチレングリコ
ール0.15部、ベンゾインメチルエーテル0.05
部、メタクリル酸0.3部及び水1.2部を含有する溶
液中に溶解し、混合物を真空下におくことによって抜気
し、窒素ガスシール下に置き、コンタクトレンズレプリ
カ成形型内へ注入した。次に成形型内の溶液に、紫外線
照射を2時間施した。等張食塩溶液で平衡化したレンズ
レプリカは、約55.6%の水を含有し、良好な機械的
特性と共に優れた明澄度を有していた。乾燥したレンズ
に、メタノールによる徹底的なソックスレー抽出を施し
ても、抽出物による減少は4.6%のみであった。同様
に、上記によって製造された試験レンズに沸騰水を3日
間施しても、乾燥基準で重量減少は約3%しか起こらな
かった。
【0059】実施例6 もとのポリ−N−ビニルピロリドンと比較して、本発明
のヒドロペルオキシド化されたポリ−N−ビニルピロリ
ドンは、高められた反応性を有するために、2つの溶液
を調製した。溶液Aは、メタクリル酸ヒドロキシエチル
8.0g中に溶解した、実施例1によって得られたヒド
ロペルオキシド化ポリ−N−ビニルピロリドン2.0g
を含有していた。溶液Bは、メタクリル酸ヒドロキシエ
チル8.0g中に溶解した、実施例1の出発物質と同一
の非ヒドロペルオキシド化ポリ−N−ビニルピロリドン
2.0gを含有していた。両溶液を窒素でパージし、同
一条件下で紫外線を照射した。15分以内に溶液Aは重
合したが、溶液Bでは明らかな重合は起こらなかった。
のヒドロペルオキシド化されたポリ−N−ビニルピロリ
ドンは、高められた反応性を有するために、2つの溶液
を調製した。溶液Aは、メタクリル酸ヒドロキシエチル
8.0g中に溶解した、実施例1によって得られたヒド
ロペルオキシド化ポリ−N−ビニルピロリドン2.0g
を含有していた。溶液Bは、メタクリル酸ヒドロキシエ
チル8.0g中に溶解した、実施例1の出発物質と同一
の非ヒドロペルオキシド化ポリ−N−ビニルピロリドン
2.0gを含有していた。両溶液を窒素でパージし、同
一条件下で紫外線を照射した。15分以内に溶液Aは重
合したが、溶液Bでは明らかな重合は起こらなかった。
【0060】実施例7 本発明のヒドロペルオキシド化ポリ−N−ビニルピロリ
ドンが高められた反応性を有することを更に示すため
に、溶液A及びBを実施例6にしたがって調製した。メ
タクリル酸ヒドロキシエチル8.0g中に溶解したヒド
ロペルオキシド化ポリ−N−ビニルピロリドン2.0g
を含有する溶液Aを、80℃の温度に約2時間加熱する
と、溶液は重合して塊状の硬質重合体となった。非ヒド
ロペルオキシド化ポリ−N−ビニルピロリドンを含有す
る以外は同一である溶液Bは重合しなかった。これは、
ヒドロペルオキシド化ポリ−N−ビニルピロリドンが、
触媒の添加もしくは紫外線照射を行なわなくとも、みず
から重合を開始することを示している。
ドンが高められた反応性を有することを更に示すため
に、溶液A及びBを実施例6にしたがって調製した。メ
タクリル酸ヒドロキシエチル8.0g中に溶解したヒド
ロペルオキシド化ポリ−N−ビニルピロリドン2.0g
を含有する溶液Aを、80℃の温度に約2時間加熱する
と、溶液は重合して塊状の硬質重合体となった。非ヒド
ロペルオキシド化ポリ−N−ビニルピロリドンを含有す
る以外は同一である溶液Bは重合しなかった。これは、
ヒドロペルオキシド化ポリ−N−ビニルピロリドンが、
触媒の添加もしくは紫外線照射を行なわなくとも、みず
から重合を開始することを示している。
【0061】実施例8 実施例4の条件で製造されたレンズに関するデータを、
代替物として非ヒドロペルオキシド化ポリ−N−ビニル
ピロリドンを用いたレンズと比較した。レンズは完全に
成形した。
代替物として非ヒドロペルオキシド化ポリ−N−ビニル
ピロリドンを用いたレンズと比較した。レンズは完全に
成形した。
【0062】
【表1】
【0063】実施例9 実施例4の条件で製造されたレンズに関するデータを、
代替物として非ヒドロペルオキシド化ポリ−N−ビニル
ピロリドンを用いたレンズと比較した。ポリマーは棒状
に硬化した。ボタン状物を得、レンズに研削し、抽出
し、特性を下記にまとめた。
代替物として非ヒドロペルオキシド化ポリ−N−ビニル
ピロリドンを用いたレンズと比較した。ポリマーは棒状
に硬化した。ボタン状物を得、レンズに研削し、抽出
し、特性を下記にまとめた。
【0064】
【表2】
Claims (4)
- 【請求項1】 5重量%以下の架橋剤の存在下又は不存
在下に、式(1): 【化1】 (式中、Rは2〜8個の炭素原子を有するアルキレンで
あり、nは40〜4,000である)で示される単位を
含み、ポリ−N−ビニルラクタム1モルあたり、平均
0.5〜20モル当量のヒドロペルオキシ基を含む、粒
子状のヒドロペルオキシド化ポリ−N−ビニルラクタム
1〜80重量%、及び1以上の親水性もしくは疎水性ビ
ニル系モノマー又はこれらの混合物99〜20重量%か
ら形成されるグラフトコポリマー。 - 【請求項2】 該ビニル系モノマーの少なくとも50重
量%が、アクリル酸もしくはメタクリル酸とポリヒドロ
キシアルコールとの親水性モノエステルである請求項1
記載のグラフトコポリマー。 - 【請求項3】 該親水性モノエステルが、メタクリル酸
ヒドロキシエチルである請求項2記載のグラフトコポリ
マー。 - 【請求項4】 5重量%以下の架橋剤の存在下又は不存
在下に、式(1): 【化2】 (式中、Rは2〜8個の炭素原子を有するアルキレンで
あり、nは40〜4,000である)で示される単位を
含み、ポリ−N−ビニルラクタム1モルあたり、平均
0.5〜20モル当量のヒドロペルオキシ基を含む、粒
子状のヒドロペルオキシド化ポリ−N−ビニルラクタム
1〜80重量%、及び実質的にビニル系モノマーの少な
くとも50重量%が親水性モノマーであるという条件下
で、1以上の親水性もしくは疎水性ビニル系モノマー9
9〜20重量%から形成されるグラフトコポリマーから
なり、該ポリマーと水性媒体との合計の20〜80重量
%の量となるような、生理学的に許容し得る水性媒体で
膨潤させたヒドロゲル組成物で形成された透明なコンタ
クトレンズ。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US892535 | 1986-08-04 | ||
US06/892,535 US4678838A (en) | 1986-08-04 | 1986-08-04 | Particulate hydroperoxidized poly-N-vinyl lactam, its preparation and use thereof |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62192768A Division JP2549125B2 (ja) | 1986-08-04 | 1987-08-03 | 粒子状ヒドロペルオキシド化ポリーnービニルラクタムの製造方法 |
Publications (2)
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