JPH08192826A - 券類搬送施封装置 - Google Patents

券類搬送施封装置

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JPH08192826A
JPH08192826A JP189095A JP189095A JPH08192826A JP H08192826 A JPH08192826 A JP H08192826A JP 189095 A JP189095 A JP 189095A JP 189095 A JP189095 A JP 189095A JP H08192826 A JPH08192826 A JP H08192826A
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JP
Japan
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bundle
conveyor
sensor
shutter
tickets
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Application number
JP189095A
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English (en)
Inventor
Mika Kimura
美香 木村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 施封の異常を施封束の全域にわたって検出で
き、信頼性の向上が図れる券類搬送施封装置を提供す
る。 【構成】 券類Pの施封束をコンベア22に載せて所定
の方向に運ぶ。コンベア22の上方のシャッタ24を閉
成して施封束を所定位置に一旦止めた後、シャッタ24
を開放して施封束を動かしながら、各第1センサ27お
よび各第2センサ28の出力により施封束の形状を検出
する。この検出結果から施封の異常を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、券類を搬送して集積
し、集積した券類を帯で施封する券類搬送施封装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】券類を搬送して集積し、集積した券類を
所定枚数ずつ紙帯で施封する券類搬送施封装置がある。
この券類搬送施封装置では、施封の状態が正しいかどう
かを検査するため、コンベア、シャッタ、ラインセン
サ、およびはみ出しセンサを設けている。
【0003】コンベアは、施封束を載せて所定の方向に
運ぶものである。シャッタは、コンベアの上方に開閉自
在に設けられ、閉成によりコンベア上の施封束を受け止
めて所定位置に止め、開放により施封束の動きを許容す
る。ラインセンサは、コンベアの運び方向と直交する方
向に設けられ、コンベア上の券類の両端位置を検知す
る。はみ出しセンサは、コンベアの運び方向においてシ
ャッタより下流側に設けられ、コンベア上の券類の下流
側はみ出し部分を検知する。
【0004】検査に当たっては、シャッタを閉成した状
態でコンベアを一定時間動作させ、施封束の長手方向の
辺をシャッタに当てて施封束を所定位置に止める。この
状態でラインセンサの出力を見ることにより、施封束の
長手方向の形状(長さ)を検出する。また、はみ出しセ
ンサの出力を見ることにより、施封束から下流側に券類
がはみ出していないか検出する。
【0005】検出した長手方向の形状(長さ)が規定値
より大きければ、施封ずれと判定する。また、下流側へ
のはみ出しが検出された場合も、施封ずれと判定する。
施封ずれを判定した場合には、該当する施封束を搬送ル
ートから取り除くことになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の券類搬送施封装
置では、施封束の長手方向の形状(長さ)をラインセン
サとの対応位置でしか検出できない。また、券類のはみ
出しについては、下流側のみ検出しており、上流側での
検出が不可能である。
【0007】この発明は上記の事情を考慮したもので、
第1ないし第5の発明のいずれの券類搬送施封装置も、
施封の異常を施封束の全域にわたって検出できて信頼性
の向上が図れることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明の券類搬送施
封装置は、券類の施封束を載せて所定の方向に運ぶコン
ベアと、このコンベアの上方に開閉自在に設けられ、閉
成によりコンベア上の施封束を受け止めて所定位置に止
め、開放により施封束の動きを許容するシャッタと、こ
のコンベア上の施封束を閉成により受け止めて所定位置
に止め、開放により施封束の動きを許容するシャッタ
と、コンベアの運び方向と直交する方向にライン状に設
けられ、コンベア上の券類を検知する第1センサと、コ
ンベアの運び方向においてシャッタより下流側に設けら
れ、コンベア上の券類を検知する第2センサと、シャッ
タを閉成して施封束を所定位置に一旦止めた後、シャッ
タを開放して施封束を動かしながら、第1センサおよび
第2センサの出力により施封束の形状を検出する手段
と、この検出結果から施封の異常を判定する手段とを備
える。
【0009】第2の発明の券類搬送施封装置は、券類の
施封束を所定の方向に運ぶコンベアと、このコンベアの
上方に開閉自在に設けられ、閉成によりコンベア上の施
封束を受け止めて所定位置に止め、開放により施封束の
動きを許容するシャッタと、コンベアの運び方向と直交
する方向にライン状に設けられ、コンベア上の券類を検
知する第1センサと、コンベアの運び方向においてシャ
ッタより下流側に設けられ、コンベア上の券類を検知す
る第2センサと、シャッタを閉成して施封束を所定位置
に一旦止めた後、シャッタを開放して施封束を動かしな
がら、第1センサの出力により施封束の長さを検出し、
第2センサの出力により施封束からの券類はみ出しを検
出する手段と、これら検出結果から施封の異常を判定す
る手段と、を備える。
【0010】第3の発明の券類搬送施封装置は、券類の
施封束を載せて所定の方向に運ぶコンベアと、このコン
ベアの上方に開閉自在に設けられ、閉成によりコンベア
上の施封束を受け止めて所定位置に止め、開放により施
封束の動きを許容するシャッタと、コンベアの運び方向
と直交する方向にライン状に設けられ、コンベア上の券
類を検知する第1センサと、コンベアの運び方向におい
てシャッタより下流側に設けられ、コンベア上の券類を
検知する第2センサと、シャッタを閉成して施封束を所
定位置に止め、第1センサの出力により施封束の長さを
検出し、第2センサの出力により施封束からの券類はみ
出しを検出する手段と、これら検出結果から施封の異常
を判定する手段と、シャッタを開放して施封束を動かし
ながら、第1センサおよび第2センサの出力により施封
束の形状を検出する手段と、この検出結果から施封の異
常を判定する手段とを備える。
【0011】第4の発明の券類搬送施封装置は、傾斜状
に設けられ、券類の施封束を載せて下方側に運ぶコンベ
アと、このコンベアと対応する位置に開閉自在に設けら
れ、閉成によりコンベア上の施封束を受け止めて所定位
置に止め、開放により施封束の動きを許容するシャッタ
と、コンベアの運び方向と直交する方向にライン状に設
けられ、コンベア上の券類を検知する第1センサと、コ
ンベアの運び方向においてシャッタより下流側に設けら
れ、コンベア上の券類を検知する第2センサと、コンベ
アへの施封束の載置を検知する第3センサと、この第3
センサが施封束の載置を検知したとき、シャッタを閉成
した状態でコンベアを一定時間動作させる手段と、その
一定時間において第2センサの出力により施封束からの
券類はみ出しを検出する手段と、一定時間の経過後、第
1センサの出力により施封束の長さを検出する手段と、
これら検出結果から施封の異常を判定する手段と、この
判定で異常がないとき、シャッタを開放してコンベアを
動作させながら、第1センサおよび第2センサの出力に
より施封束の形状を検出する手段と、この検出結果から
施封の異常を判定する手段とを備える。
【0012】第5の発明の券類搬送施封装置は、傾斜状
に設けられ、券類の施封束を載せて下方側に運ぶコンベ
アと、このコンベアと対応する位置に開閉自在に設けら
れ、閉成によりコンベア上の施封束を受け止めて所定位
置に止め、開放により施封束の動きを許容するシャッタ
と、コンベアの運び方向と直交する方向にライン状に設
けられ、コンベア上の券類を検知する第1センサと、コ
ンベアの運び方向においてシャッタより下流側に設けら
れ、コンベア上の券類を検知する第2センサと、コンベ
アへの施封束の載置を検知する第3センサと、この第3
センサが施封束の載置を検知したとき、シャッタを閉成
した状態でコンベアを一定時間動作させる手段と、その
一定時間において第2センサの出力により施封束からの
券類はみ出しを検出する手段と、一定時間の経過後、第
1センサの出力により施封束の長さを検出する手段と、
これら検出結果から施封の異常を判定する手段と、この
判定で異常がないとき、シャッタを開放してコンベアを
動作させながら、第1センサおよび第2センサの出力に
より施封束の形状を検出する手段と、この検出結果から
施封の異常を判定する手段と、この判定で異常がないと
き、第1センサ、第2センサ、および第3センサの出力
により券類の脱落を検出する手段とを備えている。
【0013】
【作用】第1の発明の券類搬送施封装置では、券類の施
封束をコンベアに載せて所定の方向に運ぶ。コンベアの
上方のシャッタを閉成して施封束を所定位置に一旦止め
た後、シャッタを開放して施封束を動かしながら、第1
センサおよび第2センサの出力により施封束の形状を検
出する。そして、この検出結果から施封の異常を判定す
る。
【0014】第2の発明の券類搬送施封装置では、券類
の施封束をコンベアに載せて所定の方向に運ぶ。コンベ
アの上方のシャッタを閉成して施封束を所定位置に一旦
止めた後、シャッタを開放して施封束を動かしながら、
第1センサの出力により施封束の長さを検出し、第2セ
ンサの出力により施封束からの券類はみ出しを検出す
る。そして、これら検出結果から施封の異常を判定す
る。
【0015】第3の発明の券類搬送施封装置では、券類
の施封束をコンベアに載せて所定の方向に運ぶ。コンベ
アの上方のシャッタを閉成して施封束を所定位置に止
め、第1センサの出力により施封束の長さを検出し、第
2センサの出力により施封束からの券類はみ出しを検出
する。そして、これら検出結果から施封の異常を判定す
る。さらに、シャッタを開放して施封束を動かしなが
ら、第1センサおよび第2センサの出力により施封束の
形状を検出する。この検出結果から施封の異常を判定す
る。
【0016】第4の発明の券類搬送施封装置では、券類
の施封束を傾斜状のコンベアに載せて下方側に運ぶ。コ
ンベアへの施封束の載置を第3センサで検知するように
しており、その検知時、コンベアに対応する位置のシャ
ッタを閉成した状態でコンベアを一定時間動作させ、そ
の一定時間において第2センサの出力により施封束から
の券類はみ出しを検出する。また、一定時間の経過後、
第1センサの出力により施封束の長さを検出する。これ
ら検出結果から施封の異常を判定する。この判定で異常
がないとき、シャッタを開放してコンベアを動作させな
がら、第1センサおよび第2センサの出力により施封束
の形状を検出する。そして、この検出結果から施封の異
常を判定する。
【0017】第5の発明の券類搬送施封装置では、券類
の施封束を傾斜状のコンベアに載せて下方側に運ぶ。コ
ンベアへの施封束の載置を第3センサで検知するように
しており、その検知時、コンベアに対応する位置のシャ
ッタを閉成した状態でコンベアを一定時間動作させ、そ
の一定時間において第2センサの出力により施封束から
の券類はみ出しを検出する。また、一定時間の経過後、
第1センサの出力により施封束の長さを検出する。これ
ら検出結果から施封の異常を判定する。この判定で異常
がないとき、シャッタを開放してコンベアを動作させな
がら、第1センサおよび第2センサの出力により施封束
の形状を検出する。そして、この検出結果から施封の異
常を判定する。この判定で異常がないとき、第1セン
サ、第2センサ、および第3センサの出力により券類の
脱落を検出する。
【0018】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。図3に示すように、券類搬送施封装置
は、前処理部1、取出部2、搬送路3、検知部4、区分
器5、搬送路6,7、排除券集積部8、区分器9、搬送
路10,11、正券集積部12、施封部13、把検査部
14、大束施封部15、損券集積部16、および裁断部
17を備える。
【0019】前処理部1には、多数枚の券類Pが投入さ
れる。投入される券類Pは、あらかじめ1束ずつ紙帯で
施封されている。1束は10把の集合からなり、1把は紙
帯で施封された 100枚からなる。前処理部1は、これら
施封を解除し、 100枚ずつを次の取出部2に供給する。
【0020】取出部2は、供給される券類Pを一枚ず
つ、搬送路3に送り出す。搬送路3は一対のベルトで券
類Pを挟持搬送する。検知部4は、搬送路3上の券類P
が、再度の流通が可能な正券であるか、排除すべき排除
券であるか、それとも損傷のひどい損券(廃棄券)であ
るかを検知し、その検知結果に応じた行先指示を区分器
5,9に与える。
【0021】区分器5は、搬送されてくる券類Pを検知
部4からの行先指示に従って搬送路6,7のどちらか一
方に振り分ける。搬送路6,7は、それぞれ一対のベル
トで券類Pを挟持搬送する。排除券集積部8は、搬送路
6により搬送されてくる券類P(排除券)を集積する。
区分器9は、搬送されてくる券類Pを検知部4からの行
先指示に従って搬送路10,11のどちらか一方に振り
分ける。
【0022】正券集積部12は、搬送路10により搬送
されてくる券類P(正券)を集積する。施封部13は、
正券集積部12内の券類Pを 100枚ずつ紙帯で施封す
る。この施封による束を1把と称する。把検査部14
は、施封部13で作られた把(以下、施封束と称する)
を受取って施封の状態が正しいかどうか検査し、正しい
ものだけ次の大束施封部15に送る。
【0023】大束施封部15は、把検査部14から送ら
れる施封束を10把分まとめて紙帯で施封し、1束にまと
める。損券集積部16は、搬送路11により搬送されて
くる券類P(廃棄券)を集積する。裁断部17は、損券
集積部15内の券類Pを裁断する。
【0024】把検査部14の具体的な構成を図1および
図2に示している。施封部13で作られた施封束はレシ
ーバ21に受取られ、そこからコンベア22に載置され
る。
【0025】コンベア22は、互いに離間する3本の環
状のベルト22a,22a,22aをそれぞれ一対のロ
ーラ22b,22bに掛け渡し、かつ各ベルト22aの
回転方向に沿って傾斜状に設けたもので、各ローラ対を
モータ駆動することにより、各ベルト22a上に載置さ
れる券類Pの施封束を下方側に運ぶ働きをする。施封束
は、紙帯Lで巻かれている。
【0026】コンベア22と対応する上方位置にシャッ
タ24が開閉自在に設けられる。このシャッタ24は、
モータ駆動で開閉するもので、閉成によりコンベア22
上の施封束を受け止めて所定位置に止め、開放により施
封束の動きを許容する。
【0027】レシーバ21からコンベア22への施封束
の載置は、施封束の短手方向がコンベア22の運び方向
と一致する状態に、すなわち施封束の長手方向の一辺が
シャッタ24に当接する状態に、行なわれる。
【0028】レシーバ21の近傍に、発光素子25aお
よび受光素子25bからなる第4センサ25が設けられ
る。この第4センサ25は、レシーバ21上の施封束を
光学的に検知する。
【0029】コンベア22の近傍に、発光素子26aお
よび受光素子26bからなる第3センサ26が設けられ
る。この第3センサ26は、コンベア22への施封束の
載置を光学的に検知する。
【0030】コンベア22およびシャッタ24の近傍
に、発光素子27aおよび受光素子27bからなる第1
センサ27が二つと、発光素子28aおよび受光素子2
8bからなる第2センサ28が二つ設けられる。
【0031】各第1センサ27は、コンベア22の運び
方向においてシャッタ24より上流側に、かつコンベア
22の運び方向と直交する方向にライン状に設けられ、
コンベア22上の券類P、具体的には施封束の長手方向
の両端位置を光学的に検知する。各第1センサ27の受
光素子27bは、多数の素子をライン状に配列したいわ
ゆるラインアレーであり、約 5mmの幅を有している。
【0032】各第2センサ28は、コンベア22の運び
方向においてシャッタ24より下流側に、かつコンベア
22の運び方向と直交する方向に互いに離間して設けら
れ、コンベア22上の券類P、具体的には施封束からの
券類はみ出しを検知する。
【0033】制御回路を図4に示す。制御部30に、前
処理部1、取出部2、搬送路3、検知部4、区分器5、
搬送路6,7、排除券集積部8、区分器9、搬送路1
0,11、正券集積部12、施封部13、把検査部1
4、大束施封部15、損券集積部16、裁断部17、ク
ロック回路31、ROM32、およびタイマ33が接続
される。
【0034】クロック回路31は、時間制御用のクロッ
ク信号を発する。ROM32は、制御用プログラムを記
憶している。タイマ33は、各種時間制御に用いられ
る。制御部30は、つぎの機能手段を備える。
【0035】[1]第4センサ25がレシーバ21上の
施封束を検知したとき、シャッタ24を閉成する手段。 [2]レシーバ21からコンベア22への施封束の載置
が第3センサによって検知されたとき、シャッタ24を
閉成した状態でコンベア22を一定時間動作させる手
段。
【0036】[3]上記一定時間において各第2センサ
28の出力により施封束からの券類はみ出しを検出する
手段。 [4]上記一定時間の経過後、第1センサの出力により
施封束の長さを検出する手段。
【0037】[5]これら検出結果から施封の異常を判
定する手段。 [6]この判定で異常がないとき、シャッタ24を開放
してコンベア22を動作させながら、各第1センサ27
および各第2センサ28の出力により施封束の形状を検
出する手段。
【0038】[7]この検出結果から施封の異常を判定
する手段。 [8]この判定で異常がないとき、各第1センサ27、
各第2センサ28、第3センサ26、および第4センサ
25の出力により、券類Pの脱落を検出する手段。
【0039】つぎに、上記の構成の作用について図5の
フローチャートを参照しながら説明する。施封部13で
作られた施封束はレシーバ21に受取られる。このと
き、レシーバ21上の施封束が第4センサ25で検知さ
れて、シャッタ24が閉成される。そして、レシーバ2
1からコンベア22に施封束が載置されると、その施封
束が第3センサ26で検知されて、コンベア22が一定
時間動作する。
【0040】コンベア22が動作すると、コンベア22
上の施封束が下方側に運ばれ、施封束の長手方向の一辺
が閉成状態のシャッタ24に当接して受け止められる。
この当接のままコンベア22の動作がしばらく続くこと
により、シャッタ24の手前の所定位置において施封束
の姿勢が整えられる。
【0041】このコンベア22の動作中、各第2センサ
28の出力により、施封束からの券類はみ出しが検出さ
れる。たとえば、施封束のいずれかの券類Pがシャッタ
24側にはみ出していれば、そのはみ出し部分が各第2
センサ28の少なくとも一方で検出される。このとき、
施封に異常があるとの判定が下される。
【0042】券類はみ出しが検出されないまま上記一定
時間が経過してコンベア22の動作が停止すると、各第
1センサ27の出力により施封束の長手方向の長さが検
出される。この検出された長さとあらかじめ決められた
規定値とが比較され、長さが規定値より大きければ、施
封に異常があるとの判定が下される。
【0043】検出された長さ規定値内に収まっていて、
しかも第4センサ25がレシーバ21における券類Pの
残留を検知していなければ、シャッタ24が開放され、
かつコンベア22が動作する。このシャッタ24の開放
とコンベア22の動作により、今まで所定位置に止まっ
ていた施封束が下方へと流れ始める。
【0044】この施封束の移動に伴って各第1センサ2
7および各第2センサ28の出力が監視され、施封束の
略全域を対象に、長手方向の長さおよび短手方向の長さ
がそれぞれ検出される。そして、これら検出結果が逐次
に規定値と比較される。
【0045】各検出結果のいずれかが規定値より大きけ
れば、施封に異常があるとの判定が下される。各検出結
果がいずれかも規定値を超えないまま、施封束の排出に
必要な一定時間が経過すると、最後に、各第1センサ2
7、各第2センサ28、第3センサ26、および第4セ
ンサ25の出力が監視される。これにより、券類Pの脱
落が検出される。
【0046】たとえば、施封束から何枚かの券類Pが脱
落して、それがレシーバ21やコンベア22に残留する
ことがある。これを各センサで検出するのである。実際
に脱落が検出されと、施封に異常があるとの判定が下さ
れる。
【0047】施封に異常のあった施封束は、搬送ルート
から外され、大束施封部15に送られない。このよう
に、施封束をシャッタ位置に止めた状態で施封束の形状
を検出するだけでなく、施封束を移動しながら施封束の
形状を検出することにより、施封の異常を施封束の全域
にわたって検出こることができる。これにより、把検査
部14の信頼性が向上する。
【0048】
【発明の効果】以上述べたように、第1ないし第5の発
明のいずれの券類搬送施封装置も、施封束を移動しなが
ら施封束の形状を検出する構成としたので、施封の異常
を施封束の全域にわたって検出でき、信頼性の向上が図
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例における把検査部の具体的な構成図。
【図2】図1を上方から見た図。
【図3】同実施例の全体的な構成図。
【図4】同実施例の制御回路の構成図。
【図5】同実施例の作用を説明するためのフローチャー
ト。
【符号の説明】
1…前処理部1、2…取出部、3…搬送路、4…検知
部、5…区分器、6,7…搬送路、8…排除券集積部、
9…区分器、10,11…搬送路、12…正券集積部、
13…施封部、14…把検査部、15…大束施封部、1
6…損券集積部、17…裁断部、21…レシーバ、22
…コンベア、22a…ベルト、22b…ローラ、24…
シャッタ、25…第4センサ、26…第3センサ、27
…第1センサ、28…第2センサ、30…制御部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 券類を搬送して集積し、集積した券類
    を帯で施封する券類搬送施封装置において、 券類の施封束を載せて所定の方向に運ぶコンベアと、 このコンベアの上方に開閉自在に設けられ、閉成により
    コンベア上の施封束を受け止めて所定位置に止め、開放
    により施封束の動きを許容するシャッタと、 このコンベア上の施封束を閉成により受け止めて所定位
    置に止め、開放により施封束の動きを許容するシャッタ
    と、 前記コンベアの運び方向と直交する方向にライン状に設
    けられ、コンベア上の券類を検知する第1センサと、 前記コンベアの運び方向において前記シャッタより下流
    側に設けられ、コンベア上の券類を検知する第2センサ
    と、 前記シャッタを閉成して施封束を所定位置に一旦止めた
    後、シャッタを開放して施封束を動かしながら、前記第
    1センサおよび第2センサの出力により施封束の形状を
    検出する手段と、 この検出結果から施封の異常を判定する手段と、 を具備したことを特徴とする券類搬送施封装置。
  2. 【請求項2】 券類を搬送して集積し、集積した券類
    を帯で施封する券類搬送施封装置において、 券類の施封束を所定の方向に運ぶコンベアと、 このコンベアの上方に開閉自在に設けられ、閉成により
    コンベア上の施封束を受け止めて所定位置に止め、開放
    により施封束の動きを許容するシャッタと、 前記コンベアの運び方向と直交する方向にライン状に設
    けられ、コンベア上の券類を検知する第1センサと、 前記コンベアの運び方向において前記シャッタより下流
    側に設けられ、コンベア上の券類を検知する第2センサ
    と、 前記シャッタを閉成して施封束を所定位置に一旦止めた
    後、シャッタを開放して施封束を動かしながら、前記第
    1センサの出力により施封束の長さを検出し、前記第2
    センサの出力により施封束からの券類はみ出しを検出す
    る手段と、 これら検出結果から施封の異常を判定する手段と、 を具備したことを特徴とする券類搬送施封装置。
  3. 【請求項3】 券類を搬送して集積し、集積した券類
    を帯で施封する券類搬送施封装置において、 券類の施封束を載せて所定の方向に運ぶコンベアと、 このコンベアの上方に開閉自在に設けられ、閉成により
    コンベア上の施封束を受け止めて所定位置に止め、開放
    により施封束の動きを許容するシャッタと、 前記コンベアの運び方向と直交する方向にライン状に設
    けられ、コンベア上の券類を検知する第1センサと、 前記コンベアの運び方向において前記シャッタより下流
    側に設けられ、コンベア上の券類を検知する第2センサ
    と、 前記シャッタを閉成して施封束を所定位置に止め、前記
    第1センサの出力により施封束の長さを検出し、前記第
    2センサの出力により施封束からの券類はみ出しを検出
    する手段と、 これら検出結果から施封の異常を判定する手段と、 前記シャッタを開放して施封束を動かしながら、前記第
    1センサおよび第2センサの出力により施封束の形状を
    検出する手段と、 この検出結果から施封の異常を判定する手段と、 を具備したことを特徴とする券類搬送施封装置。
  4. 【請求項4】 券類を搬送して集積し、集積した券類
    を帯で施封する券類搬送施封装置において、 傾斜状に設けられ、券類の施封束を載せて下方側に運ぶ
    コンベアと、 このコンベアと対応する位置に開閉自在に設けられ、閉
    成によりコンベア上の施封束を受け止めて所定位置に止
    め、開放により施封束の動きを許容するシャッタと、 前記コンベアの運び方向と直交する方向にライン状に設
    けられ、コンベア上の券類を検知する第1センサと、 前記コンベアの運び方向において前記シャッタより下流
    側に設けられ、コンベア上の券類を検知する第2センサ
    と、 前記コンベアへの施封束の載置を検知する第3センサ
    と、 この第3センサが施封束の載置を検知したとき、前記シ
    ャッタを閉成した状態で前記コンベアを一定時間動作さ
    せる手段と、 前記一定時間において前記第2センサの出力により施封
    束からの券類はみ出しを検出する手段と、 前記一定時間の経過後、前記第1センサの出力により施
    封束の長さを検出する手段と、 これら検出結果から施封の異常を判定する手段と、 この判定で異常がないとき、前記シャッタを開放して前
    記コンベアを動作させながら、前記第1センサおよび第
    2センサの出力により施封束の形状を検出する手段と、 この検出結果から施封の異常を判定する手段と、 を具備したことを特徴とする券類搬送施封装置。
  5. 【請求項5】 券類を搬送して集積し、集積した券類
    を帯で施封する券類搬送施封装置において、 傾斜状に設けられ、券類の施封束を載せて下方側に運ぶ
    コンベアと、 このコンベアと対応する位置に開閉自在に設けられ、閉
    成によりコンベア上の施封束を受け止めて所定位置に止
    め、開放により施封束の動きを許容するシャッタと、 前記コンベアの運び方向と直交する方向にライン状に設
    けられ、コンベア上の券類を検知する第1センサと、 前記コンベアの運び方向において前記シャッタより下流
    側に設けられ、コンベア上の券類を検知する第2センサ
    と、 前記コンベアへの施封束の載置を検知する第3センサ
    と、 この第3センサが施封束の載置を検知したとき、前記シ
    ャッタを閉成した状態で前記コンベアを一定時間動作さ
    せる手段と、 前記一定時間において前記第2センサの出力により施封
    束からの券類はみ出しを検出する手段と、 前記一定時間の経過後、前記第1センサの出力により施
    封束の長さを検出する手段と、 これら検出結果から施封の異常を判定する手段と、 この判定で異常がないとき、前記シャッタを開放して前
    記コンベアを動作させながら、前記第1センサおよび第
    2センサの出力により施封束の形状を検出する手段と、 この検出結果から施封の異常を判定する手段と、 この判定で異常がないとき、前記第1センサ、第2セン
    サ、および第3センサの出力により券類の脱落を検出す
    る手段と、 を具備したことを特徴とする券類搬送施封装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008276420A (ja) * 2007-04-26 2008-11-13 Oki Electric Ind Co Ltd 紙幣整理装置
JP2014081678A (ja) * 2012-10-12 2014-05-08 Laurel Precision Machines Co Ltd 紙幣処理装置

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